オリンピックが始まり、一日中テレビでその中継がなされるようになると、あれだけネガティブな雰囲気を出していたのに、一気に盛り上がるのは日本人の気質なのでしょうか?トップニュースは連日のようにオリンピックでのメダルラッシュ報道で、時折ネガティブなニュースが流れる程度。既に会期は約半分を終えましたが、このまま大きな問題もなく無事に終わることを祈るのみです。 【本日の指標】 本日は欧州、米国において各種指標が目白押し。欧州においては第2四半期GDP速報値や消費者物価指数、米国においては個人消費支出などの各種数値が発表されます。相場を動かす可能性がある指標であり、注意が必要です。 【本日の戦略】 コロナ禍から脱出しつつある、ということで米国において史上初となったダウ平均が3万ドル到達。それが昨年の秋頃。その後、一進一退があったものの、ここ最近は3万5千ドルを軸に上下する日々が続きます。 昨晩のNY市場においてはFOMC後の記者会見がきっかけとなり、またしても3万5千ドルを突破。米国の景気回復がまだまだであり、金融政策によってブレーキをかけるのが早い。というのがその理由とされておりますが、軸となるのはテーパリングという言葉で、この具体的開始時期が今後も相場を動かすことになりそうです。 一方のドル円相場は円買いドル売りが進み、50pipsほど下げてその日の取引を終了。ドル円買い戦略を継続としますが、なかなか期待する上昇が見えない場面が続きます。 米国はさておき、日本の状況はコロナ感染拡大のペースが加速しており、東京だけではなく、その周辺の首都圏と大阪にも緊急事態宣言を発出することことが報道されております。感染拡大と内閣支持率は反比例するようにして反応しており、感染拡大によって支持率が下落することで秋に予定されている衆議院選挙の行方が不明確になると予想されます。 政治の混乱は経済の混乱ともイコールであり、その感染拡大状況に注目が集まる場面。相場においてはすっきりとしたニュースが流れない今、オリンピックに期待する他なさそうです。
昨日のFOMCでは政策金利は予想通り据え置き、声明では「経済は資産購入ペース縮小基準の目標に向け進展」と示されたことからドル買い優勢となるも、その後はパウエルFRB議長の会見での「資産購入ペース縮小の特定の時期はなく、決定も行われていない」等の慎重な発言を受けドル売りが強まる流れとなりました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 16:55:独・7月失業者数/7月失業率 18:00:欧州・7月消費者信頼感 21:00:独・7月消費者物価指数 21:30:米・新規失業保険申請件数 21:30:米・第2四半期GDP・速報値 23:00:米・6月住宅販売保留指数 米・新規失業保険申請件数は38.0万件、米・第2四半期GDP・速報値は前期比年率+8.5%、米・6月住宅販売保留指数は前月比+0.3%の市場予想です。 昨日のドル円は東京時間は109円台後半で推移し欧州時間110円台に上昇、NY時間は110.20円台まで上昇もFOMC後は軟調な値動きで110円を割り込み109.84円の安値を付けました。今日堅調な動きとなると110円〜110円台前半へと上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると109円台中盤〜109.30円付近への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは東京・欧州時間は1.18ドル台前半をやや上値重く推移、NY時間はFOMCまでは1.17ドル台後半〜1.18ドル台前半で推移し、FOMC後は1.1850ドルまで上昇しました。今日堅調な動きとなると1.18ドル台後半〜1.19ドル付近まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.18ドル〜1.17ドル台後半への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、円が力関係上強い位置に変化してきたことがポイントで、オセアニアも弱くなるなど、全体として典型的「リスク回避型」に近い状態となりましたね。まだ欧州系が強めの位置にあるので完全な形ではありませんが、今日のFOMC終了を前にしてこの形なので、FOMCの中身やパウエル議長の会見後にこの力関係がどのように変化するかに注目したいところ。 FOMCでは資産購入ペース縮小(テーパリング)が議論されていると思われますし、秋から年末にかけてどのあたりで資産購入ペース縮小が開始されるのか、というところが明らかになれば相場が大きな反応を示す可能性も。 時間帯としては夜中なので取引する方は限られるかもしれませんが、取引する場合は円軸、ドル軸の動きと強い通貨弱い通貨を見ておくことで、どの通貨が低リスクで高リターンかというところが判断しやすくなります。 また取引しない場合も、ある程度大きな動きが出ても良いように、資金管理とポジション管理を徹底して、翌日の相場に対応すると良いでしょう。 ではまず月曜から火曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、火曜はGBPが-0.06%、CHFが-0.35%、EURが-0.39%、USDが-0.48%、AUDが-0.76%、CADが-0.90%、NZDが-1.07%となっていて、力関係は【JPY>GBP>CHF>EUR>USD>AUD>CAD>NZD】という形に。 月曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【CHF>GBP>NZD>AUD>EUR>CAD>JPY>USD】でしたから、円が強い位置に変化したこと、ユーロやドルが位置を上げたこと、オセアニアが弱い位置に変化したことなどが見てとれます。 続いて10時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日までの動きを受けてポンド円が上向き、ユーロ、スイスがフラット、その他は下向きとなっていて、通貨ペアごとにリスクが低い方向が違います。 