こんにちは、ダメおやじです。 大晦日ですね。 本日は大晦日で、残り1日となりました。 昨日は東京では参加者も少なく、動きがなかったのですが、海外ではクリスマス休暇明けの海外勢による株安、ドル円・ポンド円の売りでリスク回避の動きを作りました。 ドル円は108.76円、ポンド円142.76円まで下落しました。 ただ、その後は株の下げ幅縮小で先週後半と同じくユーロドル、ポンドドルが上昇したためポンド円は戻しましたが戻りは売られドル円は戻りも鈍く108.82 円、ポンド円は142.68 で動いています。 泣いても笑っても今年は本日限り、悔いの無い1日にしましょう。
本日は年の瀬の真っ只中で、皆さん土日に大掃除を行って2019年の残り2日をのんびり過ごしているか、早々に海外旅行や田舎に帰省していることと思います。 2019年は年初からフラッシュ・クラッシュにより大きく円高に振れました。ドル円は春にかけて112円台まで戻しましたが、春から夏にかけては円高となり、再び104円台を示現するところまで下落しました。しかし、その後の秋から冬にかけてはこれといった方向感はなく、110円に到達することなくじわじわと上昇してレンジ相場が続きました。 海外では、FRBによる予防的利下げが3回実施されたことでドル安となり、英国ではブレグジットの土壇場での延期や合意なき離脱回避などがあり、全体的にドル安とポンド高となりました。ポンドドルも夏を底値に12月に向けて上昇し、1.2000から1.3500まで約1500pipsの幅で動きがありました。ドル円は年間を通して800pips弱の値動きですから、半年で2倍近く動いたことになります。 2020年は大統領選挙の年であり、トランプ大統領は再選に向けて株価維持に全力を注ぐと思われます。これまでも米株は崩れそうで崩れず、史上最高値を更新してきました。もしトランプ大統領が負けることがあれば、米株にとっては悲観的材料となるのでリスクオフとなりそうですが、再選できればこれまでのセンチメントが継続すると考えられます。 FRBの隠れQEのおかげで株価が保たれているという側面もあり、人為的なバブルが弾けるときが大変なことになりかねませんが、ひとまずリスクとして頭の隅によけておき、ドルについてはドル安傾向が継続と考えておきたいと思います。 英国についてはジョンソン首相率いる議会が合意ある離脱に向けて準備を進めていくことになると思われるため、ポンドについては買い継続で良いでしょう。 中長期的な戦略としては、ポンド買いドル売りのGBP/USD買いを軸にしておきたいと思います。 海外の市場参加者にとってすでに2020年の相場が始まっていることになっているため、年末だからというわけではなく新たなポジションを獲りに行くためにGBP/USD買いを狙っていきたいと思います。 2020年もどうぞよろしくお願い致します。 良いお年を。
26日の米国株は上昇、NYダウ105ドル高(+0.37%)、ナスダック69ポイント高(+0.78%)でした。為替市場はドル円以外のクロス円が小幅に上昇。 クリスマス休暇明けとなったNY市場では、米中第1段階合意の署名に絡む楽観的な報道、米年末商戦の好調さが伝わり、リスクオンで反応しました。 ナスダックは初の9,000ポイント乗せ。そろそろ上昇一服しそうなタイミングです。 今年は2018年後半に米中貿易戦争激化による株価急落を受け、かなり悲観的なムードで始まりました。ところが米国株は記録的な上昇となっています。 年末年始の市場コンセンサスは良く外れる印象です。 2020年は米中貿易戦争の緩和+英国の合意なき離脱回避を受けた楽観ムードで始まる事から、逆に下げやすい1年になると予想しています。 投資戦略は、少し長めに見てドル円戻り売りとします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
クリスマスも終わり、年末まであと少し。この一週間にも満たない期間を特別な日々に感じるのは私だけではないはず。今日はあちこちでクリスマスツリーの片付けに追われることでしょう。 【本日の指標】 昨日のクリスマス休場に続き、本日も英国市場、オセアニア市場、カナダ市場などは休場の予定。NY相場は休場明けで動き出しますが、特に注目すべき指標はありません。 【本日の戦略】 クリスマスの相場です。昨日は日本以外の主要な取引所は休場ということもあり、極めて狭い範囲内での値動きとなりました。 本日は前述の通り、NY相場が休場明けとなりますが、相場を動かす要因に乏しい一日となるでしょう。政治の動きも限られ、静かな一日となる見込みです。そうなればドル円買い戦略は当然ながら継続します。 値動きがない中、各紙報道は今年の相場振り返りに紙面を当てており、今年も昨年同様にドル円は値動きが乏しかったと報道しております。それは私の認識の中でも一致しており、ちょうど一年前のドル円が104円近辺まで暴落したフラッシュ・クラッシュを除くと本当に限られた範囲の中での値動きだったというのが今年の印象。今後はこの値動きがニュースタンダードになるのではという報道もありました。既にFXの世界に入って10年以上。昨年や今年のような限られた値動きは極稀に起こりうると考えておりましたが、その考えを改めて相場に望まなくてはいけないのかもしれません。
