兵ブロガーバックナンバー(2020年01月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2020年01月

2020/01/31

為替見習さん

円を軸とした力関係変化と欧州時間以降の指標に注目

昨日の為替相場は、ポンドやオセアニアに絡んだ動きが活発で高値安値の変動率もある程度高く出ましたが、力関係で見てみると欧州系が強く、資源国が弱いという格好が顕著に出ましたね。

新型コロナウィルスへの警戒感もあり上値が重い印象もありますがそこまで強い変動要因にはなっていないように思いますし、報道で下落してもまた戻すような展開が続いていますので、他の要因にもしっかり目を向けておきたいところ。

このような中で今日はフランスの第4四半期GDP速報、ドイツ小売売上高、ユーロ圏第4四半期GDP速報、ユーロ圏消費者物価指数速報、スイス小売売上高、カナダ11月GDP、米個人支出、個人所得、PCEデフレータ、コアデフレータ、シカゴ購買部協会景気指数、ミシガン大消費者信頼感指数確報値など欧州時間以降にイベントが多く予定されていますので、取引のチャンスも十分。

ただ週末で調整も入りやすいということを考えると、資金管理を万全にしたうえで取引する場合は早い決済を心がけ、無駄なポジションが残らないようにしておきたいですね。

ではまず水曜から木曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、木曜はGBPが0.59%、CHFが0.38%、EURが0.18%、USDが-0.03%、CADが-0.05%、AUDが-0.44%、NZDが-0.54%となっていて力関係は【GBP>CHF>EUR>JPY>USD>CAD>AUD>NZD】という形に。

水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【JPY>USD>CHF>GBP>AUD>EUR>NZD>CAD】でしたから欧州系通貨が強い位置に来たこと、オセアニアやカナダが弱い位置を維持していること、円とドルがやや位置を落としたことがわかります。

続いて10時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けて欧州系通貨は上向き、オセアニアは下向き、北米通貨はフラットとなっていて、通貨ペアによってバラバラです。

そのため今後は円を軸とした動きと力関係を見て動くのがベストで、円売りの動きが出ればロングのチャンスになる通貨が増えてきますので、力関係上強い通貨を買って円を売るのが低リスクとなります。

逆にここから円買いの動きが出た場合には各通貨の短期トレンドが悪化し、オセアニアや北米は下向きになってショートのチャンスとなるため、力関係上弱い通貨を売って円を買うのが低リスクですね。

個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので、短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものをリスクの低い方向に攻めるという基本戦略。

また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2020/01/30

斉藤学さん

新型ウイルスへの警戒感は残る

みなさん、こんにちは。
斉藤学です。

【前日の概要】
NYダウは+187ドル高、日経平均株価も+163円高の23379円で引けました。ドル円は小幅安、クロス円も小幅に売られています。

【前日の結果】
・ダウ平均  28812.614(+89.79 +0.31%)
・日経平均  23310.00(-30.00 -0.13%)
・NY金先物  1576.00(+0.20 +0.01%)
・NY原油先物 52.83(-0.65 -1.22%)

【経済指標】
★★★★★
28:00 (米) FOMC政策金利発表 前回:1.50-1.75% 予想:1.50-1.75% 結果:1.50-1.75%

【本日の戦略】

<為替の上昇は一服>
週明けから、新型コロナウイルスへの警戒感が高まっていましたが、一昨日に世界保健機関(WHO)が、「外国人の避難はさせることは勧めず、国際社会に対して落ち着いて過剰反応しないよう呼びかけている」との見解を示して以降、買戻しの動きが続いています。WHOから、中国へ専門家を派遣することが決まったことも買い材料に。

しかし、日本国内では武漢市への渡航歴がない日本人の感染が確認されるなど事態は悪化しているうえ、2週間の潜伏期間を考えると、今週から来週にかけてさらに患者が増える可能性も指摘されているため、警戒感は残っています。為替の上昇一服、ドル円は小幅安、クロス円も小幅に売られました。一段高となるにはさらなる買い材料が必要そうで、アジア市場中心に上値の重い状態が続くと予想します。

【経済指標】
★★★★
22:30 (米) 10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率) 前回:2.1% 予想:2.1%

【本日の予想レンジ】
・ドル円   108.50〜109.40 ↓
・ユーロ円  119.50〜120.50 ↓
・ポンド円  141.00〜142.50 ↓
・豪ドル円  73.00〜74.00  ↓
・ユーロドル 1.0970〜1.1050 →
・ポンドドル 1.2940〜1.3050 ↓
・ドルスイス 0.9680〜0.9780 ↓

【通貨の強さ】
ドル>ユーロ>ポンド>豪ドル

【注目通貨】
・ドル(米政策金利の据え置き)

2020/01/29

為替研究所さん

個人的に今いちおしの通貨ペア

今週は、月曜日には新型コロナウィルスへの警戒感からクロス円も株価も下窓でスタートし、その後も特に中国との関係が強いオセアニア通貨などを中心に売られる展開となりました。