そのため今後は円を軸とした力関係変化を見ておくと取引機会を見つけやすく、ここから円買いの動きが加速すればオセアニアを始めとしてショートのチャンスとなるため、力関係上弱い通貨を売って円を買う形が低リスク。 逆に円売りの動きがしっかり出れば各通貨の短期トレンドは改善し、ポンド円は早い段階でロングのチャンスに。その他も変動幅が大きくなれば、短期トレンドが上向きに変化してロングのチャンスに変わります。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形が低リスク。 個人的には昨年から約1年取引してきて利益を出し続けている豪ドル/米ドルロングを継続。今週はまだ小動きではあるものの月曜に上昇して決済が進み、その後はもみ合いといったところ。 戦略としてはこれまで通り0.78〜0.76、0.76〜0.74のように0.02幅でゾーンを決めていて、下は0.60までカバーできるように資金管理済み。基本この0.02刻みゾーンを基準にして、上げた場合下げた場合のシミュレーションをしておき、取引方法は弾幕を張るように、1回あたりの注文量は少な目に、その分注文箇所は多く配置。 ゾーン的には0.70を割ると安全性が高く稼ぎやすいのでそのゾーンでは注文量を増やせるよう、資金管理とピラミッディングを行っています。また決済はこれまで同様15pipsで高回転を継続です。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは+131ドル高、日経平均株価は+285円高の27833円と上昇しました。ドル円は110円台前半へ下落、クロス円は小幅に反発しています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 35144.31(+82.76 +0.24%) ・日経平均 27945.00(-235.00 -0.83%) ・金・ゴールド 1803.40(-2.50 -0.14%) ・原油・WTI 71.91(-0.16 -0.22%) 【経済指標】 ★★★ 23:00 (米) 6月新築住宅販売件数(前月比) 前回:-5.9% 予想:4.0% 結果:-6.6% 【本日の戦略】 <一時、リスク回避の動きに> 週明けの為替は円高でスタート、香港ハンセン指数が-4%超の急落、上海総合指数も-2%超下落したことでリスク回避の動きが出ました。 中国政府が「資本に乗っ取られた」教育産業見直すとし、営利目的の新規学習塾設立を禁止しました。そして、既存の学習塾を非営利団体として登記させ、塾の費用も政府が基準額を示して管理下に置くと発表したことで、中国の教育関連株は半値近くになっています。さらに、中国人民銀行が上海の銀行に対し、初回住宅購入者への住宅ローン金利を4.65%から5%に引き上げるよう命じたことも重しに。 <買戻し継続に期待> ただ、ロンドン市場に入ると売り一巡後に欧州株へ買戻しが入り、NY市場にナスダックが史上最高値を更新したことで、リスク回避の動きはストップ。ドル円は小幅に反発し、クロス円が上昇に転じるなど、安心感から買戻しが入っています。本日も買戻しの動きが継続と予想しますが、オセアニア通貨に関しては中国・香港株の動きを確認した方が良いでしょう。今後、中国政府が別のセクターへ規制を行うようだと、注意が必要になってきます。 引き続き、今週がピークの米主要企業決算発表にも注目。本日は、GEやアップル、アルファベット、マイクロソフトとメイン企業の発表を控えています。 【経済指標】 ★★★ 21:30 (米) 6月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比) 前回:0.3% 予想:0.7% ★★★ 23:00 (米) 7月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 前回:127.3 予想:124.0 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 109.80〜111.00↑ ・ユーロ円 129.60〜131.00↑ ・ポンド 152.00〜153.50↑ ・豪ドル円 81.00〜82.00 → ・ユーロドル 1.1760〜1.1880↑ ・ポンドドル 1.3760〜1.3900↑ ・ドルスイス 0.9100〜0.9230↑ 【通貨の強さ】 ポンド>ユーロ>豪ドル>ドル 【注目通貨】 ・クロス円(買い戻しの勢いが強い)
こちらでは週間見通しで書かなかった、私の今のメイン通貨ペア、豪ドル/NZドルを語りたいと思います。 この通貨ペアは、1年近く1.06-1.08をメインとしたレンジで推移していましたが、先々週にようやく1.06の下値を割り、先週も一瞬1.06に戻して「これでもやはり1.06-1.08レンジは固いのか」とかも思いましたが、案の定1.06くらいまで来ると上値が重くなり落ちてくるパターンが続いています。 豪ドル/NZドルという通貨ペアは、基本的に豪とNZの金融政策の違いに反応する通貨ペアで、長期で政策金利と豪ドル/NZドルのレートを並べると恐ろしいレベルで近い動きをしているものなのですが、この豪とNZの金融政策について、 ・豪:緩和を50億豪ドル→40億豪ドルに変更、利上げは2024年までは期待できないと一貫して言い続けている ・NZ:7月に大規模資産買い入れの停止を決定、RBNZ自体が2022年9月までの利上げを予想し、消費者物価指数が3.3%と中銀の目標レンジ1-3%を超えたこともあり、市場予想では来月8月の利上げすら割と現実的にみられている というように、明らかにNZの方が強気の状態になっており、こうした状況では、やはり豪ドル/NZドルについては下目線で行くしかないかなと見ており、今回のは「たまにあるレンジから外れた瞬間」ではなく、トレンド変更の可能性が高いと見ています。 想定レートとしては、豪ドル/NZドルは過去の推移でも1.04くらいには一つ堅めの支持があり、さらに1.03まで落ちてくるとRBNZが動きを変えてくるパターンが多いので、まず一旦は1.04あたりを目指すのではないかと考えており、そこから先にどこまで掘っていくかは今後次第かなあと見ています。 トレード戦略としては、先週の値動きを見ていても、1.06の辺りはかなり重そうなので、1.06まで来たら喜んで売り、そこからさらに上がっていくようであれば売りをナンピンでひたすらついていき、1.05台前半から少しずつ利確していき、1.045くらいまでには利確したいというのが今の見通しです。 ただ、RBNZの8月利上げ期待はそれなりに強く、もしそこが外れた場合一旦NZドル失望売りからの豪ドル/NZドル上げの可能性もあるので、レート次第ではあるものの、8月のRBNZ前には一旦ポジションを軽くしておくことも考えても良いかもしれません。(8月の会合スケジュールは、3日にRBA、18日にRBNZ。もしそこで上がればこれ幸いと売りを入れる予定)