昨日はクリスマスイヴで短縮取引や休場の市場が多く、全体的に動意薄でドル円は109.30円台〜109.40円台、ユーロドルは1.1069ドル〜1.1090ドル台と狭いレンジ内での値動きとなりました。今日はクリスマスのため欧州・米国などほぼすべての市場が休場です。 昨日のドル円は109.30円台〜109.40円台と狭い値幅での推移でした。今日堅調な動きとなると109.50円付近へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると109.20円台への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは1.1069ドル〜1.1090ドル台での狭い値幅での推移でした。今日も1.1070ドル〜1.1090ドル台での推移となりそうです。 今日はクリスマスで、ほぼすべての会社が午後3時位までの取引です。ゆっくり休んで疲れをとりましょう。
昨日の為替相場は、年末相場で全体に変動率が低い状況でしたが、ポンドやドルが弱い位置に変化し、オセアニアが強い位置で加速するなどそれなりに目立つ通貨が出ていましたね。 ただ取引するという視点では値動きがしっかり出にくいためどうしてもリスクとリターンのバランスが合いにくいですし、ここから年末にかけては無理な取引は避けておきたいところ。 特に今日は目立った指標や要人発言も予定されていませんし、クリスマスイブで英国、欧州、米国市場は短縮取引なので、より一層値動きは乏しくなると思われますし、そのような中で飛ぶような値動きが出れば怪我をしやすい相場と言えるので、現状の資金管理を見直して無駄なポジションがあれば整理し、年始相場に備える程度にしておきたいですね。 ではまず先週金曜から月曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、月曜はNZDが0.36%、AUDが0.24%、EURが0.05%、CADが-0.05%、CHFが-0.06%、USDが0.08%、GBPが-0.56%となっていて力関係は【NZD>AUD>EUR>JPY>CAD≒CHF>USD>GBP】という形に。 先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【AUD>NZD>USD≒GBP>JPY>CAD>CHF>EUR】でしたからポンドやドルが弱い位置に変化したこと、ユーロが位置を上げたこと、オセアニアが強い位置を維持していることなどが見てとれます。 続いて11時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けてユーロ、ポンド、スイスが下向きでオセアニアが上向き、その他はフラットとなっていて通貨ペアによってリスクが低い方向が違います。 そのため今後は円を軸とした動きが最大のポイントで、ここから円買いの動きが出れば各通貨の短期トレンドは悪化し、欧州系通貨はショートのチャンスとなりますので、力関係上弱い通貨を売って円を買うのが低リスク。 逆にここから円売りの動きが出た場合には各通貨の短期トレンドが改善し、オセアニアはロングのチャンスとなりますので、強い方を買って円を売る形で攻めるのが低リスクですね。 個人的には年末相場ということもあって取引は控える予定。もし取引される場合には早い決済を意識するとともに、必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」ということを考えて力関係をしっかり見ていくと良いでしょう。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは+137ドル高、日経平均株価は-48円安の23816円で引けました。ドル円は小幅高、クロス円はまちまちの動きとなっています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 28455.09(+78.13 +0.28%) ・日経平均 23815.00(+30.00 +0.13%) ・NY金先物 1480.90(-3.50 -0.24%) ・NY原油先物 60.44(-0.74 -1.21%) 【経済指標】 ★★★★ 22:30 (米) 7-9月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)(前期比年率) 前回:2.1% 予想:2.9% 結果:3.2% 【本日の戦略】 <株高でドルが堅調> ドル円は小幅高、クロス円はまちまちの動きが続いています。