兵ブロガーバックナンバー(2021年01月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2021年01月

2021/01/29

為替研究所さん

相場概況と今後の見通し、トレード戦略

今週は、株価指数も一昨日いきなりリスクオフになったかと思えば、昨日はいきなり急上昇し、今日はまた下落するなど、かなり不安定な状況となっております。株価指数の方は、ダウで見ると一昨日のものは「リスクオフ」ではあっても、上昇トレンドの終了というには気が早いかなと思っており、相も変わらず読みづらい状況だなあと思っております。(週足で見てもらうと、「上昇トレンドが終了していない」というのは分かってもらえるかと思います)

為替相場については、株価指数に比べるとかなり大人しいものの、こうした株式市場の影響を受けており、ドル円も久しぶりに下落トレンドラインや一目均衡表の雲も上抜けるなど、動きがあります。ドル円については、こうなってくると下落トレンドの継続に乗ったスイングは少しやりづらくなるかなと思います。(今この環境から売っていくのはあまりやりたくはないかなと思っています)

とはいえ、FOMCでも引き続き金融緩和の継続が明言され、出口戦略についても「今はその時ではない」とされている中で、ドル円を積極的に買っていく理由も薄く(中長期での資産分散としては105円以下の水準ならかなりありだとは思いますが)、むしろ単純にトレードしづらくなったなという印象を持っています。

今個人的に注目しているのは豪ドル/NZドルという通貨ペアで、これは、豪ドルとNZドルという値動きが極めて似ている通貨同士の組み合わせなので、かなりレンジ相場になりやすいもので、特にレンジ狙いのリピート系注文では人気が高まっております。

この通貨は基本的には豪とNZの金融政策の違いに連動しやすいもので、そこについては今時点ではどちらも動きが小さくなってきている結果、レンジ幅も狭く、ただその中でちょっとした相場の動きの「巻き込まれ」で上がったり下がったりを繰り返し、リピート系ではやりやすい環境が続いております。(大きく利益も出づらいですが、ある程度安定性も高い)

最近の相場観としては、この前1.084で反落し、この上値が2019年9月-11月のレンジの上値とほぼ同じで、もしそうだとすると、その時のレンジが1.066-1.084であったことを考えると、次は1.066という下値に注目しています。今のところは1.068を少し割ったあたりで反発することが多く、「あれ、もしかして本当に今はこのレンジなのかな」と思いつつあるという状況です。

2021/01/28

為替太郎さん

新政権発足でムードに変化も。リスクオフ強まる

バイデン政権発足以来、材料出尽くし感のある相場になっています。

株式市場も為替市場もしばらく明確な方向感が出てきていない状況でした。

しかしながら、昨夜からややリスクオフが強まっており、マーケットの雰囲気は小康状態から転じて、短期的な株価下落局面に入る可能性も出てきました。

為替市場ではこのところ、ドル円はほぼ103円後半に張り付きでした。昨夜の欧州時間までは、FRBの金融政策発表を控えて様子見基調で、直近の103円台後半での動きが継続していました。

しかし、昨夜からやや様子が変わってきています。

昨夜のダウは633ドル安となり、大幅な下落になりました。FOMCは、金融政策の現状維持となりましたが、今までの急過ぎた上げ足への反動もあってか、市場のムードが悪化しています。

アメリカでは、赤字株、低位株が急騰するなど、市場の安定性に疑問が投げかけられる事象が生じており、また、VIX指数も急上昇するなど、先行きへの不安が強まっています。

これを受けたリスク回避のドル買いで、為替市場ではドル円は104円台を回復。今日午前の東京市場では、ドル円は、104円30銭近辺まで値動きが切り上がっています。

今日の東京市場の株価も大幅安になっています。開始直後には、前日比659円36銭安まで下落する場面もありました。今日は目先でリスクオフのドル買いが継続する可能性は高そうに思えます。

とはいえ、円もまたリスク回避資産です。ここから短期的に105円方向に向けてドル円が上値を継続的に切り上げていく展開になる可能性はあまり高くないように思います。

一方、クロスユーロでは、イタリアの政局動向も注目されています。イタリアのコンテ首相が辞任しました。

連立政権の樹立ができない場合には、解散総選挙となる可能性が高まるとのことで、先行き不透明感が広がる材料になっています。

さらに先週、ECBは、FRBとの政策の違いが為替レートに与える影響を調査すると報道されました。その具体的内容に、警戒感が広がっており、詳細の続報も注目されます。

18:30 南ア12月卸売物価指数
19:00 ユーロ圏1月 経済信頼感
19:00 ユーロ圏1月 消費者信頼感
21:00 メキシコ12月 貿易収支
22:00 独1月消費者物価指数22:30 カナダ12月住宅建設許可件数
22:30 米週次新規失業保険申請件数
22:30 米10-12月期 四半期GDP
22:30 米10-12月期 四半期GDP個人消費
22:30 米10-12月期 四半期コアPCE
24:00 米12月景気先行指標総合指数
24:00 米12月新築住宅販売件数

