こんにちは。ダメおやじです。 2020年大晦日、兵ブロガーのオオトリを担当させて頂くことになりました。今回の題目は、私のブログにコメントを寄せてくれる方から頂きました、有難うございます。 トレードは投資であり、自己責任と言われますが、資金を倍増するのも、資金を失うのも、自己責任なのでしょうか? 皆さんは、トレードする時に、何かしら目安を持ってトレードされていると思います(ポジポジ病は別として)。そのトレードの目安は、今までのトレードで培ってきた経験値からなるもので、トレードシナリオを描く方もいれば、インジケータを利用して売買の目安にしている方もいると思います。 しかし、どんなにトレードシナリオを描いても、インジケータを利用しても、相場がそのように動くこともあれば、動かない時もあります。 要するに、相場の先はどうなるかわからないけれども、結果、シナリオ通りに相場が動いてナイストレードだった、また損切りせずにいたら戻ってきてラッキーだったという経験はあると思います。また、地合いが良ければ大相場で儲けてハッピーにもなり、地合いが悪ければ損切りの嵐にもなります。結局、相場の地合いによって、ナイストレード、ラッキートレード、ハッピートレードなど色々なトレード結果になるわけで、つまりトレードの結果は自己責任というよりは相場の地合いに左右されるという事です。 相場は誕生から晩期まで周期を持った生き物であり、私達に様々なトレード結果を与え、次にどうすべきかのチャンスも与えてくれます。地合いが悪い時はどうすべきか(私は待ちの姿勢など)、良い時はどうすべきか等。 トレードはスポーツや将棋と同じで、自分自身を良くするため成長させる(自己投資)競技であり、また観客を沸かせ憧れの存在にもなります。厳しく激しい鍛錬を必要とするスポーツ選手や頭脳勝負の将棋士よりも、少額で簡単に、学歴やPC環境に関係なく、学習塾やクラブに入会なしで出来るところも有利です。 来年、少しでも自己成長してエンジョイできることを祈って、2020年の最後の言葉とします。有難うございました。
クリスマス休暇から明けた欧米勢は、米追加経済対策法案への大統領署名が無事されたことなどを受けて株高で反応し、株式市場はリスク選好相場となりました。日経平均株価は27,000円を越え、NYダウも一時30,500ドルに乗せるなど株高が進行しています。 一方の為替相場はどの通貨ペアも落ち着いた状態となっており、FXトレーダーにとっては面白くない展開が続いています。今週は為替のトレードはせずに株トレードにコンバートしたほうが良いのかも?と思い始めていますが、個人的にはこの株高は怖い思いで見ています。 足元では新型コロナウイルスの変異種が国内流入で騒がしくなっており、第3波の感染者数の推移は右肩上がりが続いています。ワクチンの接種が急がれる中、変異種の出現で不安が膨らんでいるのではと推測しますが、ウイルス対策業界(?)では変異するのは当たり前との声もあります。インフルエンザでもA型、B型など年によって流行や細かい型が変わりつつもワクチンの効果がでているため、変異種への対応は必要だとは思いますが、むやみに不安を煽る必要はないのではと考えています。 とはいえ国内での接種は早くても2月以降となり、ひとたび企業内でクラスターが発生すると2週間前後業務ができなくなる場合があり、このまま感染者数が増えると一部の経済が止まるリスクがあります。株高の裏には暴落リスクが常に潜んでいることを念頭においておきたいところです。 為替トレーダーとしては、株の暴落が発生したときのリスク回避相場を待ち続けて、ここぞというときまで資金を温存しておきたいと思います。
28日の米国株は上昇、NYダウ204ドル高(+0.68%)、ナスダック94ポイント高(+0.74%)でした。為替市場はポンド安、トルコリラは大幅高。 株式市場は、トランプ大統領が追加景気対策法案に一転署名したことを好感。株高トレンドを後押ししました。 為替市場では、ポンドが英とEUの通商交渉合意で一旦天井となり下落。変異種の拡大懸念も高まっています。トルコリラは大幅高でした。 トルコリラは11/8アルバイラク前財務相辞任でトレンド転換しており、現状は実質金利のマイナスを解消+外貨準備も増やす方針を示しており、安定しています。 引き続きトレンドは株高+ドル安+円安のリスクオンです。これがどの程度のペースで進行していくかを見極めながらの取引になります。 投資戦略は1月に調整すると予想し、時間をかけ円買いポジションを作って行く方針です。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
クリスマスが終わり、正月までの数日ですが、最も年末らしさを感じる日々を向かえています。私は例年より一足先に仕事を納めたので心なしか晴れやかな気分でこの一週間を過ごせそうです。 しかしながら依然としてコロナの猛威は止むこと無く、このまま年を越して勢いを落とすことなく蔓延し続けるのは当然のことで、果たしてこの状況がいつまで続くのかという疑問が涌いてくること多々ありますが、例えワクチンの有効性が証明されたとしても数年という単位で影響を及ぼし続けるとのこと。新しい生活様式はこのまま我々の生活の規範となりそう。この年末年始はおとなしく生活します。 【本日の指標】 本日は相場を動かすような指標の発表は予定されておりません。 【本日の戦略】 相場が動かす要因が少ない年末を向かえていますが、一つポジティブニュースととらえることができるニュースが舞い込んできました。英国はついに期限ぎりぎりとなる24日にEUとの自由貿易協定に合意。この合意がなければ英国とEUの間で関税が発生するなどし、英国側の貿易や物流に大きな影響がでるとされておりました。 