通貨別にはユーロが下落、欧・独経済指標悪化でユーロ圏経済に対する不透明感が高まりました。一方で、NYダウやS&P、ナスダックなど米3指数の史上最高値更新が続いており、地合いは非常に良好です。本日は、ドルを中心に底堅く推移と予想します。 今週のマーケットはクリスマス期間、本日多少の動きは期待できるものの、明日以降休場となる国が出てくるため、次第に値動きは閑散となるでしょう。 【経済指標】 ★★★ 24:00 (米) 11月新築住宅販売件数(前月比) 前回:-0.7% 予想:-0.5% 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 109.00〜110.00 ↑ ・ユーロ円 120.50〜122.00 → ・ポンド円 141.50〜143.50 → ・豪ドル円 75.00〜76.20 ↑ ・ユーロドル 1.1000〜1.1120 ↓ ・ポンドドル 1.2920〜1.3100 → ・ドルスイス 0.9750〜0.9900 ↑ 【通貨の強さ】 ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ 【注目通貨】 ・ドル(株高や米利回りの上昇)
今回は、私にとっては2019年最後のデイリー記事担当なので、2019年のまとめと、2020年の予想を行いたいと思います。 2019年は、昨年2018年末の「とにかく何でもかんでもリスクオフ」みたいな状況の中で、まず年始のフラッシュ・クラッシュから始まり、あの時には「今年は円高・株安が進む」と強く予想した人がほとんどだったと思いますが、結果的には今時点では、ドル円は歴史的にもトップレベルの値動きの少なさで、新興国通貨も全体的にそこまで弱くならず、株価は一時的に落ちることはあれど、去年何回かあったレベルでの急落は今のところ発生せず、何度も史上最高値を更新しました。 相場というのは、全員の見方が一致してしまうと、かえって逆方向に動くというのはよくある話ですが、今年はそれを強く感じる一年でした。 今年のテーマとしてあったのは、 ・実体経済のピークアウト ・世界的な金融緩和の流れ ・米中貿易戦争 ・BREXIT といったあたりだと思いますが、 ・実体経済のピークアウトについては、ISM製造業景況指数や各国のPMI、さらには逆イールド等を見ていても、「今がその時なのか」というのはともかく、今後主要なテーマとなりそう ・金融緩和のの流れは、FOMCで利下げ停止が言われているものの、それ以外の例えば豪、NZ、新興国等はまだ緩和方向で考えている ・米中貿易戦争は、今月に「第一段階合意」と追加関税の発動見送り、一部への追加関税税率の引き下げはあったが、今後の合意はどうなるか。今回の件については、中国側では「不平等条約」と認識されているとの報道もある ・保守党圧勝で終わったが、今後のBREXITがどうなるかはいまだ未知数 というように、これらのテーマは2020年にも持ち越されつつ、さらに2020年には「アメリカ大統領選」という、非常に重要なイベントも控えていることもあって、おそらく今年以上に「ヘッドライン相場」になる可能性は高いと思います。 ただし、長い目で見た場合には、実体経済のピークアウトと、さらに大統領選でトランプ大統領が再選すれば2期目のジンクス、逆に再選しなければ(あるいは苦戦しそうだという報道が出れば)、ここまで株価を意識してやっている大統領もそうそういないことを考えると、株価急落の可能性が高いと考えており、今の市場の完全な楽観ぶりを見ても、来年は株価下落からのクロス円下落、みたいな展開になりやすいのではないかと、今時点では予想しております。
今日の東京市場は、ドル円が109円半ばで取引が始まりました。このところドル円は小動きです。昨夜のニューヨークでも、値動きレンジは非常に小さいものでした。東京時間に入って、豪雇用統計を受けたリスクオンによるドルの上昇は観測されていますが、ここからさらに上昇していくには力不足に思われます。日銀は金融政策決定会合で、現行の金融緩和政策の維持を決める見通しです。しかし、これは織り込み済みですので市場への影響は軽微でしょう。材料としては、その後の黒田総裁の会見が注目されます。総じて、今週の為替相場は、米中貿易交渉が第一弾合意に至ったことで、ひとまずの安心から底堅く推移はしています。もっとも、合意内容が不十分で、市場の関心はむしろ今後の交渉経過に移動している見方もあり、上値余地は限定的なものに留まっています。