みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは-730ドル安、日経平均株価も-517円安の21995円で引けました。ただ、ドル円は一時107.89円まで上昇、クロス円も連れ高となっています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 25595.80(+580.25 +2.32%) ・日経平均 22335.00(+90.00 +0.40%) ・NY金先物 1781.20(+0.90 +0.05%) ・NY原油先物 39.70(+1.21 +3.14%) 【経済指標】 ★★★ 23:00 (米) 5月住宅販売保留指数(前月比) 前回:-21.8% 予想:19.7% 結果:44.3% 【本日の戦略】 先週末は、新型コロナウイルスの感染第2波への懸念で円高株安が進んでいましたが、週が明けると次第に買戻し優勢となりました。ドル円は一時107.89円まで上昇、クロス円も連れ高となっています。直近で患者数が急増していたフロリダやカリフォルニアでの新規患者数がやや鈍化したものの、それ以外買い材料は出ておらず、引き続き警戒は必要でしょう。米利回りは0.632%と小幅に低下しているので、買い一巡後は様子見と予想します。 通貨別にはポンドが下落、EUとの貿易交渉再開で難航が予想されていて、ポジション解消の売りが出た様子。一方、ジョンソン英首相は本日大きな計画を発表すると述べており、景気回復のための刺激策の概要に期待が集まっている面もあります。 【経済指標】 ★★★ 23:00 (米) 6月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 前回:86.6 予想:90.0 ★★★★★ 25:30 (米) パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 107.00〜107.95↓ ・ユーロ円 120.00〜122.00→ ・ポンド円 131.00〜133.00↓ ・豪ドル円 73.00〜74.20 → ・ユーロドル 1.1200〜1.1300→ ・ポンドドル 1.2100〜1.2350↓ ・ドルスイス 0.9400〜0.9580↓ 【通貨の強さ】 ユーロ>ドル>豪ドル>ポンド 【注目通貨】 ・ポンド(EUとの貿易交渉再開)
最近は相場の中で「コロナの第二波」が多く取り上げられるようになり、例えば「北京の一部の区域の封鎖」「テキサス州の経済再開停止」等があったり、アフリカ、インド、中南米での感染がどんどん拡大している等、実際にリスクも高まってきております。 そこで、今回はコロナショックの時の値動きを振り返りながら、今後の第二波リスクに備えたいと考えております。 まず、コロナショックの時の下落は、「株価の落ち幅がとんでもなかった」ということ以外に ・コロナの感染拡大がかなり言われるようになってから、ある程度日を置いてからの急落であった ・為替は現金化の流れが強く、基本的に流動性が高い順番に強いという展開になった ・経済停滞リスクから資源価格が大きく落ち、資源国通貨である豪ドルやメキシコペソ等が特に大きく売られた(豪ドルは一時NZドルと逆転する「パリティ割れ」までいきました) ・金等の「安全資産」まで売られた ・金融政策や経済指標などは一切無視した独自の値動きをした ということがあります。 まず「感染拡大が言われてから時間をおいて起こった」という点は、「今既にコロナ第二波が警戒されているけどこのくらいの下落だから大丈夫」という楽観論を採用できないことの実証であり、今後も注目する必要があります。あの時はサウジとロシアの減産合意不成立をトリガーにしましたが、今回も米中対立や大統領選等、他にも「下げるトリガーになる事象」は色々とあり、注意が必要です。 もしショックが起こった場合、現金化の流れが起こり、為替相場の強弱は流動性の順番になる、安全資産も売られる、金融政策一旦無視といった展開にはなるだろうと思いますが、資源の下落については、「経済停滞をどの程度の規模で行うか」ということによるので、これは前回通りに動くかは分からず、ここは注目すべきかと思います。(感染が広がったら結局経済止めるしかないとは思いますが、ブラジルやスウェーデンのようにそれでも無視して再開していく可能性もなくはない) なお、日本でも東京で明らかにコロナの感染者数が拡大しておりますが、何故か全体的にコロナへの関心が落ちてむしろ経済再開に傾いている感じはあり、正直不安で仕方はないですが、今のところは相場に影響するようなレベルではなく、また、仮に日本で多少拡大したところで、「他の国に比べればマシ」というレベルで止めようとするとは思うので、日本の状況はそこまで相場に影響しないだろうとは思っております。
