昨日は、FOMC声明から「さらなる漸進的利上げ」の文言が削除されたことやパウエルFRB議長の「利上げの論拠が幾らか弱まった」等の発言を受けドル売りが進み、ドル円は108.81円の安値を、ユーロドルは1.1502ドルの高値を付けました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 22:30:米・新規失業保険申請件数 22:30:加・11月GDP 23:45:米・1月シカゴ購買部協会景気指数 24:00:米・11月新築住宅販売件数 昨日のドル円は、NY時間に109.70円台まで上昇もFOMC政策金利発表後109円を割り込み108.80円付近まで下落しました。今日軟調な動きとなると108円台中盤への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると109円台中盤へ上昇できるか見たいです。 昨日のユーロドルは1.14ドル台前半での小動きが続きましたがFOMC政策金利発表後1.15ドル付近まで急伸しました。今日堅調な動きとなると1.15ドル台中盤まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.14ドル台中盤〜前半への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、FOMCや雇用統計を前に調整主体の相場でしたが、英議会の投票をうけてポンドが下落する動きが出ていましたね。これらの動きもあって円やユーロは相対的に強めではありますが注目は今夜のFOMCとパウエル議長会見、そして週末の雇用統計なので安易に相場の動きについていかないように注意したいところ。 FOMCの事前予想は政策変更無しという見方が多いですし、12月に利上げに踏み切っているためそれほど強い動きは出ないのでは、という見方が多いように思います。ただバランスシート縮小を予定より早めるという観測も出ているため、パウエル議長の会見において言及があれば発言直後から翌日にかけて動く可能性も頭にいれておきたいですね。 また動きが出たとしても雇用統計に向けたポジション調整で比較的早く動きが収まるという可能性も考えられますので取引する際には早い決済を心がけたいところです。 このようななかで今日のイベントとしては、フランスGDP速報、ドイツGFK消費者信頼感、消費者物価指数速報、米ADP全国雇用者数、そしてFOMC政策金利発表、パウエルFRB議長会見が予定されていますので資金管理を万全にしたうえで、取引する場合は当日決済にしておき、雇用統計に向けて無駄なポジションを極力残さないようにするなど、自分で消せるリスクは徹底的に消したいところです。 ではまず月曜から火曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、火曜はEURが0.09%、NZDが0.05%、USDが0.03%、CADが-0.08%、AUDが-0.14%、CHFが-0.20%、GBPが-0.65%となっていて力関係は【EUR>NZD>USD>JPY>CAD>AUD>CHF>GBP】という形に。 月曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【EUR>JPY>CHF>NZD>USD>AUD>GBP>CAD】でしたからユーロや円が強い位置を、豪ドルが弱い位置を維持していること、ポンドが弱い位置で加速していることなどが見てとれます。 続いて11時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、全体的にフラットからやや下向き気味となっていますので現状はどちらかというと円買いの動きが出ればショートのチャンスになりやすい状態。 そのため今後は円を軸とした力関係変化が最大のポイントでここから円買いの動きが出れば各通貨の短期トレンドは悪化し、明確な下向きとなってショートのチャンスとなる通貨が出てきます。 こうなった場合には力関係上弱い通貨を売って円を買う、という形で攻めるのが低リスクかつ高リターンですね。 逆にここから円売りの動きが出た場合は短期トレンドが改善し上向きとなるものが出てきてロングのチャンスに変わります。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。 個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものをリスクの低い方向に攻めるという基本戦略。 また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは+183ドル高、日経平均株価は-124円安の20649円で引けました。ドル円は109.17円まで下落、クロス円も全体的に売られています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 24528.22(-208.98 -0.84%) ・日経平均 20580.00(-215.00 -1.03%) ・NY金先物 1309.30(+5.10 +0.39%) ・NY原油先物 51.99(-1.70 -3.17%) 【経済指標】 ★★★★★ 23:00 (ユーロ) ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言 ★★★★★ 23:30 (英) カーニー英中銀(BOE)総裁、発言 【本日の戦略】 <中国経済減速への警戒感で売られる> 昨日は、アジア株に続き欧米株も下落したことで、ドル円は109.17円まで下落するなど軟調な地合いが続きました。