昨日の為替相場は、昼過ぎからNY前半まで円を軸とした動きが出て円売り傾向が鮮明となりロングで攻めやすい相場となりましたが、NYクローズにかけては少し戻しも入って力関係も変化しており、前後半で全く様子が異なる相場となりましたね。 また今日は午前中円が買われる動きが出ていることから、引き続き円軸の動きに注目していきたいところ。 イベントとしてはユーロ圏各国のGDP速報や消費者物価指数速報、英国のネーションワイド住宅価格指数、スイスの小売売上高、カナダGDPに米国のPCEデフレータ・コアデフレータ、シカゴ購買部協会景気指数、ミシガン大消費者信頼感指数確報、さらに主要企業決算ではアストラゼネカ、バークレイズ、BNPパリバ、エクソンモービル、シェブロンなどが予定されており、欧州勢参入後には大きな動きが出る可能性も。 そして週末で調整が入ることも考えると、まずは資金管理を万全にしたうえで、極力当日決済としたり、ポジションを分散させて弾幕を張るような取引方法を採用するなど、事前に自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで取引したいですね。 ではまず水曜から木曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、木曜はCADが0.71%、CHFが0.42%、GBPが0.39%、USDが0.34%、EURが0.30%、NZDが0.11%、AUDが0.08%となっていて、力関係は【CAD>CHF>GBP>USD>EUR>NZD>JPY>AUD】という形に。 水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【NZD>CAD>CHF>AUD>EUR>GBP>JPY>USD】でしたから、オセアニアとドルが位置を落としたこと、円が弱い位置を維持していること、カナダとスイスが強い位置を維持していること、ポンドが位置を上げたことなどさほど変動率は高くないものの変化が出ていることが見てとれます。 ただ11時現在は円が強い位置に来ておりまた変化していますので、これがNYクローズにかけてどのように変化していくかに注目ですね。 続いて11時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、今朝からの円買いを受けて各通貨ともに下向きとなっていますので、現状は円買いの動きが継続すればショートのチャンス。この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形が低リスク。 逆にここから円売りの動きが出れば各通貨の短期トレンドは改善し、勢いが強ければロングのチャンスに変わります。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形が低リスクですね。 個人的には昨年から約1年取引してきて利益を出し続けている豪ドル/米ドルロングを継続。現状0.77から0.78の間での上下動ということもあって安心してみていられるゾーン。そのため今後もこれまで通り0.78〜0.80、0.76〜0.78と0.02幅でゾーンを決めていて、下は0.60までカバーできるように資金管理をしています。 基本この0.02刻みゾーンと、上げた場合、下げた場合のシミュレーションをしておき、取引方法は弾幕を張るように多く注文を配置して最悪下は0.6まで下げても大丈夫なように。上は一旦0.80と見ていますが、また抜けた場合はその後の推移を見たうえで引き上げます。また決済はこれまで同様15pipsで高回転させて何度も上下動を取っていく形を継続します。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは+3ドル高、日経平均株価も+62円高の29053円で引けました。ドル円は一時109.08円まで上昇、クロス円も連れ高となっています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 33820.38(-164.55 -0.48%) ・日経平均 28930.00(-125.00 -0.43%) ・NY金先物 1773.90(-4.90 -0.28%) ・NY原油先物 63.86(+0.92 +1.46%) 【経済指標】 ★★★★★ 27:00 (米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表 前回:0.00-0.25% 予想:0.00-0.25% 結果:0.00-0.25% ★★★★★ 27:30 (米) パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見 【本日の戦略】 <ドルへの買いは一服> 昨日のドル円は買いが続き、15時ごろに一時109.08円の高値を付けました。その後は上昇が一服し売りに押されましたが、108円台半ばを維持しています。早朝のFOMCも、やや重し。声明では、経済活動と雇用は力強さを増した」と景気回復の認識が示されたものの、パウエルFRB議長は「インフレの上昇は主に一過性の要因を反映」と慎重姿勢が示されたことで米10年債利回りは1.611%へ低下。本日のドル円は、上昇一服で値固めと予想します。 一方、FOMC後のドル売りでドルストレートが買われており、クロス円は比較的堅調に推移しました。原油高が進んでいることで、資源国通貨への買いが強まると予想します。 <ロンドン時間以降の動きに注目> なお、本日の東京市場は昭和の日で休場、為替市場は通常通りですが市場参加者は少なく、15時あたりまで小動きが続くでしょう。ロンドン時間に入れば、次第に値動きが出てくると思われます。 【経済指標】 ★★★ 21:30 (米) 前週分新規失業保険申請件数 前回:54.7万件 予想:55.8万件 ★★★★ 21:30 (米) 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率) 前回:4.3% 予想:6.6% 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 108.00〜109.30 → ・ユーロ円 131.00〜133.00 ↑ ・ポンド円 150.50〜152.50 ↑ ・豪ドル円 84.00〜85.50 ↑ ・ユーロドル 1.2050〜1.2230 ↑ ・ポンドドル 1.3850〜1.4050 ↑ ・ドルスイス 0.9000〜0.9200 → 【通貨の強さ】 豪ドル>ポンド>ユーロ>ドル 【注目通貨】 ・豪ドル(原油高やドル安)
