依然としてCOVID-19が猛威を奮っておりましたが、ついに出た小中学校の一斉休校。そのニュースが流れた時、私の職場での受け止め方は多様でしたが、ざわっとしたのが記憶に残っています。社会的活動をしている以上は大規模感染というのは避け難いと考えておりますが、少しでも社会的生活を狭めていくことで少しでも猛威が収まることをを祈ってやみません。 【本日の指標】 本日は日米両国において小粒な指標の多数発表が予定さておりますが、それによって動く相場とはならない見込みです。 【本日の戦略】 依然としてCOVID-19が相場を支配しています。週明けと共に始まった株式相場の下落は止まらず、ダウ平均においては金曜日朝の時点では先週末の相場と比較して10%近い値下がり。日経平均も月曜日NY相場のショックを引きずっての下落に始まり、一週間でじわじわと下げつつあります。木曜日NY市場の下落も激しかったことから、金曜日の東京市場の荒れの回避は難しいでしょう。 連日感染者の増大が報道されています。既に世界的な経済全体の減速について言及されており、今後はその絶対影響について議論がなされることでしょう。そんな中で意外と静かに推移しているのは先週大きく上昇したドル円。円からの資金回避という名目で先週は円安に進みましたが、今週はその逆の円高にじわじわと進む展開に。 月末要素で実需筋によるドル買いの流れはなんのその。やはり今のドルには相場を突き破るだけの突破力とういのはなかったのか。先週の反動か、あるいはいよいよ米国に蔓延し始めたウィルスの影響か、小さい値幅ながら色々な憶測を呼んでしまう今回の下落。 ドル円買い戦略は継続といたしますが、誰もが経験のないこのような大規模な感染は今後の流れは予想できず、一般論では危険回避として円に向かうであろう資金も、先週の例、すなわち患者数が増える日本を回避するもあり、なんとも予想が難しい相場です。今後もウィルスの感染拡大は不可避でありますが、相場は既に織り込み済みとも考えることもできるでしょう。今後もニュースの行方に一喜一憂して見守る他なさそうです。
昨日は、NYダウが前日比+461ドルまで上昇もその後反落し終値は前日比-123.77ドルの26,957.59ドルと5営業日続落となりましたが、ドル円は110円台前半〜中盤で比較的落ち着いた値動きとなりました。 ユーロドルは今週は反発の流れが続き、昨日は1.0909ドルまで上昇しました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 22:30:米・第4四半期GDP・改定値 22:30:米・1月耐久財受注 22:30:米・新規失業保険申請件数 24:00:米・1月住宅販売保留指数 米・第4四半期GDP・改定値は前期比年率2.1%、米・1月耐久財受注は前月比-1.5%、米・新規失業保険申請件数は21.2万件、米・1月住宅販売保留指数は前月比+2.2%の市場予想です。 今週のドル円は、24日は東京・欧州時間は111円台前半〜中盤で推移もNY時間は110.30円台まで大幅下落、25日は東京時間は111円付近まで反発も欧州・NY時間は軟調に推移しNY終盤には一時110円を割り込む動きに、昨日は110円台前半〜中盤での値動きでした。今日堅調な動きとなると110円台中盤〜後半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると110円付近〜109円台後半への下落が考えられます。 今週のユーロドルは反発の流れで24日は1.08ドル台前半〜中盤、25日は1.0830ドル〜1.0890ドルで推移、昨日は東京時間は1.0860ドル台〜1.0870ドル台、欧州・NY時間は1.0850ドル台〜1.0910ドルで推移しました。今日も反発の動きとなると1.09ドル台前半〜1.0950ドル付近まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.08ドル台中盤への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、前日に続いて新型コロナウィルスへの警戒感からか、株式市場、為替市場ともにリスク回避の動きが継続しましたね。 特に先週一度大きく買われたドルは戻しも強くなっていますので、株式市場の下落とともに相場に与える印象が強くなっていますが、変動率で見るとオセアニアやカナダも弱く、典型的「リスク回避型」なので、取引するうえでは力関係に注目しておくとリスクが低い通貨を選択しやすく、動きも継続しやすいことから難易度はさほど高くありません。 今後はこのまま短期的な下落基調が中期的なトレンドに変わっていくか、それとも早い段階で戻すかといったところが焦点になりますので、深追いはせず、枚数を細かく分けて決済位置を分散させるなど、自分で消せるリスクは消しておきたいところです。 