今回も私のメイン通貨であり、最近また上がってきて、しかも今週超注目材料もある豪ドル/NZドルについて語りたいと思います。 この通貨ペアは豪とNZという地理的にも経済状態的にもかなり近い2か国の通貨を使ったペアで、かなりレンジになりやすく、またその値動きも豪とNZの金融政策の違いに分かりやすく反応するという通貨ペアで、自動売買などで特に人気が高い通貨です。 その金融政策について、2021年段階では豪は弱気、NZは既に利上げ開始して今後も利上げ継続目線と、明確に差が付いたことで一時1.03割れをしたものの、2021年末から2022年始にかけて何故か上昇してきて、先週はついに1.07まで上げてきました。 今の金利差からすると、感覚的には1.07というのは正直信じられないくらい高いのですが(大体1.03-1.04くらいがリーズナブルな水準かなというイメージでした)、1.06くらいまでは特に理由もなく上がり、そこから先は強い豪雇用統計や予想より高い豪消費者物価指数に反応してのもので、これについては「RBAは2021年に言っていたより強気化しそう」という予想に基づく上昇であると言えそうです。 そんな中で今週は火曜日にRBA、水曜日にロウ総裁発言、金曜日にRBA四半期金融報告と、2022年初のRBA3点セットが来る週で、この3つは超重要と言えます。 まずRBAについては、政策金利の上下はまずないでしょうが、重要なのは40億豪ドルの国債買入の量的緩和策がどうなるかで、2月に終了するのか、もしくはペースダウンして5月に終了なのか(少し前はこれが一番メインの予想)、あるいはもっと先延ばすのかというのと、あとは当然声明文が重要となります。 また、仮にRBA本体が12月とそこまで変わらないものであったとしても、この中銀は「会合の声明文がコピペだったのに、その後の総裁発言や四半期金融政策報告でびっくりさせてくる」ということが割とあるので、そこにも注目が必要です。 ちなみに結果の予想については、今は相場ではRBAは2022年内に利上げを始めて、年末までに0.75〜1%くらいまで利上げする予想が多いようですが、エコノミスト予想だと今でも2022年内利上げ予想はマイノリティで、2023年4月が多いという記事もありました。 私自身はRBAの結果がどうなるかは全く読めませんが、ただ豪ドル/NZドルとしては、 ・タカ派的:正直どっちに動くか分からない(かなりタカ派的な動きを先取りした値動きをしているので) ・ハト派的:下がる と予想し、今時点でも売り目線を継続しています。
コロナショック直後から継続してきた株高相場の変調が続いています。 FRBによる利上げ観測を背景にした金利先高観の広がりで、昨日は東京株式市場でも日経平均株価は大幅に値下がりし、下げ幅は一時900円以上に達し、前日の終値より841円3銭安。終値は26170円と、実に1年2か月ぶりの安値となりました。 昨夜もダウは続落でしたが、今日の日経平均株価は昨日の反動もあってか大幅反発で始まっています。 一昨日は、26日まで開催された、FOMCの後の記者会見で、FRBのパウエル議長が3月利上げについて示唆したことに加えて、FRBの保有資産の圧縮について言明したことで、市場の金利先高観はますます強まりました。これによりダウが一時400ドル以上値下がりするなど、終わりの見えないリスクオフ局面が続いています。 これを受けて為替市場では、引き締めによるドルの先高観のドル高と、株安を受けてのリスク回避による円高の綱引きの様相を呈しています。とはいえ、直近では金利先高観のドル高が優位に。 昨日の東京外国為替市場では、ドル円は比較的堅調な推移となり、114円台後半まで上昇。昨夜は115円をクリアして東京時間は115円台40銭付近まで上昇してきました。 パウエル議長は、政策金利の利上げ余地は大きいとの認識を示しており、インフレ指標の世界的な高まりを背景に、短期間でのさらなる金融引き締め、一部で指摘される年5回の利上げの可能性に対する懸念も広がっています。 もっとも、こうした動きで株式相場が急落すれば、リスクオフが強まるのもまた市場であり、実際、昨日の場中にはドル円が114円40銭台まで下落する局面もありました。 ドルはさらなる高値を目指しての動きとなるとは思いますが、FRBの利上げペースやスタンスへの警戒感は収まりそうもなく、市場の先行きは不透明感が漂っています。 今日も、このまま上値が順調に伸びる展開となるよりは、多少上値が伸びたとしても、依然として不安定な動きが継続する可能性が高いものと考えられます。 15:30 仏12月消費支出 15:30 仏10-12月期GDP 16:45 仏12月卸売物価指数 17:00 スイス1月KOF景気先行指数 17:30 香港10-12月期GDP 18:00 独10-12月期GDP 19:00 ユーロ圏1月経済信頼感 19:00 ユーロ圏1月消費者信頼感 22:30 米10-12月期 四半期雇用コスト指数 22:30 米12月個人所得 22:30 米12月個人消費支出 24:00 米1月ミシガン大学消費者態度指数
