みなさんこんにちは、斉藤学です。 【先週末の概要】 NYダウは-905ドル、日経平均株価は-467円安の28283円と下落しました。ドル円は113円台半ばへ反発、クロス円も買戻しが入っています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 35135.94(+236.60 +0.68%) ・日経平均 28390(+170 +0.60%) ・金・ゴールド 1785.20(-2.90 -0.16%) ・原油・WTI 69.95(+1.80 +2.64%) 【経済指標】 ★★★ 24:00 (米) 10月住宅販売保留指数(前月比) 前回:-2.3% 予想:1.0% 結果:7.5% ★★★★★ 29:05 (米) パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 【本日の戦略】 <週明けのマーケットはひとまず落ち着く> 先週末、新型コロナウイルスの南アフリカ変異株である「オミクロン株」の危険性が報道されました。オミクロン株は、これまでで最も激しい変異とされているうえ、新型ウイルスワクチンがそれほど効かない可能性があるとの見解だったため、マーケットではリスク回避の動きが急速に広がりました。 そのため、週明けの円相場にも警戒感が広がっていましたが、ドル円は113円台を維持し堅調に推移、下値が113.00円付近でサポートされたことで、一時113.95円付近まで反発する場面もありました。その後は買戻し一服したものの、欧米株が反発したことで本日のドル円・クロス円とも買戻しの地合い継続と予想しています。 <オミクロン株への警戒は和らぐ> オミクロン株への警戒は残っているものの、世界的に入国制限が実施されはじめたうえ、日本でも急きょ本日から全世界が対象となる入国制限が行われることになったことで、過度なリスク回避の動きは一服。いったんボラティリティは低下していますが、しばらくはオミクロン株の関連ニュースに動意づく地合いが続くでしょう。 【経済指標】 ★★★ 24:00 (米) 11月消費者信頼感指数 前回:113.8 予想:110.4 ★★★★★ 24:00 (米) パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 113.00〜114.50↑ ・ユーロ円 127.50〜129.00↑ ・ポンド円 150.50〜152.00↑ ・豪ドル円 80.50〜82.00 ↑ ・ユーロドル 1.1200〜1.1350↓ ・ポンドドル 1.3250〜1.3400↑ ・ドルスイス 0.9150〜0.9300↑ 【通貨の強さ】 ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ 【注目通貨】 ・ドル(買戻し動きに期待)
先週はドル円も途中までは115.5円くらいまで上げるなど堅調だったのが、金曜日には南アフリカの新型コロナの変異株(オミクロン株)懸念から急落し、最後は113.25円程度で週を終えました。 ドル円については、以前から115円の上値には注目しており、それをパウエル議長再任で突破したことで、「まあ上目線なんだろうな」と思っていただけに、金曜日の急落は正直かなり驚きでした。また、ドル円だけでなくクロス円は全滅と言っても良いレベルの下げ方で、特に資源国通貨のカナダドルやメキシコペソが大きく下げました。 オミクロン株についてはデルタの広がっている南アフリカでデルタから置き換わったことを考えると、感染力が強いのは間違いないと思われますが、その上で仮にオミクロン株がワクチンや飲み薬も効かず(重症予防効果においてもという意味で)、また毒性も強いようなものであった場合、再びロックダウンや国境の閉鎖といったことも起こりうるので、原油が下がることで資源国通貨が下げるのは理解できる反応ではあります。 ただし、この原油価格下落については、 ・オミクロン株にワクチンや治療薬が効かず、しばらくその状態が続く ・それに対して国がロックダウンや国境閉鎖といった措置が必要なレベルである ・さらにその上で産油国も減産などの供給調整をしてもなお需要が超過する というような条件が重なればというものであり、個人的には「さすがにそこまで行くのかなあ」という疑問が割とあり、しかも今週はOPECプラスの会合まであるので、原油リバウンドを期待して軽くメキシコペソを買ってみました。 メキシコペソだとそれなりにスワップも貰えるので、まあ最悪塩漬けにしても良いかなと思うレベルでの軽めの買いで、とりあえず4円くらいまでは余裕で付いていけるようなペースでの買い下がりを考えています。 ただ、上に書いたような条件を全て満たして、本気のリスクオフが来る場合、正直もう何が起こるのかは全く想像できない世界観になり、そこまでのことが起これば、今は豪ドル/NZドルは全力売りみたいにやってますが、これも若干危なくなるかもしれないので、今後コロナショックの時のような株価の落ち方があれば、豪ドル/NZドルも一旦ポジションを減らすことも視野に入れながら相場を見ていこうと思っています。(短期的には12月のRBAがあることや、また豪の方が資源国であることから、今慌てる必要は全くないかなと見てます)
今日の東京市場は、株価の急落で、円高方向に向かっていますが、これは週内の行き過ぎた円安を調整する動きの面もありそうです。今週は円安の方が目立つ週でした。 市場では、ドル高主導で少し前から円安進行の速度が高まることが予期されていましたが、やはり円安の流れが強まってきました。 これは、リスクオンの円安というテクニカルな動きではなく、FRBによる緩和縮小を見越してのドル高という大きな流れが主導しています。 今週は、上旬開催のFOMCの議事要旨が公開されたこともドル高の材料になりました。 インフレ率の動向次第では、テーパリングのペースを速める可能性に複数の参加者が言及したことが材料になり、週内一時は115円50銭台まで上昇する場面すら見せています。 加えて、市場はリスクテイクの動きも根強く、24日のニューヨーク市場では、ダウは3日ぶりの反落で、9ドル安となったものの、ナスダック総合指数は反発となるなど、強気の推移でした。それを受け、昨日の日経平均も反発しています。 