兵ブロガーバックナンバー(2019年04月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2019年04月

2019/04/30

しましまさん

ドル円111円台での値動き続く、ユーロドル反発

昨日はドル円がNY時間序盤に110.90円まで上昇するもその後は軟調に推移し111.60円台まで反落、ユーロドルはNY時間堅調な動きで1.1187ドルの高値を付けました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

16:55:独・4月失業者数/4月失業率
18:00:欧州・3月失業率
18:00:欧州・第1四半期GDP
21:00:独・4月消費者物価指数
21:30:米・第1四半期雇用コスト指数
21:30:加・2月GDP
22:45:米・4月シカゴ購買部協会景気指数
23:00:米・4月消費者信頼感指数

米・第1四半期雇用コスト指数は前期比+0.7%、米・4月シカゴ購買部協会景気指数は59.0、米・4月消費者信頼感指数は126.0の市場予想です。

昨日のドル円は東京時間は111.50円台〜111.60円台での小動き、欧州時間は111.78円まで上昇する底堅い動きに、NY時間は序盤に111.90円の高値を付けるもその後は軟調で111.60円台まで下落しました。今日堅調な動きとなると112円付近へと上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると111円台前半への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは東京時間1.1140ドル〜1.1160ドル台で推移、欧州時間は1.1150ドル〜1.1160ドル台でやや軟調な動き、NY時間は午後堅調に推移し1.1187ドルの高値を付けました。今日堅調な動きとなると1.12ドル付近〜1.12ドル台前半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.11ドル台中盤への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2019/04/29

為替見習さん

週後半に向けたポジション取りと、カーニーBOE総裁講演に注目

先週金曜の為替相場は、円が弱い位置に変化したとで少し戻しが入りましたが
強い位置で引けたのは豪ドルとNZドルのみで、その他は弱い状態でしたね。

今週は週末の雇用統計を筆頭に、FOMCやスーパーサーズデーと
週後半にかけてかなり大きなイベントが予定されていますので、
まず今日は先週金曜の力関係や短期トレンドがどのように変化するか、
各国市場でポジション取りはどのように変化するかを見ていきたいところ。

特に短期トレンドはここ最近変動率が低いこともあって膠着気味で、
大きく放たれるような動きが出れば取引する上でもチャンスとなりますので
まずは週明けの各国市場オープン前後の動きに注目したいですね。

ではまず力関係についてですが、こちらは週間予想で記載しましたので
詳細はそちらを確認していただくとして、ポイントはNZドルや豪ドルが強く、
円やドルが弱い位置にあるということ。そして欧州系通貨は少し戻したこと。

また短期トレンドについても週間予想で記載しましたので、
詳細はそちらを確認していただくとして、豪ドルやNZドルが
フラットから上向き、その他は下向きであることを再確認しておくと良いでしょう。

そのため今後のポイントは円を軸とした力関係変化で、
ここから円売りの動きが出れば各通貨の短期トレンドは改善して
ロングのチャンスとなりますので、力関係上強い通貨かつ値幅が出やすい通貨を買い、
円を売るという形で攻めるのが低リスクとなります。

逆に円買いの動きが出てきた場合には各通貨の短期トレンドが悪化し、
明確な下向きのものが出てきてショートのチャンスに変わります。
この場合には力関係上弱い通貨かつ値幅が出やすい通貨を売って
円を買う形で攻めるのが最も低リスクかつ高リターンを狙える方法となりますね。

個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して
力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。

また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて最も低リスクなものを選択。

そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして
事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、
自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2019/04/26

斉藤学さん

円高株安の地合いと予想

みなさん、こんにちは。
斉藤学です。

【前日の概要】
前日のNYダウは-59ドル安、日経平均株価は+107円高の22307円と上昇して引けました。ドル円は一時111.39円まで下落、クロス円も全体的に売られています。

【前日の結果】
・ダウ平均  26462.08(-134.97 -0.51%)
・日経平均  2215(-135 -0.61%)
・NY金先物  1279.70(+0.30 +0.02%)
・NY原油先物 65.21(-0.68 -1.03%)

【経済指標】
★★★
21:30 (米) 3月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比) 前回:0.1% 予想:0.2% 結果:0.4%


【本日の戦略】

<ユーロ売りが強まる>

直近でユーロ売りが続いていましたが、昨晩は欧州経済懸念やドイツ銀行とコメルツ銀行の合併協議破談がユーロを一段と圧迫、ユーロドルが1.1131と2017年5月以来となる安値まで売られました。

もともと、昨日のスワップポイント11倍デー通過で調整の入りやすい場面だったのですが、他通貨とも連れ安となっています。

一方、マイクロソフトやフェイスブックの好決算で、ナスダックが続伸し下支えし、ドル円は111円台半ばで下げ渋りました。米10年債利回りは2.534%と上昇していて、比較的堅調な動きです。

