先週のジャクソンホールでの会合で、パウエル議長は概ね市場の予想通りの見解を打ち出したことで、市場には安心感が広がりました。 議長は、年内のテーパリング開始が適当としながらも、利上げの時期を明言しなかったことで、先週金曜の米国株はそろって上昇。S&P500とナスダックは史上最高値の更新となっています。 日本株は軟調ながらも、アジアの中では相対的に堅調さを保っており、週明けの日経平均株価も、アメリカの連れ高になりました。米10年債利回りとあわせて、若干、リスクオンのムードが強まっています。 ドル円は昨日の東京市場ではやや弱含み。109円70銭から下押しする推移になりました。明確な動意があるわけではありませんが、早期利上げに対する警戒感が後退したことに加え、月末要因も加わってやや円高ムードもありました。 一方で、昨夜の米国株は高安まちまちでほぼ横動き。ダウは小幅下落です。これを受けた今日の東京市場も日経平均株価の動きは小幅、それに対してドル円は109円90銭付近と昨日よりも円安方向に動いています。 また、目先の動きで注目されるのは、オセアニア通貨です。 いままで新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込んできたオーストラリアで、このところ急激に感染が拡大していることなどを材料として、豪ドル円、NZドル円には動きが出てきています。 実際、ゼロコロナを前提に価格形成されてきたオセアニア通貨ですが、オーストラリアニューサウスウェールズ州における新規感染者の高止まりや、ニュージーランドのオークランドのロックダウンなどが嫌気されています。 もっとも、今朝はいずれも強い動きになっており、とりわけNZドルは急伸しています。とはいえ、継続的な下落がここで底を打つかは微妙で、今後の指標や感染状況次第では、軟調な推移がしばらく続く可能性もあります。 15:45 仏7月卸売物価指数 15:45 仏7月消費支出 15:45 仏8月消費者物価指数 15:45 仏4-6月期GDP 16:55 独8月雇用統計 17:30 英7月消費者信用残高 17:30 英7月マネーサプライM4
おはようございます。ダメおやじです。 長雨も止み晴れ間がのぞくようになり良かったですね。 相場はコロナ禍からの脱却(ウィズコロナやアフターコロナ)、テーパリングや利上げで動いています。 秋相場に入り、今年後半の相場を占う、先週末のジャクソンホールのパウエルFRB議長の講演がありました。 「年内テーパリングを開始しても利上げとは違い、デルタ禍があり金融緩和は続く」のハト派的な内容で、「金利安・ドル安・株高」となりました。 米株の連続的な高値更新を見ると、この路線は続くと思われますが、相場は次のテーマを探して動いていきます。 年内テーパリングが示唆され、次の相場のテーマは、勿論、利上げでしょう。 秋相場はドル高のアノマリー傾向があり「金利安・ドル安・株高」路線とは逆です。 今週は米ADP雇用統計や本番の雇用統計があり、雇用環境が良好になれば、当然、相場は次のテーマである利上げを意識し始めます。 この日は相場の日柄転換日でもあり、「金利高・ドル高・株安」に傾くか要注意です。また月末月初の欧州通貨買いのアノマリーにも要注意です。 急落・急騰はビッグチャンス、絶好の買い場と絶好の売り場を与えてくれます。「チャンスを待つ」がトレードでは大事です。 今週の戦略はブログにチャート付きで解説しています。是非、ご覧下さい。
昨夜は米Q2GDP改定値の指標結果が発表されました。前期比予想6.7%に対して結果6.6%とやや悪い数字となりましたが、総じて良い数字と受け取ったのか発表後はドル円が上昇する場面も見られました。今週のドル円は109円から110円台にかけてのレンジ内での値動きとなっているため、瞬間的にでもボラティリティが上がってくれるのは嬉しいものです。 日本国内では本日から緊急事態宣言を適用する県が増え、いよいよコロナの感染拡大が身近なものに感じられるようになってきました。子供達はオンライン授業を受け、各企業もテレワークに切り替えて人流抑制の対策にあたっていることと思います。飲食関連や観光関連の業界は厳しい状況になる可能性があり、今期の国内総生産の伸びはあまり期待できないでしょう。 そんな中で自民党の総裁選挙が予定されていたり、秋には解散総選挙の話があったりと、選挙モードに突入しようとしています。政府のコロナ対策を評価する意味でも、選挙にはしっかりと参加したいところですが、果たしてこの状況をどのようにして打開できるのか、妙案を持ち行動力のある人がでてくるのでしょうか。色々な意味で不安が募る晩夏となりそうです。 さて、本日はジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演待ちとなって値動きの乏しい一日となりそうです。各連銀総裁は、テーパリングを開始すべきとの論調で発言をされていますが、本日のパウエル議長の講演ではドル買いかドル売りかどちらに転ぶか注目が集まります。23時以降はボラティリティが高まることが予想されますので、勝負をするならこの時間帯にしておきたいと思います。