今週頭時点では「ドル円が108円あたりでサポレジ転換できれば割と売りが狙いやすくなりそう」とか考えていたのですが、昨日108円台後半まで上がり、今日も執筆時点で109円が現実的に見えるレベルにまで来るなど、判断が難しい形になっております。私自身も108円で売っていたのですが、昨日108.4円で損切しました。(106円台まで握ろうと思っていました) 今は「2021年1月からのトレンドラインの辺りで反発した」「一目均衡表の雲の辺りで反発した」「一度大きな下ヒゲ陰線をつけてからの逆流」と見ることもできる反面、また21日移動平均線に近づいてきていることや、5月は元々円高になりやすい月だなあとか、その辺りで反発すると日足レベルで綺麗なヘッドアンドショルダー的な形になる(ヘッドアンドショルダーはボトムを割るまで完成ではないのでその時点では未完成)よなあとか、上がる材料も下がる材料もどちらも簡単に見つけることができて、つまりはトレードしづらい状態と言えます。 明日から日本がGWで、また月末月初という要因もあり、さらにチャート的にも上がると言っても下がると言っても一定の根拠を持てるという、一番やりづらい環境にあるので、ドル円は一旦静観しようと思ってます。 また、もう一つ注目していた豪ドル/NZドルについては、今日10:30発表の豪消費者物価指数が予想0.9%に対して、実際は0.6%という結果を受けて、発表前は1.078程度だったのが、一時1.074近くまで落ちるなど、かなりの下落となりました。豪ドル/NZドルは、短期的にはこういう大きな反応をした後は、しばらくこの方向で動くことも多いので、基本的には下目線で引き続きおり、1.09台などで仕込んだポジションは、1.07ギリギリくらいまで伸ばしていこうと思っています。 ただ、このくらいの結果でRBAの政策が変わるとも思えず(元々追加緩和の余地も小さければ、マイナス金利に対しては否定的)、基本的には1.06-1.08をメインとしたレンジであるという認識は変わらないので、利確も少しずつやっていくものの、1.065くらいまでには終えたいというのも変わらず考えております。 来週5/4にはRBAもあり、この時日本市場がクローズして流動性が低いので、ここで値動きすると良いなあとは思いつつ、これまでの結果を踏まえると正直そこまで期待もできないかなと考えており、まあ「動けばいいなあ」くらいで見ることにします。
昨日の日経平均株価は、前週末比105円60銭高となり、反発しました。 先週末のニューヨークでは、4月米PMIの速報値が過去最高を記録し、また、バイデン政権の富裕層へのキャピタルゲイン課税引き上げに関しても、楽観的な見方が広がったことで、主要株指数は上昇を見せました。 とはいえ、昨日の東京市場は、国内では、4都府県での緊急事態宣言や、25日投開票の補選で政府与党が全敗したことも先行き不透明感を強めており、取引時間中にはいったん下げに転ずる場面もあるなど、勢いを欠く展開でした。 これに対して、為替市場では従前の流れを引き継ぎ、ドルが軟調な展開に。東京時間の終盤は、107円70銭台と、先週よりも若干の円高水準で取引されました。 先週の海外市場では、ユーロ買い・ドル売りがかなり強まりました。そのため、ユーロドル、ユーロ円の上昇とあわせ、ドル円には円高方向の力が強まっていました。先週のユーロ圏景況指数の好調もあり、ユーロの選好が目立つ展開だったといえます。 しかし、昨夜はこのドル安の流れに巻き戻しが起きる展開となり、ドル円は108円台を回復しています。FOMCを前にして、ドルの買戻しが強まったことが材料です。 株式市場に関しても、ダウは小幅下落ながら、ナスダックとS&P500が最高値を更新するなど、堅調な展開が続いています。 こうした動きを受けて、今日の東京市場でも、ドル円は108円20銭台〜30銭台と、急激な円高傾向に歯止めがかかった格好です。日銀会合とFOMCを控えて、これ以上円高にも進みにくい地合いだったということでしょう。 今日の日経平均株価は、小動きで小幅なプラス圏とマイナス圏を行き来する展開になっており、材料を控えて明確な動意はない状況です。 タイ国軍とミャンマー軍の間で軍事衝突が報じられていますが、特段、株式、為替ともにリスクオフが強まる展開にはなっていません。 ひとまず、目先は日銀会合とFOMC待ちの相場でしょう。とりわけFOMCは内容次第では、だらだら続いたドル安局面のトレンドの転機になることもありそうです。 未定 日銀金融政策決定会合政策金利 未定 日銀展望レポート 未定 FOMC1日目 20:00 メキシコ3月貿易収支 22:00 米2月住宅価格指数 22:00 米2月ケース・シラー米住宅価格指数 23:00 米4月コンファレンス・ボード 23:00 米4月リッチモンド連銀製造業指数