為替市場でも昨日まではドル円の堅調が続き、昨日の東京外国為替市場でのドル円は、昨夜の米国が休場のため手控えムードがありつつも、115円台前半での動きでした。 ドル円でにわかに円安が進んでいることで、この先、円安が延々と継続していくことへの不安感も漂っています。 とはいえ、クロスユーロを見ると、円相場自体は堅調に踏みとどまっており、ユーロ円は直近では再び継続的に130円を割り込んだ推移になっています。 マクロに見れば、原油高で原油輸入額が増加していることも今の円安相場の一因です。主要国の原油の備蓄の一斉放出が報じられています。原油価格は下落を見せていますが、その継続性は不明です。 一方で、今日の東京市場は株安、円高の流れになって従来の流れの巻き戻しが起きています。昨日の米ダウ先物の下落や、南アフリカで新型コロナウイルスの変異株が検出されたとの報道を材料に今朝の東京市場は株式が大幅に下落しています。 ドル円は、再び115円を割り込んで取引されており、一時は114円60銭台まで調整しています。とはいえ今日の動きは、週末を控えての調整が大きそうなので、過剰に反応することはなさそうな印象です。 09:30 豪10月小売売上高 16:00 独10月輸入物価指数 16:45 仏11月消費者信頼感指数 17:00 スイス7-9月期四半期GDP 17:00 ラガルドECB総裁発言 21:00 メキシコ10月貿易収支
おはようございます。ダメおやじです。 今週の戦略は戻り売りでしたが、ドル円だけは押し目買いでした。 緩和的なハト派のFRBパウエル議長再任で市場は喜びましたが、議長のインフレ対応策を講じる(利上げ)の声明に、市場は嫌気がさしたようで、株価は調整しはじめました。 為替はFRBの利上げに向けてドル買いが進み、ドル円は115.5円台、ユーロドルは1.12台へ入りました。次は、ドル円は118円台、ユーロドルは1.09を目指しそうです。 ドル円買い、ユーロドル売りだけで充分に利益の出たトレードでした。 本日からアノマリーの日柄変化日が終わり、調整にはいるかもです。頑張りましょう。 <経済指標など>25日〜26日ブラックフライデー米国休場 <相場の波動>前日が高かりし時はこの日反落する ・ドル円:上値116、下値114.7とみています。売り115.45・115.6。 ・ポンド円:上値154.6、下値153とみています。様子見。 ・ポンドドル:上値1.34、下値1.327とみています。買い1.332。売り1.3347・1.3376。 ・ユーロドル:上値1.127、下値1.116とみています。買い1.19。売り1.11267・1.12414。 ・ユーロ円:上値130、下値128.6とみています。買い129.24。 ・豪ドル円:上値83.5、下値82.5とみています。買い83。 ・豪ドル:上値0.7234、下値0.7164とみています。買い0.716。 上記のレートは、トレード手法「XP5.10とんがりハンター&まるがりハンター」を利用して提示していますが、業者間のレートやスプレッドが違います。また、相場が急変した時はレート通りにはならないのでご注意ください。特にストップは4時間足・日足など、また資金管理に応じて、各自で設定をお願いします。
昨日はバイデン米大統領がFRBの次期議長にパウエル氏を指名しました。パウエル現FRB議長は以前株の売却をした問題で再任が危ぶまれていましたが、議長継続ということで現在のFRBの金融政策が維持される公算が高まり、ドル買いにつながりドル円は115円に到達しました。 ドル円の115円はオプションによって上値が止められていましたが、決壊したことで一気に走ると思いきや、高値は115.20円付近までしか伸びていません。昨夜は米海軍と中国との間での緊張が高まったことでリスク回避的にドル円が下落した場面があり、最近よくあるブルトラップとなる可能性も考えられましたが、NYタイムのクローズにかけて再びドル円が上昇しているのを見る限り、買い意欲は強そうです。 今夜はNYタイムに米Q3GDP改定値の発表と、米10月PCEコアデフレーターの指標発表があります。PCEコアデフレーターについては前回3.6%に対し、4.1%と0.5ポイントの伸びが予想されています。物価上昇につながる指標結果からドル買いが継続となると考え、ドル円買いやユーロドル売りを狙いたいと思います。 ユーロドルについては1.1200の節目を下抜けることができるかがポイントと考えています。欧州では新型コロナウイルスが猛威を振るっていますが、ある程度は織り込まれていると考えられるのと、やや売られすぎ感があるため、節目付近ではまごつくことが考えられます。ユーロ軟調の地合いは変わらないと思いますので、ユーロドルについては1.1200付近では戻り売り狙いとしておきたいと思います。
・22日の米国株はまちまち、NYダウ17ドル高(+0.05%)、ナスダック202ポイント安(-1.26%)でした。為替市場はドル高。 市場の注目を集めていたFRB人事は、パウエル現議長が再指名されました。市場はドル買いで反応しています。 バイデン政権は高インフレで支持率が低迷しており、今後はインフレ抑制を重視すると考えられます。 FRBはインフレが長期化する中、最大限にハト派姿勢を貫いてきたため、今後はややタカ派へ傾倒するか、現状維持のどちらかになりそうです。 2022年はFRBの引き締めペースが市場テーマとなります。夏頃にテーパリング終了、年後半2回の利上げが見込まれています。 インフレ長期化により、この引き締めペースが早まるかどうかに注目しています。投資戦略は様子見とします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
