兵ブロガーバックナンバー(2012年01月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2012年01月

2012/01/31

ダメおやじさん

ユーロ円、ユーロドルの戻り売り!

こんにちはダメおやじです。
早いもので本日で1月も終わりですね。大寒波が襲っているようですが風邪に
注意してくださいね。

昨日は週末にギリシャの債務交換協議で合意が得られなかったことやポルトガルの
金利がユーロ導入来の急騰となったことでユーロ円、ユーロドルが下落しました。

ただNYに入るとドル安となりドル円が76.50円の節目を割り込み76.20円まで下落した
事でユーロ円は一時100円を割り込みましたがユーロドルはNY株の反発も有り1.3076
の安値から1.3130台まで戻しました。

昨日の今週の予想でクロス円の戻り売りと書きましたがドル円の動きを見ると
ユーロ円やポンド円は先週の高値を抜くのは難しいと見ています。

またドル円も先週買われたように内外でドルの買いポジションが積み上がっている
ため今週の雇用統計次第では昨年10月31日の75.57円を下抜ける可能性がでてきたと
思っています。

さて私が今、メインでトレードしているユーロドルですが週末の1.32越えで
相当ストップを巻き込んだようです。

1月16日からの戻りで押し目買い意欲は強いですが欧州の状況は全然変わっておらず
大勢売り基調に変化はないと思っています。半値戻しの1.34までの戻りも考えられ
ますが、先週高値の1.3228は抜けないと見て1.3160台越え辺りから1.3230ストップで
売るのも良さそうですね。

昨日は1.3080の節目でサポートされましたが、このラインを割り込むと1.30割れ、
或いは日足75日移動平均線を捉える1.2920辺りまでの下げも考えられます。

先週はクロス円やユーロドルの売り方は苦戦しましたがショートカバーも一巡したとは
思いますが最初に書いたように本日は月末で月末要因でドルの買い持ちの整理商いが
でればユーロドルは買われる可能性は有ります。
NYの動きには注意したいですね。

2012/01/30

しーさん

EUサミット

先週の金曜日はNYタイムの終盤にフィッチから5ヶ国格下げがありましたが、
フランスがトリプルAを維持するなど二番煎じということでそれほど反応せずでした。

むしろギリシャ債務交換協議において民間側が4%を下回り金利で受け入れた
との報道を受けてユーロは上昇。後は本日のEUサミットを待つばかりとなりました。

しかしギリシャ支援に対し、ドイツが財政政策の権限を一部外部に譲ることを
条件にしているという報道もあり、ギリシャが要求を拒否するようなことがあると
まだユーロは一波乱ありそうです。

大枠としては本日のEUサミットではこれまで色々と報道されてきたことを
そのまま決定する場ということで、ギリシャ救済に向けて支援が行われることを
期待して買われてきたユーロが、事実によって売られる?ということも考えられます。

ですが先週のFOMCによる低金利政策を維持することになったドルには
相当の売り圧力がかかってくるでしょうから、
なかなか単純な展開にはならなさそうです。

ドル円はレンジ下限に到達し、ここから安値トライとなるにはやや材料が不足
しているようにも思われ、ここからの売りは要注意かもしれません。

23時のEUサミット待ちということで欧州タイム、NYタイム序盤はなかなか動きが
出ない可能性もありますが、ユーロ上昇が継続するようであれば、
全力とまではいきませんが、2,3割程度その流れについていきたいと思います。

2012/01/27

ZEROさん

ギリシャ債務交換協議が大詰め週末合意なるか

FOMCで異例の低金利の「時間軸」が2014年終盤までに延長されたことを
受け一気にドル安+円安となり全般的にリスクオンの動きとなりました。

昨日もその流れを引き継ぎ為替市場ではドル安+円安が進む場面がありました。
買い戻しが続いていたユーロ相場は、FOMCでのドル安+円安も追い風になり
ユーロドル1.3184、ユーロ円102.20まで上昇する場面がありました。