実際、昨日も、為替市場は、109円半ばでの推移でのもみ合いでした。先週複数の大きな材料を消化して、目先では値動き材料に乏しい面があります。 先週のイベントは総じてリスクオンの円売りでドル円の上昇につながりましたが、今週は失速気味の展開です。イギリスでもポンドのさらなる上昇が期待された局面でしたが、ジョンソン首相が移行期間延長を禁止する立法を示唆したことで、ポンド円が下落していることもリスク回避ムードを強めています。今日も、基本的には昨日同様の109円半ばでの値動きになりそうな可能性が高いと思われます。 ここまでの値動きを見る限りは、110円の壁は厚い感じがします。今後、短期間で110円にトライする展開になる可能性は高くないでしょう。また、年末のホリデーシーズンが近づいていることも、為替市場での値動きを抑える要素です。ここからはクリスマス休暇を控えて、取引が縮小する時期であり、ドル円相場は動意が出てきにくい地合いです。また、トランプ大統領に対する弾劾訴追案が採決されているなど、アメリカの政治情勢も市場の先行き不透明感を増幅しています。 15:30 黒田総裁会見 16:45 仏12月企業景況感指数 18:30 英11月小売売上高 21:00 BOE金利発表 22:30 米7-9月期四半期経常収支 22:30 米12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 22:30 米週次新規失業保険申請件数 24:00 米11月景気先行指標総合指数 24:00米11月中古住宅販売件数
こんにちは、ダメおやじです。 休みモードに入り動かない通貨ばかりになっている中、ポンド円、ポンドドルは動いています。 下に〜下に〜ですが^^ 先週末、英選挙で保守党が勝利した事で東京朝に144円から147.95円まで急伸し欧州までこの動きは続きストップを大きく巻き込みました。私は週明けに今週の予想記事で保守党が勝ってもEUとの自由貿易交渉やスコットランドとかの英国内状況で難問が多いと書き取りあえずは144円を付けてからの動きと書きました。 今は下げてますが売り方の多くは142円付近の売りでしょう。今は真空地帯で買い方の動きだけで売り玉の手仕舞いとかが出ず片肺の動きです。144円割れ、特に142.50円付近から売り買いが揃い活発な動きになりそうです。 本日、下げれば売り買い両方で活発な動きとなりそうですね。 頑張りましょう。
昨日のドル円は1日を通して値動きが少なく、東京タイムからNYタイムにかけてではわずか15銭というボラティリティの低い1日となりました。 株価は高値圏で張り付き、為替も全体的に弱くはないですがこれといったテーマもない。先週の英国の議会選挙にて一儲けさせていただいた方にとっては、今週はイベントがなくてやる気がなく、クリスマス休暇を前に積極的に動く気にもならない。そんな感じなのかも知れません。 米中貿易協議について、第1弾が一段落したようですが、第2弾については協議の開始日程がすぐに始まるのかどうかもよくわからない状況となっており、ドルを動かす要因から除外しておきたくなります。 金利面で見ても現在はグローバルな緩和レースをしているわけではなく、これといったテーマがなく、トレンドがない状態でスイングトレードをして長い時間資金をリスクにさらし続けるのはあまりお薦めできません。FRBによる隠れQEによって株価が維持されるのであれば、大きなリスク回避相場にはならない可能性が高く、この状況下でトレードをするなら押し目買い狙いで数pipsを抜くスキャルピング狙いしかないのかも知れません。 本日はめぼしい指標イベントもないので、スキャルピングで超短期勝負をするか、ボラティリティが上がるまでは素直に休んでおくのが良さそうです。
13日の米国株は小幅上昇、NYダウ3ドル高(+0.01%)、ナスダック17ポイント高(+0.20%)でした。為替市場はドル円・ポンド円が上げ幅を縮小して引け。 米中通商交渉は第1段階の合意に達し、15日の追加関税見送り、9月に課された1,200億ドル分の追加関税を、15%から7.5%へ半減する事が決まりました。 15日の追加関税見送りに関しては織り込み済みだったものの、過去に課した関税の引き下げに踏み込んだ事は評価されました。 これで米中貿易戦争激化の懸念は和らぎ、来年の米大統領選挙へ向けて緩和へ向かうとの見方が増えそうです。VIX指数も12.63で一旦安定。 米中第1段階合意と英総選挙での保守党勝利は、サプライズではなく市場予想通りの結果です。リスクオン方向へ買いで追いかけるのは避けたいところです。 むしろ米中通商協議とEU離脱協議に隠れていたものの、日米ともに企業の景況感が悪化したままになっています。 今年の2大リスクは後退しましたが、どこまで株高が続くか疑問です。早ければ10日くらいで頭打ちになってくるかもしれません。 むしろ長期では高いところを売っていきたいと考えています。 投資戦略は、少し長めに見てドル円・ポンド円戻り売りとします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