ドルは底堅く推移、その他通貨は売り優勢と予想します。


【経済指標】
★★★★
23:00 (米) 4月ミシガン大学消費者態度指数・確報値 前回:96.9 予想:97.0

【本日の予想レンジ】
・ドル円	111.10〜112.00	↓
・ユーロ円	123.50〜124.80	↓
・ポンド円	189.80〜191.50	↓
・豪ドル円	77.60〜78.80	↓
・ユーロドル	1.1080〜1.1185	↓
・ポンドドル	1.2830〜1.2950	→
・ドルスイス	1.0120〜1.0250	↑

【通貨の強さ】
ドル>ポンド>豪ドル>ユーロ

【注目通貨】
・ユーロ(対ドルが安値更新)

2019/04/25

為替研究所さん

オセアニア通貨について

昨日は、豪ドルのCPI(消費者物価指数)は、前年比1.3%と、予想の1.5%と比べても低い数値となり、その結果、豪ドルは0.71近辺であったのが、0.7を割るかどうかという水準まで、最大100pips近く下げました。

その前にも、隣国のNZのCPIが前年比1.5%と、予想の1.7%を下回り、NZドルが大きく下げたということがあったり、また今回発表の2019年第一四半期の間である2月には、RBAの金融報告でもインフレについての見通しがかなり悲観的であったことを考えると、おそらく悪い数字になるだろうなあとは思っておりましたが、想像以上に弱い結果となり、オーストラリアは、5月にも利下げがあるのではないかという予想も出てくるようになりました。

くしくも、連休明けの5/7にRBAの政策金利・声明発表があり、5/8にはRBNZの政策金利・声明発表が続けてあるというように、オセアニア通貨にとっては、これからの10連休(日本では休みであるものの、海外ではほとんどの日で通常通り)にかけて、この会合に向けた思惑から豪ドル・NZドルは動くと考えられ、その週が一つの山場となるだろうと考えられます。オセアニア通貨にとってポジティブな材料としては、

・RBAもRBNZもハト派よりの声明に転じているものの、今すぐに利下げとまでのニュアンスの発言ではなかった

・3月に発表の中国のGDP、小売売上高、鉱工業生産全てが予想を上回り、オセアニア諸国にとって関係性の深い中国経済に底打ち観測が見られた

・株価も全体的に堅調であり、世界経済への後退感も薄れる中で、先陣を切って利下げをするのはなかなか難しいと考えられる

というものがある一方で、ネガティブな材料としては

・豪の1.3%はインフレ目標の2-3%を下回り、NZの1.5%はインフレ目標の1-3%の下限付近であり、原則的には利下げ方向の数値

・オセアニアの中銀は急に政策変更を行うことがよくある

・中国の貿易収支も、輸入が減っており、今のところオセアニアへの好影響がそこまで大きくない可能性がある

・さらに輸入量やエネルギー消費量等から、中国の景気回復を疑う声も依然としてある

といった材料もあり、その上で中銀がどう判断し、どういう声明が出されるかということに、注目したいと思っております。

2019/04/24

為替太郎さん

大型連休を控えてクロス円は手控えムード

昨日から今日にかけてのドル円は、111円後半での動きになっています。このところ値動きの幅は非常に狭くなっています。もっとも、昨日の東京時間には、緩やかにドル安が進む場面もありました。これは、大型連休を控えた実需のドル安が円高ドル安の要因になっているものと考えられます。とはいえ、ドル円は111円台から112円付近の既存の値動きレンジから、上にも下にも外れていくような雰囲気は希薄です。

とりわけ今週は、日本での大型連休を控えて積極的に仕掛けていく雰囲気ではない地合いが継続しているといえます。イースター明け相場ということもあり、もともと海外市場も動きにくい状況でした。さらに、日銀金政策決定会合や日米首脳会談などのイベントを控えていることで、クロス円ではポジション調整色の強い動きにならざるを得ないということでしょう。

一方で、株式市場に関しては、小動きながら堅調な展開になっています。昨日の日経平均株価は3日続伸となりました。とはいえ、連休要因に加えて主要企業の決算発表を控えて、株価もまた明確な方向感はありません。

今日の東京市場は、日経平均はアメリカの株高を受けて続伸で始まりましたが、結局マイナスに転じて前場は終了しています。日経平均の上げ幅は一時100円を超えて年初来高値を更新したものの、テクニカル的に明らかに上値が重い展開になっており上昇力を欠きます。とはいえ、既に発表済みの決算では、いまのところは株価にはプラス材料となっており、株価を下支えしています。大きく崩れる雰囲気はありません。

これを受け、午前の東京市場のドル円も、111円80-90銭台での動きになっています。ドル円は、少なくとも短期的には引き続き上値が重い展開になりそうです。112円付近を突破して112円台に定着できるかどうかが、チャート的には重要ですが、地合い的にはなかなか難しいと思います。米中貿易協議の進展期待で、ドルは下げ渋りの状況でもありますが、アジア時間は株式市場の動きを見ながらの方向性の欠けた値動きが続く可能性は高いでしょう。

