兵ブロガーバックナンバー(2012年02月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2012年02月

2012/02/28

とあるエンジニアKさん

巻き戻しを待つ相場

本日(2/28)は、とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

つい日曜日は東京マラソンが行われたようで。
思えばろくに練習をしないで望んだ去年のマラソンから一年。
満足には程遠い結果でしたが、それでも完走できたのはまだ20代と思います。
2012年の今年はいよいよ30代に突入。働き盛りとして仕事に、
そしてマラソンもたまにはしっかりと走りこみたいと思う今日この頃です。

【本日の注目指標】
本日の注目指標はありません。

【本日の戦略】
週の戦略でも述べておりますが、今週一週間は巻き戻しを狙いたい相場と
考えております。週最初の月曜日は静かな相場。
特に大きな動きもなく、どちらつかずの相場となりました。

IMFで発表されたのは、「欧州に行動を強く迫る」共同声明。
つまりは具体的なアクションや金額を提示した声明ではありませんでした。
当初、次回の4月会合において具体的な資金基盤強化を検討するというのが
予想されておりました。
ちなみにその資金強化策、集めるべき資金は40兆円とも報道されており、
各国各銀行がどのようにして資金を集めるかが今後の課題となりそうです。

この先行き不透明な採決は、今のギリシャ支援を巡る欧州の様子を如実に表して
いるといっても過言ではありません。自助努力を求め、ギリシャ国民に我慢を求める
フランスやドイツに対して、ユーロ圏を脱出してでも今の状況に我慢ができないという
ギリシャ国民。そして見事に分裂してしまったギリシャの政治。
流れとしては、痛みを受け入れる方向に進んでいるかのように見えますが、
いつどんでん返しがくるかわからないとういのが今の相場です。

いずれにせよ、資金繰りはなんとかないそうな気配が見えておりますが、
まだまだ予断が許さないのが今のギリシャの状況と言えましょう。

さて、この金融安定化の一翼を担うのが欧州金融安定化ファシリティー。
略してEFSFと言われるこの組織。
目的としては、金融危機に陥った国の融資を行うために必要な資金を発行する機関。
すなわち、この機関の如何によっては救われるべき国も救われなくなってしまう
わけですが、EFSFの格付けが下げられるというニュースが欧州を巡りました。

すぐに相場が反応することは見られなかった模様ですが、今の材料出尽くしで
イケイケ相場に水をさすような出来事。株価の反応次第によっては前述の巻き戻し
相場の始まりを告げるニュースとなる可能性があります。

長い間、円高相場が続いたことによってなかなか円安のタイミングがわかりません。
巻き戻しを待ち、再度円安の流れに乗ろうと考えております。
まずはもう少し「待ち」の相場です。

2012/02/27

しましまさん

円売りの流れ継続も、調整の動きに注意

先週末24日は、ほぼ一方的に円安が進む相場となりました。
ドル円は80円付近からじわじわ上昇し欧州時間には80円台中盤へ、
そしてNY時間も堅調に推移し、終盤には81円台へ乗せ、81.19円で引けました。
クロス円も強い動きとなり、ユーロ円は109.23円、ポンド円は128.94円、
オージー円は86.85円の高値をつけました。

本日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。

24:00:米・1月中古住宅販売保留(市場予想 前月比+1.0%)
 
先週末のドル円は、1円以上上昇する堅調な動きとなり、NY終盤には
昨年7月8日以来の81円台へ乗せ81.19円で引けました。

今日はオープン直後から上昇し一時81.66円の高値をつけるも、その後は失速し
現在は先週の終値付近で推移しています。ここから先週の終値付近を維持し再び
堅調な動きとなれば、今日の高値81.66円まで、まだ強い動きとなると82円〜
昨年5月の高値82.20円付近を目指し上昇できるか見たいです。

一方、調整の動きが進み81円を大きく下抜けると、80円台前半までの下落が考えられます。

先週末のユーロドルは、東京時間は1.3370ドル付近で横ばいでしたが欧州時間には
堅調に推移し1.34ドル台へ乗せ、NY時間には1.34ドル台中盤へと上昇し
一時1.3486ドルの高値を付け、1.3446ドルで引けました。 

今日は1.34ドル台中盤で小動きですが、ここから堅調な動きとなると200日線も
位置する1.35ドル付近へ上昇できるか、そして1.36ドルを目指す動きとなるか見たいです。

一方、今日軟調な動きとなってくると1.34ドル〜1.33ドル台後半への下落が考えられます。
では、今日も頑張りましょう!