久々にユーロ圏に来てみましたが、お金を使って感じるのはユーロが高いか安いかではなく、そもそもの物価の高さ。何年か前には駐在していたことがあったのですが、その時に比べて外食にしてもスーパーの買い物にしてもこんな高かったっけという印象。そして否応なしに(あるいは自然に)日本と比較してしまいますが、生活物資は日本の方が格段に安い。しばらくは持ってきたパックごはんとサバの缶詰で乗り切ります。 【本日の指標】 日銀短観が予定されており、日本の株価は多少なりとも影響をうけることが予想されますが、為替相場にはそれほど影響を与えない見込みです。 【本日の戦略】 さて本日の日本時間内には世界が固唾を飲んで待っていた英国の総選挙結果が発表に。日本時間の午前中から昼にかけて大勢が判明する見込みで、ブレグジットを絡めて割れに割れた英国世論の集大成とも言うべき今回の選挙の行く末はポンドだけではなく、ユーロも左右かもしれません。 保守党が単独過半数を取るという世論調査の結果は「合意なき離脱」の回避を期待し、ポンドを持ち上げる要因となっている模様で、ポンドは対円、対ドルいずれも上昇中。この逆を行く結果、すなわち保守党が負けるような選挙結果となれば、俄然英国の行方はわからないものとなり、手のひら返しでポンドの暴落が待ち受けるか。その中間の結果も然り。 外国の選挙結果によって動く相場というのは多いものではなく、トランプ大統領が勝った大統領選挙を思い出してしまいますが、大国と言えどもその通貨の規模はドルやユーロと比較してそこまで大きいものではないのでしょうが、まずは選挙結果の第一報。これが注目すべき項目です。 今のドル円買いの戦略には変わりなく、選挙の結果を見守るのみです。
昨日注目されていたFOMC政策金利発表では、市場予想通り政策金利は据え置きとなりました。その後パウエルFRB議長が会見で「現在の金利が適切」「利上げには著しく持続性のあるインフレ加速が必要」等発言したことを受けドル売りが強まりドル円は108.47円まで下落、ユーロドルは1.1145ドルの高値を付けました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 16:00:独・11月消費者物価指数 17:30:SNB政策金利発表 19:00:欧州・10月鉱工業生産 21:45:ECB政策金利発表 22:30:米・11月生産者物価指数 22:30:米・新規失業保険申請件数 今日の政策金利関連はSNB政策金利発表、ECB政策金利発表が予定されています。 昨日のドル円は東京・欧州時間108.60円台〜108.80円台で推移、NY時間は終盤108.47円まで下落しました。今日軟調な動きとなると108円台前半〜108円付近への下落が考えられます。一方、堅調な動きとなると108円台後半〜109円付近へ上昇できるか見たいです。 昨日のユーロドルは東京・欧州時間は1.10ドル台後半でやや上値重く推移、NY時間は序盤1.1070ドル付近まで下落した後は1.10ドル台後半で推移し終盤1.1145ドルまで急伸しました。今日堅調な動きとなると1.1180ドル付近まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.11ドル付近への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、年末相場で全体に変動率が低い中で、終値ベースでは円がやや強めの位置に変化してきましたね。その他は前日の力関係に近い位置を維持していますので、円を軸とした動きが今後も出るかは一つのポイントとなりそうです。 また今日はFOMCが予定されていることから、それまでの時間帯は動きが出てもまた戻すようなこともおこりやすいかもしれませんが円を軸とした動き、特に円高方向は動きが速くなりやすいので短い時間の取引をするなら円と弱い通貨の組み合わせ狙いが良いかもしれません。 注目のFOMCにおいては、政策金利は据え置き予想が大半で声明やパウエル議長の会見内容次第で動きが出ると思われます。時間帯も遅いのでここで取引するかは難しいところですが、それまでに不要なポジションがあるようなら整理しておきたいですね。 また今日はその他にも米国の消費者物価指数が予定されていますから、NY市場での力関係変化や短期トレンド変化次第では取引のチャンスもありそうです。 