【HOT CURRENCY NZドル円 76.40〜77.40】 25日の米国株は上昇、NYダウ39ドル高(+0.11%)、ナスダック22ポイント高(+0.15%)でした。為替市場は円安+ドル安。 デルタ変異株の拡大が各国の金融政策正常化を遅らせる要因となっています。FRBもハト派傾倒、S&P500・ナスダックが最高値を更新しました。 ドル円は円安+ドル安のなか、小幅な値動きに終始しています。FRBのハト派傾倒はドル売り材料、株高や非常事態宣言拡大は円売り材料です。 今週は27日(金)ジャクソンホール公演、米7月PCEデフレーターの発表を控えて積極的な売買は無さそうです。 来週以降は市場参加者が夏季休暇から徐々に戻り始めます。9月はデルタ変異株の動向が金融政策に与える影響と、経済指標に関心が向かうでしょう。 投資戦略はNZドル円の押し目買いとします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
8月ももうすぐ終わりを迎えようとしているところで、日中はまだまだ暑いのですが、日が沈むのが早くなったり、朝晩の気温が徐々に下がっていくあたりで秋の訪れを感じます。昨年の今頃は、「来年こそマスクなしで夏を過ごしているはず」と思っていたのですが、結局のところは昨年以上に厳しい夏を過ごすこととなりました。過ぎた夏は取り戻せませんが、来年の夏こそは「普通通りの夏」を期待して日々を過ごしたいと思います。 【本日の指標】 本日の指標は小粒、特段相場を動かすような指標はありません。 【本日の戦略】 今週は27日にジャクソンホール会議を控える事から、雇用統計などと同様、大きなイベント前に売買を控える動きがあるものと予想しております。今回は米国が今後行うことが確実なテーパリングの開始時期についてなんらかの言及がなされるものとして相場参加者の注目を集めています。 ここ最近の相場は相場を動かす要因が少ないのが特徴で、アフガン撤退などの大きなイベントの割には動かない時期が続いており、今回の会合が相場の方向性を占うのではと期待しています。具体的な発言はなくとも、市場参加者の意図として相場が動く可能性も十分にあり、その結果に注目したい場面です。 一方日本においては8道県において緊急事態宣言の追加が報道されています。首都圏だけではなく、地方においてもある程度の大きさを有する都市においての感染者増が顕著に表れている結果、人の流れをなんとかして抑えようとする政府の方針でもあり、数の上では新規感染者はピークを超したように見えますが、安心するのはまだ早く、今後も首都圏では延期が取り沙汰されるものと考えております。 今のところ相場に対して大きく影響は与えることがありませんが、株価あたりにじわじわと効いてくるであろう方策です。継続中のドル円買いに対して変更はありません。
昨日はリスク回避の巻き戻しの流れとなり株価は堅調に推移しナスダック指数は史上最高値を更新、ドルはリスク選好の流れを受け全体的に軟調でドル円は欧州時間110.15円まで上昇もNY時間は109.60円台まで下落、ユーロドルは1.1750ドルまで上昇、ポンドドルは1.3732ドル、AUD/USDは0.7218ドルの高値を付けました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 07:45:NZ・第2四半期小売売上高指数 15:00:独・第2四半期GDP・改定値 23:00:米・7月新築住宅販売件数 23:00:米・8月リッチモンド連銀製造業指数 米・7月新築住宅販売件数の市場予想は70.0万件です。 昨日のドル円は東京時間は109円台後半で推移し欧州時間110円台に乗せ110.15円まで上昇も、NY時間は軟調な動きで110円を割り込み109.60円台まで下落しました。今日堅調な動きとなると110円〜110円台前半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると109円台前半への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは東京時間1.1690ドル台から1.1720ドル台まで上昇し欧州時間も1.17ドル台前半で底堅く推移、NY時間も堅調な動きで1.1750ドルの高値を付けました。今日も堅調な動きとなると1.17ドル台後半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.17ドル台前半〜1.17ドル付近への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
先週金曜の為替相場は、前日木曜の典型的「リスク回避型」の力関係から戻しが入り、円が弱い位置に来て週末らしい調整の動きが出て引けましたね。 ただ先週1週間を見るとリスク回避気味に動く場面が多くみられました。典型的リスク回避型の場合、円やドル、スイスが強い位置に来ることが多く、オセアニアやカナダが弱い位置に来ることが多くなってきますので、今週のスタートとなる今日もまずは力関係変化に注目したいところ。 イベントとしては独製造業PMI速報、ユーロ圏製造業PMI速報、ユーロ圏消費者信頼感指数等が予定されていますので、欧州勢参入後の力関係、短期トレンド変化に注目ですね。 ではまず現状の力関係ですが、こちらは週間予想で記載しましたので詳細はそちらを確認していただくとして、ポイントは金曜NY終値時点で【EUR>CHF>NZD>USD>CAD>GBP>AUD>JPY】という位置関係となっていること。 