おはようございます。ダメおやじです。 コロナの二重変異株など感染拡大と重症化が止みません。日本は東京五輪までに非常事態宣言とワクチン接種で感染者ゼロの完全防護体制に臨んでいますが、感染者数は増加の一途です。 日常生活や経済回復はまだまだですが、株価はコロナショック以上に戻して先行き明るいムードです。ドル円の方は昨年高値113円台を抜けきれず、111円手前から下落しています。ドル安相場も相まってですが、今まではドル円が下げ出すと株価が後追いしているので、相場はドル円次第ということです。 ドル円は世界2番目の取引量を占め、実需の動きもあり、下落は買い支えでゆっくりですが、買われ出すと慌てて買うため上昇は急ピッチです。ドル円の月足や週足を見ると過去4年間は100円〜115円を往来しており、このサイクルが続くとすれば、まだまだドル円は下げそうです。週足では106円〜104円までの下げはありそうで、月足を見ると95円も見えてきます。 今週28日FOMCでもFRBは方針を変えず2023年まで緩和維持を固持すると思われます。方針をコロコロ変えていたのではFRBの名が廃れてしまいますから。とすれば、ドル安相場は後2年続くと言うことになり、ドル円下落も納得できますね。 さて、ドル円は売りスワップのマイナスが大きいので、長期保有にはどちらかと言うと買いがいいでしょう。 「ダメおやじの全財産を賭けた崖っぷちFXブログ」ではダメおやじのトレード手法も公開していますので見に来て下さい。 4月も過ぎようとしていますが、まだ寒さが続く日もあり、今年の夏も冷夏かなと、体調管理には気をつけて、良きトレードをしていきましょう。
今週のドル円は108円中盤を割り込んで108.00円付近まで下落しました。コインベースがナスダックへ上場したことによりSell the fact的に仮想通貨が軟調展開となったり、FRBが6月から資産購入を段階的に減らすための議論を始めるのではとの話がでたりと、やや調整ムードが漂った1週間でした。 極めつけは20日(水)のBOCが主要国の中で先駆けてテーパリングを開始したことで、FRBのテーパリングも一気に現実味を増してきました。この動きは緩和状態から引き締め方向への施策となってドル買い方向の要因となりますが、株にとってはネガティブとなります。 バイデン大統領は富裕層向けにキャピタルゲイン税をほぼ2倍の水準に引き上げる提案を行うようで、増税前に株を売却する動きにつながり米株価は下落しています。ドル円は107円台に突入しており、本日は軟調な展開が予想されます。中長期的な下落トレンドにはつながらないと思いますが、買い狙いは一旦休憩して短期的にはショート目線で見ておいたほうがよいかも知れません。 4月もあっというまに4週目が終わり、来週にはゴールデンウィークが始まります。数年前まではゴールデンウィーク中の急落に警戒が必要という年もありましたが、今年は3度目の緊急事態宣言が発令される地域もあってSell in Mayになるほどの過熱感はあまりなさそうです。 また、仮想通貨がリスクオンを牽引してきた一面もあったと思いますが、こちらも一段落した感があるため、ここからはリスク選好相場にはなりにくいのかも知れません。夏から冬にかけてFRBがテーパリングを開始しそうだという大きな流れは抑えておき、軟調展開が落ち着いてからドル買い方向でのエントリチャンスを探したいと思います。
21日の米国株は上昇、NYダウ316ドル高(+0.93%)、ナスダック163ポイント高(+1.19%)でした。為替市場はドル安+カナダドル高。 カナダ中銀は資産買い入れペースを、週40億カナダドルから週30億カナダドルへ縮小。他の先進国に先駆けてテーパリングを開始しました。 また、経済のスタック(たるみ)が吸収される時期を23年中から22年後半へ前倒し。利上げ開始時期が前倒しになったことを示唆しています。 本日はECB金融政策、ラガルド総裁発言に注目が集まっています。昨日のカナダ中銀同様、タカ派ならユーロ買い、ハト派ならユーロ売りとなりそうです。 投資戦略は欧米の比較では、米の回復が早いとみて、ユーロドルは中長期で戻り売り継続とします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
朝晩は時折肌寒さが残るものの、日中の陽気は時折夏日を観測するなど春も過ぎ去ろうとしています。気がつけば4月もあと少しで、もう少しでGWを迎えようとしています。 昨年の今頃は初めての緊急事態宣言の発令で、在宅ワークと外出制限で悶々としていた日々でしたが、今年もまた同じような状況です。ただし気分的には既に慣れがあるのか、通勤にしても出かけるにしても人の多さが目立つようになりました。これで外国人観光客が戻ればかつての日々なのでしょうが、それはマスクが必要なくなる時同様に先の話となりそうです。 【本日の指標】 本日は特に相場を動かすような指標の発表は予定されておりません。 【本日の指標】 コロナ禍に伴う国内の情勢が危うくなってきました。既に大阪では緊急事態宣言の発令要請が出たのですが、それに引き続いて東京も発令を要請するとの報道が。そうなれば隣接する県も同様に要請することが予想され、現実となればこれで三度目となります。 管首相が米国訪問時に米国大手製薬会社のファイザーから追加でワクチン供給を受けることを同意し、年内に大多数の国民が必要とする量を確保出来ることが現実的となり、ポジティブなニュース到来と思っていた矢先の出来事。既にこのニュースに対して相場は反応し、先行き不透明感からの株価下落という結果に。為替相場においてもドル円は徐々に下がり、一時は107円台となるなどリスクオフの流れが続いています。 また、週の戦略で述べた通り、先週の日米共同宣言に対する習近平国家主席の明確な警告が示されるなど、台湾を巡って日米中三カ国を巡る状況にも先行き不透明感が漂っています。中国が今後切れるカードは、かつての対韓国や対オーストラリアに示したような、露骨な貿易の制限。オーストラリアの石炭輸入制限で停電が頻発した時同様、中国側も無傷で済むはずがありませんが、それでも東シナ海南シナ海の覇権を目指す中国にとっては重要な策の一つとなるでしょう。 以上挙げたニュースはいずれも相場への不透明感が増す方向で、円高ドル安の流れを生み出します。既に勢いを失っているドル円ですが、こうした情勢もドル円の売りを推奨する後押しとなり得ます。ドル円売り継続です。
