兵ブロガーバックナンバー(2011年10月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2011年10月

2011/10/31

しーさん

ハロウィン効果

本日はハロウィンの日。海外ではかぼちゃ一色に染まるのでしょうが、
日本ではいまいち盛り上がりにかけているような気がします。

私もどうもこのお祭りには嵌る気になれず、
毎年「ふーん」という雰囲気で見ているだけなのですが、
海外では意気込みが違うのでしょうね。

相場の世界にはハロウィン効果という言葉がありますが、
11月から5月にかけて株価上昇というアノマリーがある
という効果だそうです。

最近は株価が上昇するとドルが売られる相関関係となっていますが、
ダウ平均は10月に底を打って以来上昇傾向にあるので、
多少の誤差はありますがこのアノマリーに適合しつつあるのかも知れませんね。

さて今週は各国政策金利から米雇用統計までイベント盛りだくさんの週となりますが、
先週のユーロやオージーなどリスク資産の買い戻し相場の後の月曜日ですので、
一旦調整となる点を注意しておきたいところです。

またドル円については早朝から史上最高値を更新し、75円32銭まで下落。
ますます介入警戒感が増していますが、日経平均は9,000円を回復してきており、
株価総崩れという状況ではないので当局としては難しい判断を迫られそうです。

・・・ですが、本日の10時30分頃にドル円が急上昇。
当局の介入により78円台まで押し上げられました。
これまでは介入前の水準から3円が目処でしたので、
80円付近までの押し上げ介入は厳しいかと思われますが、
これで売りたい人が一気に売れる状況になったものの、
今後は再び円買い勢に対抗できるかが焦点となりそうです。

またユーロ圏についても依然として新たな材料がでてくれば急落する可能性を
残している状態だと思いますが、悪材料がなければ押し目を拾いにいき、
リスク資産に資金が戻る波に乗りたいと思います。

2011/10/26

とあるエンジニアKさん

円高介入迫る相場

本日(10/26)は、とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

ペナントレースもレギュラーシーズンが終了し、上位に残ったチームは
クライマックスへ。そうではないチームはストーブリーグを開始しました。
我らが横浜ベイスターズは例によっていつもの定位置に収まり、昨年に引き続き
主力選手の去就問題、チームの身売り問題などで紙面をにぎわせております。

今回はチーム名が変わるほどの大きなインパクトを持つもので、
新たなチームオーナーはとあるインターネット関連企業です。
日本のプロ野球の場合、球団オーナーには中長期的観点からの球団経営が求められ、
新たなオーナーも所持してしばらくの間は「球団を所持」することが前提となります。
新たなオーナーには是非ともチーム強化に努めてもらい、
来年への希望を持たせてほしいものです。

【本日の注目指標策】
本日の指標は小粒。
特に相場を動かすような事態とはならないでしょう。

【本日の戦略】
今週は円が為替相場の主役に躍り出ました。
ドル円は75円台前半まで円が上昇し、史上最高値を更新しました。
背景としては欧州財政不安、米国金融緩和などありましょうが、
やはりなにも具体的な対策がとられない円に対して、
投機マネーが流れ込んでいるようにも見受けられます。

投機的な動きに対しては「断固たる措置をとる」としておりますが、
結局のところ口先介入となっているためか、相場は願として動かず、
今の水準が続き、ついには75円という鉄壁のサポートラインを崩そうとしております。
今後政府が取る対策として明言されているのは追加金融緩和政策。
現在50兆円に設定されている国際や社債買い入れ基金を、5兆円程度上積みする模様。
これによって企業や家計の消費マインドを向上させる狙いがあるのだとか。

より具体的な「介入」という手段を求めたいところですが、
ここまで来ても介入に踏み切れないでいるのは諸問題あるかと思いますが、
やはり日本のような大国にとっておいそれと介入を行うと、
為替相場の自由に対する挑戦であるとの見方が一つの理由を占めているのかと。
スイスのように小国で経済規模がさほど大きくない国は一国による介入は
許容されましょうが、日本のように世界の中で大きな地位を占め、介入による
インパクトが大きい国は他国にとって許されないものと映ってしまうのでしょう。

