27日の米国株はまちまち、NYダウ72ドル安(-0.28%)、ナスダック5ポイント高(+0.07%)でした。為替市場ではポンドショートカバーが継続。合意なき離脱回避観測を受け、投機筋がショートを手仕舞いしている様子。 値動きとポジションを見る限り、1〜2月の投機筋は米国株の戻り売りを踏み上げられ、売っていた欧州通貨も損切りになっている様子。ただただリスク回避ポジションの手仕舞いに終われる2ヶ月間だったと思われます。 1〜2月のドル円はじり高、ユーロドルはレンジ、ポンドは買い戻し、高金利通貨はレンジでした。今晩は現地時間夕方から米朝首脳会談・共同声明、22:30米10-12月期GDP・速報値に注目しています。 投資戦略は、3月末へ向けてドル円戻り売りを継続します。それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
2月もあと残すところ今日を含めて二日間。心なしか気温も上昇しつつあり、季節の代わり目を感じます。幸いにして花粉症はなく、そちらによる季節の代わり目は感じることなく過ごしておりますが、ひどい人はマスクが手放せず、パフォーマンスが落ちると嘆いています。とはいえまだまだ寒い日は続くので体調管理には十分に気を付けて生活したいと思います。 【本日の指標】 本日の指標は小粒。米国においては住宅関連の指標が発表される予定ですが、特段それによって動かされる相場ではありません。 【本日の戦略】 メキシコとの国境に建設する壁の予算を巡って与野党対立後の非常事態宣言発令によって自我を押し通したと思いきや、今度は対中国貿易問題。そして今はベトナムで北朝鮮首脳との会談とあり、なかなか投資家をやきもきさせてくれますが、その米中貿易問題はすでに3月1日に設定されていた関税引き上げの期限延長が明言され、首脳同士の合意に向けて実務者級での会談が合意に達するとの報道もあり、株式は絶好調。いよいよ昨年10月につけた史上最高値に近づいているとの報道。日経平均もそれに追随する形での株価上昇が続いていることから、相場全体としては楽観的なムードが漂っております。その一方でFRB議長による「減速リスクを特に注視」という気になる発言があったものの、特段相場には大きく響かなかった模様。ドル円もじわじわと持ち上がっているのがいまいち決定的な方向性に欠ける相場。このままじわじわと切りあがっていくのでしょうか。相変わらず米国のファンダメンタルズによって動かされる相場が続く模様ですが、特段戦略に変化はなく静かな日々を過ごします。
昨日は、トランプ大統領の対中関税の引き上げを先送りすることに同意したとの発言等からリスク選好的な流れとなりNYダウは続伸、ドル円も111円台へ上昇し111.24円の高値を付けました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 22:30:米・12月住宅着工件数/12月建設許可件数 24:00:米・2月消費者信頼感指数 また、今日はパウエルFRB議長の議会証言が予定されています。 昨日のドル円は東京・欧州時間は110.60円付近〜110.80円台での値動きでしたが、NY時間は堅調に推移し111円台へ乗せ111.24円の高値を付けました。今日堅調な動きとなると111.50円付近まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると110円台中盤への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは1.1330ドル台〜1.1360ドル台での小幅な値動きでした。今日堅調な動きとなると1.13ドル台後半〜1.14ドル付近へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.13ドル台前半への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