昨日はドル売りの流れがさらに進行し、ドル円は108.01円と108円にせまる下落となりましたが辛うじて108円台は維持、ユーロドルは続伸し1.20ドル台へ乗せ1.2048ドルの高値を付けました。 ポンドもドルに対し強い動きでポンドドルは1.38ドル台前半から1.3993ドルまで大幅上昇、ポンド円はポンドドルの大幅上昇を受け堅調に推移し151.33円の高値を付けました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 10:30:RBA議事録公表 15:00:英・3月失業保険申請件数/3月失業率 昨日のドル円は東京時間108円台後半から108円台中盤へ下落、欧州時間も続落し108.01円まで下落も108円台は維持、NY時間は108円台前半で上値重く推移しました。今日軟調な動きとなると107円台後半〜中盤への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると108円台中盤へ上昇できるか見たいです。 昨日のユーロドルは東京時間は1.19ドル台後半から1.19ドル台中盤まで下落も欧州時間は大幅上昇し1.20ドル台へ乗せ1.2048ドルまで上昇、NY時間も1.2010ドル台〜1.2040ドル台で底堅く推移しました。今日も堅調な動きとなると1.20ドル台後半〜1.21ドル付近へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.20ドル〜1.19ドル台後半への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
先週金曜の為替相場は、終値ベースの変動率がやや低めであったものの、力関係ではポンドやカナダが強く、オセアニアが弱い形で引けましたね。 ただ先週一週間を通してみるとオセアニアは強い位置で推移していますし、その反対に弱かったのはドル。ドル軸の動きがかなり明確だった印象なので、今週もまずこのドル軸の動きが明確に出るのかに注目したいところ。 このような中で週明けとなる今日は欧州市場でユーロ圏経常収支や建設支出、夜にカナダの住宅着工件数などの発表が予定されているものの、それぞれインパクトは小さいので、基本は欧州勢参入後からNY市場における力関係や短期トレンド変化を見ておくと良いでしょう。 ではまず現状の力関係ですが、こちらは週間予想で記載しましたので詳細はそちらを確認していただくとして、ポイントは金曜NY終値時点で【GBP>CAD>CHF>EUR>USD>JPY>AUD>NZD】という位置関係となっており、ポンドやカナダが強く、オセアニアや円が弱い位置にあることがポイント。ただ前述したように週単位で見るとオセアニアは強いです。 そして短期トレンドは金曜NY終値時点で各通貨ともフラットに近く、オセアニアがやや下向き気味といった程度。 この現状だと攻めにくい場面とも言えますが、逆に考えれば円軸の動きが明確に出れば上下どちらにもチャンスになりうる状態とも言えます。 そのため今後は円やドルを軸とした動きを見ていけばチャンスをとらえやすく、ここから円売りの動きが出れば各通貨ともにロングのチャンスになり、力関係上強い通貨を買って円を売る形が低リスクとなります。 逆にここから円買いの動きが強まればショートのチャンスとなるので、力関係上弱い通貨を売って円を買う形が低リスクですね。またドル軸の動きが出た場合は、円をドルに置き換えれば同様です。 個人的にはここ数カ月採用している豪ドル/米ドルロングを継続。詳細は週間予想を見ていただくと分かりやすいと思いますが、今のところ0.80までは追いかけるつもりであり、下げた場合でも0.6まで見ておき、順張りを基本としつつも昨年のように0.70より下では逆張りも有効と見ています。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは+53ドル高、日経平均株価も+21円高の29642円で引けました。ドル円は108円台後半へ下落、クロス円もオセアニア通貨以外売られています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 34035.99(+305.10 +0.90%) ・日経平均 29750.00(+150.00 +0.51%) ・NY金先物 1766.80(+30.50 +1.76%) ・NY原油先物 63.46(+0.31 +0.49%) 【経済指標】 ★★★ 21:30 (米) 前週分新規失業保険申請件数 前回:74.4万件 予想:70.0万件 結果:57.6万件 ★★★★ 21:30 (米) 3月小売売上高(除自動車)(前月比) 前回:-2.7% 予想:4.8% 結果:8.4% 【本日の戦略】 <ドルは伸び悩み> 昨晩発表された米経済指標は軒並み良好で、特に米3月小売売上高が9.8%と予想5.5%を大きく上回りました。しかし、ドル円は伸び悩み108円台後半へ下落、米10年債利回りも1.565%へ低下しています。特に悪材料は出ておらず、むしろ買い材料の方が多いはずなのですが、米国のインフレと経済成長への期待は織り込まれてきていると見られ、ドルの上値が重くなっていると思われます。 <株高による円安に期待> 一方で、NYダウが史上最高値を更新しており、リスクオンムードは継続中。ドルの逆行安は頭の痛いところですが、株高が続けば次第に円売りの方が強くなってくるので、円売りによる円安、ドル円の上昇に期待したいところ。 戦略としては、原油高の影響で資源国通貨が強いので、豪ドルやカナダドルを保有しつつ、ドル高を待つ感じが良いでしょう。 【経済指標】 ★★★★ 23:00 (米) 4月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 前回:84.9 予想:89.0 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 108.40〜109.40→ ・ユーロ円 129.50〜131.00→ ・ポンド円 149.00〜151.00↑ ・豪ドル円 83.60〜85.00 ↑ ・ユーロドル 1.1900〜1.2030→ ・ポンドドル 1.3700〜1.3870↑ ・ドルスイス 0.9150〜0.9300→ 【通貨の強さ】 豪ドル>ポンド>ユーロ>ドル 【注目通貨】 ・豪ドル(原油に連れ高)