ちなみに木曜は【USD>JPY>CHF>EUR>NZD>GBP>AUD>CAD】だったので、円が弱い位置に変化していることや、ユーロ、スイスが強い位置で加速したこと、豪ドル、ポンドが弱い位置を維持していることなどがわかります。 また円が弱い位置で引けたため各通貨の短期トレンドは改善しており、現状はフラットから上向きといった形で円売りの動きが続けばロングのチャンス。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形が低リスクですね。 逆にここから円買いの動きが強まれば簡単に短期トレンドは下向きに転換する位置にあります。こうなれば力関係上弱い通貨を売って円を買う形が低リスクとなりますね。 また今週はジャクソンホール会合(カンザスシティ連銀主催の年次シンポジウム)が木曜金曜に開催、金曜にはパウエルFRB議長が経済見通しをテーマにシンポジウムで講演する予定となっており、週末にドルを中心とした力関係変化が出る可能性が高いです。 そのため週前半はまず現状の力関係や短期トレンド変化を把握しておき、後半それがどう変化していくかを見ると取引しやすいと思います。 個人的にはここ数カ月採用している豪ドル/米ドルロングを継続。詳細は週間予想を見ていただくと分かりやすいと思いますが、先週はしっかり下げて昨年美味しい思いをした0.70が見えてきました。ピラミッディングしていることもあってここから下はチャンスなので、もうすこし下げてくれたら面白いなというところ。 また個人的な想定範囲はこれまで通り上は0.80まで追いかけ、下は0.60までをカバーしてピラミッディングしていく形です。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは-382ドル安、日経平均株価も-304円安の27281円と下落しました。ドル円は行って来い、クロス円は全面安となっています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 34894.12(-66.57 -0.19%) ・日経平均 27260.00(-155.00 -0.57%) ・金・ゴールド 1783.10(-1.30 -0.07%) ・原油・WTI 63.69(-1.77 -2.70%) 【経済指標】 ★★★ 21:30 (米) 前週分新規失業保険申請件数 前回:37.5万件 予想:36.0万件 結果:34.8万件 【本日の戦略】 <ドル以外売りに押される> ドル円は、ここ3か月ほど109円〜111円付近のレンジ相場が続いており、昨日もそのレンジ内での推移におさまりました。安定していると言えば聞こえは良いですが、トレーダーからすると物足りないでしょう。とはいえ、2週間前に発表された米7月雇用統計は好結果だったことから、ドル円の下値はだいぶ固まってきたと考えています。対照的に弱いのがクロス円で、欧州通貨、資源国通貨、新興国通貨のいずれも5月下旬から下降トレンドが続いています。新型コロナウイルスの影響で各国の経済が停滞するなか、良好な経済指標や企業決算が続く米国と、大きく差が出てきた印象を受けます。ドル円はレンジ相場とはいえ、他通貨の弱さを考慮するとむしろかなり強いことがうかがえます。 <原油安に注意> 今月に入り、原油への売りが続いていることから、通貨別には豪ドルやカナダドルなどの資源国通貨への売りが強まると予想。8月は、米ドライブシーズンが終了しガソリン在庫の増えやすい時期で、もともと原油安になりやすい季節なのですが、今年も例年通りの動きとなりました。本日は特に目立った材料がないことから、ドル以外売りに押されやすい地合いと予想します。 【経済指標】 特になし 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 109.20〜110.50 → ・ユーロ円 127.50〜128.70 ↓ ・ポンド円 148.50〜150.50 ↓ ・豪ドル円 77.50〜79.00 ↓ ・ユーロドル 1.1600〜1.1750 → ・ポンドドル 1.3550〜1.3700 ↓ ・ドルスイス 0.9120〜0.9250 → 【通貨の強さ】 ドル>ユーロ>豪ドル>ポンド 【注目通貨】 ・豪ドル(原油が3か月ぶり安値で下値模索中)
今週は水曜日に0.25%利上げ予想がある中でのRBNZがあり、元々この豪ドル/NZドルという通貨ペアが大きく動きそうな週だったのですが、火曜日にNZのオークランドで新型コロナの市中感染者発生→NZ全土が3日間ロックダウン、オークランドと感染者が滞在していたコロマンデルは7日間ロックダウンという大事件が起きた結果、そのRBNZへの注目度がさらに高まりました。 このコロナ市中感染発覚までは1.042くらいと、ちょうど1回分の利上げを織り込んだくらいの水準だったのが、コロナ発覚後は一時は1.054と120pipsも上がるという、この通貨ペアにとってはかなりの値動きとなりました。 その後豪ドル/NZドルは徐々に下げてきて、RBNZの発表前には1.046くらいまで下がってきたのですが、そのRBNZで金利据え置きという結果を受けて1.053くらいまで急上昇→しかしその後声明文が非常に強気であったことからまた下落→その後何故か徐々に上昇という動きをして、今に至ります。 