2021/01/27

ダメおやじさん

ドルストレートとクロス円の押し目買い

こんにちは。ダメおやじです。

今週の戦略は押し目買いを取り上げてきました。

本日は、ドルストレート、クロス円の1時間足が買いに転換しており、絶好の押し目買いチャンスと思われます。

移動平均線がゴールデンクロスしたところをサポートに押し目買い戦略で買い指値を考えましたので、参考にしてください。

ポンド円:142.15円 142円 141.8円 141.7円 141.63円 141.52円 141.3円ストップ

ポンドドル:1.3711 1.3695 1.3672 1.366 1.365 1.3639 1.3617ストップ

ユーロドル:1.2146 1.2139 1.2127 1.2115 1.215ストップ

ユーロ円:125.95円 125.87円 125.83円 125.71円 125.54円ストップ

オージドル:0.7738 0.7723 0.7707 0.7695 0.7685 0.7673 0.7656ストップ

オージドル円:80.15円 80.07円 79.95円 79.75円 79.63円 79.54円ストップ

*上記のレートは、直近の高値と安値、またそれに値幅を加味して、なるべくエントリー出来るように書いていますが、業者間で提示するレートやスプレッドが違います。また、相場が急変した時はレート通りにはならないのでご注意ください。特にストップは一律30pip等や、リスクリワード、損益の目標決済、時間決済、レジサポラインやトレンドライン、チャネルライン、逆行など、各自でも設定をお願いします。

2021/01/26

しーさん

コロナが落ち着くその後で

昨日のドル円は上下わずか30pipsにも満たないボラティリティのない展開となり、ドル円はトレード対象から外さざるを得ない値動きでした。クロス円はどうかと見ていてもユーロ円やポンド円も似たような動きだったので、このような日は休むも相場ということでのんびり過ごすしかないなといったところでした。

さて、最近の株価は異常なほど下げない状況が続いています。米国ではトランプ元大統領が再選に向けて株価を押し上げる政策を進めてきましたが、バイデン新大統領が誕生すると超大型の追加経済対策がでて、またも株価の押し上げが続く状態となっています。日本では2回目の給付金は出そうにないですが、米国ではすでに年末に給付金が配られており、そのお金は株や仮想通貨に流れて上昇を後押ししているものと思われます。

一方で新型コロナウイルスの感染者は、米国では1月上旬には1日で30万人もの数字がでていましたが、直近では13万人程度まで減少しています。日本とは桁の違う数字ですが、ワクチンの接種が進めば集団免疫ができてさらに感染縮小につながることでしょう。元の生活に戻るには集団免疫をいかに早く形成するかがポイントだと思います。

その状況になればようやく安心して外に出られるようになりますが、その時には株価の下落がやってくるでしょう。その頃には経済対策は必要なくなり、逼迫した財政赤字を減らすための増税が実施され、バブルの巻き戻しが発生することが考えられます。

今は買い目線で良さそうですが、いずれ壮絶な売り場がやってくるという考えは常に持っておきチャートを眺めておきたいと思います。とはいえボラティリティがないとエントリすらできませんが...

2021/01/25

ZEROさん

株価次第か?

22日の米国株はまちまち、NYダウ179ドル安(-0.57%)、ナスダック12ポイント高(+0.09%)でした。為替市場はドル高。

バイデン新政権が1.9兆ドル規模の追加景気対策を発表しているものの、上院が拮抗していることから規模縮小での通過が濃厚となっています。

実際にどの程度規模縮小するかに注目が集まっています。米12月中古住宅販売件数は676万件(予想655万件)と、予想を上回りました。

為替市場はバイデン大統領が指名しているイエレン次期財務長官も財政出動に前向きなことからドル安が進行していました。

週末にはドル安の勢いが弱まっており、大規模財政出動期待によるドル安は一服しています。ドル円、ユーロドルの日足チャートからもドル安が一服している様子が伺えます。

本日は材料に乏しく、明日以降の米企業決算を受けた米株価動向が中心となりそうです。株高なら円安+ドル安、株安なら円高+ドル高圧力がかかりそうです。

投資戦略は円買いとしますが、ドルも円も鈍い動きになりそうです。

それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2021/01/22

とあるエンジニアKさん

各国経済政策変わりなし

日本では再度の緊急事態宣言から二週間が経過しようとしています。既に春に同様の経験があるからか、特段普段の生活と変わりなく過ごしています。軒並み飲食店は20時までの営業で、電車は朝はゆったり、帰りは20時過ぎが少し混んでいるように感じます。予定ではあと二週間の宣言ですが、感染者が高止まりしている昨今では予定通りの解除は難しいのかもしれません。

一方で世界に目を向けると、新規感染者は欧州や米国において以前高い水準であることは変わりませんが、頭打ちになっているようにも見てとれます。まだまだ先が長い戦い。早く春が来てほしいものです。

【本日の指標】
本日は日本時間において消費者物価指数などの数値発表が予定されていますが、影響は東京市場での株価程度であり、大きく相場を動かすものではないとみております。