この貿易協定の合意は、EUから離脱すると国民投票によって決められた日からの懸念事項であり、下手な交渉結果となれば英国一人負けとなるような結果を招くところでしたが、水際のところで回避することができました。そしてEU離脱のキモである移民政策についても来年1月1日から始まります。これは端的に言えば高度人材を積極的に受け入れはするものの、単純労働者は最低限にする。そのコントロールにはポイント制を使うというある意味明確でわかりやすい判断基準を使っての政策。以前から英国は移民制限について積極的に取り組んできており、ようやくその実現となります。 ロンドン市場における反応はさほど大きなものではなかったのですが、大きなマイナス要因が取り除かれたという意味では歓迎される決定でしょう。離脱を巡っては何度も大変動を繰り返してきたポンドでしたが、今後は少しづつおとなしくなっていくことを期待します。
昨日はクリスマスイヴで短縮取引や休場の市場が多く、全体的に動意薄でドル円は103.50円台〜103.70円台、ユーロドルは1.21ドル台後半〜1.22ドル台前半と狭いレンジ内での値動きとなりました。 英国とEUはFTA締結で合意、欧州時間ポンドドルは1.3620ドル・ポンド円は141.22円の高値を付けるもその後は反落の流れとなりました。 今日はクリスマスのため欧州・米国などほぼすべての市場が休場です。 昨日のドル円は東京時間は概ね103.50円台での小動き、欧州時間は103.60円台で推移しNY時間は103.77円台まで上昇もその後は103.60円台での値動きとなりました。今日堅調な動きとなると103円台後半〜104円付近へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると103円台前半への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは1.21ドル台後半〜1.22ドル台前半での小動きでした。今日堅調な動きとなると1.22ドル台前半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.2150ドル付近への下落が考えられます。 今日はクリスマスで取引時間も午後3時位までです。ゆっくり休んで疲れをとりましょう。
昨日の為替相場は、前日火曜の典型的「リスク回避型」の力関係から、ほぼ逆転するような形で典型的「リスク選好型」の位置関係になりましたね。英国とEUの通商交渉が大筋で合意したということの影響が大きい印象で、変動率はそこまででは無いものの少し相場の雰囲気が変わったと思います。 ただ今日から年末にかけては海外市場はほぼ休暇モードとなりますし、飛ぶような値動きが出れば怪我をしやすい相場と言えるので、現状の資金管理を見直して無駄なポジションがあれば整理し、年始相場に備える程度にしておくのが良いかもしれませんね。 もし取引する際にはあらかじめ決めたルール、レンジ、取引方法を守るのに徹し、新規、決済ともに注文は固めるのではなく弾幕を張るようにポジションを分散させ、どのような相場変動にも対応できるよ工夫すると良いでしょう。 今日のイベントとしては、黒田日銀総裁講演やトルコ中銀政策金利発表等ですので基本は各国市場オープン前後の力関係変化や変動率の変化を見ていくと良いと思います。 ではまず火曜から水曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、水曜はGBPが0.91%、AUDが0.71%、NZDが0.68%、CADが0.42%、EURが0.11%、CHFが0.05%、USDが-0.05%となっていて力関係は【GBP>AUD>NZD>CAD>EUR>CHF>JPY>USD】という形に。 火曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【USD>JPY>CHF>CAD>EUR>GBP>AUD>NZD】でしたから強い位置にあった円、ドル、スイスが弱い位置に変化していること、弱い位置にあったポンド、オセアニアが強い位置に変化していることなど、概ね前日の位置関係が逆転し、典型的「リスク選好型」になっていることがわかります。 続いて8時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けて全体的にフラットから上向きとなっており、現状は円売りの動きが出ればロングのチャンスになりやすい状態。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形が低リスク。 逆にここから円買いの動きが出た場合には各通貨の短期トレンドが悪化し、ポンド円はショートのチャンスですし、その他も勢いが強くなれば下向きに変化。こうなると今度はショートのチャンスに変わることになりますので、力関係上弱い通貨を売って円を買うのが低リスクですね。 個人的にはここ数カ月取引してきた豪ドル/米ドルが目標を上抜けしたままで、元の水準(詳細は週間予想参照)に戻ってくるまでは取引を控えています。ただ年始からは新たに狙うレンジやリスクとのバランスなどを考えて取引するゾーンを変えていくことを考えています。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは+36ドル高、日経平均株価は-278円安の26436円で引けました。