このRBNZの据え置きについては、声明文の中で「今回の会合では、国内がロックダウンされ不確実性が高まっていることから、政策金利を据え置くことで合意しました」とあるように、明確にロックダウンの影響であることを示した上で、今後の金利見通しでは、2021年末には0.6%、2022年末で1.6%、223年末で2.0%、2024年は2.1%で安定というように、かなり強気のものを出してきました。 9月はRBNZ定例会合がなく次回は10/6、その次が11/24で、12月もまた定例会合はないので、残り2回の会合で利上げをどのくらいしてくるかがポイントで、コロナが抑制不能にでもならない限りは、10月に2回分の0.5%一気に利上げも十分にありうるのではと思っています(元々金利市場では8月も含めて3回利上げ予想が多かった) コロナについても、たった1人の市中感染発生で全土ロックダウンというように「判断が速い」としか言いようがない先手の対応であり、これまでの抑制実績を考えても、基本的には抑制できるだろうと見ており、そうなると豪ドル/NZドルについては、売り目線にならざるをえないと考えていて、今は1.05以上なら売りでいいのでは、くらいで考えております。 状況が変わるとしたら、第二次コロナショックとでもいうレベルの市場全体のリスクが発生して利上げが一気に白紙化くらいのイメージで、それについてはありえないとは言えないので、若干警戒しつつも、基本的には引き続き売り目線で見ていきたいと思ってます。
昨日の日経平均株価は前日比98円72銭安となり2万7424円47銭と、7月末以来、2万7500円を再び割りこみました。市場では、株も為替もリスクオフムードが強まっており、先行きに予断を許しません。 昨日の朝方は、16日のダウの連日最高値の更新などが材料になり上昇して始まったものの、日本株の弱さは変わらず。国内での新型コロナウイルス感染拡大による先行き不透明や、上海総合指数などの中国株式の軟調も加わり、後場には下げに転ずると、結局そのままマイナス圏で取引を終えています。 先週の週末のミシガン大消費者景況感指数も冴えないものでしたし、中国の鉱工業生産や小売売上高などの経済指標も軟調です。世界経済の先行き不安がジワジワ広がりつつあるといってもいいかもしれません。 タリバンの政権掌握に伴う、アフガニスタン政府の崩壊と市民のカブール脱出の様子が報じられており、地政学リスクが高まっていることも、リスクセンチメントを冷やしました。 景況感の悪化で、長期金利も落ち着いておりFRBのテーパリングが市場が思い描くほど早期に行われるのか、怪しくなってきています。これを受けて為替相場もリスクオフムードです。 もっとも、昨日の東京時間は、夜に7月の米小売売上高やパウエル議長の発言を控えていたこともあり、ドル円は動意には乏しく、また、前日の海外市場で小幅に円高になった流れを引き継ぎ、109円台前半での推移となりました。 その後のニューヨーク市場では、ダウとS&P500が6営業日ぶりの下落となりました。米7月小売売上高が予想を超えて悪化したことが材料です。それを受けて、ドル円相場は、109円台半ばと多少円安方向に振れました。 意外ですが、リスクオフのドル買いが円高に勝った格好で、ドル円は海外市場では109円65銭までドル高が進む場面もありました。目先は、円高進行に歯止めがかかった格好です。 今日も東京市場は株も為替も冴えない動きになっており、ドル円もまた、上下いずれにも明確な動意はないようです。 11:00 ニュージーランド準備銀行政策金 15:00 英7月消費者物価指数 15:00 英7月小売物価指数 17:00 南ア7月消費者物価指数 18:00 ユーロ圏6月建設支出 18:00 ユーロ圏7月消費者物価指数 20:00 MBA住宅ローン申請指数 20:00 南ア6月小売売上高 21:30 カナダ7月消費者物価指数 21:30 米7月住宅着工件数 21:30 米7月建設許可件数 27:00 FOMC議事要旨
おはようございます。ダメおやじです。 昨日の相場は夏枯れ相場で、日経平均の全銘柄全面安が引き金となり、米NY連銀製造業景気指数が予想を大幅に下回り、ドル円は109.1まで下落してもみあい状態で終えました。 株価や資源連動型のポンドドルは1.3878から1.3827、ポンド円も151.77から150.92まで下落、豪ドルも0.7319まで下落しました。 ただ、米株は中国の景気減速懸念、アフガニスタンの地政学リスクなど、真に受けず、最高値更新でした。毎年話題が出てくると、お決まりの閉店セールのように慣れきった状態でしょうか、とても謎です。 ドル円は下落5日目、戻りがあるかもですが、米金利が1.6%あったものが1.2%まで低下しており、小さい戻りかもです。 欧米指標がたくさん出ますので動くきっかけとなりそうで(どう動くかは予測不能ですが)、時間帯をみて注意です。 <本日の経済指標など>豪中銀理事会議事録(10:30)・英雇用統計(15:00)・米小売り売上高(21:30)・パウエルFRB議長発言(26:30) <相場の波動>戻り売り方針の日 但し後場の急落は利入れせよ ・ドル円:上値109.85、下値108.65とみています。売り109.42・109.5。 ・ポンド円:上値152.4、下値150.5とみています。売り151.62・151.89。 ・ポンドドル:上値1.3893、下値1.38とみています。売り1.3853・1.388・1.38925。 ・ユーロドル:上値1.184、下値1.171とみています。売り1.1795・1.1813・1.1825。買い1.1761・1.1739。 *上記のレートは、日足の高値と安値に値幅を加味して提示していますが業者間で提示するレートやスプレッドが違います。また、相場が急変した時はレート通りにはならないのでご注意ください。特にストップは各自で設定をお願いします。
