兵ブロガーバックナンバー(2012年08月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2012年08月

2012/08/31

しましまさん

バーナンキFRB議長の講演に注目

昨日はNY時間まではバーナンキFRB議長の講演を控え様子見ムードでしたが、
NY時間には米指標の弱い結果やポジション調整の動きを受けNYダウが大幅下落したこと
等からリスク回避の動きが強まり、ドルと円が買われました。

本日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。

18:00:欧州・8月消費者物価指数・速報値
21:30:加・6月GDP
21:30:加・第2四半期GDP
22:45:米・8月シカゴ購買部協会景気指数
22:55:米・8月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値
 
また、今日はジャクソンホールでバーナンキFRB議長の講演が予定されており、
QE3への言及はあるかが注目されます。今回はQE3を示唆する発言はないだろうとの
予想がやや優勢のようですが、どちらにしても大きく動く可能性大で、
ポジション管理等はいつもより念入りにしておきたいです。

昨日のドル円は、方向感乏しく78.50円をサポートに78円台中盤での推移が続きました。
78円台中盤での小動きが続くドル円ですが、今日は上昇の動きとなると27日の
高値78.84円を越え、再び79円台へ乗せていくことができるか見たいです。

一方、78円台中盤を維持出来ず軟調な動きとなると22日の安値78.29円、
まだ弱い動きとなると78円付近への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは、東京時間にじりじり反発、欧州時間までは1.25ドル台中盤で
底堅い動きをしていましたが、NY時間にリスク回避の動きを受け急落し1.2487ドルの
安値を付け、その後NY終盤へ向け1.25ドル台へ戻すも1.25ドル台前半では上値の重い
動きとなりました。

今日ドル買いの動きとなり、1.25ドル〜1.24ドル台後半を明確に下抜けると50日線 
1.2434ドル付近では止まれるか、下抜けると1.24ドル〜1.23ドル台後半への下落も
考えられます。

一方、堅調な動きとなると現在抑えられている1.25ドル台後半を上抜け、
7月4日以来の1.26ドル台へ上昇できるか見たいです。 

では、今日も頑張りましょう!

2012/08/30

為替見習さん

バーナンキFRB議長講演を控え様子見ムード。無理な取引は禁物。

昨日の為替相場は、終値ベースでポンドがやや強い位置に来ましたが
全体的に指標に大きく反応するような場面も無く膠着気味の展開となり
週末に控えるバーナンキFRB議長講演を前にして動きづらい相場となっていますね。

指標が多かったドルでも、米GDP改定値が上方修正されたことや、
住宅指標も強い内容だったことから、ドル買い気味に動きましたが
大きく方向性が出るような動きには至っていませんし、
ベージュブックもインパクトは薄く反応は限定的。

このような中で今日はドイツの雇用統計(失業率、失業者数)や
米PCEデフレーター、コアデフレーターなどの発表を控えていますが
バーナンキFRB議長講演を控えて様子見ムードが続く可能性もあるので
資金管理を万全にした上で、短期トレンドが明確な方向性を持てば攻め、
そうでない場合は無理せず様子見するなどの対応を取りたいですね。

ではまず火曜から水曜までの対円変動率で相場を見てみると、
GBPが0.32%、USDが0.24%、CADが0.10%、EURが-0.03%、
CHFが-0.04%、AUDが-0.05%、NZDが-0.22%となっていて
力関係は【GBP>USD>CAD>JPY>EUR>CHF>AUD>NZD】という形に。

火曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が
【CHF>EUR>JPY>CAD>GBP>AUD>USD>NZD】でしたから
ポンドや北米が位置を上げていることや、ユーロ、スイスが位置を落としたこと、
さらにオセアニアが弱い位置をキープしていることが見て取れますが、
全体的に変動率が低いため膠着気味となっています。

続いて朝7時時点の各通貨テクニカルをおさらいすると
火曜に強い位置にあったユーロ、スイスの短期トレンドと
水曜に強い位置に来たポンドの短期トレンドは弱いながらも上向き。

また弱い位置をキープしているオセアニアの短期は弱いながらも下向き。
そして北米通貨の短期トレンドはフラットとなっていて
全体的に方向性が弱く、攻めるにはリスクが高い状況です。

そのため今後は円を軸とした力関係変化がポイントで
ここから円が買われて強い位置に変化する展開となれば
短期が悪化してフラット化しますし、勢い次第では
明確な下向きとなるものが出てきます。

