昨日は米長期金利の上昇や米経済指標の強い結果等を受けドル買いが進み、ドル円は昨年2月以来の112円台へ乗せ112.05円の高値を付けました。 強いドル買いの流れを受けユーロドルは昨年7月以来の1.16ドル割れとなり1.1589ドルの安値を付け、ポンドドルも1.3412ドルの安値を付けました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 10:30:豪・8月住宅建設許可件数 15:00:英・第2四半期GDP・改定値 21:00:独・9月消費者物価指数 21:30:米・新規失業保険申請件数 21:30:米・第2四半期GDP・確定値 22:45:米・9月シカゴ購買部協会景気指数 米・新規失業保険申請件数は33.5万件、米・第2四半期GDP・確定値は前期比年率6.6%、米・9月シカゴ購買部協会景気指数は65.0の市場予想です。 昨日のドル円は東京時間は111.30円台〜111.60円台で推移し欧州時間は111.20円付近〜111.50円付近とやや上値重く推移、NY時間は大幅上昇し112.05円の高値を付けました。今日も堅調な動きとなると2020年2月の高値112.23円、2019年4月の高値112.40円付近まで上昇できるか、そして更に上昇となるのかどうか注目したいです。一方、反落の動きとなると111円台中盤〜前半への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは東京時間は1.16ドル台後半で推移も欧州時間は1.1640ドルまで下落、NY時間も続落し午後1.16ドルを割り込み1.1589ドルの安値を付けました。今日も軟調な動きとなると1.15ドル台中盤への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると1.16ドル台中盤へ上昇できるか見たいです。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、ドルの強さがさらに増すとともに前日の力関係が逆転し、ドルストレートはある程度動きが読みやすい状態となりましたね。 ドル買いの動きは先日のFOMC以降しっかり出ていますので、これが年末にかけて続くかどうかや、ドル円の年初来高値更新で勢いづくかなど、ドル軸の動き次第で相場の大きな流れも変わってくるため注目したいところ。 このような中で今日は各国の要人発言が多く予定されており、なかでもECBフォーラムに参加するパウエルFRB議長、ベイリーBOE総裁、ラガルドECB総裁、黒田日銀総裁をはじめ、各国の中銀幹部の発言次第では、相場の流れに変化が出てくる可能性も十分。 そのため取引する場合には必ず資金管理を万全にしたうえで、ポジションを分散させて弾幕を張るような取引方法を採用するなど、事前に自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで取引したいですね。 ではまず月曜から火曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、火曜はUSDが0.52%、EURが0.40%、CHFが0.11%、CADが0.10%、AUDが-0.02%、NZDが-0.23%、GBPが-0.68%となっていて、力関係は【USD>EUR>CHF>CAD>JPY>AUD>NZD>GBP】という形に。 月曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【AUD>GBP>CAD>NZD>USD>CHF>EUR>JPY】でしたから、弱い位置にあった円やドル、ユーロ、スイスが強い位置に変化し、強い位置にあったポンド、オセアニア、カナダが弱い位置に変化するなど、概ね前日の位置関係が逆転していることが見てとれます。 続いて9時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けてドル円、ユーロ円、スイス円が上向き、オセアニアとカナダ円がフラット、ポンド円が下向きとなっており、通貨ペアによってリスクが低い方向が違います。 そのため今後は円やドル軸の動きと各通貨の力関係を見ておくと取引機会が見つけやすく、ここから円が弱い位置に変化した場合には現状上向きのものがロングのチャンスに。その他も力関係上強い位置に来たものはロングのチャンスに変わります。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。 逆に円買いの動きが強く出れば各通貨の短期トレンドは悪化しますので、現状下向きのポンド円はショートのチャンスに。その他も力関係上弱い位置に来たものは、ショートのチャンスに変わるため、力関係上弱いものを売って円を買う形が低リスクですね。 個人的には昨年から約1年取引してきて利益を出し続けている豪ドル/米ドルロングを継続。今週は上昇した後下げており、利益が出た後に仕込みが出来ているため良い形。 戦略としてはこれまで通り0.76〜0.74、0.74〜0.72のように0.02幅でゾーンを決めていて、下は0.60までカバーできるように資金管理済み。基本この0.02刻みゾーンを基準にして、上げた場合下げた場合のシミュレーションをしておき、取引方法は弾幕を張るように、1回あたりの注文量は少な目に、その分注文箇所は多く配置。 ゾーン的には0.70を割ると安全性が高く稼ぎやすいのでそのゾーンでは注文量を増やせるよう、資金管理とピラミッディングを行っています。また決済はこれまで同様15pipsで高回転を継続です。 それでは、今日も一日頑張りましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは+33ドル高、日経平均株価は-8円安の30240円と下落しました。