このところ、株式市場は、新型コロナウイルスのパンデミック危機の前に、リスクオフと売られ過ぎの綱引きになっています。 為替は、連日それに引っ張られる展開です。 週明けは、為替市場は、ドル円は107円台後半から108円台前半での動きと、基本的には従来の値動きの延長線上での推移になっています。 このところの荒っぽい動きの前では、小幅な動きにはあまり意味はないとはいえ、ジリジリ円高に向かっている感はあります。 金融市場では、リスクオフが進展。長期金利の低下も進んでいます。新型コロナウイルスの感染拡大にめどが見えない限りは、ドル円も本格的にトレンドを描く上昇は想定しくいでしょう。 連日のボラティリティの大きい動きに感覚がマヒしてきましたが、感染終息にめどがつかない限りは、株安、円高のコロナ相場は継続する可能性が濃厚と思われます。 一方、東京の新型コロナによる「首都封鎖」が、いよいよ声高に語られる状況になってきました。こうした中では、今後の為替市場、株式市場ともに、リスクオフが基調とならざるを得ないと思われます。 4〜6月期のアメリカのGDPは、2,3割の減少ではないかと見越す声もあり、リーマンショックのような、今思えば、「平和で中途半端な」危機と違い、世界恐慌の再来の様相を呈しています。 今後の感染拡大と政府の措置によっては、本格的な日本の株安第二段、そうなれば為替もレンジを外れるパニック的な動きが生じてくる局面も想定されます。 現在、為替・金融業界関係なく、東京のロックダウンの有無が、国民のおそらくは最大の関心事です。為替取引の観点からも、封鎖に至るかどうかが当面のクロス円の焦点となるでしょう。 この危機を、我が国は乗り切ることができるのか。その動向が、為替市場の先行きもまた、決する場面です。市場参加者の皆さん。協力して、この危機を乗り切っていきましょう。 10:00 中国3月製造業PMI 14:00 2月新設住宅着工戸数 15:00 英10-12月期 四半期GDP 15:00 独2月 輸入物価指数 15:30 スイス2月 実質小売売上高 15:45 仏3月消費者物価指数 15:45 仏2月消費支出 16:55 独3月 雇用統計 18:00 ユーロ圏3月 消費者物価指数 21:30 カナダ1月GDP 22:00 1月ケース・シラー米住宅価格指数 22:45 米3月 シカゴ購買部協会景気指数 23:00 米3月 消費者信頼感指数
こんにちは、ダメおやじです。 先週後半にドル円が下落するとポンド円、ポンドドルは買い戻しで大きく値を上げました。 今月初めにドル円が102円割れまで下げた時は、ポンド円も124円付近まで下落しましたが、リスク回避のドル高になりドル円が111.70円台に上昇した時にもポンド円は追随せず130円割れで動いていました。欧州通貨売りのドル買いでも有りましたね。 しかし、ドル円が108円割れまで値を下げるとポンド円は134円半ばまで上昇しました。ポンドドルはもっと極端で1.14台から1.24台に急伸しました。特に週後半の日足の陽線は大きく売ってた投資家も買い戻しに出たのではないでしょうか。 ポンドに強い材料が出たわけでなく、安値で売られ過ぎた反動と思ってます。 英経済は悪くポンドが大きく上げる状況にはないと思っています。 今週はポンド円は上げても136円までで下値は130円狙い、ポンドドルも戻しても1.26台、下値は1.20狙いで戻り売りで臨みたいです。本日、東京、欧州で高ければ売り場を考えています。 今週も頑張りましょう。
今週も週初から株式市場では乱高下が収まりません。一時16,500円近くまで下落していた日経平均株価は日銀の買い支えと米国の2兆ドルの経済対策の期待から19,000円台まで反発していましたが、水曜日に十字線引けをしてから反落しかけています。 2020年の東京オリンピックの延期が確定し、東京都の新型コロナウイルス感染者数が急増しており、残念感と不安感が増している中でいざという事態に備えている人がたくさんいそうです。政府は商品券などで経済対策をとろうとしていますが、このような状況では焼け石に水となるかも知れません。どのような手段でもある程度の反対意見はあるでしょうが、問題は対策を打つタイミングだと思います。 昨夜の米失業保険申請件数は先週に比べて10倍以上増え、328万件という見たこともない数字がでました。事前予想から100万件以上の悲観的な数字が予想されていましたが、ここまでの数字は記憶にないです。ドル円はここ3週間ほどはドル高によって111円台まで回復していましたが、さすがにドル売りに傾き、109円台に反落しています。 本日も世界的な感染者数の増加に対する不安感から、株式市場や為替は軟調な展開となることが予想されます。各国の金融政策や経済対策による反発はあるかも知れませんが、所詮一過性のことに過ぎず、基本は売り目線で見ていきたいところです。 また、本日もNYタイムには米PCEデフレーターの指標発表があります。このセンチメントでは指標結果はさほど影響力がないかも知れませんが、米国経済の落ち込み予測からドル売りが加速する可能性を考慮し、株価と指標結果を見ながら売りチャンスを探したいと思います。もしうまくポジションを持てたとしても、この状況ではどこで決済するかの方が難しいでしょう。週末リスクはなるべく避けたいので、デイトレとして見ていきたいと思います。
