兵ブロガーバックナンバー(2021年06月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2021年06月

2021/06/30

為替研究所さん

イギリスやイスラエルの感染拡大に注意が必要

今週は今のところドル円は下落基調にあり、相場も全体的に円高・ドル高の方向に動いている反面、株価指数は上昇基調継続、また仮想通貨も若干上昇、金は下落、VIXは若干上昇という、なんともちぐはぐな動きとなっております。

この不思議な動きの要因には四半期末のフローもあるとは思いますが、他にもテーパリング観測、イギリスやイスラエルでのコロナの再拡大、週後半のOPECや習近平国家主席演説、米雇用統計と言った重要イベント前の動き等、様々な要因があり、今時点で「こうなりそうだからこちらにポジションを向ける」というのが難しい局面だと思っております。

この中で個人的に特に気になっているのはやはりイギリスやイスラエルのコロナ動向で、この状況次第ではワクチンで経済再開→テーパリングという「既定路線」が否定されかねず、ここが崩れたら相場の大前提が崩れるなあと見ています。(逆にこの要因さえなければ、とりあえずドル買っておこうと思っていました)

これまでは、ワクチンの接種が進む中で、感染者はどんどん減ってきて、それによって経済再開ができる→そうなると元々あったインフレの芽が大変なことになりかねない&緩和でバラマキすぎたお金をどうするのかということで、テーパリングというのが既定路線で、「その中でどう相場が動くか」というのはあれど、この流れ自体はある程度既定路線と見ており、その中ではどう転ぶにせよ基軸通貨でありテーパリングも進むドルは強いだろうと見ておりました。

しかし、ワクチン接種率がある程度進んでも感染拡大からのロックダウンが引き続き必要なのであれば、この前提が崩れることになります。

その時の第一リアクションは「緩和継続期待からのドル安・コモディティ上昇(株価はさすがに高いのでよく分からない)」になるのでしょうが、それが続くかと言われるとそれも疑問で、そうなると嫌だなあと思いながら見てます。

今見ている限りでは、「未接種者もしくは1回しか接種していない人」の感染がほとんどで、また死者数も増えていないという話(ただ重症者・死者は遅れて増えるのと、季節要因もあるので、今判断するのは個人的には早くないかと思ってます)で、また元々ワクチンの主要な効果と目的は「重症化防止」であり(その後接種している中で「感染防止にも効果がある」というおまけまで判明した感じです)、そこさえ達成できれば今後やはり経済再開路線に戻すことになり、基本的にはその可能性が高いのではないかと思っています。

とはいえこのややこしい環境下でわざわざ突っ込んでいきたくはないと見ており、なので今はその辺の影響が本当に小さい豪ドル/NZドルのスイングを引き続きメインでやっていこうと思います。(1.07台後半から売り、1.06台前半利確目途)

2021/06/29

為替太郎さん

材料難の週明け。雇用統計待ちの雰囲気

昨日の東京市場の為替相場は、株価の軟調やアメリカの長期金利の低下などを材料にドル円は小幅に売られて、朝方の110円80銭付近から110円60銭台へと下落して東京時間を終えています。

先週末の海外市場では、5月の米PCE物価指数が市場の事前予想に達しなかったことなどが材料になり、ドル円は軟調な展開になる場面もあったものの、総じて底堅い展開でした。

しかし、週明けの東京市場は株も為替も軟調のムードが強い結果になりました。日経平均株価も上値は重く、為替相場でもまた上値を圧迫した感があります。昨日の日経平均株価は、前週末比18円16銭安となり、3営業日ぶりの反落になるなど、方向感の定まらない展開でした。

今週の金曜日には、6月の米雇用統計の発表が予定されており、様子見ムードが広がっています。今月のFOMCにより大きな相場の動きがみられたように、FRBの今後の利上げに関しては、現在の為替市場の参加者にとって焦点になっています。

雇用統計の結果次第で、再びテーパリングの実施に向けた市場の観測が高まっていけば、再び動意を伴う値動きに転じる可能性もあります。現段階ではなかなか積極的に取引を仕掛けていくのは難しい状況です。

昨夜は目立った経済指標もなかったことから、欧米市場も材料不足感がありました。昨夜のNYダウは3日ぶりの反落となり、150ドル安で取引を終えています。もっとも、ナスダックは過去最高値を更新するなど、高安まちまちであり、リスクオフというよりは材料不足と捉えたほうがよさそうです。

これを受けて今日の日経平均も下落して始まっており、ドル円も110円台半ばとやや円高が意識される取引になっています。

実体経済面でもデルタ変異種の感染拡大などもあり、欧州諸国で再びロックダウンの動きすら出てきたことで、世界経済回復の遅れへの懸念も強まっており、なかなかリスクオン一辺倒にはなりにくいムードです。

株も為替も強気相場というわけにはなかなかいきません。

15:00 英6月ネーションワイド住宅価格
15:45 仏6月消費者信頼感指数
17:30 英5月消費者信用残高
17:30 英5月マネーサプライM4
18:00 ユーロ圏6月消費者信頼感
18:00 ユーロ圏6月経済信頼感
21:00 独6月消費者物価指数
22:00 米4月住宅価格指数
22:00 米4月ケース・シラー米住宅価格指数
22:40 ラガルド総裁発言
23:00 米6月コンファレンス・ボード

2021/06/28

ダメおやじさん

月末月初の欧州通貨買いに注意!