【本日の戦略】
水曜日は大統領就任式。懸念されていたトランプ支持者による過激な行動もなく、静かに推移した一日。既に前政権の方針を覆す大統領令をいくつも発信しており、前政権との決別と方向転換を明確に示しています。特に対中国というキーワードでは相場を大きく動かすことになりますが、現時点では明確な方針は見えず、逆に中国側から前政権関係者の報復措置を発表するなど反応に困るニュースが発信されています。

相場は現在のトレンドである株高に乗じる形で新しい大統領を迎える形となりました。また、時差の関係で同じような時間帯でニュース流れたのは日銀の政策決定会合の結果。結論を言ってしまえば現状維持で特段新たなコロナ対策を打ち出すことはなく、静かに流れた相場。

景気の持ち直し基調を強調しておりましたが、やはり2度目の緊急事態宣言が与える経済への影響というのは未知数であり、これから数値として表れるもの。そして緊急事態宣自体も予定通りの終了が見えず、暗澹とした状況にあります。

同日日本時間夕方から夜にかけては欧州中央銀行で理事会が実施され、日本と同じく現状維持の政策を決めました。欧州も日本と同様に新規感染者の歯止めがかからず、厳しい状況が続いており、各国で移動に対する新たな制限を実施中。第三四半期におけるユーロ圏成長率が再びマイナスに陥ることが観測される模様ですが、どの国もワクチン摂取を希望として今の政策を続ける他なさそう。この会合を受けて若干のユーロ買いの動きがあったようですが、相場の流れは特に変わらずにおります。一方のドル円は週初の勢いを落とし、103円半ばからその下のラインでウロウロ。なんとも状況が読めず、変わらずドル円の買いを継続します。

2021/01/21

しましまさん

今日は日銀政策金利発表・ECB政策金利発表等に注目、ユーロ軟調な流れ継続するか

昨日はバイデン氏が第46代大統領に就任、NYダウは前日比+257.86ドルと大幅続伸し史上最高値を更新しました。ドル円は103円台後半から103円台中盤へ下落、ユーロは弱い動きでユーロドルは1.2077ドルの安値を付けユーロ円も125.27円まで下落しました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

09:30:豪・12月新規雇用者数/12月失業率
 ━ :日銀政策金利発表
21:45:ECB政策金利発表
22:30:米・新規失業保険申請件数
22:30:米・12月住宅着工件数/12月建設許可件数
22:30:米・1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
24:00:欧州・1月消費者信頼感

昨日のドル円は東京・欧州時間は103円台後半で推移、NY時間は103.45円まで下落しその後も103円台中盤で推移しました。今日堅調な動きとなると103円台後半〜104円付近へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると103円台前半への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは東京時間1.21ドル台前半〜中盤で推移も欧州・NY時間は1.21ドルを割り込み1.2077ドルまで下落しその後は1.21ドル〜1.2110ドル台で推移しました。今日堅調な動きとなると1.21ドル台中盤へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.20ドル台後半への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2021/01/20

為替見習さん

欧州勢参入後の力関係変化と、大統領就任式、NY時間の値動きに注目

昨日の為替相場は、概ね月曜の力関係が逆転するような格好で、円が弱くなったため「リスク選好型」に近い状態に変化しましたね。

週間予想でも書いたように、概ね「リスク選好」つまり円売りの動きが出やすいと見ますが、今日は大統領就任式ということで、混乱があればリスク回避にもつながるので注目したいところ。

特にドルは昨年後半から弱い状態が続いており、戻しても売られる展開ですから、ドルストレートは取引しやすく、私自身昨年取引して利益を出し続けた豪ドル/米ドルも早速目標を上抜けする展開となっているので、ドルストレートも見ていくことで利益を出す機会は増えると思います。

このような中で今日のイベントとしては、英国の消費者物価指数、生産者物価指数、小売物価指数、ユーロ圏の生産者物価指数、消費者物価指数確報、カナダの消費者物価指数、BOC政策金利発表、モルガンスタンレー、バンクオブニューヨークメロン、USバンコープ等米企業決算、そして大統領就任式が夜中に予定されていますので、欧州勢参入後、特にNY時間には要注意。

大統領就任式前後で何かしらの混乱が起きればリスク回避の動きが出る可能性もあるので、特にその点には注意して相場を見ていくとよさそうです。

そのためまずは資金管理を万全にしたうえで、取引はなるべく当日決済としたり、ポジションを分散させて弾幕を張るような取引方法を採用するなど、事前に自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで取引したいですね。

ではまず月曜から火曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、火曜はEURが0.67%、GBPが0.63%、AUDが0.56%、CHFが0.48%、CADが0.41%、NZDが0.37%、USDが0.25%となっていて、力関係は【EUR>GBP>AUD>CHF>CAD>NZD>USD>JPY】という形に。

月曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【JPY>CHF>USD>GBP>EUR>CAD>AUD>NZD】でしたから、円やドル強い位置から弱い位置に変化したこと、豪ドル、ユーロ、ポンドが強い位置に変化したことなど、概ねリスク選好型に近い位置関係となっていることが見てとれます。

続いて10時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けて全体的にフラットから上向きとなっており、現状は円売りの動きが出ればロングのチャンスになりやすい状態。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形が低リスク。