そして下向きになれば順張りショートには絶好の相場になるため
力関係上最も弱い通貨を売って円を買う、という形で攻めるのが低リスク。

逆に円が売られる展開に変化した場合には各通貨の短期は改善し
勢い次第で明確な上向きに変化するものが出てきます。
こうなれば今度はロングのチャンスとなりますので
力関係上強い通貨を買って円を売るという形が最も低リスク。

個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して
力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。

また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて最も低リスクなものを選択。

そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして
事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、
自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2012/08/28

斉藤学さん

豪ドルは調整、その他クロス円はレンジと予想

こんにちは、斉藤学です。

【昨日の概要】

昨日発表された(独)8月IFO景気動向指数は、予想の102.8下回り102.3となり、
2年5か月ぶりの低水準となりましたが、特に大きく下落することはありませんでした。

英国市場がバンクホリデーで休みだったこともあり、ポンドをはじめ各通貨目立った
動きは見られませんでした。

8/27(月)
17:30 (独)8月IFO景気動向指数        前回:103.3   予想:102.8   結果:102.3

【本日の戦略】

本日は、夜にアメリカでケース・シラー住宅価格指数と消費者信頼感指数がある以外には、
それほど重要な経済指標はありません。

今週末(31日)のバーナンキFRB議長によるジャクソンホールでの講演を前に、
引き続き様子見ムードが強まりそうです。

どの通貨も、値動きは限定的と予想しますが、豪ドルは対ユーロでの買い戻しが
進んでいることから、もう少し調整売りが続きそうです。

【注目経済指標】
8/28(火)
15:00 (独)9月GFK消費者信頼感調査         前回:5.9     予想:5.8
17:00 (欧)7月マネーサプライM3(前年比)      前回:+3.2%    予想:+3.2%
22:00 (米)6月S&Pケース・シラー住宅価格指数     前回:-0.66%   予想:-0.3%
23:00 (米)8月消費者信頼感指数           前回:65.9     予想:65.5
23:00 (米)8月リッチモンド連銀製造業景況指数    前回:-17     予想:-12

【その他】
26:00 (米)2年債入札

【本日の予想レンジ】
・ドル円    77.80〜78.80  ↑
・ユーロ円   97.50〜99.50  →
・ポンド円   123.00〜125.60 →
・豪ドル円   80.80〜82.50  ↓
・ユーロドル  1.2380〜1.2620 →
・ポンドドル  1.5630〜1.5930 →
・ドルスイス  0.9490〜0.9710 →

【注目通貨ペア】
豪ドル円、ユーロドル

2012/08/24

為替太郎さん

ユーロドルの高値はどこまで伸びるか?

こんにちは、為替太郎です。
 
今週の為替相場は、現地時間22日公表のFOMC議事録において追加緩和観測が高まった
ことを契機として、ユーロドルが今までとは明らかに違った値動きになっています。
 
私は、週明け時点で、クロスユーロ全般の先行きはそれなりに底堅いとは見ていましたが、
今のユーロドルの地合いの強さは、その予想のさらに上を行くものです。FOMC議事録は、
マーケットにとって、久々に大きなサプライズのある材料だったと言えそうです。
 
この流れは、本日に至っても基本的に継続しており、実際、ユーロドルはFOMC後、
長時間にわたってジワジワと上昇し、随時高値を更新してくる状態が続いています。
チャート的に見ても現在の中期の上向きの流れは容易には崩れないと思います。
 
しかし、今日一日単位で考えれば、ユーロドルは見送りだと思います。
トレンドを見れば強いことは強いのですが、今週はここまでの急騰感が強いので、
そろそろ調整が入りそうな印象です。さらに、今日は金曜ですので、利益確定売りに
押されて、さすがに上値を伸ばすのは簡単ではないでしょう。
焦って入らず、チャンスを待ったほうがいいと思います。
 
なお、昨晩の指標は、アメリカの新築住宅販売戸数で予想をやや上回り、失業保険
申請件数は予想よりやや悪化した数字が出ましたが、為替相場には大きな影響は与えて
いません。さらに、今日の重要指標も耐久財受注くらいのものですので、今日の値動きも、
引き続き思惑主導のわかりにくい展開になりそうな予感です。
 
一方で、ユーロ円は、ユーロドルよりも状況は安定的です。実際、ピークで99円台までの
上昇局面こそありましたが、1時間足ではローソク足が長時間雲の中で安定しており、
チャート的に地に足がついた上昇傾向です。これらを見る限りは、材料次第でまだ継続的に
上がる余地もありそうに見えます。
 