ドル円は30銭ほど上昇、クロス円は下落しています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 30012.03(-204.42 -0.68%) ・日経平均 26585(+245 +0.92%) ・NY金先物 1870.30(-12.50 -0.66%) ・NY原油先物 47.02(-0.95 -1.98%) 【経済指標】 ★★★ 24:00 (米) 12月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 前回:96.1 予想:97.0 結果:88.6 【本日の戦略】 <ドル以外売られる> 週明けから、英国での新型コロナウイルス変異種の広がりへ警戒感が出ており、軟調な場面が増えてきました。欧州が英国便を禁止したことで航空株が急落、昨晩のNYダウは-204ドル安と反落しています。ただ、欧州通貨への売りでリスク回避先としてドル円は逆行高になるなど、他通貨安の影響でドルは買われやすいと予想します。英国への渡航制限により、原油に需要減退懸念が生じ続落しているため、資源国通貨は売られやすいでしょう。 ただ、ファイザーとモデルナのワクチンが変異種ウイルスに対して有効との見解を示したほか、変異は季節性のインフルエンザよりも遅いペースで進んでいるとの見解で、多少安心感も出てきています。日経平均株価が時間外で+100円超反発していることから、ドル円中心に底堅く推移すると予想します。 【経済指標】 ★★★★ 24:00 (米) 12月ミシガン大学消費者態度指数・確報値 前回:81.4 予想:81.0 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 103.30〜104.30↑ ・ユーロ円 125.50〜127.00→ ・ポンド円 137.50〜139.50→ ・豪ドル円 77.30〜78.50 → ・ユーロドル 1.2080〜1.1220↓ ・ポンドドル 1.3250〜1.3400↓ ・ドルスイス 0.8850〜0.8950↑ 【通貨の強さ】 ドル>ユーロ>ポンド>豪ドル 【注目通貨】 ・ドル(欧州通貨安により買いが入りやすい)
今回がおそらく2020年最後のデイリー記事なので、今年の総括と、来年の相場のテーマを考えたいと思います。 まず、今年の総括としては、おそらく誰に聞いても「コロナと、それに対する経済政策・金融緩和」という答えになると思います。 本当であれば、今年は「米大統領選」「オリンピックの延期」「日本の首相交代」「BREXIT周り」「中国を巡る地政学リスクの上昇」等もあったのですが、これらにも全てコロナの影があるというか、そこまで相場に影響を与えたように思えないあたりが、コロナとそれに対する経済政策・金融緩和の影響の大きさを感じられます。 相場を見ると、主要国通貨の強さ順だとユーロ>オセアニア通貨>円>ポンド>ドルの順番になっておりました。 ただし、通貨同士の強弱は相場全体で見るとあまり大きな差ではなく、例えばユーロは円に対して12/18現在で年始に比べて4%上昇しましたが、同じ期間で比較すると、日経平均は14.8%、金は20.8%、大豆は29%、小麦は8.6%、BTCに至っては205.8%(!)という凄まじい上昇幅を見せております。(商品系では、原油だけはさすがに-20.3%と下落していましたが、これはコロナで需要が激減したことを思えば、まあしょうがないかなとは思います) これは金融緩和によって法定通貨が弱くなっていることを示していると考えており、特に法定通貨へのアンチテーゼから開発された仮想通貨が爆上げを見せているあたりが、なんというか示唆的だなと思っております。 そのため、法定通貨同士のFXだと、「どの通貨がまだマシか」という比較で相場が動いており、この緩和の傾向はもし仮にコロナがワクチン等で来年早々に収束するとしても、それでも来年も続くと考えられ、引き続き為替相場については、「どれがまだマシか」という目線で見る必要がある気がしています。 また、今時点では日米欧のどこもインフレの傾向は見えておりませんが、こうした法定通貨の弱さを考えると、来年の後半くらいからは徐々にインフレリスクも顕在化してくる可能性もあり、また、あるいは今回のコロナでの「大盤振る舞いの財政出動」は当然国家の財務体質にも悪影響を与えているので、来年はそうした債務リスクの問題も出てくる可能性もあると見ています。 このような視点も持ちながら、来年も相場を見ていきたいと思っています。
先週は総じて見れば、円高が進行しましたが、金曜日に限ってみるとドル円は底堅さも見せました。 103円を割る手前では、実需勢の買いやドル安に対する調整の動きがあったことで、103円台半ばまでの戻しを見せる局面もありました。 ドル円の値動きは104円付近から103円付近へと時間をかけて円高方向にシフトしてきた感がありますが、ここからの下値は堅そうな雰囲気です。 金曜に、日銀は金融政策の現状維持を決めたほか、2%の物価安定目標の実現のために、各種施策を点検して、公表する方針も発表しています。 アメリカではFRBの緩和期待が相場の押し上げ材料になっていますが、日本では日銀のスタンスは材料としては限定的な受け止められ方をしており、これをいって値動きに影響はありませんでした。 株式市場は、少し前から天井感はあるものの堅調さを維持しています。金曜の日経平均株価は3営業日ぶりに反落となり、ダウ平均は124ドル安の下落になりました。 アメリカでは追加経済対策の協議難航が嫌気されたことが売り材料とされていますが、本格的な下落というよりは、週末要因、そして本格的なホリデーシーズン入りを控えているなかで、利益確定が強まっただけとみたほうが正確な気がします。 また、クロスユーロとポンドに関しては、引き続き、英国とEUとの通商交渉の行方が市場の関心材料になっています。英国とEUの通商交渉は、クリスマス休暇入りになるもいまだ協議は決着を見せておらず、週明けもポンドは急落から軟調な動きになっています。 目先では、イギリスなどの欧州を中心に新型コロナウイルスのウイルス変異種の感染拡大が、市場の懸念材料になっています。感染第二波リスクに留まらない新たなリスクファクターが登場したことで、経済回復の遅れへの懸念が再燃する流れになっています。 これを受けて、今日の日経平均は大きく下落して始まっています。イベントに乏しい週ですので、弱含むと買戻しがすぐに入るような地合いではないので、様子見的な推移になるのは避けられないでしょう。 為替市場でもドル円は103円30銭近辺での動きになっています。下値は堅いように思いますが、株の下げもあり、すぐに切り返していくよりは現状推移の可能性が高いように思います。 17:30 香港11月消費者物価指数 24:00 ユーロ圏12月消費者信頼感