ドル円は111円台へ上昇、クロス円も連れ高となっています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 34869.37(+71.37 +0.21%) ・日経平均 30050.00(+15.00 +0.05%) ・金・ゴールド 1752.00(+0.30 +0.02%) ・原油・WTI 75.45(+1.47 +1.99%) 【経済指標】 ★★★ 21:30 (米) 8月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比) 前回:0.7% 予想:0.5% 結果:0.2% 【本日の戦略】 <ドル円が111円台ヘ乗せる> 先週前半に懸念材料となっていた中国不動産大手恒大集団のデフォルト懸念は、今月の社債利払いが行われたうえ中国政府が介入姿勢を示していることで、ひとまず落ち着きました。その結果、ドル円には先週末からの買いが続き、111円台へ乗せています。米10年債利回りが1.489%へ続伸したことでドルへの買いが継続すると予想、ひとまず111円台での値固めとなるでしょう。 <原油高で資源国通貨も買われる> クロス円もドル円に連れ高となっていて、堅調な地合い。原油価格が7月以来の75ドル台となっていることで、カナダドルへの買いが継続。やや出遅れ感のあったオセアニア通貨にも買いが入ってきており、通貨別には資源国通貨も強いと予想しています。 【経済指標】 ★★★ 22:00 (米) 7月住宅価格指数(前月比) 前回:1.6% 予想:1.5% ★★★ 23:00 (米) 9月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 前回:113.8 予想:115.0 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 110.50〜111.50↑ ・ユーロ円 129.30〜130.50↑ ・ポンド円 151.50〜153.20↑ ・豪ドル円 80.50〜81.60 ↑ ・ユーロドル 1.1600〜1.1750↓ ・ポンドドル 1.3650〜1.3800↑ ・ドルスイス 0.9200〜0.9340↑ 【通貨の強さ】 ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ 【注目通貨】 ・ドル(米利回りの上昇)
今回は週間見通しとデイリー見通しが同日なので、デイリー見通しの方では今メインでやっている豪ドル/NZドルについて解説していきたいと思います。 この通貨ペアは、今は1.03近辺と歴史的に見ると「買えば勝てる」というくらいの安値に落ちてきていますが、基本的には豪とNZの金融政策の差に反応する通貨ペアであり、豪は明確に弱気、NZは明確に強気という現状を考えると、「安いから買えばいい」という状況ではなく、むしろ「安いのに相応の理由があるからこそ売ればいい」と思っており、基本的には戻り売り目線で見ています。 この通貨ペアにとっての重要材料は10/6に控えるRBNZであり、ここでの利上げはほぼコンセンサスとなっているものの(そもそも8月時点でコンセンサスであったのが、RBNZの前日のNZロックダウンで利上げをやめたという経緯もあります)、ではどのくらい上げるのか、また今後の利上げペースがどのくらいでやっていくのかというのが注目されています。 これまで発表されている利上げ見通しであれば、2021年末に0.6%、2022年末で1.6%、2023年末で2.0%とかなり強気の見通しとなっており、この通りに利上げしていくのであれば、RBAが再三「2024年までは利上げしない」と言っていることも踏まえると、豪ドル/NZドルは1.0近辺の史上最安値を割っても全くおかしくない状況にあり、少なくとも今買うというのはないかなと思います(今はそんなにマイナススワップも意識されませんが、NZが実際に利上げして来たら、おそらく今後はFX会社も買いのマイナススワップが馬鹿にならない水準になってくると思います) ただ、今の1.03という水準はこれまでRBNZが弱気化しやすい水準であり(NZにとって豪は最大の貿易相手であり、自国通貨高は嫌がる展開ではある)、また中国恒大リスクというのも出てきている点、さらには元々RBNZ自体がサプライズの多い中銀であるという特性を考えると、今既に売りを持っていて、含み益があるのであれば、1.03近辺では一部は利確しても良いかなと見ております。 私自身は自動売買で入れていた買いポジションが多いので、そのヘッジの意味もあって売りを利確するつもりはありませんが、もしそういう事情がなければ、RBNZ前に1.03近辺の時があれば、ある程度利確したかっただろうなとは思います。 とはいえ、基本的にはRBNZの利上げの理由は住宅価格の抑制であり、その点からNZの強気化は当面続くと予想し、豪ドル/NZドルの売り目線は継続します。
今週は日銀会合、FOMC、中国恒大集団デフォルト問題と、イベントの多い週でした。 日銀は21日と22日に開いた金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を決定。引き続き現在の量的・質的金融緩和政策の継続となりました。 政策金利の目標も据え置きと、特段のサプライズはなく、発表後はこれといった値動きはありませんでした。 しかしながら、今週の前半の市場は、株式、為替共に中国恒大集団のデフォルト懸念相場となり、円高・株安のリスクオフ基調の相場が継続しました。 これを受け、日経平均株価は3万円を割り込む場面もありました。 東京市場の直近の取引日である水曜の日経平均株価も200円あまりの下落で終わっています。祝日を前にした様子見もあり売りが膨らみました。 こうした地合いのなかで、ドル円では、週明け当初デフォルト問題に押された先行き懸念に押される形で、円がジワジワと買われ円高基調。ドル円は109円10銭台あたりまで下落する場面もありました。 もっとも、目先の焦点だった23日を中国恒大集団グループがデフォルトせずに乗り切ったことで、その後は株も為替も戻しの動きがでてきました。 テーパリング開始に関する言及がなかったFOMCの結果も市場の安心感につながりました。FOMC後は、FRBのハト派的な姿勢が好感され株式市場は反発。 テーパリング開始表明は11月との見方が強まり、利上げペースについては前倒し観測が強まったものの、同時にGDP成長率見通しが引き上げられたことで、市場のリスクセンチメントを下支えしました。 