先週金曜の為替相場は、木曜とは対象的にリスク選好気味の相場となりオセアニアやカナダといった資源国通貨が強い位置に来て引けました。一方でドルや欧州系通貨、円が弱い位置に来て引けていますので、まずは今日の各国市場初動で、力関係がどう変化するかに注目したいところ。 また短期トレンドは円が弱い位置で引けたため上向き優勢ですが、これも木曜の動きに対する戻しの範疇なので、ここから本格的に上昇するかそれともまた押し戻されて神経質なレンジ相場に戻るのかを見極めるうえで今日の動きは重要となりそうです。 イベントとしてはカーニーBOE総裁の記者会見程度ですので、基本は株式市場と為替との連動に注目していくのが良さそうですね。 ではまず力関係についてですが、こちらは週間予想で記載しましたので詳細はそちらを確認していただくとして、ポイントはカナダドルや豪ドル、NZドルが強く、円、ドル、ユーロ等が弱いということ。そしてこれは先週木曜の位置関係がほぼ逆転した状態であること。 また短期トレンドについても週間予想で記載しましたので、詳細はそちらを確認していただくとして、ポイントは全体的に上向きになっており、このまま円売りとなればロングのチャンスになりやすい状況であること。 そのため今後のポイントは円を軸とした力関係変化で、ここから円売りの動きが出れば各通貨の短期トレンドは改善してロングのチャンスとなりますので、力関係上強い通貨かつ値幅が出やすい通貨を買い、円を売るという形で攻めるのが低リスクとなります。 逆に円買いの動きが出てきた場合には各通貨の短期トレンドが悪化し、一旦フラット化することになりますし、勢いが強くなった場合には明確な下向きのものが出てきてショートのチャンスに変わります。 この場合には力関係上弱い通貨かつ値幅が出やすい通貨を売って円を買う形で攻めるのが最も低リスクかつ高リターンを狙える方法となりますね。 個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。 また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」ということを考えて最も低リスクなものを選択。 そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは+63ドル高、日経平均株価も+32円高の21464円で引けました。ドル円は10銭ほど下落、クロス円は豪ドル中心に売られています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 25850.63(-103.81 -0.40%) ・日経平均 21360.00(-45.00 -0.21%) ・NY金先物 1327.80(-20.10 -1.49%) ・NY原油先物 56.96(-0.20 -0.35%) 【経済指標】 ★★★ 22:30 (米) 12月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比) 前回:-0.4% 予想:0.3% 【本日の戦略】 昨日からのドル円は小動き、小幅安程度でほぼ変わりませんでした。NYダウは売りに押されたものの、米利回りはむしろ小幅に上昇しているため、底堅い推移が期待できます。そんな中、現在は豪ドルが大きく売られて目立っています。 昨日午前中に発表された豪1月雇用統計は予想を上回り、豪ドルは買いで反応しました。しかし、その後豪有力銀行がGDP見通しを引き下げたうえ利下げ見通しが年内2回とレポートを出したことで急反落、さらに中国大連の港湾当局が豪州産石炭の輸入を禁止との報道で一段安、その後報道は否定されたものの警戒感が残りじり安が続いています。 ただ、米中貿易協議が順調に進んでおり、今回は中国が輸入増で合意し、3月1日の関税引き上げの期限を延長したうえで、交渉を継続して行くといった結果になりそうです。そうなれば豪ドルへの買戻しにも期待が持てますが、結果が出るまでは不透明なので上値は重いでしょう。 【経済指標】 ★★★★★ 24:30 (ユーロ)ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 110.20〜111.00 ↓ ・ユーロ円 124.50〜126.00 ↓ ・ポンド円 143.00〜145.00 ↓ ・豪ドル円 94.80〜96.20 ↓ ・ユーロドル 1.1300〜1.1385 ↑ ・ポンドドル 1.2950〜1.3100 → ・ドルスイス 0.9950〜1.0050 ↓ 【通貨の強さ】 ユーロ>ドル>ポンド>豪ドル 【注目通貨】 ・豪ドル(利下げ懸念の台頭)