25日の米国株はまちまち、NYダウ495ドル高(+2.39%)、ナスダック33ポイント安(-0.45%)でした。為替市場では、換金売り→ドル買いの勢いが弱まっています。 東京都知事は1日の感染者数が16人→17人→41人へ増加したことを受け会見。「感染爆発(オーバーシュート)重大局面」だと表明しました。 3月後半は、欧州ロックダウン+米国家非常事態宣言を受けて、急遽帰国する日本人が急増。これで日本にもイタリア・コロナが持ち込まれた可能性も。 主要な国際空港を抱える東京・大阪にとって、4月が大きな正念場となりそうです。東京がロックダウンされるかどうか?1日の感染者数の推移に注目しています。 今週は日米株価が暴騰し、最初の底打ちとなりました。それでも長期的には偽物の株高と見ています。実体経済が極端に悪化する中での株高は限定的かと思います。 投資戦略は、換金売り→ドル買いの勢いが弱まって来た事から、ドル円戻り売りとします。それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
既にニュースは連日のようにコロナウィルス一色ですが、既に「コロナ慣れ」なる言葉が登場してしまうほど。そうなると徐々にそのコロナウィルスに対する対抗しようとする気持ちが薄れてしまうのが危険なところ。現実に「甘く見ていた」としてその状況を後悔する姿勢が各所で報道されています。明日は我が身で引き続き心を引き締める必要がありそうです。 【本日の指標】 本日は米国においていくつかの指標の発表が予定されておりますが、コロナ以前の数値が発表される見込みの為、指標自体で値動きするような相場ではないでしょう。 【本日の戦略】 先に結論を述べるならば、素人お断りの狂乱相場にある。というのが今の状況です。連日のようにコロナウィルスによる景気後退予想、そして事実が報道され、それを支えようとする各国の政府・金融機関による相場の買い支えが拮抗し、ひどい相場が続いています。 特に株式相場はダウ平均で1000ドルを超す上下動があるのがほぼ日常になりつつあり、明日の相場はまったく予想ができる状態ではありません。一方の為替相場も株式相場との相関性が失われつつあり、こちらもポジションを取りにくい状況が続いています。 週の戦略で述べているドル円買いも昨晩NY時間に発生した記録的な株価上昇とは関係なく静かな値動きを示しています。各国中央銀行は資金を繰り出して相場を買い支える形をとっており、FRBが急遽利下げを行ったのは記憶に新しい限り。そして安全な通貨である円という相対的な事情からもドル円売りの形が発生してもおかしくなさそうですが、今の相場は値動きという事実に遅れて原因を推測するのが一般的な流れになりつつあります。 こうなれば一般投資家は指をくわえて相場を眺めるほかなく、傍観の相場が続きます。オリンピック延期をはじめとした各種ファンダメンタルは日々更新されており、この流れはまだまだ続くと推測されます。
昨日はFRBが緊急FOMCを開催、無制限の量的緩和策を導入することなどを決定したものの、NYダウはプラス圏に浮上できず前日比-582.05ドルの18,591.93ドルで引けました。 ドルはFRBの無制限量的緩和方針を受け売られる場面もあったものの、ドル円は底堅く推移し111.60円の高値を付け、他通貨に対しても強い流れは継続しました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 17:30:独・3月製造業購買担当者景気指数 17:30:独・3月サービス部門購買担当者景気指数 18:00:欧州・3月製造業購買担当者景気指数 18:00:欧州・3月サービス部門購買担当者景気指数 18:30:英・3月製造業購買担当者景気指数 18:30:英・3月サービス部門購買担当者景気指数 22:45:米・3月製造業購買担当者景気指数 23:00:米・2月新築住宅販売件数 米・3月製造業購買担当者景気指数は42.8、米・2月新築住宅販売件数は75.0万件の市場予想です。 昨日のドル円は東京時間は軟調な動きで109円台後半まで下落も欧州時間は110円台後半まで反発、NY時間は111円を超える動きとなり111.60円の高値を付けその後も111円台を維持する動きとなりました。今日も上昇の動きとなると111円台中盤をしっかりと超え112円付近まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると110円〜109円台後半への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは東京時間1.07ドル台中盤まで上昇も欧州時間1.0660ドル台まで下落、NY時間は1.0820ドル台まで上昇も午後は軟調で1.0720ドル付近まで下落しました。今日堅調な動きとなると1.08ドル〜1.08ドル台前半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.06ドル台後半〜中盤への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