秋もどっぷり深まり、気がつけば11月も終わり。クリスマスツリーの点灯式を見かけると、いよいよ年末の足音が近づいてきたように感じます。今年も昨年同様にコロナに振り回された一年間でしたが、新規感染者数も沈静化の一途を辿っており、いつも通りの日常に向けていよいよ動き出しているのが嬉しい限りです。 一方で海外に目を向けるとヨーロッパやアジア各国では感染増が確認されており、なぜ日本だけが沈静化に向かっているのかがミステリーとされているようです。今後は政府が押し出す施策が相場に対して良い影響を与えてくれることを期待しています。 【本日の指標】 本日は指標はゼロに近く、それによって動く相場とはならない見込みです。 【本日の戦略】 週の戦略で述べておりますとおり、円高狙いのドル円売りを継続しています。レンジ相場の期待で売りを継続しており、レンジを離れるような大きなニュースがこの一ヶ月程度ない状況が続いています。 一時期中国の大手不動産会社による経営破綻が取り沙汰され、その際は破綻危機の噂で相場が動きました。なんとか企業自体は持続している状況です。その中国大手不動産会社である恒大集団は再び経営危機がニュースを騒がせる状況になってきております。やはりニュースのきっかけとなるのは社債に絡む支払い期日のようで、大手報道などでは「デフォルトに陥る可能性が高い」として報道されています。再建計画の発表や、子会社の売却、果てはトップの個人財産の売却まで行ってなんとか延命措置を行っているようですが、それも多額の債券に伴う利払いの前には焼け石に水と言うことでしょうか。 かつてのリーマンショックを彷彿とさせる破綻危機で、リーマンの際には実際に破綻、そして怒濤の経済ショックが世界を駆け巡ったのは周知の事実です。今回は既に一度相場を大きく動かしていますが、実際に破綻が報じられるとなればそのショックは軽いものではなく、今の日経平均3万円を目指す株式相場などは当然吹き飛ばされ、その余波をかってドル円レンジなど吹き飛ばしてしまうことでしょう。状況を見守るのみですが、ストップなど各種防護策は確実に入れておきたいところです。
昨日はドルがやや弱い流れとなり、ドル円は概ね114円台前半で底堅いながらも上値が重い動き、ユーロドルは1.13ドル台前半から1.1374ドルまで上昇する堅調な動き、ポンドドルは1.3514ドルの高値を付けました。 クロス円はユーロ円が129.95円、ポンド円が154.28円、豪ドル円が83.26円の高値を付けましたが、上値も重い動きでした。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 16:00:英・10月小売売上高 22:30:加・9月小売売上高 昨日のドル円は東京・欧州時間は113円台後半〜114円台前半、NY時間は114.10円台〜114.40円台で推移しました。今日堅調な動きとなると114円台後半へ上昇し高値更新を狙う動きとなるか見たいです。一方、軟調な動きとなると114円〜113円台後半への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは東京時間は1.13ドル台前半で推移し欧州時間は1.1340ドル台へ上昇、NY時間は1.1370ドル台まで続伸しました。今日堅調な動きとなると1.14ドル付近〜1.14ドル台前半まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.13ドル台前半〜1.13ドル付近への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、円が強い位置に変化したことが目立ちましたが、ドルやポンドの位置からして典型的「リスク回避型」にはなっておらず、やや調整色が強いかなという印象の相場でしたね。 明確なリスク選好・リスク回避の動きが出れば取引難易度は下がるので、今日も引き続き円軸、ドル軸の力関係変化を見ておくと良いでしょう。 このような中で今日はトルコ中銀政策金利発表、米フィラデルフィア連銀景況指数、新規失業保険申請件数、景気先行指数のほか、米地区連銀総裁の発言も多く、欧州時間以降は大きな動きが出る可能性も十分。 特にトルコリラは売られ続けて対ドル、対円で史上最安値をつけていることから、ポジションを持っている方はもちろんのこと、そうでない方もトルコ情勢次第で相場全体に影響が出る可能性も考慮したいところ。 またそろそろ週末のため取引する場合には必ず資金管理を万全にしたうえで、ポジションを分散させて弾幕を張るような取引方法を採用するなど、事前に自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで取引したいですね。 ではまず火曜から水曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、水曜はGBPが-0.06%、CHFが-0.38%、NZDが-0.43%、EURが-0.56%、USDが-0.57%、CADが-0.94%、AUDが-0.98%となっていて、力関係は【JPY>GBP>CHF>NZD>EUR>USD>CAD>AUD】という形に。 火曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【GBP>USD>CAD>EUR>AUD>CHF>JPY>NZD】でしたから、円、スイス、NZドルが強い位置に変化したこと、ドル、カナダが弱い位置に変化したこと、ポンドが強い位置を維持していることなどが見てとれます。 続いて10時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けてドル円クロス円ともに下向きとなっていますので、現状は円買いの動きが出ればショートのチャンスになりやすい状態。この場合は力関係上弱いものを売って円を買う形が低リスク。 逆に再び円が弱い位置に変化した場合には短期トレンドが改善して、上向きのものが出てきてロングのチャンスに変化します。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスクですね。 個人的には昨年から1年以上取引してきて利益を出し続けている豪ドル/米ドルロングを継続。今週は下げ気味で仕込み中心ですが、いつものように上下を繰り返して利益が出るのを待つだけ。 戦略としてはこれまで通り0.76〜0.74、0.74〜0.72のように0.02幅でゾーンを決めていて、下は0.60までカバーできるように資金管理済み。基本この0.02刻みゾーンを基準にして、上げた場合下げた場合のシミュレーションをしておき、取引方法は弾幕を張るように、1回あたりの注文量は少な目に、その分注文箇所は多く配置。 ゾーン的には0.70を割ると安全性が高く稼ぎやすいのでそのゾーンでは注文量を増やせるよう、資金管理とピラミッディングを行っています。また決済はこれまで同様15pipsで高回転を継続です。 それでは、今日も一日頑張りましょう!