逆にここから円買いの動きが出た場合には各通貨の短期トレンドが悪化し、ショートのチャンスに変化します。この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買うのが低リスクですね。

個人的には昨年から数カ月取引してきて利益を出し続けている豪ドル/米ドルロングを継続。年始に書いたように、上は0.80まで追いかけられるように考えていることも同様です。

先週から今のところ0.77から0.78の間でコンスタントに取れていますので、基本このゾーンと、さらに上げた場合、下げた場合のシミュレーションをしておき、取引方法は弾幕を張るように多く注文を配置して0.6まで下げても大丈夫なように。その上で決済は15pipsで高回転させて何度も上下動を取っていく形を継続します。

また単発での取引はポンド円で。こちらもロングですが、下げた場合に逆張りはせず、一旦見送った上で上昇時に順張りで50pips前後狙いで。ただし当日中に引き上げたいので、寝る前には目標に到達していないポジションも決済するという考えです。さらに可能な限りポジションはバラして弾幕を張るようにという点は豪ドル/米ドルと同様です。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2021/01/19

斉藤学さん

次第に買戻しが入ると予想

みなさん、こんにちは。
斉藤学です。

【前日の概要】
NYダウ-177ドル安、日経平均株価も-276円安の28242円で引けました。ドル円は103円台半ばへ下落、クロス円も連れ安となっています。

【経済指標】
★★★
11:00 (中) 10-12月期四半期国内総生産(GDP)(前期比)  前回:2.7% 予想:3.2% 結果:2.6%

【本日の戦略】

<NY市場休場で小動き>

昨晩のNY市場は、キング牧師生誕祭で休場でした。債券市場や商品市場も休場、薄商いで為替は小動きでした。ドル円は30銭ほど下落し103円台半ばで推移、クロス円も連れ安となりましたが、下値は限定的。特に材料のない中、時間外のNYダウは+26ドル高と堅調に推移しているほか、日経平均先物も+100円近く反発しているので、為替はいったん買戻しが入ると予想します。

また、先週半ばから米主要企業決算発表が始まっており、本日はバンク オブ アメリカやゴールドマン サックス、ハリバートンが発表。新型コロナウイルスの影響や今後の見通しを確認したいところ。

【経済指標】
特になし【本日の予想レンジ】
・ドル円   103.30〜104.20↑
・ユーロ円  124.50〜126.00↑
・ポンド円  140.20〜142.00↑
・豪ドル円  79.20〜80.20 ↑
・ユーロドル 1.2030〜1.1150→
・ポンドドル 1.3530〜1.3700↑
・ドルスイス 0.8850〜0.9000↑

【通貨の強さ】
ポンド>ユーロ>ドル>豪ドル

【注目通貨】
・ポンド(対ユーロに対しても強い)

2021/01/18

為替研究所さん

相場の流れが変わりそうで変わらない時のトレード戦略

今回は、デイリー見通しと週間見通しが同日で、また、相場認識としては「基本的には今までの流れが明確に変わったと言えるほどの材料はないが、とはいえ全体的な値動きや、相場環境を考えると、いつハシゴ外しがあってもおかしくなく、非常に難しい」という印象を持っているので、今回はそういう時のトレードの心構え的なものを書きたいと思います。

まず、こういう「いつハシゴ外しがあるか」みたいな状況だと、短期トレードをメインにする人は、とりあえず「ハシゴが明確に外されるまでは、流れに乗っておく」「一方で流れが変わった時には早めに切る」というのが鉄則です。

前者は文字通りなのですが、後者については、例えばトレンドラインや自分の見ている指標で、「ここまで逆行したら、これは今の流れとは違う」というあたりに損切を設定するか、あるいは「今までだともう少し勢いよく上がるはずだが、何か値動きが小さくなってきた」とか、スキャルピングであれば「プライスボードの点滅ペースが変わった」とかもあり、とにかく「自分のルールの中で、流れが変わっているかいないか」の判断が重要です。

一方で、私のように逆張りスイングで「ギリギリまで耐えながら、反発を待つ」というようなスタイルの人間だと、こういう時は「基本的に手を出さない、出すならかなりロスカットを遠く置いて、少額ずつナンピンで入っていく」というのが重要です。

トレンドが続く原因の割と大きな部分がこういう「逆張りナンピンが焼かれる」というもので、そうである以上「とにかく耐える」のが大事になり、その耐えるためにはできるだけ引き付けつつ、行き過ぎたと思ったらゆっくりエントリーし始めるというのが重要です。

ただ逆張りでもある程度勝負していいタイミングがあって、それは「他の通貨や資産の流れが明確に変わっているのに、その資産だけは変わったのか変わってないのかよく分からない」という時や、「市場が明らかに買いか売りに傾いた」という時で、そういう時は逆にロスカットは比較的浅めに置いて、ある程度大きめに勝負しても良いと考えています(今はその状況ではないですが)

こういう時はチャンスではある一方、皆がそう考えてエントリーすると焼き上げで一気にまた元の流れに戻るリスクもあるためで、こういう時は想定と反した場合は傷が浅いうちにロスカットが鉄則です。