2012/02/24

為替見習さん

円、ドル、欧州軸の力関係変化と短期トレンドの変化に注目

木曜の為替相場は、前日の流れを引き継いで円が弱い位置で、
ユーロ、スイスが強い位置で推移する展開となりましたが、
NY市場に入った後は北米通貨が売られる展開に変化。

また高値安値、終値ベースの変動率は今週に入ってから低いままで
先週までのような明確な上昇トレンドが少し停滞してきていますので
今日はここから戻しに入るのか、再び下を固めて上を目指すことができるのか、
という点を見る上でとても重要な1日となりそうです。

ではまず水曜から木曜にかけての対円変動率で相場をおさらいすると
CHFが0.60%、EURが0.54%、NZDが0.53%、AUDが0.40%、
GBPが0.09%、CADが-0.16%、USDが-0.37%となっていて
力関係は【CHF>EUR>NZD>AUD>GBP>JPY>CAD>USD】という形に。

水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が
【CHF>EUR>USD>AUD>CAD>NZD>JPY>GBP】でしたから
ユーロ、スイスが強い位置を、円が弱い位置をキープしていること、
北米通貨が位置を落としたこと、ポンドが少し戻したことが見て取れますが
全体的に終値ベースの変動率は1%未満でやや膠着感が出ています。

続いて11時時点の短期トレンド状況ですが、
前日下向きだったポンドが昨日の動きでフラットに変化。
そのほかは上向きで継続していますが、ドル円とカナダ円の短期は
昨日の動きによって下の抵抗帯の中に入っている状況となっていますし
全体的に方向性は弱くなってきているのでリスクは上がってきています。

今後のポイントは円、ドルを軸とした力関係・テクニカル変化で
ここから円が売られる展開が加速した場合には
全体的に短期トレンドが改善することになりますし、
現在上向きのものは明確な方向性を持つことになります。

そして明確な上向きになった通貨は力関係上強い通貨を買って円を売る、
という形でロングで攻めるのが最も低リスクということになりますね。

逆に円が買われる展開に変化した場合は各通貨の短期トレンドが悪化し
一旦フラットに近い状態になりますし、勢い次第では下向きに変化します。
そして下向きに変化した場合は力関係上最も弱い通貨を売って円を買う、
という形で攻めるのが低リスクな選択肢となります。

今日の重要イベントとしては夕方にバイトマン独連銀総裁講演や
ノボトニーオーストリア中銀総裁講演、イタリア債入札など欧州系の重要イベントが、
さらに夜にはカーニーBOC総裁講演やアメリカの各地区連銀総裁講演が多く控えるため
上記のトレンドを踏まえたうえで希望的観測での安易な取引は避けたいところ。

また取引する場合には想定以上の動きが出ることも考えて、資金管理はいつも以上に
万全にして低リスクな状態であれば攻め、そうでなければ無理せず様子見するなど
精神面のコントロールも万全にしておきたいですね。

個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して
力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。

また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて最も低リスクなものを選択します。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2012/02/22

ダメおやじさん

ポンド円は調整局面か!?

こんにちは、ダメおやじです。

昨日は結論が先延ばしされてきた1300億ユーロのギリシャ支援が合意されました。
投資家の方はイライラして早く結論を出せという心境だったのではないでしょうか。
結論は想定内である程度織り込んでいたため上値も1.33には届かずでした。
先週から1.3280〜1.3290での買い玉が貯まっていると思われますので1.33ストップで
戻りを売っても良いかも知れないですね。

私は今週はポンド円の噴き値売りを推奨しました。

先週の大幅上昇でドル円やポンド円の強気意見は多いのですが海外勢の円の
買い持ちポジションが有る程度整理されたことやドル円、ポンド円とも値段と
移動平均線との乖離幅が広がり過ぎていたため今週は調整は有ると見ていました。