それでもユーロドル相場は昨日の上昇分を日足上髭となってクローズしており
上値の重さも伺えます。

本日はギリシャ債務交換協議が大詰めとなっており、関連報道に注目して
おきたいと思います。

個人的にはギリシャ債務交換協議で合意がみられたとしてもユーロ買いでの
反応は限定的とみています。

ユーロはもうしばらく低迷すると見ており、引き続き戻ったところを
売り場探しで構えておきます。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2012/01/25

とあるエンジニアKさん

ユーロ安一服。イラン原油もさほど影響せず

本日(1/25)は、とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

久々に日本に帰ってきました。
成田空港に降り立つと、トイレの奇麗さ、配慮のきめ細やかさを感じます。
日本だと当たり前のことなのですが、電車の走っている姿も新鮮に感じてしまいます。
ほんの少しの一時休暇ですが、仕事のないのんびりとした期間を楽しみたいと思います。

【本日の注目指標】
本日は米国においてFOMCが予定されております。
利上げ下げの話はなく、この結果次第で動くというわけではない模様。
今回からはFF金利の時系列での見通し起動が発表されるとのことですが、
相場に初めてモノはその動きが難しいものであります。
本指標に関して、相場は既に織り込み済みであると見られており、
新たな発表がない限りは相場が動かされる要因にはならないのではと考えております。

他の指標に関しても特に大きな動きが予測されるものありません。

【本日の戦略】
前回の本欄において、イラン原油輸入量削減の話題を述べましたが、
昨日はついにその具体策が発表されました。
EUにおけるイラン産原油の取引の事実上の禁止。
各国は代替調達国を手配する必要性に迫られているようですが、
他の原油産出国が増産に踏み切るとされており、原油価格への影響は
大きくはなかった模様。

イランの反応も予想されたものであり、具体的な軍事作戦にでるなどといったことは、
現実的に非常に厳しい結末が待っていることが予想され、まずは言葉の応酬に
とどまっております。日米株価も相変わらずの上り調子であり、このニュースが相場に
与える影響は大きくなかったようです。

地政学的リスクの上昇という為替相場に対して直結する影響を与える
本ニュースに対して注目しておりましたが、まずは静かな出だしとなりました。
今後はイランの出方、懐柔となるか、硬直路線となるのか。
それに注目したニュースの見方をする必要性があるでしょう。

また、これに乗じた投機筋の原油に絡めた仕掛けにも今後注意が必要と思われます。

さて、心配されていたユーロでしたが、徐々にその値を上げて来ました。
先週には97円台という記録的なユーロ円の数値を示しておりましたが、
昨日までに101円台まで戻してきております。

ファンダメンタルにおいては依然として良くない状況は続いておりますが、
先週まで継続していたユーロ安相場の巻き戻し相場と見ております。
今後の動向は再びファンダメンタルが主要因となる混迷とした相場が到来すると
予測しますが、まずユーロに関しては一服といった感じです。

次なる動向に備え、今は仕掛けを行わない相場とします。

2012/01/24

しましまさん

ユーロドル1月4日以来の1.3ドル台回復

昨日も、先週からのリスク選好の流れを引き継ぎドル売り・円売りが進みました。
ユーロは救済基金並行実施の報道やギリシャと民間債権者との債務協議が
大筋合意との報道等を受け大幅上昇、ユーロドルは欧州時間に今月4日以来の
1.3ドル台を回復しNY時間には一時1.3052ドルの高値を付けました。
オージーなど資源国通貨も、商品相場の上昇もあり堅調に推移しました。
 
本日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。

  -  :日銀政策金利発表
17:30:独・1月製造業PMI・速報値
17:30:独・1月サービス業PMI・速報値
18:00:欧州・1月製造業PMI・速報値
18:00:欧州・1月サービス業PMI・速報値
22:30:加・11月小売売上高
また、今日はキングBOE総裁の講演や2年債350億ドルの米国債入札が予定されています。
 
昨日のドル円は高値77.074円、安値76.86円と小動きでした。
今日も今のところ77円付近で小動きですが、これから上へ動けばまず77円台へ
しっかりと乗せ、現在止められている77.30円付近を越えていけるかに注目したいです。
一方、弱い動きとなり76円台後半を下抜けると、76.60円台〜17日の安値76.55円付近
までの下落が考えられます。