この相場の警戒感については、週間見通しでも書いたように、「コロナウィルスが今後どうなるか」というのは、たとえ公衆衛生の専門家であっても正確な予想は不可能な状態であるため、あまりそれを予想しようとすることは意味がないと考えておりますが、ただ、週末に悪い情報はかなり出たと考えており、今後はどんと下がった時に逆指値も入れつつ買いで入っていき、利食いも早めにという方針が良いのかなと思いながら相場を見ております。(コロナが今後拡大しないという予想をしているのではなく、「虚実含めて、そろそろ恐怖心がマヒしかねないくらいの悪材料が出たので、今後さらに落とすには、もっととてつもない悪材料がいるのではないか」という感じです)

このように、基本的にトレードは難しい相場だとは思いますが、個人的に一つおすすめの通貨ペアがあり、それは豪ドル/NZドルという通貨ペアです。

これは、豪ドルを買ってNZドルを売るという通貨ペアで、この2つの通貨は

・どちらもオセアニア通貨
・どちらも元高金利通貨で、今は金利低下中
・どちらも中国経済の影響を大きく受けやすい

というように値動きの特徴が似ており、値動きの相関係数を取っても大体0.9は超え、その結果豪ドル/NZドルという通貨ペアで見ると、1-1.15というように、非常に狭い範囲でレンジ相場が続いている通貨ペアです。

この通貨ペアはこれまで1.0を割ったことはなく、また、1を割るということは豪ドル<NZドルという関係になるということで、なかなかハードルが高いと考えられますが、今はRBAが弱気見通し、一方RBNZが据え置き見通しであるため豪ドル/NZドルは下がっており、1.03というように、非常に低い位置にあります。

当面は2月にあるRBAとRBNZの政策金利と声明への見通しや、リスクオフでの売られやすさの違い(今は豪の方が売られやすい)で値動きし、しばらくはレンジないし若干の下落を見ておりますが、中長期で見た時には、ゆっくりと買い下がっていくとかなり面白い通貨ペアだと思っているので、興味があれば是非チェックしてみてください。

2020/01/28

為替太郎さん

新型肺炎の感染拡大が市場の主要な関心事項に

今日の東京市場では、ドル円は昨日と大きくは変わらない水準である109円付近の動きになっています。

中国武漢を発生源とする新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大への警戒感は継続しており、株式市場、為替市場ともに、市場の心理的な重しになっています。

これにより、早朝の時間帯にはドル円は108円80銭台で取引されるなど、総じてドル円はリスクオフムードの下押し方向です。

109円から上はテクニカル的にも重くなっており、少し前につけた110円はかなり遠くなってきた印象です。

昨夜の米国市場でも、新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済の成長鈍化懸念につながる売り材料となりアメリカ株式は主要3指数ともそろって大幅安でした。

新型コロナウイルスの感染感染者数は、28日時点では、中国国内の累計患者数が2889人、死者は82人と報じられています。

急速に進む感染拡大が当面の収束に向かわない限り、市場参加者にとって積極的にリスクテイクしていくのは難しい局面でしょう。

とはいえ、株式市場はそろそろムードとして下げ止まり感と、様子見相場への転換の機運も出きそうなです。新型肺炎をきっかけに、各種指標がどこまでも下落していくというのは、流れとしても想定しがたいものがあります。

実際、ドル円は、下押しムードとはいえども、リスクオフの中でズルズル下げていきそうな雰囲気ではなく、108円台での下値は底堅い面もあります。

直近の材料として、半導体売上高やユーロ圏購買担当者PMIの改善などもあり、世界経済そのものの先行きに関してはポジティブな指標が続いています。

今週・来週は、市場の重大な材料として、どうしても新型肺炎の動向が中心になり、ひとまず、イベント・経済指標その他の問題は、市場の中心的な関心材料から後退している感はあります。

とはいえ、中期的にこれがひと段落すれば、再び市場のテーマは米中貿易協議と、世界経済の改善に戻っていくでしょう。

それまでは、リスクオフ回避ムードの中で、小幅な株安・円高を基調とした相場展開が続く可能性が高いものと思われます。

22:30 米12月耐久財受注
23:00 米11月ケース・シラー米住宅価格指数
24:00 米1月消費者信頼感指数
24:00 米1月リッチモンド連銀製造業指数

2020/01/27

ダメおやじさん

ポンドの動きに注視!

こんにちは、ダメおやじです。

いよいよ、今週末には英はEUから離脱しますが、ジョンソンさんは、高関税をかけると話してました。そして、米、日、オセアニアを優遇するとも。

これではEUの反発は必至で英とEUとの交渉は纏まらず、合意なき離脱になるのではないかと思われます。

離脱までにもBOEの利下げ懸念やEUとの交渉過程での報道が有りポンドは値が振れそうです。

ただ、現状維持出来るのが年内との事で市場はある程度、冷静な面もあるようです。

先週は他の通貨が動かず、ある程度動くポンドに資金が流入という事でポンド円は144.60円まで値を上げましたが直ぐに戻りを売られ142円後半まで下落しました。

今週はストップを144.60円で戻りを売りたいです。下値は141円、140円台と見ています。

頑張りましょう。

2020/01/24

しーさん

春節

昨日のドル円は110円台を維持できずにNYタイムには109.26円まで下落。中国の新型コロナウィルスの感染者の拡大に伴い、アジア株や日経平均株価が軟調な展開となる中、ドル円も下落してきました。