今日の午前の東京市場で、ドル円は107円10銭台での推移になっており、株式市場の堅調などを受けて、目先の値動きは安定しています。 昨夜のダウは大幅上昇で取引を終え、今日の日経平均株価もここまで3桁の上昇。株高を材料にして、昨夜から強まっているドル買いが、ドル円の下値を支えています。 目先のドル円は比較的値幅が出てきています。昨日25日には、ECBが非ユーロ圏の中央銀行にユーロ流動性を供給する新ファシリティ(EUREP)を創設すると発表したことで、ユーロの需給悪化を懸念してユーロドルは下落。 これをきっかけに、市場では全体的にドル買いが強まりました。これを受けドル円でも107.45円まで上昇する場面もありました。もっとも、その後の株価の動きなどを材料に、既に上値を消した格好になっています。 とはいえ、今日はここからは、大きく動いてくるような雰囲気ではなさそうに思えます。 週末を控えてのポジション調整で大きく動きにくい地合いであることに加えて、各国の感染第2波懸念や政治的な国際対立など、このところ燻り続けている先行きへの懸念材料がいまだ何らの解消に向かっておらず、上値を攻めていけるようなムードは希薄です。 実際、アメリカでは24日の新規感染者が過去最高を更新したと報じられています。当初焦点になってきたニューヨークでの感染爆発こそ落ち着きを見せているものの、いまだにアメリカは新型コロナウイルスとの戦いの最中にあります。さらに、米国を中心とした西側諸国と中国との政治的対立の悪化懸念も先行きの不安材料です。 もっとも、明るい材料として、昨日、FRB、OCC、SEC、CFTCが金融機関の投資制限であるいわゆるボルカールールの緩和を承認しました。 これにより、株式市場への資金流入と株価押上げが期待されています。先行き不透明な中で、当面の需給的支えになると思います。 なお、今夜はアメリカでミシガン大学消費者態度指数をはじめ、いくつか指標があります。週末を控えているとはいえ、内容次第では、欧米時間の為替市場に多少動きが出てくる可能性もあるので注視しましょう。 15:00 独5月輸入物価指数 15:45 仏6月消費者信頼感指数 17:00 ユーロ圏5月マネーサプライM3 20:00 メキシコ5月貿易収支 21:30 米5月個人所得 21:30 米5月個人消費支出 23:00 米6月ミシガン大学消費者態度指数
こんにちは、ダメおやじです。 昨日のドル円は前日、106.07円まで売った投資家の買い戻しやコロナ感染の拡大で株価が大幅安となり今まで株高で買われていた豪ドルドルやユーロドル、ポンドドルを売ってドル買いに出た事で106.98円まで大きく上昇しました。 昨日の動きを見ると暫くは株高=ドル安、株安=ドル買いの動きになるのかもしれないですね。 ポンド円は今週も先週と同じく週明け買われた後は上下に振れながらも戻せば売られる展開です。ただ、大きく値が振れるので安値売りは避けたいですね。 昨日はポンドドル安や米が英欧に新たに関税を課すとの報道が嫌気されました。 また、日英の通商交渉が進展しない事や英EUの交渉が頓挫していることも売り要因です。当然、英景気の大幅悪化も有りますが。 本日のポンド円は高値が133.50円、安値が132円と見ています。 本日も特に重要指標は有りませんが欧州では新たにユーロポンドに関してニュースが出る可能性はあります。 NYではGDP改定値が有りますが株価動向や要人発言に注意ですね。 本日も頑張りましょう。
昨日のドル円は東京タイムに107円台に上昇していた状態が、NYタイムに入るとともに反落し、106円台前半まで下落しました。特に目立った材料があったわけではなさそうですが、謎の急落により東京タイムの流れに乗ろうとしていた人にとっては痛い下落だったかも知れません。 謎といえば金市場と株式市場がおかしなことになっているようです。通常は株価が上がれば金価格は下がり、株価が下がれば金価格が上がるというのが一般的な相関性となります。しかし昨今は株価も金価格も共に上昇しています。過剰流動性により投機先が分散されているように思えますが、新型コロナというリスク要因があり続ける中で、株式への投資だけでは不安があり、金にも資金が流れているのでは、といったところでしょうか。 アノマリーが崩れると、過去の経験則に即したトレードをすることが難しくなります。このような状態で個人トレーダーがとるべき手段は2つ。勢いに任せてガンガン攻めるか、正常化するまで様子を見るか。どちらも正解であると言えますし、どのように行動するかは個人の判断だと思います。 長い目で見たときに、勝ち分が負け分より上であれば良しと考えるのであれば、自分の知らない相場環境では負ける確率が高まると見て何もしないという選択肢を取るもありでしょう。逆にこのような状態こそ勝機と見て、全力勝負するというのもありだと思います。最もやってはいけないことは退場することであり、退場さえしなければトレードのやり方は自由です。 さて、本日は午前中にRBNZ政策金利発表があります。ニュージーランドはコロナの影響をあまり受けておらず、6月には勝利宣言を出しています。経済活動への影響もそれほどないようなので、世界的な緩和政策に追随することはないでしょう。その意味では、NZドルは買い目線で見ておいてもよいのかも知れません。ドル円としては昨夜の下落後に下ヒゲを出してやや戻しているので、戻り売りを狙うのが良さそうです。
22日の米国株は上昇、NYダウ153ドル高(+0.59%)、ナスダック110ポイント高(+1.11%)でした。為替市場はリスクオンのドル安>円安。 ナスダックは1万ポイントを回復して最高値更新。アップル株も最高値を更新しました。 パンデミック前から強かったナスダック指数は、パンデミックによるハイテクへの資金シフトにより、さらに強くなっています。 為替市場はリスクオンのドル安>円安。ユーロ、ポンド、豪ドルが買われました。ドル安によりユーロドルは1.1270付近、ドル円は106.90付近で推移しています。 経済指標は、米5月中古住宅販売件数391万件(予想420万件)と予想を下回りました。 投資戦略は中長期でユーロドル押し目買いとします。それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