こんにちは。ダメおやじです。 昨日早朝のFOMC(米国の連邦公開市場委員会)は、毎週月曜日に書く私の予想に反して大きく動きました。 パウエルFRB議長の月1200億ドルの債券購入据え置きで、ドル買いが強まり、ドル円は103.92円まで上昇、ユーロドルは1.2125まで下落。しかし、債券縮小する時は事前に警告しコロナ状況では追加緩和するとの発言で、ドル売りが強まり、ドル円は逆V字で103.4円まで下落、ユーロドルはV字で1.212まで上昇、結局は元のドル売りに収まりました。 パウエルFRB議長の会見は「金融政策縮小」と、予想せぬクリスマスプレゼントでした。私は、今までの計り知れない未曽有の金融緩和に警告を鳴らした感じに受け止めましたね。 売り専門の私は、今週の戦略はユーロとオージドルの戻り売りとしましたが、値幅予想は全く違いましたが、上下に揺れてくれたお陰で、買い方ほどの利益は出ませんが、戻り売りでも取れたのではないかと思います。 ドル安相場で、世界中に蔓延する安いドルで、株・原油・ゴールド・仮想通貨が買われ、為替ではユーロとオージが買われてきました。ユーロドルですが、昨日は1.223を上抜け、次の上値は1.225、1.228、1.234となっています。下値は1.221、1.22とみています。 オージドルですが、昨日は0.76を上抜け、次の上値は0.763、0.766、0.77となっています。下値は0.758、0.756とみています。 最終日、頑張りましょう。
今週は英国とEUとの交渉継続のニュースによってポンドが買われてスタートしました。交渉が合意に至ったわけではなく、期限を延長して交渉が継続することになっただけでポンドが買われるのはどうにも理解に苦しみますが、このポンドの上昇に伴ってユーロも上昇しており、対円通貨はやや軟調な展開となっています。 ドル円は103円台の中盤まで下落しており、ユーロ円は横ばい状態、ポンド円はポンド買いの恩恵を受けて買われていますが140.00円ラインが重しとなりそうです。週初の予想ではポンドが買われた後は反落するのでは?と考えており、ポンドやユーロが売られる状況になったら豪ドルが買われるだろう、というシナリオを描いていました。しかし今週の豪ドルはこれまでのところ目立った動きがなく、個人的には面白くない展開となっています。 日本時間の早朝にはFOMCがありました。政策金利の見通しは多くの方が2023年までのゼロ金利を維持することで変わらず、パウエルFRB議長の声明ではこれといって注目されるような内容はなく、市場は落ち着いた反応でした。FRBの方針からドル安基調は変わらずといったことが伺えました。本日の狙い目としては、今週のポンドの動きは解せないのでポンドに手を出すことはないですが、もしこの流れが続くのであればユーロも上昇が継続することになりそうです。米債利回りの上昇に伴ってドル安が解消するかと考えていましたが、あまりそのような雰囲気も感じられないためユーロドルは買い狙いとしておいたほうが良いかも知れません。 ドル円は直近安値の103.17円に近づいており、もしここを下抜けると101円台まで下落する可能性が出てきますが、一気に抜けるとは考えにくくじわじわと下落トレンドが継続するのではというイメージで戻り売り狙いとしておいたほうがよさそうです。
15日の米国株は上昇、NYダウ337ドル高(+1.13%)、ナスダック155ポイント高(+1.25%)でした。為替市場はドル安、ポンド高。 米アップルは「2021年上半期のiPhone生産を3割増やす」と伝わり5.01%高。マコネル院内総務は追加景気対策の年内合意へ向け休会しないと発言。 米モデルナのCOVID-19ワクチンも数日中に承認される見通し。これらの材料を好感して主要3指数すべて上昇しました。 為替市場はリスクオンのドル安。英とEUの通商交渉での合意期待からポンド高となりました。 14日に選挙人による投票を通過し、マコネル院内総務やプーチン露大統領がバイデン候補に祝意を示しました。 投資戦略は1月に調整すると予想し、時間をかけ円買いポジションを作って行く方針です。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