また、ドル円に関しては、FOMC議事録後の急落の後の戻しが非常に鈍くなっています。
週前半までは79円越えの中で堅調だったトレンドが、目先で急に弱含んできた感が
あります。上昇ムードは完全に腰折れしています。とはいえ、下値にして78円台前半は
当面保持されると見ますので、今のレベルであえて売りに入っていくのも微妙でしょう。
まあ、もう少し下げてくれば買いかもしれません。78円台の中の安いところと 高いところで小さく利を拾っていけば、先々週までの戦略と同じとはいえ、 なかなか面白いです。 なお、今日の主要イベントは以下の通りです。大した材料はありませんが、耐久財受注は 内容次第では相場が動く可能性もあります。指標跨ぎの取引は注意しましょう。 07:45 NZ 7月貿易収支 17:30 イギリス 第2四半期GDP・改定値 17:30 イギリス 第2四半期個人消費 21:30 アメリカ 7月耐久財受注

2012/08/23

ダメおやじさん

ポンド円の戻り売り!

こんにちはダメおやじです。

相変わらず暑い日が続いていますが朝晩は少し過ごしやすくなっています。
秋が近づいて来ているのでしょうね。

先週は強い動きをしたドル円は今週は弱含みで動いていましたが昨日の
FOMC議事録で米追加金融緩和期待が高まったことで一時78.28円まで下落しました。

東京では下げれば介入期待で買われそうですが海外勢は戻れば売ってきそうで
目先は79円越えは売られそうですね。

私は週明けも書いたように今週はポンド円の戻り売りを主体にエントリーをしています。 

ユーロドルが欧州危機後退期待やドル安で毎日ストップを絡めて値を上げており
ポンドドルも上昇していることから下げ難い状況ですが21日、22日の125.50円は
抜けないと見て戻りは125.50越えストップで売りたいと思っています。

昨日はFOMS議事録で瞬間的に124.08円まで値を下げましたが本日、124.50円を
割り込んでくれば123.90円か123.50円までの下げも考えられます。

ただ今のポンド円は少し幅を持って見ると122〜126円の逆張りと見てますので、
戻りを売っても大きくは狙わず確実に利を取るのが良いのかも知れないですね。

本日の米指標が悪ければますます、追加金融緩和期待が強まるかもしれません。

2012/08/22

しーさん

リスクオン相場へ

昨日は欧州タイムからユーロを筆頭にクロス円などが上昇。
「ECBはドイツ連銀抜きで行動するつもりかもしれない」という発言を受けたことと、
ギリシャ融資に関してドイツが譲歩するというニュースが出たことが要因の1つ。

やはり欧州の動きの中でドイツの存在が大きく影響をしているようです。
明日以降、メルケル首相と欧州首脳との会談が予定されており、
どんな発言が飛び出してくるかにより相場が一時的に動く可能性がありそうです。

またスペインの国債入札も問題なく消化され、国債利回りは危険水域から随分下がり、
昨日の時点で6.2%ほどまで落ち着いてきました。

ドル円の頭は79円中盤で重くなっているものの、クロス円はじわじわと上昇しており、
本格的にリスクオン相場となってきたようです。

本日は夜中にFOMC議事録の発表があります。
8月のFOMC後の記者会見では、QE3について含みを持たせたものの、
景気判断については早急に追加緩和が必要ではないとの内容でした。

現にFOMC以降の米指標は比較的良い結果がでており、
9月に追加緩和が行われるのかどうか、議事録から読みとり合戦が
行われることになりそうです。

その議事録発表を控え、本日は動意は薄いと見ていますが、
昨日の上昇分を手仕舞う展開となるかも知れない、と思いつつ、
今週は連日それほど大きく動いてこなかったため、
山もなければ谷もないという状況なので反落期待もそれほどできません。

ドル円の上が重いので、クロス円の上値追いはなるべくしたくありませんが、
押し目があればそれを待ち、押し目もなくだらだらとレンジが続くようであれば
素直に様子見をしておき、議事録に備えておきたいと思います。

2012/08/21

ZEROさん

RBA議事録と欧州要人発言に注目

昨日は先週末に独シュピーゲル紙が「ECB国債利回り上限設定」と報道したことを
好感してスタートしていましたが、ECBや独財務省がこれを否定し一時ユーロ売り
となる場面がありました。

報道は否定しても何らかの国債購入の準備は進めているはずで、市場参加者の期待
は根強く株価もユーロも値を戻してクローズしています。

今週は週後半に独仏ギリシャ首脳会談が予定されており、ECBの国債購入と併せて
要人発言や思惑でユーロ相場中心の動きとなりそうです。

9月に入るまでは決定事項の発表は無さそうですので様子見姿勢も続くと思われます。
8月はイベント待ちとなりそうですが、9月以降は再度ユーロ戻り売りで考えています。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2012/08/20