日本のプロ野球が先週ようやく開幕し、県をまたいだ移動自粛も解除とあっていよいよ本格的な経済活動再開の兆し。私もあちこち出かけて活動しているのですが、なんとなく暑さが身体に堪える・・・ それもそのはずで、本来4、5月と徐々に暑くなっていくのに合わせて身体が順応するのが通常のプロセスですが、今年はその2ヶ月間をほとんど自宅で過ごしていた為、身体が順応せず、今年は例年以上に熱中症などに対する対応策が必須のようです。 【本日の指標】 本日はNY時間において米国の住宅関連の指標が発表される予定ですが、特段相場を動かすほどの指標ではありません。その他も小粒であり、本日は指標によって動く相場とはならない見込みです。 【本日の戦略】 週の戦略で述べました通り、方向性が見えない相場が続きます。次なる相場が動くネタを探す状況でありますが、相場を動かす要因として米国の大統領選挙が挙げられます。選挙自体は11月に行われる予定なので大分先の話となりますが、民主党側の対抗馬が決定したとあり、これからいよいよ共和党対民主党と言う図式が本格的にスタートすることとなります。 去る20日にはトランプ大統領も3ヶ月半ぶりとなる選挙集会を開催したとの報道があったばかり。昨今の選挙はSNSを積極的に使った攻勢が取りざたされており、その中には巧妙なフェイクニュースなども含まれます。先日も大統領のツイッターに対し、ツイッター社自身が警告ラベルを取り付けるなど、投稿の内容はさておき、投稿自体を巡って対立が激化。SNSの規制なども選択肢として挙げられている模様。今後も同様の流れは継続するものと思われ、どちらかが勝利するという図式はあり得ず、対立ばかりが深まっていくものと予想します。 また、前回の大統領選挙ではロシアによるSNSの直接的操作によってトランプ大統領勝利に貢献したという過去の事例もあり、主要なツールとなっているのが事実です。どちらが勝利するかによって相場がどう動くかというのがはっきりするのはまだ先の話となりますが、二選がある意味前提となっているのもあり、それに対してどう対抗するかがポイントとなりそう。前回の大統領選挙実施時には開票から当選確実がわかったのが日本時間の午前中から昼にかけてで、株式相場、為替相場いずれも大変動があったのも記憶にあります。今後も選挙に関する報道とそれに関連する相場の動きには注意したい場面が続きます。
昨日は新型コロナウイルスの2次感染拡大懸念や新規失業保険申請件数等を受けNYダウは軟調な値動きに、ドル円は軟調な推移も106.70円付近では底堅く推移しました。 ユーロやポンドに対してはドルは強い動きで、ユーロドルは1.1186ドル、ポンドドルは1.2416ドルの安値を付けました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 08:30:日・5月全国消費者物価指数 15:00:英・5月小売売上高 21:30:加・4月小売売上高 26:00:パウエルFRB議長の発言 昨日のドル円は東京午前に106.70円付近まで下落もその後は反発し欧州時間は107.13円まで上昇、NY時間は軟調で106.67円の安値を付けるも終盤107.10円まで反発しました。今日上昇すると107円台中盤へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると106.60円付近を維持できるか注意したいです。 昨日のユーロドルは東京・欧州時間は1.1220ドル台〜1.1260ドル台で推移もNY時間は軟調な値動きで1.1186ドルの安値を付けました。今日も軟調な動きとなると1.11ドル台中盤への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると1.12ドル台中盤へ上昇できるか見たいです。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、前日の流れを引き継ぎ円が強い位置で加速。さらにユーロも弱い位置で加速するなか、豪ドルやNZドルがやや上げ、北米が位置を落とすなど、「リスク回避型」とはまた違った形で少し複雑な力関係変化が見られましたね。 報道などではコロナウィルスの第二波への懸念や地政学的リスクが原因、のような書かれ方が多いですが、個人的にはコロナの第二波はあまり意識せず、力関係などを含む一次データの変化を最重要視、次に中銀の動きや株、商品市場との関連、そして地政学的リスクという優先順位をつけています。 中銀の動きや地政学的リスクは中長期的に影響を及ぼす要因ですが、報道などを見ているだけでは後付けのものも含まれていて混乱することがあるので、力関係などの一次データの変化を重視しながら見ていくのが良いですね。 その中銀関連に関しては今夜英中銀(BOE)の金融政策が決定されます。まず政策金利は据え置き予想であるものの、時折マイナス金利導入という話も出ており、今回据え置きであっても将来的に導入の可能性があるかという点次第で大きく動く可能性も。 また資産買い入れ枠の規模が現状の6,450億ポンドから7,450億ポンドに拡大される見通しで、こちらもこの市場予想よりさらに拡大される可能性も出ていますので、発表内容はもちろんのこと、その後の声明や要人発言には注目したいところです。 その他には午前中に豪雇用統計、夜には米新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀景況指数、景気先行指数の発表が予定されていますので、この時間帯前後の動きには注意ですね。 