今後もその日本政府及び日本銀行の動きに注目したいところです。

一方、いまだ継続中であるのが欧州金融危機。
毎週のように新たな支援策や合意についてのニュースが流れ、
根本的な解決にはいたらないというのが昨今の流れ。
円の介入問題と同様に、こちらの問題も投機筋にとっては絶好のチャンス。
ボラティリティが高く、相場が急変動する恐れがあります。
従って、我々のような個人投資家が勝ち馬に乗るにはやはり「情報」が重要。
無駄な情報に流され、踊らされることなく相場に臨むのが今の相場を乗り切る
糧かと思われます。

2011/10/25

しましまさん

リスク選好の動き、ドル売られる

昨日は、欧州債務問題解決への期待やキャタピラーの好決算等を受け
NYダウは大幅続伸、商品相場も堅調な流れとなり、為替市場もリスク選好の
ドル売りの動きが進みました。

ユーロドルは1.3956ドルの高値を付け、また、商品相場が堅調だったことから
オージーは対米ドルで一時1.05ドルの高値を付けるなど強い動きとなりました。
ドル円は、ドル売りの動きが進んだことで一時76円を割り込む動きも
ありましたが、そこでは反発し76円台前半へ戻しました。
 
本日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。

21:30:加・8月小売売上高
22:00:BOC政策金利発表
23:00:米・10月消費者信頼感指数
 
政策金利関連では、BOC政策金利発表が予定されています。
政策金利は1.00%での据え置きが確実視されています。
 
23時に発表される米・10月消費者信頼感指数の市場予想は46.0となっています。
また、今日は2年債350億ドルの米国債入札が予定されており、入札を受けての
米長期金利の動向にも注意しておきたいです。
 
昨日のドル円は、東京午前に安住財務相の円高牽制発言を受け76.48円まで上昇するも、
そこからはじりじりと下落し76円台前半での軟調な推移となりました。
NY時間には76円を割れる動きもありましたが、76円では確りサポートされ底堅く推移し、
76円台前半に戻しました。今日も76円台前半で小動きですが、ここから堅調な流れと
なると、まず76円台中盤へ戻すことができるか、強い動きとなれば76円台後半〜77円を
目指し上昇できるかを見たいです。

一方、軟調な流れとなると昨日のように76円がサポートとなるか、
割れても21日の史上最安値75.78円までにはなんとか止まり、
最安値更新を阻止することができるかに注目です。

昨日のユーロドルは、1.38ドル台前半〜1.39ドル台中盤のレンジを上下する
神経質な動きで、NY時間はリスク選好のドル売の動きが進んだことで
1.38ドル台前半から1.3956ドルまで上昇し、1.39ドル台を維持したまま引けました。

今日もやや下向きながらも1.39ドル台を維持していますが、ここから堅調に推移すると、
昨日の高値1.3956ドルを越えて1.4ドルの大台を目指し上昇できるかを見たいです。
一方、軟調な流れとなり1.39ドルを明確に割れると、50日線1.3828ドル〜1.38ドル
付近への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2011/10/24

為替見習さん

EU首脳会談を控えた「リスク回避or選好」の動きとドル円史上最安値更新に注目

今日の為替相場は、朝のオープン時に少し窓が開いた通貨もありましたが
全体的に変動率が低く明確な方向性がない状態でスタートしていますね。

先週金曜NY終値時点から月曜10時までの対円変動率・力関係を見てみても
NZDが0.20%、USDが0.18%、GBPが0.15%、CADが0.14%、
CHFが0.02%、AUDが-0.01%、EURが-0.08%となっていて
力関係は【NZD>USD>GBP>CAD>CHF>JPY>AUD>EUR】という形に。

先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が
【CHF>NZD>AUD>GBP>JPY>EUR>CAD>USD】でしたから
ドルやカナダが弱い位置から強い位置に変化していることに加えて
スイスや豪ドルが位置を落としていることが見てとれますが
まだ変動率が低いため明確な方向性は出ていません。

続いて10時時点のテクニカル状況ですが、ドル円の短期は明確な下向き。
クロス円ではポンドとスイスの短期が弱いながらも上向きですが、
それ以外はフラットとなっていてドル円を除き方向性は乏しく
攻める決め手に欠ける状態となっています。

今後のポイントは円、ドルを軸とした力関係・テクニカル変化で
ここから円が買われる展開に変化した場合には、
全体的に短期トレンドが悪化することになりますし、
ドル円以外も短期が下向きになればショートのチャンスとなります。