とあるエンジニアKさん

利回りに目標水準、良いニュースとなることを期待

日本のお盆休みも終わり、8月も下旬となりました。
暑さの指標の一つとして最近気づいたのが各地の電力余力。
今やどのニュースサイトにも「本日の電力事情」という欄が。
日本のエネルギーを巡る事情はそれだけ深刻かつ、全国総力戦といった具合なのでしょうか。

今は日本にとってキツイ状況なのでしょうが、この経験によって更なる省エネを達成し、
世界に誇れる日本のエネルギー技術として未来の糧になることを、エネルギーに携わる
一人の技術者として切に願います。

【本日の指標】
本日の指標は小粒。
指標によって相場が動かされる事はないでしょう。

【本日の戦略】
お盆も終わり、本日より東京相場の通常と変わらぬ相場変動が期待されます。
東京の株式相場は米国のダウ平均に釣られるようにして上昇が続いており、
同じように円も徐々に売られる傾向が続いておりますが、大きく動くことは
期待できない今の相場です。まずは様子を見る相場でしょう。

さて週末に気になるニュースが発表されましたが、その反応を見たいのが今日の相場。
それはユーロ圏諸国の国債利回りに目標水準なるものを設定し、その水準が
下回るまで流通市場で国債を買い上げるという単純明快なプラン。

確かにスペインなどの国債利回りが、自立的に償還できるという7%を
上回ることが度々報道されるヨーロッパ。
危険水域と呼ばれるこのゾーンを前後して推移し、7%台に入るたびにユーロが
大きく下落してECBが火消しに奔走するという場面が今まで何度も見られました。

ドイツ国債との利率差を公的機関からの援助で穴埋めする形になりますが、
ダイレクトにユーロ市場に直結する国債をこれまたダイレクトに動かすわけですから、
今まで以上に効果が期待できるのではと考えています。

これは夏休み前に事実上棚上げした欧州安定メカニズムのドイツ憲法裁判所の
審査結果による混乱を見越した政策とも見て取れます。

いわゆる9月危機説への先手を打った形になり、相場への良い影響を期待したいところです。
さほど報道される規模としては大きくないものですが、ロンドン相場での良い影響を受け、
NYに続くことを期待します。

本日は市場の反応待ちの相場。
特に仕掛けることはせず、じっくり相場を見極めるのみとしたいと思います。

2012/08/17

しましまさん

メルケル独首相の発言等受けユーロ反発

昨日はNY時間までは概ね前日からのドル高の流れが継続、しかしNY時間に入ると
メルケル独首相がドラギECB総裁の見解を支持したことや弱い米指標、
ECBによるスペイン債購入に関する思惑等を受けユーロが上昇、米株の上昇もあり
リスク選好的な動きで円安が進みました。

本日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。

21:30:加・7月消費者物価指数
22:55:米・8月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値
23:00:米・7月景気先行指数 
 
昨日のドル円は、東京午前に79円台へ乗せてからは79円台前半〜79.40円の
レンジで底堅く推移しました。
79円台で底堅い動きを続けるドル円、ここからはまず200日線も走る79.40円付近を
越えることができるか注目、79.40円をしっかり越えれば7月6日以来の80円台目指し
上昇できるか見たいです。

一方、79.40円台付近で上値を抑えられる動きとなれば79円台を維持できるか、
79円を下抜けてしまうと78円台後半への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは、NY時間までは1.23ドル付近では上値を抑えられる動きでしたが、
NY時間に1.23ドル台中盤へと急伸し、その後も1.23ドル台中盤を維持する強い
動きとなりました。

ここからは50日線も位置する1.24ドルを越える動きとなるか注目、1.24ドル台へ
乗せる強い動きとなれば6日の高値1.2443ドルを上抜け1.25ドルを目指す動きとなるか
見たいです。

一方、ここから軟調な動きとなると1.23ドル〜1.22ドル台後半への下落が考えられます。 

では、今日も頑張りましょう!