ではまず火曜から水曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、水曜はNZDが-0.01%、CHFが-0.05%、AUDが-0.21%、USDが-0.26%、GBPが-0.34%、CADが-0.41%、EURが-0.42%となっていて、力関係は【JPY>NZD>CHF>AUD>USD>GBP>CAD>EUR】という形に。 火曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【CAD>JPY>USD>GBP>CHF>NZD>AUD>EUR】でしたから、円が強い位置で加速していること、強い位置にあったカナダドルや米ドルが弱い位置に変化したこと、ユーロが弱い位置を維持していること、オセアニアが位置を上げたことなどが見て取れます。 続いて8時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けて各通貨ともに下向きとなっていますので、現状は円買いの動きが出ればショートのチャンスになりやすい状態。そうなった場合には力関係上弱い通貨を売って円を買う形が低リスクな攻め方です。 逆に円売りの動きが強く出ると各通貨の短期トレンドは改善し、勢いが強ければ上向きに変化してロングのチャンスとなる通貨ペアが増えてきます。この場合は力関係上強い通貨、かつ値幅が出やすい通貨を買って円を売る、という形で攻めるのが低リスクといえますね。 個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので、短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものをリスクの低い方向に攻めるという基本戦略。 また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは+157ドル高、日経平均株価は+1051円高の22582円で引けました。ドル円は107.20円台へ下落、クロス円も反落しています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 26289.98(+526.82 +2.04%) ・日経平均 22250.00(+335.00 +1.53%) ・NY金先物 1736.50(+9.30 +0.54%) ・NY原油先物 38.38(+1.26 +3.39%) 【経済指標】 ★★★★ 21:30 (米) 5月小売売上高(除自動車)(前月比) 前回:-17.2% 予想:5.3% 結果:12.4% 【本日の戦略】 昨日の昼ごろ、「トランプ政権が1兆ドル規模のインフラ計画の提案を準備している」との報道があり、ドル円は一時107.64円まで上昇しました。しかし、その後は上値が重くじり安となっていて、強い戻り売り圧力も見られます。昨晩発表された米5月小売売上高が、予想5.3%に対し結果12.4%と予想を大幅に上回ったことは買い材料ですが、新型コロナウイルスの感染第2波への警戒が重しに。アメリカでは、フロリダ州とテキサス州で感染が拡大したほか、中国の北京市がすべての学校を閉鎖するなど、再び懸念が出てきています。北朝鮮が、韓国との融和の象徴ともされていた南北の連絡事務所を爆破したことも冷や水となりました。 昨晩のNYダウは+526ドル高と大幅反発したものの、序盤の+800ドルからは上値を縮めていることから、株式市場も戻り売りの強さがうかがえます。昨日までは買戻し基調でしたが、本日は戻り売りや利食い売りに押され、全体的に下落すると予想します。通貨別には、中国や北朝鮮問題の影響で、オセアニア通貨が弱いでしょう。 【経済指標】 ★★★★★ 25:00 (米) パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 106.50〜107.50 ↓ ・ユーロ円 119.50〜1421.00 ↓ ・ポンド円 133.80〜135.50 ↓ ・豪ドル円 73.00〜74.30 ↓ ・ユーロドル 1.1200〜1.1350 ↑ ・ポンドドル 1.2450〜1.2600 ↓ ・ドルスイス 0.9400〜0.9600 ↓ 【通貨の強さ】 ユーロ>ポンド>ドル>豪ドル 【注目通貨】 ・豪ドル(中国北京市での全学校閉鎖)
昨日は、日本時間から欧州時間の前半にかけてはリスクオフの流れが続き、ダウも一時24,500を割れ、さらに新興国通貨や原油は当然として、金価格や仮想通貨、豪ドル/NZドルまで下がり、その上でドルは若干上がるというように、コロナショックの時をほうふつとさせるような値動きをしましたが、その後ダウは26,000まで戻しております。個人的にも月曜朝に25,000前後でダウを買って、24,550でロスカットしてからの上げだったので、完全に「やられた」という感じでした(笑) 今週の見通し記事でも書いたように、先週の下落については、コロナの第二波といっても本当に今更なこと、また、値動き的にもコロナショックの時と違って「ごく普通のリスクオフの動き」であったこと、さらに25,000という重要節目の前で止まったことから、単なる調整だと思っておりました。 昨日の値動きを見た上でアップデートしても、基本的にその見通しは変えておらず、昨日はヒヤッとして早々に切ってしまったものの、見返すと25,000の節目は超えたもののちょうど次の以前の「サポレジ転換」の辺りで止まっており、また他の資産の動きを見ていても、今時点では「リスクオン方向のポジションで短期トレード」というシナリオは変更しなくても良いのかなと思っております。 