逆に円が売られる展開となった場合には各通貨の短期は回復して
明確な上向きになるものが出てくることになりますので
順張りロングのチャンスとなるわけですね。

特に今日は夕方以降ドイツとユーロ圏のPMI製造業速報、PMIサービス業速報、
プラートECB専務理事の講演を控えユーロ軸の動きが出る可能性もありますし
先週金曜に史上最安値を更新したドル円の動きをはじめとして
26日にEU首脳会談を控えて各通貨ともに神経質な展開となりそうなので
取引する場合は早い決済を心がけてポジションを残すリスクを消したいところ。

また想定以上の動きが出ることも考えて、資金管理はいつも以上に万全にし
低リスクな状態であれば攻め、そうでなければ無理せず様子見するなど
精神面のコントロールも万全にしておきたいですね。

個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して
力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。

また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて最も低リスクなものを選択。

そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして
事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、
自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2011/10/20

ダメおやじさん

ユーロドルの噴き値売り!

こんにちはダメおやじです。

連日、ユーロドルは乱高下を繰り返し市場はユーロドルの動きに
翻弄されていますね。

独仏がEFSF債拡大で合意報道やEU首脳会議期待で買われたかと思うと
EFSE債の規模拡大が予想より少ないとの観測や独仏の対立観測から
一転して下落と期待や失望で上下に振れてます。
独仏首脳会談期待という言葉も何10回も聞きましたが未だに進展も
してないようで欧州不安の根深さが感じられます。

要するに欧州問題を落ち着かせるにはお金が必要ですが独以外は
お金がなく独も国民が反対で安易に出資が出来ない状況です。

全てが先送りされており仏の格下げ見通しも有ることから一度大きく
下げる場面は有ると見ています。

目先的には17日の1.3914は抜けないと見て1.38、或いは1.3850までの
戻りが有れば1.3914越えストップで売りが良さそうです。
ただ下値も1.37割れは押し目を買われそうで特に1.3650は強力な
サポートラインでアジア系ソブリンの買いが出る可能性も有るため
噴き値を売り突っ込みは利を取るのが良さそうですね。

安値売り、高値買いは直ぐストップを取られる状況です。 ドル円やポンド円が値動きが少ない以上、ユーロドルに人気がでるのは 仕方がないですがリスクも高いことを充分認識して臨みたいです。 本日は米フィリーや中古住宅など動く指標も有りますが、 最近は要人発言や株価に連動した動きとなっています。 朝は少し冷え込み、昼は夏を思わせる気候で体調を崩しやすいので 気をつけて頑張りましょう。

2011/10/19

しーさん

ユーロは右往左往

先週まではユーロのショートカバーが優勢な展開でしたが、
今週に入り期待されていた23日(日)のEU首脳会議では問題が
一気に解決することはないという発言からセンチメントががらりと変わり、
月曜日以降頭打ちの形となっています。

昨日までの相場を調整と考えると本日は揉み合いからやや上昇して天井を試す
というパターンと、昨日は調整ではなく買い戻し組の再度の新規売りと
新規買い組の利益確定売りが入り交じった再下落というパターンの2つが
考えられます。

イベント的には英BOE議事録や米CPIなどがありますが、
どちらかといえばそういった指標はその場限りの反応にとどまり、
ユーロ圏の動向如何でどうとでもなる相場なのではないかと思います。

どちらに転ぶかわかりにくくなっていますが、どちらかといえば下ということで
ユーロドルについては1.4000をバックにした戻り売り姿勢は継続したいと思います。

1.38中盤にも達しないようであれば天井が崩れてきたということで
戻りレベルを徐々に下げてユーロ売り狙いでいきたいと思います。

またドル円については76円中盤の堅いラインまで戻ってきました。
先日一瞬だけ下抜けしましたが、ここから引き続き底堅く推移するようであれば、
10〜20pipsの買い回転がしやすい相場でもありますので、
打診的に仕掛けていきたいと思います。

2011/10/18

ZEROさん

ショイブレ独財務相発言、EU首脳会議で「最終的な解決策は打ち出されない」

17日の欧米時間には独のショイブレ財務相が23日EU首脳会議で
「最終的な解決策は打ち出されない」と発言したことを受けてユーロが下落、
欧米株も大幅下落して引けています。もともとEU首脳会議の日程を1週間延ばし、
時間を与えることで解決策をしっかりと打ち出すという流れになっていたため
ネガティブサプライズとなりました。

NY時間には米金融機関決算や米経済指標が発表されたもののショイブレ発言が
すべてとなってしまいました。
この先はユーロも株価も奈落の底ではなく、揉み合いを予想しています。