12月も半ばとなり、いよいよ真冬の天気が到来したようで、寒い毎日が続いています。それでもクリスマス前後の年の瀬というのは、寒いもののからっとした天気と相まって非常に気持ちの良いもので、心なしか心がうきうきしてくるものです。残念ながら年末年始は昨日突如発表を受けたGOTO中止の波を受けて自宅で過ごす予定ですが、それでも長い休みを楽しみに日々を過ごしたいと思います。 【本日の指標】 本日からFOMCが開始されます。本日は初日ということで、政策金利の発表やFRB議長記者会見などは明日に行われる予定。従って相場が動く要因とはならないものの、FOMCを巡っては毎度様々な憶測が飛び交うこともあり、その憶測がFOMC初日の相場を動かすことも十分にあり得ます。 今回のFOMCにおいては量的緩和拡充について議論するとも報道されており、米国議会で進む財政出動の議論も相まって次なる相場を動かす要因となることに期待がかかる場面。念のため注意が必要な指標です。その他には特段相場を動かす指標はない見込みです。 【本日の戦略】 米国大統領選挙から既に1ヶ月以上経過。昨晩の米国時間では各州の選挙人による投票が行われ、バイデン氏が来年1月の大統領就任を確実なものとしております。一時期は選挙結果を巡るトランプ氏の発言や行動で相場が踊らされた感がありますが、今となっては衆目を集める目的の記事以外では登場しなくなってきたように思われます。 次なる政権は新型コロナウィルス対策を始めとして、トランプ氏就任期間中に一変した米国と他国との関係性再構築に多くの時間が割かれることが予想されます。特に対中関係では新時代に向けての駆け引きが始まっているようで、こちらも相場を動かす要因の一つとなりそう。国内では多数の憂慮とある意味分断を抱えていますので、外に共通の敵を作って国内をまとめ上げるというのはどの国も取る手段でもあり、「前政権を引き継いで厳しく望む」とされている次期政権に注目です。 長期的に相場の行方を占うのは前述の対中政策なのですが、短期的に相場を眺めると変わらないのはドル円の底堅さ。昨日は日本時間夜に103円半ばまで下落する場面がありましたが、その後米国時間をかけて104円台に復活する展開。だからといってここから105円に向けて伸びるかと思いきや、その要因には乏しく、大きなトレンドでは夏から継続するドル円下落の道半ばと言えそう。 週の戦略ではドル円買いからの売り展開次期模索を述べましたが、今回のFOMC前後がそのタイミングとして良いかもしれません。現状はなんとも言えませんが、しばし様子見の相場とします。
先週末11日は、英国とEUの通商協議で欧州委員長やジョンソン英首相の「英国との通商合意の可能性は低い」との見解等を受けポンドが大幅下落しポンドドルは1.3135ドルの安値を付けました。 ドル円は103.80円台〜104.20円台で軟調な値動き、ユーロドルは1.21ドル〜1.2160ドル台で底堅さを感じさせるも上値も重い値動きでした。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 08:50:日銀短観 19:00:欧州・10月鉱工業生産 週末11日のドル円は東京時間104.20円台から103.90円台まで下落し欧州時間は103.90円台〜104.10円台で推移、NY時間は103.83円の安値を付け終盤反発し104.05円で引けました。今日堅調な動きとなると104.20円台〜104.40円付近へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると103.80円付近〜103.60円付近への下落が考えられます。 週末11日のユーロドルは東京時間1.2163ドルまで上昇も、欧州・NY時間は軟調で1.2106ドルの安値を付け1.2113ドルで引けました。今日堅調な動きとなると1.2160ドル台〜1.2170ドル台へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.21ドル付近〜1.2080ドル付近への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、夕方からポンドが力関係上弱い位置に来て単独で売られる動きが出ましたが、それ以外は概ねリスク選好型となりましたね。 そのためオセアニアやカナダは大きく上昇する動きとなりましたし、個人的にもここ数カ月取引して良い結果が出てきた豪ドル/米ドルが完全に上抜けしたため、年末まで元の取引レンジに戻らない限り取引は様子見に変更。 ポンドの動きに関しては、後付けで「EUとの交渉が」などと書かれているところが多いものの、実際相場を見ていてそのタイミングでは何の材料もない形で動きが出ていたので、今後も後付けの報道などは意識しすぎず、一次データである変動率の変化や力関係など自分で取得できるものを重要視していきたいところ。 特に年末相場は普段と違って値が飛ぶような動きが出たり、上下動の速さがいつもより速くなったりしますから、その点に注意してリスク管理を徹底して安全重視にしておき、短い時間の取引をするなら円軸の力関係を見ていくとよさそうです。 また今日は夕方以降ドイツの消費者物価指数や米国の生産者物価指数、ミシガン大消費者信頼感指数速報などが予定されていますので、欧州勢参入後の力関係変化を見ていくと良いでしょう。 ではまず水曜から木曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、木曜はAUDが1.44%、NZDが1.25%、CADが0.68%、EURが0.55%、CHFが0.37%、USDが0.03%、GBPが-0.76%となっていて力関係は【AUD>NZD>CAD>EUR>CHF>USD>JPY>GBP】という形に。 水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【AUD>GBP>CAD>CHF>USD>JPY>EUR>NZD】でしたからポンドが位置を落として単独で売られていること、NZドルやユーロが位置を上げていること、この位置関係が概ねリスク選好型に近いことなどが見てとれます。 続いて10時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けてポンド円が下向き、ドル円がフラット、その他は上向きとなっていて通貨ペアによってリスクが低い方向が違います。 