今週の為替相場は、リスクオフ色が強まった先週と比べて、かなりムードが落ち着いてきました。昨夜の東京から欧州時間にかけてのドル円は下げ渋りとなり、概ね110円台20銭から30銭の推移でした。 東京時間に引き続き、欧州市場では、小幅な円売りが継続し、ECB理事会を待たずして、リスクテイクの動きが強まりました。 また、ユーロも堅調で、ECB理事会の結果判明以降も、一時ユーロ円は強い動きを見せましたが、昨夜のニューヨーク市場では、一転して円高が進み、130円台を割り込んでいます。 昨日発表されたアメリカの新規失業保険申請件数は41.9万件となり、市場の事前予想を上回る悪化となりました。 また、中古住宅販売件数も予想を下回っています。これを受けて長期金利が低下したほか、ニューヨーク株式市場も軟調にはじまりました。 為替市場でもリスクオフが強まりました。ドル売り円買いの強まりで、ドル円相場は110円台10〜20銭台と、やや円高に振れています。 とはいえ、最終的には株式市場は続伸で引けており、ダウは25.35ドル高で取引を終えています。目先の経済指標が多少弱くても、大規模緩和下にある現在、悲観と株安がどこまでも進むような地合いではありません。 オリンピック連休によりすでに一足早く夏休みムードの東京市場ですが、それもあってか、為替相場は総じて小動きです。 ドル円は110円台前半での動きが続いており、一時的に109円台に入ったとしても、そこからの下値は堅い状況です。クロス円は明確な方向感があるわけではないと見たほうがいいでしょう。 当面は、下値が堅調に保持されそうな雰囲気です。トレーダーの立場からは、しばらくは積極的に動くことは、とくにクロス円は妙味が薄いといえます。 ひとまず、経済指標やアメリカの長期金利などを眺めながら、現在の地合いがどこまで継続するか見極めるときだと思います。 14:00 シンガポール 6月 消費者物価指数 15:00 英6月小売売上高 16:15 仏7月製造業PMI 16:15 仏7月サービス業PMI 16:30 独7月製造業PMI 16:30 独7月サービス業PMI 17:00 ユーロ圏7月製造業PMI 17:00 ユーロ圏7月サービス業PMI 17:30 英7月製造業PMI17:30 英7月サービス業PMI 21:30 カナダ5月小売売上高 22:45 米7月製造業PMI 22:45 米7月サービス業PMI 22:45 米7月総合PMI
おはようございます。ダメおやじです。 ドル円は6月安値まで下げて、直近の高値安値(111.65〜109.06)の半値まで戻し、前回高値(110.34)を 抜いてきました。高値安値切り下げできずトレンド転換ですね。クロス円も同様で、相場格言「半値戻しは全戻し」と 言われるよう、ほぼ高値に来たとも言えます。 金利上昇でインフレ、物価高になり生活や経済が停滞するのでは懸念がありましたが、金利が落ち着いたことで、 相場も息を吹き返したようです。 相場格言「株は天井で最も強く見え、底で最も弱く見える」のように、次は天井を見ていくことになります。 酒田五法の「三空」、羽黒法の「放れ後の三つ目迄は仕掛けるな、四つ目を待って只法に従え」など、 エリオット波動の3波に通じるものがあります。チャートの波を捉え、日柄よし、値幅よし、法示(テクニカル)よし揃って 仕掛けていきたいですね。 本日はビッグイベントのECB政策金利があります。7月からテーパリング議論を始め、物価目標2%を設定して、 ようやく世界各国の物価目標値が同じになり足並みが揃いました。出遅れ感のあるECBですが、 欧州連邦のようなものなので仕方ないです。 ECBでは急落急騰の逆噴射や行って来いの動きが多いので、どのような動きになるか検討もつきませんが、要注意です。 <経済指標など>ECB政策金利(20:45)ラガルド総裁会見(21:30)米景気先行指数(23:00) <相場の波動>前日来強いと反落する ・ドル円:上値110.5円、下値109.6円とみています。買い110.15・110.03・損切り109.9。 ・ポンド円:上値150.6円、下値148.9円とみています。買い150.5・損切り149.75。 ・ポンドドル:上値1.37、下値1.354とみています。買い1.3665・1.365・損切り1.3615。 ・ユーロドル:上値1.18、下値1.173・1.17とみています。買い1.1782・1.177・損切り1.1755。 ・ユーロ円:上値129.8円、下値128.7円とみています。買い129.8・129.45・損切り129.15。
今週に入ってから米債利回りの下落が止まらず、昨日は一時1.150%まで下落しました。これを受けてドル円は109円台前半まで下落していますが、ドル円としてはそれほど下落してはいません。クロス円の方が下落幅が大きく、特にポンド円は今週だけで4円近く下落しています。 NYダウを見てみると20日(火)に725ドル安の暴落となり、週足チャートでは下落サインが点灯しました。しかし昨日は550ドル高と暴騰したことでリスク回避の継続は回避された模様です。ただし、世界的にコロナの感染拡大が広がっており、リスク回避につながりやすい状況は変わっていないのではと思います。 個人的には今週は利上げ期待が高まっているキウィ円の上昇を狙っていましたが、さすがにこのセンチメントではNZDだけ一人勝ちとはいかないでしょう。キウィ円の日足チャートでは200日移動平均線が位置している75.70円を一時的に下抜けたあと、76.00円付近まで回復しています。下ヒゲの長い陽線を示現したことで、下げ止まるかどうかに注目しています。 米債利回りの下落、株価の下落に伴い、ドル円やクロス円は下落してきましたが、債券と株価が回復すればドル円やクロス円も反発する傾向があるので、これらを先行指標として為替の流れを掴んでいきたいと思います。 また、本日深夜には米20年債の入札があります。先日の30年債では不調に終わったことで10年債利回りが上昇しましたが、20年債はどうなるでしょうか。こちらの結果も気にしておきたいと思います。