みなさんこんにちは、斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは-31ドル安、日経平均株価は+31円高の29809円と上昇しました。ドル円は114.82円まで上昇、クロス円はまちまちの動きです。 【前日の結果】 ・ダウ平均 36165.10(+79.21 +0.22%) ・日経平均 29830.00(+110.00 +0.37%) ・金・ゴールド 1854.10(-12.50 -0.67%) ・原油・WTI 80.76(-0.12 -0.15%) 【経済指標】 ★★★★ 22:30 (米) 10月小売売上高(除自動車)(前月比) 前回:0.8% 予想:0.9% 結果:1.7% ★★★ 23:15 (米) 10月鉱工業生産(前月比) 前回:-1.3% 予想:0.8% 結果:1.6% 【本日の戦略】 <ドル円は115円台を試すと予想> ドル円はじり高が続き、目立った押し目もなく上昇。114円台前半から半ばへ上昇しました。その後NY時間に入ると、米10月小売売上高が1.7%と予想0.9%を大きく上回ったことで、まとまったドル買いが入っています。ドル円は一時114.82円まで上昇、米10年債利回りも1.633%へ上値を伸ばしており、本日もドル買い継続と予想します。前日売られていた米国株が一般消費財を中心に買戻しが入っていて、リスクオンムードも継続するでしょう。 <ユーロ売りポンド高にも注目> 他通貨はやや方向感に欠け、クロス円はまちまちの動き。そんな中、ユーロがドル高に押され対ドルで1.1313と年初来安値を更新。ユーロは対ポンドでも大きく売られ、その反動でポンド高となりました。急速にユーロ売りポンド買いが進んだことで、ユーロポンドは1か月ぶりの安値。ユーロポンドも、そのまま年初来安値を更新する可能性が出てきています。 本日は、ドル円が115円買いを試せるか注目、ユーロ安で他通貨は比較的堅調な動きと予想します。 【経済指標】 ★★★ 22:30 (米) 10月住宅着工件数(年率換算件数) 前回:155.5万件 予想:158.0万件 ★★★ 22:30 (米) 10月建設許可件数(年率換算件数) 前回:158.9万件(158.6万件) 予想:163.0万件 【本日の予想レンジ】・ドル円 114.30〜115.50↑ ・ユーロ円 129.40〜113.80→ ・ポンド円 153.50〜155.00↑ ・豪ドル円 83.30〜84.50 ↑ ・ユーロドル 1.1250〜1.1380↓ ・ポンドドル 1.3350〜1.3500↑ ・ドルスイス 0.9250〜0.9400↑ 【通貨の強さ】 ドル>ポンド>豪ドル>ユーロ 【注目通貨】 ・ドル(米利回りの上昇とユーロ安)
週間見通しではドル円を中心に書いたので、こちらでは私のメイン通貨、豪ドル/NZドルを書きたいと思います。 この通貨ペアは豪とNZの金融政策の違いに反応しやすく、実際にレートと政策金利の差をプロットするとほぼ同じような動きをしているような通貨ペアなのですが、その金融政策について、ここ数か月は、豪は2024年まで利上げしない宣言を繰り返し、NZは夏頃から完全に利上げモードで、ただ8月はコロナのロックダウンの影響で見送り、10月は実際に利上げみたいな感じで、明確に温度差が出てきており、基本的には下方向に動いておりました。 RBAについては、10月末にデベル副総裁が「インフレ率が上昇している」「インフレ率が少し上昇することは歓迎するが、それ以上に上昇することは歓迎しない」と発言し、11月のRBA会合や四半期金融政策報告で見通しを変えてくるのではとも予想されましたが、結局それらもハト的な内容で、今日発表されたRBA議事要旨もそこまで大したこともありませんでした。本日はこれからロウ総裁発言もありますが、今この感じだとさすがにそこで大きなサプライズも期待しづらいかなと思っています(11:30予定なので、執筆時点では未発表です) 一方で、RBNZについては、11/24の会合では利上げが予想されており、0.25%か0.5%かどちらなのか、みたいな感じになっております。0.5%の利上げの可能性については、過去にホークスビー氏が「不透明な環境下では0.25%ずつの利上げか、据え置きが適切」と発言したこともあり、「若干期待はするが、そんなに期待はできない」くらいの可能性ではあるものの、利上げ自体はおそらくあるだろうと考えられております。また今月のRBNZでは政策金利の将来のガイダンスも発表され、そこにも注目が集まっております。 RBNZは11月の会合の後は2月まで定例会合がなく、次回までかなり期間が空くというのも意識すべきポイントで、ここがこの通貨ペアにとっての年内の最後の盛り上がり所なのかなと思っています。(その後も年末年始特有の謎動きはあるかもしれませんが、予定されているイベントとしては、という意味) この通貨ペアは年末に下げやすいという割と明確なアノマリーもあり、豪とNZの金融政策の状況の違いを考えても、少なくとも1.03くらいまでは売りを持っても良いのかなと思っており、今の1.043くらいの水準なら割と売りの狙い目かなと見ています。
週明けの東京株式市場は堅調な始まりになっています。先週末の米国株は上昇し、ダウ平均は179ドル高の36100ドルで取引を終えています。 先週の日経平均株価は、前半こそ軟調な展開でしたが底堅い推移となり、週明けの東京市場もアメリカの流れを引き継いで上昇して始まっています。 しかしながら、為替市場ではリスクオンの流れは限定的になっており、株と為替でややムードに違いがあります。 先週、アメリカの労働省が発表した10月の消費者物価指数が市場の事前予想を大きく上回り、前年同月比で6.2%上昇となっています。これは実に1990年11月以来の約31年ぶりの伸びです。 物価が想定以上に強い局面にあることが確認されたことで、先行きのインフレ観測が高まるとともに、アメリカの長期金利は急上昇を見せました。米長期金利の動きを受けて、ドルストレートは、一時的に米ドル高相場となる局面もありました。 とはいえ、この流れが長続きしないのが今の市場の難しさです。12日のニューヨーク市場では、ドル円はむしろさえない展開に。材料として、11月のミシガン大消費者態度指数の速報値が66.8と下振れ。