おはようございます。ダメおやじです。

2021年も早くも半年が過ぎました。コロナワクチンのお陰で景気回復が期待され、米株価は空前のホームランとなっています。仮想通貨も同じくですが、今は中国の規制や開発者が行方不明などで売られています。

為替と株式の違いは、株式は大企業になりグローバル化するため株価上昇一途ですが、為替は通貨交換なのでグローバル化しない事ですね。故に大きくはレンジ相場とも言えます。

ドル円ですが、月足6月は大陽線、週足は3本陽線の三空状態で強い上昇を示しています。次のターゲットは112.6円、113.15円、114.8円でしょうか。

本日は4時間足ではチャネルライン上限に達しており、一旦売られるのではないかと見て、上値110.95円、下値110.25円と考えました。

ユーロドルですが、月足では昨年11月陽線から1.17〜1.224のレンジ相場になっており、この6月は陰線です。

7月も陰線が続くのかどうかですが、月末月初には欧州通貨買いが散見され、上値1.2、下値1.189と考えました。

ブログでは土曜日にドル円レート当て企画を開催しています。たくさんのご応募をお待ちしていますので、宜しくお願いします。

2021/06/25

しーさん

米指標の結果に注目

今週は月曜日の株価の暴落と米債利回りの続落から始まり、22日(火)にはパウエルFRB議長の「インフレ圧力は一過性」発言から株価の戻しとドル売りとなりました。先日のFOMCでは利上げやテーパリング開始への期待感が高まりましたが、パウエル議長としては株価の高値圏維持とドル高のバランスをうまくとろうとしているといったところでしょうか。

昨日は英MPCの議事要旨が発表されましたが、内容は事前予想通りで政策金利や資産購入枠は据え置きとなり、発表直後はポンド売りとなりました。ポンドドルについては今週はポンドの買い戻しが優勢となっていた中で、ポンドを売るタイミングを測っていたようにも思えます。

英国では新規感染者数が1日当り1.6万人を越えたとのニュースがありましたが、多くの人が2回のワクチン接種を済ませているにも関わらず感染が拡大しています。インドのデルタ株が感染拡大の原因のようですが、英国だけでなくポルトガルなど欧州でもイギリスと同様の感染傾向が出始めているようです。今後のユーロはネガティブになりやすい通貨だと考え、ユーロドルが1.2000を越えられないようであれば戻り売り狙いを継続したいと思います。

本日の指標イベントとしては、NYタイムに5月米PCEコアデフレーターの発表があります。3月は0.4%、4月は0.7%と右肩上がりで個人消費の物価指数が上昇しています。今回の予想値は0.6%となっていますが、果たしてパウエル議長の言うようにインフレは一過性のものなのか、とりあえず5月の結果を見て精査したいと思います。もし予想値以上だったり先月以上の数値となれば、再びドル買いの火がつくことになると思いますので、結果に注目しておきたいと思います。

2021/06/24

ZEROさん

ドル円111円台乗せ→1年3か月ぶり

【HOT CURRENCY ユーロドル1.1800〜1.2050】

23日の米国株はまちまち、NYダウ71ドル安(-0.21%)、ナスダック18ポイント高(+0.13%)でした。為替市場は円安+ドル高。

アトランタ連銀ボスティック総裁は「2022年終盤に利上げ」へ前倒し。ドル円は111円台に乗せ、1年3ヶ月ぶり円安水準へ。

米5月新築住宅販売件数は年率換算76.9万件(予想87.0万件)と、中古住宅同様に原材料不足・価格高騰から弱含んでいます。

米住宅市場は一戸建てを中心に需要が旺盛で、中古住宅の在庫不足、原材料不足、価格高騰、人件費高騰が起きています。

パンデミックによる大規模金融緩和と財政出動により、株式市場・商品市場・不動産市場でインフレが加速しています。

投資戦略は中長期でユーロドル戻り売りとします。

それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2021/06/23

とあるエンジニアKさん

110円キープ無風相場続く

先日20日にて首都圏における緊急事態宣言が解除されましたが、変わったのは飲食店の営業時間ぐらいで、特段目立って変わったこともなく日々を過ごしています。オリンピックの開催も最早規定路線とも言え、次なる論点はその観客数制限や酒類の提供などなど。今からちょうど一ヶ月後には実際に始まっているわけで、こうなれば様々なドラマを生んでくれることを期待するのみです。

【本日の指標】
本日は米国において住宅系の指標発表。今後の経済状況を占うだけに、念のため注意が必要となる指標群です。

【本日の指標】
日経平均は ジェットコースターのように下がって上がっての挙動を示した週の前半。先週のFOMCショックをまだまだ引きずっている模様で、沈静化には今しばらくかかるか、ボラティリティが高い相場が続きます。ただしドル円という観点ではさほど値動きはなく、110円台をキープする形で次なる動きのきっかけを探す相場が続きます。

昨日行われたFRB議長による議会証言は事前の草稿通りの発表となり、金利動向に関してサプライズはなく、順調に推移した相場でした。今後も伸びを期待して買いを継続。

気になるコロナ状況、日本は高齢者からその下の世代への接種が始まろうとしており、首相の宣言した1日あたり100万回という接種も達成。やるとなったらの国民性とは言えども、動き出したら早いものです。この接種者増は相場に対して追い風なのですが、円高・ドル高どちらの追い風となるかはなんとも言えない状況です。

為替相場はさておき、株式市場よりも増して動きが活発なのは仮想通貨の世界。仮想通貨の主要な通貨の一つであるビットコインは、ついには3万ドルを割りこむ形で下落が継続中。中国における規制がその要因とされていますが、ビットコインにとって急落や急上昇は朝飯前で、やがてかつてのように大きく上昇して紙面を賑わせてくれることを期待します。