週明け日本の貿易赤字が過去最高になったことで東京朝に126.81円まで
急伸しましたが私は目先はこの値は抜けないと思っています。

昨日の動きを見ても豪ドル、ポンドは弱い動きでドルや円やユーロに対して
値を下げ全面安になりました。

豪ドルは利下げ観測の強まり、ポンドはMPCが追加金融緩和措置を
決定したことが売られた要因のようです。

ポンド円は流れは押し目を買われる展開かも知れませんが目先的には
124円を狙う動きと思われます。126.81円を越えれば127.20円までの上昇も
考えられますが126.80円ストップで戻り売りが良いと見ています。

2012/02/21

しーさん

ギリシャ支援承認

昨日はギリシャ支援承認の期待感からユーロやクロス円など
朝から元気に上昇してきました。

しかしNYタイムに入るとNY市場が休場とユーロ圏財務相会合のイベント待ちとなり
一転して静かな相場となりました。

23時30分から始まった会合ですが、今朝になっても終わっておらず、
最後の詰めに入っているようです。

楽観的に承認されるのは間違いなし、と言われていますが、
ここまで長引くのはなんらかの引っかかる点があるのでしょう。
どこに妥協点を見いだすか詳細はわかりませんが、
事前の落としどころと大きな変更がなければ一時的なユーロの上昇も望めます。

しかしイベント終了で手仕舞いによる反落の動きとなるほうが有力と考え、
昨夜からは下目線でいます。

午前の指標としては先日サプライズの据え置きを行ったRBA理事会議事録が
公表されますが、四半期レポートではインフレ率やGDPなどを下方修正して
いたものの、つい先日の雇用統計では予想より強い結果となっており、
その点をどこまで織り込んでいたのかが焦点となりそうです。

ギリシャ支援期待からリスクオンとなっていた中、
中国の追い風で買われていた豪ドル円ですが、
対ドルではそれほど上昇しているわけではなく、
調整色が強まるか見ておく必要がありそうです。

個人的にはユーロやドル円もさることながら、
今週はポンドにも少々注目しています。

GBP/USDの1時間足がダイバージェンスを示しており、
いつ反落してもおかしくないと考えているため、
今週のBOE議事録に向けて調整的な下落があるのでは?
と思っています。

タイミング的にはユーロのビッグイベントが消化され、
NY勢も戻ってくる本日がいい頃合いかなと思いますので、
ポンドがらみにも注目しておくと面白いかも知れません。
高値を更新してくるようであれば素直に撤退しておきます。

2012/02/20

ZEROさん

ユーロ圏財務相会合に注目!

20日東京時間には、本邦貿易収支の発表があり1兆4750億円の赤字、
これを見越した円売りが今年は毎回出ています。

週末には中国が預金準備率引き下げています。

本日は米国がプレジデンツデー休場となっていますが、ユーロ圏財務相会合で
ギリシャ第2次支援が承認されるかに注目が集まりそうです。

ユーロ圏財務相会合前後のユーロ相場の値動きに注目しておきたいと思います。

直近ではリスクオン方向への圧力が強いため、すぐに大きくユーロ売りには
傾きにくい環境かと思いますが、ユーロドルで1.35を超えてどんどんユーロを
買い進めるほどの環境でもないと思われますので、1.3台前半で揉み合いが
続くイメージで見ておきたいと思います。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2012/02/16

とあるエンジニアKさん

日銀発表はトレンドの転換となるか

本日(2/16)は、とあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。

再びアフリカ大陸の大地を踏みました。
日本、ヨーロッパの経由地、アフリカと飛行機をすすめるにつれ、周りの人間から
日本語が消え、よくききとれない言語になってきました。日本での一時休暇の
楽しい思い出を胸にしまいつつ、これからも仕事に邁進したいと思います。