昨日はFOMCの議事録の公表がありましたが、世界経済の成長鈍化や金融市場のひっ迫から利上げを停止したとの内容や、ほぼ全メンバーが年内のバランスシート解消停止を望んでいるとのものでしたが、ではいつまで利上げを止めるのかということ等については検討中であるとのものでした。 それに対しては、市場の事前予想がこれくらいのハト派であることを織り込んでいたため、”Sell the fact”ならぬ”Buy the fact”の動きを見せ、議事録公開後は少し上げましたが、またじりじりと下がっているという状況です。 他には、オーストラリアの雇用統計は市場予想より強い結果でしたが、オーストラリアの大手銀行のウェストパックが、RBAは8月と11月に合計2回の利下げを行い、年内に計0.5%ポイントの利下げを見込むとの見通しを発表し、それによって豪ドルも若干下がっております。 この前の金融報告でインフレ率の見通しが1.25%だったので、2回の利下げというのは、個人的にも違和感のない水準で、今後も豪ドルについては基本的に戻り売り目線と思っております。 また、最近気になっていることとして、金価格が最近大きく上昇しているということがあります。一般的には、株式や高金利通貨といったリスク資産と、金や日本円等の安全資産は値動きが逆なのですが、昨年は株式も高金利通貨も金も下がり、最近は株式も高金利通貨も金も上がっているという、なかなか珍しい状況となっております。 これは、アメリカの利上げ停止や、世界経済の停滞見通し、さらには中国やインド、ロシア等が金を買っているということが背景にあるようですが、いずれにしても、世界経済に対しての警戒感が強まっているからこその金価格上昇と考えられるため、そう遠くないどこかでいきなり相場の急落ということがあってもおかしくないのかなと個人的には思っております。 ただし、プレイヤーの目線としては、2019年に入ってからは1/3のフラッシュクラッシュもあったため、基本的にはショート目線が多く、その上で今はショートが捕まっているように見受けられるので、その「どこかのタイミングでの急落」が来るまでは、ある程度じりじり上げる展開が続くのではないかと予想しております。 そのため、トレードは、短期で行って回転を速めつつ、ダメだった時には浅めにロスカットをする(今であれば、ドル円については、どちらかというと押し目買い狙い)か、もしくはかなり余裕を持ってのスイングでの戻り売り目線が良いのではないかと思っております。
為替相場は、手掛かり難で主要通貨は週明けからやや小動きになっています。昨夜の欧米市場では、米朝通商協議をめぐり、ホワイトハウスが中国に対して人民元切り下げを行わないよう求めていると報じられたことで、人民元がドルに対して2週間ぶり高値を付ける場面もありました。もっとも、昨日のアジア時間の市場は、18日の米国市場がプレジデンツデーで三連休だったこともあり、日中は総じて動意が乏しいものでした。これを受けた、欧米市場でも、動意は必ずしもはっきりしない小動きの流れだったといえそうです。 為替相場は、先週末同様の水準であるドル円にして110円台半ばの推移で終始しています。手がかり難のなかで、主要通貨の例にもれずドル円もまた小動きです。今日の為替市場は、引き続き株式市場の動向にらみの展開が続きそうに思えます。他方、その株式市場自体も値動きの小ささは為替市場と同様になっています。 昨日の日経平均は小幅続伸とはなりましたが、基本的には手掛かり材料に乏しいなかで、前日終値を挟んだもみ合い基調でした。米中通商協議の進展期待もありますので、極端なリスクオフに傾きにくい地合のなかで、下値は安定しています。そこで、日銀の黒田総裁が、物価安定目標の達成に必要なら追加緩和を検討する旨の発言をしたことが報じられ、追加緩和への期待から、株価は上昇。結局昨日は前日比プラスで取引を終えています。 これを受けた連休明けのニューヨーク株式市場でも、昨夜のダウは8ドルの小幅高で終わっています。今日の東京株式市場も続伸で取引が始まっており、堅調な推移が予想されます。なお、本日の欧米時間には、FOMC議事録の公表が予定されています。目下、FOMCの動向は一層の市場関係者の関心を集めています。FRBの利上げスタンスが徐々にハト派的に転換してくる中で、取り沙汰される利上げ停止やバランスシート縮小停止をめぐり、FOMCでどのような議論があったか注目されます。今日のところは、少なくともFOMC議事録までは今の小動きの相場が継続する可能性が高いでしょう。 16:00 独1月生産者物価指数 21:00 MBA住宅ローン申請指数 24:00 ユーロ圏2月消費者信頼感 28:00 FOMC議事要旨