このような中で今日は米MBA住宅ローン申請指数、新築住宅販売件数、週間原油在庫統計、ラガルドECB総裁講演、米5年債入札等が予定されていますが、現在の相場はコロナウィルス関連の報道等で動く可能性のほうが高いですし、株式市場と為替の連動を見ていくほうが相場を読みやすいかと思います。 また動きが出た場合には強い動きになることが増えてきているので、資金管理を万全にしたうえで取引する場合は早い決済を心がけ、無駄なポジションが残らないようにしておきたいですね。 ではまず月曜から火曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、火曜はGBPが0.13%、CHFが-0.11%、EURが-0.17%、CADが-0.33%、USDが-0.43%、AUDが-0.44%、NZDが-0.67%となっていて力関係は【GBP>JPY>CHF>EUR>CAD>USD>AUD>NZD】という形に。 月曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【JPY>NZD>EUR>AUD>CHF>USD>GBP>CAD】でしたから円が強い位置を維持していること、欧州系通貨が位置を上げたこと、オセアニアが位置を下げたこと、北米通貨が弱い位置を維持していることがわかります。 続いて11時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けて全体的に下向きとなっていますので、現状は円買いの動きが出ればショートのチャンスになりやすく、この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買うのが低リスクとなります。 逆にここから円売りの動きが出た場合には各通貨の短期トレンドが改善し、欧州系通貨は早い段階で回復して上向きに変化しますし、そのほかも勢い次第では上向きに変化することになります。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売るのが低リスクですね。 個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので、短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものをリスクの低い方向に攻めるという基本戦略。 また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは-227ドル安、東京市場は天皇誕生日の振替で休場でした。ドル円は110円台後半へ下落、クロス円も全面安となっています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 2760.80(-1031.61 -3.56%) ・日経平均 22160.00(-1030.00 -4.44%) ・NY金先物 1676.60(+27.80 +1.69%) ・NY原油先物 51.43(-1.95 -3.65%) 【経済指標】 (休場)東京市場 【本日の戦略】 <新型ウイルス感染者増加でリスク回避の動きが広がる> 昨晩のNYダウは-1031ドル安と大幅下落、多少戻す場面もあったのですが引けにかけまとまった売りに押されました。ドル円は110円台後半へ下落、一時110.33円まで下押ししています。原因は新型コロナウイルス感染の拡大で、韓国やイタリア、イランなどへ広がったことが悪材料に。イランから61名の感染者が出たほか、韓国は833人、イタリアが230人と日本の患者数を一気に上回りました。 米10年債利回りは1.374%と大幅低下しており完全にリスク回避の動き、対ドルでユーロのみ買われているくらいで、株・為替とも全面安と予想します。 <金が続伸中> 再びマーケットが荒れてきたことで、金は+27ドル高と大幅続伸しました。対照的に原油は反落、-3%安で51ドル台へ下落しています。全体的に売られすぎなので多少買戻しが入ると思われますが、売りが弱くなるまで様子見が無難でしょう。 【経済指標】 ★★★ 24:00 (米) 2月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 前回:131.6 予想:132.5 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 110.00〜111.00 ↓ ・ユーロ円 119.00〜121.50 ↓ ・ポンド円 141.00〜144.00 ↓ ・豪ドル円 72.50〜73.50 ↓ ・ユーロドル 1.0800〜1.0950 ↑ ・ポンドドル 1.2800〜1.2980 ↓ ・ドルスイス 0.9680〜0.9850 ↓ 【通貨の強さ】 ユーロ>ドル>ポンド>豪ドル 【注目通貨】 ・ユーロ(対ドルで逆行高)
