本日は9月も最後の1日ということで、めっきり涼しくなりました。夏の間は涼しくなるのが待ち焦がれるのですが、逆に涼しくなると夏の暑さが懐かしく思い出されます。人間は慣れるのが早いのと、ないものを求めるものだと改めて実感される今日この頃です。 【本日の指標】 本日は今週末発表を迎える雇用統計の前哨戦であるADP雇用統計を迎えます。ここ最近の雇用統計は数値が大きくぶれることが半ば当然視されている向きもあり、この指標の意味が薄れつつありますが、それでも重要指標の一つであることは変わりません。雇用統計自体の予想値はかつての100万人以上の雇用増という数値ではなくなり、今回は80万人台増予想と若干控えめな数値。絶対数が小さくなればブレの範囲も目立つことになりますが、まずは今夜の数値に注目です。 【本日の戦略】 ここ最近はNY時間を中心に株価の上下が多少見られる状況が続いていましたが、対する為替相場が静かなもので、ドル円は105円半ばにほぼほぼ落ち着ついた形となりました。この水準は先々週に発生した104円への下落前に長きに渡って維持された水準であり、何らかの動く原因がない限りは再び落ち着くポケットのようなものになるかもしれません。 週の戦略においても述べましたが、市場の次なるターゲットは大統領選挙であり、それを巡っての報道がない限りは静かな相場でしょう。ここ最近はトランプ大統領の所得税納税問題を巡って各種報道が過熱化しておりましたが、連日取り上げられる割には相場への影響は初期のみに限られた模様。次なる話題を探す展開か。ドル円買い保持に変わりなく、相場を眺めるのみです。
昨日はNYダウが前営業日+410ドルと大幅続伸したこと等を受け、リスク選好的な流れとなりドル円は105.67円まで上昇もドル売りもあり上値重い動き、ユーロドルは1.1680ドルまで上昇しクロス円も底堅く推移しました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 18:00:欧州・9月消費者信頼感 21:00:独・9月消費者物価指数 22:00:米・7月ケース・シラー米住宅価格指数 23:00:米・9月消費者信頼感指数 米・7月ケース・シラー米住宅価格指数は前年同月比+3.6%、米・9月消費者信頼感指数は90.0の市場予想です。 昨日のドル円は東京時間は軟調で105.26円の安値を付け欧州時間は105.30円付近〜105.40円台で推移、NY時間は上昇し105.67円の高値を付けました。今日堅調な動きとなると105円台後半〜106円付近へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると105円台前半〜105円付近への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは東京時間は1.16ドル台前半で推移し欧州時間1.1670ドル台まで上昇、NY時間は1.1640ドル台〜1.1680ドルでの値動きとなりました。今日堅調な動きとなると1.17ドル台前半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.16ドル台前半への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
先週金曜の為替相場は、ドルが力関係上強い位置で推移したこと以外は力関係でも大陸間や資源国通貨軸での動きが特に大きく出る場面もなく、ドル以外はバラついた力関係で弾けるような相場となりましたね。 このような相場だと力関係の強いものと弱いもの、例えば先週金曜だとユーロドル、ドルカナといったところで動きが読みやすい場面がきたわけですが、取引通貨をある程度絞り込んでいる場合は、むやみに取引せずに、その通貨ペアで力関係が強弱離れる場面=リスクが低い場面を待つのが鉄則。 そういった点では今週は米雇用統計が週末に控えていますし、今日であればラガルドECB総裁発言後やベイリーBOE総裁発言前後における欧州系通貨の動きと円、ドル軸の動きを見ていくと良いでしょう。 また日々の取引に加えて、そろそろ年末への意識も持っておくべきだと思っていて、各国中銀の金融政策や要人発言の内容は、頭にいれておきたいところ。これらは中長期的な相場の方向性を読むうえでかなり重要なヒントとなります。 さらに為替相場は国と国の通貨の強弱が数字として出るものですから、先進国同士ではある程度乖離したらバランスをとる方向に戻りやすいなど、絶対的に価値が一方に偏るということがないということも頭に入れておくと資金管理を行う際にも資金効率を無駄にしすぎない程度にできると思います。 ではまず先週木曜から金曜までの力関係を対円変動率で見てみると、金曜はUSDが0.22%、NZDが0.18%、GBPが0.16%、CHFが-0.06%、AUDが-0.07%、CADが-0.12%、EURが-0.18%となっていて、力関係は【USD>NZD>GBP>JPY>CHF>AUD>CAD>EUR】という形に。 先週木曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【GBP>CAD>EUR>USD>NZD≒JPY>CHF>AUD】でしたから、ドルやNZドルが位置を上げたこと、ポンドが強い位置を維持していること、ユーロ、カナダが位置を下げたこと、豪ドルが弱い位置を維持していることなどがわかります。 