個人的によくトレードしている豪ドル/NZドルという通貨ペアについても、昨日一時1.06割れがありました。この通貨ペアは、豪ドルとNZドルというかなり似たような値動きをする通貨同士のペアなのでかなりのレンジ相場であり、ここ数年だと1.0〜1.15と15%のレンジ、長期で見ても1〜1.4の40%のレンジにほぼ全てが収まるようなペアです。 この通貨ペアの方向性を決めるのは基本的に豪とNZの金融政策の違いであり、今だと昨年の11月くらいまでの1.066〜1.084くらいのレンジか、オーバーシュートして1.1超えもあるかなと思っていたのですが、今のところ1.058〜1.089と、この通貨ペアにしては珍しいくらい値動きをしております。(通常レンジになる時は200pipsくらいのレンジ幅が多く、トレンドが変わる時は金融政策の変更や大きな陽線・陰線等、分かりやすいサインが出ることが多い) 今のところ、下げる理由が「リスクオフの巻き込まれ」くらいしか考えづらく、下に大きく抜けていく展開は想像しづらいので、リピート注文や指値注文等も使って買い下がりでトレードしていくと利益を出しやすい展開なのかなと思っており、私もそういう感じでトレードしております。
先週木曜日に生じたダウの急落は、今更驚きはないとはいえある程度インパクトがありましたが、日経平均は踏みとどまりました。 金曜日の日経平均は167円安と下げ幅は限定的なものに留まりました。さらに、日経平均株価の堅調を受けて、金曜のダウも大幅に反発。 一時は、前日比800ドルを超える上げ幅を見せました。その後は取引時間中に徐々に上げ幅を縮小するも、結局477ドル高で取引を終えています。 ドル円は、木曜には一時106円台半ばまで下落する場面もありましたが、金曜以降は為替市場もドル円107円台で安定。これ以上の本格的な円高方向には向かっておらず、目先の為替市場は安定しつつあるのかもしれません。 他方、ユーロドルは小幅に下落して、1週間ぶりとなる安値圏に入っています。 週明けも、株安ではじまっているもののドル円は107円台を維持し、早々悲観一色になるようなムードではありません。 先週半ばでのドル円の下落は、悲観の広がりというよりは今までのリスオンの巻き戻し色が強い流れでした。米雇用統計を受けての強気のムードのなかでも円安のトレンドは強まらず、ドル円がやや膠着状態になっていたところで、2022年までのゼロ金利継続を示したFOMCをはさんで市場のムードがリスクオフに傾いたことが要因です。 メディアでは、木曜日のダウの急落は、アメリカにおける感染第2波リスクへ警戒によるものだ、と報道されていますが、実際の理由ははっきりせず、その理由はあまり重要ではないでしょう。ここまでの上げ過ぎに対する急速な調整とみるべきです。 とはいえ、週明けの為替市場も、不安定な展開になることが十分予想されます。ここでムードが決定的に悪化したとは考えていませんが、様子見基調が強まることが想定されます。実際、週明けの今日の日経平均株価は前週末で200円を超える下げになるなど、売りが先行する展開です。 なお、15日と16日には、日銀会合が予定されていますが、FOMCに続きどういった内容が発信されるか注目されます。また、材料としては、アメリカの5月の小売売上高や鉱工業生産が注目されます。 11:00 中国5月小売売上高 11:00 中国5月鉱工業生産 13:30 4月第三次産業活動指数 15:30 スイス5月生産者輸入価格 18:00 ユーロ圏4月貿易収支 21:30 カナダ4月製造業出荷 21:30 米6月ニューヨーク連銀製造業景気指数 29:00 米4月対米証券投資
こんにちは、ダメおやじです。 昨日はFOMCでの2022年まで0金利を維持、イールドカーブコントロールは検討中とのパウエルさんの発言を受けてドル円は106.57円、ポンド円も134.57円まで急落しました。その後は小幅に戻しましたが戻りが鈍すぎます。 また、一心不乱に株を買い続けていた投資家もパウエルさんの2022年まで0金利発言で米経済はそんなに悪いのかと思ったようで、一斉に売りに回り1800ドル1800越えまで下げ、急落です。 原油も大きく下げ完全にリスクオフの動きですね。このリスクオフの動きは暫く続くと見ています。 ドル円は国内実需の買いや個人投資家の利益確定の買いで上下に振れながらですが100円狙いと見ています。 ポンド円の方が下げるスピードが早くEUとのブレグジットが旨く行かなければ目先、125円狙いと見ています。 本日は英GDPが有りますが悪そうです。 週末、頑張りましょう。
先週までは過剰流動性相場でリスクオンという声があちこちで聞こえましたが、今週は週初からドル円が反落しており、雰囲気がガラリと変わっています。お金が余れば株が買われる。皆が株を買えば、取り残されまいと株を買う。こうして正当な評価以上に株価が釣り上がったところで、ハイエナが利益を奪う。先週から今週にかけての相場はこのような印象です。 さて、午前3:00に発表のあったFOMCでは政策金利は据え置き、量的緩和は維持することが発表されました。政策金利については今後2年ほどゼロ金利を維持する見通しが示され、注目されていたイールドカーブ・コントロールの導入は見送られました。 イベントを通過したことで、株価は一旦調整に入るのではと考えていましたが、NYダウは282ドル安とそれほど大きな下落には至っていません。為替が先行して反落していることに対し、日経平均株価やNYダウは一服遅れて下落するのではと考えていますが、FRBは量的緩和ペースを維持することとなったため、過剰流動性の状況は変わらず、調整があったとしてもいずれ上昇傾向に戻ることが予想されます。 明日はメジャーSQを控えており、株価が荒れる可能性が高まりますが、本日から明日にかけて株価が安定した後は買いと考え、クロス円は押し目(ドル円は行って来い状態ですが特に大きな押し目)と捉えて買い狙いで見ていきたいと思います。