13:30  2月全産業活動指数
14:00  2月景気先行指数
14:00  2月景気一致指数
15:00  南ア1-3月期消費者信頼感指数
15:45  仏4月企業景況感指数
17:00  独4月IFO企業景況感指数
20:00 米MBA住宅ローン申請指数

2019/04/22

しーさん

イースター休暇によるボラティリティの低下に注意

先週の金曜日から海外勢はイースター休暇に入っています。本日はシドニーや英国市場などがイースター・マンデーのため休場となりますが、東京市場とNY市場はオープンとなっています。日本では一昔前より秋のハロウィンが浸透してきた感がありますが、イースターについてはあまり浸透している感覚はありません。テーマパークなどではイースターイベントが開催されているところもありますが、ハロウィンのように意味もなく騒ぐイベントにはならないでもらいたいと思います。

先週の株価は堅調推移していましたが、ドル円はほとんど値動きがなく112円のレジスタンスを越えることはできませんでした。今週も海外が休場で始まることと、来週から日本のゴールデンウィークによる大型連休でリスクをとらない姿勢になりやすいことを考慮すると、ドル円が112円を越えて上昇する見込みは少ないと思われます。

ドル円の日足チャートを見ると、3月初旬の上値と先週の上値はほぼ同値で上値ラインが引ける形となっており、いくつかのインディケータも反落の可能性を示唆する形になってきています。週を通した動きとしては円高方向への動きを警戒しておきたいところですが、本日の予想としてはボラティリティの低下からまともにトレードできる値動きは期待できないと見て、様子見を推奨したいと思います。

市場参加者が少ない中で突然の動きに翻弄されないようにしておき、明日以降、もしくは来週以降にボラティリティが回復するまでは積極的なトレードは控えたいと思います。

2019/04/19

ZEROさん

連休に絡む動きと米企業決算

18日の米国株は上昇、NYダウ110ドル高(+0.42%)、ナスダック1ポイント高(+0.02%)でした。米3月小売売上高1.6%(予想0.9%)、除く自動車1.2%(予想0.7%) 、米新規失業保険申請件数19.2万件(予想20.5万件)が予想を上回る結果。その他、米4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数8.5(予想10.4)、独4月製造業PMI速報値44.5(予想45.0)となり、ユーロが売られました。

本日は聖金曜日(グッドフライデー)休場。日3月消費者物価指数、米3月住宅着工件数・建設許可件数が発表されます。向こう2週間程度、米企業決算の発表が集中しています。連休に対応する動きと米企業決算・経済指標が材料になりそうです。

投資戦略は連休前の調整を狙いドル円戻り売りとします。それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2019/04/18

とあるエンジニアKさん

無風が続く相場

桜の季節も終わり、いよいよ新緑の季節に入ってきました。一年間で最も良い季節で、自転車に乗るのが楽しい時期でもあります。電車に乗っても着ぶくれしていないので周りの人との接触も心なしか少なくなっている気がします。良い季節の到来といったところでしょうか。世間はいよいよGWに向けた準備に忙しいようで、各所で消費を促す掲示が見られるのですが、スーパーの広告では、「GWを控えて肉を買え」というのは果たして?いずれにせよ、楽しみな時機の到来です。

【本日の指標】
本日の指標は英国や米国で小売売上高などが発表されますが、相場を動かすにはパンチが足りないところ。さほど指標によって動く相場とはならないでしょう。

【本日の戦略】
日経平均株価が伸び続けています。ついこの前まで2万1千円をはさんでのウロウロしていた状態からの2万2千円台。好調を維持しており、米国株価の好調さも相まってまだまだ伸びる余地はあるようです。同じく日本絡みとして日米貿易協定が続いています。こちらは米中貿易問題と異なり、規模も小さく、比較的調和的な印象を受けるものですが、共通しているのは米国側の圧力が激しいという点で、落としどころをどうつけるのかに注目される場面。いずれの案件も為替相場を動かすほどにインパクトあるものではないようで、特段今日明日の相場によって今の戦略を変えるものではなく、相場を見守るという状況が続きます。無風が続く相場、果たしていつまで続くものか。ドル円売りのポジションは変えず、相場の動く風が吹くのを待つばかりです。

2019/04/17

しましまさん

ドル円112円台前半を超える動きとなるか

昨日は株価が底堅く推移しドル円も111.80円台〜112円付近での底堅い値動き、ユーロドルはやや軟調な動きで1.1280ドル付近まで下落しました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

17:30:英・3月消費者物価指数
18:00:欧・3月消費者物価指数
21:30:米・2月貿易収支
21:30:加・3月消費者物価指数
27:00:米・ベージュブック

昨日のドル円は111.80円台〜112.05円での小動きでした。今日堅調な動きとなると112円台前半、まだ強い動きとなると112.50円付近まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると111円台後半〜中盤への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは.1280ドル〜1.1310ドル台で小動きながらも上値重く推移しました。今日軟調な動きとなると1.1250ドル付近への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると1.13ドル台前半へ上昇できるか見たいです。

では、今日も頑張りましょう!