約10年ぶりの弱さとなったことが要因です。 経済指標が強弱入り交じっていることで、非常に先行きの予想と評価が難しい局面なのですが、いずれにせよ金曜のドル円は113円後半で一段と軟化しました。 さらに、週明けもドル円は、株安に加えてアメリカの長期金利の低下もあって、依然として113円80銭台の推移となっています。 また、本日はこれに加えて、日米協議も東京市場の関心材料になっています。 アメリカのレモンド商務長官が訪日し、日本当局と鉄鋼問題を協議する予定ですが、アメリカの対日関税撤廃の可能性が出てきています。 トランプ前政権が課していた関税措置は見直しが続いています。今回の市場の見通し通り、アメリカに対する日本からの鉄鋼とアルミニウム輸入の関税措置が撤廃されれば、対米輸出の促進に繋がり、ドル円の上値を抑える要因になりそうです。 11:00 中国10月小売売上高 11:00 中国10月鉱工業生産 13:30 9月鉱工業生産 13:30 9月設備稼働率 19:00 ユーロ圏9月貿易収支 19:00 ラガルドECB総裁発言 22:30 カナダ9月製造業出荷 22:30 カナダ9月卸売売上高 22:30 米11月ニューヨーク連銀製造業景気指数 23:30 ベイリー英中銀総裁発言
おはようございます。ダメおやじです。 昨日はじりじりとドルが買われました。 ドル円は114円台で上下して、ドルストが続落で、ユーロドルは1.1486から1.1443、ポンドドルは1.3432から1.3358まで売られ、クロス円のポンド円は153円から152.4円まで下げ、ユーロ円は131円から130.44円まで下げました。 米株は下落、代わりにゴールドと日経が買われる展開です。 為替は底値で粘った1週間でした。下へ突っ込んで落ちそうな感じですが、日柄変化日も過ぎているので急変には注意です。来週もドル円以外は戻り売り戦略になりそうで、売り玉はキープですね。 <経済指標など>ユーロ圏鉱工業生産指数(19:00) <相場の波動>気味の変化する日 足取りについて駆引きせよ ・ドル円:上値114.4、下値113.3とみています。 ・ポンド円:上値153.7、下値151.7とみています。 ・ポンドドル:上値1.348、下値1.32とみています。 ・ユーロドル:上値1.154、下値1.135とみています。 ・ユーロ円:上値131.4円、下値130円とみています。 ・豪ドル円:上値83.7、下値82.7円とみています。 *上記のレートは、日足の高値と安値に値幅を加味して提示していますが業者間で提示するレートやスプレッドが違います。また、相場が急変した時はレート通りにはならないのでご注意ください。特にストップは各自で設定をお願いします。
今週のドル円について、日足チャート的に下落する可能性が高い形となっており、9日(火)までは予想通り下落する展開となりました。昨夜の米CPIが予想値+0.6%に対して+0.9%の結果となったことを受けて、米債利回りが反発。ドル円も大きめの陽線を示現しました。 ドル円は9月下旬の109.10円から10月中旬の114.50円付近まで上昇してから横ばいが続き、今週になってレンジを下方ブレイクしたばかりだったため、もう少し下落するのかと思っていましたが意外に早い段階で買い戻しが入ってしまったという印象です。 ドルの基調はテーパリングが開始され、いずれ利上げがされることで買い目線で問題ないと考えていますが、短期テクニカル的にはもう少し押し目を期待したいところでした。昨日の値動きの裏を読むと、買い目線でいる人に対してロングに手を出させてから売り叩くための上昇、と考えられなくもないですが、あれこれ考えすぎると何も信用できなくなってしまいます。 ユーロドルやポンドドルはドル買いが顕著なチャートになっているため、ドルストレートでのトレードの方がわかりやすいかも知れません。特にユーロドルは1.1520付近の下値ラインを割ってきており、週足で見るとボリンジャーバンドのバンドウォークをしかけています。1.1200に向けてユーロドル売りを仕掛けるチャンスかも知れません。 本日は欧州タイムに英Q3GDP速報値の発表があります。先日のBOEでの据え置きが決定されてから弱含んでいるポンドですが、期間的には下落が一段落しそうな段階に来ているようにも見えます。GDPの予想値はそれほど悪い数値ではないため、次回のBOEでの利上げを期待したポンド買いとなる可能性もありそうです。ポンドドルについては方向性の見極めが必要かも知れません。
【HOT CURRENCY ドル円 112.20〜113.20】 9日の米国株は下落、NYダウ112ドル安(-0.31%)、ナスダック95ポイント安(-0.60%)でした。為替市場は円高。 主要中銀の利上げに対するハト派姿勢や資源価格高騰の落ち着きにより金利が低下、インフレを背景とした円安が巻き戻しています。 また、10月には市場で円安予想が蔓延しており、ほとんど円高を予想する参加者がいませんでした。これも円高要因になったと思われます。 早期利上げ期待で買われてきたポンド円や、資源価格高騰の恩恵を受けていた豪ドル円は、直近の上昇分がほぼ無くなっています。 ドル円は9月後半の109円台から10月後半に114円台まで上昇。5円上昇して2円下落しているのが現状です。 このまま円高+ドル安が加速し、再び109円台へ戻るよりも、112-115円の高止まりレンジ相場へ移行する可能性が高そうです。 本日は米10月消費者物価指数CPIが発表されます。 投資戦略はドル円112円前後まで買い下がりです。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