もっとも、昨夜に米労働省が発表した週間の新規失業保険申請件数は1万6000件増の35万1000件と市場の事前予想を上回り、雇用情勢の厳しさが示されました。指標は強弱まちまちです。 とはいえ、昨夜のニューヨーク市場は、アメリカの雇用情勢の指標の悪化が示された後も円売りドル買い基調は変わらず、ドル円は110円台前半まで円安が進んでいます。 今日の東京市場でも、ダウの大幅高、米長期金利の上昇を背景にして、日経平均株価は大幅高になっています。 ドル円は110円40銭近辺での推移となるなど、少し前よりも値動きレンジが切り上がってきました。 今日のクロス円は引き続き堅調な推移が継続しそうです。 08:30 8月 全国消費者物価指数 17:00 独9月IFO企業景況感指数 23:00 米8月新築住宅販売件数 23:00 パウエル議長発言
おはようございます。ダメおやじです。 今週も先週の戻り売りを引き継ぎ、月曜から売り態勢でした。中国不動産会社の債務不履行も出て、売りに拍車がかかりました。 中国は不動産だけでなく、教育や情報等にも規制がかかっており、何時でも暴落は中国リスクから始まっています。 しかし、もともとの元凶は世界中の大規模金融緩和であり、その緩和リスクを正常に戻そうと、昨夜の米FOMCではテーパリングは正当化され2022年には1回の利上げ予想が出されました。 また、昨日の日銀金融政策は緩和続行でしたが、日銀は既に資産買い入れをストップしており実質的にはテーパリングに入った状態です。 本日は英金融政策があります。タカ派委員が退任したのでハト派一色になりそうですが、物価高と増税に対してどのような見解が出るかに注目しています。 チャート全体ではスイス円が戻しており、他のクロス円も似たような動きになるか、またはスイス円が下落になるのか、併せてチェックです。 週末までに大きく戻せば押し目買いに変化しますが、現時点で来週も多分、戻り売り戦略になりそうです。 <本日の経済指標など>英金融政策(20:00) ・ドル円:上値110.2、下値109.3とみています。買い109.6。 ・ポンド円:上値150、下値148.9とみています。売り149.64.買い149.19。 ・ポンドドル:上値1.369、下値1.35とみています。売り1.3649。 ・ユーロドル:上値1.175、下値1.163とみています。売り1.1716。 ・ユーロ円:上値128.8、下値127.5とみています。売り128.58。 ・豪ドル円:上値80、下値79とみています。売り79.62。 上記のレートは、トレード手法「XP5.10とんがりハンター&まるがりハンター」を利用して提示していますが、業者間のレートやスプレッドが違います、また、相場が急変した時はレート通りにはならないのでご注意ください。特にストップは各自で設定をお願いします。
中国の恒大集団の資金繰りが悪化している問題を受けて、NYダウは20日一時900ドル以上の下落となり、21日の日経平均株価は660円安の29,839円で引けました。 かつて中国は不動産バブルがあり、恒大集団は総資産40兆円という巨大な企業に成長していましたが、今年から中国政府が実施した規制によって、実質破綻先に分類されていたようです。銀行からの借り入れはできず、社債の利回りは65%という異常な金利となっており、この利払いの一部が23日に控えています。 自転車操業もままならない状況であり、経営破綻に陥れば市場全体に影響を与えかねないということで、リーマンショック級のリスク回避相場になることが懸念されています。中国のことなので真相がどこまで表に出てくるかわかりませんが、もし事が起こった場合は少なからずリスク回避相場になることでしょう。 本日のNYタイムにはFOMCがありますが、FOMCの結果よりも中国の状況の方がリスクが大きいため、本日は安易なクロス円買いは極力しないようにして、来たるべくリスク回避の流れに備えておきたいと思います。 明日にかけて、もしもの場合は落ちるナイフを拾わないようにしておきたいのと、本日中に戻りがあれば少額でも売りポジションを仕込んでおくのが良いかも知れません。
【HOT CURRENCY ドル円109.00〜111.00】 20日の米国株は大幅安、NYダウ614ドル安(-1.78%)、ナスダック330ポイント安(-2.19%)でした。為替市場はリスク回避の円高。 今週利払いを控えた中国恒大集団のデフォルト懸念が高まり、リスク回避から株安+円高、暗号資産も急落しました。 市場は中国当局が今後どの程度秩序あるデフォルトへ誘導できるか注目が集まっています。 米国では今日〜明日にかけFOMCが開催されます。テーパリング開始時期、金利見通し(ドットチャート)、インフレに対する見解に注目です。 恒大集団は国民や社員に販売した理財商品についてはデフォルトが濃厚です。融資を行っていた銀行のみ救済となるかもしれません。 投資戦略は中期でドル円、豪ドル円買いとします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
今週はいわゆるシルバーウィークと言われる一週間で、飛び石連休とはなってしまいますが、 このチャンスに休みを取る方も多いのではないでしょうか。そしてこの日々が終わると10月 は体育の日がオリンピックウィークに移動したおかげで祝日なし。そうなると次の祝日は11 月の文化の日。市販されている多くのカレンダーには体育の日が記載されているだけに、なに か損をした気分となりました。 【本日の指標】 本日の指標は小粒。特に相場を動かすようような指標はありません。 【本日の指標】 新たな一週間の始まりですが、日本は秋分の日でお休みです。 この日を境に本格的に秋が到来するのが常ですが、海を渡った 中国においても中秋節でこちらは月・火に渡ってお休み。その 中国において相場を動かす危機が到来中、不動産開発会社の中 国恒大集団の流動性危機が目の前に迫ってきているようです。 日本にいるとサッカーのチーム名ぐらいが有名で、その会社名 はなかなか目に入ることはありません。