【本日の注目指標】
本日は英国中央銀行、及び欧州中央銀行で政策金利の発表を控えております。
欧州はその後にドラギ総裁による記者会見を予定しております。
政策金利はそれぞれ据え置きが予想されており、動くことも考えにくいでしょう。
問題はその後の記者会見で、特にギリシャに関連した発言がなされるかと思います。
後述の日銀発表によって相場のボラティリティが上昇した今、発言による相場への
インパクトが期待されます。記者会見時間には注意が必要となるでしょう。

【本日の戦略】
おととい行われた日銀による金融政策決定会合。
消費者物価指数が1%を見通せるまで強力な金融緩和政策を続けるとの発表。
米国ではそれに先駆けてFRBが物価指数として2%を掲げており、
それに追随すべきと多少なりとも議論がなされている最中の本発表でした。

普段、日銀発のニュースは相場を動かすことは多くないのですが、今回は珍しく
相場を動かす自体となりました。
ドル円は発表直後からじわじわと上がり、昨日日本時間において78円台後半。
日経平均もこれをポジティブインパクトと捉えて昨日は200円近い上昇を見せました。
これらのように相場が動いた原因の1つとして、株価にしてもドル円にしても、
どちらか片方に傾く相場が長く続いたため、それを是正しようとガス抜きの形で
このような結果になったことが想像されます。

一方で15日に予定されていたユーロ圏財務相会合がとりやめとなり、
電話会議となるなど、一歩間違えればもギリシャ国債のデフォルトか?ととられるような
ニュースが流れるユーロ圏。前述のニュースにかき消されるようにして特に相場を
動かすこととはなりませんでしたが、やはりまだまだ予断を許さない状況であるのは
間違いなさそうです。

3月20日が145億ユーロの国債償還期限。
別のところからの緊急融資には1ヶ月かかるとされ、
それから単純に逆算するともうその緊急融資が決定されている必要があります。
来週に持ち越しとされた本件は、再び波乱を呼びそうな展開です。

株価は長い低迷を抜け、これから上昇するかという局面。
一方の円高局面はというと、円安への流れが期待されるところでありますが、
一筋縄ではなかなか脱出できそうにない今の円高局面。
前回介入時の79円、そして80円を回復するようならばドル円もトレンドの
変換となるやかもしれません。

いずれにせよ、まだまだ先の見えない相場は2,3日から1週間程度の短期トレードに
集中したいと思います。

2012/02/15

しましまさん

ドル円急伸し3ヶ月半ぶりの高値へ、続伸なるか注目

昨日は、日銀が追加緩和を決定・インフレ目標の設定をしたことからの円売り、
15日に予定されていたユーロ圏財務相会合が20日に延期されるなどギリシャ
第2次支援に対する不透明感の高まり等からのユーロ売りを受けドルは大幅に上昇、
対円では一時78.53円と昨年11月1日以来の高値を付け、対ユーロでは一時
1.3079ドルまでドル買いが進みました。

本日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。

16:00:独・第4四半期GDP・速報値
18:30:英・1月失業率/1月失業保険申請件数
19:00:欧州・第4四半期GDP・速報値
19:30:BOE四半期インフレレポート
22:30:米・2月NY連銀製造業景気指数
23:00:米・12月対米証券投資
23:15:米・1月鉱工業生産
28:00:FOMC議事録

今日の政策金利関連は、BOE四半期インフレレポート、FOMC議事録の公表が
予定されています。また、本日予定されていたユーロ圏財務相会合ですが、
ギリシャが政治指導者の誓約書を提出していないことから急遽20日に延期され、
本日は電話会談を開催する予定となっています。

昨日のドル円は、日銀の追加緩和を受け77円台半ばから77円台後半へ急伸、
その後も強い動きとなり欧州時間は78円付近で推移、NY時間には昨年11月からの
レジスタンス78.30円を上抜け一時78.53円まで上昇しました。

今日も78.50円付近で堅調な動きを継続させていますが、ここから続伸となれば
まず昨年11月1日の高値78.98円、そして10月31日の介入後の高値79.53円を目指し
上昇できるか見たいです。

一方、弱い動きとなり200日線78.38円〜78円を割り込むと、77円台半ばへの下落が
考えられます。

昨日のユーロドルは、欧州時間に一時1.3215ドルの高値をつけるもその後は反落、
NY時間も予想より弱い米1月小売売上高を受けたリスク回避の動きやギリシャ問題への
懸念から軟調に推移しNY終盤には一時1.3079ドルの安値をつけました。

今日も1.31ドル台前半で軟調に推移していますが、ここからも軟調な動きが継続し
1.31ドル〜1.30ドル台後半を割り込むと、1月31日の安値1.3041ドル〜2月1日の
安値1.3025ドル付近への下落が考えられます。
 
一方、ここから反発となれば1.32ドル〜昨日の高値1.3215ドル付近まで
上昇できるか見たいです。

では、今日も頑張りましょう!