今週は、個人的にはRNBZのある豪ドル/NZドルに注目し、売りポジションを持っておりましたが、RBNZの結果は政策金利は現状維持で、声明は ・現在の刺激的な金融設定を維持することに合意 ・必要に応じて政策金利を引き下げる準備がある ・中期的な成長見通しは2月時点のシナリオと同様だが、見通しは依然として非常に不確実 ・経済活動は国内支出の早めの回復の後、夏の数カ月に渡って減速した というように、最後のコメントが若干不穏ではあるものの、基本的には前回から大きく変わらずでした。 それに対しての相場のリアクションは、発表直後はあまり反応しませんでしたが、その後昨日の間には全体的に豪ドル/NZドルが下落傾向(NZドル上げ方向)にありました。 今回のRBNZは、NZ政府が住宅価格高騰に対して税制で対抗する姿勢を見せ、その結果RBNZへの利上げ圧力が下がるのではという観測→NZドル下げという経緯もあったので注目していたのですが、現状維持であれば、基本的には豪ドル/NZドルは再び1.06-1.08のレンジに戻すと考えており、売りポジションは引き続きホールドしようと思っています。 この通貨ペアは、豪とNZの金融政策の差で動きやすい通貨ペアで、豪もNZも現状維持を明言しており、経済環境から考えても「まあ、それはそうだろう」という感じなので、今はレンジトレードが非常にやりやすい環境にあり、私はレンジ内ではリピート系注文、レンジを外れたら積極的に逆張り裁量も入れていく方針でやっています。 他の市況に目を向けると、米株は引き続き緩やかな上昇基調、VIXは緩やかな下落基調、原油はもみ合い継続、新興国通貨は一瞬弱くなったものの戻しつつある、長期金利は若干下げ気味というように、先週からの流れを基本的には引き継いでいるものと見ています。 今のような「不穏な空気はありながらも、緩やかなリスクオンの時」は、流れに逆らって売りを持つのはあまりおすすめできない反面、流れが変わるといきなりドカンと下げることもあり、市場も全体的に不穏な空気感はずっとあるので、あまり建玉を大きくしない方がいいと引き続き思っています。(豪ドル/NZドルだけはやりやすいので、個人的にもそれだけは積極的にやってます)
昨日の為替市場は、総じて軟調な展開になりました。アメリカの消費者物価指数の発表を控え、ドル円にして、109円台前半での慎重な動きが続きました。昨日13日の日経平均は、終値で212円高の29751円大幅な反発となり、堅調さを維持しています。前日の下げへの反動もあり、取引時間中には、300円超上昇する場面もありました。また、昨日のニューヨーク市場では、3月の米消費者物価指数が発表されましたが、前月比で2012年以来の伸びとなりました。 これにより、経済活動の回復と金利先高観が強まる展開となり、一時的にドル買いが進む局面もありました。一時的な米10年債利回りの金利上昇に合わせて、ドル円も109円台半ばまで買われる場面もありました。もっとも、この勢いは長続きせず、早々にドル円も失速しました。 今日の東京市場では、ドル円は109円割れになっており、昨日に比べて大きく円高方向になるなど、株安、円高、ドル安の方向へ進んでおり消費者物価指数を材料にしたドル買いは限定的なものに終わりました。株式市場も下落して始まっており、これを受けた米長期金利の低下やリスクオフによるドル売りの展開は継続しています。現在の流れでは、ドル円はもう一段の下落があってもおかしくないように思います。ポンドやユーロなども4月に入って、買いが後退しており、ドルや円が押し上げられる展開になっていますが、ドル円も110円台をピークにしてピークアウトしている感があります。3月までの動きのテクニカル的な巻き戻しともいえます。 金利先高観の後退により、長期金利も落ち着いてきており、米10年債利回りは、直近では1.70%をめどとした小幅上昇の展開になっています。こうした情勢のなかで、ドル買いが一段と進むような展開にはなっていません。 とはいえ、まだまだ先行きには予断を許しません。3月米卸売物価指数は、約9年ぶりの大きさとなっており、消費者物価指数の強さと併せて、金利先高観の材料になっています。 今後の経済指標や要人発言の流れ次第では、再び米長期金利が上昇し、主要通貨に対するドル買いが再び強まる局面も想定されます。
18:00 ユーロ圏2月 鉱工業生産 20:00 米MBA住宅ローン申請指数 20:00 南ア2月小売売上高 21:30 米3月輸入物価指数 25:00 パウエル議長発言 27:00 米ベージュブック
こんにちは。ダメおやじです。 入学式や入社式も終わり桜も葉桜となりました。毎年4月は花見で一杯でしたが、今はテレビ中継で夜桜を観ながら家飲みでした。 昨日の相場は、先週末に最高値更新した米株の先物が利食い売りから始まり、ドル円・クロス円・ドルストレートも下落しましたが、月曜早朝の急落は戻すことが多く、ドル円以外は戻しが入りました。 クロス円は朝の同値で動き無し、ドルストレートは大きく買い戻されました。ドル安の動きですが、これからの動きが重要でしょう。 <経済指標など> 中国貿易収支(11:00頃) 英GDP(15:00) 英製造業生産(17:30) 米消費者物価指数(21:30) OPEC石油在庫統計(23:30) <相場の波動>上寄りしたら売り方針の日逆なら見送れ ドル円は上昇トレンドに転換気味でしたが、また下降トレンドに戻ってきました。下降トレンド9日目。上値は109.8円、下値は109円とみています。 ポンド円は下降トレンド6日目ですが、上昇トレンドに転換気味です。