中国において第2の規 模を誇る不動産投資会社とのことで、仮に債務不履行が現実の ものとなるならばかつての中国の不動産ショックのようにその ドミノはかなり大規模なものとなることが容易に想像されます。 金額としては33兆円とも言われており、その不履行を回避する ために中国人民銀行は既に短期投資などの策を実施中です。中国 は日本などと比較すると、金融機関の破綻危機などには冷淡とさ れていますが、さすがに今回は無視できるような規模ではないの かもしれません。コロナ渦によって各国中央銀行がお金を刷り続 けた政策をとった結果、そのお金が不動産に回るというのはここ 最近のシナリオですが、かつてのリーマンショックを彷彿とさせ るような事態に相場参加者は戦々恐々としているのではないでし ょうか。前述の通り中国でも祝日が続いているだけに、その相場 の変動が限られた相場開催日に集中する見込み。また、その報道 具合では当然ロンドン・NY相場でも影響を及ぼすことが想定され る為、注意が必要な状況です。
昨日は米8月小売売上高や米9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数の予想より強い結果を受けドルが堅調な動きで、ドル円は109.83円まで上昇、ユーロドルは1.1751ドル、ポンドドルは1.3765ドル、AUD/USDは0.7274ドルの安値を付けました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 15:00:英・8月小売売上高 18:00:欧州・8月消費者物価指数 23:00:米・9月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 米・9月ミシガン大学消費者態度指数・速報値の市場予想は72.0です。 昨日のドル円は東京・欧州時間は109.20円台〜109.40円台で推移、NY時間は堅調な動きで109.83円の高値を付けその後も109.60円台〜109.70円台で底堅く推移しました。今日堅調な動きとなると110円〜110円台前半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると109円台中盤〜前半への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは東京時間は1.18ドル台前半で推移も欧州時間1.1760ドル付近まで下落し、NY時間は1.1751ドルの安値を付けその後も1.1750ドル台〜1.1770ドル付近での上値重い動きでした。今日も軟調な動きとなると1.17ドル台前半への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると1.18ドル〜1.18ドル台前半へ上昇できるか見たいです。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、前日の力関係に対して強弱が逆転する動きもありましたが、全体的に変動率は低めで膠着感が出るような形となりましたね。その中で円は強めの位置を維持しているため短期トレンドは下向き気味で、この状態から週末にかけて円軸の力関係がどのように変化するかに注目。 今日のイベントとしては、中国小売売上高、鉱工業生産、英消費者物価指数、生産者物価指数、米NY連銀製造業景気指数などが予定されていますので、これらの発表前後の力関係変化や短期トレンド変化次第で取引の機会を見つけていきたいですね。 また取引する場合には必ず資金管理を万全にしたうえで、ポジションを分散させて弾幕を張るような取引方法を採用するなど、事前に自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで取引したいですね。 ではまず火曜から水曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、水曜はCADが0.31%、GBPが0.01%、AUDが-0.02%、NZDが-0.04%、EURが-0.17%、USDが-0.24%、CHFが-0.25%となっていて、力関係は【CAD>GBP>JPY>AUD>NZD>EUR>USD>CHF】という形に。 火曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【CHF≒JPY>USD>EUR>GBP>NZD>CAD>AUD】でしたから、スイス、ユーロ、ドルが強い位置から弱い位置に変化したこと、カナダ、ポンドが弱い位置から強い位置に変化したこと、円が強めの位置を維持していることなどが見てとれます。 続いて7時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けて全体的にフラットから下向きとなっていますので、現状は円買いの動きが出ればショートのチャンスになりやすい状態。この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形が低リスク。 逆に円売りの動きが強く出れば各通貨の短期トレンドは改善して、ロングのチャンスに変わるものが出てきますので、そうなった場合は力関係上強い通貨を買って円を売るのが低リスク。 個人的には昨年から約1年取引してきて利益を出し続けている豪ドル/米ドルロングを継続。今週はやや下げ気味ですが上下動でコンスタントに利益も出ています。 戦略としてはこれまで通り0.76〜0.74、0.74〜0.72のように0.02幅でゾーンを決めていて、下は0.60までカバーできるように資金管理済み。基本この0.02刻みゾーンを基準にして、上げた場合下げた場合のシミュレーションをしておき、取引方法は弾幕を張るように、1回あたりの注文量は少な目に、その分注文箇所は多く配置。 ゾーン的には0.70を割ると安全性が高く稼ぎやすいのでそのゾーンでは注文量を増やせるよう、資金管理とピラミッディングを行っています。また決済はこれまで同様15pipsで高回転を継続です。 それでは、今日も一日頑張りましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは+261ドル高、日経平均株価は+222円高の30670円と上昇しました。