2012/08/16

為替見習さん

薄商いの中における値が飛ぶような動きに注意

昨日の為替相場は、前半から夏枯れ相場らしい静かな展開でしたが
欧州勢参入後からユーロやスイスが売られる展開に変化。
この要因としてはスイス中銀が外貨準備分散化を行ったとの観測も出ています。

また夜のNY市場では米NY連銀製造業景気指数や消費者物価指数が
市場予想を下回ったことでドル円は大きく下落する展開となりましたし
その他の通貨もつられて下げる動きが出ています。

現在は海外勢、日本勢ともに夏休みが多く、市場参加者が少ないため
夏枯れ相場となっているわけですが、このような相場では膠着した動きと
急に値が飛ぶような強い動きが混じり合うことが多いですから
今日も神経質な動きを見据えて、資金管理は万全に。

また取引は無理して行わず、市場参加者が戻ってからでも良い、
という意識で相場の力関係や短期トレンドの把握につとめると良いでしょう。

ではまず火曜から水曜までの対円変動率で相場を見てみると、
CADが0.51%、NZDが0.42%、AUDが0.35%、GBPが0.24%、
USDが0.21%、CHFが-0.06%、EURが-0.07%となっていて
力関係は【CAD>NZD>AUD>GBP>USD>JPY>CHF>EUR】という形に。 火曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が 【CAD>USD>GBP>EUR>CHF>AUD>NZD>JPY】でしたから ユーロ、スイス、円、ドルがそれぞれ位置を落としていることや 弱い位置にあったオセアニアが位置を上げていることなど 一応の変化が見て取れますが、全体の差は小さい状況です。 続いて11時時点の各通貨テクニカルをおさらいすると 力関係上弱い位置で引けたユーロ、スイスの短期はフラット。 その他は一応上向きをキープしていますが、方向性は乏しい状況です。 そのため今後は円を軸とした力関係変化がポイントで ここから円が買われて強い位置に変化する展開となれば 短期が悪化してフラット化しますし、勢い次第では 明確な下向きとなるものが出てきます。 そして下向きになれば順張りショートには絶好の相場になるため 力関係上最も弱い通貨を売って円を買う、という形で攻めるのが低リスク。 逆に円が売られる展開が加速した場合には各通貨の短期は改善し 勢い次第で明確な上向きに変化するものが出てきます。 こうなれば今度はロングのチャンスとなりますので 力関係上強い通貨を買って円を売るという形が最も低リスク。 個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して 力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。 また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て 「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」 ということを考えて最も低リスクなものを選択。 そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして 事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、 自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2012/08/14

斉藤学さん

ユーロ・ポンド上昇、豪ドル下落、ドルはレンジと予想

こんにちは、斉藤学です。

【昨日の概要】

昨日発表された第2四半期のギリシャ国内総生産(GDP)は前年比6.2%減、
第1四半期の前年比6.5%減と比べて予想ほど悪化しなかったため、ユーロに
ショートカバーが入り反発しました。

その結果、ユーロやポンドが上昇、豪ドルやNZドルは追随せずに軟調に推移しています。
特に材料が出なければ、本日もこの流れを引き継ぐものと予想されます。

【本日の戦略】

午後は、注目の経済指標がたくさんあります。

ドイツやイギリス、ユーロの経済指標はいずれもやや成長鈍化の予想。
アメリカの7月小売売上高は前月比プラスの予想です。

予想とよほど離れていない限り大きな動きはないとみます。

基本的には、直近の安値や高値をサポート・レジスタンスラインとし、
ボックス相場を想定して取引するとよいでしょう。

引き続き、市場参加者が少ない状態が続きますので、急落・急騰に揺さぶられないよう
注意してください。

【注目経済指標】

8/14(火)
15:00 (独)Q2GDP <速報値>      前回:+0.5%   予想:+0.1%
15:00 (独)Q2GDP(前期比年率)     前回:+1.2%   予想:+1.1%
17:30 (英)7月CPIコア         前回:+2.1%   予想:+2.0%
17:30 (英)小売物価指数        前回:-0.2%   予想:-0.1%
18:00 (欧)Q2GDP <速報値>      前回:±0.0%   予想:-0.2%
18:00 (欧)Q2GDP(前期比年率)     前回:-0.1%   予想:-0.4%
18:00 (独)8月ZEW景況感調査       前回:-19.6    予想:-18.0
21:30 (米)7月PPIコア          前回:+2.6%    予想:+2.3%
21:30 (米)7月小売売上高        前回:-0.5%    予想:+0.3%

【その他】
18:00 ギリシャ3カ月物証券入札
米主要企業決算 ホーム・デポ

【本日の予想レンジ】
・ドル円     77.80〜78.80      →
・ユーロ円    95.50〜97.50      ↑
・ポンド円    122.20〜123.50     ↑
・豪ドル円    81.30〜83.00      ↓
・ユーロドル   1.2260〜1.2420     ↑
・ポンドドル   1.5620〜1.5770     ↑
・ドルスイス   0.9670〜0.9800     ↓