先週のお盆休みの1週間は全国的に大雨の天候が重なって人出が減ったのではないかと思います。国内の感染者数の拡大はまだ収まっていませんが、2週間後の8月下旬には減少傾向に変わってくれることを期待したいと思います。 さて、先週金曜日は米消費者信頼感指数の結果が70.2となり、予想81.2に対してかなり悪い数字になったことを受けてドルが売られました。米債利回りも1.350%から1.280%付近まで下落しており、ドル円は米債利回りと連動して109円台中盤まで下落しました。 本日も引き続き米債利回りを見ながらドル円の行方を探りたいところですが、まずは9時前に発表のある本邦Q2GDPの結果を気にしておきたいと思います。日本のGDPは前期のQ1が-1.0%と落ち込んでいましたが、今回の前期比の予想値は+0.2%と微増となっています。コロナ禍での緊急事態宣言が影響して、2期連続のマイナス成長となると円に対する印象はよくありません。 最近ではリスク回避が円高につながっておらず、もはや円は避難通貨として機能しなくなっているという見方もあります。GDPの結果が良くなければ素直に円安になるだろうと考え、本日の東京タイムはドル円の押し目買い狙いとしておきます。 欧州タイム以降は欧米勢の出方と米債利回りを見ながら、こちらも引き続き円安方向でのエントリチャンスを探していきたいと思います。
・12日の米国株は上昇、NYダウ14ドル高(+0.04%)、ナスダック51ポイント高(+0.35%)でした。為替市場はドル高。 米7月卸売物価指数(PPI)前年比は+7.8%(予想+7.3%)と、過去最高の伸び。コア前年比は+6.2%(予想+5.6%)でした。 米新規失業保険申請件数は37.5万件(予想37.5万件)と、改善傾向が継続しています。 サンフランシスコ連銀デイリー総裁は「早ければ年末にテーパリング開始」と発言しています。 直近FRB当局者は揃って年内のテーパリング開始を示唆しています。 テーパリング開始時期は、年明け→年末へ前倒しになりつつあるものの、投機筋のドル買いポジションが積み上がっているため、ドルはレンジ相場を想定しています。 以前は108.50-110.50レンジを想定しておりましたが、米7月雇用統計が強かったことを受け、109.50-111.50へ修正しました。 投資戦略はドル円中期(3カ月程度)で押し目買いとします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
オリンピックが終わり、ニュースはまたしてもコロナ禍の世の中をトップニュースとして扱うようになりました。日本における第5波、すなわちデルタ種のまん延はかつての勢いとは異なるようで、まさに我々の目の前にそのウィルスが来ているようにも見受けられます。病床逼迫など厳しい状況は続き、オリンピックの希望溢れた報道から現実に引き戻された感は否めませんが、今まで通り注意してこのマスクでの猛暑を乗り切るほかないようです。 【本日の指標】 連日続く米国株式の上昇には、結果次第で追い風となることが期待されます。とはいえ為替相場にはさほど影響を与えることは考えにくく、注意を要する指標ではないでしょう。 【本日の戦略】 昨日のドル円は一時期110円後半まで上昇した時間帯があったのですが、ロンドン時間以降は下落し110円半ば。元の居心地が良い水準に戻っております。 米国は相変わらず調子が良いようで、ダウ平均の上昇が止まりません。二日連続で過去最高値を超える結果となり、3万5千ドルを越える水準でウロウロ。理由は消費者物価指数が市場を下回った事によるテーパリング早期実施の後退とされていますが、上昇一辺倒の今はいくらでも上向きの流れに反応するものです。その前日には超大型公共投資が発表されるなどし、財政出動による景気対策を次々と打ち出しています。 足下にはワクチン接種者の人口比比率が向上しない点と新規感染者数が再び増えている点など、コロナに関連して不安要素はあるものの、すぐに相場に対して影響を及ぼすものではなさそうです。今後は政府による借入金上限を巡る問題が健在化することが予想され、米国の金融政策と相まって相場に大きな影響を与えることが避けられない模様。 今後議会内での二大政党の対決がその解決策を見いだすものと予想されますが、現段階ではクリアな方策は見えず、今後の動向に注目が集まります。戦略は変えずにドル円買い、様子を見る相場です。