ドル円は一時109.53円まで下落、クロス円も連れ安となっています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 34577.57(-292.06 -0.84%) ・日経平均 30165.00(-255.00 -0.84%) ・金・ゴールド 1807.10(+12.70 +0.71%) ・原油・WTI 70.46(+0.01 +0.01%) 【経済指標】 ★★★ 21:30 (米) 8月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比) 前回:0.3% 予想:0.3% 結果:0.1% ★★★ 21:30 (米) 8月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比) 前回:4.3% 予想:4.2% 結果:4.0% 【本日の戦略】 <ドル円は109円台半ばへ下落> アメリカの重要なインフレ指標として注目の集まっていた米8月8月消費者物価指数(CPI)ですが、昨晩発表されたコア指数は前月比・前年同月比ともに予想を下回ってしまいました。これを受けドル売りが進み、ドル円は一時109.53円まで下落、米10年債利回りも1.277%へ低下しています。直近では期待感で買われていた側面もあったため、しばらくはドル売りの地合いとなるでしょう。 <株安で円高の地合いと予想> 6月以降、ドル円は109.00円がサポートラインになっていますが、再度試す可能性が出てきました。時間外の日経平均株価はすでに-300円安、直近で11日連続陽線となっていることもあって、本日はさすがに調整すると思われます。 株安となれば円買いが出やすく、ドル円だけでなくクロス円も連れ安になると予想しています。昨日あたりから南アフリカランドなど高金利通貨へ売りが出てきているため、リスク回避の動きが出た場合は注意してください。 【経済指標】 ★★★ 21:30 (米) 9月ニューヨーク連銀製造業景気指数 前回:18.3 予想:18.0 ★★★ 22:15 (米) 8月鉱工業生産(前月比) 前回:0.9% 予想:0.5% 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 109.00〜110.00↓ ・ユーロ円 128.50〜130.00↓ ・ポンド円 150.50〜152.20↓ ・豪ドル円 79.50〜80.80 ↓ ・ユーロドル 1.1750〜1.1900↑ ・ポンドドル 1.3700〜1.3900→ ・ドルスイス 0.9100〜0.9250↓ 【通貨の強さ】 ユーロ>ポンド>豪ドル>ドル 【注目通貨】 ・ドル(米インフレ指標の伸び悩み)
今回は(今回も?)個人的なメイン通貨である豪ドル/ NZドルの見通しについて解説していきたいと思います。実はこの通貨ペア、今のように色々と難しい相場の中で数少ない「スイングぐらいで予想が立てやすい通貨ペア」であり、今年は大体これを触ってます。 まず大前提としてこの通貨ペアは、豪とNZという、国として近く、また財政状態や貿易相手(NZにとっては豪が一番の貿易相手だが、それ以外は中国が多い)という点も似ており、基本的には豪とNZの金融政策の違いに一番反応する通貨ペアです。 そして、その金融政策について、豪は明確にハト派よりで、利上げは2024年までないと言い続ける一方、NZは来月利上げがほぼ確実な状態と、明確にNZの方が強気であり、この状態であれば、下げるしかない状況がしばらく続いております。 豪については、先週のRBAで資産買い入れの50億豪ドル→40億豪ドルの縮小は確定したものの(7月から言っていたものの、市場では撤回されるという予想が多かった)、今日のロウ総裁の発言でも「2022年、2023年の利上げ織り込みを理解することは難しい」「第3四半期GDPは少なくとも2%縮小する可能性があり、さらなる縮小リスクもある」と相変わらずのハト一色トーンでした。 一方NZについては、8月の定例会合で利上げを予定していたものの、その前日にNZロックダウンが決定された結果据え置きとなっていただけで、その後も「8月の時に0.5%利上げも検討していた」とか、「ロックダウンがあっても今後の利上げ方針に変わりはない」とか、また金利の見通しでも2021年末に0.6%、2022年末で1.6%、2023年末で2.0%と、かなり強い見通しが出されています。 今の豪ドル/NZドルの1.03というのは、大体NZが2回の利上げを織り込んだくらいの水準であり、それより先の利上げ見通しについてはまだ市場も信じておらず、実際にそこまでNZが利上げを続けるとさすがに先進国通貨の中でNZドルだけが買われすぎるであろうことを考えると、本当にそこまでゴリゴリの利上げをやるのかは疑問ではあるものの、ただ少なくとも今この時点では豪ドル/NZドルについては、上がると考える理由はないかなと見ています。 中長期での上昇転換シナリオとしては、 ・NZの利上げの主目的である住宅価格の抑制が別の手段で達成されることで利上げの正当性がなくなる(住宅バブル崩壊、利上げ以外の政策による達成等) ・豪の強気化 がありえますが、今時点でそれを織り込む理由はなく、基本的に下目線でいると良いと思っています。