【注目通貨ペア】
ユーロドル、豪ドル円

2012/08/10

為替太郎さん

上向きのトレンド失速?まだまだユーロは底堅い

こんにちは、為替太郎です。
 
いよいよ明日からお盆休み突入という方も多いでしょう。
帰省される方はごゆっくりお過ごしください。
 
さて、昨日の為替相場ですが、久々にクロスユーロが大きく下落しました。
 
材料要因もありますが、それよりなにより、先週末の雇用統計以降、
ショートカバー主導で消極的にユーロが買い上げられてきた目先の動きに対して、
調整的な反落が入っているのがことの本質でしょう。
 
ユーロドルも、昨晩の海外時間からは1.23割れと、上値を模索していくような
週前半までの値動きとは明らかに違った流れになっています。さらに、ユーロ円も、
クロス円の円安傾向に反して、継続的に96円台まで落ちてしまっています。
市場の雰囲気は、ここにきて徐々に悪くなってきたといえます。
 
さらに、テクニカル的に見ても、ユーロドルでは4時間足チャートで基準線と
転換線のクロスが生じており、従来の上向きの流れは着実に弱まっています。
現在は、今週の週明け時点での予想レンジの下限付近まで下落してきました。
かといって、今日は金曜日。
ここから際限なく下げるような展開を見込むのは気が早すぎというものでしょう。
 
ユーロの根本的な底堅さも継続しています。もちろん、今日の値動きは強いものには
なりにくいでしょうが、今の地合いであれば、1.22割れなどの決定的なところまでは
下げる可能性は高くないと思います。安ければ買っていくのも十分ありです。
 
一方、ドル円は目先ではそれなりに高いところで安定している感があります。
今は、もともと大方の予想通りの78円台のレンジ相場ですので、奇をてらう必要は
ありません。78円50銭を境にして、高ければ売り、安ければ買う戦略をコツコツ
繰り返すだけで、十分に利が乗る相場なのではないでしょうか。
 
なお、今日の主要イベントは以下の通りです。
それほど大きな材料があるわけではないので、今日は週末要因、需給要因が中心の
相場になりそうです。
 
13:30 日本 6月鉱工業生産
15:00 ドイツ 7月消費者物価指数
15:45 フランス 6月鉱工業生産
17:30 イギリス 7月生産者物価指数
17:30 香港 第2四半期GDP
21:30 カナダ 7月失業率
21:30 カナダ 7月 新規雇用者数

2012/08/09

ダメおやじさん

レンジ相場の様相もユーロドルの噴き値売り!

こんにちは、ダメおやじです。

毎日、猛暑が続き体調管理を確りしたい所ですが為替のほうも夏バテか
上にも抜けず、 下にも抜けない往来相場となっています。

特にドル円の78円台での膠着した動きが長すぎで、これではクロス円も
トレンドが出ないですね。

私の経験ではお盆明けから下げる確率は、この20年で8割は有ると思います。
(20年前と言うのは為替ではなくて株や商品相場ですが)

今年も下げるのか来週からの動きに注目です。

私は今週はユーロドルは1.22〜1.25のレンジ内の動きながら噴き値売り主体で
臨むのが 良いと週明け予想しましたが今の所は薄利の積み重ねですが順調です。
逆に突っ込みを買ってコツコツと取るのも良いかもしれません。

今のような往来相場では高値買い、安値売りは避けたいです。

さて、ユーロドルですが今週に入り強気予想が増え、1.24越えで
相当買われていると思ってます。

動きは月曜、火曜に1.2440台をつけましたが上には抜けません。
1.2450の大量売りに上値を抑えられているようですね。
逆に、1.2450を越えればストップを巻き込んで1.25までの上昇も考えられますが、
今の 動きでは越えるのは難しいと思っており、1.24付近で売り1.2450越え
ストップでストップを取られれば1.25付近で再度、売り直しが良いと思ってます。

下値は1.22を割り込むまでは小刻みに利を取りながらも1.22を割れれば
順張りで売りも 良さそうです。

中長期を考えればECBが債務国の国債を買い入れしても先延ばしに過ぎず、
ユーロ安の流れは変わらないと思っています。

2012/08/08

しーさん

政局絡みの円売り

毎日暑い日が続きますが、個人的にはちょっと違った意味で熱い夏となっています。

というのも本業のプロジェクトが火を噴いており、鎮火のためにお盆休みなしで
対応をしなければいけません。また別件で割り込みが発生するなど、
まさにマーフィーの法則が吹き荒れている状態です。