ドル円の日足は上ヒゲ十字線のあとの長めの陰線を示現し、上値の重い展開が予想されます。また日経平均株価の日足も似たような形となっており、株価の下落とドル円の下落が重なり、リスク回避的な展開となりやすいと思われます。

本日から中国では春節が始まり、30億人が移動すると言われています。武漢市在住の日本人の感染が確認され、武漢市はパンデミックを警戒して封鎖状態となっており、ウィルス拡大を封じ込める努力をしていますが、日本への旅行者への瀬戸際対策は自己申告性という生ぬるい対策のため、一歩間違えれば日本での感染拡大も心配されます。

日本に来てお金を落としてくれるのは嬉しい限りですが、ウィルスまで落としにやってくるのはいただけません。世界的な拡大を懸念して、株価的にも為替的にもリスク回避傾向が続くのではないかと考えます。

来週に向けては1/30(木)のFOMCがありますが、今回と次回3月の会合のいずれも据え置きが予想されており、米国の金利面でのドルの値動きは期待できません。日経平均株価だけでなく、NYダウも軟調な展開となった場合は、円高となりやすいと思いますので、本日はドル円やクロス円の戻り売り狙いとしておきたいと思います。

2020/01/23

ZEROさん

好調な米経済と新型コロナウイルス拡大懸念の綱引き

22日の米国株はまちまち、NYダウ9ドル安(-0.03%)、ナスダック12ポイント高(+0.14%)でした。為替市場は円高+ポンド高。

経済指標は、米12月中古住宅販売件数554万件(予想543万件)と、かなり強い結果になりました。

IBMが好決算、テスラが時価総額1,000億ドルを突破しました。これで自動車メーカー世界2位に浮上しています。

悪材料としては、中国武漢発のパンデミック懸念が上値抑える要因に。また、トランプ大統領が欧州からの輸入自動車に対する関税を警告しました。

本日はECB金融政策とラガルド新総裁の会見が予定されています。22:30〜の総裁発言に反応してユーロ相場が動きそうです。

米企業決算は、プロクター・アンド・ギャンブルや米半導体大手インテルが発表を予定しています。当面は好調な米経済と新型コロナウイルス拡大懸念の綱引きとなりそうです。

投資戦略は、ポンド円戻り売りとします。

それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2020/01/22

とあるエンジニアKさん

ドル円買いキープ

旧正月を間近に控え、周りにアジア人が目立つようになりました。特に中国から来られた方は集団でいることが多いため、なんとなく雰囲気でわかってしまいます。こうなるといつも気にしてしまうのは外国人目線で見た日本滞在のしやすさ。公共交通機関での英語・中国語表記は増えたものの、店舗での表記はまだまだ少ないというのが実態として感じられます。自分もかつて外国で何度も難民状態になった記憶があり、これは是正すべき課題なのかなと常に考えてしまいます。

【本日の指標】
本日は米国において住宅関連の指標がいくつかありますが、それらによって動かされる相場とはならない見込みです。

【本日の戦略】
イラン問題・米中貿易問題が相場の主役から一歩後退する形で、リスクオン相場に向けて好調さを見せていた米国の株式相場、そしてそれに追随していたのが日本の株式相場とドル円でしたが、意外なところから相場にブレーキをかける形に。

それは中国で発生した新型のコロナウィルスの感染者拡大に歯止めがかかっていない点。ついには米国本土においても中国からの旅行者に感染が確認されたとの報道。すでに日本や韓国でも発見されており、各国は水際での食い止めを図っているようですが、その猛威はとどまることを知らず、いよいよ世界的な流行拡大が見えてきました。心配なニュースではありますが、このニュースで相場が継続的に左右され続けるとも思えず、好調さの中に必要とされた売り要因の一つではないかと見ております。

次なる相場を動かす要因は米中貿易交渉の第二段階に関連する項目で、今後詳報が報じられることでしょう。このニュースは至極単純であり、合意に至れば株高・ドル高、その逆は株安・ドル安要因となり、相場に対するインパクトも大きいという点。今後も両大国の行方に注目です。ドル円買いの方針は変わらず、ホールドし続けたいと考えています。

2020/01/21

しましまさん

NY市場休場でほぼ動きなし、今日は日銀政策金利発表等に注目

昨日はNY市場がキング牧師誕生日で休場ということもあり全体的に小動きで、ドル円は110.08円〜110.22円、ユーロドルは1.1077ドル〜1.1103ドルと狭い値幅での推移でした。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

 - - :日銀政策金利発表
18:30:英・12月失業保険申請件数/12月失業率
19:00:独・1月ZEW景況感調査
19:00:欧州・1月ZEW景況感調査

今日の政策金利関連は、日銀政策金利発表が予定されています。

昨日のドル円は110.08円〜110.22円での小動きが続きました。今日堅調な動きとなると110円台中盤へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると110円〜109円台後半への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは1.1077ドル〜1.1103ドルでの小動きでした。今日堅調な動きとなると1.11ドル台前半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.10ドル台中盤への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2020/01/20