【HOT CURRENCY NZドル円 85.00〜87.00】 19日の米国株は急落、NYダウ725ドル安(-2.09%)、ナスダック152ポイント安(-1.06%)でした。為替市場は円高+ドル高。 デルタ変異株の拡大を受け、NYダウは今年最大の下げ幅、堅調だった豪ドル円も年初来の上昇分がほぼ無くなりました。 英国は陽性者数は急増しているものの、死者数が抑えられているとして、規制の全面解除へ踏み切りました。 米国でも同様に死者数が抑えられるか市場の関心が集まっています。ワクチン接種により、重症化率・死亡率が抑えられるなら経済再開となりそうです。 材料は米企業決算、デルタ変異株の動向です。世界経済の回復期待から上げ過ぎた分を吐き出しているものの、下げ止まって夏枯れ相場へ向かいそうです。 投資戦略はクロス円がもう一段下げた場合、比較的底堅いカナダドル円やNZドル円を少し買ってみたいところです。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
今週いよいよ始まるオリンピックは続々と関係者が来日している模様。東京オリンピックに決まったという報道を 車のラジオで聞いたのはよく覚えていますが、その時からこんな状況に陥っているとは誰が予想したことでしょうか?選手村でコロナが発生したとの報道がありましたが、最早この状況は止めようがないようで、状況の好転を祈るのみです。 【本日の指標】 本日の指標はほぼなく、指標によって動く相場とはならない見込みです。 【本日の指標】 ここ最近日本における株価下落が著しいと思いきや、その原因は市場にまん延しつつあるコロナウィルスのデルタ種。いわゆるインド種とも言われるもので、感染力が通常のウィルスよりも強いというのが特徴とされております。 3、4月に一日あたり40万人もの新規感染者を出していたインドで強烈な猛威を振るったのが記憶に新しいですが、その直後には日本における市中感染も確認され、いつの間にか置き換わって感染の主力となった模様。とは言え日本ではせいぜい2000人程度の新規感染者増で、海外勢と比較すると数値は低いのか。同じくデルタ種が猛威を振るっているのは東南アジアのインドネシアやマレーシア。インドで沈静化しつつあるのを尻目に新規感染者が右肩上がりで上昇中です。 直接的に影響を受けているのは株価で為替相場と比較すると目先の状況によって触れるのは当然と言えましょうが、このネガティブ感はまだまだ継続となる見込み。一方で為替相場への影響は比較的少なく、やはりそれを動かすのは週の戦略で述べたように米国の金融政策がキーとなってくる模様。こんな時は動かず、状況を見守るのみです。
昨日は、一昨日に続きパウエルFRB議長の議会証言が行われましたが、内容は一昨日と変化はなくドル円は引き続き軟調な値動きとなりました。ユーロドルも上値重い動きとなり、クロス円はユーロ円が129.61円、ポンド円が151.62円、豪ドル円が81.43円の安値を付けるなど軒並み軟調な値動きでした。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 07:45:NZ・第2四半期消費者物価指数 - :日銀政策金利発表 18:00:欧州・6月消費者物価指数 21:30:米・6月小売売上高 23:00:米・7月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 29:00:米・5月対米証券投資 昨日のドル円は東京時間は109円台後半で上値重い動き、欧州時間は反発し110円付近まで上昇、NY時間は109.80円付近〜110.10円で軟調に推移しました。今日軟調な動きとなると109円台中盤〜前半への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると110円台前半へ上昇できるか見たいです。 昨日のユーロドルは東京時間は1.1820ドル台〜1.1840ドル台で推移し欧州序盤1.1851ドルまで上昇もその後は軟調な動きに、NY時間は一時1.18ドルを割り込むも概ね1.18ドル台前半での値動きでした。今日軟調な動きとなると1.18ドル〜1.17ドル台後半への下落が考えられます。一方、堅調な動きとなると1.18ドル台中盤へ上昇できるか見たいです。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、NY市場に入ってドル(とカナダ)が売られる動きが目立ったほか、円も力関係上強い位置を維持したことでドル円は特に攻めやすい状態となりましたね。また力関係ではオセアニアが強めの位置に来ていることから、リスク回避型とは違っており、円軸、ドル軸の動きを見ておくことで取引しやすい相場は引き続き続きそうです。 このような中で今日は、午前中に豪雇用統計、夕方に英国の雇用統計、夜には米NY連銀製造業景気指数、フィラデルフィア連銀製造業景気指数、鉱工業生産、そしてパウエルFRB議長議会証言が予定されていますので、特に豪英雇用統計とパウエル長官発言前後の相場変化に注目したいところ。 前述したように円軸、ドル軸の動きとその時点での強い通貨弱い通貨を見ておくことで、どの通貨が低リスクで高リターンかというところが判断しやすくなりますので、今日も上記イベント前後では特にその点を意識すると良いでしょう。 また取引前には必ず資金管理を万全にしたうえで、ポジションを分散させて弾幕を張るような取引方法を採用するなど、事前に自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで取引したいですね。