先週は、ドル円が110円を突破したかと思えば、いきなり111円、112円と突破し、最大112.2円まで上がり、たださすがに週末でのポジションの解消もあったのか、最終的に111.6円前後で終わるというように、急激な円安ドル高が進行しました。 クロス円もそれにつられて全体的に上昇傾向にありましたが、ただ、ドル、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドルを除けば、主要な通貨については、「普段のレンジの中での上昇」程度でした。 為替以外だと、 日経平均:水曜、木曜と上昇したが、金曜に下落 ダウ:全体的には下落基調 VIX:上昇基調 金:上昇基調 というように、「リスクオフになっているにも関わらず、円安が進む」というかなりの異常事態であり、通貨でも円を除く先進国通貨が強いことから、「日本売りの円安なのではないか」といった主張も多く見られました。 しかし、個人的にはこの説に対してはかなり懐疑的で、その理由としては ・東日本大震災という、今以上に日本が危険な状態にあり、さらに輸入増大のために外貨が必要な状態であってすら円高が進むくらいリスクオフの円買いというものは強い ・仮に日本売りの円安だとすると、日経平均は水曜、木曜に急落していないとおかしい(普段の状況であれば円安→輸出企業の業績上昇期待→日経平均高で違和感はないものの、日本売りと言っておきながら、日本株を買うのは意味不明) ということがあります。 私はこの状況については、 ・先進国通貨が強く、ダウが下がり、VIX、金が上昇と、リスクオフである ・その中で日経平均と円だけがおかしな動きをしている ということから、異常なのは円と日経平均だけだと見ており、その中で上でも書いたように「日本売りの円売り」という説には今のところ否定的なので、「リスクオフでの円買いという思考から円買いポジションが焼かれ、上げて逆張りの円買いが進行→さらに踏み上げ」という状況か、もしくは日銀・GPIFの動きが原因ではないかと考えております(GPIFがヘッジなしの外債購入を増やしているという噂はドル円急騰前からありました) この理屈であれば、円安と日経平均の上昇にもある程度説明がつきます。 今後の相場としては、こうしたポジションの巻き上げや、政府筋の介入は効果がそこまで長期継続せず、また、市場としてリスクオフ方向で進むと考えているので、今のところ「中長期の売り場探し」という認識で見ております。
今週の外国為替市場では、先週と比べて、大幅な円安ドル高となっています。昨日の東京時間のドル円は、111円台前半と、一昨日に比べて1円以上の円安となりました。 この動きは、個人的には週明けの時点で予想できませんでした。 さらに、昨夜の海外市場では一段の円売りが進み、ドル円は、欧州時間に112円台に到達。ニューヨーク市場では112円20銭台まで円安が進み、昨年4月以来の安値水準になっています。これだけ短期間での大幅な下落はなかなかない局面です。 ドル円は、このところ110円付近が天井になっていましたので、値動きレンジがかなりシフトした感があります。また、ユーロ円も円売りが強まっており、120円台と同じく大幅な円安になっています。 このところ長期間にわたって、ドル円は動かない相場が継続していましたが、ここからは、継続的にボラティリティーが大きくなってくる可能性を織り込んで取引する必要があるでしょう。 旧来の、リスクオフの円買いという常識が急速に過去のものとなりつつあります。東アジアに蔓延する新型肺炎の問題が、リスクオフと同時に東アジア通貨への回避傾向を強めています。 そうしたなかで、総体的に経済が好調な欧米に資金が流入し、リスク回避の中でドル高とユーロ高が進むという新たな様相を見せています。 昨日の日経平均株価は、前日比小幅続伸となりましたが、これは様子見相場の中で、積極的な売買がないなかでの自律反発の範囲内でしょう。 その後の海外市場では、株式市場は新型肺炎をめぐる先行き懸念から反落となり、128ドル安で取引を終えています。日本や韓国での死者の報道がリスクオフの流れを強めています。 今日の株式市場も、様子見感の強い値動きではじまっています。ひとまずは、株安、円安方向へのさらなる進行を念頭に、先行きに備えたほうがよさそうです。 13:30 12月全産業活動指数 17:15 仏2月製造業PMI 17:15 仏2月サービス業PMI 17:30 独2月製造業PMI 17:30 独2月サービス業PMI 18:00 ユーロ圏2月製造業PMI 18:00 ユーロ圏2月サービス業PMI 18:30 英2月製造業PMI 18:30 英2月サービス業PMI 19:00 ユーロ圏1月消費者物価指数 22:30 カナダ12月小売売上高 23:45 米2月製造業PMI 23:45 米2月サービス業PMI 23:45 米2月総合PMI 24:00 米1月中古住宅販売件数