続いて8時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、ドル円、ポンド円、NZドル円が上向き、カナダ円がフラット、その他は下向きとなっていて、通貨ペアによってリスクが低い方向が違います。 そのため今後は円を軸とした動きがポイントで、ここから円買いの動きが出れば、ショートのチャンスとなる通貨ペアが増えますので、この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形が低リスクとなりますね。 逆に円売りの動きが出ればドル円やポンド円、NZドル円はロングのチャンスに。それ以外も勢いが強くなればロングのチャンスになる可能性が出てきます。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのがベスト。 個人的にはここ数カ月採用している豪ドル/米ドルロング(短期トレンドが上向きの場合に順張りロング)を継続中ですが、決済目標は一旦0.72、超えれば0.74まで。 下げた場合は再上昇を狙い順張りですが、0.70を割り込むかを意識し、割り込んだ場合には0.65から0.7のゾーンへと意識を移して、下落からの再上昇を順張りで。 当然資金管理が万全であることが前提なので、0.50付近まで下落しても全く問題がないような資金管理の上で実行することは変わりありません。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは-525ドル安、日経平均株価も-258円安の23087円で引けました。ドル円は105円台半ばで推移、クロス円も小幅に上昇しています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 26815.44(+52.31 +0.20%) ・日経平均 23080(+160 +0.70%) ・NY金先物 1873.6(-3.30 -0.18%) ・NY原油先物 40.19(+0.26 +0.65%) 【経済指標】 ★★★ 21:30 (米) 前週分新規失業保険申請件数 前回:86.0万件 予想:85.0万件 結果:87.0万件 【本日の戦略】 <ドルへの買いが続く> 新型コロナウイルスに関し、欧州で感染第2波が広がってきました。6月あたりまで小康状態を保っていたのですが、先月あたりから少しずつ増え始め、ここ2週間で新規感染者が10%以上増加しています。国別では、イギリス、フランス、スペインが右肩上がりで増加、一部地域で行動制限も行われるようになりました。 とはいえ、第1波の時のような厳しいロックダウンを行うのではなく、地域を限定したローカル・ロックダウンや、企業や学校を継続したままでのソフト・ロックダウンを実施しているため、マーケットへの影響は限定的。 通貨別にはドルへの買いが強くなっていて、対照的に金が売られています。金は、心理的な節目となる2000ドルを割れて以降、下値模索が続いているため、しばらくはドルへの買戻しが続くと予想しています。このところドルストレートが軟調なので、クロス円は難しい動きと予想。クロス円は様子見で、ロングするのであればドル円が良いでしょう。 【経済指標】 ★★★ 21:30 (米) 8月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比) 前回:2.4% 予想:1.2% 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 105.00〜106.20↑ ・ユーロ円 124.00〜128.70↑ ・ポンド円 133.80〜135.20↑ ・豪ドル円 74.80〜76.20 → ・ユーロドル 1.1600〜1.1750→ ・ポンドドル 1.2700〜1.2820↑ ・ドルスイス 0.9220〜0.9320↑ 【通貨の強さ】 ドル>ポンド>ユーロ>豪ドル 【注目通貨】 ・ドル(金が売られドルが買われている)
今週は、これまでのところ ・ドル円は105円台を回復するなど堅調 ・ユーロはラガルド総裁のユーロ高牽制発言もあり下落 ・その他通貨も基本的に下落基調で、特に新興国通貨が弱い ・ダウは大きく下落し、VIXも上昇 ・金価格や仮想通貨も下落 というように、コロナショックの時を彷彿とさせるような地合いとなっております。先週時点では、全体的に円高は進行していたものの、そこまでリスクオフの地合いとは感じられなかったのですが、今週は明らかにリスクオフとなっております。 ただし、「コロナショック第二波」というには株価の下落幅も小さく、ダウや金も週足くらいの長い時間軸で見るとチャート的にも「単なる押し目」くらいにしか見えないレベルで、VIXも高めの水準ではあるもののショック第二波といえるレベルではないので、「コロナショック第二波だ」と思って行動するには、まだ早いかなと感じられます。 個人的には、金や仮想通貨等の、結局金融緩和の影響でお金が流れざるを得ない資産についてはスイングで買っていこうと思っておりますが、それ以外についてはなかなか見通しが難しいなと思っております。その上で、為替について、いくつかの通貨について見通しを簡単に書きます。 ドル円については、やはり105円割れ水準の反発力の強さを感じられる値動きであり、また104円台でのショートカバーも出てくると思うので、基本的には強気で見ております。ただし、これまでの値動きや金利差の動向を見ていても短期的に106円まで戻すかは正直五分五分くらいかなと見ております。 ユーロドルについては、ラガルド総裁のユーロ高牽制発言や、また日足チャート的にもヘッドアンドショルダーを形成していることから、当面は下目線でおります。