2019/04/16

為替見習さん

英失業率、独ZEW景況感指数、米鉱工業生産と欧州勢参入後の動きに注目

昨日の為替相場は、カナダドルの下げが少し目立った程度で、全体的に変動率も低く膠着気味の展開となりましたね。

カナダドルの下げも終値ベースで0.2%ほどなので影響は小さいですし、要因もBOCによる第一四半期企業景況感調査(2016年依頼のマイナス)のみで、中期的流れとしてのカナダドルは悪くないので一応頭に入れておく程度で良さそうです。

ただ力関係ではポンドやユーロが強い位置に変化しており、先週金曜の典型的「リスク選好型」が崩れている格好になっていますので、この位置関係がさらに変化すれば、それに合わせて戦略を変更すると良いでしょう。

このようななかで今日は夕方に英国の雇用統計、独ZEW景況感指数、夜には米鉱工業生産が予定されていますし、その他にも米企業決算やノボトニー・オーストリア中銀総裁講演、カプラン・ダラス連銀総裁講演とそれなりにイベントがありますので、欧州勢参入後からNY市場の動き次第で取引のチャンスが出てくるかも知れませんね。

また取引する場合は当日決済にして無駄なポジションを極力残さないようにするなど、自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで、上記のイベントに関連した動きや株式市場と連動するような「円を軸とした動き」が出れば狙いたいところです。

ではまず先週金曜から月曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、月曜はGBPが0.23%、EURが0.10%、AUDが0.04%、USDが0.03%、NZDが0.02%、CHFが-0.09%、CADが-0.23%となっていて力関係は【GBP>EUR>AUD>USD>NZD>JPY>CHF>CAD】という形に。

先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【AUD>NZD>EUR>CAD>GBP>CHF>USD>JPY】でしたからカナダドルが弱い位置に変化したこと、ポンドやユーロが強い位置にきたこと、全体的に変動率が低く膠着感が出ていることなどが見てとれます。

続いて10時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、全体的に上向きで継続中。少し週末に比べると弱くなっていますが現状は円売りの動きが出ればロングのチャンスになりやすい状況が続いています。

そのため今後は円を軸とした力関係変化が最大のポイントで、ここから円売りの動きが出れば各通貨の短期トレンドは改善し、ロングのチャンスとなりますので、この場合は力関係上強い通貨を買って円を売るという形で攻めるのが低リスクですね。

一方で円買いの動きが出た場合は各通貨の短期トレンドが悪化して勢い次第では下向きに変化するものが出てきます。こうなった場合はショートのチャンスへと変わりますので、力関係上弱い通貨を売って円を買うという形で攻めるのが最も低リスクかつ高リターンですね。

個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものをリスクの低い方向に攻めるという基本戦略。

また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2019/04/15

斉藤学さん

円安の地合い継続と予想

みなさん、こんにちは。
斉藤学です。

【前日の概要】
先週末のNYダウは-14ドル安、日経平均株価は+159円高の21870円で引けました。ドル円は一時112.00円まで上昇、クロス円も連れ高となっています。

【前日の結果】
・ダウ平均  26412.30(+269.25 +1.03%)
・日経平均  22090(+230 +1.04%)
・NY金先物  1295.2(+1.9 +0.15%) 
・NY原油先物 63.89(+0.31 +0.49%)

【経済指標】
★★★★
23:00 (米) 4月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 前回:98.4 予想:98.4 結果:96.9


【本日の戦略】

<米企業好決算でリスクオンムードに>

先週末のNYダウは+269ドル高と反発、年初来高値を更新して引けました。JPモルガンとウェルズファーゴの第1四半期1株利益は予想を上回り、一気に安心感が広がっています。ドル円は一時112.10円まで買われ、そのまま112円台を維持して週末を迎えました。日経平均先物は、時間外で+203円高の22074円と続伸、時間外で一気に22000円の節目を越えていることから、本日も円安優勢の地合いが続くと予想します。先週は、原油価格も64ドル台と年初来高値を更新しており、カナダドルや豪ドルなど資源国通貨へ買いが入ると思われます。

今晩は、ゴールドマン サックスとシティグループの第1四半期1株利益が発表。米主要企業決算は予想が低めに見積もられており、結果の多くは予想を上回るので、発表期間中は円安株高の地合いになりやすく、今回も同様の流れに期待したいところ。

【経済指標】
★★★
21:30 (米) 4月ニューヨーク連銀製造業景気指数 前回:3.7 予想:6.7

【本日の予想レンジ】
・ドル円 	111.70〜112.80	↑
・ユーロ円	125.00〜127.50	↑
・ポンド円	145.50〜147.80	↑
・豪ドル円	79.70〜81.00	↑
・ユーロドル	1.1200〜1.1350	↓
・ポンドドル	1.3000〜1.3200	↑
・ドルスイス	0.9970〜1.0100	↑