2021/06/22

しましまさん

今日はパウエルFRB議長の議会証言等に注目、ドル円・クロス円の反発続くか

昨日は、東京時間は日経平均が一時1000円超下落したことを受けリスク回避の円買いの動きが進みましたが、欧州時間は米株先物の反発等からドル円は110円台へ戻しクロス円も反発、NY時間はNYダウの大幅反発を受けリスク回避の巻き戻しの流れとなりドル円は110.35円、ユーロ円は131.50円、ポンド円は153.74円の高値を付けました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

23:00:欧州・6月消費者信頼感
23:00:米・5月中古住宅販売件数

また、今日はパウエルFRB議長の議会証言が予定されています。

昨日のドル円は東京時間110円を割り込み109.72円まで下落も欧州時間は110円台前半まで反発、NY時間は110円台前半で底堅く推移しました。今日堅調な動きとなると110円台中盤〜110.80円付近まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると110円付近〜109円台後半への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは東京・欧州時間は1.18ドル台中盤〜後半での値動き、NY時間は1.19ドル台へ上昇し1.19ドル台前半で底堅く推移しました。今日堅調な動きとなると1.19ドル台中盤〜後半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.18ドル台後半〜1.1850ドル付近への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2021/06/21

為替見習さん

欧州勢参入後からNY市場の力関係、短期トレンド変化に注目

先週金曜の為替相場は、FOMC後のドル買い円買いの流れが継続し、いわゆる「リスク回避型」に近い状態で引けましたね。ただ力関係を見ると木曜に比べて欧州系が弱くなっていますし、その分少しオセアニアが戻していたりと小さい変化はあるので、週明けとなる今日はまず欧州時間以降の力関係、短期トレンド変化を見たいところ。イベントとしてはラガルドECB総裁が欧州議会に出席するほか、NY連銀総裁、セントルイス連銀総裁の講演が予定されていますので、要人発言で金利や今後の世界情勢についての言及があるかにも注目ですね。

ではまず現状の力関係ですが、こちらは週間予想で記載しましたので詳細はそちらを確認していただくとして、ポイントは金曜NY終値時点で【USD>JPY>EUR>CHF>CAD>GBP>AUD>NZD】という位置関係となっていること。ちなみに木曜は【JPY>USD>GBP>NZD>CAD>AUD>EUR>CHF】だったので、欧州系が下げて代わりにオセアニアがやや上げたことがわかるかと思います。円買いドル買いというのは典型的「リスク回避型」で良くみられる形で、こうなると力関係上弱いものを売って円かドルを買う形で攻めやすくなるので取引するうえではとても好都合と思っておいて良いでしょう。

そのため今後は円やドルを軸とした動きを見ていけばチャンスをとらえやすく、ここから円買いの動きが強まればクロス円はショートのチャンス。その時ドルも買われていればドルストレートでドルロングのチャンス。この場合はその時点で弱い通貨、かつ値幅が出やすい通貨を売るのがベスト。

逆に円やドルが売られる展開になると、完全にトレンド転換するまでは攻めにくい状態になるので、しばらく様子見しておき、円売りやドル売りが丸1日程度もしくは大きな値幅を伴って継続したら、その時点で今度はクロス円ロング、もしくはドルストレートでドルを売りたいですね。

個人的にはここ数カ月採用している豪ドル/米ドルロングを継続。詳細は週間予想を見ていただくと分かりやすいと思いますが、先週はしっかり下げたので、ピラミッディングしていることもあって注文量を増やせる状態になりました。上は0.80まで追いかけ、下は0.60までをカバーしてピラミッディングしているので、個人的にはもう少し下げて昨年のような水準になればかなり美味しいと思っています。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2021/06/18

斉藤学さん

ドル高の地合いと予想

みなさん、こんにちは。
斉藤学です。

【前日の概要】
NYダウは-265ドル安、日経平均株価も-272円安の29018円で引けました。ドル円は110.30円台へ下落、クロス円は全面安となっています。

【前日の結果】
・ダウ平均 33849.61(-210.22 -0.62%)
・日経平均 29135.00(-195.00 -0.66%)
・NY金先物 1774.80(-86.60 -4.65%)
・NY原油先物 71.13(-1.02 -1.41%)

【経済指標】
★★★
21:30 (米) 前週分新規失業保険申請件数 前回:37.6万件 予想:36.0万件 結果:41.2万件
★★★
21:30 (米) 6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 前回:31.5 予想:31.0 結果:30.7

【本日の戦略】

<一気にドルが買われる>

昨晩早朝のFOMCでは、FRBが2023年に2回の利上げを見込んでいるとのサプライズが出ました。これを受けドル買いが進み、ドル円は一気に110円の節目を突破、一時110.83円の高値を付けています。パウエルFRB議長は、「急速な成長の多くは、落ち込んだレベルからの跳ね返りを反映」、「インフレはここ数ヶ月で著しく上昇」と楽観的でインフレを示唆する発言を行っており、米10年債利回りも1.5%台へ急騰。その後発表された米新規失業保険申請件数や米6月フィラデルフィア連銀製造業景気指など、一連の米経済指標が予想を下回ってしまったことでドル買いは一服しましたが、しばらくはドルの底堅い地合いが続くと予想します。

対照的に、ドルストレートは全面安。金(Gold)も大幅下落し一気に1800ドルのサポートラインを割れてしまいました。クロス円も連れ安、ドル円が底堅いので売り一巡後は買い支えも見られますが、売り優勢の地合いと予想します。