(ヘッドアンドショルダーの値幅から考えると、ターゲットレートは1.15) 豪ドルについては、基本的には株価動向次第だとは思っていますが、ただ、1点だけNAB(ナショナルオーストラリア銀行、オーストラリアの最大の民間金融機関)が10月のRBAで政策金利を0.1%に変更することを警戒しているという情報もあり、その点には警戒しています。 今のところ、オーストラリアはコロナの感染者数もまた封じ込めに成功しつつあることや、またRBAはそこまでサプライズが多い中銀ではないことを考えると、この可能性は低いと見ていますが、もし今後利下げを織り込み始めるとすると、豪ドル/NZドルの現状の水準を見ても、この利下げは織り込んでいないと考えられるので、大きく下落する可能性もあります。
このところ、株式市場は軟調な動きが継続しています。連休明けの今日の東京市場でも株価は下落して始まりました。 このところ為替市場は、欧米株式市場の動きに主導されています。 昨日は、パウエル議長やムニューシン財務長官の下院金融サービス委員会での証言もありました。 パウエル議長は、アメリカ経済は著しく回復しているとしたものの、追加措置に言及する一方、ムニューシン財務長官も、追加の財政支援が必要になることを強調するなど、総じてサプライズはなく通過しています。 これらを受け、昨夜のアメリカ株式は上昇して取引を終えています。ダウは4日ぶり、ナスダックは5日ぶりの反発となりました。 しかしながら、一昨日にはダウが、一時900ドルを超える下げ幅になるなど、東京の連休中、欧米は軟調な推移でしたので、東京は下落して始まるなど先行きは不透明です。 なお、一昨日の下げは、いわゆるフィンセン文書により欧米金融機関のマネーロンダリング疑惑が報じられたことを契機にして、金融株が下落したことが主たる要因になっています。 相変わらず新型コロナウィルスの感染拡大も先行き懸念材料としてくすぶっており、今月に入ってから、ダウは下落トレンドに入っています。 感染再拡大への懸念は続いており、イギリスでは、再度部分的ロックダウンと報じられています。また、英中銀総裁がマイナス金利について言及したこともポンド売りの材料になり、 一時はポンド円、ポンドドルともに弱含む展開も見られました。 なお、ハイテク株から崩れ始めた下落局面ですが、ハイテク株自体は下げ止まりの動きも見られますので、先行きが注目されます。 今日のドル円は、105円前後の展開になり、昨日よりはやや円安水準になっています。 リスクオフの円買い圧力が強い地合いではありますが、欧米株式の下げ止まりもあり、今のところさらに大きく円高に進むような雰囲気ではありません。 15:00 独10月GFK消費者信頼感調査 16:15 仏9月製造業PMI 16:15 仏9月サービス業PMI 16:30 独9月製造業PMI 16:30 独9月サービス業PMI 17:00 ユーロ圏9月製造業PMI 17:00 ユーロ圏9月サービス業PMI 17:30 英9月製造業PMI 17:30 英9月サービス業PMI 20:00 米MBA住宅ローン申請指数 22:00 米7月住宅価格指数 22:45 米9月製造業PMI 22:45 米9月サービス業PMI 22:45 米9月総合PMI
こんにちは、ダメおやじです。 昨日、動きが出たのは欧州からで欧州株の大幅安、ダウ先安から円の全面高となり、ドル円は一時104円まで下落し、ポンド円は133.53円、ユーロドルは1.1731まで大きく下落しました。 しかし、NYではドルに買い戻しが入り、ドル円は104.70円台とドル高の動きとなりました。ポンド円も134.12円まで戻していますが、英コロナ感染急増の観測やブレグジット懸念から、状況は悪いです。少し、売られすぎ感があるので、普通なら戻してもよさそうですが、ただ相変わらず上下に振れますので値動きには注意です。 ユーロドルもECB委員のユーロ高牽制発言で下げましたが、1.1766まで小幅に戻して終わっています。 本日も東京は祭日で値動きは少なく欧州からの動きでしょうが、売りや買いに枯死せず、頭を柔軟に、値動きをじっくりとみてみましょう。本日も東京が休場なで明日から東京が始まるので、株は戻してもよさそうですが、株に戻しが入るのでしょうか?とみています。 ドル円ですが、上値104.90円、下値104.20円でしょう。ポンド円ですが、上値134.50円、下値133.50円でしょう。ユーロドルですが、上値1.179、下値1.173でしょう。
先週金曜日はドル円が5連続の陰線を示現し、ユーロ円やポンド円などのクロス円も軟調な展開となりました。106円台から一気に104円台まで下落してきたドル円ですが、ここまでドルが売られて円が買われた理由はなんだったのでしょうか? まずユーロに関して、先日ラガルドECB総裁がユーロ高に関する懸念発言をされていました。それ以前にも、ECBチーフエコノミストのレーン氏からユーロドルの1.2000を越えさせないと受け取れる発言があったこともあり、ユーロについての上値は限定的な状況にありました。 一方で英国とEUの通商交渉が難航しています。英国では国内市場法案(IMB)を公表して以来、欧州だけでなく米国などからも厳しい批判を受けています。このIMBはこれまでに合意していた離脱協定に違反している内容があり、多くの人が指摘はごもっともと思うのではと考えますが、ボリス英首相はそれならば交渉に合意しなくても良いとの態度であるため、10月15日のEUサミットまでに交渉がまとまる可能性は非常に低いのでは?