先週金曜の為替相場は、全体的に円を軸とした戻す動きが主体となり、終値ベースでも円が弱い位置のまま引ける格好となりましたね。 ただ1日の中では変動幅も大きく円買いに偏る場面も見られていますし、週間予想で書いたように短期トレンドも北米通貨のみ上向きで、その他はフラットに近いため安易に上を追っていくのは危険な相場。 また相場の動き方がコロナ関連の報道や要人発言で動きやすくなっているうえに、材料もなく急に動く場面も見られたため、一見すると難しそうな相場に見えるかもしれませんが、資金管理を始めとしてあらかじめこの程度は動くと想定できていれば逆にチャンスが多い相場でもあり、取引を準備面から見直すには良い機会だなと思います。 個人的には過去18年間取引してきた中でも、1日の動きとしては大きいと思いますし、取引するうえでは好都合という認識に変わりはありませんが、中長期的に見たときには要因が新型コロナウィルスという点が引っかかっており、実態経済への影響が未知数なため 過去の変動よりもさらに大きな変動があっても良いように準備をしておくと良いでしょう。 現時点では目先の短期トレンドは戻しているものの中長期トレンドは円高方向であり、特にここ最近弱い動きを見せている豪ドルなどをショートで狙うには絶好の相場ですが、戻しが入るときも急なので、取引する際にはあらかじめ目標を決めておくことや、 ポジションを分散させることによって弾幕を張るような注文設置を心掛けると良いでしょう。 また今日は指標として目立つものがないので、基本は株式市場や各国の緊急経済対策の行方、そして各国中銀の金融政策に関連する報道と為替相場の連動を見ていくのがベスト。さらに大きな変動の際は自分が想定しているよりも必ず「相場は行き過ぎるものである」ということを頭に入れて置き、その動きでさえも想定内とできるよう、資金管理を万全にしたうえで、極力無駄なポジションが残らないようにしておきたいですね。 ではまず先週木曜から金曜にかけての力関係ですが、詳細は週間予想を見ていただくとして、ポイントはドルが位置を落とし、円やユーロ、スイス、NZDが弱い位置を維持していること。一方でポンド、カナダ、豪ドルが強めの位置を維持していること。 続いて金曜NY終値時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、北米通貨のみ上向きでその他はフラットとなっていますので、円売りの動きが続けばロングのチャンスになりやすい状況ではあります。 ただ各通貨ともに中長期トレンドは下向きであり、先週後半に戻しただけなのでどちらかというと再下落時に力関係上弱い通貨を売って円を買うのが良さそうですね。 個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので、短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものをリスクの低い方向に攻めるという基本戦略。 また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは-1338ドル安、日経平均株価は-173円安の16552円で引けました。ただ、ドル円は110円台へ上昇、クロス円も連れ高となっています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 20087.19(+188.27 +0.95%) ・日経平均 17420(+870 +5.12%) ・NY金先物 1479.30(+1.40 +0.09%) ・NY原油先物 25.22(+4.85 +23.81%) 【経済指標】 ★★★ 21:30 (米) 3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 前回:36.7 予想:10.0 結果:-12.7 【本日の戦略】 新型コロナウイルスの感染者は世界で24万人を超え、死者数も9,800人と1万人近くまで増えてきました。これを受け、直近の株と為替は暴落、下値模索の状態が続いたものの、昨日にようやく反発。むしろ現金でドルを確保しようとする動きが高まったことで、ドル円は一気に110円台を回復しています。イギリスの感染者数が3,000人を超えたことでロンドンのレストランや映画館が閉鎖されており、ポンドへの売りは続くなど警戒感は残っていますが、テクニカル的にも売られすぎだったので、ようやく下げ止まって値固めの動きとなりそうです。 一方、20年ぶりとなる安値水準まで大暴落していた原油も20ドル台を維持、こちらに関しては米政府が石油備蓄のために200億ドル分購入する計画を発表するなど、買い材料も出てきています。豪ドルなどの、資源国通貨への買戻しにも期待。 本日の東京市場は春分の日で休場ですが、NYダウとドル買いにより為替はじり高と予想します。 【経済指標】 ★★★ 23:00 (米) 2月中古住宅販売件数(年率換算件数) 前回:546万件 予想:552万件 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 110.20〜111.50 ↑ ・ユーロ円 117.50〜119.00 ↑ ・ポンド円 126.50〜128.00 → ・豪ドル円 63.00〜64.50 ↑ ・ユーロドル 1.0600〜1.0750 ↓ ・ポンドドル 1.1350〜1.1550 ↓ ・ドルスイス 0.9800〜0.9950 ↑ 【通貨の強さ】 ドル>豪ドル>ユーロ>ポンド 【注目通貨】 ・ドル(ドル需要の高まり)