先週金曜日の東京市場の日経平均株価は、反発となり足元のリスクテイクのムードは非常に強くなっています。前日は9日ぶりの下落でしたが、またも上昇です。 大引けの日経平均株価は前日比373円65銭高の3万3811円84銭となり、3万円台を維持。 東京市場はリスクオンムードが強く、TOPIXは年初来高値を更新しています。チャート的には、まだ上がっていく余地がありそうに思え、株価の先高観が強まっています。 これに対して、木曜日のニューヨーク市場ではダウは、151ドル安、金曜日には271ドル安と下落し、5日続落。7月以来の安値まで値を下げています。 新型コロナウイルスの感染拡大に加えて、雇用統計の軟調さもあり景気回復の遅れが懸念されています。 もっとも、為替市場の値動き、とりわけドル円に関しては、あまり値幅が出ない展開が続いており、東京市場は109円台後半での動きに終始しました。金曜は、110円に近づくと上値が重く、週末を控えていたこともあり、積極的な動きは手控えられました。 また、ニューヨーク時間もこれと同様で、8月のアメリカの卸売物価指数が予想を上回ったことニューヨーク市場ではドル円は反発するも、終値は109円90銭台と、相変わらずほぼ110円の手前で推移する値幅のでない取引です。 今週は、アメリカの鉱工業生産や小売売上高に加えて週末にはミシガン大学消費者信頼感指数が発表されるため、ドル円も、数字によっては多少の反応はあるかもしれません。 日本では新型コロナウイルスの感染者も急速に減少しており、日米の株式市場のモードもすっかり逆転した感があります。 とはいえ、今のドル円で短期的に上下1円を超えるレベルの動きを見せることはそうそうないと思われますし、また、とりわけ今日はこれといっためぼしい材料もありません。目先は、引き続きの小動きを予想します。 それよりも目先で注目されるのはクロスユーロです。ECB理事会は、パンデミック緊急購入プログラム縮小発表からいろいろな思惑で値動きが出てきています。 ECBの債券購入の長期化を見通す声が強まっています。パンデミック緊急購入プログラムが終わったところで、通常の資産購入プログラムの増額があれば結果的に緩和維持は変わらないという見方です。 08:50 8月国内企業物価指数16:00 トルコ7月経常収支 16:00 トルコ7月鉱工業生産 27:00 米8月月次財政収支
おはようございます。ダメおやじです。 週末になりました。今週は押し目買い戦略でしたが、ドル円だけが日経高で押し目買いとなり、他は戻り売りでした。 豪・カナダ・欧州の金融政策があり、一応、年末には経済は回復するとの見通しで減額調整はするのですが、緩和は続行で長期化が示唆されました。 相場全体では、米株・ゴールド・BTC・原油も下げ基調に変化しそうです。 相場全体が未曾有の金融緩和で余り余ったお金で大きく膨らんで重たくなった感じで、重いから年末に向けて押し目を少しずつ買っていくのか、悩むところです。 来週ですが、戦略は戻り売りになりそうです。 本日はゴトー日のメジャーSQ(株価指数先物取引とオプション取引の強制決済日)で、株価などは大きく動くかもしれませんが為替は調整で終わりそうです。頑張りましょう。 <本日の経済指標など>米生産者物価指数(21:30) <相場の波動>押し込むと跳ね返す日 突っ込み買いで駆引きせよ ・ドル円:上値110.3、下値109.3とみています。売り109.95・110.05・110.27。 ・ポンド円:上値152.6、下値151とみています。買い151.75・151.68。 ・ポンドドル:上値1.394、下値1.377とみています。買い1.3825・1.38。 ・ユーロドル:上値1.1885、下値1.1766とみています。買い1.1818。売り1.1836。 ・豪ドル:上値0.74、下値0.733とみています。買い0.736。売り0.7385・0.7392。 上記のレートは、トレード手法「XP5.10とんがりハンター&まるがりハンター」を利用して提示していますが、業者間のレートやスプレッドが違います。また、相場が急変した時はレート通りにはならないのでご注意ください。特にストップは各自で設定をお願いします。
今週のユーロドルやポンドドルは、先週までの流れと打って変わってドル買い方向の流れに変わりました。米債利回りが1.3500%のネックラインを越えかけており、ドルが堅調になっているようです。 日経平均株価は菅首相の退陣報道から連騰しており、ついに30,000円の大台に届きました。昨日の日足も強い上昇を示唆する形となっており、昨日1日の値動きでは30,000円がサポートラインとなり、引けにかけても上昇していました。 ドル円は横ばいレンジから上昇し始めており、110.60円のラインを上抜けるとさらなる上昇が期待できそうです。一方クロス円は先週までの上昇から横ばいに変わっており、冴えない展開となっています。先週までのリスク選好的な相場とは若干様相が変わっており、各通貨のチャートを眺めているとちょっと不思議な気分になってきます。 本日はECB定例理事会と政策金利の発表などがあります。ドラギ元ECB総裁からラガルドECB総裁に代替わりして久しいですが、最近のユーロは話題性に乏しく、第2の基軸通貨と期待されていたのはいつだったかと懐かしい気さえしてきます。 今回のECBでは債権購入額の減額が予想されており、徐々に緩和策の引き締めにシフトしていくようですが、思惑としてはゆっくりと引き締めに向かい、最近の物価高に対する調整措置として市場に発信したいのでは、と考えられます。 よって今日の結果でユーロが大きく買われたりということはないとは思いますが、今週に入ってからの下落を押し目と捉えて、ECBの結果次第で買い狙いでいくのが良いかもしれません。
【HOT CURRENCY ドル円 109.50〜111.00】 7日の米国株はまちまち、NYダウ269ドル安(-0.76%)、ナスダック10ポイント高(+0.07%)でした。為替市場はドル高。 レイバーデー明けのNYダウは下落、デルタ変異株拡大による景気減速懸念が高まりました。 エルサルバドルがビットコインを法定通貨として使い始め、初日から技術的な問題に見舞われたことが話題となりました。 ドル円は110円を挟んで上下50銭程度の狭いレンジ、ポンド円は152円を挟んで狭いレンジに終始しています。 本日は米当局者発言とベージュブックに注目。FOMCへ向けてハト派へ傾倒するかどうかに関心が集まっています。 投資戦略は中期でドル円、豪ドル円押し目買いとします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