このように、「順張り」「逆張り」「相場状況」でやるべきトレードが違うという点を意識すると、トレードの見方も変わってくるかと思うので、是非覚えておいてください。

2021/01/15

為替太郎さん

政策期待で沸騰する株式市場に対して為替の動きは限定的

為替市場では、とりわけドル円の値動きレンジが小さくなっていますが、対照的に株式市場は沸騰しています。

昨日は、日経平均株価は2万8698円と、5日続伸となり、昨年来高値を更新して引けました。取引時間中には、2万8979円まで上昇する場面を見せるなど、いよいよバブル期以来となる日経平均3万円台が現実的な視野に入ってきました。

11月機械受注統計が堅調だったことと、このところの市場のリスクオンの原動力になっているバイデン次期政権の政策期待を巡る期待感の高まりが上昇を支えました。

昨日の東京時間には、大規模追加経済対策観測から、長期金利が上昇する場面もあり、為替市場では、ドル円は総じて104円前後での底堅い推移になりました。

もっとも、ニューヨーク市場では、経済対策公表を控えて、終盤に様子見が強まり、ダウは終値で68ドル安となって引けています。

昨夜は、ドル円も目先のやや円安方向の動きから流れを変えました。

先週分の新規失業保険申請件数が96.5万件と高水準だったことで、先日の雇用統計とあわせてアメリカの雇用情勢の回復の遅れが明らかになったことや、パウエル議長の早期利上げに消極的な発言などもあり、103円台半ばまで円高に進む場面もありました。

このところ長期金利がドル円にも大きな影響を与えていますが、このようにFRBは早期の金融緩和縮小に慎重とみられることから、米長期金利の大規模な上昇は見込みにくく、金利主導での相場の動きは継続しにくいでしょう。

正式な追加経済対策が発表された今日の東京時間も、為替市場の反応は限定的であり、東京市場では103円台後半での動きになっています。

引き続き、アメリカ経済の回復ペースに注目が集まります。今日に予定されている指標では、米1月ミシガン大学消費者態度指数、米1月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米12月鉱工業生産等が重要です。

16:00 英11月月次GDP
16:00 英11月鉱工業生産指数
16:00 英11月製造業生産指数
16:00 英11月商品貿易収支
16:00 英11月貿易収支
16:45 仏12月消費者物価指数
16:45 仏11月財政収支
19:00 ユーロ圏11月貿易収支
22:30 米12月小売売上高
22:30 米12月卸売物価指数
22:30 米1月ニューヨーク連銀製造業景気指数
23:15 米12月鉱工業生産
23:15 米12月設備稼働率
24:00 米11月企業在庫
24:00 米1月ミシガン大学消費者態度指数

2021/01/14

ダメおやじさん

ポンドの戻り売りに挑戦中!

こんにちは。ダメおやじです。

今週の戦略は、ドルストレートの戻り売りとしたのですが、予想通りには動いておらず、申し訳ありません。

最近の為替は金利動向で動いており、米金利が上昇すればドル円買い、金利低下すればドル円売り、ドルストレートはドル円の逆になっています。

一昨日は、英BOEベイリー総裁がマイナス金利導入に懐疑的な発言で、市場側は英金利はマイナスにはならないと判断し、ポンド買いとなりました。

ポンドは今週の戦略で、買い戦略と売り戦略の2本立てを提示していましたが、買い方で参戦された方はおめでとうございます。

ポンドも昨年9月末から上昇トレンドが続いており、もうそろそろトレンド転換してほしいところです。

週後半戦、本日はポンドの吹き値売りで臨みたいと思います。ポンド円の上値は142.3円、142.5円、ポンドドルの上値は1.37、1.372とみています。

昨年からコロナで投資を始める方が多くなり、YouTube、Instagram、Twitter、TikTok 、Discordなどの対話型SNSで新しいウォール街が作られ、お互いが投資戦略を交換し合っているようです。私も「ダメおやじの全財産を掛けた崖っぷちFXブログ」で最新情報を書いていますので、引き続きご覧ください。

では週後半、資金管理を確りと頑張っていきましょう。

2021/01/13

しーさん

ドル円104円台の攻防に注目

今週は米債利回りが急上昇しておりドル高が続いています。先週末から1.000%を越えて上昇が続いており、5日連続の陽線を示現して一時1.186%まで上昇し、その後反落して今朝の時点では1.130%付近で推移しています。ドル円は104円台まで上昇したあと米債利回りの反落と合わせて103円台まで下落しており、ユーロドルは1.2350から1.2150まで約200pipsほど下落の後にやや反発しています。

ポンドドルはポンドの方が強く、ドル買いの流れに負けていません。そこまでポンドが買われる要因はないようにも思えますが、Brexitが決着したのが効いているのでしょうか。IMMポジションはそれほどポンド買いに傾いているわけではないので、中期的に緩やかな上昇トレンドはもう少し続くのかも知れません。

全体的には久しぶりドル高なので、ドル円に注目してみます。ドル円の日足は102円ミドルを底値として約180pips上昇しています。104円台前半には75日移動平均線があり、このラインは2020年6月以来終値ベースで越えることができていません。一目均衡表の雲もあって104円台前半を上抜けるのは難しいのではないかと思います。