<株安の動きに注意>

また、FRBがタカ派へ傾いたことから、株式市場への売り圧力が強まる可能性も出てきているため注意。ドル高となっても株安で円買いの方が強くなってしまい、円高となる場合があります。昨晩は、売り一巡後にナスダックがプラスに転じるなど今のところ影響は限定的ではあります。

【経済指標】
★★
15:00 (英) 5月小売売上高(除自動車)(前年同月比) 前回:37.7% 予想:27.1%

【本日の予想レンジ】
・ドル円   109.50〜111.00→
・ユーロ円  130.00〜132.00↓
・ポンド円  152.30〜154.00↓
・豪ドル円  82.50〜84.00 ↓
・ユーロドル 1.1800〜1.1950↓
・ポンドドル 1.3820〜1.3980↓
・ドルスイス 0.9100〜0.9250↑

【通貨の強さ】
ドル>ポンド>豪ドル>ユーロ

【注目通貨】
・ドル(2023年に2回の利上げが見込まれる)

2021/06/17

為替研究所さん

FOMCの結果と今後の相場予想+豪ドル/NZドル短観

今週の最大の山場であったFOMCは、2023年までに利上げを見込むメンバーが7人から13人に増え、2022年までも4人から7人に増えるというように、さらに2023年までの利上げの中央値も2回というように、明らかに予想されていたより強気なものとなりました。

その後のパウエル議長の会見でもインフレ率の上振れは予想より大きく、長続きする可能性が高いという見解を示し(従来は「インフレは一時的」のコピペ状態だった)、さらに従来は「テーパリング後も緩和的な環境を維持する」としてきたものが、「利上げ後も金融政策は緩和的にとどまる」とするように、利上げを前提としたような発言まであったようです。

今月のFOMCでここまでタカ派的な内容が来るというのは個人的には全く予想できておらず、正直驚きましたが、今月のCPI等も見て、さすがにFRBとしても危機感を強めたのかなという印象はあります。

こうなってくると、

・ドルは基本的には強気で良いと思っていて、私もドル円のロングは利確せずホールド継続
・これまでのような新興国通貨高や仮想通貨高は期待できない
・株価についてはある程度ケアしながらやってくるとは思うものの、これまで程の「グロース株主体のイケイケの相場」ではなくなる

というのが基本線かなと思っています。いずれにしても、これまでも言ってきたように「相場のルール」が今後大きく変わってくるのはほぼ間違いないので、その点には注意が必要です。

もう一つ、個人的に注目していた豪ドル/NZドルについては、昨日の夜は1.08付近だったのが、1.075まで落ちるなど、今朝の間に割と落ちました。この背景としては、RBA議事録とロウ総裁のコメントは相変わらず緩和継続という一色で、目新しいところはなかった一方、NZの第一四半期GDPは予想0.9%に対して結果2.4%と大きく伸びて、その結果一部の金融機関が2022年2月にもNZの利上げがあるのではないかと予想し出したことがあります。

NZについては、元々住宅価格高騰もあって、金融引き締めをしたいインセンティブもあったことを考えると、この予想自体はそこまで違和感のあるものではなく、こうなると中銀の強気度が豪<NZの傾向がより明確になったと見ており、豪ドル/NZドルは引き続き売りをホールドしております。

ただし、これまで堅持されていた1.06-1.08のレンジが予想より固い可能性もあるので、1.06台半ばくらいでは大部分は利確していこうと思ってます。

2021/06/16

為替太郎さん

株式市場も為替市場も、FOMC待ちの手控えムード

ドル円は、月曜のニューヨーク市場で、米長期金利の上昇を材料として再び110円台に乗せたのですが、今晩結果が判明するFOMC待ちで、積極売買は手控えムードが強まってきました。

昨日の東京時間の為替市場では、ドル円で110円台に乗せた水準となり、109円台で始まった週明け時点と比べて、小幅に円安ドル高の方向に向かいました。他方、ユーロ円は133円50銭付近と、大きくユーロ高の推移になりました。

ドル円は、一貫して110円付近から上は上値が重く、目先も膠着状態ながらも、株式市場の堅調もあって、昨日も110円を維持した格好です。他方で、ユーロは目先強気の推移です。

一方、昨日の日経平均は続伸となりました。14日のダウは3日ぶりの反落となったものの、ハイテク株比率が高いナスダックは史上最高値を更新したことで、リスクオンムードはむしろ強まり、大引けの日経平均株価は前営業日比279円50銭高の2万9441円30銭と、ふたたび3万円台が意識される水準まで上昇してきました。

とはいえ、小規模なリスク選好の地合いから転じて、株式市場でも昨夜からは様子見感が強まっています。

昨夜のニューヨーク市場では、株式市場が軟調に転じ、ダウ平均は94.42ドル安で引けました。アメリカ商務省が発表した5月小売売上高が、前月比1.3%の減少となり、市場予想を下回ったことや、生産者物価指数が予想を上回る上昇となったことなどが、嫌気された形です。

昨夜の主要3指数が値下がりしたことで、今日の日経平均株価もまた軟調な動きになっています。もっとも、為替市場は株式軟調の影響をさほど受けず、円は、110円10銭付近での動きになっており、昨日から引き続き、110円台を保って動いています。

いずれにせよ、いまは株も為替も様子見ムードといっていいでしょう。今晩のFOMCの結果とパウエル議長の会見を消化しないと、本格的な次の動きは出てきません。FOMCが終わればまた、新しい動きが出て来ると思われます。

11:00 中国5月小売売上高
11:00 中国5月鉱工業生産
15:00 英5月消費者物価指数
15:00 英5月小売物価指数
20:00 米MBA住宅ローン申請指数
21:30 カナダ5月消費者物価指数
21:30 カナダ4月卸売売上高
21:30 米5月住宅着工件数
21:30 米5月建設許可件数
21:30 米5月輸入物価指数
27:00 FOMC政策金利発表
27:30 パウエル議長定例記者会見

2021/06/15

ダメおやじさん

今週の戦略通りレンジ下抜けの売り!