為替見習さん

週明けの各国市場初動と株式市場との連動に注目

先週金曜の為替相場は、前日木曜強かったポンドが売られ、円が強い位置に来たことで全体的に週末の調整が見られましたが、ドルは強い位置を維持しており、ここ最近のドルの強さが再び確認できる格好となりましたね。

米中協議第一弾合意や連日高値を更新する米株式市場の状況からも何か強いトピックが無い限りドルの強さは崩れそうにないですし、クロス円もある程度引っぱられるようなことが増えそうです。

このような中で今日のイベントとしては、IMFの世界経済見通し発表、ラガルドECB総裁講演やユーロ圏財務相会合等が予定されていますがその他は特にインパクトの強いイベントがないため、基本は各国初動と株式市場との連動を見ていくと良さそうです。

ではまず力関係についてですが、こちらは週間予想で記載しましたので詳細はそちらを確認していただくとして、ポイントは円やドルが強く、ユーロ、ポンド、オセアニアが弱い位置にあること。

ただしこれは前日木曜の「戻し」とも言えますので、ここから再び流れが戻るなら円が弱い位置で推移する見込み。

また短期トレンドについても週間予想で記載しましたので、詳細はそちらを確認していただくとして、ポイントはドル円が上向き、その他は下向きとなっていて通貨ペアごとにリスクが低い方向が違います。

そのため今後のポイントは円を軸とした力関係変化で、ここから円買い動きが出れば各通貨の短期トレンドは悪化してショートのチャンスとなりますので、力関係上弱い通貨を売って円を買うという形で攻めるのが低リスクとなります。

逆に円売りの動きが出てきた場合には各通貨の短期トレンドが改善し、ドル円はロングのチャンスですし、その他も勢い次第では明確な上向きのものが出てきてロングのチャンスに変わります。

この場合には力関係上強い通貨かつ値幅が出やすい通貨を買って円を売る形で攻めるのが最も低リスクかつ高リターンですね。

個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。

また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」ということを考えて最も低リスクなものを選択。

そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2020/01/17

斉藤学さん

米国株の史上最高値更新で、円安株高の地合い継続と予想

みなさん、こんにちは。
斉藤学です。

【前日の概要】
NYダウは+127ドル高、日経平均株価も+16円高の23933円で引けました。ドル円は110円台へ上昇、クロス円も連れ高となっています。

【前日の結果】
・ダウ平均  29297.64(+267.42 +0.92%)
・日経平均  24040.00(+105.00 +0.44%)
・NY金先物  1550.50(-3.50 -0.23%)
・NY原油先物 58.52(+0.71 +1.23%)

【経済指標】
★★★★
22:30 (米) 12月小売売上高(除自動車)(前月比)  前回:0.1% 予想:0.5% 結果:0.7%

【本日の戦略】

<リスクオンムード、ドル円は110円台を回復>
昨日、米中貿易協議で第1段階の合意が行われ、リスクオンムードが広がりました。さらに昨晩は、米12月小売売上高や米新規失業保険申請件数、米1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数などいずれも予想を上回ったことで、株高円安が進んでいます。ドル円は一時110.19円まで上昇、クロス円も連れ高となりました。さらに、NYダウは+267ドル高と3日続伸し再び史上最高値を更新、S&Pとナスダックも史上最高値を更新するなど、買いの勢いは強まっています。

全体的には、米10年債利回りが1.807%へ上昇していることから、ドル中心に買い継続と予想します。本日は、午前11時に発表される中国10-12月期GDPに注目。前回同様+6.0%成長であれば、無難に通過するでしょう。

【経済指標】
★★★
11:00 (中) 10-12月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比) 前回:6.0% 予想:6.0%
★★★★
24:00 (米) 1月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 前回:99.3 予想:99.0

【本日の予想レンジ】
・ドル円   109.70〜110.60 ↑
・ユーロ円  122.00〜123.50 ↑
・ポンド円  143.50〜145.00 ↑
・豪ドル円  94.80〜96.20  ↑
・ユーロドル 1.1070〜1.1170 ↓
・ポンドドル 1.3000〜1.3150 ↑
・ドルスイス 0.9600〜0.9750 ↑

【通貨の強さ】
ドル>ポンド>豪ドル>ユーロ

【注目通貨】
・ドル(米利回りの上昇や米3指数の史上最高値更新)

2020/01/16

為替研究所さん

ドル円は膠着状態、高金利通貨の投資戦略を考える

今週は、先週末にイランがウクライナ機撃墜を認めて週明けどうなるかと若干心配しておりましたが、相場には特に大きな影響を与えることなく、むしろ週の前半は米中合意への期待感や、イラン情勢の緊迫の後退からドル円が110円を目指し、実際に超えるなど、リスクオンの展開となりました。ただ、その後は110.2円あたりを高値として、今は110円前後で動きが小さくなっております。