FRBが週明け早々に緊急利下げ、日銀もETF買入額の倍増、他でもRBNZも0.75%の緊急利下げをするなど、各国中銀が緩和政策を行っておりますが、それでも株価はいまだに下落基調にあり、月曜日にはダウが3,000ドル安という凄まじい展開が続いております。 相場としては、 ・通常株価下落時に買われる金や仮想通貨も換金ニーズの高さからか暴落 ・原油はサウジとロシアの関係もあって30ドル割れも散見される ・為替相場は株価下落にも関わらずそこまで円高が進行せず、むしろドル高基調。新興国通貨は軒並み下落し、特に資源国通貨であるメキシコペソや豪ドル等は悲惨な状態 というようになっております。 普段の値動きからすれば、ここまで実態経済のダメージも伴ってダウが下げている以上、かなり円高が進行し、ドル円100円割れはいくだろうというと思うのですが、実際にはそうはなっておりません。 この背景にあるのは「とにかく現金をまずは確保」という思考で、通常時であれば買われる資産も含めて総売り状態になっております。 こういう状態であれば、まずは「パニックがいつ収まるか」ということが大事ですが、基本的にはそれは読みようはなく、「どこが底か」を今考えるのは、非常に難しいかなと思います。 ただ、その中でいくつか今考えているのは、 ・間違いなく金融緩和で市中に資金量は増える(特にドル) ・機関投資家としては、今は現金至上主義になっているものの、金利もゼロ金利となった通貨を持ち続けて投資をしないというわけにはいかない ・各国で入出国規制・外出規制等が行われており、これまでのコロナウィルスの特性を報じたものを見ていると、来月には一旦感染者増加のペースは落ちそう(ただし、潜伏期間の関係でタイムラグは2-3週間くらいはありそうで、また、感染者増加数が0になるわけではなく、増加ペースが遅くなるだけ) といったことから、3月中には一旦の底打ちするのではないかなと見ております。(ただし、その「底」のレートがいくらかは全く分かりません。また、底打ちして少し戻した後に再度実態経済の打撃から落ちる可能性もあると見ております。) その底打ちの前兆として、まずは金などの安全資産や、円が買われる可能性もあると見ており、クロス円については、ある意味で通常以上の「セリクラ」が起こる可能性はあるかなと見ており、注意が必要です。(自戒も込めてます。)
このところの株式市場は、まさに「セリングクライマックス」の感がありました。一昨日のダウは、約3000ドル安、S&P総合500種も約12%安と目を疑うような下落幅です。 FRBは15日の緊急会合で利下げを実施し、政策金利をゼロ付近としたほか、債券買入れも再開するとしています。さらに、日銀も足並みをそろえ、16日に、金融政策決定会合を前倒し開催。ETFの買入額を倍増するなど、3年半ぶりの追加緩和を決定しました。 しかしながら、各国当局の追加緩和にもかかわらず、16日のアメリカ株式は前述のように大暴落となり、コロナショックがもはや政策的対応をはるかに超える経済危機になりつつあることを印象付けました。 それを受けた17日の東京市場では、日経平均株価は乱高下の展開となり方向性は定まらず、終値は前日比9円49銭高と前日とほぼ同様のレベルで引けました。 一方で、その晩のニューヨーク市場では、連銀の短期流動性供給や財政出動観測を巡って株式相場は反発。ダウ平均は1048.86ドル高と、前日の大幅下落の反動もあり、買いが先行する展開になりました。株式市場は、連日の荒っぽい動きです。こうした株式市場の大混乱に比べると、為替市場は 相対的にまだ値動きが理解できる範囲で動いている印象があります。 17日は、早朝は105円台後半で始まり、日経平均の堅調が確認されると107円台前半に上昇。その後106円台前半から半ばに下落するものの、ニューヨーク時間には107円台を回復。今日の東京市場でも、ドル円は、107円前半でもみ合いになっています。 とはいえ、昨日から今日にかけての株式の動きは、下落ペースに対する行き過ぎ感から、自律反発に転じた要素が強く、底打ちと断ずることはできません。 根本的な懸念材料である新型肺炎は、欧州でますます感染が拡大するなど、事態は一層悪化している感があります。当面、リスクオンの局面に入ることは想定しにくく、為替市場も、株式市場の地合いが安定するまではボラティリティの高い展開が続くことはほぼ確実です。 17:00 南ア2月 消費者物価指数 19:00 ユーロ圏1月貿易収支 19:00 ユーロ圏2月消費者物価指数 20:00 米MBA住宅ローン申請指数 20:00 南ア1月 小売売上高 21:30 カナダ2月消費者物価指数 21:30 米2月住宅着工件数 21:30 米2月建設許可件数
昨日の東京為替市場は朝の6時にFRBが1%の利下げ、量的緩和を決定した事でドル円は105.71円、ポンド円で130.87円まで下落しました。 しかし、利下げは今週のFOMCで決定と有る程度織り込んでいたことや、GPIFなどの買いでドル円で107.58円まで反発しました。 その後は小幅に下げて日銀の緊急会議待ちとなり揉みあいましたが日銀は想定通り株の買い増し、社債の買い程度しかできずドル円は106.30まで下げ日経平均も400円越え安となりました。 そしてNYでは株がサーキットブレーカーを発動するなどNY株が大幅安となりドル円は一時105.14円まで大きく下落しました。 景気対策、株価対策で世界の中銀が緩和策を取ってますが市場は言う事を聞いてくれません。 ダウは結局、3000ドル越え安と急落ですね。 取れるべき対策を全て取った感じですので後は市場心理の冷え込みからの回復を待つだけです。 本日は米小売りとかは有りますが株価や要人発言などが有れば動きそうです。 戻りは売られやすい状況でしょうが相当に売り込まれているので安値売りは避けたいですね。本日も荒れそうです。充分に資金管理を確りして臨みたいですね。