こんにちは。ダメおやじです。 昨日のドル円は、東京市場で米短期筋や国内実需の買いでスンナリ110円を越えると海外でも押し目らしい押し目を作らず、ストップ買いを巻き込み111.59 円まで大きく上昇しました。 NYでは中国の景気対策期待もでたようですね。 何れにしてもドル円は動きが少なく、ストレスを貯め込んでいたようなので発散した感じがします。ドル円が動けば市場に活気が出て良いと思います。 本日は英米で指標は有りますが、特に重要指標ではなく、朝から動きそうで、利食い売りや戻り売り、損切りの買いが交差しそうです。 本日は上値は111.80円、下値は110.40円と見ています。 ポンド円も上げましたが、ドル円高に連れた感じでポンドドルの動きを見ればポンドはそれほど強くないと見ています。英欧の貿易交渉の不透明感があるのでしょうね。 本日もドル主導の動きとなりそうです。 頑張りましょう。
今週はNY市場が休場のため動きが少なく、トレーダーにとっては面白くない状態で始まりました。昨日はNY勢は連休明けで動くかと思われましたが、動いたかな?と思えるのはポンドくらいでした。 ポンドは雇用統計の指標結果が芳しくなく売られていましたが、新しく財務相に就任したスナック氏から、英国民の生活水準の向上と英国の潜在能力の解放を約束する予算案を3/11に発表する、とのツイートがでてからポンドが買い戻されました。といってもこの話題は一時的なものであるため、ポンド買いが継続するような要因とは言えないでしょう。 本日は同じ英国の材料としてCPIの発表があります。英国のCPIが3%前後にあったのは2017年から2018年にかけての頃となりますが、あの頃はポンドの通貨の価値と金利によりスワップ金利がザクザク入っていくる印象でした。現在の英国のCPIは1.5%前後となっており、約2年で半分の物価の伸びに落ち込んでいます。 先日の英第4四半期GDPは前期比で0成長でしたが、消費が落ち込んでいるときに物価が上がるわけがありません。この状況を見越してのスナック財務相の積極財政予算の発表へとつながるのかも知れませんが、まずは本日のCPIの結果を見て、予想以上に弱い数字となった場合にポンド売りの準備をしておきたいと思います。 深夜にはFOMC議事録の発表があります。1月末のFOMCでは金利は据え置きでしたが、パウエルFRB議長のコメントはややハト派な内容でした。議事録にて利下げに関する議論がある場合は、ドル売りにつながる可能性があるため、日をまたぐポジションを持つ場合は念のため警戒しておいたほうが良いかも知れません。
17日のNY市場は休場、為替市場も目立った動きはありませんでした。 東京時間朝、米アップルが1-3月期売上高予想「未達」の見通しを発表。未達の理由は、新型コロナウイルスの影響による販売不振。東京市場はリスク回避からスタートしています。 今週から操業再開を目指していた武漢の日系自動車工場は、操業再開を24日の週へ延期しました。 新型肺炎は日本国内の感染も拡大しており、まだ経済に与える影響が見通せない状況です。 本日は独2月ZEW景況感調査、米2月NY連銀製造業景気指数が発表されます。連休明け米国株の動きにも注目しています。 投資戦略は、ユーロドル・ユーロ円の戻り売りとします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
コロナウィルス拡大がいよいよ本格的なものとなってきました。日を追うにつれて徐々に罹患者が増えているのが明確に報道されており、パンデミックと言っても過言ではなさそう。 そんな中一足先にと言ってもいいのか、私個人が胃腸炎で体を壊しました。自分にとって体調を崩すのはオリンピック並のサイクルでやってくるもので、ここまで本格的に崩したのは○年前のあの時以来だなと思い出せるほど。やはり人間自分が痛さを感じないことには他人に辛さをわからないものです。今後も気をつけて日々の生活を過ごしたといと思います。 【本日の指標】 本日は特段気にするべき指標はありません。米国もプレジデント・デーによる休場を迎え、静かな一日となることが予想されます。 【本日の戦略】 週の戦略でも述べましたが、コロナウィルスによるネガティブインパクトが一周りし、株式相場・為替相場共にある程度落ち着きを見せており、次なる一手を探す相場。 そうなると気になるのは米国金利政策。先日行われた米国FRB議長による議会証言においては、端的に言うならば市場への資金供給をカットするというもの、つまりは引き締め。その時期は夏までとし、金利下げによる市場内での資金増の結果を見極めようという段階か。 幸いなことに、米国はコロナウィルスの影響を日本ほど大きく受けていないのですが、当然ながら貿易相手国である中国を始めとしたアジア諸国はその蔓延が確実なものとなってきており、経済自体の減速に懸念が見られる状況です。すぐには影響は及ぼさないものの、中長期な相場の影響は少なくありません。回り回って米中貿易戦争のネタの1つになることでしょうし、我々個人投資家は見守るほかなさそうです。