9日の米国株はまちまち、NYダウ300ドル安(-1.09%)、ナスダック29ポイント高(+0.29%)でした。為替市場は円高ドル安へ変化しました。 ドル円は終始軟調な値動きとなり、107円台後半へ下落。109円台へ上昇する前の水準まで下落しました。ユーロ円、ポンド円、豪ドル円も軟調に推移していましたが、ドル安に変わったため値を戻しました。 今週は本日夜中3時に発表されるFOMC結果・経済金利見通しと、3時半〜パウエルFRB議長会見が予定している最大のイベントになります。 FOMC結果、パウエル議長の発言と値動きに注目しています。発言を予測するのは困難なため、内容を確かめてから投資戦略を考えます。 投資戦略はFOMC待ちで様子見とします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
緊急事態宣言終結からもはや2週間弱の経過。私も先日久々に電車に乗って会社に行きましたが、首都圏の朝のラッシュ時間にもかかわらず車内は以前ほどの混雑もなく、やはり企業や学校の活動が100%まで戻っていないのかと感じます。それでも久々の土日の駅前の活況を見ると、ようやく普段通りの生活が戻ってくるように思えて嬉しいかぎり。あとは経済活動が100%の水準まで戻ることを期待します。 【本日の指標】 本日は米国においてFOMCが開催されています。本日は初日で、なんらかの動きが期待できるのは明日の二日目。特にFRB議長会見が注目ポイント。ということで、どちらかと言えば本日は様子見となる模様。その他には相場を動かすような指標はありません。 【本日の戦略】 先週末の雇用統計から始まったポジティブサプライズ相場。その勢いを借りる形で昨日の東京市場では日経平均株価が2万3千円という水準に。コロナが始まる前はこの水準でウロウロしていただけに、ようやく巡り巡ってここまで到達した感があります。やはり円安というのは国内企業にとっては強い追い風の一つとなる模様。 また、株価に加えて原油市場も徐々に活気を取り戻しつつあり、1バレルあたり40ドルまで到達したのも追い風となったようです。勢いはとどまらず、月曜日のNY市場においても継続し、株式相場は活況一色となりました。一方で為替相場は円安から一息ついての108円まで下落したところで火曜日の朝を迎えています。 さて、本日から開催されるのはFRBによるFOMCで、今後の米国経済を占う上で重要な会議となります。特に日欧が既にその状態に入ったマイナス金利の導入。先月までは米国によるその政策選択が焦点となっており、実施の時期とその効果が様々なところで議論を呼んでいたところでの今回の雇用統計の結果。FOMCが相変わらず難しい舵取りを迫られている事には変わりありませんが、相場の反応としては仮に米国のマイナス金利導入といった相場への大インパクトの可能性が下げられたのではないかと考えています。ポジションには変わりなく、FOMCの結果を待ちたいと思います。
先週5日は、この日発表された米雇用統計で5月非農業部門雇用者数が市場予想-800.0万人に対し結果250.9万人、5月失業率が市場予想19.6%に対し結果13.3%と共に予想外に強い結果となったことからリスクオンの動きが強まりNYダウは前日比+829.16ドルの27,110.98ドルと大幅続伸、ドル円は109.85円の高値を付けクロス円も堅調な値動きが継続しました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 08:50:日・第1四半期GDP・改定値 15:00:独・4月鉱工業生産 21:15:加・5月住宅着工件数 先週5日のドル円は東京・欧州時間は109円台前半で推移、NY時間は堅調に推移し109.85円の高値を付け109.59円で引けました。今日堅調な動きとなると109円台後半〜110円付近へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると109円台前半〜109円付近への下落が考えられます。 先週5日のユーロドルは欧州序盤に1.1384ドルの高値を付けるもそこからは反落しNY時間は1.13ドルを割り込む動きとなり1.1292ドルで引けました。今日堅調な動きとなると1.13ドル台中盤へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.12ドル台中盤への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、前日の流れを引き継ぎユーロやNZドルが強い位置で加速、一方でドルや円が弱い位置で加速してドル円クロス円の短期トレンドは明確な上向きに。ECB理事会の内容でさらにユーロが強くなった格好ですが、もともと前日から強かったわけで、ここ最近では珍しく力関係がほぼ同じ位置で2日継続する形となりました。 また相場のムードとしても全体的に「リスク選好型」が続いていますので今夜の米雇用統計でこの流れがさらに加速(もしくは維持)するのか、それとも一旦利益確定含めて調整へと変化していくのかが注目ポイント。 