クロス円も全体的に下落、原油が-3%超売られたことで豪ドルやカナダドルなど資源国通貨が弱いです。 昨晩発表されたキャタピラーの決算が予想を下回ったほか、米半導体大手エヌビディアの見通し下方修正で、NYダウは-208ドル安、ナスダックも-1%超売られました。いずれも中国経済の減速が原因で、今週ワシントンで行われる米中貿易協議の前に、警戒感が高まりつつあるようです。 先週まで買戻しの動きが続いてきたこともあり、このあたりは利食い売りに押されやすいでしょう。また、金が1300ドル台を維持し続伸、ユーロも連れ高となってドルの上値が重いため、本日は全体的に小幅調整と予想します。 【経済指標】 ★★★ 24:00 (米) 1月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 前回:128.1 予想:124.6 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 108.80〜109.80 ↓ ・ユーロ円 124.00〜126.00 ↓ ・ポンド円 142.00〜144.50 ↓ ・豪ドル円 77.50〜78.80 ↓ ・ユーロドル 1.1380〜1.1500 ↑ ・ポンドドル 1.3000〜1.3200 ↓ ・ドルスイス 0.9850〜1.0050 ↓ 【通貨の強さ】 ユーロ>ドル>ポンド>豪ドル 【注目通貨】 ・豪ドル(原油価格が調整)
今回は、外為オンラインでも最近追加され、当サイトでも最近問い合わせが増えているメキシコペソについて解説したいと思います。 メキシコペソは、名前の通りメキシコの通貨なのですが、メキシコは政策金利8.25%と高金利ながら、他の新興国高金利通貨の国で多くありがちな問題が少なく、新興国の高金利通貨の中では比較的「優等生」な通貨と言われております。 具体的には、 ・失業率、インフレ率、対外債務といった、他の新興国によくありがちな問題があまりない ・経済・軍事ともに世界最強の国であるアメリカの隣国であり、アメリカの成長に伴って成長が期待される ・メキシコ自体も今後人口増加が予想されており、経済成長も期待されている ・産油量世界6位、銀生産量世界2位等、資源も豊富 というように、成長性も期待しながら、ある程度の安定性もあるという特徴があります。 こういう特徴があるためか、メキシコペソは、去年は新興国通貨が全般的に大きく下落することもある中で、比較的安定して推移し、最近も上昇基調にあります。 また、政策金利についてもメキシコ中銀は利上げ方針であり、昨年12月にも0.25%ポイントの利上げがありました。 このように書くと、メキシコペソは完全無欠な凄い通貨のように思われそうですが、もちろんリスクもいくつかあり、 ・アメリカへの経済依存度が高いので、アメリカがリセッション入りしたり、アメリカとの関係が悪化すると売られる(実際に、昨年NAFTA交渉が不透明な時や、大統領選の最有力候補で、その後実際に当選したオブラドール氏(通称AMLO氏)が反米的な発言を繰り返していた時は、メキシコペソは軟調でした) ・新しく就任したオブラドール大統領は、最近反米的な発言は少なくなっているものの、ポピュリズム的政策や、新空港の建設中止等、経済に悪影響を与えかねない政策を進めようとしている ・クロス円であればリスクオフの時には売られるので、世界経済へのリスクが高まると下落する といったことがあります。 ただし、オブラドール大統領も、元メキシコ市長で政治経験があり、選挙中に反米的な発言をしていたのを当選後は控えているように、ある種の「パフォーマンス」を好むところがあり、今は色々と言っていても、実際にどこまで悪影響を及ぼすような政策をするかは分からないので、「アメリカのリセッション」「リスクオフ」には注意しつつも、個人的には買い目線で見ております。
今週の為替相場は、総じてドルが堅調な展開が継続しています。 週半ばの23日には、日銀の金融政策決定会合がありました。会合では、市場の予想通り、量的質的緩和の枠組み維持が決定されるなど、サプライズはありませんでした。 一方、展望リポートでは、消費者物価指数の見通しが下方修正され、経済・物価の下振れリスクを警戒する内容でした。海外経済を巡る経済の下振れリスクが意識されています。 IMFも、ヨーロッパの一部や新興国の低迷を理由として、世界経済の成長率見通しを下方修正するなど、世界的に先行きの不透明感は依然として継続しています。 また、これらを受けた週半ばの為替市場では、一時的にドル円110円まで到達する場面もありました。 しかしながら、その後は再び109円台に逆戻りし、110円台の定着には至らず。その後は今日にいたるまで109円台の動きが継続しています。 一方、今週ECB理事会があった欧州通貨も伸び悩んでいます。24日の欧州では、1月仏サービス部門PMI速報値や1月仏総合PMI速報値が市場の予想を大きく下回ったことを契機として、ユーロドルが軟調となりました。 また、日銀と並んで今週の為替市場の関心材料になっていたECB理事会でも、市場の大方の予想通り、金融政策の現状維持となったものの、その後のドラギECB総裁の会見で、成長リスクが下向きに移行しているなど経済の先行きに関して予想を下方修正する旨のことを述べたことで、欧州経済の下振れリスクが改めて強く意識されています。 ユーロドルは、ユーロの下落で6週間ぶりの安値水準になっています。 一方で、米国株は、NYダウが反落する一方、ナスダックは続伸と高安まちまちの展開でした。そのため、相対的にリスクオフのドル買いが強まりました。 米商務長官がCNBCテレビで、米中通商交渉の妥結には程遠いとの見解を示したことも、市場のリスクオフムードが強まった一因です。 昨日の為替市場は、欧州時間の109円70銭台から下落して、アメリカ時間には109円台前半まで下げる場面もありました。 今日の東京も、109円50銭台で始まっています。材料出尽くし感もあり、しばらくは今の推移が継続しそうな雰囲気です。 14:00 シンガポール12月鉱工業生産 18:00 ドイツ1月IFO企業景況感指数 22:00 ロシア12月失業率