ではまず火曜から水曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、水曜はNZDが0.74%、AUDが-0.04%、EURが-0.07%、CHFが-0.11%、GBPが-0.21%、CADが-0.57%、USDが-0.58%となっていて、力関係は【NZD>JPY>AUD>EUR>CHF>GBP>CAD>USD】という形に。 火曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【USD>JPY>CHF>AUD>CAD>GBP>NZD>EUR】でしたから、円が強い位置を維持していること、オセアニアが位置を上げたこと、北米通貨が位置を落としたことなどが見てとれます。 続いて9時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けて全体的にフラットから下向きとなっており、現状は円買いの動きが出ればショートのチャンスになりやすい状態。この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形が低リスク。 逆に円売りの動きがしっかり出れば各通貨の短期トレンドは改善し、オセアニアは早い段階でロングのチャンスに。その他も変動幅が大きくなれば、短期トレンドが上向きに変化してロングのチャンスに変わります。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形が低リスク。 個人的には昨年から約1年取引してきて利益を出し続けている豪ドル/米ドルロングを継続。今週は0.74から0.75の間で上下に動いて良い感じでコンスタントに利益が出ています。 戦略としてはこれまで通り0.78〜0.76、0.76〜0.74のように0.02幅でゾーンを決めていて、下は0.60までカバーできるように資金管理済み。基本この0.02刻みゾーンを基準にして、上げた場合下げた場合のシミュレーションをしておき、取引方法は弾幕を張るように、1回あたりの注文量は少な目に、その分注文箇所は多く配置。 ゾーン的には0.70を割ると安全性が高く稼ぎやすいのでそのゾーンでは注文量を増やせるよう、資金管理とピラミッディングを行っています。また決済はこれまで同様15pipsで高回転を継続です。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは+126円高、日経平均株価は+149円高の28718円と上昇しました。ドル円は+30銭ほど上昇、クロス円はやや売りに押されています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 34888.79(-107.39 -0.31%) ・日経平均 28510.00(-145.00 -0.51%) ・NY金先物 1809.90(+4.00 +0.22%) ・NY原油先物 75.25(+1.15 +1.55%) 【経済指標】 ★★★ 21:30 (米) 6月消費者物価指数(CPIコア)(前月比) 前回:0.7% 予想:0.4% 結果:0.9% ★★★ 21:30 (米) 6月消費者物価指数(CPIコア)(前年同月比) 前回:3.8% 予想:4.0% 結果:4.5% 【本日の戦略】 <米6月CPIが予想を大きく上回る> 直近でやや停滞していたドル円ですが、昨晩発表された米インフレ指標を受け、まとまった買いが入りドル独歩高となりました。米6月CPIは、前月比、前年同月比とも予想を大きく上回っていて、米10年債利回りは1.412%へ上昇、今後の米利上げにも期待が持てる内容でした。 ドル円は、米6月CPI発表直後から上昇が続いていて、110円台前半から110.60円台へ上値を伸ばしています。対照的に、ドル以外の通貨は売りに押されているものの、久しぶりの良いニュースでマーケット全体にとってはプラス材料と見ます。ドル高で、ユーロやポンドなどの欧州通貨は軟調と予想、資源国通貨は原油高がサポートしており比較的強いでしょう。 <米6月PPIと米銀行決算に注目> 今晩も、インフレ指標である米6月PPIが発表されるので注目。翌早1時にパウエルFRBの発言、翌早朝3時にベージュブックも公表されます。 なお、本日はバンクオブアメリカやウェルズファーゴ、シティグループなどの米金融機関の決算が発表予定。個別銘柄の動きが中心で為替への影響は限定的と思われますが、インパクトのある数値が出た時は為替も影響を受ける可能性があります。 【経済指標】 ★★★ 21:30 (米) 6月卸売物価指数(PPIコア指数)(前年同月比) 前回:4.8% 予想:5.1% 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 110.00〜111.50↑ ・ユーロ円 129.50〜131.00→ ・ポンド円 152.00〜153.50→ ・豪ドル円 81.50〜83.00 → ・ユーロドル 1.1680〜1.1820↓ ・ポンドドル 1.3700〜1.3880↓ ・ドルスイス 0.9130〜0.9250↑ 【通貨の強さ】 ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ 【注目通貨】 ・ドル(予想を上回った米インフレ指標)
先週はイギリスで感染者が増加する中で7/19よりロックダウンをほぼ全面的に解除し、マスクの着用義務もなくすという報道があり、昨日それが正式決定しました。イギリスでは現在コロナ感染者が大きく増えていますが、その感染者の多くはワクチン2回接種が完了しきっていない若い世代とのことで、入院者や死者数はあまり増えておらず、そうした状況も踏まえて、ワクチン接種が大きく進んだ中で、「コロナとの共生」として経済再開を進めていくようです。 ワクチンの有効性については、デルタ株についても発症予防効果は従来株に比べて下がる(64%くらいまで落ちるようです)ものの、重症化予防効果は93%あるようで、また他によく話題に上がるラムダ株(南米で広がっているもの)についても、今時点で査読付きの論文はないものの、初期的な実験室での研究によると、抗体は減少するものの、ウィルスの中和は可能とされております。 