そのため今後は円を軸とした動きが最大のポイントで、ここから円売りの動きが出れば各通貨の短期トレンドは改善し、上向きのものが多くなるためロングのチャンスとなります。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形が低リスク。 逆にここから円買いの動きが出た場合には各通貨の短期トレンドが悪化し、ポンド円はショートのチャンスですし、その他も勢いが強くなれば下向きに変化。こうなると今度はショートのチャンスに変わることになりますので、力関係上弱い通貨を売って円を買うのが低リスクですね。 個人的にはここ数カ月取引してきた豪ドル/米ドルが目標を上抜けしたので、元の水準(詳細は週間予想参照)を割り込むまでは取引を控えます。ただ年始からは新たに狙うレンジやリスクとのバランスなどを考えて取引するゾーンを変えていく可能性は考えています。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは+87ドル高、日経平均株価も+350円高の26817円で引けました。ドル円は10銭ほど上昇、クロス円はまちまちの動きです。 【前日の結果】 ・ダウ平均 30063.86(-110.02 -0.36%) ・日経平均 26610.00(+410.00 +0.15%) ・NY金先物 1838.50(-36.40 -1.94%) ・NY原油先物 45.52(-0.08 -0.18%) 【経済指標】 ★★★ 10:30 (中) 11月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) 前回:0.5% 予想:0.0% 結果:-0.5% 【本日の戦略】 米10年債利回りが0.936%へ上昇したことで、ドルは小幅高。下がっても下値は限定的で、かなり底堅く推移しています。NYダウは反落したものの30,000ドルの大台は維持、全体的には堅調な地合いと予想しています。 そんな中、本日のECB理事会では追加緩和が実施される可能性が高まっており、そうなればユーロへの売り圧力となるでしょう。直近のユーロは対ドルで1.2000の抵抗を力強く上抜けたものの、テクニカル的に買われすぎで、さすがに戻り売りも出てきています。このタイミングで追加緩和実施となれば、続落する可能性が高いです。 また、今晩は22時30分に発表される米11月消費者物価指数(CPI)にも注目。前月比で前回0.0%に対し予想0.1%と若干プラスに転じる予想なので、ドルへの買いは入りやすいと思われます。 【経済指標】 ★★★ 22:30 (米) 11月消費者物価指数(CPI)(前月比) 前回:0.0% 予想:0.1% 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 104.00〜104.80 ↑ ・ユーロ円 124.80〜126.40 ↓ ・ポンド円 139.00〜140.30 ↑ ・豪ドル円 77.20〜78.00 ↑ ・ユーロドル 1.1950〜1.2130 ↓ ・ポンドドル 1.3350〜1.3460 ↑ ・ドルスイス 0.8850〜0.8950 ↑ 【通貨の強さ】 ドル>ポンド>豪ドル>ユーロ 【注目通貨】 ・ユーロ(対ドルや対ポンドで売り圧力)
今週は明日のFDA諮問委員会(ファイザーのワクチンの緊急使用許可について)や、EU首脳会議等材料があり、またBREXIT動向、ワクチン開発、コロナ感染者数等の相場が動く要因はあるものの、12月に入って、徐々に年内の残り材料が少なくなってくる時期になってきました。 12月という月は「年末」という点でかなり特殊な月であり、欧米ではクリスマス休暇に向けて徐々に市場参加者も減っていき、市場も閑散としてきやすい月です。 市場参加者が少ないとどうなるかというと、 ・値動きが乏しくなる ・かと思えばいきなりカクっとした荒い値動きが起こる といったことになりやすく、近年だと2019年は後者が多く、2018年は前者が多かった印象です。(2018年は、クリスマスの日にダウが急落したりとかもありました) これは市場参加者が少ないと取引自体が少なく、値が動きにくくなる一方で、逆に大口の仕掛けがあったりすると、板が薄い分一気に値動きし、ストップロスも巻き込んでの乱高下となりやすいのが原因です。 こうしたことから、投資家の間では一般的に12月はトレードには不向きと言われており、「12月に入るまでに稼ぎ切って、12月は休むのが良いトレーダー」と言われることもあります。 この「12月はあまりトレードすべきではない」というのは、個人的には「ある程度同意だが、必ずしもそうでもない」と思っていて、確かに動かないかと思いきればいきなり謎の動きもあり、オーバーシュートも起こりやすい以上短期トレードには不向きですが、一方で流動性の低さ特有の謎の動きがあり、自分が中長期で考えている方向から見ても都合がいい場合(買いたいと思っているなら急落した場合で、売りたいなら逆に急騰)には、年明け数か月以内には戻すだろうと思って逆張りを入れていけば儲かることも多いです。 この場合、例えば買いであれば「自分が思っている下値の、さらに2段階くらい下まで行っても耐えられるような金額感」で投資していくのが重要で、こうやっていれば、ロスカットにもかかることなく、年明けには良い「お年玉」になることもあり、例えば私も2018年末の急落時に買ったポジションのおかげで、2019年の年明けは気分よく過ごすことができました。 このように、12月は「がっつり投資する」と考えて臨むと難しい月ですが、「ゆったりと構えて、仕込めたら仕込む」くらいの気持ちで向き合うと良いチャンスが来ることも多いので、是非「チャンスが来れば」という気持ちで臨んでもらえればと思います。