こんにちは、ダメおやじです。 昨日は欧州からポンド円が上昇し143.56円の高値を付けた後は流石に利食い売りで143.18 円付近で終わりました。特に強い材料はなかったのですがが安値売りが相当に溜まっていたのか、買い戻しを強要させる海外勢の仕掛けでしょう。 今週のポンド円予想では142.20円ストップで売りでしたが見事に外しました。同時に142.20円を越えると144円狙いが現実味を浴びてきました。売るなら資金計画を確りしないとダメですね。 目先的に上値は144〜145円、下値は141円と見ています。ドル円、ユーロドルの動きが少ないため、どうしてもポンドに人気が集中しています。 本日はECBドラギさんが有ります。ユーロドルの動く切っ掛けを作って欲しいですね。
今週は米国が休場で始まったことも影響しているのか、先週までの上昇の勢いが止まり、やや調整気味の展開となっています。 英国についてはメイ首相が否決されたEU離脱案の代替案を提出し、演説にて二回目の国民投票を否定。代替案については内容はほとんど変わっていないようですが、他の議員から内容に条件を付け加えた修正案がいくつか提出されているようです。 来週29日(火)に代案についての投票となりますが、惨事を回避するために妥協して修正された代案を受け入れるのか、3月の期限が延長して先送りとなるのか、ブレグジット劇場はもうしばらく続きそうです。 昨日からダボス会議が始まっており高官発言に注目が集まりますが、今回はトランプ大統領が政府機関閉鎖の影響を受けて欠席している他、G7首脳陣の中で参加しているのは3人のみ。グローバルに景気の先細りが懸念される中で盛り上がりは今ひとつなのかも知れません。 ドル円については、テクニカル的には2018年3月の安値と10月の高値の50%ラインである109円60〜70銭を天井として上昇が落ち着いている状態です。NYダウや日経平均株価も一旦頭打ち状態であることやドルの買い材料が見当たらないことから、ドル円の50%ラインを越えるのは難しいのかも知れません。 ポンドが楽観的に上昇して上値更新をうかがっているように見えるため、ドル円としても上昇しやすいのかも知れませんが、レジスタンスラインに抑えられて大きく上昇はしないものの、下落したら買いたい人たちもいるようなので、大きく下落もなさそうです。よってどちらかといえば押し目買いを狙っておいたほうがよいでしょう。 本日から今週末にかけては、大きなイベントやこれといった材料がないためにボラティリティが高まりそうになく、様子見しておいたほうが無難かも知れません。
21日週明けのNY市場は、キング牧師誕生日のため休場でした。東京時間には中国GDPが発表され、2018年は6.6%と28年ぶり低水準、10-12月期は6.4%でした。 実態は発表より遥かに低いと見られており、当局への政策対応期待が浮上しています。 EU離脱代替案は代わり映えしない内容でした。米政府機関一部閉鎖については「DACA(ドリーマー)の滞在許可を3年延長」という妥協案を出したものの、民主党はこれを拒否。 結局、EU離脱の不透明感はそのまま、米政府機関一部閉鎖もそのままで進展していません。引き続き米企業決算と、日銀・ECBの金融政策に注目しておきます。 投資戦略は、2月3月に再び円高に振れる場面があると予想し、ドル円ショートポジションを積み上げておきます。それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
1月も半ばを過ぎ、最も一年で寒い時期を迎えました。 自転車で通勤していたのですが、ここ最近は寒くて電車に切り替えている毎日。 そうなると気になるのが運動不足で、正月ののんびりも相まって徐々に体重が 増えてくるのを感じます。つい先日受けた人間ドックは「体重以外異常なし」で、 相変わらず健康なのですが、もう積極的に動いて体を酷使したいと考える真冬の日々です。 【本日の指標】 本日の指標は特に大きなものはなく、指標によって動かされる相場とはならない見込みです。 【本日の戦略】 先週末は英国のEU離脱を巡る議会混乱がハイライトされました。 結局のところは大差で否決され、別案を要求されているのが今のステージ。 本日がその代替案を提示する期限を迎える日であり、現状では妥協案を見いだすのは 非常に難しいとされていることから、合意なき離脱や離脱そのものの延期を考えなくては いけない時期に入った模様。そうなれば英国の経済へのダメージは今以上になる見込み。 といっても相場は既にあきらめの領域に達しているのか、さほど動くことなく日々を 迎えています。とはいえ次なるショックは「英国のみならずEU全体に影響を与える」と 解釈されれば影響は限定的なものとはならないので注意が必要な場面か。 米国、英国ともに政治の混乱に拍車がかかり、EUを代表するフランスでも毎週のように デモが収まらず、政治的安定にはほど遠い日々がまだまだ続きそう。 相場は安定しておいますが、次なる要因が多々ある危険な相場。 こんな時の相場は傍観するに限ります。様子見の相場です。