昨日のユーロドルは1.2878ドルと下窓を開けスタート、しかしその後は下げ止まり
欧州時間から大幅反発、今月4日以来の1.3ドル台を回復しNY時間には一時1.3052ドルの
高値を付けました。

今日は1.30ドル台前半で推移していますが、ここからも1.30ドル台を維持しながら
反発の動き続けば昨日の高値1.3052ドルを越え1月3日の高値1.3076ドル付近まで
上昇できるか、強い動きとなれば1.31ドル台へ乗せていけるかを見たいです。
一方、弱い動きとなり1.3ドルを割り込むと1.29ドル〜1.28ドル台後半では
しっかり止まれるかに注目したいです。 

では、今日も頑張りましょう!

2012/01/23

為替見習さん

円、ドル、欧州系を軸とした力関係変化と、ユーロ圏財務相会合に注目

今日の為替相場は、朝から円、ドルが強い位置に変化して
ユーロやスイスが弱い位置で推移するなど、先週のトレンドとは逆で
かつ先週金曜の力関係に近い状態でスタートしていますね。

先週金曜NY終値時点から月曜11時までの対円変動率・力関係を見てみても
USDが-0.01%、NZDが-0.03%、GBPが-0.20%、AUDが-0.21%、
CADが-0.25%、CHFが-0.27%、EURが-0.35%となっていて
力関係は【JPY>USD>NZD>GBP>AUD>CAD>CHF>EUR】という形に。

先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が
【AUD>GBP>NZD>JPY>USD>CAD>EUR>CHF】でしたから
円、ドルが強い位置に変化してオセアニアが位置を落していることや
ユーロやスイス、カナダが弱い位置をキープしていることが見てとれますが
まだ変動率が低いため夕方から夜にかけての動きに注目したいところ。

特に今日はドイツの短期証券入札、独仏財務相・中銀総裁階段、
フランス短期証券入札、ユーロ圏財務相会合など欧州系のイベントを多く控え
先週と同じく円、ドル、欧州系を軸とした力関係・トレンドの変化が出る可能性が
高いためリスクが低い状態になればすぐ攻められるような準備をしておきたいですね。

続いて11時時点のテクニカル状況ですが、ドル円の短期は弱いながらも上向き。
またクロス円ではカナダがフラットで、そのほかは一応上向きで推移しているものの
先週金曜と今日午前中の動きで方向性は乏しくなってきている状況で
いずれも方向性が無く、攻める決め手に欠ける状態となっています。

今後のポイントは円、ドルを軸とした力関係・テクニカル変化で
ここから円が買われる展開が加速した場合には、
全体的に短期トレンドが悪化することになりますし、
攻めるにはリスクが高い状況に変化することになります。

逆に円が売られる展開となった場合には各通貨の短期は回復して
明確な上向きになるものが出てくることになりますので
順張りロングのチャンスとなるわけですね。

そのため欧州勢参入後からNy市場にかけての欧州系イベントが続く時間帯は
円、ドル、欧州系を軸とした動きを見ておけば、様子見するべき相場なのか
攻めるチャンスかを判別するには絶好の時間帯と言えますから
この時間帯に備えてまずは資金管理を万全にしておくことからはじめ
上下それぞれに動いた場合のシミュレーションを実行したいところです。

個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して
力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。

また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて最も低リスクなものを選択。

そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして
事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、
自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2012/01/19

ダメおやじさん

ユーロドル、目先は突っ込みは買われても売り基調は変わらず!