雇用統計の事前予想は非農業部門雇用者数が-800万人、失業率が19.5%。もともと事前予想と結果の乖離が大きく、それ故に発表後に大きく動きやすい、というのが雇用統計の特徴なわけですが、今回はその乖離幅も大きくなるかもしれません。 そうなると動きが大きくなる可能性も高いわけですが、注意すべきは前日までの流れ。雇用統計の場合結果が良かったからと言ってかならずドルが買われるわけではありません。「期待で買われて結果で売られる」ということもありますので、好結果=ドル買いと安易に考えないようにしておくとともに、前日までの力関係がリスク選好型だったので、週末の調整でそれに対する戻し(力関係の逆転)が起こることも想定しておきたいですね。 ではまず水曜から木曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、木曜はEURが1.19%、NZDが0.94%、CHFが0.89%、AUDが0.60%、GBPが0.42%、USDが0.29%、CADが0.27%となっていて、力関係は【EUR>NZD>CHF>AUD>GBP>USD>CAD>JPY】という形に。 水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【NZD>EUR>AUD>GBP>CAD>CHF>USD>JPY】でしたから、全体的に水曜の位置関係を維持したまま推移していることがわかります。 続いて10時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けて各通貨ともに明確な上向きとなっていますので、現状は円売りの動きが出ればロングのチャンスになりやすい状態。そうなった場合には力関係上強い通貨を買って円を売る形が低リスクな攻め方です。 逆に円買いの動きが強く出ると各通貨の短期トレンドは悪化し、勢いが強ければ下向きに変化してショートのチャンスとなる通貨ペアが増えてきます。この場合は力関係上弱い通貨、かつ値幅が出やすい通貨を売って円を買う、という形で攻めるのが低リスクといえますね。 個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので、短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものをリスクの低い方向に攻めるという基本戦略。 また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは+267ドル高、日経平均株価も+288円高の22613円で引けました。ドル円は一時108.98円まで上昇、クロス円も全面高となっています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 26269.89(+527.24 +2.05%) ・日経平均 22915.00(+265.00 +1.17%) ・NY金先物 1704.80(-29.20 -1.68%) ・NY原油先物 37.29(+0.48 +1.30%) 【経済指標】 ★★★ 21:15 (米) 5月ADP雇用統計(前月比)前回:-2023.6万人 予想:-950.0万人 結果:-276.0万人 ★★★★ 23:00 (米) 5月ISM非製造業景況指数(総合)前回:41.8 予想:44.5 結果:45.4 【本日の戦略】 <好材料で円安株高が進む> 昨晩発表された米5月ADP雇用統計は、前回-2023.6万人に対し予想-950.0万人だったところ、結果-276.0万人と予想以上にダメージが少なかったことが分かりました。マイナスではあるものの、予想の3分の1程度だったことはマーケットにかなり安心感を与えたほか、明日の米雇用統計への期待感も高めています。先ほど、ドイツ連立与党が第2次景気支援策で1300億ユーロ規模の合意がなされたことも買い材料。 NYダウが+527ドル高と大幅続伸したほか、ドル円は一時108.98円まで上昇、クロス円も全面高となっています。ドル円はひとまず109円乗せと予想、明日の米5月雇用統計も予想を上回っていれば110円が見えてくるでしょう。とはいえ、マーケットと実体経済との乖離が大きいと思われるので、いずれまとまった利食い売りが出てくることになると思われます。 【経済指標】 ★★★ 21:30 (米) 前週分新規失業保険申請件数 前回:212.3万件 予想:180.0万件 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 108.50〜109.50↑ ・ユーロ円 121.80〜123.00↑ ・ポンド円 136.50〜138.50↑ ・豪ドル円 75.00〜76.00 → ・ユーロドル 1.1150〜1.1300↓ ・ポンドドル 1.2520〜1.2650↑ ・ドルスイス 0.9570〜0.9700↑ 【通貨の強さ】 ドル>ポンド>ユーロ>豪ドル 【注目通貨】 ・ドル(予想を上回る米経済指標や米利回りの上昇)