昨日はモルガンスタンレーの決算等から株価は軟調に推移しドル円も上値重い動きでしたが、 米国が対中貿易関税の撤廃を検討しているとの一部報道が伝わるとドル円は109.40円まで上昇、 米財務省が報道を否定した後も109円台前半での底堅い値動きでした。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 18:30:英・12月小売売上高 22:30:加・12月消費者物価指数 23:15:米・12月鉱工業生産 24:00:米・1月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 昨日のドル円は東京時間109円を割り込み欧州時間は108円台後半で推移、 NY時間は109円付近で推移し終盤109.40円まで上昇しました。 今日堅調な動きとなると109円台中盤〜後半へ上昇できるか見たいです。 一方、軟調な動きとなると109円付近〜108円台後半への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは1.13ドル台後半〜1.14ドル付近での小幅な値動きでした。 今日軟調な動きとなると1.13ドル台中盤への下落が考えられます。 一方、堅調な動きとなると1.14ドル台前半〜中盤へ上昇できるか見たいです。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、注目された英国のEU離脱をめぐる動きが注目されるなか ポンドがやや戻すとともに、北米通貨の強さやオセアニアの弱さが出るなど 変動率が低い中でも位置関係に変化が見られましたね。 EU離脱問題に対する不透明感は相変わらず意識されていますが、 EUが英国のEU離脱時期を7月以降まで延長することを協議する、 という情報が出たり、メイ英首相の不信任決議案が否決されたりと 不透明な中での買い材料が出たことがポイントだったかと思います。 ただあくまでも戻しの範疇ですし、変動率を見ても次の材料待ちの印象なので 次に大きな動きが出たときについていけるように、ポジション整理や資金管理など できる準備は淡々と進めていきたいところ。 このようななかで今日のイベントとしては、米国の新規失業保険申請件数や フィラデルフィア連銀景況指数、住宅建設許可件数、住宅着工件数など 米指標が予定されていますし、モルガンスタンレーの決算も控えているので これらのイベントと株式市場、商品市場の変動を見ていくなかで動きが出れば 取引することを考えてシミュレーションしたいところ。 また取引する場合は当日決済にして無駄なポジションを極力残さないようにするなど、 自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで、相場のリスクが下がれば取引したいところです。 ではまず火曜から水曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、 水曜はGBPが0.48%、CADが0.47%、USDが0.39%、EURが0.23%、 CHFが0.12%、NZDが-0.13%、AUDが-0.25%となっていて 力関係は【GBP>CAD>USD>EUR>CHF>JPY>NZD>AUD】という形に。 火曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が 【AUD>CAD>GBP>USD>NZD>JPY>EUR>CHF】でしたから オセアニアが位置を落としたこと、円が弱めの位置を維持していること、 ポンドやカナダが強い位置で加速し、ユーロやスイスがやや位置を上げるなど 変動率が低いなかでも一応の変化が見られます。 続いて10時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、 オセアニアがフラットで、その他は弱いながらも上向きとなっており 現状は攻めるにも少しリスクが高い状態。 そのため今後は円を軸とした力関係変化が最大のポイントで ここから円売りの動きが出れば各通貨の短期トレンドは改善し、 明確な上向きとなってロングのチャンスとなる通貨が出てきます。 こうなった場合には力関係上強い通貨を買って円を売る、 という形で攻めるのが低リスクかつ高リターンですね。 逆にここから円買いの動きが出た場合は短期トレンドが悪化し 下向きとなるものが出てきてショートのチャンスのものが増えます。 この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。 個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので 短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものを リスクの低い方向に攻めるという基本戦略。 また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」 ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは-86ドル安でしたが、日経平均株価は+195円高の20555円と続伸して引けました。 