昨日は、中国当局が認定基準を変更したことにより新型コロナウイルス感染者が急増したことを受けリスク回避の動きが強まりNYダウは終値で前日比-128.11ドルと反落、ドル円も上値重い動きでした。 ユーロはユーロ圏景気減速懸念等から軟調な流れが続き、ユーロドルは1.0834ドルと2017年4月以来の安値を付けました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 16:00:独・第4四半期GDP 22:30:米・1月小売売上高 23:15:米・1月鉱工業生産 24:00:米・2月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 米・1月小売売上高は前月比+0.3%、米・1月鉱工業生産は前月比-0.2%、米・2月ミシガン大学消費者態度指数・速報値は99.5の市場予想です。 昨日のドル円は東京時間は109円台後半でやや軟調な動き、欧州・NY時間は109.60円台まで下落も概ね109円台後半で推移しました。今日堅調な動きとなると110円付近〜110円台前半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると109円台中盤〜前半への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは東京時間は1.0860ドル台〜1.0870ドル台、欧州時間は1.0850ドル台〜1.0880ドル台で推移、NY時間は軟調な動きとなり1.0834ドルと2017年4月以来の安値を付けました。今日も軟調な動きとなると1.08ドル〜1.07ドル台後半への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると1.08ドル台中盤〜後半へ上昇できるか見たいです。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、ポンドやオセアニアが力関係上強い位置で加速し、円、ドル、スイスが弱い位置で推移する典型的「リスク選好型」となりましたね。前日に続いて位置関係が似たような状態で推移したこともあって取引するうえでは比較的難易度が低かったのではないかと思います。 新型コロナウィルスへの警戒感もありドル円の年初来高値手前での動きをみると深追いは禁物といった印象はあるものの、株式市場でもダウ平均が史上最高値を更新とリスク選好気味の動きになっているので、あとは週末に向けての調整などを意識して枚数を細かくわけで決済位置を分散させるのも良いかもしれません。 このような中で今日は独消費者物価指数確報、デコス・スペイン中銀総裁講演、米消費者物価指数、新規失業保険申請件数、パネッタECB理事講演、カプラン・ダラス連銀総裁講演のほか欧米企業の決算も予定されていますので、欧州勢参入後の動き次第では取引のチャンスが来る可能性も。 ただ近頃は動きが収まるのが早いことも多いですから、資金管理を万全にしたうえで取引する場合は早い決済を心がけ、無駄なポジションが残らないようにしておきたいですね。ではまず火曜から水曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、水曜はNZDが1.29%、AUDが0.70%、CADが0.57%、GBPが0.34%、USDが0.31%、CHFが0.04%、EURが-0.11%、となっていて力関係は【NZD>AUD>CAD>GBP>USD>CHF>JPY>EUR】という形に。 火曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【AUD>NZD>GBP>CAD>CHF>EUR>USD>JPY】でしたから資源国通貨やポンドが強く、円、ドル、ユーロ、スイスが弱い、という状況が続いていることが見てとれます。 続いて11時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けて全体的に上向きとなっていますので、現状は円売りの動きが出ればロングのチャンスになりやすく、この場合は力関係上強い通貨を買って円を売るのが低リスクとなります。 逆にここから円買いの動きが出た場合には各通貨の短期トレンドが悪化し、ユーロ、スイス、ドルは早い段階でショートのチャンスになりますので、力関係上弱い通貨を売って円を買うのが低リスクですね。 個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので、短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものをリスクの低い方向に攻めるという基本戦略。 