昨日はNYダウが堅調に推移し最高値更新、先週末の米雇用統計の強い結果等を受けドルが堅調な流れが続きドル円は110.60円の高値を付けました。 ドルは他通貨に対しても堅調でユーロドルは1.1710ドル、ポンドドルは1.3828ドルの安値を付けました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 15:00:独・7月消費者物価指数 21:30:米・7月消費者物価指数 米・7月消費者物価指数の市場予想は前月比+0.5%です。 昨日のドル円は、東京時間は概ね110.30円円台で推移、欧州時間は110.50円台まで上昇、NY時間は110円台中盤で推移し110.60円の高値を付けました。今日堅調な動きとなると111円〜111円台前半まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると110円台前半への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは、東京時間は1.1730ドル〜1.1740ドル付近での小動き、欧州時間は1.1716ドルまで下落、NY時間は1.1710ドルの安値を付けその後も1.1710ドル台〜1.1720ドル台で軟調に推移しました。今日も軟調な動きとなると、3月31日の安値1.1704ドルを割り込み1.16ドル台へ下落となるか注意したいです。一方、反発の動きとなると1.17ドル台中盤〜後半へ上昇できるか見たいです。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、先週末の雇用統計の好結果を受けてドル買いが継続。ただ金曜と比べると力関係の差は小さくなっていて、このドルの強さがどこまで継続するか、特に年末にかけて大きなトレンドとなるかがポイントとなってきましたね。 今のところ下がれば買われるような形で底堅い印象ですので、あとはもう一段上げていくような積極的な買いが出るかがポイント。 今日の重要イベントとしては、独ZEW景況感調査ぐらいしか予定されていないので、基本は各通貨の力関係と短期トレンド変化を見ていくのが良いでしょう。 また取引する場合には必ず資金管理を万全にしたうえで、ポジションを分散させて弾幕を張るような取引方法を採用するなど、事前に自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで取引したいですね。 ではまず先週金曜から月曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、月曜はUSDが0.13%、NZDが-0.07%、EURが-0.09%、CADが-0.10%、GBPが-0.12%、AUDが-0.22%、CHFが-0.51%となっていて、力関係は【USD>JPY>NZD>EUR>CAD>GBP>AUD>CHF】という形に。 先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【USD>GBP>CAD>JPY>EUR>AUD>NZD>CHF】でしたから、ドルが強い位置を維持していること、NZドルや円が位置を上げたこと、スイスフランが弱い位置で加速していること、ポンドやカナダが位置を落としたこと、全体的に終値ベースの変動率が低くやや膠着感が出てきていることなどが見てとれます。 続いて10時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けてドル円が上向き、スイス円が下向き、その他はフラットに近い状態となっていて、通貨ペアごとにリスクが低い方向が違います。 そのため今後は円を軸とした力関係変化を見ておくと取引機会を見つけやすく、ここから円買いの動きが強く出れば全体的にショートのチャンスとなるため、力関係上弱い通貨を売って円を買う形が低リスク。 逆に円売りの動きがしっかり出れば各通貨の短期トレンドは改善し、ドル円を始めとして力関係上強い位置に来たクロス円はロングのチャンスに。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形が低リスク。 個人的には昨年から約1年取引してきて利益を出し続けている豪ドル/米ドルロングを継続。今週はまだ小動きではあるものの下落基調で仕込み中心の展開。 戦略としてはこれまで通り0.76〜0.74、0.74〜0.72のように0.02幅でゾーンを決めていて、下は0.60までカバーできるように資金管理済み。基本この0.02刻みゾーンを基準にして、上げた場合下げた場合のシミュレーションをしておき、取引方法は弾幕を張るように、1回あたりの注文量は少な目に、その分注文箇所は多く配置。 ゾーン的には0.70を割ると安全性が高く稼ぎやすいのでそのゾーンでは注文量を増やせるよう、資金管理とピラミッディングを行っています。また決済はこれまで同様15pipsで高回転を継続です。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは+271ドル高、日経平均株価は+91円高の27820円と上昇しました。ドル円は110円台前半へ上昇、クロス円は小幅に下落しています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 35208.51(+144.26 +0.41%) ・日経平均 27885(+45 +0.16%) ・金・ゴールド 1763.10(-45.80 -2.53%) ・原油・WTI 68.28(-0.81 -1.17%) 【経済指標】 ★★★★★ 21:30 (米) 7月非農業部門雇用者数変化(前月比) 前回:85.0万人 予想:88.8万人 結果:94.3万人 ★★★★★ 21:30 (米) 7月失業率 前回:5.9% 予想:5.7% 結果:5.4% 【本日の戦略】 <米雇用統計が予想を上回り、ドル買いに> 先週末に発表された米7月非農業部門雇用者数は、結果94.3万人と予想88.8万人を上回りました。