本日は中国GDPなど中国関連の経済指標と米企業決算に注目しておきます。
他では昨日材料になった欧州要人発言に注目、ユーロ相場はユーロ円105円、
ユーロドル1.37レベルの10/12に抵抗線になっていたところをサポートできるかに
注目しておきまが、方向感でにくく難しいイメージで見ています。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2011/10/14

とあるエンジニアKさん

G7後の相場

本日(10/14)は、とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。
私ごとではありますが、3週間ぶりに帰国しました。
ちょうど一ヶ月前に日本を出発しましたが、季節の変わりようにびっくりしました。
9月から10月。
時々暖かい日はあれど、秋が日に日に深まっております。

それにしても海外のお金というのは普段使用している日本のお金と比べると
どうしても価値がわからなくなってしまいます。
日本のお金は普段触れているだけあって、それなりの重みを感じ、皆さん大切に
扱おうとするので高額紙幣ほどきれい。
一方で海外のお金はそんなこともお構いなしだし、更には少額紙幣なるものが存在し、
この扱いは非常にぞんざい。

こんな時なつくづく単なる紙に価値を与えて皆でありがたがっていることが改めて
すばらしいシステムであると関心してしまいます。

【本日の注目指標策】
本日の指標として注目したいのはNY時間に発表される米国小売売上。
米国の消費動向としてダイレクトに反映されるこの指標。
為替相場に直接影響を与えるというよりは、この指標によってダウ平均を動かし、
結果として為替相場を動かすというパターンかと思われます。 【本日の戦略】 まだまだギリシャ問題が継続しております。 返還期限だ、議会承認だ、なんだかんだとなかなか終息することは難しいようです。 先だってスロバキアがギリシャ支援に対する議会(EFSF拡充)決議を否決する事態と なりました。 すでに首脳会談においては合意がなされていたようでしたが、 野党が反対を投じ、本案が否決されたようです。 やはりドイツと同様に、他国の支援に消極的なのはどちらも同じか。 更にスロバキアの場合はギリシャよりも更に小さな経済規模。 自分より大きな国に支援を行うことに対して納得いかないのは当然のことかと 思われます。 このESFS拡充は参加加盟国すべての議会承認がとれることで発動となるのですが、 唯一否認された国となり、当然ながらひっくり返る懸念がありました。 が、このスロバキアによる反対は予想されていた事態なのか、 相場への影響はさほど大きなものではありませんでした。 最終的にはこのスロバキアも承認。ESFS拡充のお膳立てが成り立ったようです。 さて、時を同じくして欧州で開催されるのはG20。 本日欧州時間より開催され、明日閉幕の予定です。 今回は首脳会談ではなく、財務相・中央銀行総裁会議。 全国銀行協会会長の談によれば、前述のESSFやG20などで今回のギリシャ問題は 解決するであろうとの見方であり、それだけ期待がなされている会合です。 一方で今回は閣僚級の会合であることから、 「重大発表は予想していない。閣僚は首相より前にでることはしない」 として、今回のサミットを11月に行われるG20首脳会談で最終決定される」 と報道された発言もあります。 いずれにせよ、最近の混乱相場においてはどのようなニュース、 発言、動向が相場に影響を与えるかがわからない状況。 ロンドン時間からNY時間にかけ、急激に相場が動くような事態があれば、 G20会合からのニュースであることが予想されます。 本日の相場はこのG20をにらんだ動きとなりそうです。 また、会合は明日も継続することから、明日の最終発表によって相場が 動く可能性は十二分にあり、月曜日相場の窓開け、動乱に注意が必要です。 それでは本日一日頑張り、良い週末を迎えましょう。

2011/10/13

しましまさん

欧州債務懸念後退からリスク選好の流れに

昨日は、スロバキア議会でEFSF機能拡充案が可決される可能性が高まった
ことなどから欧州債務懸念が後退し、リスク選好の円売り・ドル売りの
動きが急激に進みました。
ドル円は一時77.48円の高値を付け、ユーロドルは1.3833ドルまで大幅上昇、
クロス円もユーロ円が107.04円、ポンド円が122.36円、オージー円が
78.97円まで上昇するなど非常に強い動きとなりました。
本日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。