逆にここを上抜けるとドル円のトレンドが転換するきっかけになるとも考えられるますが、今週の残り3日間は米債利回りの動きと合わせて104円台の攻防に注目しておきたいと思います。

クロス円については、ユーロ円はユーロドルと連動して軟調展開となりやすそうです。ポンド円は対照的に141円に乗せて上昇しているので、ドル円の上昇があればポンド円のさらなる上昇を期待して買い狙いでついていきたいと思います。

2021/01/12

ZEROさん

Twitter株急落、ドル高

11日の米国株は下落、NYダウ89ドル安(-0.29%)、ナスダック165ポイント安(-1.25%)でした。為替市場はドル高。

米民主党が弾劾訴追決議案を下院に提出。罷免されなければ採決を実施するとしています。

ただし、トランプ大統領が来週退任する場合、下院で可決しても「2度の弾劾訴追を受けた」という以上には発展しないと思われます。

大統領アカウントを停止したTwitter株は急落、検閲なしSNSのParlerは閉鎖に追い込まれました。

米決算発表シーズンまでは米政局が材料になりそうです。今週はバイデン次期政権の景気刺激策「原案」が発表される見通し。

米ジョージア州の上院決選投票以降、大規模財政出動を織り込む動きです。景気刺激策の「規模」に注目しています。

投資戦略はドル円以外のクロス円を売って行く(円買い)方針です。

それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2021/01/11

とあるエンジニアKさん

新たな米国大統領就任へ

緊急事態宣言が発令されたばかりでなんとも実感がない月曜日を迎えています。木曜日に発令されましたが、金曜日はいつもと変わらない電車の風景を見た気がします。来週以降人の流れを断ち切っての新規感染者減を願うばかりですが、諸外国では2度目3度目のロックダウンはその効果に時間がかかるとされており、罰則がない日本においてはその傾向は顕著となるかもしれません。今はおとなしく自宅で過ごすのみです。

【本日の指標】
本日は東京市場が祭日により球場。特に相場を動かすような指標発表はありません。

【本日の戦略】
いよいよ1月20日に米国大統領就任を迎えるバイデン次期米国大統領。本来ならば政権の移行期間を迎えるこの時期ですが、そこに大きな混乱が生じ、連日ニュース報道されています。トランプ大統領支持者による議会乱入という衝撃的な映像は世界を驚かせました。この事件、当然ながら警備側と衝突となるわけで、数人の死者が出るなどして民主主義の牙城であった米国ワシントンは騒然としている模様。きっかけは、トランプ大統領がSNSを通じて煽ったとしてそのアカウントが永久凍結されるなど波紋は続いています。これらの一連の騒動で既に「政権移行に協力する」とした姿勢を見せていますが、民主党内では弾劾訴追に向けて動き出すなどして任期まであと一週間ちょっとと迫ったトランプ大統領を攻めています。かつての弾劾同様に、民主党だけではなく、共和党内からもその弾劾に賛成する勢力が必要であり、実質的にその弾劾が成立するのは難しい見込み。それでも任期中に二度の弾劾を受けたとあっては歴史に名を残す大統領となることでしょう。いずれにせよ最終的にはスムーズな政権移行を認めたことから、相場の反応はさほどなかったようです。おそらく同様の事件は今後就任式が行われるまでは発生せず、相場に対しては大きな影響を与えない見込みですが、改めて米国内における価値観の寸断というものを見せつけられる形となりました。ドルはこの騒動にもめげずに徐々に復権しつつあり、今後もこの伸びに期待したいところです。

2021/01/08

しましまさん

今日は米雇用統計に注目、ドル反発の流れ継続なるか

昨日は米10年債利回りや株価の上昇等を受けドルが買われ、ドル円は103.96円まで上昇、ユーロドルは1.22ドル台中盤まで下落するなど全体的にドルが反発する流れとなりました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

16:00:独・11月鉱工業生産
22:30:米・12月非農業部門雇用者数/12月失業率
22:30:加・12月新規雇用者数/12月失業率

米雇用統計の市場予想は12月非農業部門雇用者数が7.1万人、12月失業率が6.8%です。前回は11月非農業部門雇用者数が市場予想46.9万人に対し結果24.5万人と予想より弱い結果に、11月失業率が市場予想6.8%に対し結果6.7%と予想より強い結果となりましたが、今回は非農業部門雇用者数が予想より強い結果となるか注目されます。

昨日のドル円は東京時間は103円台前半での値動き、欧州時間103円台中盤へ上昇、NY時間も続伸し103.96円の高値を付けました。今日堅調な動きとなると104円台前半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると103円台中盤への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは東京時間は1.23ドル台前半で上値重く欧州時間1.23ドルを割り込み1.2245ドルまで下落、NY時間も1.22ドル台中盤〜後半で上値重く推移しました。今日も軟調な動きとなると1.22ドル台前半〜1.22ドル付近への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると1.23ドル付近〜1.23ドル台前半へ上昇できるか見たいです。

では、今日も頑張りましょう!