かつての大騒ぎはなんだったのか、と思えるぐらいにコロナウィルスの新規感染者が激減しましたね。おかげで自身の身の回りも生活が徐々にかつての状況を取り戻しつつあります。マスク生活はこの先まだまだ続くのでしょうが、まずは取り戻しつつある日常に一歩を楽しみます。 【本日の指標】 本日は米国において卸売物価指数が予定されており、多少なりとも反応がある得るか。また、パウエルFRB議長の発言も予定されており、相場が次なるニュースを探すセンシティブな時期だけにその発言内容と相場参加者がどのように反応するかに注目したいところです。 【本日の戦略】 米国では先週可決した1兆ドル規模のインフラを追い風にして株高が続いています。ついこの前まではダウ平均が3万ドルを超えて大騒ぎしていたのですが、昨晩は3万6千ドル超え。いわゆる史上最高値を上回る形となり、その好調さが目立つ格好になっています。このところは主要企業の決算時期にあるようで、主要企業による追い風を受ける形で騒がしい相場が続いています。一方で先週発表された雇用統計に対しては、結果こそ予想値を上回り、前回値も上方修正と一見して上向きが目立つのですが、労働参加率が低いという点が手放しで今回の発表を喜べない理由だとされています。原因の一つとしてはコロナウィルスの蔓延とその後の経済再開本格化の谷間におけるギャップとされていますが、そのギャップは果たしていつ埋まるものか。雇用統計そのものとの数値の違いはありますが、こちらも意識しつつ今後の相場を眺めたいところ。ドル円は下落が続き、巻き戻しの時期が気になる場面ではありますが、週の戦略で述べたドル円売りは継続とします。
週末5日に発表された米雇用統計は、10月非農業部門雇用者数は市場予想45.0万人に対し結果53.1万人、10月失業率は市場予想4.7%に対し結果4.6%と共に予想より強い結果となったことから発表直後はドル買いとなったものの、その後は米長期金利の低下等からドル売りの動きが優勢となりドル円は113.30円付近まで下落、ユーロドルは1.1574ドル、ポンドドルは1.3507ドルまで反発しました。 先週5日のドル円は東京時間は113.50円台〜113.80円台、欧州時間は113.60円台から113.90円台へ上昇しNY時間は序盤114円台を付けるもその後軟調で113.30円の安値を付け113.41円で引けました。今日強い動きとなると113円台後半〜114円付近まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると113円台前半で止まることができるか注視したいです。 先週5日のユーロドルは東京時間1.1540ドル台〜1.1550ドル台で推移し欧州時間は.1560ドル付近から1.1530ドル付近まで下落、NY時間は序盤に1.1510ドル台まで下落もその後反発し1.1574ドルまで上昇し1.1567ドルで引けました。今日強い動きとなると1.15ドル台後半〜1.16ドル付近へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.15ドル台前半への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、全体的に円やドル、そしてスイスが強い典型的「リスク回避型」の力関係となり、前日の「リスク選好型」から完全に逆転するような動きとなりましたね。 ただ明確にリスク回避型になる材料があってこのように変化したわけではなく、雇用統計を前にした調整の意味合いが強いような印象を受けますので、今日の雇用統計でどのように相場の流れが変化するか。 特に円、ドルを軸とした力関係変化を見ておくと相場把握がしやすくなりますし、現状下向きとなっているドル円クロス円の短期トレンドも、円軸の動きを見ておくと把握できるので、それによって取引するかしないかを判断すると良いでしょう。 このような中で今日はドイツ鉱工業生産、ユーロ圏小売売上高、カナダの雇用統計、そして最も注目されている米国の雇用統計が予定されています。雇用統計は非農業部門雇用者数が45万人増程度の市場予想となっているので、この数字からどの程度乖離があるかに注目。 また週末のため取引する場合には必ず資金管理を万全にしたうえで、ポジションを分散させて弾幕を張るような取引方法を採用するなど、事前に自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで取引したいですね。 ではまず水曜から木曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、木曜はUSDが-0.17%、CHFが-0.22%、EURが-0.65%、AUDが-0.72%、CADが-0.90%、NZDが-0.90%、GBPが-1.54%となっていて、力関係は【JPY>USD>CHF>EUR>AUD>CAD>NZD>GBP】という形に。 水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【NZD>GBP>AUD>EUR>CHF>CAD>USD>JPY】でしたから、弱い位置にあった円やドルが強い位置に変化していること、強い位置にあったオセアニアやポンドが弱い位置に変化していることなど、概ね前日の位置関係が逆転していることが見てとれます。 続いて8時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けてドル円クロス円ともに下向きとなっていますので、現状は円買いの動きが出ればショートのチャンスになりやすい状態。この場合は力関係上弱いものを売って円を買う形が低リスク。 逆に再び円が弱い位置に変化した場合には短期トレンドが改善して、上向きのものが出てきてロングのチャンスに変化します。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスクですね。 個人的には昨年から1年以上取引してきて利益を出し続けている豪ドル/米ドルロングを継続。今週は下げ気味で仕込み中心ですが、いつものように上下を繰り返して利益が出るのを待つだけ。 戦略としてはこれまで通り0.76〜0.74、0.74〜0.72のように0.02幅でゾーンを決めていて、下は0.60までカバーできるように資金管理済み。基本この0.02刻みゾーンを基準にして、上げた場合下げた場合のシミュレーションをしておき、取引方法は弾幕を張るように、1回あたりの注文量は少な目に、その分注文箇所は多く配置。 ゾーン的には0.70を割ると安全性が高く稼ぎやすいのでそのゾーンでは注文量を増やせるよう、資金管理とピラミッディングを行っています。また決済はこれまで同様15pipsで高回転を継続です。 それでは、今日も一日頑張りましょう!