ドル円は一時108.76円まで上昇、クロス円も全体的に買われています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 24065.59(+155.75 +0.65%) ・日経平均 20470.00(+375.00 +1.87%) ・NY金先物 1288.40(-2.90 -0.22%) ・NY原油先物 52.11(+1.60 +3.17%) 【経済指標】 ★★★ 22:30 (米) 12月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) (前年同月比) 前回:2.7% 予想:3.0% 結果:2.7% 【本日の戦略】 <英EU離脱案採決は無難に通過> 今朝早朝に、注目の集まっていた英EU離脱案の採決が行われました。結果は、事前予想通り否決となり、 いったんまとまった売りが入ったもののその後は急速に買戻されました。 ドル円は一時108.76円まで上昇、ポンド円も140円付近まで戻しています。 英EU離脱協定案は否決されてしまったものの、超党派の協議を今週開始するとも伝わっていて、 逆に期待感が高まったと思われます。NYダウも+155ドル高と上昇して引けていることから、 全体的には円安株高の地合いと予想します。 <商品相場は底堅く推移> 堅調な株式市場を受け、原油は52ドル台へ戻し金は小幅に売られました。 全体的に底堅く推移、豪ドルやカナダドルなど資源国通貨への買いも続くと予想します。 オセアニア通貨に関しては、中国政府による減税などの景気刺激策によって、買いが入りやすい 地合いとなっています。 【経済指標】 ★★★★ 22:30 (米) 12月小売売上高(除自動車)(前月比) 前回:0.2% 予想:0.1% 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 108.20〜109.20 ↑ ・ユーロ円 123.00〜125.00 → ・ポンド円 139.00〜140.50 ↑ ・豪ドル円 77.80〜78.80 ↑ ・ユーロドル 1.3500〜1.1480 ↓ ・ポンドドル 1.2800〜1.2950 ↑ ・ドルスイス 0.9800〜0.9950 ↑ 【通貨の強さ】 ポンド>ドル>豪ドル>ユーロ 【注目通貨】 ・ポンド(英EU離脱へ向けての新たな動き)
前回のデイリー記事では、ドル円を中心に2019年の見通しを書いたので、今回は、 オセアニア通貨について書いていきたいと思います。 豪ドル、NZドルは、昨年の12月に対円でも対ドルでも大きく下落し、1/3早朝の フラッシュクラッシュの際にも急落したものの、最近では少しずつ持ち直しつつあり、 特に対ドルでは、執筆時現在豪ドルが0.72、NZドルが0.68を超えております。 これは、オセアニア通貨が強いというより、FRBの利上げ見通しの後退によって ドルが弱くなったという側面が大きいのですが、対ドルでは週足で見た時の レジスタンスラインを超えて上昇するか否かというレベルでは戻してきております。 では、今後このレジスタンスラインを超えて上昇するかというと、個人的には一時的に オーバーシュートすることはあったとしても、これから上昇していく展開になるとは 思っておらず、完全に戻り売り目線で見ております。 その理由を解説していきます。 まず、そもそも、何故2018年にオセアニア通貨が弱くなったかというと、 ・アメリカが利上げトレンドだが、オーストラリアやニュージーランドは 当面据え置きが予想され、金利差が逆転し、その差も拡大していくことが予想された ・米中対立により、中国と関係の深いオセアニア通貨が売られた (米中対立については、米国株価と中国株価の動きを見比べても、中国株価に対しての ダメージの方が大きく、基本的には市場では中国不利と見られております) ・中国の経済指標も悪い結果が散見されるようになり、中国経済が悪化してきている といったことがあり、その中で1つめの理由だけは、アメリカの利上げムードが後退したことで、 若干状況が好転したと解釈されたのか、今は少し上昇しております。 しかし、 ・中国経済は悪化している ・米中対立も、ファーウェイ問題や知的財産の問題等、課題は山積みで、 解消するとは思えない ということから、オーストラリアやニュージーランドの利上げもまだ相当先になると考えられ (むしろ利下げの可能性もあるという分析もあります)、今現在は1の理由で上がっているとはいえ、 そうした上昇が長続きすることは考えづらいと思っております。 そのため、今のところ基本的にはオセアニア通貨について2019年内は基本的に下落トレンドを 予想しており、私は戻り売り戦略をとっております。