こうした状況を考えると、経済の再開は一定程度合理性を持つと考えられる一方で、専門家の中でも「これは性急に進めすぎでは」という人もいるようで、確かに冷静に考えると、重症化予防効果が93%ということは、逆にいえば7%は重症化するということで、元々の重症化率が全年齢平均で1.62%(厚労省資料)なので、物凄く雑にその確率をかけるとワクチン接種後の重症化率が0.11%くらいということで(あくまでざっくりイメージするようの数字)、例えば仮に100万人感染すれば1100人くらいは重症化し、「医療崩壊」と呼ばれた日本の4月の山で重症者1400人であったことを考えると、ワクチンの予防効果があったとしても、全面解除というのはなかなか勝負に出たなという印象です。 ワクチンの有効性自体が今後下がるリスクもあることを考えると、状況次第では「ワクチンが広がった中での再ロックダウン」という可能性もそれなりにあり、そうなった時には大きなショックが起こりそうだなと思っています。 一方、集団免疫の成立などの要因で上手く行く可能性も十分にあり、その場合には、世界的にも完全に経済再開の流れになり、その中でテーパリングの可能性も高まっていきそうです。 これがどちらに転ぶかはまさに「神のみぞ知る」という状況ですが、ただ、ここまでノーガードで一気に解除するのが良いかどうかはともかくとして、経済再開からのテーパリングの流れ自体は今後も不可避だとは思うので、最近は長期金利もまた下がってきているものの、基本的にはドル円は上方向で見ておきます。
先週の東京市場は、総じてリスクオフが強まり、東京都における緊急事態宣言の発出とあわせ、まるで今年の梅雨空のように、すっきりしない展開でした。 米6月雇用統計が堅調だったことで、先々週の2日金曜のアメリカの株式市場では3指数が史上最高値を更新しましたが、週半ばには、失速気味となりました。 日経平均株価は、円安一服や東京都議選で国政与党が想定外に伸びなかったことなども材料として下落。その後は、週を通じて買い控えムードでした。金曜日には日経平均株価は28000円台を割り込んでいます。 こうした状況を受け、ドル円は一時110円を割り込む場面もありました。金曜の東京時間は、110円付近で取引されましたが、総じてドルが軟調な中で取引時間中の上値は限定的でした。 また、ユーロ円も一時130円割り込みました。とはいえ、これを回復すると、ユーロは金曜は比較的底堅い展開になりました。 さらに金曜日のダウが大幅反発になったことで、ひとまずリスクオフ一辺倒の流れには歯止めがかかりました。 ニューヨーク時間のドル円は110円台20銭台まで戻す場面もありました。週明けの東京市場も大幅な株高で始まっています。 各国の感染拡大等も引き続き先行き不透明材料ですが、先週末の戻しを見る限り、ここからさらにダラダラ下落していくという相場ではなさそうです。 先週の半ばの下落局面も、株式市場は、明確な動意があって下げているというよりは買い材料がなく手控えによりジワジワ落ちてきている雰囲気でした。 為替市場でも事情は似ていて、株安、リスクオフ、円高の流れに加えて、アメリカ経済と緩和政策の出口への先行きの不透明感から、まだドルが積極的に継続的に買われる局面には至っていない、とみるのが正しい気がします。 今日は主要通貨関連でこれといった経済指標もなく、積極的に仕掛けていくような感じではないように思います。 今週、消費者物価指数やパウエル議長の発言予定のほか、いくつか重要な指標やイベントを控えていますので、ひとまずは市場も様子見でしょう。 ひとまず、目先の為替市場はさほど大きな動きは予想されません。イベントで動意が出て来るまで、とりわけクロス円は現代の水準を軸として小動きになる可能性が高いと見ます。 08:50 5月機械受注 08:50 6月国内企業物価指数 16:00 トルコ5月 失業率 20:00 メキシコ5月鉱工業生産
おはようございます。ダメおやじです。 今年の七夕も雨日で、約75%は雨のようです。相場も同じく雨模様で下げ始めました。 先週からドル円が下落始めており、昨日からは史上最高値更新を続けていた米株が大幅下落、米金利も急激に低下、全てが軒並みの下落を始めました。 要因は明確ではないですが、日本の東京オリンピック開催での緊急事態宣言、日銀の資産買い控えや株売買代金が最低、米失業保険申請の増加、米金利の低下などなど、各国中央銀行もインフレは一過性で景気見通しは不確かと前々から発言もしており、要するに崩れる相場に入っていたという事でしょう。 本日も市場参加者が少なくなっており、7月いっぱい株価を睨んで上下しながら下げるのではないかと感じます。今週も売り戦略でしたが来週も同じく、売りポジションはキープでしょう。 <経済指標など>特になし <相場の波動>安値にある時は急伸する 押し目買い ・ドル円:上値109.95円、110.18円、下値109.15円、108.75円とみています。 ・ポンド円:上値151.54円、151.87円、下値150.7円、149.7円とみています。 ・ポンドドル:上値1.38、1.3822、下値1.37、1.3647とみています。 ・ユーロドル:上値1.1888、下値1.1817とみています。 ・ユーロ円:上値130.3円、130.6円、下値129.4円、129.16円とみています。 *上記のレートは、日足の高値と安値に値幅を加味して提示していますが業者間で提示するレートやスプレッドが違います。また、相場が急変した時はレート通りにはならないのでご注意ください。特にストップは各自で設定をお願いします。
米Amazon創業者のジョフ・ベゾス氏の資産が、23兆円を越えたとのニュースがありました。自社株の上昇によってとてつもない金額の資産になっているわけですが、米株価は6月中旬の押し目以来右肩上がりとなっており、NYダウは35,000ドルに到達しかけています。 一方、日経平均株価は軟調となっています。これまで日本株をたくさん購入してきた日本銀行は、今年に入ってから購入を控え始めています。去年は1年を通して6.8兆円購入したのに対し、今年のQ1は5,000億円、Q2は1,400億円の購入に留まっています。これまでの上得意先が株を買わなくなっているため、日経平均株価は今後大きく上昇する可能性は低く、下がりやすい状況になっていくものと考えられます。 米債利回りを見ると、昨日の時点で一時的に1.300%付近まで下落しています。ここまで利回りが低くなっているにも関わらず、ドル円は大きく下落せずに頑張っているなという印象ですが、株価が重く米債利回りも下落傾向にある状況では、ドル円の上昇は見込めないと考えた方が良いでしょう。 今のドル円を支えているのは、FRBのテーパリング開始や利上げ期待といったファンダメンタル的な面が大きいと思われ、他相場などの客観的な事象を見るとドル円はいつ下落してもおかしくないのではと考えてしまいます。ドル円の日足ではトレンドラインを割り込んではいませんが、もしこのラインを割り込むことになれば、1〜2週間の軟調相場になると考え、本日のドル円は売り目線で見ておいたほうが良いのではと思います。