ではまず火曜から水曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、火曜はCHFが0.53%、EURが0.46%、GBPが0.44%、CADが0.22%、USDが0.18%、NZDが0.12%、AUDが-0.03%となっていて力関係は【CHF>EUR>GBP>CAD>USD>NZD>JPY>AUD】という形に。 月曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【CHF>CAD>GBP>JPY>USD>EUR>AUD>NZD】でしたから円が位置を上げたこと、スイスが強い位置を維持していること、オセアニアが弱い位置を維持していることなどが見てとれます。 続いて11時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けてドル円、ユーロ円、カナダ円、スイス円が上向き、その他はフラットとなっています。 そのがめ今後は円を軸とした動きが最大のポイントで、ここから円売りの動きが出れば各通貨の短期トレンドは改善し、上向きのものが多くなるためロングのチャンスとなります。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形が低リスク。 逆にここから円買いの動きが出た場合には各通貨の短期トレンドが悪化し、勢いが強くなれば下向きに変化するものが出てきます。こうなると今度はショートのチャンスに変わることになりますので、力関係上弱い通貨を売って円を買うのが低リスクですね。 個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので、短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものをリスクの低い方向に攻めるという基本戦略。 また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは+337ドル高、日経平均株価は+76円高の23430円で引けました。ドル円は108円台半ばで底堅く推移、クロス円は方向感がありません。 【前日の結果】 ・ダウ平均 27909.80(-105.26 -0.38%) ・日経平均 23380.00(-150.00 -0.64%) ・NY金先物 1464.90(-0.20 -0.01%) ・NY原油先物 59.02(-0.18 -0.30%) 【経済指標】 ★★★ 16:00 (独) 10月貿易収支 前回:211億ユーロ(212億ユーロ) 予想:193億ユーロ 結果:215億ユーロ 【本日の戦略】 <全体的に上値が重い> 週明けのマーケットは小幅に調整、週末15日(日)に対中追加関税の期限が迫るなか、いったん利食い売りが出ました。中国輸出が4ヵ月連続で減少していることも重し。先週末に発表された米雇用統計は、予想18.0万人に対し結果26.6万人と非常に良好だったものの、米中貿易協議への警戒感は払しょくできずにいます。ドル円は108円台半ばで推移、クロス円も方向感なく推移しました。 そんな中、通貨別にはポンドが堅調、12日(木)の英総選挙を前に楽観的な雰囲気が広がっていて、与党保守党が議席をどれだけ過半数から上積みできるかに注目が集まっています。選挙後は利食い売りに押される可能性があるものの、それまでは期待感からポンド買いの入りやすい地合いが続くと予想します。 【経済指標】 ★★★ 10:30 (中) 11月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) 前回:3.8% 予想:4.4% ★★★ 10:30 (中) 11月生産者物価指数(PPI)(前年同月比) 前回:-1.6% 予想:-1.5% ★★★ 18:30 (英) 10月月次国内総生産(GDP)(前月比) 前回:-0.1% 予想:0.1% 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 1070〜109.50 → ・ユーロ円 119.50〜121.00 → ・ポンド円 141.50〜143.50 ↑ ・豪ドル円 73.50〜75.00 → ・ユーロドル 1.1000〜1.1150 ↑ ・ポンドドル 1.3100〜1.3250 ↑ ・ドルスイス 0.9800〜0.9950 ↓ 【通貨の強さ】 ポンド>ユーロ>ドル>豪ドル 【注目通貨】 ・ポンド(英総選挙への期待)