オリンピックが終わりました。かつて東京にオリンピック開催が決まった瞬間はその将来にワクワクし、見に行けるのではないかという期待がありましたが、残念ながらそれはかなわずにパラリンピックも含めて全日程が終了となりました。もしかしたら生きているうちにもう一度ぐらいオリンピックが生で見られるチャンスが到来するかもしれませんが、今回はただただ残念であるという一言に尽きます。 【本日の指標】 本日はユーロ圏において第2四半期GDPの発表が予定されている程度で、さほど相場を動かすような指標は予定されておりません。 【本日の指標】 管首相の退任と新たな自民党総裁選びに関連して株式相場が盛り上がっています。コロナに対する現政権に対する行き詰まり状況からの脱却を期待しての株高なのでしょうか。日経平均株価が3万円の大台を回復するのは約半年ぶりぐらいのこととなります。前回この水準を突破したのは2月ぐらいのことで、その際には1990年以来であると大きく報道されたのを記憶しております。 これでコロナがなければという感覚は誰もが持つ想像でしょう。ある程度これと言った人物が決まっていれば相場の行方はなんとなくわかりそうですが、今回の自民党総裁選びは本命がなく、混迷するであろうというのが予想。一方でニュースとしては大きい話題ですが、為替相場への影響という観点からはさほど影響を与えるとは考えにくい状況。 同様に連日報道されているアフガニスタン情勢も、米軍撤退前後は米国が失権でベトナム戦争以来と大きく報道されたものですが、影響があったのは米国大統領に対する支持率程度で、こちらも米国の株式・為替両相場に影響を与えることにはならず、今後も同様であると予想されます。 109円後半でくすぶるドル円ですが、特段ニュースもなく、再び110円に戻るであろうことを期待してドル円買い継続です。
週末3日は、注目されていた米雇用統計の8月非農業部門雇用者数が市場予想75.0万人に対し結果23.5万人と予想より弱い結果になったことからドル売りが強まりドル円は109.59円まで下落し109.71円で引ける動きに、ユーロドルは1.1909ドル、ポンドドルは1.3892ドル、AUD/USDは0.7478ドルの高値を付けました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 15:00:独・7月製造業新規受注 17:30:英・8月建設業購買担当者景気指数 今日はレイバー・デーにより米株式・債券市場は休場です。 先週3日のドル円は、東京時間109.80円付近〜110.07円で推移し欧州時間も109.90円台〜110.05円で底堅い動きもNY時間は109.60円付近まで下落し109.71円で引けました。今日堅調な動きとなると110円付近へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると109.60円〜109.40円付近への下落が考えられます。 先週3日のユーロドルは東京時間1.1870ドル台〜1.1880ドル台で推移し欧州時間はやや上値重い動き、NY時間は序盤1.1909ドルまで上昇しその後は1.18ドル台後半での推移となり1.1879ドルで引けました。 今日堅調な動きとなると1.19ドル〜1.19ドル台前半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.18ドル台中盤への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、全体的に水曜の流れが継続する形でリスク選好型の相場に。力関係では若干の変化も見られましたが、雇用統計を前にして円もドルも弱い位置にあります。 そんな中で今夜は雇用統計なわけですが、現時点の市場予想は失業率は5.2%、非農業部門雇用者数は前月比72.5万人増という予想となっていますので、発表された際にこの数字からどの程度乖離があるのか、乖離があった場合は良い方向か、それとも悪い方向かをチェックしておくと良いでしょう。 過去の傾向からして良い方向への乖離となるとドル買い、悪い方向だとドル売り傾向であるものの、全く逆の結果になることも多く、その際には「織り込み済みで結果を見て利益確定の・・・」といった文言が各種情報サイトに出ることと思います。 つまり後からでは何とでも言えてしまうということなので、基本は力関係や短期トレンドなど。一次データとして自分で直接見て判断できるものを見ておくと良いでしょう。 また取引する場合には必ず資金管理を万全にしたうえで、ポジションを分散させて弾幕を張るような取引方法を採用するなど、事前に自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで取引したいですね。 ではまず水曜から木曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、木曜はNZDが0.66%、CADが0.53%、AUDが0.49%、GBPが0/44%、EURが0.26%、CHFが0.06%、USDが-0.07%となっていて、力関係は【NZD>CAD>AUD>GBP>EUR>CHF>JPY>USD】という形に。 水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【AUD>NZD>EUR>GBP>USD>CAD>JPY>CHF】でしたから、オセアニアが強い位置を維持していること、円やスイスが弱い位置を維持していること、カナダが強い位置に変化したこと、ドルが弱い位置に変化したことなどが見てとれますし、概ね「リスク選好型」の位置関係が継続していることがわかります。 続いて9時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けてドル円ごスイス円がフラット、その他は上向きとなっていますので、全体的に円売りの動きが出ればロングのチャンスになりやすい状態。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形が低リスク。 逆に円買いの動きが強く出ればドル円やスイス円は早い段階でショートのチャンスに。その他クロス円も変動幅が大きくなればショートのチャンスに変わるため、こうなった場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形が低リスク。 個人的には昨年から約1年取引してきて利益を出し続けている豪ドル/米ドルロングを継続。