【通貨の強さ】
ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ

【注目通貨】・ドル(米利回りの上昇)

2019/04/12

為替研究所さん

かなり読みづらい相場に

先週のドル円は111.8円くらいで終わりましたが、今週は下落基調にあり、一時111円割れもしました。これについては、以前「ドル円は一度上がる可能性はあるものの、112円まではいかずに反落する可能性が高い」と書き、戻り売りが良いのではと考えておりましたが、今のところその予想通りに動いており、戻り売りで利益が出ております。

今週は、アメリカのトランプ大統領がEUからの輸入品に対して報復関税を課す用意があると警告したことや、IMFの世界経済見通しで、2019年の経済成長率を3.5%→3.3%に引き下げる等、若干リスクオフの動きとなっており、株価も頭打ち感が出ております。

その一方で、中国経済については、今週若干強気な見通しが増えており、・IMFの見通しでも中国の成長予想を0.1ポイント引き上げて6.3%とした・昨日発表された中国のCPI(消費者物価指数、インフレ率の一つ)は前年同月比+2.3%、PPI(卸物価指数、これも別の視点から見たインフレ率の一つ)も前年同月比+0.4%と、5か月ぶりの高水準となり、中国の景気刺激策の効果が出始めて、景気の安定化が示唆されたとする見方も出てきております。

ただし、CPIの上昇の要因の一つは、豚コレラの影響で豚肉の供給が減ったことが原因であったり、PPIの上昇の要因の一つには石油や天然ガス価格の上昇といったことが原因であったりと、個人的には中国景気が回復したかと言われると、まだ疑問は残るところではあります。

とはいえ、これまでのように「中国経済が弱いからオセアニア通貨はとりあえず戻り売りでOK」とまでは言いづらくなり、トレードの難易度は上がったのかなという印象です。

今週起こったことの中で一番大きなものは、イギリスのEU離脱が半年延期されたことだとは思いますが、この延期については、やはり市場は離脱延期を織り込んでいたようで、「セルザファクト」で下げる程ではないものの、特に上昇することもなく、あまり市場に影響を与えませんでした。

今後イギリスで離脱案が承認された場合には、その時点で離脱が可能という条項も盛り込まれましたが、議会で3回も否決されている離脱案が可決されるとは考えづらく、とはいえ5/23からの欧州議会選への参加も英国内で反発が強いというように、メイ首相にとっては苦しい状況が続きそうです。今後は日本の10連休を控えての株価の調整も入ると考えており、かなり難しい相場になりそうなので、余程自信のある時以外はポジションを大きくしない方針でいきたいと思っております。

2019/04/11

為替太郎さん

ECBのハト派姿勢鮮明で一段と円高進む

今日の東京株式市場は小幅安ではじまっており、引き続き軟調な展開です。

昨日の東京株式市場は売り優勢となり、115円安で終わりました。売買代金の減少も目立っており、リスクオンのムードは後退しています。

昨日の軟調の要因としては、9日にトランプ大統領が、エアバスに対するEUの補助金を問題視して、EUからの輸入に対して総額110億ドル規模の物品関税を導入することを表明したことによる米欧貿易摩擦懸念が挙げられます。

さらに、IMFも世界経済の成長率予想の下方修正を発表し、世界経済全体への先行き不安が拡大する展開。また、新興国通貨も弱含みでした。

これを受けた昨日の東京時間のドル円は、111円台の前半となり、前々日の欧米市場と大きくは変わらない水準でした。さらに、一夜明けた今日の東京市場では、ドル円は一段と円高方向に進んでいます。

昨日の海外市場でユーロ売りが強まったことを受けて、ドル売りもまた進み、今日の朝時点のドル円は111円付近まで下落してきています。

アメリカの物価指標が強めだったことにより、海外時間の当初は、ドル円が上昇する場面もありました。しかしながら、昨日のECB理事会では、予想通り主要政策金利は据え置きとなり、また年内は政策金利を据え置く方針が確認されたことで、ユーロ売りが強まりました。

これを受けた円買いで、ドル円は110円台後半まで円高になる場面もありました。

FOMC議事要旨はこれといった材料にならず、ドル売り・ユーロ売りの流れは継続し、今日の東京時間に至っています。

なお、昨日は臨時のEU首脳会議で、イギリスのEU離脱の10月31日を期限とした再延期で合意したと報じられています。

しかしながら、目先の延期に関わらず、イギリスではEU離脱協定批准をめぐって混乱が続いており、引き続き流動的な情勢が続きます。

その他の材料として、米中貿易摩擦問題で中国経済の先行きに根強い不安感が漂う中、本日発表の中国のインフレ統計にも注目が集まっています。

10:30 中国3月消費者物価指数
10:30 中国3月生産者物価指数
15:00 独3月消費者物価指数
15:45 仏3月消費者物価指数
16:00 トルコ2月経常収支
21:30 カナダ2月新築住宅価格指数
21:30 米3月卸売物価指数
21:30 米週次新規失業保険申請件数

2019/04/10

ダメおやじさん

ドル安が続く!