こんにちはダメおやじです。

昨日はIMFの融資枠拡大やギリシャの債務交換協議が今週中にも合意するとの
報道を受けユーロドルは1.2865まで急上昇しました。

今週始めの東京の安値の1.2626から約2.4ポイント切り返しています。

私もそうですが週末の欧州諸国の格下げからユーロドルは総弱気ムードが
漂い内外の投資家共に1.26台、1.27台で売り込んでいたためショートカバーーが
殺到したようです。

私のブログでもユーロドルは売りの声しか聞こえてこないため月曜日の夜からは
切り返す可能性が有ると連日注意はしていたのですが。

やはり相場は人気と逆行しますね。

さてユーロドルのこれからですが大勢売りに変化はないと見ていますが目先は
1.2850を越えたので1.2880、或いは日足25日移動平均線のある1.2908辺りでは
戻りを売られそうですが越えれば1.2950までの上昇も考えられます。

下値は1.2780、1.2720辺りは目先は押し目を買われそうで噴き値を売り、
突っ込みは買いの展開となりそうです。
今週一杯は売り玉のポジション調整の動きとなるかもしれませんね。

私は戻しても1.3080は越えないと思っており売り場探しですが週末のIMM通貨先物
でのユーロドルの売り残が、どの程度調整されているかに注目です。

本日、明日も上下に振れそうでリスクも高くなっています。
目先は安値売りは避けたいですね、頑張りましょう。

2012/01/18

しーさん

ショートカバーは続くか?

昨日は欧州9カ国の格下げを受けた後の月曜日の休場明けということで
悪材料出尽くし感があり、東京タイムからユーロを中心に反発地合いとなりました。

また中国の強いGDPの結果を受け、オージーなど資源国通貨が堅調に推移したこともあり、
巻き戻し感の強い1日となりました。

スペインの国債入札と、ギリシャの短期物入札がいずれも無事に応札をこなし、
NYタイムも引き続きユーロが買われる場面がありましたが、
やはりどこか上値は重いという印象がぬぐえない展開だったように思えます。

さて本日はドイツやポルトガルの国債入札があります。

先日のフランスの入札では、格下げを受けて悲観的な見通しがありましたが無事通過。
ドイツは当然ながら問題ないでしょうが、ポルトガルのほうは10年物の利回りが
急上昇しており注意が必要かも知れません。

昨日のユーロ反発を受けて本日は戻り売りを虎視眈々と狙っていくスタンスで
いる方もいるのではないかと思いますが、ギリシャのデフォルトに再び焦点が
あたりつつある中、どこまで戻すことができるかを見極めるのは難しいかも知れません。

戻り地合いが継続するとしても欧州各銀行の格下げの噂など突発的なニュースがでれば
ユーロ全面安状態に戻ってしまうのはつい先日もあった事。

ロングでついていくとしても逃げ道は近いところに用意しておいたほうがよいでしょう。

戦略的には短期でロングを回しつつ、
1.28台後半のレジスタンスゾーンでは売り狙い
といった感じで見ていきたいと思います。

2012/01/17

ZEROさん

S&PがEFSF格下げ、目先ユーロ悪材料出尽くしか

16日はNY市場が休場、S&Pが先週末のユーロ圏9カ国一斉格下げに続き
欧州金融ファシリティー(EFSF)も格下げしています。

S&Pの格下げに関しては、昨年から何度も警告されており反応も限定的でした。
ギリシャのデフォルト懸念が再燃しているものの、目先のユーロ売り材料が
出尽くした可能性もあります。

本日は米国が3連休明けとなり、どこまでリスクオンに傾いていけるかに
注目しておきます。

NYダウは目先超えられなかった12500ドルを上回ってクローズできるのか?
豪ドル円が80円乗せられるのか?などに注目をしておきます。

IMMポジションで空前のユーロショートが積み上がっておりますが、
ユーロドルでのショートカバーは戻っても1.30-1.31レベルが重いと
見て引き続き戻り売りスタンスのまま材料を待ちたいと考えています。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2012/01/13

とあるエンジニアKさん

イランの危機が迫る

本日(1/13)は、とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

2012年が始まって2週間ほど経過しました。
日本では連日の乾燥やクジラの漂着などが話題に挙がっているようですが、
アフリカでの生活はまったく変わりなく毎日が過ぎていきます。
地元の人達もニュースというものにさほど興味がないのか、インターネットを
閲覧して見ているのはサッカー。人が集まって見ているのはサッカー。
それだけポピュラーで人気があるのがサッカーなのでしょう。