今の状況は、

・日足のトレンドラインでの境目
・110円という分かりやすい節目
・直近では新しい材料も特段出てきそうな雰囲気もない

ということから、トレードをする上では非常に難しく、「天井圏でもみ合っている」と解釈することも、「上昇トレンドの途中でのもみ合い」と解釈することもできる状況なので、クロス円については触りづらい状況だなと思って見ております。

今週は、今日にトルコと南アフリカの政策金利発表、明日に中国の四半期GDP、小売売上高、鉱工業生産等が発表されるので、特に新興国通貨周りの投資をしている人は、このあたりには要注目です。

南アフリカランドについては、今週の週間見通しでも書いていたように売り上がっていくつもりだったのですが、予想外にドルが上がったことで利確ラインと考えていたUSD/ZAR14.5がすぐに来てしまい、クロス円だと円安の影響もあって利益が少なかったですが、一旦利確しております。

ランドについては、日足で見た時にUSD/ZAR14.5でサポレジ転換している可能性が非常に高そうで、今後もしばらくは14台前半の時からランド円の売り、14.5に近づいてきた時に利確というサイクルで回していこうと思っており、もし14.5を明確に上抜けした時には、そこからまたさらに追撃売りで入りたいと思っております。

他の高金利通貨だと、トルコリラ、メキシコペソは、今は買うのも売るのも難しい時期だと考えております。

トルコリラについては、これまで利下げを続けておりましたが、インフレ率との関係で見ると、そろそろ利下げの打ち止めがあってもおかしくはなく、また、この通貨については、ある意味「いつ爆発してもおかしくない」という状態がずっと続いているように、急落の可能性もあるので、落ちてきた時に拾うくらいの感覚で良いと思います。

メキシコペソも今はクロス円で見てもドルストレートで見てもここ最近での高値圏(USD/MXNは安値圏)にありますが、落ちる時にそこまで速い通貨でもないので、売るのは売るので難しく、買いで含み益がたまっているなら一旦利確、くらいが良いのかなと思っております。

2020/01/15

為替太郎さん

米中の第1段階合意の署名を控えて目先は小動き

今日の東京市場は、主要通貨には動意が出にくい展開になることが予想されます。

今夜に、米中貿易協議の第1段階合意の署名の調印式が予定されており、市場はこれを控えて様子見ムードです。第1段階合意署名の調印式は、アメリカの東部時間の午前11時半(日本時間16日午前1時半)からの予定です。

東京市場では、ドル円は、いまのところ109円90銭台での推移になっています。先週までの値動きレンジから見ても非常に堅調な水準ですが、アジア時間の段階ではこれ以上のドル買い・円売りに傾きそうな雰囲気ではありません。

今週は、中東情勢や米中協議の動向に関心が集まり、場合によってはリスクオフの局面に進んでもおかしくない地合いでしたが、為替市場は、むしろリスク選好気味の推移でした。

昨日のドル円は、東京市場の開始早々110円台に乗せ、取引時間中は110円台を維持しました。心理的に大きなフタになってた110円をクリアしたことは、非常に大きいと思います。

昨日の日経平均株価も節目となる2万4000円台に乗せており、非常に堅調です。もっとも今日は下落して始まり、再び2万3900円台での取引です。

他方、ニューヨーク市場では、長期金利の低下や、大統領選後までアメリカの追加関税引き下げは行わないと報じられたことなどが、市場の流れに水を差す形になりました。

ダウはプラスで取引を終えていますが、ナスダック指数は反落となるなど、米中協議の第1段階の合意文書への署名を前にして全面的なリスクオンというわけにはいかなかったということでしょう。

これを受け、ドル円は109円台後半まで逆戻りして、今日のアジア時間を迎えています。

目先の要人発言としては、ムニューシン米財務長官が、第2段階の署名後に対中関税を見直すと発言したことが、従来示唆されていた大統領選後ではなく、「第2段階」の署名後という、確定できない時期に先送りになるのではないかとネガティブに受け取られて、ドル円を押し下げる材料になっています。

16:45  仏12月消費者物価指数
18:30  英12月消費者物価指数
18:30  英12月小売物価指数
18:30  英12月卸売物価指数
19:00  ユーロ圏11月鉱工業生産
19:00  ユーロ圏11月貿易収支
20:00  南ア11月小売売上高
21:00  MBA住宅ローン申請指数
22:30  米12月卸売物価指数
22:30  米1月ニューヨーク連銀製造業景気指数
28:00  米ベージュブック

2020/01/14

ダメおやじさん

英の利下げ観測の強まりでポンドは下落もNYで戻す!