こんにちは、ダメおやじです。

今週に入り週始めに予想した通りドル安が続いています。先週末の米雇用統計や米中貿易懸念解消期待でアナリスト等はドル円高予想が圧倒的に多かったです。私はアナリストの予想には聞く耳を持ちませんが、上げるなら先週末には112円越えは有ったのにと思いました。何故上げないのか、上げれないのかは考えなければいけませんね。ただ、ドル円は国内実需の買い意欲が旺盛で個人投資家のスワップ狙いの買いも下げればドンドン出てきます。下値は110円付近までかもしれないです。

ポンド円は欧州で要人発言に連れ上下に振れた後は144円台に下落しました。144〜146.50円の動きと見ていますが私とすれば144円を早く割れて欲しいです。

本日はECBとFOMC議事録が有ります。サプライズもなく内容が前回と大きく変わらなければ値動きは限定的でしょう。後はEU離脱や米の貿易摩擦懸念の行方でしょうね。何れにしても米金利や株価を睨んだ動きとなりそうです。

昨日は円の全面高でした。本日も継続するのかドルの巻き返しが有るかです。

頑張りましょう。

2019/04/09

しーさん

英国離脱期限をを前に手控えムードか

先週からドイツ経済の失速を受けてユーロの先行きが危ういとのニュースが目につくようになりました。4日(木)に発表されたドイツの2月鉱工業受注指数は、予想から大きく乖離した-4.2%の結果となり、ユーロが急落したことは記憶に新しいところです。中国からの受注が減ったことが大きく影響しているようですが、今後も中国は米国との関税合戦により成長率が鈍化していき、欧州や米国にも影響を及ぼすことになると思われます。

ただでさえ英国の離脱問題により手控えムードが濃い中で、お得意様の中国からそっぽを向かれると打撃を受けるのは必至となります。英国は是が非でも離脱をする方向で方をつけたいと考えており、欧州は無秩序な離脱だけは避けたいと考えています。双方の思惑の着地点が一致しない期間が長引けば長引くほど、欧州の経済活動も盛り上がりにかけてユーロにとっては軟調な展開が続くことになるのではないでしょうか。

本日はIMFからの世界経済の見通し発表があります。米中貿易問題や英国離脱問題、世界的な景気の後退により下方修正がされるかに注目が集まり、株価や為替にとっては弱い展開になる可能性が高いと考えます。明日10日にはEU臨時首脳会合があり、その前にメイ首相はメルケル独首相やマクロン仏大統領と会談するとのことで、直前の調整に休む暇なく動いています。また明日はECBもありますので、欧州関連のイベントを前に積極的にトレードをするタイミングではなさそうです。本日の値動きはそれほどない状態になるのではないかと考えます。

英国の話題はすでに食傷気味ではありますが、今週が1つの山場となるのでもうしばらく様子を見ておきたいと思います。

2019/04/08

ZEROさん

EU離脱、長期延期か?

5日の米国株は小幅上昇、NYダウ40ドル高(+0.15%)、ナスダック46ポイント高(+0.59%)でした。VIX指数は12ポイント台へ低下し、安定相場となっています。米3月雇用統計は、非農業部門雇用者数19.6万人増(予想18.0万人増)、失業率3.8%(予想3.8%)、平均時給+0.1%(予想+0.3%)、前年比+3.2%(予想3.4%)でした。

今週は10日にEU臨時首脳会議、週末から日米通商交渉が始まる予定です。長引いている米中通商協議、主要国経済指標にも注目。合意なき離脱にならない限り、落ち着いた相場が続きそうです。EU離脱や米中・日米通商交渉といった政治的なイベントを通過すると、経済指標と企業決算へ中心テーマが移っていくはずです。日米欧、主要3中銀の政策金利が据え置きサイクルに入っています。金融政策の膠着が為替市場が動きにくい一因です。

投資戦略は日米通商交渉とGW10連休前の調整を狙ってドル円戻り売りとします。
それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2019/04/05

とあるエンジニアKさん

雇用統計と貿易問題の進展に期待がかかる金曜日

各地の桜は満開で、まだまだ寒さは残るものの一年で最も美しい時期を迎えました。同時に新入社員がウロウロしているのを見かける時期でもあり、真新しいスーツ、そして時折見かける群れる姿は10年前の私を彷彿とさせます。今年は4月1日の月曜日のスタートから平日5日間フルをこなしてからの休日を迎えるというパターン。きっと今日あたりは徐々に学生気分が抜けつつある新社会人の多くを飲み屋街で見つけることとなりそうです。