こんにちは、ダメおやじです。 昨日はNY市場が休場で商いも値動きも少ない中、今週、推奨したユーロドルは堅調な動きでした。欧州経済の弱さ、欧米の自動車関税問題、中国の景気低迷などを見ると積極的には買えませんが、一方、米小売りの悪化から、消費低迷が予想されており、ユーロドルが買われそうです。 先週1週間、1.1270、1.1280付近で底固めしており1.1330を上に抜けると更に買われそうです。 本日は英雇用統計が有りますが、あとは重要指標はなく休場後のNY勢の動きや株価、米金利を狙った動きとなりそうです。注目は明日のFOMC議事録で米利下げ観測が強まっており、明日のFOMCで利下げを示唆する発言が有れば欧米の金利差縮小観測からユーロドルが更に買われる可能性が有りそうです。 本日は1.1330越え買い、1.1280の押し目買いで臨みたいです。 頑張りましょう。
先週15日(金)は、トランプ大統領がメキシコの壁建設のために国家非常事態を宣言しました。議会で予算が通らなかったために大統領権限で予算をひっくり返すのは、他国の人間から見てもやり過ぎ感が否めません。この宣言によって株価や金利への影響は特になかったようですが、財源の捻出に伴い議会と対立し、3/1に期限を迎える債務上限引き上げが通らずに、再び政府機関の閉鎖へとつながりかねない懸念があります。 NYダウは昨年末を底にしてV字回復をしていますが、米中貿易協議がまとまらなかった場合や非常事態まで宣言して無理筋を通したりと、ほころびが拡大した場合に反落度合いが大きくならないかが心配です。昨今はAIが即座に材料に反応する相場なので、楽観的にポジションを膨らませすぎるといざというときに対処ができない可能性もあるので、常にもしものことを考えておく必要があるでしょう。 本日は米国がプレジデンツ・デーのため休場となります。米国にとっては3連休の最終日となり、NYタイムに動きがなくなることで手控えムードとなりそうです。 動きがあるとすれば欧州タイムですが、ユーロについては先日クーレ専務理事がNYで講演を行い、新たなTLTRO(条件付きの流動性供給オペ)の議論をしていることが伝わりました。ECBは昨年12月に量的緩和を終了し、これからは引き締め路線に舵をとっていくと考えられていましたが、ここに来て再び緩和方向の話がでてきたためにユーロが弱まりつつあります。 イタリアの政局やリセッション、英国のハード・ブレグジットの影響など、ユーロにとってもネガティブな要因はいくつかあります。米国が金融政策を引き締めから中立に変えてきたことでドル売りとなると考えてきましたが、それ以上に欧州圏がユーロ売りにつながる状況となると、相対的にドルは買われることになるのかも知れません。 本日は様子見ムードの中でユーロ売り、ドル買いのスタンスで見ておき、チャンスを探したいと思います。
14日は米小売売上高が約9年ぶり大幅悪化となりました。株価の乱高下や米中貿易摩擦・サイバー覇権争いが激化していた時期で、消費者心理が冷え込んだのかもしれません。 また、米政府機関一部閉鎖が影響した可能性も。結局、NYダウ103ドル安(-0.41%)、ナスダック6ポイント高(+0.09%)、米12月小売売上高は-1.2%(予想0.1%)、除く自動車-1.8%(予想0.0%)でした。 北京では米中通商協議が閣僚級会合へ移っています。景気減速を恐れて、米中ともに昨年の勢いはなし。表向きは合意して協議を継続、追加関税だけ延期しそうな雰囲気です。 本日も米中通商協議関連の報道に、多少振らされる展開が予想されます。投資戦略は、3月末へ向けてドル円戻り売りとします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
2月も半ば、まだまだ寒い毎日が続きます。つい先日横浜でも雪予報。そして期待したとおりの雪が降ったのですが、積もるに至らず、実生活に影響はほとんどなく終わりました。2015年初冬の大雪を期待していたのですが、なかなかそうはいかない模様。暖かい春の到来が待たれます。 【本日の指標】 本日は米国時間において小売りに関連する指標がちらほら。しかしながら相場を動かすパワーを持ったものはなく、指標によって動かされる一日とはならない見込みです。 【本日の戦略】 米中貿易問題、米朝首脳会談と、ニュースに事欠かない米国の状況ですが、市場は既にそのリスク低下を見込んでの株価上昇に沸いています。後を追うようにしてドル円もじわじわと上昇し、111円台に突入しました。明確なファンダメンタルによる後押しはないのですが、特段下がる要因がない今の相場はじわじわと上昇する相場が期待できるのではないでしょうか。最も懸念とされていたメキシコとの壁を巡る米国与野党議論も、15日の米政府機関暫定予算を前にしてなんらかの合意がありそうな動きを見せており、この流れは継続する模様。そうなると市場の次なる関心事は米中貿易問題ですが、本日14日と明日に北京において両政府の次官級協議が予定されており、なんらかの解決策が両者で合意されることが期待されます。楽観論では両国合意からの株価上昇。そしてトランプ大統領も国内外の大きな問題を片付けたこととなり、支持率上昇と次期大統領選挙に向けての弾みがつくのでしょうが、逆の方向性に進むのであれば政治の混乱はまだまだ続くこととなり、ひいては相場の混乱を巻き起こすこととなります。ドル円買いの戦略は変わらず、混乱の収束とドル円のレンジ突破を期待します。