先週金曜日は日本時間の深夜にトランプ大統領が国家非常事態を宣言し、NYダウはさらに1000ドル反発して23,000ドル付近でクローズしました。余談ですが実際には22,828ドルで引けており、平時であれば200ドルは大きな差となりますが、先週の一連の下げ幅や上げ幅を見ていると、200ドルは誤差と思えてきます。 日経平均はNYダウの後を追って同じような動きをしていますが、ドル円がやや不思議な動きをしています。以前であれば株価が下がればドル円は下がるのが一般的でしたが、先週は株価が下落してもドル円は上昇する場面がありました。日経平均の1時間足とドル円の1時間足を見比べてみるとよくわかりますが、株価の戻しに比べてドル円の戻りのほうがはるかに大きいです。 株を売って現金にした後、安全資産の円を買う、という考え方が変わっており、円より安全なのはドル、ということの現れなのかも知れません。 本日は15日にFRBが緊急利下げとバランスシートを7000億ドル拡大することを発表したことを受けて、早朝から大荒れの展開となっています。また、午前中に中国の指標発表があり、鉱工業生産や小売売上高は新型コロナウイルスの影響によって前回と比べて極端に低い予想値となっており、わかりきったことではありますがネガティブ要因となる可能性があります。 先週の大荒れ相場で株を買った人にとっては、現状のボラティリティではある程度高くなったら売りたいというのが心情だと思います。FRBの利下げを受けてNYダウ先物は1000ドル以上下落しており、株価としては売りが出やすい状況と考えて、引き続き乱高下となるのではないでしょうか。となると、為替的にも円売り一辺倒というわけではないと考えます。 よって、東京タイムの間はまずは窓埋めからの戻り売り目線で見ておき、NYタイムになってから現物が下落したことを受けて改めて方向性を確認し、流れに乗った短期トレードを狙いたいと思います。
12日の米国株は歴史的暴落、NYダウ2,352ドル安(-9.99%)、ナスダック750ポイント安(-9.43%)でした。為替市場はユーロ安+ドル高。 トランプ大統領が欧州からの入国禁止を発表。事実上の欧州全域隔離を受け、ダウ先物が急落→今週2度目のサーキットブレーカー発動となりました。 VIX(恐怖)指数は75.47へ急騰し、リーマン・ショック直後以来の高水準を記録しました。為替市場は株式市場に比べ落ち着いた動きになっています。 WHOがパンデミックを表明、新型肺炎の感染拡大に各国政府・中央銀行が対応策を出しているものの、ただちに効果が出ていないのが現状です。 パンデミック状態が解消し、ストップしている経済活動再開や移動制限の解除を待つしか無さそうです。 投資戦略は、ドル円戻り売り。値幅を狙わず50銭程度の利食いを繰り返すのが良さそうです。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
ついに甲子園までが…というのが正直なところ。無観客試合という流れで準備しようとしている中でのコロナウィルスによる情勢悪化は、中止と判断せざるを得ないところまできてしまたっと考える他なさそうです。残念ですが、これも一つの決断でしょう。 【本日の指標】 本日は欧州中央銀行による政策金利の発表。金利が動く状況ではない限り、注目することは少ない指標なのですが、今回はコロナウィルス騒動で危険な状況とも言える相場に対して、欧州中央銀行の具体的な行動そのものについて注目が集まります。 既に新型コロナウィルスによる景気減退は世界同時的に発生しており、避けようがない事実ですが、それに対する対応策も各国の政治的トップから打ち出されており、EUとしても利下げなどの具体的な行動が期待されています。既に昨日には英国中央銀行が緊急利下げを発表、英国政府も大規模財政政策の準備を発表してポンドを底支えした形となりました。 その他には特に注目すべき指標はないのですが、状況が状況だけに各種指標の相場の受け止め方には注意が必要となるでしょう。 【本日の戦略】 コロナウィルスを端に発した狂乱相場とも言えるべくひどい状況が続いています。全体的な流れは下落で間違いはないのですが、その急落の最中に少しでもポジティブ要因があれば反転上昇を見せるなど、上下動どちらにも大きく動く相場が続いています。 特に反響が大きかったのは米国トランプ大統領による減税政策。具体的な実施時期などは明言されなかったものの、1兆ドル規模の大型減税を提案したとの報道は下落一辺倒の相場の最中で唯一無二の反転材料だった模様。しかし反転は一日のみで、昨日にはダウ平均の上昇分を再び下落が取り戻す形となりました。 ドル円は基本的には株式相場に連動していると考えて良さそうですが、週明けの下落で102円に到達。そこから104円に戻り、その水準での推移は新たな底値を探して材料を探す展開となるか。いずれにせよ容易に手を出せる相場とは言えず、状況を見守るのみとします。