今週は、クロス円、ドルストレート通貨、株価、仮想通貨が全部上がり、かなりのリスクオン相場になっております。今週の見通しでも「普通に考えれば『一体どこにリスクオン要素があるのか』という感じではありますが、こういう時のリスクオンは、上がれば上がるほど売りも入って燃料がどんどん補充されることで、意外としつこい&予想外に高値をつけたりすることもままある」と書きましたが、今回は、何故こういう風に「相場は理不尽なのか」ということを解説します。 まず自分がドル円を買うというのは、ドルを買って円を売るという行為であり、これは、逆に「円を買ってドルを売る」相手がいなければ成立しません。 FXの場合、多くはFX会社がその反対売買の相手となりますが、FX会社も他の投資家のドル円の売りと相殺したり、カバー先にドル円の買いを流したりして、さらにそのカバー先金融機関も同じように他のお客さんからの注文と相殺し、さらに別の金融機関に流し・・・・と、世界のどこかには必ず「ドル円売り」の人がいます。 つまり、自分がドル円を買って利益を出すときは、必ず相場の反対側に誰かドル円を売って損を出している人がいるということであり、さらに言うと手数料等もあるため、市場のトータルで見ると、ゼロサムないしはマイナスサムとなります。 そして、このことは、言い換えると、「自分が損をしている時は、誰かが得をしている」ということでもあり、「他人のロスカットは蜜の味」と表現されるのはそれが理由です。 そしてこの「他人のロスカットは蜜の味」というのが相場が理不尽な最大の理由で、つまり皆が下がると思って売りを入れると、どこかに「売りのロスカットポイントの塊」という、「非常に美味しい」部分ができます。 そうなると、投機筋としてはまずそこを狩りに行くことを目指すことになり、そういう時に次から次へと売りが入るのは、それが押し返しきるほどの強いものであれば下落要因になるものの、中途半端であれば「単なる燃料」にしかならず、結果としてじわじわと焼き上げられる展開になります。 今回の上げも、中途半端に売りで入った人が焼き上げられているパターンなのかなと見てます。 トレード戦略は変わらず、「今のような相場に逆らっても仕方ないので、短期であればリスクオンよりのポジション(損切も早めに)、スイングは基本やらない、長期であればレンジを広めにとって指値も使って自動売買的なトレード」というイメージでおります。
昨日、2万2000円台を回復した日経平均株価は、今日も堅調に推移しています。昨夜のアメリカで、ダウが3日ぶりの反発、ナスダックも続伸したことが買い材料になっています。 株式市場は、3月の底からほぼ一貫して右肩上がりの動きが継続しています。 実体経済の悪化が報じられる中で不可解ではありますが、トレンドに逆らうのは悪手ですので、基本的には逆張りせずに見守る必要があります。 アメリカでは、トランプ大統領が緊急演説を行い、全米に拡大する黒人差別に対する抗議デモに対して、ワシントンの軍を派遣することを表明しました。 略奪が横行し、ホワイトハウスの前ではデモ隊が火を放つなど、アメリカ国内はかなりの混乱状態であり、材料としては、市場のリスク回避傾向が強まる要素ではあります。とはいえ、いまのところ、金融市場ではあまり意識されていないようです。 外国為替市場は、ドル円が107円台の半ば、ユーロ円は119円台の半ばでの取引となっています。とくにこのところ、ドル円はあまり変わりのない水準での動きです。値動きが煮詰まってきて、レンジが狭まってきた感があります。 そもそも昨年はドル円の動きは非常に小さかったので、今年、新たな要素により、新たなレンジ相場に突入した、というよりは、コロナショック前の動かないドル円に回帰したとみるべきなのかもしれません。 このようにドル円が動かない一方で、経済の段階的正常化や資源価格の持ち直しで、ユーロや豪ドルの堅調が目立っています。株式市場の堅調と併せて、このところ1か月ほど、上昇トレンドを形成しています。 かなりの値幅を伴った動きになっていますので、個人的にはトレードするのであれば今はクロスユーロがよさそうに思えます。 とはいえ、このまま株式市場が短期間でコロナショック前高値を回復して、さらに上昇、というのはいくら何でも考えにくいように思えます。 中長期的に見れば、感染第二波への懸念や米中関係も先行きの懸念材料に挙げられますので、より長い時間軸でみればこれらの材料が再び本格的に上値を抑える局面も出てくると思います。 13:30 豪準備銀行政策金利発表 15:00 英5月ネーションワイド住宅価格 15:30 スイス4月実質小売売上高 15:45 仏4月財政収支 16:30 スイス5月SVME購買部協会景気指数 17:30 英4月消費者信用残高 17:30 英4月マネーサプライM4
こんにちは、ダメおやじです。 今週の予想に書いたように私はユーロドル売りをメインに臨もうと思っています。 月末高値から少し売りましたが勿論、天井売り、底買いは難しく波乱含みと思っています。私は3回程度のナンピンは平気で寧ろナンピンで高値売りが出来るのは歓迎です。ただ、相場の事ですので、それ以上の上げも考えられる訳です。 そうなれば絶対売り玉は増やさず、売りたくなれば安値売りを損切りして高値玉に切り替えるようにしています。資金管理を確りする、引かされの売り玉は不用意に増やさない。これがFXで長年生きてこられた要因と思っています。 週末の予想を見るとユーロドルの買い予想が増えてきたようで少し嬉しいです。1.15狙いとも言われていますが私は1.1250.1.12で上げは止まると見ています。下値は1.09割れ狙いと見ています。 今週は米の重要指標が有りますがドル円に動きが有るかですね。まずは本日のISM製造業景況指数で動くかですが私は余り期待はしていません。 本日は独、仏が休場ですが、本日頑張りましょう。
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