みなさんこんにちは、斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは+138ドル高、東京市場は文化の日で休場でした。ドル円は小幅高、クロス円は一段高となっています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 36157.58(+104.95 +0.29%) ・日経平均 29755(+255 +0.86%) ・金・ゴールド 1763.9(-16.5 -0.92%) ・原油・WTI 81.49(-2.42 -2.88%) 【経済指標】 ★★★ 21:15 (米) 10月ADP雇用統計(前月比) 前回:56.8万人 予想:40.0万人 結果:57.1万人 ★★★★ 23:00 (米) 10月ISM非製造業景況指数(総合) 前回:61.9 予想:62.0 結果:66.7 ★★★★★ 27:00 (米) FOMC、政策金利発表 前回:0.00-0.25% 予想:0.00-0.25% 結果:0.00-0.25% 【本日の戦略】 <テーパリング開始でドル買いに> 早朝のFOMCでは、量的緩和の縮小(テーパリング)開始が発表されました。今月から月額150億ドルの購入縮小となることから、米国債700億ドル、MBS350億ドルの購入となります。続いて12月に米国債600億ドル、MBS300億ドル購入へ縮小が発表されました。 これを受け米10年債利回りは1.603%へ上昇、ドル円も114円台へ乗せています。ただ、事前に予想されていたことや「インフレは一過性とみられる要因で上昇」との内容もあったことから、影響は限定的でした。 とはいえ、米10月ADP雇用統計が57.1万人と予想40.0万人を上回ったうえ、米10月ISM非製造業景況指数も66.7と予想62.0を上回っており、ドルへの買いは入りやすいと考えています。特に、10月ADP雇用統計が良好なことから、明日発表の米10月雇用統計にも期待が持てます。 <ドル以外も強い> 最近は、ドル高になると他通貨が売られるというパターンが多かったのですが、今回はドルストレートが買われたことでクロス円も全面高となりました。ドル以外にテーパリング開始の影響は出ておらず、むしろ他国通貨もテーパリングや利上げが近いのではないかとの思惑が出ていると思われます。株高による円売りも加わって、円安の地合いと予想します。 【経済指標】 ★★★ 21:30 (米) 新規失業保険申請件数 前回:28.1万件 予想:27.5万件 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 113.60〜114.80↑ ・ユーロ円 131.00〜133.00↑ ・ポンド円 155.50〜157.00↑ ・豪ドル円 84.50〜85.50 ↑ ・ユーロドル 1.5500〜1.7000↑ ・ポンドドル 1.3630〜1.3780↑ ・ドルスイス 0.9050〜0.9200↑ 【通貨の強さ】 ドル>ポンド>ユーロ>豪ドル 【注目通貨】 ・ドル(量的緩和縮小(テーパリング)の開始)
今週の最大の注目材料がFOMCであることは間違いないものの、それが今夜なので、昨日既に通過済みのRBAと、豪ドル/NZドルについて今回は語りたいと思います。 昨日のRBAは、先週デベル副総裁が「インフレ率が上昇している」「インフレ率が少し上昇することは歓迎するが、それ以上に上昇することは歓迎しない」と発言し、今月のRBA会合で経済見通しを変えることを示唆しており、それによって2024年まで利上げしないというスタンスが変わる可能性も出てきて割と注目していたのですが、ふたを開けたところ ・利回り目標の撤回 ・経済の改善とインフレ目標に向けた予想より早い展開 といった強気(というか金融引き締め要因)な内容もあったものの、 ・インフレ率は上昇したがまだ低い ・非常に支援的な金融条件を維持(40億豪ドルの買い入れも継続) ・利上げの条件が整うには一定の時間 ・2023年末のインフレ率の見通しは2.5%以下 というように、市場が思っていたのと比べると割とハト派よりの発言であり、その結果豪ドル/NZドルで見ても、一時1.041を割るなど、かなり下落しました(その後NZドルも下げてある程度戻しましたが) 週間見通しでも書きましたが、今週は金曜日に四半期金融政策報告があり、実はこのRBAという中銀は、定例会合での声明文があんまり変わってないなあと思ったのが、四半期金融政策報告でいきなり変わってくることがたまにあり、その点で今回の四半期金融政策報告は一応警戒しておいた方が良いと思います。 ただ、警戒と言っても、「いきなり利上げ示唆」とかそういうものはほぼ確実にないと思って、あるとして「インフレの上昇が強く懸念される」「必要に応じて金融引き締めを行う」「当初想定していたよりも利上げ時期が早まる可能性もある」というくらいで「十分タカ派的だったな」という感覚です。 RBAについては、オーストラリアの最大の銀行であるCBAが2022年11月の利上げを予想する等、「2024年まで利上げしない」は正直信じてる人の方が少ないのではという感じではありますが、ただその中でどこまで今のハト派声明が続くかは注目です。 また、今月は年内最後のRBNZがあり、ここは利上げが予想され、「状況次第では0.5%の利上げもあるのでは」とも言われています。個人的には0.5%利上げ予想はあまり信じていませんが、ただまあ利上げは来るだろうと思っており、そうなると豪とNZの金利差がさらに開き、豪ドル/NZドルにとっては下落要因となるので、基本的には1.03くらいまでは売り目線継続で良いと思っています。