2021/01/07

為替見習さん

円、ドル軸の力関係変化と欧州勢参入後の指標発表時間帯に注目

昨日の為替相場は、前日に続いて円の弱さが目立つ展開となりましたね。またポンドやカナダがやや位置を落としましたが、オセアニアは強い位置を維持しており典型駅「リスク選好型」の位置関係が継続しています。

週間予想でも書いたように、概ね「リスク選好」つまり円売りの動きが出やすいと見ますが、週末には雇用統計も控えていることから、円軸に加えてドル軸の動きにも注目したいところ。

特にドルは昨年後半から弱い状態が続いており、戻しても売られる展開ですから、ドルストレートは取引しやすく、私自身昨年取引して利益を出し続けた豪ドル/米ドルも早速目標を上抜けする展開となっているので、ドルストレートも見ていくことで利益を出す機会は増えると思います。

このような中で今日のイベントとしては、スイスの失業率、ドイツ製造業受注、ユーロ圏消費者物価指数速報、小売売上高、消費者信頼感確報、カナダ国際商品貿易、Ivey購買担当者景況感指数、米貿易収支、新規失業保険申請件数、ISM非製造業景況指数と、そこそこインパクトのある指標が予定されていますので、大きな動きが出る可能性も。

そのためまずは資金管理を万全にしたうえで、取引はなるべく当日決済としたり、ポジションを分散させて弾幕を張るような取引方法を採用するなど、事前に自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで取引したいですね。

ではまず火曜から水曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、水曜はNZDが1.05%、AUDが1.01%、EURが0.67%、USDが0.36%、CHFが0.32%、CADが0.31%、GBPが0.27%となっていて力関係は【NZD>AUD>EUR>USD>CHF>CAD>GBP>JPY】という形に。

火曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【AUD>NZD>CAD>GBP>EUR>CHF>JPY>USD】でしたから円が弱い位置で推移し続けていること、ドルが位置を上げたこと、ポンドやカナダが位置を下げたこと、オセアニアが強い位置を維持していることがわかります。またこの位置関係は「リスク選好型」に近い状態でもありますね。

続いて9時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けて全体的にフラットから上向きとなっており、現状は円売りの動きが出ればロングのチャンスになりやすい状態。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形が低リスク。

逆にここから円買いの動きが出た場合には各通貨の短期トレンドが悪化し、ポンド円はショートのチャンスですし、その他も勢いが強くなれば下向きに変化。こうなると今度はショートのチャンスに変わることになりますので、力関係上弱い通貨を売って円を買うのが低リスクですね。

個人的にはここ数カ月取引してきた豪ドル/米ドルが目標をすぐに上抜けしたため、0.80まで少しポジションの配置を減らして追いかけることに変更。

取引方法は弾幕を張るように多く注文を配置して0.6まで下げても大丈夫なように。その上で決済は15pipsで高回転させて何度も上下動を取っていく形を継続します。

また単発での取引はポンド円に絞ってしばらく取引する予定。こちらも下げたらある程度拾って良いと思っていて、140円より下では少し厚めに、さらに135円より下は強気に。130より下はショートでも対応できるようにしておき、全て当日決済で。決済値幅は50銭程度でこちらも注文は固めずにバラして取引する予定です。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2021/01/06

斉藤学さん

クロス円中心に買われると予想

みなさん、こんにちは。
斉藤学です。

【前日の概要】
NYダウは-382ドル安、日経平均株価も-99円安の27158円で引けました。ドル円は102.60円まで下落、クロス円はやや反発しています。

【前日の結果】
・ダウ平均 30391.60(+167.71 +0.55%)
・日経平均 27105.00(+5.00 +0.02%)
・NY金先物 1954.40(+7.80 +0.40%)
・NY原油先物 49.93(+2.31 +4.85%)

【経済指標】
★★★
24:00 (米) 12月ISM製造業景況指数 前回:57.5 予想:56.5 結果:60.7

【本日の戦略】
<ドル独歩安の地合いに>

昨日、東京都における新型コロナウイルス感染者数が1278人と急増したことをきっかけに、ドル円は103円台割れ。一時102.60円まで下落するなど、ドルへの売りが続きました。イギリスは来月中旬までロックダウン、ドイツでも都市封鎖を今月末まで延長することが決定されています。状況は悪いのですが、ドルが売られたことで他通貨が買われ、クロス円は次第に反発するなど、ドル独歩安の様相となっています。

また、NYダウが反発したほか、OPECプラス会合で増産見送りが決定されたことを受け、原油は一時50ドル台の節目を突破。これにより、オセアニア通貨やカナダドルなど資源国通貨へ買いが入っています。新型コロナウイルス変異種への警戒感は高まっているものの、今のところドル以外は買われているので、為替はクロス円中心に上昇と予想します。

【経済指標】
★★★
22:15 (米) 12月ADP雇用統計(前月比) 前回:30.7万人 予想:5.0万人

【本日の予想レンジ】
・ドル円   102.20〜103.50→
・ユーロ円  125.50〜127.50↑
・ポンド円  139.00〜141.00↑
・豪ドル円  79.00〜80.50 ↑
・ユーロドル 1.2230〜1.2400↑
・ポンドドル 1.3550〜1.3700↑
・ドルスイス 0.8700〜0.8850→