昨日は、NYダウがトランプ政権の減税等の景気対策への期待や前日約2000ドルも下落した反動などから激しい変動をしながらも終値は前日比+1167.14ドルと1000ドルを超える大幅上昇となり、ドル円も上下に大きく振れながらもNY午後に105.92円の高値を付けました。一方、ユーロドルは大幅反落し、NY終盤には1.1275ドルの安値を付けました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 18:30:英・1月GDP 18:30:英・1月鉱工業生産指数 21:30:米・2月消費者物価指数 昨日のドル円は東京時間は102円台前半から105円付近まで大幅上昇、欧州時間は103円台後半〜105円台前半で推移、NY時間は103.22円の安値を付けた後105.92円まで上昇するなど振れ幅の大きい値動きでした。今日堅調な動きとなると105円台後半、まだ上へ行くと106円台前半〜中盤へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると104円付近〜103円台後半、まだ下へ行くと103円台前半への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは東京時間1.14ドル台前半から1.13ドル台前半まで下落、欧州時間は1.13ドル台中盤〜1.14ドルでの推移、NY時間は1.13ドル台後半から1.12ドル台後半まで下落する軟調な値動きでした。今日軟調に推移すると1.12ドル台後半、まだ下へ行くと1.12ドル台前半への下落が考えられます。一方、堅調な動きとなると1.14ドル〜1.14ドル台中盤へ上昇できるか見たいです。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、朝のオープン時に円高方向に大きく窓が開き、その後も埋めることなく円高方向への動きが継続した1日となりましたね。 相場の変動も大きくなっているうえに、材料もなく急に動く場面も見られたため、一見すると難しそうな相場に見えるかもしれませんが、資金管理を始めとしてあらかじめこの程度は動くと想定できていれば逆にチャンスが多い相場でもあり、取引を準備面から見直すには良い機会だなと思います。 個人的には過去18年間取引してきた中でも、1日の動きとしては大きいと思いますし、取引するうえでは好都合という認識に変わりはありませんが、中長期的に見たときには要因が新型コロナウィルスという点が引っかかっており、経済への影響が未知数なため過去の変動よりもさらに大きな変動があっても良いように準備をしておくと良いでしょう。 現時点では目先の短期トレンドから年単位の長期トレンドまで円高方向を向いており、値動きが早いショートで狙うには絶好の相場なわけですが、戻しも急に入りますので、取引する際にはあらかじめ目標を決めておくことやポジションを分散させることによって単発ではなく弾幕を張るように取引するイメージで臨むと結果が伴いやすいと思います。 また今日は指標として目立つものがないので、基本は株式市場や各国の緊急経済対策の行方などと為替相場の連動を見ていくのがベスト。さらに大きな変動の際は自分が想定しているよりも必ず「相場は行き過ぎるものである」ということを頭に入れて置き、その動きでさえも想定内とできるよう、まずは資金管理を万全にしたうえで、極力無駄なポジションが残らないようにしておきたいですね。 ではまず先週金曜から月曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、月曜はCHFが-1.47%、EURが-1.62%、GBPが-2.35%、USDが-2.84%、NZDが-3.15%、AUDが-3.66%、CADが-4.80%となっていて力関係は【JPY>CHF>EUR>GBP>USD>NZD>AUD>CAD】という形に。 先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【JPY>NZD>EUR>AUD>CHF>USD>GBP>CAD】でしたから、円が強い位置で加速して単独で買われていること、欧州系通貨が強めであること、オセアニアやカナダといった資源国通貨が弱い位置で加速していることなど、典型的「リスク回避型」の位置関係になっていることが見てとれます。 続いて8時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けて各通貨ペアともに明確な下向きとなっていますので、現状は円買いの動きが出ればショートのチャンスになりやすく、この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買うのが低リスクとなります。 逆にここから円売りの動きが出た場合には各通貨の短期トレンドが改善しますが、これまで下落幅が大きかったため簡単に上向きになることはなく、ドル円、クロス円ともに3円から5円程度動きが出て初めて変化してきます。そして上向きになれば力関係上強い通貨を買って円を売るのが低リスクですね。 個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので、短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものをリスクの低い方向に攻めるという基本戦略。 また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは-969ドル安と大幅反落、日経平均株価も-579円安の20749円で引けました。