米7月失業率も、5.4%と前回の5.9%から大きく改善しており、ドルにまとまった買いが入っています。ドル円は110円台前半へ上昇、米10年債利回りも1.305%へ上値を伸ばしました。金が大きく売られ、1800ドルのサポートを明確に割れたこともドル買いをサポート。これによりドル円はしばらく上昇トレンドと予想、7月上旬に付けた111円台の高値を再度目指すと予想します。 対照的に、ドル以外はやや軟調。ドルストレートが売られたことで、クロス円は小幅に下落しています。リスクオンムードで円売りは入りやすいので、次第に買戻しが入ると予想しますが、ドル円に比べると勢いは弱いと考えています。 なお、本日の東京市場は山の日で休場。もともと今週水曜日が祝日だったのですが、東京オリンピックの開催に合わせて移動しました。その影響で日本株の取引は行われず、前半は閑散で小動きと予想。他国は通常通りなので、欧州勢が参加してくる16時以降に動きが出てくるでしょう。 【経済指標】 (休場)東京市場 山の日 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 109.80〜110.90 ↑ ・ユーロ円 129.00〜130.50 ↑ ・ポンド円 152.50〜154.00 ↑ ・豪ドル円 80.70〜81.80↑ ・ユーロドル 1.1650〜1.1820 ↓ ・ポンドドル 1.3810〜1.3950 → ・ドルスイス 0.9080〜0.9200 ↑ 【通貨の強さ】 ドル>ポンド>豪ドル>ユーロ 【注目通貨】 ・ドル(良好な米雇用統計や米企業決算)
8月は昔から割と強い円高・株安アノマリーのある月なのですが、今時点ではそこまで大きな動きもなく、全体的にのんびりした相場が続いております。 株価は、S&PとNASDAQがちょうど最高値近辺で、ここを明確に上抜けられるか、それか反落するかによっても流れが変わってくるとは思いますが、もし反落した場合には、8月の間はリスクオフ目線になり、一方で抜けてきた場合にはさすがにそこからリスクオンとも言い難いので、難しくなりそうだなと今時点では見ています。 最近これしかトレードしてないみたいになりつつある豪ドル/NZドルについては、今週のRBAでは市場で予想されていた資産買い入れの減額の撤回(元々資産買い入れを50億豪ドル→40億豪ドルにしていたが、それを50億豪ドルに戻すという予想が多かった)はなく、ほぼ前月コピペということが逆にサプライズとなって一瞬1.056くらいまで戻すこともありましたが、そこからズルズルと下がっていき、その後NZの雇用統計が良かった(失業率予想が4.5%に対して結果4%)こともあって、1.05も割り、一時1.046まで落ちました。 注目していた今日のロウ総裁発言や四半期金融政策報告はそこまで目新しい材料もありませんでしたが、ただロウ総裁の「他の中銀が緩和を行う場合、RBAも豪ドル水準を抑えるために量的緩和を実施する用意がある」という発言はかなり興味深いところです。 今時点では世界的にはテーパリング方向で動いているというのが大きな流れですが、ただデルタ株の感染拡大などもあって「本当にテーパリングが行われるのか?」という疑問符が付き、実際米長期金利なども下がっている中で、中銀総裁が「他の中銀の緩和」について言及し、その上で「対抗する用意がある」という発言を行ったというのは、なかなか凄いこと言うなと正直思いました。 豪ドル/NZドルについては、基本的にはやはり下目線を継続せざるを得ず、売りもホールドしておりますが、ただしこの前の雇用統計の結果もあって、RBNZの今月の利上げが強く織り込まれすぎてきた場合には、一旦RBNZ前に利確をするのもありかなと思っています(今月は8/18) もし今月RBNZが利上げした場合には、当面は下目線を継続するしかなくなり、元々は1.03くらいが下値としてある程度機能するだろうとは思っていたものの、正直それも機能するか怪しくなってきたなあと考えており、買いを入れるタイミングが難しくなりそうだと今時点では見ています。
最近の為替市場は、小動きで値幅が限られている割には、先行きの予想やトレンドの読みが非常に難しい局面が続いています。 目先では、やや円高方向への圧力が強まってきました。3日のニューヨーク市場では、アメリカの債券市場での長期金利の低下を材料として円高ドル安が進んだことで、ドル円は一時、約2か月ぶりに108円台後半まで下落しました。 長期金利の低下を背景としたものであり、主要通貨に対してドルは軟調となりました。内外の変異ウイルスの感染拡大の中で、6日に発表される雇用統計の内容に注目が集まっており、それまではリスクオフ寄りのスタンスが選択されやすいのも要因だと思います。 こうした要因を受けて、昨日の日経平均は続落。3日の米株式市場ではダウが経済指標の改善を受けて、3日ぶりの反発を見せたものの、日経平均は上値が伸びない展開でした。さらに、7月ADP雇用者数の軟調などを材料に昨夜のダウも323ドル安となっています。 とはいえ、今のところリスクオフがどこまでも進んでいく状況でもなく、ドル円は軟調ながらも下値が堅い推移です。 昨日のドル円は、日経平均株価やダウ先物の軟調で再度108円台を覗く場面もあったものの、再び109円に乗せています。 今日の東京市場では、日経平均株価は堅調に推移しており、ドル円も109円60銭台と堅調です。