昨日は、米与野党の議会指導部が新たな予算案で基本合意したことで政府機関の再閉鎖が回避されるとの期待や米中貿易摩擦への警戒感の後退等を受けNYダウは大幅反発、リスク選好の流れとなりドル円は110円台で底堅く推移しユーロドルは反発し1.13ドル台を回復、クロス円も底堅い値動きでした。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 18:30:英・1月消費者物価指数 22:30:米・1月消費者物価指数 昨日のドル円は東京時間110.65円の高値を付け欧州時間も110円台中盤で底堅く推移、NY時間は110.30円台〜110.50円台での値動きでした。今日堅調な動きとなると111円付近まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると110円付近への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは欧州時間に1.1250ドル台まで下落も、NY時間は大幅反発し1.1340ドルの高値を付けました。今日反発の動きとなると1.13ドル台後半〜1.14ドル付近へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.13ドル付近〜1.12ドル台後半への下落が考えられます。では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、ドルが力関係上強い位置に変化し、ドル円が110円の節目を超えて半ばまで到達。終値ベースでも110円を維持して引けたことから、ここからレンジが上にシフトするのかまた元に戻るのか、今後数ヶ月の相場を見ていく上でも面白い局面となってきましたね。 特にここ最近は110円台が重く、跳ね返される展開が続いていただけにしっかり維持出来ればさらなる上昇も期待できるだけに注目です。 一方で110円を維持出来なければまた元のレンジに戻りますし、欧州系の弱さは相変わらずなので、ポンドの下落などを発端として相場全体が円高に引っぱられる自体には要注意。 週末の米予算期限に向けて相場も調整が入る可能性もありますし、今日はバイトマン独連銀総裁講演、カーニーBOE総裁講演、パウエルFRB議長講演など要人発言も多いですから、その前後の動きや株式、商品市場の動きに注意しながら相場を見ていきたいところです。 また取引する場合は当日決済にして無駄なポジションを極力残さないようにするなど、自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで、相場のリスクが下がれば取引したいですね。 ではまず先週金曜から月曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、月曜はUSDが0.56%、NZDが0.43%、CADが0.32%、CHFが0.20%、AUDが0.19%、EURが0.15%、GBPが-0.03%となっていて力関係は【USD>NZD>CAD>CHF>AUD>EUR>JPY>GBP】という形に。 先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【CAD>EUR>JPY>USD>CHF>GBP>NZD>AUD】でしたからドルやNZドルが強い位置に変化したこと、カナダが強めの位置を維持していること、円やポンドが位置を落としたことなどが見てとれます。 続いて11時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、全体的に上向きとなっていますので、現状は円売りの動きが出ればロングのチャンスとなりやすい状況。 こうなった場合には力関係上強い通貨を買って円を売る、という形で攻めるのが低リスクかつ高リターンですね。 逆にここから円買いの動きが出た場合は短期トレンドが悪化し一旦フラット化しますし、勢いが強くなった場合には下向きとなるものが出てきてショートのチャンスのものが増えます。