【HOT CURRENCY ユーロドル 1.1700〜1.1900】 6日の米国株はまちまち、NYダウ208ドル安(-0.52%)、ナスダック24ポイント高(+0.17%)でした。為替市場は円高+ドル高。 RBAは9月からテーパリングを開始。国債買い入れ額を週50億豪ドル→40億豪ドルへ減額。利上げは「遠い」ことを示唆。 その他、中国政府による海外上場企業への規制強化を受け、ディディ、アリババグループ、バイドゥの株価が下落しました。 独7月ZEW景況感調査63.3(予想75.2、前回79.8)と、予想・前回を下回るも依然として高水準を保っています。 米6月ISM非製造業景況指数60.1(予想63.5、前回64.0)と、こちらも予想・前回を下回るも依然として高水準を保っています。 市場の関心は、今晩夜中に発表されるFOMC議事要旨に集まっています。イベントからテーパリングや利上げ開始時期を探ることになりそうです。 投資戦略は中長期でユーロドル戻り売りとします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
7月となりました。毎年7月最初は米国の独立記念日もあり、本格的なサマーホリデーの開始という感覚となりますが、昨年はコロナ禍によってその雰囲気は完全に萎んでおりましたが、今年はコロナを克服しつつある先進国からそのホリデー感が見えるような気がします。特に米国においては「リベンジトラベル」なる言葉があるようで、今まで行けなかった分、揺り戻しで国内外への旅行需要が一気に増している模様。 かたや日本では一生に一度しかないであろうオリンピックの自国開催直前であるものの、いまいち盛り上がりにかけるような雰囲気です。やむを得ないことではありますが、やはり残念です。 【本日の指標】 本日は米国は休場明けで非製造業の景況指数などが発表される予定。結果はさておき、今後のテーパリング動向について相場がどう反応するかに注目したい場面。 【本日の戦略】 ドル円の買いを戦略として設定しておりますが、なかなか今の水準を跳ね飛ばして急上昇することは難しい模様。雇用統計直後につけた111円後半はその後急速に萎んで次なる機会をうかがっている状況か。 日米金利差等の明確な金融政策の違いが両国で現れるなどすればかつての円安の流れが発動するのでしょうが、今の110〜111円の水準を大幅に超えるのは難しい状況にあると考えています。本日も米国休場明けなのですが、特段大きなニュースもなく、明日に迎えたFOMC議事録発表を前にさほど動かない相場が予想されます。 前述の通り米国は既にコロナを脱して次なるステップに進みつつあり、その動向や経済政策、特に金利動向に注目するのは変わらずです。日本においては前述の通りオリンピックの開幕直前ではありますが、まん延防止の延長が調整中とのことで、ある程度無観客状態での競技実施はやむを得ないとの流れになりつつあります。こちらは相場をさほど動かすことはないと考えます。
先週2日に発表された米雇用統計は、6月非農業部門雇用者数は市場予想70.0万人に対し結果85.0万人と予想より強い結果となり発表直後ドル買いとなるも、失業率は市場予想5.7%に対し結果5.9%と予想より弱い結果で平均時給も予想より弱かったこと等を受けドル売り優勢となりドル円は110.95円の安値を付けユーロドルは1.1874ドルまで反発、ポンドドルも1.3845ドルまで反発しました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 10:30:豪・5月住宅建設許可件数 10:30:豪・5月小売売上高 今日は米独立記念日の振替休日で米国市場は休場です。 先週2日のドル円は東京時間は111.50円台〜111.60円台で底堅く推移し欧州時間はやや軟調も111.40円付近は維持、NY時間は米雇用統計後軟調な流れとなり110.95円まで下落し111.03円で引けました。今日堅調な動きとなると111円台中盤まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると110円台中盤への下落が考えられます。 先週2日のユーロドルは東京時間は概ね1.1840ドル台での小動き、欧州時間は1.1820ドル台まで下落しNY時間は米雇用統計直後に1.1808ドルの安値を付けるもその後は反発の流れとなり1.1874ドルの高値を付け1.1865ドルで引けました。今日堅調な動きとなると1.19ドル付近〜1.19ドル台前半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.18ドル台前半への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、ドルと円の位置関係は変わらないままでしたが、欧州系通貨ではポンドがベイリー総裁発言で売られる展開となり、反対にユーロ、スイスは強い位置に変化する動きが見られましたね。 またドルは高値圏での推移が続くなかで今日の雇用統計ということで、これまでのドル高に対して一度戻しが入るような形になるのか、それともこのままもう一段買われる動きになるのか注目したいところ。 現時点での市場予想は非農業部門雇用者数(NFP)が70万人増前後、失業率は5.6〜5.7%といったところなので、この数字からどのぐらい乖離が出るか。 特に雇用統計までは動いたとしても戻しが入りやすいと思うので、欧州勢参入後の力関係や各通貨ペアの短期トレンドを見ておき、それが雇用統計でどう変化するかを意識すると取引しやすいと思います。 