欧州の今後もよくわからない状態ですが、日本の政局も混沌としてきました。
昨日は野党6党から内閣不信任案が提出されました。

自民党からは本日午前中を目処に提出されるかどうかという状況ですが、
解散の確約が条件となっており、本日の永田町は大荒れの模様です。

本来日本の政局など海外からは全く注目されてきませんでしたが、
野田総理は海外からは意外にも評価が高く(失礼)、
消費税増税と今後の財政改善に対して多少は注目があるはず。

となると近い将来解散ともなれば民主党は惨敗。
しかしながら総理が替わっても増税路線は変わらないとくれば
円に対しての動きはそれほどないのかも、とも考えられます。

実のところ一体改革関連法案が海外でどこまで注目されているかわかりませんが、
この法案の行方次第では円売りへと傾斜する可能性もあるため、
欧州からNYタイムにかけてはこの結果を気にしておきたいと思います。

また、欧州序盤には英インフレレポートが公表されます。
昨日はポンド買いで上昇してきましたが、英国の内情はぼろぼろ。
QEを行いポンドはじゃぶじゃぶ、GDPは-0.7%と大幅マイナス成長、
オリンピックが終わってしまうと何もよいところがない状況に陥り、
今後のポンドはネガティブな目線でしか見られません。

一部では利下げ圧力が相当なものとなっているという情報もあり、
今回のインフレレポートから今後の金利動向がどうなるか次第で、
ポンド売りとなる可能性もありますので十分注意したいと思います。

しかし全体的にはリスクオンの雰囲気が漂う中で、
クロス円の戻しには期待が高まります。

戻したところで売りを狙うのか、戻すのを期待して買いでついていくのか
エントリするタイミングによって戦略が分かれそうですが、
自分の得意な時間とその時の流れに従って勝負していきたいと思います。

2012/08/07

ZEROさん

豪金融政策に注目

先週末に発表された米7月雇用統計の結果も昨日で織り込み、相場は本格的に
夏休み入りとなりそうです。

本日は東京時間13:30に発表されるRBAキャッシュターゲットに注目しています。
政策金利は据え置きが予想されており、個人的にもまず据え置きかと思います。

声明文や総裁発言から今後のスタンスを探ることになりそうですが、直近の
豪ドルは対ドル対ユーロでかなり高いレベルにあることから豪ドル高けん制
発言は出てくるかもしれません。

ただし発言で売られても一時的な反応になりそうです。

欧米時間は引き続き欧州債務問題関連の報道に注意したいと思います。

※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。

2012/08/06

とあるエンジニアKさん

雇用統計の流れ、円安継続を期待する一日

8月となりました。
オリンピックが熱く盛り上がっています。
オリンピックはかのポンドの国、英国で行わているわけですが、
残念ながらポンドにそのオリンピックの熱気は伝わっていない模様。
静か、そして徐々に落ち込んで行くのが見えるポンドです。

【本日の指標】
本日の指標は小粒。
指標によって相場が動かされる事はないでしょう。

【本日の戦略】
金曜日に発表された雇用統計は相場に対してポジティブな反応。
予想されていた10万人を大きく上回る16万人の雇用増。
ここ最近ネガティブな数値ばかりが目立った雇用統計でしたので、
この数値は十分に米国を目覚めさせる値でした。
NYダウ平均は一気に200ドル近い上昇。

一方のドルは、大きく下落。
特にユーロドルは終値で200PIPS近い下落を見せるほど大幅な下落を見せました。
前日のECB会見結果によるユーロ下落が効いているのもありますが、雇用統計の
力を見せた一日でした。

本日はこの雇用統計の流れを受けた東京市場がどのような動きを見せるかに注目。
大きく値をあげたユーロにつられるようにして全面的な円安が見られた金曜日
でしたが、上記の株価上昇が東京相場においても継続するようならば円安継続と
見ていいかと思います。

今週は週の半ばに日銀の金融政策決定会合が予定されておりますが、
ここで期待されるのはに銀による追加金融支援策。
会議当日よりも、その前に噂として流れることが相場を動かす要因として可能性が
あることから、今日明日と日銀要人による発言等に注意が必要な週明けです。

2012/08/03

しましまさん

ECBへの失望感からユーロ急落、今日は米雇用統計に注目

昨日は、ECBが政策金利を据え置いたことやドラギ総裁会見への期待感から
ユーロは買われユーロドルは一時1.2404ドル、ユーロ円も96.97円の高値を
付けましたが、その後のドラギ総裁の会見で欧州債務危機解決に向けた
具体策が示されなかったことからユーロは急落、ユーロドルは1.2134ドル、
ユーロ円も94.93円の安値を付け、その後も軟調に推移しました。