今週は完全な上昇基調で決済中心で利益がかなり大きくなっています。 戦略としてはこれまで通り0.76〜0.74、0.74〜0.72のように0.02幅でゾーンを決めていて、下は0.60までカバーできるように資金管理済み。基本この0.02刻みゾーンを基準にして、上げた場合下げた場合のシミュレーションをしておき、取引方法は弾幕を張るように、1回あたりの注文量は少な目に、その分注文箇所は多く配置。 ゾーン的には0.70を割ると安全性が高く稼ぎやすいのでそのゾーンでは注文量を増やせるよう、資金管理とピラミッディングを行っています。また決済はこれまで同様15pipsで高回転を継続です。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは-39ドル安、日経平均株価は+361円高の28451円と上昇しました。ドル円は一時110.42円まで上昇、クロス円も全面高となっています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 35312.53(-48.20 -0.14%) ・日経平均 28555.00(+485.00 +1.73%) ・金・ゴールド 1816.00(-2.10 -0.12%) ・原油・WTI 68.59(+0.09 +0.13%) 【経済指標】 ★★★ 21:15 (米) 8月ADP雇用統計(前月比) 前回:33.0万人 予想:65.0万人 結果:37.4万人 ★★★★ 23:00 (米) 8月ISM製造業景況指数 前回:59.5 予想:58.5 結果:59.9 【本日の戦略】 <ドル円への買いは一服> 昨日はドル円への買いが続き、一時110.42円の高値を付けました。その後発表された米8月ADP雇用統計が、37.4万人と予想65.0万人を大きく下回ってしまったことで売りに押されましたが、110円台は維持。その後発表された米8月ISM製造業景況指数は、59.9と予想58.5を上回ったものの、個別内容を見ると雇用が節目となる50を下回っており、明日の米雇用統計へやや警戒感が広がる結果となりました。 とはいえ、ナスダックが史上最高値を更新するなどリスクオンムードが続いているため、明日の米雇用統計の結果が出るまでは安定した動きが続き、110円付近を維持すると予想しています。 <改善が続く米新規失業保険申請件数に注目> 本日の注目は、米新規失業保険申請件数。先週発表された米新規失業保険申請件数は35.3万件とパンデミック以降の最少付近、前々週の数値が34.8万件と1年5か月ぶりの低水準だったことから、労働市場の回復は確実に進んでいることが伺えました。本日予想値の34.5万件はそれよりさらに3千人少なく、予想通りであればドル買い材料となるでしょう。 【経済指標】 ★★★ 21:30 (米) 前週分新規失業保険申請件数 前回:35.3万件 予想:34.5万件 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 109.60〜110.60 → ・ユーロ円 129.60〜131.00 ↑ ・ポンド円 151.00〜152.50 ↑ ・豪ドル円 80.60〜82.00 ↑ ・ユーロドル 1.1780〜1.1900 ↑ ・ポンドドル 1.3720〜1.3850 ↑ ・ドルスイス 0.9100〜0.9230 → 【通貨の強さ】 豪ドル>ユーロ>ポンド>ドル 【注目通貨】 ・ドル(明日に米雇用統計を控えている)
今週は全体的にリスクオンが大きく進行しており、為替では新興国通貨が強く、例えばランド円は先週には一時7.1円近くまで下がったのが今や7.6円前後と大きく上がり、他にマイナーながらリスクオン・オフを見る上で最近は割と有用&私個人的にもよくトレードするユーロ/ズロチも4.58→4.52と下落しており(下落するというのはズロチ>ユーロということなので、リスクオン方向。また、この下げ幅はこの通貨ペアにしてはかなり大きい)、日経平均も月末下落アノマリーを吹っ飛ばしての上昇、主要な通貨の通貨強弱で見ても最弱が円で次点が米ドルというように、「まあなんかリスクオンだなあ」としか言いようがないような状態になっています。 かなり強い円高株安アノマリーのある8月も終わり、市場もこういう状態になっている以上は、短期トレードとしては一旦リスクオン方向で見るしかないかなという印象で、少なくとも今この環境でリスクオフ方向に賭けて売るのは「まだ早い」かなあと見ています。 私が個人的に一番注目している豪ドル/NZドルについては、昨日8/31に一時1.034近くまで急落するなど、大きな動きがありました。これはNZドルが大きく上昇した影響なのですが、その辺りに指標や要人発言があったわけでもなく、FXのニュースなどを見ていても「何か上がった」みたいな感じの書きぶりが多く、理由はいまいち分かりませんでした。(一応NZでコロナ感染者数が若干減ってきたというのはあれど、それで上がるのか?と言われると・・・・という感じ) 豪ドル/NZドルは豪とNZの金融政策の違いに反応する通貨ペアで、今までの感覚だと、少し前までの1.04台は大体NZ1回利上げくらいを織り込んだ水準で、2回織り込めば1.025-1.03前後まで落ちてもおかしくなく、3回利上げを織り込みだすと正直どこまで落ちるのかがよく分からなくなります。(直近5年でそこまで金利差が付いてしかもまだ開きそうという状態がなく、それより昔ならあれど、ただ当時と今だと金利差と豪ドル/NZドルの水準に割と違いがあり、いまいち参考にならない) さすがに1.0という下値はある程度は機能するとは思うものの、そこもこれまで程「鉄壁の守り」とは言い難く、これまでのチャートから1.0を下値で見て買えば勝てると思いながらトレードするのは、今の環境ではかなり怖いなという印象です。 個人的には当面売り目線を継続してポジションも持ち続け、ただ利確目途もいまいち分からないので、状況とチャートの動きを見ながら決めたいと思っています。
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