2019年の市場はひとまず落ち着きが戻って始まっています。 昨年の年末相場が、激しい急落と円高で終わったことで、年明けのマーケットは、 先行きが心配される展開で始まりました。 しかしながら、年明けの相場は為替・株式ともに年末に比べて、ボラティリティーの面で 平穏な推移になっています。 年末の相場の弱さは、FRBのパウエル議長のタカ派的な姿勢によるリスク回避傾向の 高まりと株式市場の下落が大きな要因でした。しかしながら、直近ではFRBもスタンスを 修正してきています。 9日に発表された昨年12月開催分のFOMC議事要旨でも、複数のメンバーから株安への 懸念から利上げに慎重な姿勢が表明されています。 議事録要旨の公表後、パウエル議長は講演で、アメリカが短期的に景気後退に陥る可能性は 高くなく、経済指標の勢いが継続することを想定しているとタカ派的な見通しを示しては いるものの、経済指標によって正当化されれば柔軟かつ迅速に対応すると述べてもいます。 FRBのバランスシート縮小に関するコメントは、タカ派的だったものの、市場では、 今後の経済状況により政策が柔軟に修正される可能性も打ち出されたとの受け止め方です。 これらを受けて、為替市場はドルが依然軟調ながらも落ち着いて推移。 ドル円では、主に108円台の推移となりました。 直近の動きは明らかに落ち着きが戻りつつあり、年末のような極度のリスクオフからの 円高局面はしばらく避けられそうな印象があります。 もっとも、景気減速が市場の懸念事項である今、目先の材料では円安方向にも決定力不足 といえるでしょう。 今週もドル円の109円台定着は、材料的にもテクニカル的にも難しそうな印象があります。 値動きの方向性を占ううえでは、週内予定の米小売売上高やフィラデルフィア製造業景況指数 等が注目ポイントです。 また、欧州通貨に関しては、イギリスのEU離脱合意案の議会採決に注目が集まっています。 もし議会承認を得られない場合にはリスクオフ・欧州通貨安局面が予想されます。 その場合には、クロス円ではリスクオフが高まり、材料としては当然ながら円高方向に 作用することが予想されます。 15:30 インド12月卸売物価指数 16:00 トルコ11月鉱工業生産 17:30 スウェーデン12月消費者物価指数 19:00 ユーロ圏11月鉱工業生産
こんにちは、ダメおやじです。 年末年始に乱高下した株や為替も少し静かになり、正月気分を抜けてきたと思います。 注目されていた米中貿易懸念も薄くなり、マーケットは次の材料を探している状態で、 ゆっくりとした動きになっているようです。 私的にはドル円は戻り売りと思っていますが、先入観無しで次の展開を待ちたいと思います。 年末年始に探したポンドは15日ある程度議会で決定されそうで、目先的な材料にはなりそうです。 トランプさんのドル高牽制、パウエルさんの利上げ牽制発言があり、ドル安要因へと なっているようです。 ただ昨日のパウエルさん発言後に上昇したようでまだ利下げに関しては 不透明な部分も有るようです。 市場は乱高下に対する自信喪失 場面から自信が回復できるきるのかの場面と見ています。 ドル安に連れてユーロが反発したり、今まで売られすぎ通貨の買戻しも出ていますね。 国内は週末から3連休ですが、正月休みのアカを取り除いてゆったりとした気分で 来週に臨みたいですね。
年始のフラッシュ・クラッシュ後、株価が回復してドル円などはじわじわと上昇し、 昨日も一時109円台にタッチしました。 トランプ大統領は中国との貿易交渉が順調であることをアピールし、株価の回復を 狙っているのが功を奏しているようです。 そのトランプ大統領はテレビ演説で国境の壁について必要性を主張しました。 金持ちが自宅の周りに壁を作るのは当たり前という論理は、「確かに」と納得感があった のと米国民を金持ちに例えて自尊心をくすぐるという、うまい主張だと思いました。 懸念されていた国家非常事態宣言は回避されたため、やや安心感が広がりましたが、 いまだに一部の政府機関が閉鎖している状態が続いており、民主党が折れない限り この状態が続きそうです。 この状況でも株価が回復しているということは、政府機関の閉鎖は市場への影響は ほとんどないと考えて良さそうなので、引き続き株価の先物や米債利回りを見ながら ドルの行方を手探りしていきたいところです。 気になるのは、テクニカル的に見たときにドル円の4時間足と1時間足でいつ下げがあっても おかしくない形になってきたことです。2つの時間足でパラボリックが反転し、日足では 十字線や短いながらも上ヒゲ陰線が示現しています。 そろそろクラッシュ後の買い戻しが落ち着いてきて、一旦調整的な動きがあっても おかしくないかも知れません。 昨夜のFOMC議事録では、今後の利上げについて不透明感を匂わせる議論が行われたようで、 ドルにとってはネガティブな材料となっています。 また、ポンドについて再び注目が集まりそうです。 昨日からEU離脱に関する英国議会による審議が再開しています。今回の採決は来週15日を 予定しており、前回のような直前での採決延期となるようなことになれば、再びポンドは 荒れることになりそうです。3月末には離脱することが前提で調整に入っているようなので、 大荒れになる可能性は低いでしょうが、ポンド発の連鎖的な値動きにも注意しておきたい と思います。
8日の米国株は続伸、米中通商協議への期待と米利上げ停止観測が下支えになっています。 結局、NYダウ256ドル高(+1.09%)、ナスダック73ポイント高(+1.08%)でした。 為替市場では、シリアからの米軍撤退条件(クルド人勢力を攻撃しない)をめぐって対立し ており、トルコリラが売られました。 今は経済データや企業業績が重要な時期ですが、肝心の米政府機関が閉鎖されており、経済 データの発表が遅れています。 NYダウは24,000ドル、ナスダックは50日線と一目均衡表の雲を戻りの目安と見ています。 投資戦略は、ドル円戻り売り再開とします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