週末に行われた衆議院議員選挙で、与党が安定多数を維持したことで、政策維持期待から昨日の東京市場はリスクオンの展開でした。 昨日の日経平均株価は、前週末と比べて、実に754円39銭高の2万9674円8銭となり、大幅に続伸。3万円の大台回復も意識される約1カ月ぶりの水準となっています。 先週末のアメリカ株式の堅調もリスクオンムードを後押しし、買い上がりやすい展開でした。こうしたムードを受けて、為替市場でもリスクテイクの流れが広がり、昨日の東京外国為替市場では、クロス円は円安基調になりました。 ドル円は概ね114円台前半の推移でしたが、一時は114円20銭を超えていくなど、既存の値動きレンジの中では高いところを推移した印象があります。リスクオンの円安と見るべきでしょう。 もっとも、今日の日経平均株価は、前日比184円68銭安で寄り付いており、反落でのスタートになっています。 昨夜のニューヨーク市場では、ダウが3日続伸、ナスダックは6日続伸となり、いずれも終値ベースの史上最高値を更新するなど堅調でしたが、日経平均株価は、さすがに昨日の急騰の反動が出ている格好でしょう。 これを受けて、為替市場でも今日はリスクオンムードは限定的。ドル円は114円近辺で推移になっており、上値を追うような雰囲気ではありません。 もっとも今日はFOMC1日目。市場の関心は既にFOMCに移っています。 金曜日には雇用統計を控えるなど、今週は指標も多くあるため、いずれにせよ今日の東京市場は様子見展開になる可能性は高いでしょう。 とはいえ、ドル円での円の先安観は相変わらずであり、指標次第では週の後半にかけて115円に近づく可能性もあるように思います。 目先では、テーパリング開始見込みとされているFOMCの2日目を控えて、今日時点では上にも下にも攻めていく地合いではないでしょう。 既存の値動きレンジを超えての動き出しがあるとすれば、明日以降になる可能性がある程度高いように思います。 08:50 10月マネタリーベース 08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨 12:30 豪準備銀行政策金利 16:30 スイス10月消費者物価指 16:30 スイス9月実質小売売上高 17:50 仏10月製造業PMI 17:55 独10月製造業PMI 18:00 ユーロ圏10月製造業PMI 21:30 カナダ9月住宅建設許可件数 24:30 メキシコ10月製造業PMI
おはようございます。ダメおやじです。 今年も後2ヶ月となりました。クリスマスなど年末に向けて、各地で楽しいイベントが待っています。 相場はどうか、調整で今までの流れと逆に動くのか、それとも細々となるのか、またはダイナミックに動くのか、難しいところです。 相場のアノマリーでは「節分天井(2〜3月)彼岸底(9〜10月)」「セルインメイ」「夏枯れ相場」「クリスマスラリー」がありますが、これらを見ると、11月から4月まで上昇ラリーが続き、5月に売り抜けて、真夏に調整で夏枯れして、9月〜10月末に底を付ける感じです。 さて、今年もそのようになるのかどうか、昔は株式や原油・ゴールド市場しかなくアノマリー的に動いたのかもしれませんが、現代は為替から始まり仮想通貨も大盛況で、投資対象品が不特定多数になり、毎日どこかの投資品が大きく動くようになっています。 為替で見ると、ドル円は1月の動きでその年の動きが決まると言われています。週足では114.5円〜115.5円がレジスタンスになっており、上抜いて上昇を強めるのかどうか、11月からの動きが重要と思われます。また、ユーロドルは年末に向けて買われる傾向があります。10月の月足は十字で終わっており、相場の転換または相場の加速を暗示しています。ユーロドルの動きもポイントとなります。 基軸通貨のドルを中心に、ドルが買われる売られるで為替相場が決まってくると言っても過言ではありません。ドル円とユーロドルの動きを眺めながら、年末に向けてトレードになりそうです。 さて、棋士藤井聡太王位(19才)が連勝しています。対戦後に「序盤で形勢を損ねることが多かった」と振り返り「課題を見つめ直し、前に進みたい」と語ったそうです。また「(序盤の形勢を確実にする)課題が見つかることによって成長できるので、勉強になる」と述べています。「課題を見つけて成長していく」素晴らしいですね。勝利すると賞金も凄い、贈られる賞品も凄いです。 何事も序盤が大事です、デートも最初の顔合わせ、1日の過ごし方も同じ、小説の書き出しも・・・トレードも同じで、最初にチャート分析してどのようにトレードするかを描くこと、大事ですね。 今週の予想については週間予想に書きましたので、ご覧下さい。 年末に向けて、体調を整えて頑張りましょう。
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