今週は、週間見通しの方でも書いたように、 ・12/12に英総選挙 ・12/15に対中追加関税が予定されており、これがどうなるか というように、今年の相場を動かした2大論点について非常に重要な節目となるイベントがあり、また、据え置きがほぼ確実視され、これまで程注目度は高くないものの、今年最後のFOMCも12/11にあるというように、ある意味今年を象徴するような、非常に材料が豊富な週です。 基本的には、 ・対中追加関税はさすがに今このタイミングではない ・英総選挙は事前調査の通り、保守党が優勢 ・FOMCは据え置きで、パウエル議長もそこまで変なことは言わない と考えており、相場を見ていてもおそらく多くの人がそう考えているだろうとは推測されますが、逆に言えば、このメインシナリオから外れた場合の急落の度合いは、非常に大きなものとなる可能性があります。(反対に、追加関税発動がないどころか、米中合意まで取り付ければ、特にドル円は大きく上がる可能性もあります) 12月という月は、元々 ・クリスマスに向けて、徐々に海外の機関投資家が休みに入っていき、流動性が下がる ・年末に向けて、ポジションの調整(クリスマスや年末前に手じまい、個人の節税目的で損切等) ・年末年始の「ご祝儀相場」を期待したり、ボーナスが入ることでの個人の買い 等、ファンダメンタルズやテクニカルというより、12月特有の様々な事情での売買が行われ、相場が荒れやすい月として有名です。 例えば去年は12月に株価・クロス円が急落し、日経平均も一時期19,000円すら割ったことを覚えている方も多いと思いますが、過去20年間のドル円の統計を取っても、終値と始値の標準偏差が一番大きい月であり、ATRも3月、11月に次いで大きいように、為替も値動きが激しいことが、統計的にも分かります。 そういう状況下で今年の総決算ともいえるイベントラッシュがあるのは、期待半分、怖さ半分のような気持ちで、ここでサプライズがあれば、去年の比ではないような急落があってもおかしくはないと思っております。 今週については、とにかく「イベント前にポジションを減らしておく」ということが重要だと思っており、また来週以降は市場参加者がどんどん減っていくと考えられるので、これから年末に向けては、基本的にはロットも小さめでトレードしていこうと考えております。
このところ、ドル円は上値が重い展開が継続しています。 一昨日は、11月ADP雇用者数で、政府部門を除く非農業部門雇用者数が前月比6万7000人増となり、予想よりも大きく下振れしました。 さらに、11月米ISM非製造業指数も事前予想よりも弱い数字となったことで、一昨日のニューヨークでは、米中交渉の先行き懸念とあわせてドル売りが強まる展開でした。 もっとも、昨日は日本政府の経済対策の事業規模が26兆円程度、財政支出は13.2兆円程度と報じられたことで、ドル円は108円90銭台まで値を上げる場面もありました。 昨日は、日経平均株価も、3営業日ぶりの反発になっています。 米中貿易協議の第1段階合意、制裁関税の一部撤回が近づいているとの報道もあり、市場の懸念材料となってきた米中対立への懸念が和らいだことも材料になりました。 今日もオブライエン米大統領補佐官から、中国との第一段階合意が近い旨の発言があったことが報じられるなど、米中交渉の進展ムードが強まっています。 昨夜の海外市場から堅調な流れは継続しています。ただ、今日は、株式市場は、小幅高ではじまっているものの明確な方向感は出なそうな雰囲気です。 大きな流れとしては、リスクオン寄りではあるものの、今夜に雇用統計を控えていますので、様子見基調になるのは当然といえます。為替相場は、目下、ドル円は108円台70銭台と小動きになっています。 もっとも、目先は米雇用統計待ちの展開ですが、雇用統計を消化しても、動意が出てくるかは微妙でしょう。このところ、連日の米中関係の報道が市場の関心材料になってきました。この流れは基本的には来週も継続するものと考えられます。 米中関係に注目が集まる一方で、FOMCでの追加利下げ観測がやや後退したことで、経済指標に対する為替市場の反応の敏感性が後退してきている感があります。 もっとも、仮に雇用統計が大きく下振れすれば、再び早期追加利下げ観測が強まり、トレンドがドル売りの傾く展開もありえます。 14:00 10月景気一致指数 16:00 独10月鉱工業生産 16:45 仏10月貿易収支 16:45 仏10月経常収支 22:30 カナダ11月雇用統計 22:30 米11月雇用統計 24:00 米10月卸売在庫 24:00 米10月卸売売上高 24:00 米12月ミシガン大学消費者態度指数 29:00 米10月消費者信用残高