【本日の注目指標策】
本日の指標は小粒。
米国でミシガン大学消費者信頼感指数の発表が予定されておりますが、
そによって相場が動かされる可能性はほとんどないでしょう。

【本日の戦略】
日本がイランから輸入する原油を削減することでアメリカと合意しました。
昨年の年末ぐらいから核開発疑惑でアメリカを中心としてイランへの包囲網を縮めて
おりましたが、経済制裁の一貫として多くの原油の輸出先である日本が削られたわけです。
イランにとっては大きな打撃でありますが、もちろん日本にとっても打撃。
削減した量をどこからか代替手配を取る必要があり、つい先日にも要人が
サウジアラビアを訪問していました。

東日本大震災の時と同様にエネルギー消費大国である日本がエネルギーを探すと相場が
動きます。今回も原油価格上昇という形になって相場を動かすことになるでしょう。
また、イランにおいても切り札であるホルムズ海峡封鎖という暴挙に出る可能性も
捨てきれず、そうなると一気に国際的な緊張が高まることとなり、またしても
原油相場の上昇が予想されます。

ホルムズ海峡はサウジアラビアやクウェートなどの原油生産国だけではなく、
中東諸国のガス田、あるいは石油精製物なども通るエネルギーの大動脈。
アメリカも「超えてはならない一線」として強く警告しております。
もちろんイランの強がりであることは否定できず、緊張感が高まっていることは
事実です。

これはイラク戦争の時と同様であり、あの時は急激にドルが強まった相場でありました。
有事に強いのはスイスフランとされてきましたが、2003年はドルが強い相場で
ありました。対ユーロでは1.05付近であったユーロドルがイランとの戦争が
終結した2ヶ月後には1.20まで届く勢い。
もちろんこの流れが今回の有事においても適用されるか?と言われると、今のユーロが
弱い状況を踏まえると強い通貨としてドルが市場の選択対象になるのではと思います。

さて、そのユーロですが昨日ドラギEU中央銀行の定例会見が行われました。
内容としてはさほど新しいこともなく、相場へのインパクトはさほど高くないものでした。
つい先日ハンガリーがEUの定める財政規律を守っていないとして制裁を与え、その発言に
ついて期待をしたものですが、「非常に残念」という一言で片付けられた感があります。

そしてユーロは相変わらずの下落。
ユーロスイス1.20のラインは先日辞任したスイス中央銀行総裁が設定したライン。
これはスイスフランの過剰な値上りを避ける為にとったかなりの強制措置で、
その効果が継続されてきましたが、いよいよユーロの下落に歯止めがかからない今、
1. 20という誰もが見守るラインまで落ちてきました。

今週はユーロスイスフランの売りを推奨しましたが、これ以上のユーロ下落を
期待したいところですが、欲を出さずにこのへんでクローズするのも
「尾っぽと尻尾はくれてやれ」となるのではないでしょうか。 原油のニュースを受け、日本の相場がどう動くか。 それにしたい13日の金曜日です。

2012/01/12

しましまさん

ECB政策金利発表、スペイン国債入札等を受けてのユーロの動きに注目

昨日は、欧州債務問題への懸念の高まりからユーロが売られました。
フィッチが「ECBはユーロの崩壊を食い止めるため、さらに行動しなければならない」
との見解を示したことや、フランス格下げの噂やギリシャ問題等からユーロは売られ、
対米ドルでは一時1.2661ドル、対円では一時97.43円の安値をつけました。 
ポンドも貿易収支で赤字額が拡大したこと等から弱い動きに、一方資源国通貨は
底堅い動きでした。
 
本日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。

18:30:英・11月鉱工業生産
21:00:BOE政策金利発表
21:45:ECB政策金利発表
22:30:米・12月小売売上高
22:30:米・新規失業保険申請件数
 
今日の政策金利関連は、BOE政策金利発表、ECB政策金利発表とドラギECB総裁の会見が
予定されています。政策金利は双方とも据え置きの予想となっています。
また、今日はスペイン国債入札、米国債入札が予定されています。
今日は材料が多く、相場の急変動に注意しておきたいです。