ユーロ円も、同様に下値が堅い展開が続いており、昨日は129円10銭台付近まで下落する場面はありましたが、結局129円台後半まで戻しています。 ユーロドルは、1.18台後半での動きが長かったですが、今日は1.18台前半に下落しています。ドル売りが進んだ割には上値が伸びない地合いです。 先日のユーロ圏のGDPやインフレ率等は予想を上回る内容でしたが、ユーロが継続的に上昇するとみる材料としては力不足。当面はECBの緩和スタンスが続くとみるのが一般的で、今週の雇用統計をどのように消化したとしても、ユーロは本格的な上値追いにはなりにくいでしょう。 15:00 独6月製造業新規受注 15:45 仏6月鉱工業生産指数 17:30 英7月 建設業PMI 20:00 英BOE金利 20:00 英中銀資産買取プログラム規模 20:00 英中銀金融政策委員会議事要旨 20:30 米7月チャレンジャー人員削減数 21:30 カナダ6月貿易収支 21:30 米6月貿易収支 21:30 米週次新規失業保険申請件数
おはようございます。ダメおやじです。 昨日は豪金融政策でテーパリングや利上げ目処が明確になり豪ドルは、他のドルストと同様にトリプルボトムという形で終わりました。 企業決算はコロナ禍でも好調で、NYダウも日経平均先物も切り返して同じくです。 米金利は低下し、ドル円はドル安方向に振れ108.88と続落です。クロス円はドルストに連動しているようです。 今週は押し目買い戦略でしたが、押し目は戻り売りとも捉えられ、市場ごとに上下に揺れています。 本日は米ADP雇用統計があります。米FRBはインフレ目標は達成し、次は労働市場の回復に着眼しています。 本日のADPと週末の雇用統計は注目されそうです、ただ逆パターンになることが多く気をつけたいところです。 <本日の経済指標など>豪小売り売上高(10:30)米ADP雇用統計(21:15)米ISM非製造業景況指数(23:00) <相場の波動>よく動く日にして、後場急変を起こす日なり ・ドル円:上値109.5、下値108.3とみています。売り109.35・109.55。 ・ポンド円:上値152.9、下値150.9とみています。買い151.44・151。売り152・152.3。 ・ポンドドル:上値1.398、下値1.383とみています。買い1.3895・1.3875。 ・ユーロドル:上値1.193、下値1.18とみています。売り1.1887・1.19。 ・豪ドル:上値0.743、下値0.734とみています。買い0.738・0.7373・0.736。 *上記のレートは、日足の高値と安値に値幅を加味して提示していますが業者間で提示するレートやスプレッドが違います。また、相場が急変した時はレート通りにはならないのでご注意ください。特にストップは各自で設定をお願いします。
昨日は7月米ISM製造業景気指数の発表がありました。米国の雇用指標は改善している感が強かったですが、昨日の結果は59.5と予想値60.9に対してやや低めの結果となりました。今週金曜日の米雇用統計も弱い結果となるのではとの推測にもつながり、結果発表後はドル売りの流れとなっています。 さて本日はお昼頃にRBA政策金利の発表があります。豪ドルについて、昨今は中国との関係が希薄となって豪ドル独自の値動きをしていたように思えましたが、ここ1〜2ヶ月はオージーやキウィが弱い状況が続いています。 オーストラリアは新型コロナ対策が功を奏して、ポストコロナに一歩抜きん出ていたことで豪ドルが強い時期もありました。しかし今は豪ドル円は80円付近で推移しており、2ヶ月前から5円ほど下落した水準となっています。直近では中国が鉄鉱石の輸入を減らすのではとのニュースによって鉄鉱石の価格が急落しており、これも豪ドルの重しになっているようです。 キウィと並んで将来の利上げの期待が高い通貨の割には、コモディティ相場が影響してなかなか上昇できない状況です。足枷が取れれば買い意欲が高まると見て、豪ドルやニュージーランドドルは少しずつでも良いので買い下がり戦略を取ってみるのも面白いかも知れません。まずは本日のRBAの結果を見て、豪ドルの仕込む量を検討したいと思います。
【HOT CURRENCY ドル円109.00〜110.50】 30日の米国株は下落、NYダウ149ドル安(-0.42%)、ナスダック105ポイント安(-0.71%)でした。為替市場はドル高。 最新7/27時点IMM円ショート59,934枚へ増加。投機筋の円売り+ドル買いが膨らんでいる模様です。 前回FOMCではテーパリング前倒し観測が高まりませんでした。8月ジャクソンホール公演でも何も出そうにありません。 デルタ変異株拡大の影響を見極める1ヶ月となりそうです。夏季休暇で市場が薄くなる中、突発的なリスク回避が起きるか注目しています。 本日は米ISM製造業景況指数が発表されます。 ドル円はIMM円ショートが6万枚近くまで膨らんでいるため、年初来高値111.67を上抜けそうにありません。 108.50-110.50をコアレンジに、上下1円程度のレンジ相場が長く続くことを想定しつつ下がったら買い→戻ったら利食いを繰り返す方針です。 8月2週目以降、市場が夏季休暇で閑散となるなか、株式市場で波乱があるか注目です。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
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