また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは+174ドル高、東京市場は建国記念日で休場でした。ドル円は小幅高、クロス円も小幅に買われています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 29276.34(-0.48 0.00%) ・日経平均 23895(+255 +1.08%) ・NY金先物 1570.10(-9.40 -0.60%) ・NY原油先物 49.94(+0.37 +0.75%) 【経済指標】 ★★★ 18:30 (英) 12月月次国内総生産(GDP)(前月比) 前回:-0.3% 予想:0.2% 結果:0.3% 【本日の戦略】 <全体的に底堅く推移> 新型コロナウイルスに関し、中国当局による封じ込めやワクチン開発などが進んできたことで、だいぶ落ち着きを取り戻してきました。患者数は43,000人、死者数が1,000人を超えるなど事態は悪化しているものの、増加数はやや鈍化してきています。これを受け、NYダウは史上最高値付近へ戻したほか、ドル円も一時110円台を回復しています。過度なリスク回避の動きは後退しており、株高を背景に小幅に円安が進むと予想します。通貨別にはポンドが上昇、英12月月次GDPが予想を上回ったことが買い材料となりました。一部でマイナス成長予想が出ていただけに、安心感が広がった様子。 50ドル付近へ下落した原油価格が気がかりではありますが、米10年債利回りは1.587%へ上昇しており、全体的にじり高と予想します。 【経済指標】 ★★★★★ 24:00 (米) パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 109.20〜110.50 ↑ ・ユーロ円 119.50〜120.50 → ・ポンド円 142.00〜143.00 ↑ ・豪ドル円 73.40〜74.30 ↑ ・ユーロドル 1.0900〜1.0960 ↓ ・ポンドドル 1.2900〜1.3020 ↑ ・ドルスイス 0.9700〜0.9820 ↑ 【通貨の強さ】 ポンド>ドル>豪ドル>ユーロ 【注目通貨】 ・ポンド(英12月GDPが予想を上回る)
タイトルの通りですが、とにかく今はスイングトレードが非常に難しい相場になっております。 クロス円については、相場がリスクオン・オフのどちらに向かいたいかによりますが、それは株価動向とコロナウィルスの動向に左右され、 ・株価動向:基本的に堅調で、ダウもまた史上最高値更新を射程圏内に戻しつつあるが、逆に言うとそのくらいの高値圏内にあり、また逆イールド発生からの時間の経過や、今月発表の指標は良かったものの、昨年後半から燻る景気後退観測から、どこまで続くのか読みづらい ・コロナウィルス:専門家ですら意見が割れるレベルで、またそもそも情報も完全に公開されているとも考えづらい ・またVIX指数で見ても、昨年後半よりは上がっているが、それでも今年に入ってまだ20にすらタッチしておらず、高すぎるわけでもない というように、非常に読みづらい展開といえます。 また、それ以外の通貨ペアでも、ドルについてはFRBがどこまで緩和的政策を続けるか(ステルスQEや、もしかしたら今後はコロナウィルスに対しての金融面からの対応で景気刺激策等にも踏み込む可能性もある)、ポンドについてはBREXIT動向、オセアニア通貨は中国経済動向、ランドも中国経済やさらには格付問題、トルコリラについても最近は良い材料がない中でドルストレートで6を上回り(トルコリラ安)どこまで行くか、逆にメキシコペソはかなりの高値圏で手を出しづらい・・・・等々、どの通貨ペアをやるにしてもスイングだと不確実性が高い状態です。 個人的には最近は豪ドル/NZドル(豪ドルを買ってNZドルを売る通貨ペア。豪ドルとNZドルの値動きが似ているためかなりレンジになりやすく、また最近は安値圏内で買いで入りやすい通貨ペア)のトレードがメインになっておりますが、この通貨ペアも昨日1.046という12月からのレンジの上限圏内に来ており、1.05くらいは行く可能性はあるにしても、RBNZが弱気化でもしない限りはこのまま大きく伸ばす展開になるとは考えづらいなあと見ております。 こういう時は、 ・大きく動いた時に逆張りでのエントリー(今だとダウか豪ドル/NZドルが落ちた時は比較的買いで入りやすいと思ってます) ・スキャルピングやデイトレなどの短めのスパンでのトレード を中心に、利確・損切も早めに回転させていくトレードが良いと思っております。 いずれにせよ、今は無理せず、仮に失敗しても傷が浅く済むようなトレードをするのが良さそうです。