【本日の指標】
言わずもがな、本日は雇用統計。つい最近まで大きな雇用数の伸びを示し、米中貿易摩擦なんのそのと好調な経済成長を見せていた米国でしたが、先月の雇用統計は一桁台の伸びとブレーキがかかる形になりました。一方で失業率が歴史的な低水準であったため、綱引きの形でドルがそのファンダメンタルによって大きく動くことがなかったのが記憶に新しい出来事でした。既に発表されたADP雇用統計はそこそこの伸びを示しているようですが、まずは結果を見てからでしょうか。確実に注意が必要な今日のNY時間です。

【本日の戦略】
前述の通り雇用統計が相場を動かすこととなるでしょう。先月には利上げの方向性をいったんホールドするとの発表によって金利上昇局面を終わりとし、じわじわと伸びていたドルの伸びにフタをする形で上下どちらとも動かない今の流れを作り出しましたが、それらは雇用統計などの各種指標があってこそ。現在中国の高官が米国を訪れての貿易交渉の真っ最中で、米中首脳会談の日程協議が見込まれるなど、米中貿易問題がなんとなく遙か先に明るい兆しを見せようとし、その兆しを先取りする形で相場が動いていますが、現時点では株価のみで為替相場を動かすほどではありません。雇用統計の数値をどう相場参加者は見るかが本日のポイントなりそう。結果で動き、貿易問題の進展でさらなる動きを見せるのが本日のパターンか。当然相反する結果で往って来いの相場の可能性もあります。そんなわけで本日日本時間は指標の少なさもあり、「雇用統計を見極める」として静かな相場、そしてNY朝以降に大きく動く相場を予想します。特に新たなポジションは考えず、週の戦略維持とします。

2019/04/04

しましまさん

ドル円は小動きながら底堅く推移

昨日は米中通商協議の合意への期待等からNYダウは上昇、米経済指標の結果は予想より弱かったもののドル円は底堅く推移しました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

21:30:米・新規失業保険申請件数

昨日のドル円は111.20円台〜111.50円台で小動きながら底堅く推移しました。今日堅調な動きとなると111円台後半〜112円付近まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると111円台前半〜111円付近への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは反発し欧州時間1.1255ドルまで上昇、NY時間は1.1220〜1.1250ドルでの値動きでした。今日堅調な動きとなると1.12ドル台後半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.12ドル台前半〜1.12ドル付近への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2019/04/03

為替見習さん

英国のEU離脱をめぐる動きと米ADP雇用者数、ISM非製造業景況指数に注目

昨日の為替相場は、メイ首相発言で前日に続いてポンド買いの動きが発生。メイ首相は「英国に必要なのは短期間の“離脱延期”だ」と発言。それまではメイ首相の代替案に対して下院は否決の判断を出しており少し期待感を持たせるような内容でしたね。ただEU離脱をめぐる動きは予想が難しく、要人発言で簡単に変化するため取引の軸にするのは少し難易度が高いと言えるでしょう。

一方で力関係を見てみると、前日と比べて位置の変化が目立ったのは前日弱かった円とスイスが強い位置に、強かったオセアニアとカナダが弱い位置に変化したこと。この動きは典型的「リスク回避型」です。

そのため相場全体としては「リスク回避型」となっているなかでポンドのみ単独で買われたという形ですから、その点を意識しておくと今後の取引ターゲットが絞りやすくなると思います。

このようななかで今日は夜に米国のADP雇用者数とISM非製造業景況指数の発表があり、週末の雇用統計を意識したポジションの変化も出てくると思われます。さらにEU離脱をめぐる動きとしては、メイ首相の方向性に対してEUがどう反応するかという点も意識されることになりそうなので、これらに注意しながら相場を見ていきたいところ。

また取引する場合は当日決済にして無駄なポジションを極力残さないようにするなど、自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで、相場のリスクが下がれば取引したいですね。

ではまず月曜から火曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、火曜はGBPが0.14%、CHFが0.05%、USDが-0.03%、EURが-0.12%、CADが-0.24%、AUDが-0.65%、NZDが-0.76%となっていて力関係は【GBP>CHF>JPY>USD>EUR>CAD>AUD>NZD】という形に。

月曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【GBP>CAD>AUD>USD>NZD>EUR>JPY>CHF】でしたからポンドが強い位置を維持していること、円、スイスが位置を上げたこと、オセアニア、カナダが位置を下げたことなどが見てとれます。

続いて8時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、ポンドが上向き、オセアニアが下向きでその他はフラットとなっており、通貨によってリスクが低い方向が違います。

そのため今後は円を軸とした力関係変化が最大のポイントで、ここから円売りの動きが出れば各通貨の短期トレンドは改善し、ポンドはロングのチャンスとなりますし、その他も勢い次第では短期トレンドが上向きに変化してロングのチャンスに変わります。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売るのが低リスクですね。

一方で円買いの動きが出た場合はオセアニアがショートのチャンスに。その他も勢いが強くなれば短期トレンドが下向きに変化しますのでショートのチャンスへと変わります。

この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買うという形で攻めるのが最も低リスクかつ高リターンですね。