ドル円は105円台前半へ下落、クロス円も全面安となっています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 25864.78(-256.50 -0.98%) ・日経平均 20435(-275 -1.35%) ・NY金先物 1672.40(+4.40 +0.26%) ・NY原油先物 41.28(-4.62 -10.07%) 【経済指標】 ★★★★★ 22:30 (米) 2月非農業部門雇用者数変化(前月比) 前回:22.5万人 予想:17.5万人 結果:27.3万人 【本日の戦略】 新型コロナウイルス感染者は世界中で10万人を超え、死者数も3,800人超となったことで、ドイツの保健相はパンデミックを宣言、イタリアで全学校が休校になるなど事態は悪化してきました。サウジアラビアでは、イスラム教信者の聖地巡礼を停止させる状態にまでなっています。これを受け、先週末のドル円は105円台前半へ下落、米10年債利回りも0.773%と史上最低の水準へ低下したほか、クロス円も全面安となりました。 また、今月初めにFRBが緊急利下げを行ったばかりなのに、先週末にトランプ大統領が「FRBは利下げし刺激すべき」と発言したことも重し。引き続き、円やスイスフラン、金などの安全資産への買いが入ると予想、事態が落ち着くまでロングポジションは控えた方が良いでしょう。 【経済指標】 ★★ 16:00 (独) 1月鉱工業生産(前年同月比) 前回:-6.8% 予想:-3.8% 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 103.50〜106.00↓ ・ユーロ円 117.00〜119.00↓ ・ポンド円 135.00〜137.00↓ ・豪ドル円 68.00〜69.80 ↓ ・ユーロドル 1.1300〜1.1450↑ ・ポンドドル 1.3000〜1.3150↑ ・ドルスイス 0.9200〜0.9400↓ 【通貨の強さ】 ユーロ>ポンド>ドル>豪ドル 【注目通貨】 ・豪ドル(株安と原油安が重しに)
今週は ・スーパーチューズデーでバイデン優勢(サンダース優勢を警戒していた市場にとってはリスクオン材料) ・米株価の持ち直し ・ISM非製造業景況指数は予想以上 というリスクオンの材料と、 ・FRBが臨時FOMCを開き、0.5%の利下げ(臨時会合での利下げはリーマンショックの2008年10月以来のこと) ・新型コロナウィルスでカリフォルニア州が非常事態宣言 ・ISM製造業景況指数は予想を下回る というリスクオフの材料の両方がありましたが、ドル円については全体的に下落傾向にあります。 実は昨日までは、「これだけあって107円前後とは、動きが鈍いなあ(普段なら105円割れチャレンジくらいは最低してそう)」と思っていたのですが、昨夜突然株価もクロス円も下落し、ドル円はついに105円台まで下落しております。 また、それ以外で政策金利の発表があったRBAも、予想は据え置の中で実際は0.25%の利下げでしたが、その後何故か持ち直すというような、なかなか珍しい動きもありました。これについては、市場として「0.5%の利下げの可能性もあるのでは」という予想に基づいてポジションを持っていた(あるいは手仕舞いされていた)のが、それよりはましな結果でプラスになったということでしょうが(実際にトレーダーの間では「利下げはあるだろう」と予想している人が多かった)、それにしてもなかなか珍しい光景だったなと思います。 豪ドル/NZドルの動きなどを見ていると、今月3/25にあるRBNZについては、「0.25%の利下げはほぼ織り込み済み、一部0.5%の利下げの期待」くらいの感じが今の相場なのかなと見ております(豪ドル/NZドルは、比較的金利見通しに素直に動く通貨ペアで、少し前まで1.03〜1.04前半であったのが、今は1.04後半〜1.05前半になっています) 今夜は米雇用統計もありますが、これについては正直そこまで大きな材料にならないのでは・・・・と思っており、今の相場のテーマは、やはり ・新型コロナウィルス ・米大統領選 ・今後の世界の中銀の動き ・上記とも関係するが、株価の動向 かなと思っております。 いずれにしても、スイングトレードするのはなかなか難しい局面なので、ボラの大きさを利用してデイトレやスキャルピングするか、長期で買いたいものをゆっくり拾っていくという戦略が良いかと思います(長期設定のリピート系注文は良い感じに利益が出てます)
今週の市場は、リスクオフ基調の中で、円高に傾く展開になっています。新型コロナをめぐる不安相場の中でのリスクオフは、依然として継続しています。 少し前に見られた有事の円売り現象は、いまのところ再現されていません。とはいえ、ボラティリティの非常に大きな難しい相場が継続しており、投資家にとっても非常にリスクの大きい局面になっています。 一昨日のニューヨークではFRBが臨時のFOMCで0.5%の利下げを決定しましたが、市場の反応が限定的で、結局ダウは700ドル超の大幅下落となりました。そのため、日経平均の寄り付きは下落で始まりましたが、テクニカル的売られすぎ感もあり、昨日の東京市場では結局プラスに転じて終わっています。 さらに、昨夜のニューヨーク市場では米国株は大幅高となり、ダウ平均は実に1173ドル高で取引を終えています。