週明けの東京市場は様子見気分の強い相場展開になっています。 日経平均は前週末と比べて、196.19円安の続落でスタートしました。先週末のアメリカの株式市場では、ダウ平均は277ドル安、ナスダックが51.64ポイント安と、いずれも下落して取引を終えており、日経平均も、その流れを引き継いだ格好です。 為替も東京時間は軟調に始まっており、109円50〜60銭台での推移です。 先週金曜日の為替市場は、海外市場で、欧州時間序盤は109円90銭台と堅調でしたが、その後に109円60銭台まで下落するなど、やや円高に傾きました。 その後米国市場の序盤は雇用統計の堅調でドル円は一時110円付近まで上昇するなど、リスクオンの動きも見られましたが、株安と金利低下に押されて再び円高傾向で取引を終えています。 先週の金曜日に発表されたアメリカの1月雇用統計で、非農業部門雇用者数が22万5千人増となり、市場予想を上回りました。とはいえ、世界経済の先行き懸念を払しょくするには至らず、目下、再度リスク回避の動きが強まる展開になっています。 新型肺炎の拡大が市場の関心の中心であり、世界経済の先行きに対して不透明感が広がっています。既に、世界の実体経済に大きな影響を与えているものとみられ、この数週間の動きが経済指標の悪化として跳ね返ってくるのも時間の問題でしょう。 もっとも、先週の日経平均は週を通じてみれば総じてリバウンドの動きでしたので、そもそも現在の株価水準自体がやや高値感があったことは否めません。 チャート的に売りが出やすい状況であることに加え、明日11日は建国記念の日の祝日で東京市場が休場となることもあり、リスク回避が強まっている面もあると思います。 雇用統計は強い内容だったものの、目先の相場の材料としては重要視されていません。 今日以降の値動きを見る上では、新型肺炎に加え、アメリカ株式や長期金利などの、テクニカル的な水準調整がどこまで継続するかに左右される部分も非常に大きいと思います。 10:30 中国1月消費者物価指数 10:30 中国1月生産者物価指数 14:00 1月景気ウオッチャー調査 15:45 スイス1月失業率 16:30 スイス1月消費者物価指数 22:15 カナダ1月住宅着工件数 22:30 カナダ12月住宅建設許可件数
こんにちは。ダメおやじです。 昨今の相場は、米株高・米金利高・ドル高の3拍子が揃い、経済指標も良好または想定内で、強いアメリカが示されています。日本の1980年代と同じ状況ですね。また、中国が14兆円規模の財政支出や対米関税一部引き下げなども功を奏しているようです。 今アメリカは、コロナウイルスが拡大すれば、中国進出の米企業や工場が戻ってくることを喜んでおり、他人の不幸は蜜の味でしょうね。 さて、昨日の東京市場では日経平均は500円超の大幅高でしたが、ドル円は反応せずに109.91円、ポンド円が142.70円でほとんど動きなしでした。しかし、ドル円は株高にも関わらず、上げませんね。実体に見合わない虚空の相場のような感じです。 ポンド円は、昔からBOEや経済指標などの情報が事前に漏洩しており、BOEで超大口の買いが出て上昇しましたが、大口の買い玉を約定させるため、自らがどんどん値を釣り上げてしまい、最後は高値掴みになってしまい、利食い売りが売るに売れなくなったようです。 提灯を付けて買えば逃げれるのが相場ですが、今のポンドにはそれほどの力は無いので、買っても逃げることが出来ません。なぜなら、相場は生き物で、誕生から成長し、そして老衰への道を辿るため、日柄を見ることが大切です。 今のポンドは日柄が経ちすぎているのではないでしょうか。こういう見方から、私はポンドの戻り売りを考えています。 ポンド円は143.30円でダブル天井を付けたとみて、ストップを置き、後は、英欧の通商協議の進展具合のヘッドラインに注意しながら取り組みます。 今週最終日、頑張りましょう。
今週は上海市場が8.7%の下落で始まり、週初は株価が崩れてリスク回避一色でした。しかし新型コロナウィルスの感染が拡大する一方で、次の日からは株価が反発。水曜日の時点で先週のクローズより高い位置まで戻してきました。 為替的にもドル円は108円前半まで下落してから買い戻されて、110円手前まで急反発しています。一部では新型コロナウィルスのワクチンの開発期間が大幅に短縮され、夏には人体研究ができるとのニュースもありましたが、それでも半年以上先にならないとワクチンができず、それまでは感染拡大が続くことになります。人の多いところには行きたくない心理が半年は続くわけですから、消費が落ち込み経済的な損失も出てくるのは変わりないでしょう。 4日(火)のISM製造業景況指数は予想以上の好結果でしたが、5日(水)のADP雇用統計は+29.1万人、IMS非製造業景況指数も予想以上の結果となり、指標結果が好調だったことからドルが持ち直しています。 本日は米指標の谷間の日となり目立った指標発表はありませんが、明日の米雇用統計の結果にも期待が膨らみ、本日の株価は回復傾向となるでしょう。NYダウが史上最高値を更新するほどセンチメントが改善しているかはわかりませんが、まずは出遅れているクロス円の買い戻しに乗っかり、高値付近で止まるようであれば売り目線に切り替えていくのもよいかもです。