こんにちは、ダメおやじです。

昨日は英利下げ観測の更なる強まりや英指標悪化でポンドはドル、ユーロ、円に対して全面的に売られポンドドルで1.2960ポンド円で142.35円まで下落しました。

しかし、NYではドル円高も有り142.80円まで戻し、ポンドドルも1.2980台と弱い動きでした。

最近のポンド円は欧州で下げればNYで反発というパターンが続いておりトレンドが出ない、レンジ内の動きの大きな要因となっています。

本日は上値は143.20円、下値は142.20円で週明けの今週予想の通り戻り売りで臨みたいです。

ドル円は先週の流れや株高から109.94円まで上昇も110円の売りに押されましたが109.92円で終わるなど強い動きでした。

本日は東京では休み明けの実需の動き、海外では米CPIや株価動向で動きそうです。

上値は110.30円、下値は109.70円で噴き値売り、突っ込み買いが良さそうです。

2020/01/13

しーさん

クロス円の押し目買い狙い

先週は中東の地政学リスクが高まったあとに、早々に最悪のシナリオが回避されてリスク回避の巻き戻しとなりました。先週金曜日は米雇用統計の発表がありましたが、今では昔のようなトレンドを生み出すような力のない指標となり、予想より悪い結果だったにも関わらずドルに対する値幅は限定的となりました。

イランと米国の対立については、お互い交渉の余地を残したギリギリの駆け引きだったように見えましたが、民間機を誤射するという最悪の事故を起こしてしまったことで、イランの立場の方が弱くなってしまったと思われます。イランでは反政府デモの活動が活発化しており、デモを扇動したとの疑いで英国イラン大使が一時拘束されたことが影響しているのか、今朝はポンドがギャップダウンの状態でスタートしました。

本日の東京市場は成人の日で休場となりますが、イラン関連の報道等により株価や為替に影響がでるかも知れません。米国ではペンス副大統領がイランに対する政策について演説が予定されており、内容に注目が集まりそうです。

欧州タイム以降の予想として、米株価が高値圏を維持している限りは為替市場も安定した動きとなるのではないでしょうか。イラン情勢が落ち着けば、元のセンチメントに戻ると考えると、クロス円はまだ上昇余地が残っていると思いますので株価の安定を横目にクロス円の押し目買いのチャンスを探したいと思います。

2020/01/10

ZEROさん

米国株堅調

10日の米国株は上昇、NYダウ211ドル高(+0.74%)、ナスダック74ポイント高(+0.81%)でした。為替市場はリスクオンの円安。

中国通信院が「昨年12月のiPhone販売が前年比18%増加した」と発表したことが伝わり、アップル株が上昇。来週から始まる米企業決算への期待も高まっています。

NYダウは11月初めに27,000ドルから上昇を開始、わずか2ヶ月強で約2,000ドル上昇しました。11月→12月→1月と、上昇トレンドが3ヶ月目に入りました。

今晩22:30には米12月雇用統計が発表されます。単発の雇用指標よりも今月後半〜来月前半に集中している米企業決算のが重要かと思います。

投資戦略は、ドル円押し目買いです。

それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2020/01/09

とあるエンジニアKさん

緊張高まるイラン情勢でついに衝突

年が明け、今週から仕事始めという方も多いのではないでしょうか。久々に満員電車に乗って通勤していますが、まだ正月休みのパワーが残っているのか、まだまだ元気な身体を維持しています。

【本日の指標】
本日の指標は小粒。指標によって動かされる相場とはならない見込みです。

【本日の戦略】
恐れていた事態が現実なものとなりました。昨日日本時間午前中に突如報道されたイランによるイラク国内米国基地への攻撃。当時は情報が入り乱れ、不安ばかりが先を巡る状況となりましたが、イラン側には事前に予告された攻撃だった点、建物への直接被害を避けた狙いだった点、米国・イラク側には人的被害がなかった点などが報道され、米国時間にはトランプ大統領による演説もあり、いったんは落ち着きを取り戻したかのように思われます。それによると米国による報復の報復、軍事攻撃はしないとの示唆も含まれており、イランへの経済制裁という形を取る模様。更には他国へ核合意の破棄を求めるなど、イランへの包囲網を直接攻撃を避ける形で締め付けようという魂胆が見えました。イラン側では米国側で死者が出たなどと報道し、攻撃によって国民の高まった反米感情の溜飲を下げる形となり、米国が引いている今となっては次なる攻撃を回避するというシナリオにも見えます。

相場の波もそれに呼応するようにして動いており、攻撃直後こそ日経平均株価の暴落、円・原油・金の暴騰が観測されましたが、一晩たってみると相場は徐々に落ち着きを取り戻しつつあります。特にドル円はその値動きが顕著であり、攻撃直後は107円台まで一気にドル安円高が進んだのですが、日本時間午後にはその値をほぼ急落前の水準まで戻し、NY時間午後には109円台に跳ね上がるなどして今回の騒動の値動きを取り返しにきているように見えます。事態は急速に収束しつつあるとはいえ、緊張が高い事態というのは現在も継続中。どんな事がおこるかはまだ予断を許さない状態。ポジションはキープしますが、こんな時は休むに限る相場。値動きが落ち着くまでは見守るのみです。

2020/01/08

しましまさん

イランが米軍駐留基地に攻撃との報道受けリスク回避の流れ進む、ドル円は107円台へ下落

昨日は中東情勢の緊迫化への懸念を受けNYダウは下落も、ドル円は108.30円付近〜108.60円台で落ち着いた値動きでした。

今日はイランが米軍が駐留するイラク西部のアサド空軍基地に攻撃を開始したとの報道を受けリスク回避の動きが強まり、株価は大幅下落、ドル円は107.65円の安値を付けています。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