昨日のドル円は76円台後半〜77円での狭いレンジで推移しました。
今日も今のところ76円台後半で小動きで、今週は76円台後半からほとんど動きがありません。
これから上へ動けば、まず77円台へしっかりと乗せ、6日の高値77.33円付近へ
上昇できるか見たいです。
一方、弱い動きとなり76円台後半を明確に割れると先週4日の安値76.60円〜76.50円
付近までの下落が考えられます。

昨日のユーロドルは欧州時間までは堅調に推移し一時1.2789ドルまで上昇も、
欧州時間に1.27ドル付近へと急落、NY時間も下げ止まらず一時1.2661ドルの
安値をつけました。
1.2661ドルの安値をつけ手からは反発し、今日は今のところ1.27ドル台前半で
推移していますが、ここからも反発の動き続けば1.27ドル台半ばを越え、
昨日の安値1.2789ドル〜1.28ドル付近まで戻すことができるか、強い動きとなれば
1.28ドル台へしっかり乗せることができるか見たいです。

一方、弱い動きとなり1.27ドルを割り込むと昨日の安値1.2661ドル付近では止まれるか、
下抜けると2010年9月の安値1.2643ドル付近へ、更に弱い動きとなると2010年8月の
安値1.2587ドル付近への下落も考えられます。 

では、今日も頑張りましょう!

2012/01/11

為替見習さん

明日にECB政策金利発表を控え、戻しが継続するかに注目

昨日の為替相場は、全体的に月曜の力関係が加速する中で
ユーロ、スイスが伸び悩む展開に。しかし先週の下落に対する戻しで
オセアニアや円、ドルの動きは明確な状態でしたから
比較的相場の流れは読みやすい1日となりましたね。

そのため一部の通貨では短期トレンドが改善していますし
これが本格的な上昇につながるか、戻しの域を出ずに終わるか
週末にかけての相場ではその点に注目していきたいところ。

特に今日はドイツの5年債入札や独伊首脳会談、
夜中には米10年債入札にベージュブックと重要イベントが続きますし、
明日には注目のBOE、ECB政策金利発表にドラギ総裁記者会見など
重要イベントをこなす中での変化をしっかり見ていけば
取引のチャンスも多いかと思います。

ではまず月曜から火曜にかけての対円変動率で相場をおさらいすると
NZDが0.95%、CADが0.82%、AUDが0.73%、GBPが0.20%、
EURが0.11%、CHFが0.07%、USDが0.02%となっていて
力関係は【NZD>CAD>AUD>GBP>EUR>CHF>USD>JPY】という形に。
月曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が 【NZD>CHF>EUR>CAD>AUD>GBP>JPY>USD】でしたから 円、ドルが弱い位置をキープする中でユーロ、スイスがやや位置を落としましたが 概ね前日の流れを引き継いでいて、先週の戻しとなっていることが見てとれます。 続いて11時時点のテクニカル状況ですが、ドル円、ユーロ円、ポンド円で 短期の方向性が乏しくなってきており、ほぼフラットな状態に変化しています。 またスイスは上向きで継続も下の抵抗帯に入ってきている状況。 一方でオセアニア、カナダの短期は上向きとなっていますから この後も円売りが加速するようであればロングで攻めやすいですね。 今後のポイントは円、ドルを軸とした力関係・テクニカル変化で ここから円が買われる展開へと戻った場合には 全体的に短期トレンドが悪化することになりますし、 欧州系では短期が明確な下向きになればショートのチャンスとなります。 逆に円が売られる展開が加速した場合には各通貨の短期は回復しますし 明確な上向きになった通貨が出た場合は順張りロングのチャンス。 ちなみに上記の「円」の部分を「ドル」に置き換えると ドルストレートでも同様なので、幅広く通貨を見ておけば よりリスクが低く、リターンが高い組み合わせを選択できるでしょう。 また明日はBOE、ECB政策金利発表、ドラギ総裁会見と変動要因は十分ですから 今日の動きでリスクがあると感じた場合は決して無理はせず 明確なトレンドが形成されたら順張りで乗っていくようにしたいですね。 個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して 力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。 また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て 「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」 ということを考えて最も低リスクなものを選択します。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2012/01/09

ダメおやじさん

ユーロ円、ユーロドルの戻り売り継続!