と考えてしまいます。 先週のポンドドルのチャートを見ると、ほぼ横ばいとなっており市況では交渉に対して楽観的な見方があるとでていました。英国内の情勢に詳しい方のお話を聞く限り、交渉がまとまるとは思えず、個人的にはポンド売りを仕掛ける好機と見ています。 英国とEUとの交渉がまとまらなかった場合、ユーロに対しても影響があると思われます。IMMシカゴ筋のポジションではユーロ買いが溜まっている状態が続いており、先のユーロ高懸念と合わせてユーロのロングポジションを持つことのリスクが高まるため、ユーロ売りが進行すると思われます。 ドルは低金利が長期間続き買う旨味が無し。ポンドは合意なき離脱リスク懸念により買えない。ユーロは買いポジションを整理したい。この状況で何を買うのかとなると、円しか残らずドル円やクロス円が下落したのでは?と考えるのが妥当となります。 ドル円は104.50円という重要サポートライン上にいますが、ここを下抜けるとさらに円買いが進むことになりそうであるため、本日以降はドル円やクロス円の売りを狙うのがよさそうです。
17日の米国株は下落、NYダウ130ドル安(-0.47%)、ナスダック140ポイント安(-1.27%)でした。為替市場では米ドルが軟調。 経済指標は、米8月住宅着工件数141.6万件(予想147.8万件)、建設許可件数147.0万件(予想152.0万件)と、予想を下回りました。 米新規失業保険申請件数86.0万件(予想85.0万件)、継続受給者数1262.8万人(予想1300.0万人)と、継続受給者がなかなか減少しません。 NYダウ先物は一時600ドル超下落する場面がありましたが、切り返して130ドル安(-0.47%)で引けました。 ユーロドル・豪ドル円ともに日足50日線をサポートしており、まだリスク回避方向への転換は確認できていません。 国内は明日からシルバーウィーク4連休、今晩と週明けの米株式市場に注目しています。 投資戦略は中期(10月半ば目標)で豪ドル円・ポンド円戻り売りとします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
9月も半ばを過ぎ、日が沈むのも早くなり、朝晩の涼しさが本物になってきました。今年の夏は例年以上に暑いとも言われてましたが、新しい生活様式がもたらした常時マスク着用がその片棒を担いでいるとも断定できそう。逆に冬になるとマフラーよろしく顔の温度をよい具合にキープしてくれることを期待します。 【本日の指標】 本日は日本時間昼前後に日銀による政策金融決定会合後の総裁会見が予定されています。現状の金融政策の変更というのは予想されておらず、無風が予想される場面。同じく英国においても政策金利が発表されますが、こちらも現在設定されている極めて低い金利を維持するものと推測され、指標によって動くような相場ではない見込みです。 【本日の戦略】 昨日でFRBによるFOMCが終了し、一通りのイベントをこなした感があります。今回は大方の予想通り金融政策の維持が決定され、2023年とだいぶ先まで現在のゼロ付近の金利政策の維持が示唆された模様。インフレ率目標などにも言及されましたが相場の反応は玉虫色か、株式相場では一時の上昇はあったものの、結局のところは方向感なく戻ってきた感があります。 一方の為替相場は一方向への動きを見せたようで、ドル円では105円を切る水準まで落ちてきました。三日連続のドル円下落はここ最近ごく狭い範囲の中で動いていたドル円の方向性を形づけるようにも見受けられます。三角持ち合いを形成していたドル円が放たれたかを判断するにはもう少し時間が必要なのでしょうが、今のドル円買いポジションの方針転換も考える必要が出てきそうです。長期的なドルの低金利がほぼ確定的となった今、ドルの売りが想定されてもおかしくなさそうですが、相場としては既に織り込み済みの模様で発表前後での急激な値動きはありませんでした。 かつては米国の金利と日本の低金利の綱引きで円安ドル高というトレンドが長きにわたって継続し、じわじわ伸びるドルと、なにかをきっかけにしてストンと落ちる相場を繰り返してきたのが印象的でしたが、今後は小さい金利差で極めて低いボラティリティの中で推移するのがドル円の新たな流れとなるのかもしれません。そうなると少ない利益をベースに短いスパンでの取引を繰り返すのが今後のより良い方針となるか。とりあえずドル円買いはもう少し継続とします。
昨日は、FOMCを前にドル円は軟調な推移となりNY時間は105.30円まで下落しその後も105円台中盤で上値重く推移、ユーロドルも1.19ドルでは上値を抑えられNY時間は1.1840ドルまで下落する軟調な動きでユーロ円も124.76円の安値を付けました。 ポンドドルは1.28ドル台前半〜1.29ドル台前半で反発の流れが継続、ポンド円は135.40円台〜136.40円台での値動きでした。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 15:00:英・8月消費者物価指数 15:00:英・8月卸売物価指数 21:30:加・8月消費者物価指数 21:30:米・8月小売売上高 27:00:FOMC政策金利発表 29:00:米・7月対米証券投資 今日の政策金利関連はFOMC政策金利発表が予定されています。 昨日のドル円は東京時間105.60円〜105.70円台で小動き、欧州時間は105.80円台を付けた後105円台中盤へ下落、NY時間は序盤105.30円まで下落しその後も105円台中盤で上値重く推移しました。