上値は150.9、下値は149.5とみています。 ユーロドルは上昇トレンドから下降トレンドに転換気味でしたが、また上昇トレンドに戻っています。上昇トレンド9日目。上値は1.194、1.196、下値は1.186とみています。 オージドル円は下降トレンド8日目ですが、ボトムの時間帯に入っており、上昇トレンドに転換するかもです。上値は83.8、下値は83とみています。 上記のレートは、直近の高値と安値、またそれに値幅を加味して、なるべくエントリー出来るように書いていますが、業者間で提示するレートやスプレッドが違います。また、相場が急変した時はレート通りにはならないのでご注意ください。特にストップは一律30pip等や、リスクリワード、損益の目標決済、時間決済、レジサポラインやトレンドライン、チャネルライン、逆行など、各自でも設定をお願いします。
先週金曜日は売り込まれていたポンド円が東京タイムから欧州タイムにかけて買い戻されました。しかし木曜日以前は欧州タイム序盤からポンド売りとなる傾向が続いており、東京タイムの値動きは大きな流れに対してあまり当てにならない展開となっていました。 英国ファンドによる東芝の買収提案によって一時的に東芝株価は急上昇していましたが、TOBによるプレミアムは30%程度が提示されているようで、5,000円を越えると割高となりそうです。日経平均株価にはほとんど影響を与えていない状況となり、東芝の株価で一儲けを狙いのはすでに出遅れた感があります。このような出来事では初動で素早い対応をしないと、美味しいところをいただくのはなかなか難しいですね。 ポンド円の日足チャートに注目してみると、3月中旬の下落と4月上旬の下落はほぼ同じ値幅を達成しています。今週以降150円台から再び上昇するのか、148円を下抜けて下落トレンド入りするのかは今後の展開を見てみないとわかりませんが、テクニカル的にはMACDでダイバージェンスが発生しており、下落する可能性はそれなりにありそうです。 ただし買収によるポンド売りは噂の域を出ていないようなので、事実確認ができたところで買い戻される可能性も当然あります。まずは今日から明日にかけての値動きを様子見し、短期的な方向についていきたいところです。また、今回の報道がでたことでポンド円の上値は重くなったと考えられるので、もし買い戻されて上昇したとしても、152〜153円台では戻り売り狙いに切り替えるのも良さそうです。 本日としては方向感が見えるまでは手を出しにくいですが、明日以降は臨機応変にエントリチャンスを探したいと思います。
8日の米国株は上昇、NYダウ57ドル高(+0.17%)、ナスダック140ポイント高(+1.03%)でした。為替市場はドル安+円高。 パウエルFRB議長はIMFバーチャルセミナーにて、年内はインフレ上昇するものの一時的との見方を再確認しました。 経済指標では、米新規失業保険申請件数74.4万件(予想68.0万件)と、予想・前回より悪化しています。 米国株の上昇は継続、日経平均は高止まり、為替は1-3月に積み上げたポジション(ドル高、ポンド高、豪ドル高、円安、ユーロ安)が解消。 ドル相場は1-3月の勢いが無くなり、すぐにドル買いが再開する雰囲気もありません。揉み合いに入りそうです。円相場も似たようなイメージです。 投資戦略は様子見とします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
桜は既に散ってしまいましたが、学校や企業など新たな年度に入ったようで、通学路や会社への道すがら新しい服をまとって歩く人たちを見かけます。今でこそ全身ファストファッションで業務を遂行していますが、かつてはバリッとスーツを着ていたことが懐かしく思い出されます。これから5月にかけてが一年で一番良い季節ですね。 【本日の指標】 本日は欧州において卸売物価指数が発表される予定ですが、相場に与える影響は少ないと見ております。その他にも指標が散見されますが、特段注意を払う必要のある指標はありません。今晩にはパウエルFRB議長によるIMFでの講演を予定しており、その言動をキャッチしての相場変動が見られるかもしれません。念のため注意が必要です。 【本日の戦略】 日米間の金利差が広がるにつれて110円の壁を破ったドル円ですが、その後は失速して昨日の時点では109円台に戻しております。大台を達した今となっては次なる推進剤がほしいところですが、材料出尽くし感からの途転売りも考えられるゾーンにいると考えています。昨日発表された3月のFOMC要旨では、金融緩和の縮小とも言うべきテーパリングについての認識が示されましたが、その結論はまだまだ先とのこと。やはりコロナ影響の終焉が誰も予想できずにおり、ワクチン接種は各国で加速しているものの、先行きがなかなか見通せないという見解は一致しているものと推測します。 くしくもタイミングを同じくしてIMFから発表されたのが2021年の世界経済見通しで、実質GDP伸び率を6.0%と情報。この驚くべき数値は先進国において2021年夏までに大多数の接種が進むなどの前提条件や、変異種の拡大、金融環境の悪化などのリスク等々一定の条件は設けられているものの、予想値として6%台を出すというのは初の出来事とのこと。どちらかと言えばこれらのニュースは株価に影響を与えるモノですが、昨晩のNY相場ではさほど変動はなく取引を終えています。ドル円売りのタイミングを探している状況には変わりなく、潮目の変化をしっかり捕らえたいところです。