【通貨の強さ】
豪ドル>ユーロ>ポンド>ドル

【注目通貨】
・豪ドル(原油が一時50ドル台を回復)

2021/01/05

為替研究所さん

2021年はドル安トレンドからスタート

昨日が2021年の為替相場のスタートでしたが、欧州時間まではドル安トレンドでスタートし、NY時間から若干戻したものの、今日もドルが弱めで推移しています。ドル円については、コロナショック前後の過剰な動きを除けば、4月以降は割と一貫して綺麗な下落トレンドにありましたが、2021年最初の日もそういう感じでした。

去年のコロナショック前後を除いたドル安トレンドについては、

・2019年まで先進国で一番の高金利通貨であったのが、コロナショック後はゼロ金利に
・金融緩和・財政出動の規模が他国と比べても大きく、ジャブジャブに資金を供給していた
・アメリカがコロナによる人的被害が一番大きい

といった理由から、ある意味でセオリー通りの下落であり、ただ、その一方でコロナショック第二波がいつ再発してもおかしくない中で、そこまで大きく下げるということもなく、ジリジリと下げる展開となっていました。

2021年も、基本的にはこの傾向は続くと考えられ、短期的にはドル安目線を継続することになるかなと思われます。

ただし、ドル円については100円という非常に重要な節目が次に控えており、また、こうしたドル安材料は既にある程度出尽くして、12月のFOMCでも追加緩和については消極的であったことも考えると、この節目を超えての下落となるか?と言われると、正直「分からない」としか言いようがなく、一発でするっと抜けることはないと思うので100円や2020年安値が近づいてきた時には一旦はスキャルでの買い回転はできるとは思うものの、そんなに何回も回数をこなしたくはないかなと思っています。(2回までは買いで入っても良いと思いますが、3回目にチャレンジされたらもう入りづらいなという印象)

ドル円は長期チャートで見ても、

・100円は非常に強い支持線
・100円について多少オーバーシュートすることはあっても、短期のオーバーシュートであれば96円までで、そこを下抜けると80円前後までは割と急激に落ちやすい(史上最安値は75円台)

という特徴があります。

個人的には、ドルという基軸通貨の価値が長期的に下がり続けることはないと考えているので、安いうちに仕込んでおこうと思っており、長期保有ポジションの形成を始めましたが、こういう長期で考える場合には、最低でも80円くらいまでの下落は織り込みながらトレードした方が良いと思います。(私は75円までは織り込み、そこまで行きそうならその時にどうするか考えよう、という感じでポジションを持っています)

2021/01/04

為替太郎さん

新年相場のはじまり。早々に動きが出てきそう

今日から2021年の為替市場が始まります。

今週は平日の日数が5日あり、また、金曜日にはアメリカの12月の雇用統計を控えていますので、様子見というよりは、早々にチャート的な動きが出てきてもおかしくは状況です。

正月休みの間、日本では首都圏の緊急事態宣言の発令に向けて事態が展開しました。さらに、週明けに政府が、週内の緊急事態宣言の発令に向けて検討に入ったとの報道で、株安円高になっています。

このところドル円は円高の流れが継続していましたので、年明けの動きも、その動きに沿った流れと言えます。

先月のドル円は、途中まで概ね103円台を保って終わりそうな雰囲気でしたが、実際には、先週にも一時102円台に突入する場面があるなど、ドル安傾向がクリアに現れました。

ユーロドル、ポンドドル、豪ドルドルでも、一様にドル安傾向になっています。

とりわけ大統領選挙からは、総じて株高・ドル安の動きが強まっており、この流れにどこまで継続性があるのか新年の市場の動きに注目されるところです。

ユーロドルに関しては、ユーロへの警戒感も強まってきました。仮に流れが維持されたとしても、目先で、ECB当局者からけん制発言があれば、ユーロの上値を抑える場面もでてきそうです。

ポンドドルは、このところ、上昇が継続していましたが、31日の取引はもみ合いでした。英国とEUの自由貿易協定が暫定発効したことで、欧州市場では2018年5月以来の水準の高値を付ける場面もありましたが、ニュヨークでは上げ足がストップした形です。

週内の材料として、上述の金曜日の米雇用統計をはじめとして、ISM製造業景気指数、FOMC議事録など、かなり多くの指標やイベントが控えています。

そのため、今日以降、これらの中身を見極めて、順次消化していく流れになります。よって、今日の欧米市場ではある程度動意が出てくる可能性があると思います。

新年の取引が本格化していけば、従来のドル安トレンドが継続する動きを見せる可能性もありそうです。とくにポンドドルは、引き続き多いに注目したいところです。

16:00 トルコ12月製造業PMI
16:00 トルコ12月消費者物価指数
17:30 スイス12月VME購買部協会景気指数
17:50 仏12月製造業PMI
17:55 独12月製造業PMI
18:00 ユーロ圏12月製造業PMI
18:30 英11月消費者信用残高
18:30 英11月マネーサプライM4
18:30 英12月製造業PMI
23:45 米12月製造業PMI
24:00 米11月建設支出

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