今日も軟調に推移すると105円付近〜104円台後半への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると105円台後半〜106円付近へ上昇できるか見たいです。 昨日のユーロドルは東京時間1.19ドル付近まで上昇し欧州時間は1.1870ドル台〜1.19ドルで推移もNY時間は1.1840ドルまで下落しその後も1.1850ドル付近での上値重い動きが継続しました。今日軟調な動きとなると1.18ドル付近への下落が考えられます。一方、堅調な動きとなると1.19ドル付近まで上昇できるか見たいです。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、全体的にドルの弱さが目立つとともに円が強い位置に来て、円、ドル軸の動きが明確に出たため取引するうえでは良い1日となりましたね。 タイミング的にFOMCを前にしていることもあり、日をまたぐポジションは避けたいですが、ドル軸の動きが出るとドルストレートもかなり取引しやすくなってきますので、普段クロス円中心に見ている方も、ドルストレートの動きを見ていくと良いでしょう。 また以前から書いているように、統計的に9月は8月よりも値動きが大きくなりやすく、年によっては8月の倍の値幅(高安)をつける通貨ペアも出てきますので、強いトレンドが出来た場合年末にかけての相場にも影響してくることも。 このような中で今日のイベントとしては、中国鉱工業生産、小売売上高、英雇用統計、独ZEW景況感指数、ユーロ圏ZEW景況感指数、米NY連銀製造業景気指数、鉱工業生産指数などの発表が予定されていますので、欧州勢参入後からNY市場にかけて大きな動きが出る可能性も十分。 そのためまずは資金管理を万全にしたうえで、取引はなるべく当日決済としたり、ポジションを分散させて弾幕を張るような取引方法を採用するなど、事前に自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで取引したいですね。 ではまず先週金曜から月曜までの力関係を対円変動率で見てみると、月曜はNZDが0.22%、GBPが0.01%、EURが-0.18%、AUDが-0.19%、CADが-0.25%、CHFが-0.29%、USDが-0.35%となっていて、力関係は【NZD>GBP>JPY>EUR>AUD>CAD>CHF>USD】という形に。 先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【AUD>NZD>EUR>CHF>USD>JPY>GBP>CAD】でしたから、ドルや豪ドル、スイスが弱い位置に変化したこと、ポンドや円が位置を上げたこと、NZDが強い位置を維持し、カナダが弱い位置を維持していることが見てとれます。 続いて10時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けて各通貨ともに下向きとなっていますので、現状は円買いの動きが出ればショートのチャンスになりやすい状態。そうなった場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形が低リスクとなりますね。 逆に円売りの動きが出ればオセアニアやユーロ、スイスは比較的早い段階で短期トレンドが上向きになりますし、その他も勢いが強くなればロングのチャンスに。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのがベスト。 個人的にはここ数カ月採用している豪ドル/米ドルロング(短期トレンドが上向きの場合に順張りロング)は継続。以前書いたように下落した際にも0.72で踏みとどまったので、0.74を一旦の目標としてロング継続で。 下落した場合は0.72で踏みとどまるか確認し、再上昇すれば順張りで。踏みとどまらず割り込んだ場合は以前回していた0.70から0.72の間で逆張り&順張りロング。いずれの場合もポジションは分割して細かく弾幕を張るように取引し、決済も15pips程度で高回転させるような取引を続けます。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは-405ドル安、日経平均株価は-88円安の22329円と下落しました。ドル円は106円付近でのレンジ相場、クロス円は小幅に上昇しています。 【先週末の結果】 ・ダウ平均 27665.64(+131.06 +0.48%) ・日経平均 23185.00(+250.00 +1.09%) ・NY金先物 1947.90(-16.40% -0.83%) ・NY原油先物 37.33(+0.03% +0.08%) 【経済指標】 ★★★ 21:30 (米) 8月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比) 前回:1.6% 予想:1.6% 結果:1.7% 【本日の戦略】 <ポンドの買戻しに期待> 直近のドル円は方向感なく推移、106円付近でのレンジ相場が続きました。直近の米経済指標は回復傾向にあるため、ドルは次第に上昇すると予想。通貨別にはポンドが弱く、先週末のポンドは対ドルで一時1か月半ぶりの安値となる1.2764を付けました。ただ、売り一巡後は反発しており、週明けも買戻しが続くと予想します。 全体的には、やや材料難で次の材料待ち。今週半ばのFOMCでも米金利据え置きで進展はなさそう。しばらくは、レンジ相場の継続を意識したトレードが良いと思われます。 【経済指標】 ★★★ 18:00 (ユーロ) 7月鉱工業生産(前年同月比) 前回:-12.3% 予想:-8.1% 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 105.50〜107.00↑ ・ユーロ円 125.00〜127.00↑ ・ポンド円 134.50〜137.00→ ・豪ドル円 76.50〜78.00 ↑ ・ユーロドル 1.1770〜1.1920→ ・ポンドドル 1.2700〜1.2900→ ・ドルスイス 0.9000〜0.9150↑ 【通貨の強さ】 豪ドル>ユーロ>ドル>ポンド 【注目通貨】 ・ポンド(安値から反発できるか注目)