本日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。

21:30:米・7月非農業部門雇用者数/7月失業率
23:00:米・7月ISM非製造業景況指数

今日は注目の米雇用統計の発表が予定されており、市場予想は7月非農業部門雇用者数が
+10.0万人、7月民間部門雇用者数が+11.0万人、7月失業率が8.2%となっています。

昨日のドル円は、欧州時間までは78.40円台中心の小動きでしたが、欧州時間に
78円台前半へ下落、その後は78円台前半での小動きが続きました。

今日も78円台前半での推移となっていますが、ここから堅調な動きとなると
78円台中盤へと上昇、強い動きとなると78.80円付近まで上昇できるか見たいです。

一方、軟調な動きとなると、78円〜1日の安値77.92円付近への下落、更に弱い動きと
なると6月1日の安値77.66円付近への下落も考えられます。

昨日のユーロドルは、ECB政策金利発表までは堅調に推移、ECB政策金利発表で
金利が据え置かれると1.23ドル台へ乗せ一時1.2404ドルまで急騰しましたが、
ドラギECB総裁の会見内容を受け失望感が広がり急落、1.22ドルも割り込み
一時1.2134ドルの安値を付け、その後も1.21ドル台で上値重い動きとなりました。

今日は今のところ1.2170ドル台で小動きとなっていますが、ここからも軟調な
動きとなると昨日の安値1.2134ドル〜1.21ドル付近、下抜けると1.20ドル台中盤への
下落が考えられます。

一方、反発の動きとなればまず1.22ドル台へ戻し、1.23ドル付近を目指す
動きとなるか見たいです。

では、今日も頑張りましょう!

2012/08/02

為替見習さん

BOE、ECB政策金利発表、ドラギECB総裁会見に注目

昨日の為替相場は、午前中に一旦円が買われる動きが出た後
夕方にかけて大きく戻す動きが出る展開となり、
注目のFOMC政策金利・声明発表後にはドルが単独で買われましたが
終値ベースでは特に大きな動きは無い1日となりましたね。

注目のFOMC政策金利・声明発表では、追加緩和は実施されず。
ただ、声明では「経済活動が今年上半期にかけていくぶん減速」と
これまでの「経済が今年緩やかに拡大してきた」からやや後退。

しかし「必要に応じて追加緩和する」とも明言していますから
8月、9月の雇用統計を踏まえた上で9月のFOMCにおいて
何かしら動きが出てくるかもしれませんね。

このような状況の中で今日はBOE、ECB政策金利発表に加えて
ドラギECB総裁記者会見を控えているため、ユーロを軸とした動きや
リスク回避、選好の動きに注目したいところ。

さらに明日には米国の雇用統計を控えていますから
取引する場合は資金管理に余裕を持たせた上で
当日決済でリスクを限定するなどの工夫をしたいですね。

ではまず火曜から水曜までの対円変動率で相場を見てみると、
USDが0.40%、NZDが0.31%、CADが0.18%、AUDが0.06%、
EURが-0.22%、CHFが-0.26%、GBPが-0.47%となっていて
力関係は【USD>NZD>CAD>AUD>JPY>EUR>CHF>GBP】という形に。

火曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が
【EUR>CHF>JPY>USD>AUD>NZD>CAD>GBP】でしたから
強い位置にあったユーロ、スイス、円が位置を落としていることや
北米、オセアニアが位置を上げていること、ポンドが弱い位置を
キープしていることなどが見てとれます。

続いて11時時点の各通貨テクニカルをおさらいすると
力関係上弱い位置をキープしているポンド円の短期が下向き。
それ以外は全てフラットとなっていて方向性が乏しい状況です。

そのため今後は円を軸とした力関係変化がポイントで
ここから円が強い位置で加速することになれば、
短期が悪化して明確な下向きとなるものが出てきますので
そうなれば順張りショートには絶好の相場となります。

この場合は力関係上最も弱い通貨を売って円を買う、
という形で攻めるのがリスクも低く、リターンも多く望める組み合わせに。 逆に円が売られる展開に変化した場合には各通貨の短期は改善し 勢い次第で明確な上向きに変化するものが出てきます。 こうなれば今度はロングのチャンスとなりますので 力関係上弱い通貨を買って円を売るという形が最も低リスク。 個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して 力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。 また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て 「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」 ということを考えて最も低リスクなものを選択。

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