昨日の日経平均株価は、前週末比で203円80銭安の2万6547円44銭となりました。 先週金曜日のニューヨーク市場が堅調で、アメリカの主要株価指数がそろって最高値を更新だったことで、朝方は、買いが先行しましたが、利益確定売りに押された格好です。 これは、なんらかの材料があって下げたというよりは、踊り場と見たほうが正しいでしょう。株式市場は、ある意味でワクチン相場ともいえる活況を呈していますので、急速過ぎる上げ足に調整が入ったと見るべきです。 続く昨夜の米国株は、ダウこそ5日ぶりの反落になりましたが、ナスダック総合指数は3日続伸で史上最高値を更新し、堅調は継続しています。しかし日経平均は今日も弱含んで始まっており、今日も調整の色彩が濃い相場です。 株式市場の全体的なリスクオン傾向に比べて、このところのドル円はさえない動きです。昨日のドル円は下げ渋りの展開で、東京時間は概ね104円付近での推移になりました。日経平均株価の下落にも、為替はあまり動意が感じられず、膠着状態の感があります。 前週末の海外市場では104円20銭台、昨夜のニューヨークまで30銭台まで上昇する場面はありましたが、いずれもすぐに値を消す展開となりました。 米雇用統計の雇用者数の増加は予想を下回り、新型コロナウイルスの感染第3波への警戒感もあります。警戒感から全体的に弱含みが強まる可能性もありますが、目先では継続的な円高に向かいそうな雰囲気でもありません。 ポンドドルは、先週末からのポンド軟調を受け継いで昨日は下落しています。ただ、ドル円のように、動きを失ったかのような通貨ペアと比べて、ポンドは取引に妙味はありそうです。 ポンドドル、ポンド円ともにポンド売りが目立つ状況ではありますが、中期的にはここまでポンドは上昇してきているのも事実です。 ハードブレグジットの可能性を懸念して、ここでトレンドが下向きに転換するのか、それとも踊り場なのか。EUとの貿易協定の内容次第で、引き続き動きが出てくることになりますので動きが注目されます。 14:00 11月景気ウオッチャー調査 15:45 スイス11月 失業率 16:45 仏10月貿易収支 16:45 仏10月経常収支 18:30 南アフリカ7-9月期四半期国内総生産GDP 19:00 独12月ZEW景況感調査 19:00 ユーロ圏7-9月期 四半期GDP 19:00 ユーロ圏7-9月期 四半期域GDP 22:30 米7-9月期 四半期非農業部門労働生産性
こんにちは。ダメおやじです。 長年、相場に関わってきましたが、病もあり、病床で本当に「相場には感謝の気持ちが大事」と思ったことです。 リーマンショック当時はポンド円を売り上がり、ダメおやじの予想は当たらないと、古株の方は思っていた事でしょう。 今も恥ずかしながら、予想は全く当たらないので、古株の方はドヤ顔でロム専されていることと思います。 昔は、「天井三日底百日」など、売りは迅速・買いは悠然と言う感じでしたが、最近は株式をメインとした様々な自動売買システムが相場を牽引しているせいか、「天井百日底三日」と、買いが押し目なく上昇し、 売りはゆったりと下落する感じです。 私は売り専門なので、売りの期間が長い方が、戻り売りがゆったりと出来るので、嬉しいのですが。 さて、「相場に感謝」ですが、勝てば利益が出ましたと相場に感謝し、負けたら、何故負けたのか、自分の向上に役立てるという意味で、相場に感謝です。 連敗した時、取り返そうとロットを大きくしたり、逆張りナンピンを繰り返したりしていませんか。 高勝率でも80%が精々、20%は負けトレードです。この負けトレードを検証で、どうしたら克服できるか、改善できるかを考えていく事が大事です。 私は売り専門なので、得意パターンは、1時間足で短期移動平均線10が中期移動平均線20を下抜けした時に売ります。損切りはその時の高値です。 勝率的には60%位で、この時の移動平均線の角度が大事です。 検証では、緩やかな時には負けパターンが多いので、その時は「様子見」で負けトレードを克服・改善しています。 勝っておごらず、負けて悔しがらず、いつも平常心で相場に感謝していきたいですね。 今週の戦略は週間予想に書いていますので、ご覧ください。
今週のユーロドルは節目であった1.2000をあっさり突破し、1.2150付近まで上昇しています。以前は1.2000ラインでの口先介入によりユーロ高懸念が示されて反落したことがありましたが、今回はECBの高官から牽制発言は聞こえてきておらず、ユーロの上昇が止まらない状況となっています。 大きな流れとしてドル安であることはわかりやすいと思いますが、ユーロ高が継続するのは個人的には疑問が残ります。ユーロが上昇する要因として、現在1兆3500億ユーロのパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)が来週のECBで5000億ユーロ拡大される期待があることがあげられます。新型コロナウイルスによる2度目のロックダウンなどの影響に対する経済支援が必要な状況ですが、今後ワクチンが接種可能になったとして、果たしてすぐに経済は回復するのでしょうか?企業の倒産や失業からの回復にはそれなりの時間がかかると思われますし、生き残った企業がどこまで牽引できるか次第ではと考えています。 ワクチン開発が進むのは当然ながら良いことですが、株価にとっては困ったことになるかも知れません。期待感が先行して株価の上昇が継続してきましたが、米国では来週にもワクチンの接種が始まろうとしています。まだ抗体の有効期間が3ヶ月なのか6ヶ月なのかはっきりしておらず、副作用の懸念も考えられます。期待相場から不安相場へ移行し、株価は反落の可能性があるかも知れません。 株価の下落はリスク回避を誘引し、直近で顕著に買われているユーロの下落にもつながるでしょう。またユーロ高懸念の牽制発言が出たりすると、ユーロ買いに待ったがかかることも考えられます。ユーロドルは1.2300〜1.2500レベルへの上昇を予想する金融機関もありますが、おっかなびっくりな上昇の印象があるので、ここからのユーロ買いは警戒感を持ってエントリが必要なのではと思います。 本日のイベントとしては、米雇用統計の発表があります。以前ほど注目度は高くなくなっていますが、指標発表がされる22時30分前後の値動きには注意しておきましょう。