また取引前には必ず資金管理を万全にしたうえで、ポジションを分散させて弾幕を張るような取引方法を採用するなど、事前に自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで取引したいですね。 ではまず水曜から木曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、木曜はUSDが0.42%、CHFが0.39%、EURが0.34%、NZDが0.16%、AUDが0.13%、CADが0.12%、GBPが-0.07%となっていて、力関係は【USD>CHF>EUR>NZD>AUD>CAD>JPY>GBP】という形に。 水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【CAD>USD>NZD>GBP>AUD>EUR>CHF>JPY】でしたから、ドルが強い位置を維持していること、円が弱い位置を維持していること、ポンドやカナダが強い位置から弱い位置に変化したこと、ユーロ、スイスが弱い位置から強い位置に変化したことなどが見てとれます。 続いて11時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けてオセアニアとカナダが弱いながらも下向き。その他は上向きとなっていて通貨ペアによってリスクが低い方向が違います。 そのため今後は円を軸とした力関係変化を見ておくと取引チャンスを見つけやすく、ここから円買いの動きが進めばオセアニアはショートのチャンスになり、この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形が低リスク。 逆に円売りの動きがしっかり出れば各通貨の短期トレンドは改善し、オセアニア以外は早い段階でロングのチャンスに。オセアニアも変動幅が大きくなれば、短期トレンドが上向きに変化してロングのチャンスに変わります。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形が低リスク。 個人的には昨年から約1年取引してきて利益を出し続けている豪ドル/米ドルロングを継続。今週は見事に下落基調で仕込み中心ですが、昨年ぐらいの水準まで落ちたほうが稼ぎやすいうえに安全性が高まると考えているので、できればもっと下げてくれると面白いかなというところ。 戦略としてはこれまで通り0.78〜0.76、0.76〜0.74のように0.02幅でゾーンを決めていて、下は0.60までカバーできるように資金管理済み。基本この0.02刻みゾーンを基準にして、上げた場合下げた場合のシミュレーションをしておき、取引方法は弾幕を張るように、1回あたりの注文量は少な目に、その分注文箇所は多く配置。 ゾーン的には0.70を割ると安全性が高く稼ぎやすいのでそのゾーンでは注文量を増やせるよう、資金管理とピラミッディングを行っています。また決済はこれまで同様15pipsで高回転を継続です。それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは+9ドル高、日経平均株価は-21円安の28791円で引けました。ドル円は111円台へ上昇、クロス円も連れ高となっています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 34502.51(+210.22 +0.61%) ・日経平均 28780.00(-65.00 -0.23%) ・NY金先物 1771.60(+8.00 +0.45%) ・NY原油先物 73.47(+0.49 +0.67%) 【経済指標】 ★★★ 21:15 (米) 6月ADP雇用統計(前月比) 前回:97.8万人 予想:60.0万人 結果:69.2万人 【本日の戦略】 <ドル買い材料が出る> 明日の米雇用統計を前に、その前哨戦となる米6月ADP雇用統計が昨晩発表されました。結果は69.2万人と予想60.0万人を上回り、ポジティブサプライズに。ドル円にはまとまった買いが入り111円台を回復、今朝も高止まりとなっており、続伸に期待。米10年債利回りが1.468%へ低下し伸び悩んでいるものの、NYダウの続伸や米雇用統計への期待で、ドルは底堅く推移と予想します。 一方、クロス円も連れ高。注目は豪ドルやカナダドルなどの資源国通貨で、昨晩発表された米週間石油在庫統計が、結果-671.8万バレルと予想-441.9万バレルを上回っていたことが、原油高を後押し。カナダドルに関しては、4月月次GDPが予想を上回ったこともあって、強い流れが続くと予想しています。 通貨別には、ドル高でユーロが軟調。対円は円安優勢で上昇と見ますが、対ドルは下値模索で、直近安値を割れるようだとロスカットを巻き込んで急落する可能性もあります。 <ワクチン接種の進展に期待> 昨晩のNYダウは続伸、先週から今週にかけナスダックの史上最高値更新が続くなど、リスクオンムードが続いています。 懸念事項があるとすれば変異ウイルス「デルタ株」の蔓延ですが、ワクチン接種が進展していることから、今のところ世界経済への影響は限定的と考えています。 【経済指標】 ★★★ 21:30 (米) 前週分新規失業保険申請件数 前回:41.1万件 予想:38.2万件 ★★★★ 23:00 (米) 6月ISM製造業景況指数 前回:61.2 予想:61.0 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 110.60〜111.60↑ ・ユーロ円 131.00〜132.50↑ ・ポンド円 153.00〜154.50↑ ・豪ドル円 82.80〜84.00 ↑ ・ユーロドル 1.1750〜1.1900↓ ・ポンドドル 1.3770〜1.3900→ ・ドルスイス 0.9200〜0.9320↑ 【通貨の強さ】 ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ 【注目通貨】 ・豪ドル(株や原油の上昇)
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