2012/02/14

為替見習さん

円、ドルを軸とした力関係変化と短期トレンドの変化に注目

月曜の為替相場は、朝から全体的に円やドルが力関係上弱い位置で推移して
先週金曜の力関係が逆転して「リスク選好型」の典型的パターンとなりましたが
ヨーロッパ勢参入後からは再び逆転して円、ドルが強い位置に変化。
そのため1日の中で短期トレンドも変化して取引するには難易度が高い相場となりました。

また今日は午前中から月曜後半の流れを引き継いで円、ドルが強い位置で推移して
いますのでこのまま円とドルが買われる動きが加速して各通貨の短期トレンドが
下向きになるかここで踏ん張って再び先週のような円安トレンドに戻れるかを見る上で
今日はとても重要な1日となりそうです。

ではまず先週金曜から月曜にかけての対円変動率で相場をおさらいすると
NZDが0.79%、AUDが0.50%、CADが0.11%、GBPが-0.01%、
USDが-0.05%、CHFが-0.07%、EURが-0.14%となっていて
力関係は【NZD>AUD>CAD>JPY>GBP>USD>CHF>EUR】という形に。

先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が
【JPY>USD>GBP>CHF>EUR>CAD>NZD>AUD】でしたから
弱い位置にあった豪ドルやカナダが位置を戻していることや
円、ドルが位置を落していることが見てとれますが、
これは終値ベースで見た場合であり、日中は前述のように前半と後半で
まったく逆の変化が出ているのでその点に注意したいところ。

続いて11時時点の短期トレンド状況ですが、ドル円の短期はフラット。
クロス円では主要通貨全てで短期が下向きとなっていますが、
まだ方向性は弱めですから、ここから加速するかに注目。

今後のポイントは円、ドルを軸とした力関係・テクニカル変化で
ここから円が売られる展開に戻るような変化が出た場合には
全体的に短期トレンドが回復することになりますし、
一旦短期トレンドはフラットになり、勢い次第で上向きます。

そして上向きになった場合は力関係上強い通貨を買って円を売る、
という形でロングで攻めるのが最も低リスクということになりますね。

逆に円が買われる展開が加速した場合は各通貨の短期トレンドがさらに悪化し
明確な下向きになるものが出てきますので、ショートのチャンス。
この場合も力関係上最も弱い通貨を売って円を買うのが低リスクですし
上記の円の部分をドルに置き換えると、ドルストレートでも同様です。

今日の重要イベントとしては英国の消費者物価指数やドイツのZEW景況感調査、
そして米国の小売売上高などの指標に加えて、イタリア国債入札、ギリシャ短期債入札、
欧州議会本会議、EU・中国首脳会談などを控えて変動要因は十分と言えますから
上記のトレンドを踏まえたうえで希望的観測での安易な取引は避けたいところ。

また取引する場合には想定以上の動きが出ることも考えて、
資金管理はいつも以上に万全にして低リスクな状態であれば攻め、そうでなければ
無理せず様子見するなど精神面のコントロールも万全にしておきたいですね。

個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して
力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。

また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて最も低リスクなものを選択します。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2012/02/10

ダメおやじさん

ユーロドルの売り場は近いか!