4日の米国株は大幅上昇、NYダウ407ドル高(+1.44%)、ナスダック194ポイント高(+2.22%)でした。為替市場はリスクオンで円安。 1/31にコロナ・ショックで暴落となった米株式市場は、わずか2日でNYダウが全戻し。ナスダックは過去最高値を更新しました。 少なくとも中国企業が業務再開を延期している今週末までは「底固め」と見ていましたが、2日でV字回復となりました。 「今週で下げ終了」という見通しでも早い部類に入る予想だったと思います。感染者数の増加が止まれば反転するというのがコンセンサスでした。 コロナ・ショックが誰も予想できない速さで終了したため、昨日の米株式市場はパニック買いとなりました。 1/31の暴落で買いポジションを閉じていた投資家は慌てて買い戻し、コロナ・ショックに売りで入った投資家はロスカット(踏み上げ)となりました。 コンセンサスとかけ離れた予想外の値動きになると、パニック買い(もしくは売り)となり、昨日のような暴騰が起きます。 それでも今回の新型コロナウイルスの件について、何も無かったという事にはならないでしょう。実体経済への悪影響は時間差で現れると見ています。 1-3月期決算が発表される4-5月あたりからは、実体経済の減速に株価がどこまで耐えられるか?がポイントになると見ています。 投資戦略は、ポンド円・豪ドル円戻り売りとします。それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
前回本欄では春節に入って海外の方が増えたと申し上げましたが、先日報道があったところによると、40万人もの中国人観光客が今回渡航をとりやめたとのことで、絶対数としてはさほど見ていないという事実に今更ながら気付かされました。この中国からの観光客減は特に観光産業において影響が大きいようです。収束の気配は一向にして見えず、一個人としては見守る他なさそうです。 【本日の指標】 本日の指標は小粒。指標によって動かされる一日とはならない見込みです。 【本日の戦略】 週の最初には中国相場の混乱が必須と述べまししたが、昨日の上海総合指数は大方の予想通りの下落。それでも政府による株価安定策としての資金投入が功を奏したのか、底抜けの下落ということはなく、午後にかけて買い戻される動きがあり、最終的には7.7%下落で取引を終えました。 各国の相場がそれに呼応することなく、小幅な下落、あるいはダウ平均のように微妙な値動きであったことから、旧正月開けからのパニック相場に陥るという最悪の事態は避けることができたものと言えそうです。といってもまだ初日。今日以降も当然のことながら中国での値動きには注意が必要です。 その他にも本日はアメリカ大統領選挙のアイオワ州党員集会が日本時間の午前中から始まります。同午後には大勢が判明する見込みで、長い選挙イヤーの第一歩となることでしょう。注目度が高い割には相場を動かさないというのが所感ですが、今後のニュースの流れを知っておく上でも念の為注意が必要です。
先週31日は、新型コロナウイルスの感染拡大等受けNYダウは前日比-603.41ドルと大幅下落、ドル売りが進みドル円は108.31円の安値を付け、ユーロドルは1.1096ドル、ポンドドルは1.3210ドルの高値を付けました。 オージーは弱い動きが継続し、オージードルは0.6683ドル、オージー円は72.45円の安値を付けました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 09:30:豪・12月住宅建設許可件数 24:00:米・1月ISM製造業景況指数 先週31日のドル円は、東京・欧州時間は108円台後半〜109円台前半で推移もNY時間108.30円付近まで下落し108.36円で引けました。今日軟調な動きとなると108円〜107円台後半への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると108円台中盤〜後半へ上昇できるか見たいです。 先週31日のユーロドルは東京・欧州時間は1.10ドル台前半で推移、NY時間は大幅上昇し1.1096ドルの高値を付け1.1095ドルで引けました。今日堅調な動きとなると1.11ドル台前半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.10ドル台中盤への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
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