今年も何事もなく無事に年が明けました。この歳になると人混みの中を出かけるのは大変なエネルギーを使うもので、そのエネルギー消費を避ける為に極力近所だけで済ます休みを過ごしておりました。おかげでエネルギーは満タン、今年も頑張るぞという気持ちがフツフツと沸いてくるのを感じます。本年もよろしくお願いします。 【本日の指標】 本日は消費者関連の指標および貿易収支の発表が予定されておりますが、それぞれの指標によって動かされる相場とはならない見込みです。米中貿易問題が起きている中で、改めて貿易関連の数値が具体的に変化していることが示されれば、相場の動きは異なるかもしれませんので念のため注意が必要です。 【本日の戦略】 正月休みも明け、いよいよ本格的な2019年の相場がスタートしております。この年末年始は米国発ニュースによる相場動乱があり、なかなか目が離せない相場が続いておりましたが、昨日の相場は株式相場も為替相場も特に騒乱要因なくほっと一息といった形でしょうか。あれだけの急落を見せたドル円相場ですが、週を挟んで徐々に切り返す形で徐々に切り上げようと準備をしている段階か。そうなると相場は次なる要因を求めがちなのですが、やはり目が離せないのが米国FRBによる金利のコントロールで、投票権を持たないアトランタ地区連銀総裁から、「景気への不安」を理由に今年の利上げは年一回である可能性について言及されるなど、腹の探り合いを始めている状況でしょうか。週の戦略ではドル円売りと述べましたが、これから週半ばから後半の米国のファンダメンタル次第では早めの途転をする可能性を視野に入れて相場に取り組みたいと思います。次なる波乱を待って今のポジションをホールドします。
先週末4日は米雇用統計の強い結果を受けドル買いとなるも、その後はパウエルFRB議長の 「経済動向次第で柔軟に対応」等の発言や株価の大幅上昇を受け円売り・ドル売りの リスク選好的な流れとなりました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 24:00:米・12月ISM非製造業景況指数 先週4日のドル円は、東京時間は107.50円〜108.40円台、欧州時間は107円台後半〜108円台前半、 NY時間は108円〜108.50円台で推移し108.49円で引けました。 今日堅調な動きとなると109円付近まで上昇できるか見たいです。 一方、軟調な動きとなると108円付近への下落が考えられます。 先週4日のユーロドルは、東京・欧州時間は1.13ドル台後半〜1.14ドル台前半で推移、 NY時間は序盤1.1340ドル台まで下落もその後は反発し1.1396ドルで引けました。 今日堅調な動きとなると1.14ドル台中盤へ上昇できるか見たいです。 一方、軟調な動きとなると1.13ドル台中盤への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、年始恒例とも言える大きな動きが発生するとともに、 アメリカの株安の影響でドルの弱さが際立った1日となりましたね。 週間予想でも書いていたように、毎年年始は日本が正月で休みのなか 海外勢は休暇明けでしっかり動いてくるため、市場参加者も急激に戻り 大きな動きが出やすいのが特徴です。 その分準備が出来ていれば取引するチャンスにもなりやすいわけですが、 準備出来ていない方にとっては大きな変動で慌ててしまい、 明確な根拠無く取引をして、その結果狩られやすい相場でもあります。 そのため年始の2週間ほどは、資金管理がしっかり出来ているかどうか、 さらにポジションを整理出来ているかどうかを自分で確認したうえで、 相場を分析して予測し、早い決済を心がけると良いですね。 今日のイベントとしては、夜に米国の雇用統計を控えている ドイツとカナダの雇用統計、、ユーロ圏消費者物価指数速報、 パウエルFRB議長の記者会見等の要人発言等が予定されており さらに大きな動きが出る可能性もありそうです。 ではまず1月3日の力関係を対円変動率で見てみると、CADが-0.30%、NZDが-0.45%、 EURが-0.64%、AUDが-0.70%、CHFが-0.72%、GBPが-0.81%、USDが-1.05%となっていて 力関係は【JPY>CAD>NZD>EUR>AUD>CHF>GBP>USD】という形に。 これを見てもわかるように、円が単独で買われていることや、 ドルが弱いこと、さらに欧州系通貨も弱いことがわかりますが 典型的「リスク回避型」で弱い位置に来やすいオセアニアやカナダは それほど売られていないので、ドル売りが主導した相場というのがわかります。 続いて11時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、 昨日の動きを受けて各通貨ともに下向きとなっていますので、 円買いの動きが出ればショートのチャンスになりやすい状況。 この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う、 という形で攻めるのが最も低リスクかつ高リターンとなります。 逆にここから円売りの動きが出れば各通貨の短期トレンドは回復し 一旦フラット化したあと勢いが強ければ上向きに変化するものが出てきます。 そうなった場合はロングのチャンスになりますので、 力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスクとなりますね。 個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので 短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものを リスクの低い方向に攻めるという基本戦略。 