スーパーチューズデーでのバイデン氏の躍進と、経済指標が好調だったことなどが材料になりました。振れ幅の極めて 大きい展開です。 その中で、ドル円は、円高基調が継続。今日の東京市場では、107円台半ばの推移です。 株式市場・ドル円ともに、これで下げ止まりと考えるのは早計でしょう。方向感が定まらない展開はまだまだ続くはずです。ドル円は、107円台の値動きが継続していますが、材料次第で上にも下にもいくらでも動く余地がありそうに思えます。 目下の新型コロナウイルスの感染拡大以外の材料としては、各国の中銀当局の動きだと思います。12日にECB理事会、17日と18日にFOMC、18日と19日に日銀政策決定会合と、各国の中銀当局の会合が予定されています。 いずれも、何らかの施策及びメッセージを打ち出してくると思われます。市場では、当面これを見極めたいという気分が強くなるものと思われます。よってこれらイベントを通過するまでは、大きく売られにくい地合いだといえます。 ともあれ、まだまだ市場がリスクを取っていくような地合いには程遠く、株価もドル円も下目線だと思います。当面は慎重に取引していきましょう。 17:00 南ア10-12月期 四半期経常収支 21:30 米2月チャレンジャー人員削減数 22:30 米10-12月期 四半期非農業部門労働生産性 22:30 米週次新規失業保険申請件数 24:00 米1月製造業新規受注 26:00 英カーニーBOE総裁発言
こんにちは。ダメおやじです。 昨日は東京から前日の株の大幅高が嘘のように円高の動きとなり日経平均も下げました。 ただ、全般に動きは少なくG7財務相や中銀総裁の発言待ちとなりました。 そんな時に突然、パウエルさんが緊急に50bpの利下げをしたのにはビックリでしたが、事前に今週中に利下げ断行とも言われてましたし、先週から米金利が下げ続けていたので大きな影響はないと思いました。 ただ株が大きく下げており、パウエルさんも記者会見で追加利下げを示唆し、株価対策に臨んだのですが、株価下落は止まらず、市場も追加利下げ観測を織り込み始めているようです。 本日は東京で黒田さんの会見が有ると思いますが日銀は手詰まり感が有り、株買い程度しか出来ないのでしょうか。 NYではISM非製造景気指数が有りますが今は指標には反応は少なく株価や要人発言で動きそうです。 ドル円ですが、週足のサポートライン108.40円がレジスタンスとなり(レジサポライン)、戻り売りとなっていますが下値も目先は106円、ただ追加利下げをすると105円割れも考えられそうです。 ポンド円ですが次は英の利下げと思っています。上値は138.20円、下値は136.50円と見ています。 今週、ドル円の動きでクロス円も決まりそうです。頑張りましょう。
先週はコロナショックにより大きく下落したドル円ですが、昨日は下げ過ぎ感からの戻しが入ったものの、108.50円付近まで戻した後、欧州タイム以降は再び107円台に下落し、安値圏で大きな上ヒゲをつけるチャートとなりました。 先週はパウエルFRB議長が「景気を下支えするために適切に行動する」と発言し、利下げを示唆したことで3/18のFOMCにて0.5%の利下げが100%織り込まれています。昨日は日銀黒田総裁が異例の談話にて5000億円の国債買い入れを発表しました。ラガルドECB総裁からも声明の発表もあり、世界規模での経済損失に歯止めをかけるべく各国が協調して動く日が近そうです。 とはいえ日銀が5000億円を資金供給したところで個人的な消費マインドは変わりません。企業に対して手当をすることは必要でしょうが、個人としては今すぐ買い物に出掛けたり旅行に行ったりする気にはなれないのが実情です。ワクチンの治験が早い段階で始まる話もありますが、実際に承認されて使えるのは夏以降となりそうであり、個人としてできることは感染拡大を防ぐために手洗い・うがいといった基本的なことをするのがよさそうです。今回の相手はウイルスというお金では勝てない相手なので、マインドの落ち込みは相当長引くのではないでしょうか。3月の期末に向けて決算セールによる売上を期待していた企業にとっては大きな痛手であり、雇用側と労働側どちらも及び腰となってしまいます。この状況が続く限り、リスク回避のセンチメントは継続すると考え、本日もドル円やクロス円の戻り売り狙いとしておきたいと思います。
先週末の米国株はダウが7日続落、NYダウ357ドル安(-1.39%)、ナスダック0.8ポイント高(-0.01%)でした。為替市場はリスク回避の円高。 NYダウは週間で3,583ドル下落し、過去最大の下げ幅を記録。ドル円は107円半ば、年初来安値付近まで下落しました。 新型肺炎の世界的な拡大が続いており、韓国・日本・イタリア・イランでの広がりに加え、ドイツ・フランスでも感染者が急増しています。 NYダウが7日続落、週間で3,583ドル過去最大の下げ幅を記録して2月相場が終了。 今月は米国株の短期的なリバウンドに期待。ドル円、クロス円も小幅な戻しはあるかもしれません。 市場では新型肺炎がメインテーマになっており、引き続きこの話題とFRBの対応に注目です。 投資戦略は、ユーロドル押し目買いとします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
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