今週は、ダウは全体的に軟調に推移しており、CFDだと一時27,200前後まで落ちることもありました。株価については、これまで株式市場を支えてきた(というより個人的には若干バブルを起こしていたように見える)ハイテク株の上昇が止まって反落したのが原因で、そのためそういうハイテク株の影響を直接的には受けない日経平均は比較的安定しております。 ダウについては、周りを見ていても若干ざわついているなという印象ではありますが、週足で見ると今時点では単なる押し目にしか見えず、また日足で見ても、大陰線の後に下髭の長めの陽線が出ており、値動きを見ていても27,000台ミドルでは粘っていることを考えると、短期的には買いの方が有利なのかなと見ており、28,000台から29,000台で「気絶するつもりで」売っていたポジションも一旦利確しました。 このように、基本的にはダウについては今時点ではそこまで騒ぐ必要ないのでは、くらいに見ておりますが、ダウが今でも高すぎる水準にあることは変わらず、ここからさらに落ちる可能性もあり、そうなってくると為替にも大きな影響が出てくるかなと見ております。 為替だと、このようにダウが軟調で、原油も弱いにも関わらず、メキシコペソが非常に元気なのが特徴的で、昨日は一時5円超えしたこともありました。ドルストレートで見てもコロナショック後の最高値(USD/MXNで見ると安値)の21.45も突破して21.2までいっており、次のターゲットは節目でもあり、2018年の高値である21あたりになってくるかなと見ております(ドル円106円として、5.05円くらい) これはメキシコ政府が先日議会に提出した予算案が、市場が想定していた以上に緊縮的であり、ひとまずは債務高に伴う格下げリスクが後退したという見通しによるものと、あとは消費者物価指数も上がってきており、利下げトレンドも緩まるのではないかという見通しによるものです。 ただ、これらの材料はどれも「期待」によるもので、実際に今でもコロナ感染拡大も続いており(ピークはすぎたものの、依然として新規感染者数は高水準)、実態経済も傷んでいる中でどこまで実現できるかはかなり怪しく、ここから買っていくというよりは、下の方で買ったポジションを利確し、また下落してくるのに備えた方がいいかなと思っています。
休場明けとなった、一昨日の8日のニューヨーク市場では、ダウは3日続落の632ドル安となりました。 そのため、昨日は連日の株安でやや先行きを心配する声もありました。 この調整は、コロナショック後の株高局面を支えてきたIT株をはじめとするハイテク株が、ここにきて値を下げたことが下落の主要因となりました。ハイテクバブルとでもいうべき好調な相場が、にわかに変調をきたしています。 8日は、アルファベット、アマゾン、フェイスブック、アップルといった主力銘柄に加え、S&P500種株価指数に採用されなかったことを材料にしてテスラも大幅下落になりました。 これを受けた昨日の日経平均株価は、米国市場のこれらの株安を嫌気して売り込まれ、一時は節目となる2万3000円台を割り込む場面もありました。 日経平均の終値では、前日比241円59銭安の2万3032円54銭と、本格的な値崩れからは、踏みとどまった水準ではありますが、アメリカのハイテク株の調整が一時的な利益確定売りを超えて、本格的な下落局面に転じた場合、相場全体の潮目が変わってくる可能性もあります。 リスクオフは、為替市場にも波及し、昨日の東京市場では、ドル円も、売り先行で、一時105円80銭付近まで下落する場面もあるなど、105円台後半で上値が重い展開になりました。 とはいえ、ドル円は欧州時間には再び106円台に戻すなど、水準的に大きく動いたわけではありません。下値はかなり固いと見ていい状況です。 さらに、昨夜のニューヨーク市場では、ダウ、ナスダックなどの主要株価指数がいずれも急反騰を見せたことで、市場には再び安心感が広がっています。東京市場でも、今日の日経平均株価は買い先行になっています。 今日の東京市場のドル円は、106円台前半での動きとなり、昨日と比して小幅な円安水準になっています。 このところ、為替と株のリスクオンオフに基づく連動性はやや弱まっています。さらに、今夜にはECBも控えており、そこまでは主要通貨、とりわけドル円は、現在の水準から大きく外れた値動きになりそうな雰囲気はありません。 15:45 仏7月 鉱工業生産指数 16:00 トルコ6月 失業率 18:00 南ア4-6月期 四半期経常収支 20:45 ECB政策金利 21:30 ラガルドECB総裁会見 21:30 米8月卸売物価指数 21:30 米週次新規失業保険申請件数 23:00 米7月卸売在庫 23:00 米7月卸売売上高