この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。 個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものをリスクの低い方向に攻めるという基本戦略。 また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは-220ドル安、日経平均株価も-418円安の20333円で引けました。ドル円は109.70円付近で推移、クロス円はやや下げ渋っています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 25106.33(-63.20 -0.25%) ・日経平均 20315(+25 +0.12%) ・NY金先物 1318.50(+4.30 +0.33%) ・NY原油先物 52.72(+0.08 +0.15%) 【経済指標】 (休場)中国市場 【本日の戦略】 <序盤は小動きと思われる> 先週末のドル円は、売られる場面もありましたが、109円台後半での高止まりが続きました。ドルストレートの下落で売られていたクロス円も、下げ渋っています。ただ、通貨別には利下げ懸念の可能性が出てきた豪ドルへの売りが、断続的に続いている様子。 本日は、東京市場が休場のため、序盤は小動きでしょう。先週末のNYダウは-63ドル安だった一方、ナスダックは安値から反発しプラスへ転じているので、下がったところでは買いも期待できます。まずは、国慶節の連休が明けて10時30分からスタートする、中国市場の動きに注目です。 【経済指標】 ★★★ 18:30 (英) 10-12月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前年同期比) 前回:1.5% 予想:1.4% 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 109.00〜110.30 → ・ユーロ円 123.50〜125.00 → ・ポンド円 141.00〜143.50 → ・豪ドル円 77.00〜79.00 ↓ ・ユーロドル 1.1250〜1.1400 → ・ポンドドル 1.2800〜1.3020 → ・ドルスイス 0.9930〜1.0100 → 【通貨の強さ】 ドル>ポンド>豪ドル>ユーロ 【注目通貨】 ・豪ドル(利下げの可能性が浮上)
今週豪ドル円は、週の前半には79.8円と、80円も見えるところまで上げたものの、その後一気に急落し、執筆時現在77.5円程度と、2.3円もの下落となりました。これまでもずっと豪ドルは戻り売りと口を酸っぱくして言ってきたものの、最近は少しずつ上がり、そんな中で私もコツコツと売り上がっていたのですが、ようやく「本当に狼が来た」という印象です。 この背景には、 ・2/5には、RBAの声明で、これまでとほぼ同じままの文言で発表され、ハト派よりになると予想してショートしていたポジションが買い戻されたことにより、上昇 ・しかし、2/6にはロウ総裁のコメントで、これまでは「次は利上げ」という発言だったのか、「次は利上げも利下げもどちらもありうる」という発言になり、政策金利見通しが悪化し、急落 ・本日2/8には、RBAの四半期金融政策報告で、2019年6月までの見通しで、GDP成長率を3.25%→2.5%に、インフレ見通しを2.0%→1.25%に引き下げたことでさらに下落 ということがあります。ロウ総裁や四半期金融政策報告でこうするなら、何故RBA声明はこれまで通りだったのかということは心底不思議ではありますが、いずれにせよ、ロウ総裁の発言は弱気なものに転じ、また、経済見通しも下方修正されたということで、豪ドルにとってはかなりの売り材料だと思います。 個人的には、特に本日発表のインフレ見通しが1.25%というのが非常にまずいと思っており、それは、 ・オーストラリアはインフレターゲティングを採用しており、その目標値は2%-3%であり、1.25%というのはそれより明らかに下の水準なので、緩和が求められる ・オーストラリアの政策金利は1.5%であり、これまではインフレ率>政策金利であったのが、今回の見通し修正によって、関係が逆転した ということから、普通に考えれば利下げ圧力は相当強まる展開であるためです。 テクニカル的には、日足で見ると、現在は日足で下値が堅くなってくる位置におり、私はショートポジションを持っていたので、一旦一部利確をしましたが、今後は上でも書いたようにオーストラリアの利下げが現実的になったこと、さらに中国経済も良くなさそうなことを考えると、豪ドルについては、引き続き売り目線で臨みたいと思っております。