個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものをリスクの低い方向に攻めるという基本戦略。

また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2019/04/02

斉藤学さん

円安株高の地合いと予想

みなさん、こんにちは。
斉藤学です。

【前日の概要】
NYダウは+211ドル高、日経平均株価も+303円高の21509円と上昇して引けました。ドル円は一時111.44円まで上昇、クロス円も全面高です。

【前日の結果】
・ダウ平均  26258.42(+329.74 +1.27%)
・日経平均  21645(+195 +0.90%)
・NY金先物  1294.20(-4.30 -0.33%)
・NY原油先物 61.59(+1.45 +2.41%)

【経済指標】
★★★★
21:30 (米) 2月小売売上高(除自動車)(前月比) 前回:0.9% 予想:0.4% 結果:-0.4%


【本日の戦略】

<米国株高で円安が進む>

昨日発表された米2月小売売上高は、予想0.4%に対し結果-0.4%と予想外のマイナスだったものの、一部報道で「中国が米国からの自動車や自動車部品への関税引き上げを見送る可能性」報じられ、リスクオンムードとなりました。

NYダウが+329ドルの大幅高となったことで円安が進み、ドル円は一時111.44円まで上昇、クロス円も全面高となっています。

通貨別にはポンドが急伸、EU単一市場に残るソフト・ブレクジットへやや前進したことでまとまった買いが入りました。しかしその後、英下院がメイ首相の英EU離脱合意案に関する4つの代替案についてすべて否決、ポンドは急反落するなどボラティリティが高まってきています。

とはいえ、米10年債利回りが2.503%へと急伸しているので、基本的にはドル買いでリスクオンムード継続と予想します。また、株高の地合いで原油が61ドル台と年初来高値を更新しており、カナダドルや豪ドルなど資源国通貨への買いも期待できます。

【経済指標】
★★★
21:30 (米) 2月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比) 前回:-0.1% (-0.2%) 予想:0.1%

【本日の予想レンジ】
・ドル円	110.80〜111.80	↑
・ユーロ円	124.00〜125.50	↑
・ポンド円	145.00〜146.50	→
・豪ドル円	94.80〜96.20	↑
・ユーロドル	1.1150〜1.1280	↓
・ポンドドル	1.3000〜1.3150	→
・ドルスイス	0.9900〜1.0050	↑

【通貨の強さ】
ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ

【注目通貨】
・ドル(米利回りの急伸)

2019/04/01

為替研究所さん

豪ドル、NZドルについて

今週は週間見通しとデイリー見通しが同日で、週間見通しではドル円を中心に書いたので、こちらではいわゆる「オセアニア通貨」の豪ドル、NZドルについて書きたいと思います。

先週は、RBNZがついにハト派に転じたことで、NZドル/ドルは0.69くらいから0.68割れと、一瞬で100pips以上の急落がありました。

この背景としては、元々は、FRBが利上げやバランスシート縮小の停止、中国も金融緩和方向、ECBも2019年夏ごろの利上げの延期、RBAも「次は利上げの可能性が高い」から「利上げも利下げもどちらの可能性もある」に転じたように、世界的に金融緩和方向になる中で、RBNZだけは「金利についての見通しは特に変わっていない」というように、現状維持を続けていた結果、NZドル/ドルや、豪ドル/NZドルといった通貨ペアで見てもNZドルはある程度強気に推移していたのですが、そこがついに緩和姿勢に転じたということで、大きく売られました。

個人的には、先々週のアメリカやドイツのPMI悪化、株価の低迷、逆イールドの発生といったイベントがあり、世界的に緩和路線の中でRBNZだけが強気を維持するのも不可能だと思っており、さらにRBNZも最近は若干緩和をにおわせるような発言が少しずつ出てきた中で、今回のRBNZ声明発表ではそろそろ緩和方向に転じるのではないかと予想してNZドルを売っておりましたが、その戦略が綺麗にはまって喜んでおりました。

NZドルは、基本的には金利目当ての買いが多い通貨なので、そこが緩和に転じるとなると、基本的には今後もある程度弱気なトレンドが継続すると予想しております。

今週は、ホットカレンシーでも上げましたが、RBAの政策金利・声明発表のある豪ドルに注目しております。

RBAは、これまでもハト派に転じておりましたが、今の世界情勢や、さらには近隣国であるRBNZの緩和への転換を踏まえて、さらにハト派路線を強めるかどうかがポイントです。

個人的にはハト派に転じて豪ドルの下落という展開を予想しており、ドルストレートで売りを入れております。

オセアニア通貨の売りのリスクとしては、中国経済が金融緩和で立ち直ることや、米中関係の改善があり、こうしたことがあれば売りポジションは損切する必要がありますが、今のところは短期的にこれらの状況が変わることはあまり想定しておらず、引き続き売り目線で臨みたいと思っております。

尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。