2日の米国株はまちまち、NYダウ59ドル高(+0.20%)、ナスダック5ポイント安(-0.05%)でした。為替市場はドル安。 英政府は米ファイザーと独ビオンテックの共同開発ワクチンに緊急使用許可との報道。英とEUの通商交渉に絡むEUバルニエ首席交渉官の悲観発言を受け、ポンドが売られました。 米11月ADP雇用統計30.7万人(予想43.0万人)と予想を下回りました。感染拡大を受け、米雇用関連の冴えない指標が目立って来ました。 為替市場はドル安が継続。前日に1.20をしっかりと上抜けたユーロドルが続伸、1.21台へ乗せています。 金融市場は全体的に見て、11月初めから始まったリスクオン相場が継続しています。 投資戦略はユーロドル押し目買いとします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
12月に入り、ようやく冬らしい寒さが到来したように感じる日々です。今年は生活においてマスクは必携のため、数少ないメリットであるそのマスクによる暖かさを享受できそう。残すところあと1ヶ月に迫った2020年ですが、様々なことがあった割にはあっという間に過ぎてしまうように感じるのは歳を取ったせいかもしれません。もっと歳を取ったときに後悔しないような日々の生活を送りたいと願うばかりです。 【本日の指標】 本日は今週末に迫った雇用統計の前哨戦であるADP雇用統計が発表されます。米国は連日のようにダウ平均株価が3万ドルの大台近辺でウロウロしており、株高に市場が沸き立っているように見えますが、実際のところは金融緩和政策による金余りが株に向かっているという見方。 そんな中で雇用統計は実体経済を表す一つの大きな指標として注目されており、今回もまたADP雇用統計で約40万人増、本物の雇用統計でも約50万人増という数値としては大きめな値が予想値として掲げられています。当然そこからの乖離が相場を動かすポイントであり、今年最後の雇用統計としてどのような数値を出すかに注目したい場面です。 【本日の戦略】 ここ最近2,3週間は若干ボラティリティ高く推移していたドル円ですが、今週に入ってからはその変動幅を縮小して推移しています。トレンドとしては下向きなのでしょうが、やはり前回下値を意識して104円近辺にサポートがあるようで、これ以上の下落はなにかしらのきっかけがほしい場面か。そうなると週の戦略で述べた通りこのサポートを意識しての買い場面の到来のようで、ここから1円程度の値幅を意識して利益を狙いたいところ。短期で利益を追いかけたいと考えています。 本日は前述のADP雇用統計の他、パウエル議長発言が挙げられますが、既に前半戦ということで今後の金融政策やコロナ状況についての報道が示されており、鍵となるのはワクチンの開発とその接種にあると言及されています。米国においては既に1千万人を超えるコロナ感染者を出し、毎日20万人以上の新規感染者を出している状況。見通しが非常に悪く、外からの救世主を待っているような状況にあることは間違いない模様。故にワクチンを巡る報道で株価連騰という反面も生み出しているものと考えられます。クリスマス休暇が目前に迫ってはいますが、相場急変の可能性は残されており、注意して見守るばかりです。
昨日は欧州時間まではドル売りの流れが継続しましたが、NY時間はドル買戻しの流れが進みドル円は104.41円の高値を、ユーロドルは1.1924ドルまで大幅下落し、ポンドやオージーもドルに対し弱い動きとなりました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 09:30:豪・10月住宅建設許可件数 12:30:RBA政策金利発表 19:00:欧州・11月消費者物価指数 22:30:加・第3四半期GDP 22:30:加・9月GDP 24:00:米・11月ISM製造業景況指数 今日の政策金利関連はRBA政策金利発表が予定されています。また、今日はパウエルFRB議長の議会証言が予定されています。 昨日のドル円は東京時間103円台後半で軟調な動き、欧州時間は104.30円台まで上昇もその後103.90円台まで反落、NY時間は再び104円台へ上昇し終盤104.41円の高値を付けました。今日堅調な動きとなると104円台後半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると104円〜103円台後半への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは東京時間は1.1960ドル台〜1.1970ドル台で推移し欧州時間1.1990ドル付近まで上昇、NY時間は一時1.20ドル台を付けるもののその後は軟調な流れとなり1.1920ドル台まで下落しました。今日堅調な動きとなると1.19ドル台後半〜1.20ドル付近まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.19ドル付近〜1.18ドル台後半への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
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