今週の為替相場は、先週からの流れを引き継いで、今日もドルの堅調が続いています。昨日の東京市場の流れから引き続き、今日もドル円は、109円後半から110円台そこそこまでが値動きの軸になっています。本日中に110円台に本格的に定着することも意識される価格水準です。もっとも、目先のところでは110円の節目を超えたところでの利益確定売りもあり、これ以上の上値がチャート的に伸びにくくなっています。110円付近では、そこから上に向かっての上昇エネルギー不足を感じさせるチャートです。 昨日の東京時間には、トランプ大統領の一般教書演説がありましたが、これといって材料としての大きな反応はありませんでした。ドル円は上値の重い展開となっています。一般教書演説では、トランプ大統領はアメリカでは経済的奇跡が起きているとして経済の堅調さを取り上げる一方で、2月27日28日に、ベトナムで米朝首脳会談を行う旨を発表しましたが、市場の反応は薄いものでした。一方、クロスユーロはややユーロが弱含みの展開になっています。昨日の海外時間で、ドイツの景気減速を懸念したユーロ売りが強まる展開もありました。 今日の東京市場も、ドル円は簡単には上値が伸びていきそうな雰囲気はありません。価格水準としては、引き続き110円近辺になりそうな雰囲気です。日経平均株価は、前日比小幅安で取引が始まっており、株式市場も売り先行の冴えない展開です。昨夜のアメリカ市場が、ダウ、ナスダックともに反落するなど、軟調だったことが材料です。目先の材料としては、引き続き米中通商協議進展や、英国のEU離脱問題も今週の相場の関心事になっています。イギリスが無秩序なEU離脱回避に向けた調整が続いており、いまのところポンドは比較的安定して動いています。その他材料としては、アメリカでは、1月の雇用統計が非常に強かったことから、足元でハト派姿勢を示したパウエル議長の講演内容にも関心が高まっています。 16:00 独12月鉱工業生産 16:45 仏12月貿易収支 16:45 仏12月経常収支 21:00 BOE金利発表 21:00 英中銀金融政策委員会議事要旨 21:00 英中銀インフレリポート 22:30 米週次新規失業保険申請件数 29:00 米12月消費者信用残高
こんにちは、ダメおやじです。 昨日のドル円は109.90円中心で動きなしでした。株は連日買われていますが反応は鈍いですね。 薄商いの中、東京では実需の買い、海外ではNY勢の買いで下げを押さえているようですが個人投資家は今の動きでは様子見しかなさそうです。今週の初めに欧州通貨が弱く欧州通貨に対するドル買いも有るので消去法でドル円買いと書きましたが、その通りに動いているようです。 本日も大きな動きはなく上値は110.30円、下値は109.70円ではないでしょうか。中期的には3月末に向けてドル円売り、目先は109円買いで110.80円売りと考えてます。 本日はBOEが有りますが金融政策に変更はなし、また明日に英欧首脳会談が有るので、それに対する思惑でファンド勢が仕掛ける可能性が有ります。私は144.17円で目先の高値を出したと思ってますので143円後半でもつければ売りたいです。動きがない時、焦ってトレードしても成果は少ないです。ジックリと自分のポイントが来るのを待ちましょう。
今週は既報の通り中国が旧正月である春節を迎えているため、やや値動きに欠ける展開となりそうですが、そんな中、昨日のドル円はこじっかりとした値動きとなり、NYタイムには一時110円台まで上昇してきました。 日経平均株価やNYダウ平均株価もプラス圏を維持しているものの、チャート上は危うい形となっており、いつ大きな反落が来てもおかしくないように見えます。1月のフラッシュ・クラッシュではアップルが売上見通しを下方修正したことに端を発したのは記憶に新しいところですが、各企業の第1四半期の業績がネガティブ見通しとなる気配を見せると、株価はすぐに反落という形で反応すると思われます。今週がその時期ではないにせよ、いつそのようになってもよいように心の準備はしておきたいと思います。 本日はお昼に豪・RBA政策金利と、NYタイム遅くにはトランプ大統領から一般教書演説があります。RBAについては据え置き予想となっていますが、豪州では住宅関連指標が弱まっているため、まだまだ利上げの気配は見えないです。