昨日は米長期金利の低下等を受けドル売りの流れが強まり、ドル円は5日に続き110円を割り込む動きとなり109.67円の安値を付けその後も109円台後半で上値重く推移、ユーロドルは続伸し1.1878ドルの高値を付けました。 ポンドは対ユーロでの売りの強まり等から軟調な動きでポンドドルは1.3802ドル、ポンド円は151.70円の安値を付けました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 21:30:米・2月貿易収支 27:00:FOMC議事録公表 昨日のドル円は東京時間は110円台前半で推移し欧州時間110.55円まで上昇も、NY時間は110円を割り込み109.67円の安値を付けその後も109円台後半で上値の重い動きでした。今日も軟調な動きとなると109円台中盤〜前半への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると110円台前半へ上昇できるか見たいです。 昨日のユーロドルは東京時間は1.18ドル台前半での値動き、欧州時間は1.1790ドル台〜1.18ドル台前半で推移、NY時間は堅調な動きとなり1.1878ドルまで上昇しました。今日堅調な動きとなると1.19ドル〜1.19ドル台前半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.18ドル台前半への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、先週末の強い雇用統計を受けて、各国オープン前後の初動でどの程度動くかに注目していましたが、それほど強い変化はなく全体的に大人しい相場となりましたね。 ただ力関係では円もドルも弱い位置に変化しており、先週末とは違う状況になっているためその点は意識しておきたいところ。 特にここ最近の相場は円やドルを軸とした動きがかなり明瞭なので、円軸、ドル軸の力関係を見ておくととても利益が出しやすいですし、引き続きこの点に注意して相場を見ていきたいですね。 また今日は午後にRBA政策金利発表が予定されていますので、豪ドル関連で取引している方は前後の力関係変化を見ておくと、今後の取引方針も微調整できるかと思います。 そして取引する際には資金管理を万全にしたうえで、極力当日決済としたり、ポジションを分散させて弾幕を張るような取引方法を採用するなど、事前に自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで取引したいですね。 ではまず先週金曜から月曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、月曜はCHFが0.36%、AUDが0.26%、GBPが0.21%、NZDが0.15%、EURが0.08%、CADが0.05%、USDが-0.39%となっていて、力関係は【CHF>AUD>GBP>NZD>EUR>CAD>JPY>USD】という形に。 先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【NZD>USD>GBP>JPY>EUR>CHF>AUD>CAD】でしたから、スイスや豪ドルが強い位置に変化したこと、ポンドやNZドルが強い位置を維持していること、円、ドルがともに位置を落としたこと、カナダドルが弱い位置を維持していることなど、円、ドル軸の動きに変化が出ていることが見てとれます。 続いて9時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けてドル円がフラットでその他は上向きとなっており、全体的に円売りの動きが出ればロングのチャンスになりやすい状態。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売るのが低リスク。 逆にここから円買いの動きが出れば各通貨の短期トレンドは悪化し、ドル円は早い段階でショートのチャンスに。クロス円も変動率が高くなればショートのチャンスに変化します。この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形が低リスクですね。 個人的には昨年から約1年取引してきて利益を出し続けている豪ドル/米ドルロングを継続。先週は前半下げて仕込み中心、後半上げて決済中心と良い形で利益が積みあがりました。そのため今後もこれまで通り0.78〜0.80、0.76〜0.78と0.02幅でゾーンを決めていて、下は0.60までカバーできるように資金管理をしています。 基本この0.02刻みゾーンと、上げた場合、下げた場合のシミュレーションをしておき、取引方法は弾幕を張るように多く注文を配置して最悪下は0.6まで下げても大丈夫なように。上は一旦0.80と見ていますが、また抜けた場合はその後の推移を見たうえで引き上げます。また決済はこれまで同様15pipsで高回転させて何度も上下動を取っていく形を継続します。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 日経平均株価は+465円高の29854円と上昇しました。ドル円は小幅高、クロス円はまちまちの動きです。 【経済指標】 ★★★★★ 21:30 (米) 3月非農業部門雇用者数変化(前月比) 前回:37.9万人 予想:64.7万人 結果:91.6万人 ★★★★★ 21:30 (米) 3月失業率 前回:6.2% 予想:6.0% 結果:6.0% 【本日の予想】 <全体的に値幅は小さいと予想> 先週末に発表された米3月雇用統計は、結果91.6万人と予想64.7万人を予想大きく上回りました。グッド・フライデーで欧州が休場だったため市場参加者が少なく、ドル円は15銭程度しか上昇できませんでしたが、110円台半ばを堅調に維持しています。米10年債利回りは1.714%へ上昇したほか、NYダウが時間外で史上最高値付近を維持していることも好材料。ドルストレートの下落でクロス円はやや上値を縮めたものの、リスクオンムードで下がったところでは買い支えが入ると予想します。 ただ、先週末のグッド・フライデーに続き、本日はイースター・マンデーで豪・欧・英市場が休場、さらに本日は中国市場が清明節で休場となっているため、市場参加者が極端に少ない状態となっています。