おはようございます。ダメおやじです。

今週は売り戦略としましたが、どの通貨ペアも1ヶ月くらいレンジ相場が続いており、もうそろそろ上抜けか、下抜けかを決めてほしいところですね。

コロナワクチン接種により経済回復が見込まれ、各国が経済指標を手がかりに金融政策の見直し協議に入りかけていますが、今までの緩和路線は後1〜2年は続けると断言しており、材料出尽くし感もあります。

さて、日足ではレンジ相場ですが、ドルストレートは上昇トレンドの調整下降フラッグのレンジ下限に来ており、もしかしたら買い目線かもしれません。一応、今週は材料出尽くしから通常運転の相場になると考え、東京で高ければ海外で売られる動きになるのではないかと思います(逆も然り)。

また、今週が戦略に反して上昇となれば来週は買い戦略になるので、売りポジションを買いポジションに持ち替えていこうと考えています。今週の売り戦略通りになれば売り玉は、買い戦略になるまで保持ですね。

本日から、今後の金融政策の見直し協議の元となる経済指標が満載です。経済指標は動くきっかけと考え、ポジション取りには注意してください。
  
<経済指標など>
英雇用統計(15:00)
ユーロ貿易収支(18:00)
米小売り売上高・米NY連銀製造業景気指数(21:30)
米鉱工業生産(22:15)
米EU首脳会議

<相場の波動>押し目買いの日 後場急伸したら利入れ方針

・ドル円:上値110.4円、下値109.6円とみています。

・ポンド円:上値155.6円、下値154.6円とみています。

・ポンドドル:上値1.414、下値1.406とみています。

・ユーロドル:上値1.215、下値1.208とみています。

・ユーロ円:上値133.7円、下値132.9円とみています。

・豪ドル:上値0.776、下値0.766とみています。

・豪ドル円:上値85.1円、下値84.3円とみています。

・BTC:上値477万7200円、下値387万1710円とみています。

*上記のレートは、日足の高値と安値に値幅を加味して提示していますが業者間で提示するレートやスプレッドが違います。また、相場が急変した時はレート通りにはならないのでご注意ください。特にストップは各自で設定をお願いします。

2021/06/14

しーさん

観点の見極め方

今年の2月から3月にかけて、ドル円は104円台から110円まで上昇しました。この頃は仮想通貨のビットコインなどがグイグイと上昇している時期で、仮想通貨ブーム再来がもてはやされていた時期でした。4月になり、ビットコインが700万円付近で頭打ちするとともにドル円の上昇も一服し、一旦リスク選好相場は終了となったと言えます。

仮想通貨がリスク選好相場を牽引してきたという見方もできると思いますが、現在のビットコインは400万円台前後で横ばいになっており、この状況では為替相場はリスク選好とはなりにくい状況だと考えられます。仮想通貨が下火になった要因はいくつかあると思いますが、新たな火付け役となる人や出来事がないと、しばらく低迷期が続くのではないかと考えています。

リスク選好となるためのもう一つの材料である株価については、高値圏での推移が長期化しており、ここからさらに上昇する見込みは薄いのではないかと思います。大きな相場になるためにはアク抜きが必要であり、いっそのこと一旦大きく下落してしまった方が良いのではとも思えます。

今週は16日(水)の深夜にFOMCがあり、テーパリングの議論がされるのかどうかに注目が集まりますが、近い将来の金利上昇に向けて株価は下落方向にあると考えると、リスク回避的な行動に伴うトレードに徹するのが良いのかも知れないと考えられます。

通貨に注目して例えばドルが買われるとしてドル買いを狙うのか、リスク回避の状況になるとしたら例えばユーロが売られるとしてユーロ売りを狙うのか、観点をどこに置くかで狙い目は変わってくると思いますが、短期的な視点、中長期的な視点、通貨的な視点、状況的な視点を組み合わせて、目の前の流れを見極めてる努力を続けるしかないのではないでしょうか。

2021/06/11

ZEROさん

来週FOMC後の動きに注目

【HOT CURRENCY ユーロドル 1.2100〜1.2250】

10日の米国株は上昇、NYダウ19ドル高(+0.06%)、ナスダック108ポイント高(+0.78%)でした。為替市場はユーロドルが小幅乱高下。

米5月消費者物価指数は前年比+5.0%(予想+4.7%)、コア前年比+3.8%(予想+3.4%)と、強い結果も米10年債利回りは低下しました。

米新規失業保険申請件数は37.6万件(予想37.0万件)と、前週より改善しています。

米国株はイベント通過で買いが優勢、S&P500は最高値を更新しました。為替はドル円・ユーロドルともに小幅陰線でした。

市場の注目は来週15-16日FOMCへ移りそうです。テーパリング議論開始を示唆する可能性があります。

FOMC通過後は、直近の暗号資産急落や需給面から、一旦大きな株価調整が入るタイミングかもしれません。

投資戦略は中長期でユーロドル戻り売りとします。

それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2021/06/10

とあるエンジニアKさん

ワクチン相場への期待

例年ですと梅雨入りの季節ですが、今年はもう少し先のようで、まだまだ良い天気が続いています。この時期、 徐々に太陽の日差しもきつくなってくるあたりが夏を想像させますが、朝晩涼しくて過ごしやすいですね。今年もマスクで辛い夏がやってくるのでしょうが、来年こそは普通の夏が到来すると思いを馳せて過ごしたいと思います。