豪ドルはチャート上は1月以降堅調に推移していますが、RBA後の値動きには注意が必要かも知れません。一般教書演説について、トランプ大統領は一部の政府機関閉鎖が長引いたことのマイナス面を挽回する機会として、米中貿易交渉や米朝首脳会談などの今後の成果をアピールし、さらに国境の壁問題について民主党をやり玉にあげて責任を回避する、といったシナリオが考えられます。内容によっては起爆剤となるリスクもあるので、発表があるまでは様子見状態となるかも知れません。どちらに転ぶかはわからないのでポジションリスクは抑えておいた方がよさそうです。 個人的には今週は110円を上限として売り狙いでいるので、110円近辺では売っていきたいところですが、もし110円中盤を越えた場合は損切り後に途転でついていくのは控えておき、ブルトラップに備えて次の売りチャンスを待ちたいと思います。
1日に発表された米重要指標は、米1月非農業部門雇用者数30.4万人増(予想16.5万人増、前回22.2万人増)、失業率4.0%(予想3.9%、前回3.9%)、平均時給・前年同月比3.2%(予想3.2%、前回3.3%)、米1月ISM製造業景況指数56.6(予想54.2、前回54.3)と、平均受給こそ伸びなかったものの、おおむね強い結果になりました。 為替はハト派FOMCでドルを売った向きのショートカバーが優勢。米国株はNYダウ64ドル高(+0.26%)、ナスダック17ポイント安(-0.25%)でした。 ドイツ銀行決算は4年ぶり黒字となりました。 先週は(投資家の想定以上に)はっきりとハト派姿勢を示したFOMCを受けてドル売り、強い米ISM製造業と米雇用統計を受けてドル買い戻しという相場。今週は中国が春節のため休場になります。春節の海外旅行先は1位タイ、2位日本とのことです。 本日は米アルファベットが決算を発表する予定です。投資戦略は、2月3月に再び円高に振れる場面があると予想し、引き続きドル円ショートを積み上げておきます。それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
気がつけば今日から2月。1年の最初の一ヶ月を無事に過ごしてしまいました。今年の寒さはそこそこなのですが、インフルエンザが猛威を振るっているようで、私の周りにもバタバタ倒れる人が多数。当然高熱がでてつらい期間もあるのですが、その後平日に戻ってからの数日も安静が必要という地味に長くどこにもいけない期間も人によっては辛い模様。いずれにせよ、体調管理にはしっかりと気をつけたい日々が続きます。 【本日の指標】 月初めの金曜日ということで、雇用統計の発表が予定されています。前回は中国との貿易摩擦が叫ばれる中での31万人増というポジティブインパクト。今回の予想値はその半分の16万人程度の雇用増と見られていますが、前回同様に米国においては中国との貿易摩擦問題によって多くの産業においてブレーキがかかっているなか、その実態影響として雇用が悪くなるという図式は果たして成り立つのか。同じく米国の政治混乱によって生じた実に1ヶ月にもわたって継続した政府機関の閉鎖は雇用統計に影響するのか。FOMCの金利政策の行方がネガティブになっている今、仮に悪い数値がでようものならばドルが売られていくことが容易に想像がつく相場です。今晩は荒れそうな相場。 【本日の戦略】 一昨日のNY時間に発表されたFOMCの金利情報。インパクトは大きかったようで、発表直後のドル安展開とその後のじわじわと下がる展開が顕著に見られることとなりましたが、昨晩のNY時間はその反動かドルが買い戻される場面が。ドル円は元の水準までに戻るのは難しかったようですが、ユーロドルに関しては行ってこいの水準まで戻ったようにも見受けられます。今回のFOMCの声明によって米国株は大幅高、そしてドルは金利上昇が期待できないとして下落するというある意味わかりやすい構図で動きを見せる相場。そしてドル円は現時点では108円の水準で、ついこの前のアップルショック以降につけた底に到達。しかしながら今回は明確にFOMC政策が示された以上、いよいよ底を割れての下落を見せる場面かもしれません。下地は整ったと言えるので、次はきっかけを探す相場か。本日の雇用統計は前述の通り悪い、あるいは悪くなりつつあるという実体経済を如実に示す数値であり、ネガティブインパクトに気をつけたい場面です。週の戦略として述べていたドル円買いは手仕舞いを考えたい場面です。
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