そのため、本日の値幅はかなり小さいと予想、特に悪材料は出ていないので、為替は小動きながら底堅く推移と予想します。 【経済指標】 ★★★★ 23:00 (米) 3月ISM非製造業景況指数(総合) 前回:55.3 予想:58.5 ★★★ 23:00 (米) 2月製造業新規受注(前月比) 前回:2.6% 予想:-0.5% (休場)豪・独・英 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 110.00〜111.30 ↑ ・ユーロ円 129.00〜131.00 ↑ ・ポンド円 152.00〜154.00 ↑ ・豪ドル円 83.50〜85.00 ↑ ・ユーロドル 1.1650〜1.1800 ↓ ・ポンドドル 1.3750〜1.3900 ↑ ・ドルスイス 0.9350〜0.9500 ↑ 【通貨の強さ】 ドル>ポンド>豪ドル>ユーロ 【注目通貨】 ・ドル(予想を大きく上回った米3月雇用統計)
今週は、メキシコペソや南アフリカランドといった新興国高金利通貨がやたらと強く、逆に円やスイスフランと言った安全資産が弱く、ドル円で見ても110円の大台を突破するというように、為替相場の動きで見ると、超ド級のリスクオンといっても過言ではないような状況になっています。 一方で株価を見ていると、NYダウは最高値付近ではあるものの最高値ではなく、日経平均も同様、NASDAQも回復基調ではあるもののまだ高値圏には遠いというように、一昔前によくあった「株価は堅調だが、為替で見るとリスクオンには見えない」というパターンとは逆になっています。 他の資産を見ると、金はようやくダブルボトムのような形が見え始めたもののまだ安値圏(かといって下がっているわけでもない)、原油は上昇トレンドが一服したあとのもみ合いがまだ続いている、VIXは下落基調は続いているもののそんなにドカンと下げたわけでもない、長期金利は上昇傾向というように、そこまでリスクオンという空気感もなく、何故為替だけがこんなに強気なのかいまいち読めないなと考えています。 また、他に重要な材料としては、アルケゴスのポジションが強制的に清算されたことに伴い、野村ホールディングスやクレディスイス等の金融機関が大きな損失を生じる可能性が出てきた点もあります。 これについては、今のところ相場はそこまで大きな反応を示しておらず、金融関係の人たちのコメントを見ていても「金融市場への影響は限定的」と見る向きが多い印象ですが、ただ、サブプライムショックの時も、コロナショックの時も、時間差を持っていきなり「ドカン」が来たこともあったように、今時点では「影響が大きい」と判断するのも、「影響がない」と判断するのも、どちらも早計かなと思っています。(もちろん自分の知識に自信がありその上でポジションを持つなら別です) 今日はグッドフライデーで日本以外のほとんどの国が休場で流動性がない中で、午後9時半には米雇用統計があります。上でも書いたように、リスクオン・オフがいまいち読みづらい環境にある中で、相場が変な動きを見せていることも考えると、あまりここは勝負しない方がいいかなと思っております。 私は今時点ではリスクオン・オフの影響が大きいクロス円や株価のトレードは少なめにしつつ、豪ドル/NZドルのような、比較的平和な通貨ペアで行こうと考えています。(今は売りで、少なくとも1.07台前半まではホールドしたい)
株式市場の堅調も手伝い、今週のドル円は110円台に到達。 昨日の東京市場では、日経平均株価が大きく下落するなど、かならずしもリスクオン一辺倒の展開ではありませんでしたが、多少の内外の株式市場の上下に関わらずドル円の堅調さは継続しています。 一方で、昨夜のニューヨーク市場は様子見感が強い推移でした。 昨日の市場の焦点だった、雇用統計に先立つ重要指標である3月のADP雇用者数51.7万人増となっています。市場の事前予想通り、伸びは2月から大きく拡大して昨年9月以来の水準になっていますが、市場の事前予想は下回りました。 これを受けて、株式市場は頭打ち。ダウはやや下落して取引を終えています。これを受けてドル円も、海外市場序盤では堅調だったものの伸び悩みになっています。110円台後半が目先の天井になっているようです。 110円を超えてからは、110円台後半まで急速に円安が進んだものの、111円に到達しなかったことで、急激な円安進行から踊り場に入った格好です。 今日の東京市場では、日経平均株価は、午前中の取引において、前日比300円超の上昇となっており、取引時間中には一時400円超の上昇になる場面も見られました。 昨夜の海外市場はさえない展開だったものの、昨日の大幅反落への反動と、3月の日銀短観の堅調などが材料になり、リスクオンムードが継続しています。 これを受けて、ドル円は110円60銭から70銭台で推移しています。 米長期金利の高止まりに加えて、ワクチン接種と経済対策期待相場が継続している今のマーケットの状況では、ドル円は、円安方向への圧力が強いものとみられ、しばらく今の流れが継続しそうな雰囲気です。 ひとまず金曜に予定されている雇用統計までは大きく流れが変わることはなさそうに思えます。雇用統計は強い数字が出て来ることが予想されますので、その結果を踏まえて為替市場がどちらの方向に振れるか注目されます。 15:00 独2月小売売上高指数 15:30 スイス3月消費者物価指数 15:30 スイス2月実質小売売上高 16:30 スイス3月SVME購買部協会景気指数 16:50 仏3月 製造業PMI 16:55 独3月 製造業PMI 17:00 ユーロ圏3月 製造業PMI 17:30 英3月 製造業PMI 20:30 米3月 チャレンジャー人員削減数 21:30 カナダ2月住宅建設許可件数 21:30 米週次新規失業保険申請件数 22:45 米3月製造業PMI 23:00 米3月ISM製造業景況指数 23:00 米2月建設支出
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