こんにちはダメおやじです。

今週に入りドル円が上昇したためクロス円も強い動きとなっていますね。

日本が貿易赤字に転落したことや経常収支が予想より悪かったことが
主な要因ですが米景気に明るさが出てきたことも有ります。
基調が変わった感じもしますが78.10〜78.20円は大きな抵抗ラインでも有り、
このラインを抜けるかどうかを見極めたいですね。

海外勢が相当、円を買い持ちをしていたため海外勢中心にポジションを
解消しており調整が終われば再び円が買われる可能性も有りそうです。

さて注目のユーロドルですが今週もギリシャに振り回され昨日はギリシャの
連立与党による財政削減策が合意されたとのことでストップを巻き込み
1.3322まで上昇しました。

しかしドイツが削減が不充分とのことでEU財務相会合で第二次支援は
先送りされました。目先は2月15日までの期限に支援が決定するかですが、
決定してもギリシャが国民の反対で守れるか、ギリシャ以外の
ポルトガルやイタリア、スペインの問題もありますので次から次に
問題は出てくると思います。

1.26台の安値でショートが最大級に積み上がっていましたが安値から間もなく
1ヶ月で相当ポジションの調整も出来てきたのではないでしょうか、
明日のIMM通貨先物での取り組みの変化に注目ですね。

ユーロドルは1.42の高値から1.26の安値まで16ポイント下げました。
半値戻しで1.34です。私は戻してもこの辺りと見ています。
一度調整は有っても良さそうで、ここからの上値は売り場探しと見ています。

2012/02/09

しーさん

ギリシャとMPC

相変わらず大揉め中のギリシャのどたばた劇ですが、
数回の党首会談延期の末、ようやく受け入れへの準備が整いつつあります。

しかしこの後もまだまだ茨の道は続き、
ギリシャにとってはかなりの痛みを伴うのは既報の通り。

ここまで引き延ばされたのでユーロの期待感買いや失望売りなど
いい加減賞味期限切れといった感もありますが、
確報がでることで一時的な動きに気をつけたほうがよさそうです。

本日は21時のMPCと22時30分からECBドラギ総裁の記者会見があります。

英中銀の会合については金利自体は据え置きがコンセンサスとなっていますが、
量的緩和の増額規模については予想が割れているようです。

元々は750億ポンドの増額と見られていましたが、
最近の英指標を受けて500億ポンドに減少されるのでは
というのが大方の予想。

ポンドが出回るということはポンドが安くなるということで、
ここまでドル売りに傾いていたGBP/USDの動向には注意が必要です。

ECB政策金利発表については今回は据え置き予想となっているものの、
3月に利下げを示唆する発言をするかどうかに注目が集まっています。

また連日のように話題となっているギリシャの債務危機への対応や
ECBが買い入れたギリシャ国債についての対処など、
ドラギ総裁の記者会見でのネタは尽きることはなさそうで、
思わぬ発言が飛び出す可能性も考慮しておく必要がありそうです。

NYタイムに入ってからの値動きには十分注意したいと思います。

2012/02/08

ZEROさん

ギリシャ第2次支援へ合意文書用意ユーロ買い戻し

7日の欧米市場ではギリシャ第2次支援へ合意文書用意、日本時間4時から
声明発表との報道にユーロ買い戻しが進みました。

ユーロドル相場は0時台の時間足で1.32台にしっかり乗せ、年初来の
高値1.3235も上抜け1.3270まで上昇しています。

合意や声明は間に合わず本日へずれ込んでいます。ユーロドル相場は
1.32台をキープして1.35レベルを目指すのか、元のレンジに戻って
しまうのかをチャート重視で見て行けば良さそうです。

本日もギリシャ関連の報道や発言でユーロ中心の値動きとなりそうです。
ユーロドル日足チャートからは、一目の雲の中にしっかりと入ってきており
しばらくユーロは底堅い展開となりそうです。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2012/02/03

しましまさん

米雇用統計に注目、明確な流れは出るか?