17:30:英・8月商品貿易収支
21:30:米・8月貿易収支
21:30:米・新規失業保険申請件数
 
米・新規失業保険申請件数は市場予想40.5万件となっています。
また、今日はJPモルガン・チェースの決算発表や30年債130億ドルの
米国債入札が予定されています。 

昨日のドル円は、欧州時間にリスク選好のドル売りの動きから一時76.31円まで
下落するも、その後は円売りの強まりから反発し、NY序盤には77円台へ乗せ
77.48円まで上昇しました。
今日は、昨日の高値からは下落するも今のところ77円台前半を守っています。
ここからも77円台を維持し堅調な流れとなれば、昨日の高値77.48円付近まで
上昇できるか、そして9月9日の高値77.85円を越えていく動きとなれるかを
見たいです。

一方、77円を大きく割り込む軟調な流れとなると、再び76.50円付近への
下落となりそうです。

昨日のユーロドルは、リスク選好のドル売り・円売りの動きが急激に進んだ
ことで大幅上昇し欧州時間には1.37ドル台へ上昇、そしてNY時間には
1.3833ドルの高値をつけました。
今日は1.38ドルを割り込み1.37ドル台後半で推移しています。
ここから再び1.38ドル台へ乗せる堅調な流れとなると、50日線1.3827ドル〜
昨日の高値1.3833ドルを越え、9月15日の高値1.3936ドルを目指し
上昇できるかを見たいです。

一方、軟調な流れとなると1.37ドル付近で止まれるか、まだ下へ行くと
1.36ドル〜1.35ドル台後半までの下落も考えられます。
では、今日も頑張りましょう!

2011/10/12

為替見習さん

円、ドルを軸とした「リスク回避」「リスク選好」の動きに注目

昨日の為替相場は、全体的に変動率が低い状態で推移しましたが
前日の円、ドル売りの流れを維持することはできず、円、ドルが強い位置に変化。
ある程度「リスク回避型」に近い位置関係となったこともあり
新たなトレンド形成とはなりませんでしたね。

ではまず月曜から火曜までの対円変動率・力関係をおさらいすると
火曜はUSDが-0.01%、EURが-0.07%、CADが-0.29%、AUDが-0.39%、
CHFが-0.55%、NZDが-0.57%、GBPが-0.58%となっていて
力関係は【JPY>USD>EUR>CAD>AUD>CHF>NZD>GBP】という形に。

月曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係が
【CHF>AUD>NZD>EUR>CAD>GBP>JPY>USD】でしたから
円、ドルが弱い位置から強い位置に変化したことが目立ちますし
その他にもポンドが弱い位置をキープしていることや
スイスが位置を落としたことなどが見て取れます。

続いて11時時点のテクニカル状況ですが、ドル円は短期がフラット、
クロス円ではポンドがフラットでその他は上向きとなっていますが
上向きのものも下の抵抗帯に入っていて方向性は乏しく
全体的に攻めるにはリスクが高い状況となっています。

今後のポイントは円、ドルを軸とした力関係・テクニカル変化で
ここから円が買われる展開が加速した場合には、
全体的に短期トレンドが悪化することになりますし、
短期が下向きになればショートのチャンスとなります。

逆に月曜のように円が売られる展開となった場合には
各通貨の短期は回復して明確な上向きになるものが出てくるため
順張りロングのチャンスとなるわけですね。

特に今日は英国の雇用統計やFOMC議事録を控えていますし
夜中にはトリシェECB総裁講演を控えギリシャ問題に関する動きで
力関係が明確に変化する可能性も十分あるといえますので
取引する場合は早い決済を心がけてポジションを残すリスクを消したいところ。

また想定以上の動きが出ることも考えて、資金管理はいつも以上に万全にし
低リスクな状態であれば攻め、そうでなければ無理せず様子見するなど
精神面のコントロールも万全にしておきたいですね。

個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して
力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。

また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて最も低リスクなものを選択。

そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして

事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、
自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2011/10/10

ダメおやじさん

ユーロドルの戻り売り 1.3150〜1.3600

こんにちはダメおやじです。
今週の記事にも書きましたが先週、米指標が概ね良く、週末の雇用統計が
良かったにも関わらずドル円は76.50円〜77円で膠着して動きません。