22:15:米・12月ADP雇用統計

昨日のドル円は東京・欧州時間は概ね108.30円〜108.50円での推移、NY時間は108.60円台まで上昇し108円台中盤での推移となりました。今日はイランがイラクの米軍基地に攻撃を開始したとの報道を受けリスク回避の動きが強まりドル円は107.65円まで下落していますが、ここからまだ下へ行くと107円台前半への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると108円〜108円台前半へ上昇できるか見たいです。

昨日のユーロドルは東京時間は1.11ドル台後半で推移し欧州時間は1.1160ドル台まで下落、NY時間も1.1134ドルまで下落する軟調な値動きでした。今日堅調な動きとなると1.11ドル台後半〜1.12ドル付近へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると111ドル台前半〜1.11ドル付近への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2020/01/07

為替見習さん

リスク回避からの戻しが続くか。米指標・中東情勢に注目

昨日の為替相場は、先週末の「リスク回避」の動きに対して一旦戻しが入った格好となりましたが、力関係を見てみるとオセアニアだけ弱い位置を維持する格好となりましたね。

力関係においてオセアニアが弱い位置にあるのは、「リスク回避型」においてよく見られる傾向なので、戻したとはいっても安易な買いは避けたいところ。

このような中で今日はスイスやユーロ圏の消費者物価指数、ユーロ圏小売売上高、米貿易収支、ISM非製造業景気指数、製造業新規受注、耐久財受注確報などが予定されていますので、欧州勢参入後の動き次第では取引のチャンスが増える可能性も。

特に中東関係の報道には相場も反応しやすい状況ですから、NY市場に取引する場合にはより一層注意を要しますし、先週末の「リスク回避」の動きに対して戻した動きがこのまま上昇へと繋がるのか、ただの戻しで終わるのか、という点を意識して見ていくと良さそうですね。

また取引する際は当日決済にして無駄なポジションを持たないなど、自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで、指標に関連した動きや「円を軸とした動き」が出れば狙いたいところです。

ではまず先週金曜から月曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、月曜はGBPが0.96%、CHFが0.69%、EURが0.59%、CADが0.54%、NZDが0.35%、USDが0.25%、AUDが0.12%となっていて力関係は【GBP>CHF>EUR>CAD>NZD>USD>AUD>JPY】という形に。

先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【JPY>USD>CAD>CHF>EUR>GBP>NZD>AUD】でしたから円やドルが弱い位置に変化したこと、欧州系が強い位置に変化したこと、オセアニアが弱い位置を維持していることなどが見てとれます。

続いて11時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けてオセアニアが下向きでその他は上向きで、通貨ペアによってリスクが低い方向が違います。

そのため今後は円を軸とした動きが最大のポイントで、ここから円買いの動きが出れば各通貨の短期トレンドは悪化し、オセアニアはショートのチャンスとなりますし、その他もまだ簡単に下向きに変化しうる位置にあるため力関係上弱い通貨を売って円を買うのが低リスク。

逆にここから円売りの動きが出た場合には各通貨の短期トレンドが改善し、欧州系はロングのチャンスとなりますので、強い通貨を買って円を売る、という形で攻めるのが低リスクですね。

個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。

また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」ということを考えて最も低リスクなものを選択。

そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2020/01/06

斉藤学さん

地政学的リスクの高まりで円高と予想

タイトル:地政学的リスクの高まりで円高と予想

みなさん、こんにちは。斉藤学です。

【前日の概要】
NYダウは+330ドル高、東京市場は休場でした。ドル円は一時107.83円まで下落、クロス円も連れ安となっています。

【前日の結果】
・ダウ平均  28634.88(-233.92 -0.81%)
・日経平均  23320(-520 -2.20%)
・NY金先物  1552.40(+24.30 +1.59%)
・NY原油先物 63.05(+1.87 +3.06%)

【経済指標】
★★★★
24:00 (米) 12月ISM製造業景況指数 前回:48.1 予想:49.0 結果:47.2

【本日の戦略】

<イラン情勢悪化で、円高株安に>

年末年始は薄商いで利食い売り、年明けにはイラン情勢の悪化でリスク回避の動きが出るなど、次第に売り優勢の地合いとなってきました。トランプ米大統領の指示で、イラン革命軍の司令官が米軍の空爆により殺害されたと報じられたことを受け、イラン最高指導者や革命防衛隊が米国に報復すると表明しています。原油価格が+3%超上昇、金が+24ドル高と急騰したほか、ドル円は一時107.83円まで下落、クロス円も連れ安となりました。

休み明けでようやく活気が戻ってくるところですが、史上最高値を更新していた米国株が急反落したこともあって、円高株安の地合いと予想します。経済指標の方は、各国12月PMIが発表。最近、欧・独PMIの悪化などがユーロやポンドへ悪影響を与えることが増えてきているので、予想と結果が乖離した場合は注意が必要でしょう。

【経済指標】
★★★
23:45 (米) 12月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 前回:52.2 予想:52.2