昨日は、米雇用統計の発表を翌日に控えていることもありNYダウは様子見ムードの
動きで、為替市場も全体的に方向感掴みづらい動きとなりました。
 
本日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。
18:30:英・1月サービス業PMI
19:00:欧州・12月小売売上高
21:00:加・1月失業率/1月雇用ネット変化
22:30:米・12月非農業部門雇用者数/12月失業率
24:00:米・1月ISM非製造業景況指数
 
本日の注目材料・米雇用統計は、 1月非農業部門雇用者数が+14.0万人、
1月民間部門雇用者数が+16.0万人、1月失業率が8.5%の市場予想となっています。
このところ米雇用統計発表後でも以前ほど動かなくなってきていますが、
予想外の結果からの急変動には注意しておきたいです。

昨日のドル円は、高値76.23円、安値76.04円と値幅20銭ほどの小動きでした。
今日も今のところ76.20円付近で小動きですが、ここから上昇の動きとなれば
まず76円台半ばへ上昇できるか、強い動きとなれば76円台後半〜77円付近へと
上昇していけるか見たいです。
一方、弱い動きとなると76円付近では止まることができるか、下抜けても
75円台後半では介入期待もあり下げ止まるか注目です。

昨日のユーロドルは、神経質に各材料を受け上下に振れるも、概ね1.32〜1.31ドルの
レンジ内におさまる動きとなりました。今日はやや軟調に推移し現在1.3130ドル付近で
推移していますが、ここから反発の動きとなれば現在止められている1.32ドル〜
1.32ドル台前半を越えることができるのかに注目したいです。

一方、弱い動きとなり1.31ドル〜1.30ドル台後半を割り込むと、1月31日の安値
1.3041ドル〜2月1日の安値1.3025ドル付近、債務危機関連から大幅下落となると
1.30ドル割れも考えられます。 

では、今日も頑張りましょう!

2012/02/02

為替見習さん

明日に雇用統計を控え、円、ドルを軸とした力関係変化に注目

水曜の為替相場は、朝から全体的に円やドルが強い位置で推移して
前日火曜の流れを引き継ぐかと思われましたが、夕方からこの動きが完全に反転して
円、ドルが弱い位置に変化するとともに、弱い位置にあったユーロやスイスが回復し
力関係において大きな変化が発生しましたね。

そのため各通貨の短期トレンドもこれまでの下向きから戻して
フラットや弱い上向きになっているものが出てきていますので
明日に雇用統計を控えて、現在の円、ドル売りの動きが加速するか
再び反転して先週後半からの下落トレンドに戻るのかに注目したいところです。

ではまず火曜から水曜にかけての対円変動率で相場をおさらいすると
NZDが0.82%、AUDが0.76%、EURが0.56%、CHFが0.48%、
GBPが0.44%、CADが0.37%、USDが-0.06%となっていて
力関係は【NZD>AUD>EUR>CHF>GBP>CAD>JPY>USD】という形に。

火曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が
【NZD>GBP>AUD>JPY>USD>CAD>CHF>EUR】でしたから
弱い位置にあったユーロやスイスが回復していることや
円、ドルが位置を落していることが見てとれます。

続いて11時時点の短期トレンド状況ですが、ドル円の短期はフラット。
クロス円ではオセアニアの短期が上向きに変化していますがまだ弱め。
その他はほぼフラットな状態となっていて方向性が乏しい状況となっています。

今後のポイントは円、ドルを軸とした力関係・テクニカル変化で
ここから円が売られる展開がさらに加速した場合には、
全体的に短期トレンドが回復することになりますし、
短期が明確な上向きになればロングのチャンスとなります。

この場合は力関係上強い通貨を買って円を売るのが
最も低リスクな通貨ペアの選択ということになりますね。

逆に円が買われる展開に戻った場合は各通貨の短期トレンドが悪化し
再び明確な下向きになるものが出てきますので、今度はショートのチャンス。
この場合も力関係上最も弱い通貨を売って円を買うのが低リスクですし
上記の円の部分をドルに置き換えると、ドルストレートでも同様です。

今日の重要イベントとしてはフランス国債入札、スペイン国債入札、
バーナンキFRB議長の議会証言などを控えていますが、 明日に控える雇用統計を見据えた相場になってくると思いますので 希望的観測での安易な取引は避けたいところ。 また取引する場合には想定以上の動きが出ることも考えて、 資金管理はいつも以上に万全にして低リスクな状態であれば攻め、 そうでなければ無理せず様子見するなど精神面のコントロールも 万全にしておきたいですね。 個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して 力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。 また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て 「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」 ということを考えて最も低リスクなものを選択します。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

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