ドル円が動かないと私のメイン通貨のポンド円も動きが乏しく小幅の逆張りで
臨むしかなく市場の人気は動きの有るユーロドルに移るのは仕方がないことですね。

先週はギリシャ不安や欧州銀行の信用不安から1.3144まで下落しましたが要人発言や
ECBでのトリシェさんの銀行の資本増強、ECBが長期に渡る資金供給を拡大発言で
1.3524まで反発し安値売りの買戻しを誘いました。
しかし、フィッチがイタリア、スペインを格下げしたことで1.3360まで下落するなど
上下に振れてます。

1.3144から約3ポイント切り返した1.3524で目先の高値をだした可能性が強いと私は
見てますがユーロだけに安心は出来ず、上に抜けると日足25日移動平均線を捉える
1.3630までの上昇は考えられます。

下値は1.3250、1.3150は強力なサポートラインで噴き値は1.3550越えをストップで
売り1.33前後で利を取るというのが良いと思いますが、目先の改善策をだしても
欧州の根本的な問題は解決せず、1.30割れは必至と私は見ています。

今週も、株価や要人発言で乱高下すると思いますが、動きに振り回されないで
確りとした気持ちで臨みたいですね。

2011/10/07

しーさん

米雇用統計

昨日はECB政策金利とトリシェ総裁の記者会見がありました。

一部では0.5%の利下げをするのでは?という声もありましたが、
結果は据え置きということでこれまでのトリシェ総裁のインフレファイターぶりを
垣間見る結果となりましたが、直後はユーロ売りで反応し、
やはりユーロは下落する運命か、と思われました。

しかしその後のトリシェ総裁の記者会見後には徐々にユーロが買い戻され、
ユーロドルは1.34台にまで回復してきました。

BOEが資産購入枠を増額するという量的緩和を行うこと決め、
ポンドが売られユーロが買われるという状況になりました。

またユーロスイスでは下限ラインをさらに引き上げるという噂もあり、
ユーロが買われやすい状況になっているのかも知れません。

さて本日は当然ながら米雇用統計に注目が集まります。
今週の2回のISMではそれぞれ事前予想より良い結果となりましたが、
内訳の雇用指数をみると先月の51.6から3ポイントほど下げて48.7。

連日のように行われているアメリカ国内でのデモはついにすべての州にまで発展し、
雇用改善や貧富の差をなくす政治が求められています。

一方9月にオバマ大統領から提言のあった雇用改善策は依然として
足踏み状態であり、なかなか前に進んでいかない状況です。

そんな中での今回の雇用統計ですが、先日のADP雇用統計が予想より
良かったとはいえ本番のNFPも良くなるとは限りません。

中央値は6.0万人増となってはいますが、10万人を越えるようであれば
サプライズとなりクロス円の上昇が期待できるでしょう。

一方予想より少ない数字となった場合は引き続き悲観的な相場となり、
再びリスク回避的な動きもでてくると思われます。

とりあえず東京タイムは静観し、雇用統計発表後にユーロ買いの流れが
止まるのを確認してからユーロ売りを仕掛けたいと思います。

2011/10/06

ZEROさん

ECBトリシェ総裁会見後、ユーロの値動きに注目

今週のユーロ相場は、フランス・ベルギー金融グループ「デクシア」を中心に
不安が高まり軟調にスタートしました。

昨日までに資本注入など救済策が協議されユーロドル相場は1.33台、
ユーロ円相場は102円台で目先方向感がなくなっています。

本日はECBトリシェ総裁会見に注目をしています。

会見が始まる21時半頃までは、ショートが積み上がっている
ユーロのショートカバーと利下げ観測による戻り売りに挟まれて方向感のない
相場となりそうです。

トレードは必ずしも勝ちやすい場面ではありませんが、瞬間的に値幅が
でそうなトリシェ総裁会見直後を中心に参加します。
時間は21時半〜22時半あたりになります。

今回の会合で突然の利下げはなさそうですが、ハト派な内容であれば
ユーロ売りでの反応になりそうです。
また現在のユーロ圏の混乱に関して何か発言があるかにも注目しておきます。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2011/10/04

とあるエンジニアKさん

株安は止まらず、いまはただ過ぎ去るのを見るのみ

本日(10/4)は、とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

10月に入りました。
今年も残すところあと3ヶ月。
今年もあっとい間に時が過ぎてしまったようです。
2011年は様々な事がありましたが、やはりインパクトが大きいのは大震災。
すでに半年が経過し、復興は徐々に加速しておりますが、
原発の状況は予断を許さない状況であります。
一日も早い普段通りの生活が戻ることを切に望みます。