こんにちはダメおやじです。

年明けの3日こそユーロ円、ユーロドルはショートカバーで反発したものの、
その後は欧州債務問題の深刻化観測や米指標が概ね良かったことで欧米の
景況感格差拡大観測で下げ足を強め週末にはユーロ円で97.90円、ユーロドルで
1.2697まで下落しましたが、まだ底打ち感は見えてきません。

テレビのニュースではユーロ円で100円割れと騒がれていますが2000年10月には
ユーロ円で88.96円、ユーロドルで0.8230という安値が有り、その時のドル円が
105円くらいでしたから、まだユーロはドルに対して割高という見方も出来そうです。

私は今年はユーロの戻り売りで攻めていきたいとは思っていますが目先的には
売り込まれているためユーロ円で95円台、ユーロドルで1.25付近でシュートカバーで
切り返す可能性も有るかもしれません。

ただ相場で失敗するのは頭では戻り売りと思っていても目先の戻り狙いで買いを入れ、
下げると買いを損切りせずナンピンをして深みに嵌ることです。
戻り売りと思うならあくまで戻りを待ち無駄なトレードをしない強い気持ちが必要ですね。

話が横にそれましたが今週は首脳会談が多く本日は独仏首脳会談が有ります。
また本日は独仏の国債入札にも注目しています。12日にはECBが有り0.25%の
利下げが行われるのではないでしょうか。
また仏の格下げ懸念も有るようにネガティブな材料も多いです。

戻せば売りで良さそうですが大きく突っ込めば利を取り戻りを待つのも良いと思います。

今週から本格始動の投資家の方も多いと思いますが良いスタートダッシュを
切りたいですね。

2012/01/06

しーさん

雇用期待感

昨日は日本時間の夕方からユーロドルが1.28後半の安値ラインを割り込み
ストップを巻き込みながら1.28台前半まで下落しました。

その後のADP雇用統計では予想+17.8万人に対して+32.5万人の結果となり、
ドル円が上昇。クロス円も一時的に上昇しましたがその後は乱高下となりました。

この結果を受けてリスクオンか?とも思われましたが、
ユーロに関してはそうなることはなく、その後の失業保険申請件数の好結果もあり
ドルが強い状態が続きました。

また別方面ではSNB総裁の記者会見によるユーロスイスの動きも気になりましたが、
大きな動きはありませんでした。

今週のここまではISMやADPなど、雇用関連の指標は良好となっています。
本日のNFPではそれなりの増加数に止まるかという向きもありましたが、
昨日のADPの結果を受けてもっとよい結果がでるのでは?
という期待感も膨らみます。

その期待通り+30万人くらいの結果となってくれれば
さらにドルが強い状態となりそうですが、
予想通りの結果になると逆に弱い展開となることも気にしておかねばなりません。

いずれにせよ、指標結果良し=リスクオンと素直にはならない状況が考えられ、
ドルに注目していると昨年までとは違う考えが必要になってきそうです。

一方ユーロに注目すると、年明けからユーロは強い状況とはほど遠く、
ショートポジションがたまっているとはいえ対ドル以外でも軟調な展開
となっています。

ドルが強いということはユーロが弱いということの裏返しであり、
本日のNFPの結果如何ではさらにユーロ売りが進んで1.25を目指した展開に
なるかも知れません。

欧州の株価を見ながらユーロの売り場を探していきたいと思います。

2012/01/05

ZEROさん

欧州債務問題関連報道と米経済指標に注目!