こんにちは、ダメおやじです。 今週に入りジョンソン首相の合意なき離脱を容認するような発言からポンド売りが加速しポンド円は137.67円まで大きく下落しました。 この下げで142.71円が目先天井と確認出来たと思います。 天井が確認出来れば底まで戻り売りです。私は目先は133円と思っていますが、下げのペースも早いので結構大きな戻りもあるかもです。 ユーロドルは今週に入り大きな動きなしです。明日のECBラカルドさんの会見待ちでしょう。 蚊帳の外の動きだったドル円もNY株の大幅安からリスク回避で105.80円台まで下落も下げ渋っています。 戻り売り有利とは思いますが値動きは少なく見送りです。
9月5日の週末に話題になったのが、ソフトバンクグループが米ハイテク株の500億ドル相当のコールオプションを買っていたことが判明したこと。先週の米株の急落はこの取引に関係した利益確定だったのではという噂がでています。米株が上昇トレンドであることにうまく乗って、昨日までの3連休前に手仕舞いできたのはうまいトレードだったのでしょう。 NYダウやNASDAQの日足チャートを見ると、高値圏からの急落を受けてテクニカル的な売りサインが点灯し始めています。これまでは新型コロナウイルスのワクチン開発期待などもあって株高が続いていましたが、今回の大型トレードによってトレンドが壊されてしまうのか、米国の連休明けのNY株式市場の値動きに注目しておきたいと思います。11月の大統領選を前に株高路線が崩れるようなことはないとは思いますが、もし下落継続となるとリスク回避的にユーロを中心に売られる相場になっていく可能性があると考えます。 また昨日はポンド売りが目立ちました。ジョンソン英首相の声明により、EUとの交渉が最終段階にあることが改めて公表され、10月15日の期限までに合意が必要な段取りは変わらず。そんな中、英政府報道官からは交渉から退却する選択肢を検討といった話もでており、ポンドにとってネガティブな要因となっています。元々EUとの交渉は難しいと思われていましたが、ここに来て合意に至らない可能性が現実味を帯びてきて、ポンドは軟調な展開になっていく可能性がでていると思われます。 ポンドドルの日足チャートを見ると、8月から9月にかけてMACDにダイバージェンスが発生しており、直近高値の1.3481からの反落で下落サインが点灯。1.3000を下抜けると下落が加速するかも知れません。チャート的にはもう一度戻りが来て、ヘッドアンドショルダー的な戻り売り場面があるとトレードしやすいと思いますが、本日以降のポンドは戻り売り目線で見ていくとよさそうです。前述の株価の下落が継続した場合は、さらにポンド売りの確度が上がるのではと考えておきます。
4日の米国株は下落、NYダウ159ドル安(-0.56%)、ナスダック144ポイント安(-1.27%)でした。為替市場は小幅ドル安。 米8月雇用統計は、非農業部門雇用者数137.1万人(予想140.0万人)、失業率8.4%(予想9.8%)でした。 先週の米国株急落に関してソフトバンクのオプションに絡む取引が話題になりました。真相はともかく買われ過ぎの反動と考えています。 まだ米株式市場での本格的なポジション解消やリスク回避には入っていないと思われます。 本日は米国が3連休のため休場となっています。 基本的には株式市場が高止まりして、次のリスク要因浮上を待つ展開を予想しています。 例年ファンド勢のポジション解消が起きる10月を意識し、9月後半〜10月半ばあたりに地合いが弱くなってリスク回避が起きると予想しています。 投資戦略は中期(10月前半迄)で豪ドル円・ポンド円戻り売りとします。それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
昨日は米8月ADP雇用統計は予想を大幅に下回る結果だったもののNYダウは前日比+454.84ドルと大幅続伸、ドル円は106.30円まで上昇し底堅く推移しました。 ユーロはレーンECB専務理事の発言や利益確定売りの動きから軟調でユーロドルは1.1822ドルの安値を、ユーロ円も125.56円の安値を付けました。ポンドやオージーに対してもドルは強い動きでした。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 10:30:豪・7月貿易収支 18:00:欧州・7月小売売上高 21:30:米・7月貿易収支 21:30:米・新規失業保険申請件数 23:00:米・8月ISM非製造業景況指数 昨日のドル円は東京時間は105.80円台から106.10円付近で推移、欧州時間は106.20円台まで上昇しNY時間は106.10円〜106.30円での値動きでした。今日堅調な動きとなると106円台中盤〜後半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると105円台後半への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは東京時間は1.1890ドル〜1.1920ドル台で推移も欧州時間は1.18ドル台中盤まで下落、NY時間は1.1820ドル台まで続落する軟調な値動きとなりました。今日反発の動きとなると1.18ドル台後半〜1.19ドル付近まで上昇できるか見たいです。一方、続落の動きとなると1.18ドル〜1.17ドル台後半への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、朝から全体的に円が弱い位置で推移してドル円クロス円が上昇。しかし欧州勢参入後にスイスが明確に売られる動きが出ましたし、円やドルもやや強い位置に来るなど、前日の円売りドル売りから変化が出ましたね。 