【本日の注目指標策】
本日の指標は小粒。
相場が大きく動かされることはないでしょう。

【本日の戦略】
昨日は日銀短観が発表されました。
短観とは四半期に一度行う企業向けのアンケートのようなもの。
数少ない日本が震源で相場を動かす可能性がある指標の一つです。
海外においても「TANKAN」という言葉でよく知られている模様。
前回6月に発表された短観は、2011年3月に発生した東日本大震災の影響を受け、
軒並み判断指数が悪いという結果が見られたのを覚えております。

そして昨日発表されたのが9月の短観。
結果は地方によって大きく差が出ました。
東北地方や東海地域は大きく改善下のに対して、近畿四国北陸中国はほぼ横ばい。
これは東日本大震災後の被災地における復興、そしてサプライチェーンの
回復による上昇。それらが考えられており、上記の2点がない地域ではさほど
伸びないという二極化を見せました。

株式相場にとっては追い風のように見受けられたこのニュースですが、
残念ながら日経平均株価は150円の下落と、伸びることはありませんでした。
一時は8359円という年初以来の最安値を記録するなど、なかなか厳しい状況が
続きます。要因としては先週の米国相場の大幅下落によるものですが、
各国共に株安が止まらず、どうにもならない状況が続きます。

このどうにもならな株安が向かう先の一つとして挙げられるのがデモなどの具体的行動。
前回本欄ではニューヨークのウォール街付近の公園で、
失業率対策などを求めてのデモが発生していると述べました。
2週間近くたちましたが、その規模は大きく拡大し、全米に飛び火しているようです。
また、発端となったウォール街のデモでは逮捕者が500人に上るなど、
大混乱はますます収拾がつかない状況となっております。

この世界的経済原則は、ギリシャの問題を抱えるユーロ圏も同様に発生しており、
株安によってドル安、円高、ユーロ安が固定化されてしまっている状況。
株価が動けば現在の降着状況ともいえる為替相場の打破が期待できるのでしょうが、
この売りの展開はまだまだ継続となりそうです。

当方の戦略はしばし傍観の相場。
無理をしないでじっくりと取引材料を探していきたいと考えております。

2011/10/03

しましまさん

ドル買い進むか

先週末は、米経済指標が強かったことや月末要因からのドル買い、NYダウが
前日比-240.60ドルと大幅下落しリスク回避の流れとなったことなどから全体的に
ドル買いが進み、ドル円は一時77.19円まで上昇し終値も9月12日以来の77円台で
引けました。
一方ユーロドルは1.34ドルを割り込み1.3386ドルと安値引けしました。
週明けの今日もドル買いが継続しておりドル円は77円台を維持、ユーロドルは
1.3349ドルと下窓を開ける弱いスタートでまだ窓埋めもできておらず、
ここからもドル買いの流れが継続していくかが注目されます。
本日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。

17:30:英・9月製造業PMI
23:00:米・9月ISM製造業景況指数

米・9月ISM製造業景況指数の市場予想は50.3となっています。
 
先週末のドル円は、76.50円をサポートにし欧州時間には76円台後半、NY時間には
77円台へ上昇し77円付近をサポートとする堅調な流れとなり、77.03円で引けました。
週明けの今日も、今のところ77円台前半で底堅い動きとなっていますが、
ここからも77円台を維持し堅調な流れとなれば、9月15日の高値77.31円・50日線
77.35円をを越え77.50円付近まで上昇できるか、そして9月9日の高値77.85円を
目指す動きとなるか見たいです。
一方、77円を大きく割り込む軟調な流れとなると、再び76.50円付近への
下落となりそうです。

先週末のユーロドルは、米経済指標が強かったことや月末要因からのドル買い、
NYダウが前日比-240.60ドルと大幅下落したためリスク回避の流れとなったことや
欧州債務不安を払拭できないことから大幅下落し、1.34ドルを割り込み1.3383ドルの
安値をつけ、1.3386ドルで引けました。

週明けの今日は1.3349ドルと下窓を開ける弱いスタートとなり、
現在も窓埋めできない軟調な流れとなっています。
ここからも軟調な流れとなると1.33ドル台前半では止まれるか、1.33ドルを
割り込む大幅な下落となると1月17日の安値1.3243ドル付近への下落が考えられます。
一方、反発の流れとなるとまず1.34ドル台へと戻し、1.35ドル付近まで反発できるか
見たいです。
では、今日も頑張りましょう!

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