また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」 ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 正月で薄商い、東京市場は休場でした。 【前日の結果】 ・ダウ平均 23346.24(+18.78 +0.08%) ・日経平均 19790.00(-25.00 -0.13%) ・NY金先物 1284.10(+2.80 +0.22%) ・NY原油先物 46.54(+1.13 +2.49%) 【経済指標】 ★★★ 10:45 (中) 12月Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)前回:50.2 予想:50.2 結果:49.7 【本日の戦略】 <ドル円はいったん109円台へ戻す> 正月明けのアジア株は、中国株や香港株が下落し下値模索となりました。 例年であれば、新年でまとまった買いが見られるのですが、今年は様子が異なっています。 午後も売りが止まらず、再びリスク回避の動きとなったことで、円が買われました。 ドル円は一時108.72円まで下落、クロス円も豪ドル中心に売られています。 その後、NYダウが序盤の-300ドル安から反発し、+18ドル高と小幅に上昇して引けたことで、 ドル円はいったん109円台へ戻したものの、上値は重い様子。 一方で、サウジアラビアの輸出減少で原油が急反発、+2%高で47ドル台と続伸するなど 買戻しの動きも見られます。 <アップル売上下方修正の影響を確認> いったん反発の動きに期待したいところなのですが、引け後に米アップルが10-12月期の売上高見通しを 840億ドルに下方修正、市場予想が913億ドルだったことから再び円高となってきました。 下方修正の理由は、中国で想定外の減速があったということなので、本日も10時15分の香港株、 10時30分からの中国株の動向を確認したいところ。 【経済指標】 ★★★ 22:15 (米) 12月ADP雇用統計(前月比) 前回:17.9万人 予想:18.0万人 ★★★★ 24:00 (米) 12月ISM製造業景況指数 前回:59.3 予想:57.8 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 108.50〜109.50 ↑ ・ユーロ円 122.00〜124.00 ↑ ・ポンド円 136.00〜139.00 ↑ ・豪ドル円 75.00〜77.00↑ ・ユーロドル 1.1280〜1.1400 ↓ ・ポンドドル 1.2500〜1.2700 ↓ ・ドルスイス 0.9800〜1.0000 ↑ 【通貨の強さ】 ドル>ポンド>ユーロ>豪ドル 【注目通貨】 ・豪ドル(アジア株の動向に注目)
皆様、あけましておめでとうございます。 日本では年末年始が休みの会社が多く、日本市場はまだ開いておりませんが、 海外の市場では1/1のみ休みで、今日はもう開いているというところも多く、 為替相場は本日から2019年のスタートとなります。 そこで、今回は2019年の全般的な相場見通しについて書こうと思います。 2019年にも、また新しく色々な相場を動かす材料が出てくるとは思いますが、 今時点で、「これはほぼ確実に大きな論点になるだろう」と考えられるものを あげていきます。 ・米中対立(貿易戦争、ファーウェイ問題等) ・BREXIT ・ヨーロッパ情勢(BREXIT以外にも、イタリアの財政問題、フランスの混乱、 ドイツのメルケル首相の求心力低下、夏以降の利上げは本当にあるのか等) ・中国経済(2018年末には景気の悪化が見られ、また米中対立の影響もあって、 上海総合指数は2018年に大きく下落しました) ・アメリカの利上げは本当にあるのか?あるとしてどのくらいか? ・世界的な株価動向 2017年、2018年のドル円は、変動相場制になって以降稀に見るレベルの狭い レンジでの推移となっておりましたが、2019年は今時点でもこれだけ多くの 「爆弾」があり、久しぶりに相場が大きく動いても何もおかしくない状態と なっております。 相場の予想としては、今時点では2019年は「円高」を予想する声がかなり多い印象で、 私自身も今は円高ドル安方向での予想となっておりますが、相場というのは 集団心理なので、全員が下がると思っている時には、結果として逆に動くことも多く、 そこが相場の難しさであり、楽しさでもあります。 今時点の主要通貨についての私の見通しは、 ・ドル円:ドル安(アメリカの利上げが難しいこと、米中対立) ・ユーロ円:ユーロ安(そう簡単にヨーロッパのごたごたが解決するとは思えず、 その中で利上げは難しそう) ・ポンド円:不明(BREXIT次第すぎるという認識で、合意なき離脱から、一転残留まで、 様々な可能性があるのではないかと思っており、正直全く読めません) ・豪ドル:豪ドル安(米中対立がそう簡単に解決すると思えず、また中国経済自体にも 陰りが見えている)・NZドル:NZドル安(豪ドルと同様) で、強さとしては 円>ドル>その他通貨 という展開をイメージし、2019年内は全体的に円高基調と予想しております。 それでは、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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