こんにちは、ダメおやじです。 昨日は東京ではドル円で108.42円、ポンド円で140.93円までやや弱含みに動いていましたが海外では142.78円まで急伸しました。 特に大きく上げる材料は無いと思いましたが、前日からポンドドルが強い動きをしており昨日もポンドドル主導で上げました。 根底では総選挙で保守党優位との見方が有ったようです。昨日、高値で売ろうかと迷いましたが選挙結果での動きを見てからで良いと判断し見送りました。 ドル円も欧州序盤で上げましたがポンド円に連れた感じです。NYでは経済指標は悪かったのですが、トランプさんが貿易交渉で中国との合意は近いと発言した事に反応し108.96円まで上昇しました。 前日まで悲観的な内容でしたが、日替わりでコロコロと変えられれば堪らないですね。本日も指標は有りますが特に重要指標はなく、米株価や米金利、トランプさんの発言待ちのようです。 ただ、ドル円109円も超えておらず株も週明けから戻しても、戻し幅は151ドルと限定的なので戻り売り有利と思っています。 本日は上値は109.30円、下値は108.50円ではないでしょうか。 ポンド円はポンドドルの動きで、上値143.3円、下値142円でしょう。 年末に向けて頑張りましょう。
今週は米感謝祭明けの株式市場が下落スタートとなり、為替も軟調な展開となっています。 月曜日のNYタイムではISM製造業景況指数が4ヶ月連続の50ポイント割れとなり、株安・ドル安となりました。ドル円は2日連続で陰線を示現し、109.50円の上方ブレイクはブル・トラップの形となって反落しました。 製造業は弱かったものの、非製造業はそれほど悲観的になる必要はないかも知れません。本日発表のISM非製造業景況指数については予想値が54.5となっており、製造業よりは安心感があります。万が一弱い数字が出ると、ドル安に傾斜すると思われますが、結果次第では昨日までのドル売りから反転する可能性もあるでしょう。 来週には小売売上高の発表がありますが、小売関連では米サイバーマンデーの売上が好調のようです。92億ドルの売上見込みは過去最高となっており、来月の指標結果は安泰といったところでしょう。 米株が崩れ始めているのが気になりますが、このまま高値圏から下落するようであれば、ドル売りやクロス円売りを狙いたいと思います。もし株価が踏みとどまり、米指標結果がまずまずとなれば、為替としては反発期待の買い狙いをしていきたいと思います。
2日の米国株は下落、NYダウ268ドル安(-0.96%)、ナスダック97ポイント安(-1.12%)でした。為替市場はドル安、ドル円は一時108円台。 米11月ISM製造業景況指数48.1(予想49.2、前回48.3)となり、米製造業の底打ち期待が裏切られた格好。4ヶ月連続50割れで製造業不況が継続。 トランプ大統領はブラジルとアルゼンチンに対し、鉄鋼・アルミニウム関税を課すと表明。通貨安誘導に対抗との無茶苦茶な理屈。 直近のブラジルレアルはチリの政情不安を受けたチリペソ安に連れ安となっており、意図的な通貨安誘導を行なっていないのは明らかです。 トランプ大統領の意図は「ドル安へ持っていきたい」「FRBに利下げをさせたい」といったところでしょう。 チリの政情不安など、南米にリスク要因が集中しています。 投資戦略は、ドル円戻り売りです。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
12月に入り最初の一週間。街を歩くとクリスマス一色で、年末の雰囲気を楽しんでいます。 【本日の指標】 米国においてISM製造業景況指数が発表されるなど、小粒の指標がちらほら。特に指標によって動かされる相場ではない見込みです。 【本日の戦略】 本日の戦略といっても特段なく、今のドル円相場を注視しつつのドル円買い継続です。最近の相場において、円相場は極めて安定している水準におります。円高円安いずれに動く際にも限定的な値動きとなり、その日は動いても2,3日後には元の水準に戻るという日々を繰り返しています。落ち着いた、安定した相場はここ最近の政治的・経済的に相場を揺るがすようなニュースが見られないことが主要因として考えられ、今後もその動向は変わらないでしょう。 無風相場はなんらかのニュースを期待してしまいますが、最近では風が吹いたと思ったニュースでさえそこまで相場を動かさなかったりすることが多数。サウジアラビアの製油所でのテロしかり、米中貿易問題しかり。こうなると相場のマグマ的エネルギーは溜まる一方で、なんらかの際に放出する可能性もゼロではありません。そのタイミングを探しているのが今の相場でしょうか。 最近では米国の純輸出国化のニュースがありましたが、これによって石油争奪によって中東方面への影響力を行使しようとしていた米国の戦略に軌道修正を促すもので、長期的には確実に相場に影響を与えます。なんらかの相場への短期的影響は見られるかと思いきや、さも予想されていたことのようにスルーされてたニュースであり、インパクト不足であった模様。様子見相場はまだまだ続きます。風が吹くのを待ちます。
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