【本日の指標】
本日は米国において消費者物価指数系の指標がちらほら。間接的に相場を動かす指標であり、今後の米国におけるテーパリング方策を占う上でも、念の為注意が必要な指標群です。

【本日の戦略】
日本においてワクチン接種が進んでいます。先進国と比較すると、そのスタート地点は非常に遅れたものでしたが、一度スタートして軌道に乗ってしまえばその後は早いというのが国民性なのでしょうか。まだまだ医療従事者や高齢者が対象のようですが、年内には必要とする国民に対して接種を行うとの首相の宣言もあり、諸要因あれどなんとかできるんじゃないかという期待感。ワクチン接種率が上昇するにつれて盛り上がる銘柄を示す、「ワクチン相場」なる言葉があるようなのですが、株式相場が動くのであれば当然為替相場に対してもポジティブな影響をもたらすことでしょう。

しかしながら一筋縄にドル高だドル安だという道ではないのが為替相場。相場は往々にして連想ゲームで先を読んで動くものであり、今後日本における接種率が鍵となってドル円相場を動かすことがあるかもしれません。

今週も相変わらず109円前後でウロウロでどちらつかずの相場が続き、どちらともつかずの状態。まだまだドル円の売りを継続します。

2021/06/09

しましまさん

小動きの相場、明日に米5月消費者物価指数の発表控え今日も様子見か

昨日は主な材料もなく10日に米5月消費者物価指数の発表を控えていることもあり全体的に小幅な値動きで、ドル円は109.20円〜109.50円台、ユーロドルは1.2160ドル台〜1.2190ドル台での推移となりました。

本日も目立つ材料はありませんし、明日に米5月消費者物価指数の発表を控え様子見主体の相場となりそうです。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

23:00:BOC政策金利発表

昨日のドル円は東京時間109.20円台から109.40円台まで上昇、欧州時間は109.30円台〜109.50円台で推移、NY時間は序盤109.28円まで下落もすぐ109円台中盤へ反発し午後は109.40円台〜109.50円台での小動きでした。今日堅調な動きとなると109円台後半〜110円付近まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると109円台前半〜109円付近への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは東京時間1.2190ドル台から1.2170ドル台まで小幅に下落、欧州時間は1.2160ドル台〜1.2180ドル台で推移、NY時間は1.2170ドル台〜1.2190ドル台での値動きでした。今日堅調な動きとなると1.22ドル〜1.22ドル台前半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.21ドル台前半への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2021/06/08

為替見習さん

欧州市場以降の力関係、特にドル軸、円軸の変化に注目

昨日の為替相場は、全体的に先週金曜の流れを引き継ぐ形で、オセアニアや円が強く、続いて欧州系、そして北米が弱い状態で推移しましたね。雇用統計あけということでまずは金曜NY市場の流れを引き継いだ格好ですが、今後はこの力関係からどのような変化が出るか、特に円やドルを軸とした動きが出るか、というところに注目しておくと取引チャンスを見つけやすいと思います。

今日のイベントとしては独鉱工業生産、ZEW景況感指数、ユーロ圏GDP確報、米貿易収支などが予定されていて、欧州市場以降は変化が出る可能性も十分。そのためまずは今日も資金管理を万全にしたうえで、ポジションを分散させて弾幕を張るような取引方法を採用するなど、事前に自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで取引したいですね。

ではまず先週金曜から月曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、月曜はNZDが0.15%、AUDが0.08%、EURが0.02%、CHFが0.01%、GBPが-0.08%、USDが-0.19%、CADが-0.25%となっていて、力関係は【NZD>AUD>JPY>EUR>CHF>GBP>USD>CAD】という形に。先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【AUD>NZD>JPY>CHF>GBP>EUR>CAD>USD】でしたから、若干の位置関係変化があるものの、オセアニア>円>欧州系>北米と先週金曜の流れを維持していることが見てとれます。

続いて9時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けてオセアニアが上向きでその他は下向きとなっており、通貨ペアによってリスクが低い方向が違います。そのため今後は円を軸とした力関係変化を見ておくと取引チャンスを見つけやすく、
ここから円買いの動きが進めばオセアニア以外はショートのチャンスになり、この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形が低リスク。

逆に円売りの動きがしっかり出れば各通貨の短期トレンドは改善し、オセアニアは早い段階でロングのチャンスに。その他も変動幅が大きくなれば、短期トレンドが上向きに変化してロングのチャンスに変わります。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形が低リスク。

個人的には昨年から約1年取引してきて利益を出し続けている豪ドル/米ドルロングを継続。今週は今のところ0.77台の推移となっているので、次の動き待ちといったところ。

戦略としてはこれまで通り0.78〜0.80、0.76〜0.78のように0.02幅でゾーンを決めていて、下は0.60までカバーできるように資金管理。基本この0.02刻みゾーンを基準にして、上げた場合下げた場合のシミュレーションをしておき、取引方法は弾幕を張るように、
1回あたりの注文量は少な目に、その分注文箇所は多く配置。

上は一旦0.80と見ていますが、また抜けた場合はその後の推移を見たうえで引き上げます。
また決済はこれまで同様15pipsで高回転させて何度も上下動を取っていく形を継続します。

それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!