ようやく9月に入ったわけですが、例年9月は市場参加者が戻ってくるとともに、変動の大きさ(日々の高安値幅の合計)が8月に比べると倍近い値動きになります。そのため強いトレンドが成立する可能性もあってチャンスも十分。 またドル円などを見ると円軸、ドル軸両方で動いていて若干難しい場面もあるので、ドル軸の動きも見てドルストレートも取引対象としていくと、取引チャンスが増えてくると思います。 このような中で今日のイベントとしては、豪第2四半期GDP、ADP雇用者数、ベイリーBOE総裁発言、ベージュブックなどが予定されていますし、雇用統計前ということで少しポジション調整も入る可能性も考えられます。 そのためまずは資金管理を万全にしたうえで、取引はなるべく当日決済としたり、ポジションを分散させて弾幕を張るような取引方法を採用するなど、事前に自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで取引したいですね。 ではまず月曜から火曜までの力関係を対円変動率で見てみると、火曜はNZDが0.51%、GBPが0.21%、AUDが0.08%、USDが0.07%、CADが-0.10%、EURが-0.12%、CHFが-0.60%となっていて力関係は【NZD>GBP>AUD>USD>JPY>CAD>EUR>CHF】という形に。 月曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【CAD>EUR>AUD>GBP>NZD>CHF>USD>JPY】でしたから、NZドルが強い位置に変化したこと、ユーロが弱い位置に変化したこと、円やドルがやや位置を上げたことなどが見てて取れます。 続いて10時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けてユーロ円やスイス円が下向きでその他はフラットから上向きとなっていますので、通貨ペアによってリスクが低い方向が違います。 そのため今後は円を軸とした動きがポイントで、ここから円売りの動きが強く出てくれば、各通貨の短期トレンドは上向きとなってロングのチャンスとなるものが増えてきます。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売るのが低リスクとなりますね。 逆にここから円買いの動きが出た場合には各通貨の短期トレンドが悪化し、ショートのチャンスになるものが出てきますので、この場合は力関係上弱い通貨を売って、円を買うという形で攻めるのが低リスクとなりますね。 個人的にはここ数カ月採用している豪ドル/米ドルロング(短期トレンドが上向きの場合に順張りロング)を継続中ですが、決済目標は0.74まで。下げた場合は再上昇を狙い順張りで。 また強く下落した場合は0.72で踏みとどまるか確認し、再上昇すれば順張り。踏みとどまらず割り込んだ場合は以前回していた0.70から0.72の間で逆張り&順張りロング。0.70を割るような展開の場合も同様ですが、逆張りの割合を増やします。当然資金管理が万全であることが前提なので、0.50付近まで下落しても全く問題がないような資金管理の上で実行することは変わりありません。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは+161ドル高、日経平均株価も+257円高の23138円で引けました。ドル円は106円付近へ上昇、クロス円も連れ高となっています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 28430.05(-223.82 -0.78%) ・日経平均 23105(-55 -0.24%) ・NY金先物 1978.60(+3.70 +0.19%) ・NY原油先物 42.61(-0.36 -0.84%) 【経済指標】 ★★★ 10:00(中)8月製造業購買担当者景気指数(PMI) 前回:51.1 予想:51.2 結果:51.0 【本日の戦略】 <為替は円安で推移> 昨晩のNYダウは-223ドル安と反落した一方、ナスダックの史上最高値更新が続くなどリスクオンムード。株高の地合いによりドル円は一時106円台を回復、いったん戻り売りに押されたものの105円台後半を維持しており、本日は再度106円台を試すと予想します。クロス円も堅調で連れ高、全体的に円安の地合いとなるでしょう。 <ポンドが強い> 通貨別には、ポンドドルが1.3300台と昨年12月以来の高値圏まで上昇、特に目立った材料は出ていないのですが、ショートカバーも巻き込んで勢いは継続。合意なき離脱への懸念は根強いものの、次第にマーケットへ織り込まれてきているのかもしれません。 【経済指標】 ★★★★ 23:00 (米) 8月ISM製造業景況指数 前回:54.2 予想:54.5 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 105.50〜106.50↑ ・ユーロ円 126.00〜127.50↑ ・ポンド円 141.00〜143.00↑ ・豪ドル円 77.70〜78.80 ↑ ・ユーロドル 1.1900〜1.1200↑ ・ポンドドル 1.3300〜1.3450↑ ・ドルスイス 0.9000〜0.9100→ 【通貨の強さ】 ポンド>豪ドル>ユーロ>ドル 【注目通貨】 ・ポンド(対ドルで昨年2月以来の高値)
尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。