4日のロンドン時間には伊ウニクレディトが増資を発表し直後にはユーロが
買われる場面もありましたが、株主割当増資を大幅にディスカウントを受け
株価は下落、ユーロも売られています。

EUがイラン産の原油輸入禁止を決定したことでWTI原油先物は続伸103ドル台、
NYダウは底堅く小幅続伸となりました。

本日は引き続き欧州債務問題関連報道と米国の経済指標12月ADP全国雇用者数、
新規失業保険申請件数、12月ISM非製造業景況指数が材料になりそうです。

昨年からユーロ戻り売りを続けていますが、引き続きユーロの
戻り売りスタンスでトレードして行きたいと考えています。

IMMポジションのユーロショートが溜まっている事や、12年前半はユーロ下落との
予想が多すぎることから突っ込み売りにはならないように慎重に戻りを
売って行きたいと考えています。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2012/01/03

とあるエンジニアKさん

新年早々のユーロ騒動再び

本日(1/3)はとあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

あけましておめでとうございます。
2012年も何事もなく明け、大変嬉しく思います。
当方、初めて海外で迎える正月となりました。
残念ながら当方が滞在するアフリカ某国の正月はさほど大切なイベン
トではないようで、いつもと変わらないように大晦日、元旦、そして
2日と仕事に邁進しました。
ただし支援を要請する欧州も日本の事務所も休みため、若干のスピードダウン。
それがまた微妙な正月気分を感じさせてくれたここ数日でありました。

【本日の注目指標策】
本日の指標によって動く相場かどうかは未知数。
NY時間にはFOMC議事録が発表されますが、動きがあるかは微妙なところで、
それまでの東京時間、ロンドン時間で動きがなければ指標によって急激に
動くという可能性は低いでしょう。

それ以外にロンドン時間においてドイツの雇用統計などが発表されますが、
それが相場を支配する可能性はまずないと考えます。

【本日の戦略】
昨日1月2日より2012年の相場は開始されております。
といっても東京はもちろん、NY、ロンドンも振替休日ということで、
極度に相場が動く可能性がある1日、でした。
見事に期待を裏切らずに、相場参加者が少ないスキを狙ってのユーロ下落。
最も顕著だったのがユーロ円の売りで、一時は98円台まえ下落しました。
この水準は約10年振りの数値だとか。
ユーロ円は昨年より何度も下値をトライし続けた通貨でしたが、
その都度100円のラインが鉄壁にそれ以上の下落をガード。
今回はついにそれが破られ、一気に1円以上の下落となったようです。

今年のような元日日曜日、2日月曜日で、「相場はやるけど、主要市場は休み」
という特異なパターンでありましたが、やはりそれを筋は見逃さなかったようです。

更には気になるニュースも一件。

核開発で米国から睨まれているイラン。
つい先日には「ホルムズ海峡」に関連する発表で世界を震撼させ、原油価格を上
昇させましたが、今度は中距離ミサイルの発射実験によって欧米の制裁を牽制し
ました。
北朝鮮と異なるのは、このイランの活動が日本を含めた多くの国々の石油供給に
直結するということ。
すなわち、原油高につながり、各国の経済活動を鈍らせ、株式相場、為替相場に
ダイレクトに影響をもたらします。
制裁ともなればイランは更に反発してくることでしょうし、
そうなれば隣国のイラクのように米国との戦争に突入も捨て切れません。
その時に既に開発に成功していると言われている核兵器がどのように戦略に影響するか。
まさに核というカードを使って、米国及び世界中ににらみを効かせているイラン。

このミサイル発射に対して、現時点ではさほど影響が見られていないようですが、
1月3日のロンドン、NY相場を経てなんらかの影響をもたらすことは間違いないと
予想します。
そのあとのシナリオはどうとでも描くことができるのでしょうが、
一度サポートラインを割り込んだユーロ円は危険。
ユーロスイス、ユーロドルなどでユーロが売られることが続くようならば、
「歴史的」という言葉を繰り返してこのまま下落が継続となる懸念が挙げられます。

そんな時にユーロ売りで皮算用といきたいところですが、
少々不覚的要素が大きい遠慮したい相場がこのまま継続するものと思われます。

まずは3が日、相場をじっくり見極め、2012年の初取引に参りたいと思います。

尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。