2021/06/07

斉藤学さん

ややドル安の地合いと予想

みなさん、こんにちは。
斉藤学です。

【前日の概要】
NYダウは-23ドル安、日経平均株価も-116円安の28941円と下落しました。ドル円は109円台半ばへ下落、クロス円も売りに押されています。

【前日の結果】
・ダウ平均  34756.39(+179.35 +0.52%)
・日経平均  29125(+195 +0.67%)
・NY金先物  1892.00(+18.70 +1.00%)
・NY原油先物 69.62(+0.81 +1.18%)

【経済指標】
★★★★★
21:30 (米) 5月非農業部門雇用者数変化(前月比) 前回:26.6万人 予想:65.0万人 結果:55.9万人
★★★★★
21:30 (米) 5月失業率 前回:6.1% 予想:5.9% 結果:5.8%

【本日の戦略】

<株高による円安に期待>

先週末に発表された米5月雇用統計は、55.9万人と予想65.0万人を下回ってしまいました。ドル円は110円台割れて109円台半ばへ下落、米10年債利回りは1.557%へ低下しています。まとまったドル売りが出たことで、週明けのドル円は上値の重い展開と予想します。

ただ、前回値26.6万人からは大幅増加、失業率も5.9%から5.8%へ改善しているので、内容はそれほど悪くなかったのではないかと思います。欧米株とも上昇しており地合いは良好、株高による円安に期待したいところ。

とはいえ、今週前半は材料難、木曜日に米5月CPIとインフレ指標が発表されるので、それまでは動きづらい状態が続くと予想します。

<原油高で資源国通貨が強いと予想>

一方、商品相場へ目を向けると、原油が69ドル台と年初来高値を更新中。オセアニア通貨やカナダドルなどの資源国通貨に買が入ると予想します。米雇用統計の影響でドルは買われにくいと思われるため、対ドルの豪ドルやカナダドルに注目。

【経済指標】
★★★
(中)5月貿易収支(米ドル) 前回:428.5億ドル(428.6億ドル) 予想:505.0億ドル

【本日の予想レンジ】
・ドル円   108.50〜110.30→
・ユーロ円  132.50〜134.20↑
・ポンド円  154.50〜156.20↑
・豪ドル円  84.30〜85.50 ↑・ユーロドル 1.2100〜1.1250↑
・ポンドドル 1.4080〜1.4250↑
・ドルスイス 0.8920〜0.8970→

【通貨の強さ】
豪ドル>ポンド>ユーロ>ドル

【注目通貨】
・豪ドル(原油高や米利回りの低下)

2021/06/04

為替研究所さん

コロナ後を見据えた動きが広まる

今週はドル円が再び110円超えをし、前回届かなかった111円をまた狙うのかという展開になっております。この背景には、ADP雇用統計、ISM非製造業景況指数が予想よりも良く、米経済の状態の好感&それを背景としたテーパリング観測からの上げ&売りのロスカットといったあたりがあります。

テーパリングというのは、まさに「コロナ後」の話題でありますが、ただ、ワクチン接種が進んでいるイスラエルでは最早1日1桁、2桁くらいの感染者しかいないこと、先進国の中で先行しているイギリスやアメリカでも明確な減少傾向が出ていること、今後のワクチン接種の見通しを考えると、これは本当にそう遠くない時点の話であろうと思われます。

この辺りは、今「緊急事態宣言」「オリンピックをどうするか」等が話題になっている日本だと意外と知らない人も多かったりする論点ですが、実際に新型コロナウイルス感染世界マップあたりでその辺りの国の感染状況を見てもらえれば、かなり納得できるのではないかと思います。

日本のワクチン接種も思っていたより早く進んでいることを考えると、日本においても遅くとも10-11月ごろには生活様式が大きく変わっている可能性が高そうで、個人的には「今年は忘年会もあるだろうし、秋ごろにワクチン打てそうなら打っておくかあ」みたいに考えています。(もちろん、ここからワクチンを無効化するような変異があれば別ですが)

なお、今日は20:00にパウエル議長発言、21:30に雇用統計があり、この辺りには注目する必要があります。

ちなみに、個人的に最近ずっと注目している豪ドル/NZドルについては、今週のRBAは相変わらず「前月コピペ」みたいな感じで、発表直後は下げたものの、その後じわじわと上げて、1.072くらいまで来ております。

これについては、RBAの言っている「利上げは2024年」というのは信じるに値しないと思いますが(上記コロナの状況を考えると、絶対もっと早いだろうなと思ってます)、現時点ではNZの方が強気度が高いことは変わらず、そうである以上豪ドル/NZドルについては今は売り目線継続でよく、ただ、1.06を割るかと言われるとチャート的にも若干分からなくなってきたので、1.07台半ば以降で売って、1.06台前半〜半ばくらいで利確というイメージでおります。(一部ポジションは1.06割れまで伸ばそうとは思ってますが、大部分は1.06台前半で片付けたいイメージ)

2021/06/03

為替太郎さん

主要通貨に対するドル高傾向続くも昨夜は反落。雇用統計待ちか

株式市場は目先で比較的堅調が続いており、日経平均の終値は131円高の28946円と、3日ぶり反発となりました。

一昨日のニューヨーク市場は上値の重い展開だったこともあり、日経平均も一時は下げ幅を250円近くまで広げる場面もあったものの、プラス転換して取引を終えています。国内で新型コロナワクチンの接種が進展してきたことも、市場心理を改善させています。

5月に日経平均が28000円を割り込んでから、ここまで総じて順調な戻しになっていることから、いまのところ市場では、ここからリスクオフが高まっていきそうな雰囲気は希薄です。昨夜のダウも小幅上昇になっています。

これに対して、為替市場では、このところドルの買戻しが進んでいました。今週のドル円の値動きの中心は109円台後半が中心となっています。また、あわせて資源国通貨やユーロも含む主要通貨に対して、総じてドル高が進行していました。