【本日の予想レンジ】
・ドル円   107.00〜108.50 ↓
・ユーロ円  119.50〜121.00 ↓
・ポンド円  140.00〜142.00 ↓
・豪ドル円  74.00〜75.30  ↓
・ユーロドル 1.1100〜1.1250 ↑
・ポンドドル 1.2900〜1.3150 ↓
・ドルスイス 0.9600〜0.9800 ↓

【通貨の強さ】
ユーロ>ポンド>ドル>豪ドル

【注目通貨】
・ドル(米国とイランの緊張感の高まり)

2020/01/03

為替研究所さん

年末年始の値動きの解説と2020年の展望

あけましておめでとうございます。

昨年末は、米中貿易協議の第一段階合意について、1/15に署名を行い、さらに第二段階の合意に向けての協議を行うというなかなかの好材料が出たにも関わらず、ドル円、株価指数(特に日経平均)は下落基調にあり、ドル円は109円割れして2019年を終えました。

この動きについては、IMMポジションを見てもドル円は円ショート超過で(特段多すぎるという程ではありませんが)、2019年始にフラッシュ・クラッシュも起こったことを踏まえての利益確定の売りだったのではないかと思われますが、ただ、これまでであれば大きく買いで反応したであろう材料について、仮にもアメリカ市場が開いている時に下落が起こったという点は、相場の流れが変わった可能性もあるかなと思って少し警戒して見ておりました。

1/2には、アジア時間から欧州時間の前半にかけてはドル円も堅調に推移していたものの、ちょうど日付が変わるあたりで米長期金利の急落に伴いドル円は108.2円まで急落し、今朝には108.6円台までは戻すもそこからまた下落しております。

相場は株価も金も上がる中、クロス円は下がるという不思議な状態で、今はもう少し様子を見てから方向性を決めたいと考えております。

2020年の相場については、今のところ大きなテーマとしては

・11月の米大統領選挙
・2019年にある程度顕在化しながらも、まだそこまで市場のレートには織り込まれていない世界の景気減速リスク
・2019年からの引き続きの論点としての米中協議、BREXIT

があげられると考えております。

現在「大統領選に向けて、今年は株価を下げるような行動をアメリカがせず、2020年の間は株価が維持され、2021年からリスクオフ相場になるのではないか」というような見通しをする人が多いような印象ですが、個人的にはいくらトランプ大統領が大人しくしても、このまま株価を維持し続けて11月を迎えるというのは至難の業だと思うこと、また、この思惑はあくまでトランプ陣営のものであって、当然そこには対立陣営の動向も絡んでくることから、そこまで単純な展開にはならないと見ております。

2019年のドル円相場は、過去25年間で最低の変動率だったというデータもあり、また、2017年、2018年の動きも小さかったことから、ドル円については最近レンジ相場が当たり前みたいな感じになってますが、2020年は、そろそろ大きな動きが来てくれるとありがたいなと思って見てます。

それでは、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2020/01/02

為替太郎さん

年末年始の閑散相場。値動きの小ささは継続か

皆様、あけましておめでとうございます。

小動きの相場が続いています。

31日のニューヨーク市場では、株式相場は小幅に下落して始まったものの、終値では上昇しました。ダウは76.30ドル高となり、リスクオンのムードが継続したまま、2019年の取引を終了しています。

トランプ大統領が米中貿易協議の第1段階合意に関して、今月の15日に署名式を開き、また、第2段階に向けた交渉のために、北京を訪問すると表明したことが材料になりました。

他方、ドル円は目先でやや軟調な動きになっています。ドル円は31日で3日続落となりました。もっとも、これは年末要素による利益確定のドル売りなどが作用した結果と思われますので、年明けからはまた流れが変わってくるかもしれません。

ドル円は、31日にはニューヨーク時間に108円40銭台まで下落する場面もあるなど、再び108円台の動きに逆戻りしています。年明けのアジア市場でも、108円70銭付近となっており、目先で109円台に早々に戻るか注目される場面です。

なお、31日に発表された指標は、10月米住宅価格指数と12月米消費者信頼感指数が下振れしたものの、大きな材料にはなりませんでした。10月米ケース・シラー住宅価格指数は市場予想通りとなっています。

ユーロドルは続伸となっています。同じく年末相場の中で、ドル売りが強まったことが材料となり、一時は昨年の8月来の水準まで上昇しました。

もっとも、あくまで年末相場のフローが小さい中の動きであり、本格的な上昇の動きにつながりそうかは微妙な動きだと思います。

いずれにせよ、年明けの為替市場も、いまのところ大きな動きが予想される雰囲気にはなっていません。

ドル円は、昨年は記録的に極めて狭いレンジでの値動きに終始し、ドルと円の連動性が年々高まっているということが広く指摘されています。

米中貿易協議の進展による過度のリスク回避傾向の後退と、株式市場の堅調が継続する限り、とりわけドル円に関しては、当面、昨年末同様の底堅く、かつ小動きの相場が継続する可能性が高いように思います。

16:00     トルコ12月 製造業PMI
17:50     仏12月製造業PMI
17:55     独12月製造業PMI
18:00     ユーロ圏12月 製造業PMI
18:30     英12月製造業PMI
22:30     米週次新規失業保険申請件数
23:45     米12月製造業PMI

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