もっとも、昨夜は海外市場で円高が進行し、109円台半ばまで下落するなど、いままでの動きに対する小規模な反動も見られています。いずれにせよドル円は110円台にはなかなか定着できない状況であり、現状は、総じてなかなかドルの上値が伸びきらない状況です。

昨日のニューヨーク市場では、アメリカの長期金利の低下によるドル売りが円高ドル安の進行要因でした。主要通貨に対してドルが軟調だったことで、ユーロドルも1.21台から再び1.22ドル台まで反発しています。

もっとも、ここから再び少し前のようにドル安が継続的に進んでいきそうかと言われれば、それは、微妙でしょう。今週は明日4日にアメリカの5月の雇用統計が発表されるため、今日段階では、基本的に雇用統計待ちの地合いと考えていいと思います。

さらに先には、6月15〜16日に予定されたFOMCがあります。場合によってはこれを消化するまで、様子見の雰囲気の要素の強い地合いが継続する可能性もあります。

16:50 仏5月サービス業PMI
16:55 独5月サービス業PMI
17:00 ユーロ圏5月サービス業PMI
17:30 英5月サービス業PMI
20:30 米5月チャレンジャー人員削減数
21:15 米5月ADP雇用統計
21:30 米1-3月期 四半期非農業部門労働生産性
21:30 米前週分 新規失業保険申請件数
22:45 米5月サービスPMI
22:45 米5月総合PMI
23:00 米5月ISM非製造業景況指数(総合)
25:00 英中銀総裁発言

2021/06/02

ダメおやじさん

戻り売り戦略・突っ込めば利食い

おはようございます。ダメおやじです。

今週の戦略は週初めの記事の通り、買い戦略ですが、戻り売りで臨んでいます。

昨日は、一番早くにコロナワクチン接種に取り組んだポンドドルが3年ぶりに高値更新しました。ユーロは失業率が改善、消費者物価指数も2018年2月以来の水準になりました。豪ドルのRBAは2024年に利上げ予想の声明を出しました。

相場は東京・欧州市場ではドル安、NY市場では株安ドル高で動きましたが、全体的にドルストレートは底堅く、ドル円は伸び悩みの戻り売りで小幅な動きでした。

大規模な金融緩和で株価はコロナ前に回復し、人間生活はワクチンで復活中ですが、世界各国が成長率を上方修正5.8%しているなかで、日本だけが下方修正2.6%で日銀も殆どETF(上場投資信託)を購入していないことが、ドル円やクロス円の伸びを抑えている理由かもです。

本日も昨日と同じく豪ドルとユーロの経済指標があり、動きを牽引すると思われます。

トレードを良くするために、私は運動して健康でいること、負けパターンを2つだけ改善すること(たくさんあると思いますが、私は指値と1日1回だけのエントリーに取り組んでいます)、腸活の食事を心得るです。

梅雨の6月が始まりました、頑張っていきましょう。

<経済指標など>豪GDP(10:30)欧州卸売物価指数(18:00)

<相場の波動>安値を極めて急進することあり

・ドル円:上昇29日(下降14日)。上値109.8円、下値109.2円とみています。

・ポンド円:上昇29日。上値155.8円、下値154円とみています。

・ポンドドル:上昇38日。上値1.422、下値1.413とみています。

・ユーロドル:上昇46日。上値1.225、下値1.217とみています。

・ユーロ円:上昇51日。上値134円、下値133.3円とみています。

・豪ドル:上昇46日(下落18日)。上値0.78、下値0.773とみています。

・豪ドル円:上昇51日(下落18日)。上値85.2円、下値84.7円とみています。

・BTC:下降48日(上昇13日)。上値422万6130円、下値381万9700円とみています。

*上記のレートは、日足の高値と安値に値幅を加味して提示していますが業者間で提示するレートやスプレッドが違います。また、相場が急変した時はレート通りにはならないのでご注意ください。特にストップは各自で設定をお願いします。

2021/06/01

しーさん

指標結果とその中身

昨日は英国がスプリング・バンク・ホリデー、米国がメモリアル・デーと欧米市場が休場だったため、ほとんどの通貨で大きな動きはありませんでした。ドル円は東京タイムからNYタイムにかけて30銭ほどしか動いておらず、全くトレードができる状態ではなかったので、休むが吉といった1日だったと思います。

そんな中、ドイツの5月CPIの結果が発表され、前年比の予想2.3%に対し2.4%の結果となりました。ドイツ中銀はインフレ率が年内に4%に達する可能性があるとの指摘をしており、物価が急上昇しているようです。しかしこの指標発表より数時間前にはイタリア中銀総裁のビスコ氏は、景気回復の裏付けがない状態での利上げに難色を示し、引き締め路線への転換には否定的な発言をしていました。

物価が低い水準での上昇率と、物価がある程度高い水準になってからの上昇率では、仮に同じ2%だとしても絶対値は異なります。コロナ禍での景気低迷を考慮すると、CPIという物価上昇率だけでは利上げやテーパリングに舵を切ることはできないということでしょう。

経済指標の多くは、前月比や前年比といったある時期とある時期の比率であることが多いです。今週金曜日に発表のある米雇用統計も、数万人増といった前月からの増減の結果です。指標結果に一喜一憂しがちですが、中身の数字を理解しながら結果の良し悪しを判断する必要があるのではと思います。

本日は連休明けの欧米勢が戻ってきて、値動きが活発になりそうです。夕方には5月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値、NYタイムには5月米ISM製造業景気指数の発表があります。基本はドル買い目線としておき、指標結果とその中身を見て、ドル買いチャンスを探したいと思います。

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