おはようございます。ダメおやじです。 早朝のFOMCではテーパリングは予定通り3月上旬に終了し、利上げは3月会合で行うのが適切と発表されました。 相当に注目されていたFOMCだったので、市場参加者もポジションを縮小しており、相場は大きく上下に揺れて金利高からドル買いとなり、ドル円は114.69まで上昇、ユーロドルはウクライナ情勢もあり1.12355まで沈みました。 本日は、ドル円は買い、ドルストとクロス円は売りを示唆しています。また、相場の癖である月末月初の欧州通貨買いまたは売りにご用心です。 <本日の経済指標など>米GDP22:30 <本日の相場の波動>高下して後場変化すること多し ・ドル円:上値114.9、下値113.9。買い114.47・114.2。 ・ポンド円:上値155、下値153.2。売り154.52。 ・ポンドドル:上値1.354、下値1.343・1.333。売り1.3475・1.3492。 ・ユーロドル:上値1.131、下値1.1223・1.119。売り1.125・1.1263。 ・ユーロ円:上値129.3、下値128.2。売り128.96・129.05。
昨日のドル円は一時114円台に到達するも、NYタイムにかけてやや売り戻されて113円台後半で引けました。ドル円やクロス円が軟調になっている要因の一つである米株価について、NYダウは下ヒゲの長い陽線を示現しているものの、NASDAQは買い戻しが及ばず陰線をつけています。 株価が戻すかどうかはFRBの動きに大きく左右されると思われ、昨日から始まっているFOMCの結果に注目が集まります。本日はFOMC待ちとなってあまり値動きはないかも知れませんが、夜から明日の朝にかけては大きく動くことが予想されるため、無用なポジションを持ったり放置するのは避けたいところです。 今回のFOMCでの注目点は、年内に3回の利上げが行われるであろうという点について、3月からの開始を確認することと、FRBのバランスシートの縮小(QT)の開始時期がいつになるのか手掛かりを探る点が挙げられます。すでに米株価が下落しているのは、QTに関係した動きもあると思われますが、もし市場が予想しているよりQT開始時期が遅くなれば、直近では株価の買い戻しと為替の買い戻しも考えられます。 ただし、いずれQTが行われるのは間違いないでしょうから、もし株価の買い戻しや為替の買い戻しが発生したとしても、絶好の戻り売りチャンスとなると考えて売り狙いを継続したいと思います。 これまでの異常な緩和策の出口に差し掛かろうとしており、利上げする通貨を買うという以前の常識が通用しない状況にあると思います。各通貨ペアが安い水準になって買いたくなる気持ちを抑え、さらなる下落を想定して淡々と売りを狙っておきたいと思います。
【HOT CURRENCY ドル円 113.80〜114.60】 24日の米国株は乱高下、NYダウ99ドル高(+0.29%)、ナスダック86ポイント高(+0.63%)でした。為替市場はドル高。 6日続落していたNYダウは、1,100ドル超の暴落からプラス圏へ切り返し、99ドル高で引けました。 FOMC警戒とウクライナ情勢により下落が続いていた米株式市場が、ようやく下げ止まり、反発しています。 為替市場では、リスク回避の円高+ドル高が進行。米国株が引け際に切り返すと、円安方向へ戻しました。 今晩から注目のFOMCがスタートします。26日夜中4時に結果発表、4時半〜パウエル議長が会見を行う予定です。 投資戦略は中期でドル円押し目買いとします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
オミクロン株の市中感染が顕著に表れていますね。私が住む地域でもまん延防止法が適用されるなど、なんとかして感染を食い止めたいという政府や地方自治体の施策なども見て取れますが、強い感染力を前にその施策はなかなか通じないというのがこのオミクロン株なのでしょう。日に日に増加する新規感染者数にその数値自体に麻痺をしてしまう感覚です。 【本日の指標】 本日は米国においていくつかの景況指数が発表される予定です。サプライズとなるような数値が無い限りは相場を動かすことはないものと考えております。 【本日の戦略】 急落したドル円もいったんは踊り場か、113円後半で一週間がスタートしました。ここから上下どちらに行っても後付けで説明できそうなここ最近の値動きですが、ドル円売り戦略と週の戦略では述べました。 まずはFOMCをにらみつつの相場の流れになるのでしょうが、その雰囲気を一変させるであろうニュースがネガティブサプライズ。顕在化しているのは二点で、ウクライナ情勢と中国の不動産会社グループ危機。前者はロシアがウクライナとの国境付近に部隊を展開していることが発端ですが、先日21日に行われた米ロ外相会談によっても緊張緩和への具体的合意はなかったようで、このまま衝突は秒読み段階であるとの各種報道が見てとれます。 月曜日朝には米国大使館による一部職員とその家族を対象として国外退避を許可する要請が国務省から発信されるなど、目の前にある危機は悪化の一途を辿っています。現実的に衝突となれば、電撃的に事態は進むのでしょうが、その後のウクライナを併合するであろう動きや、ロシアと他の国の対立などは目に見えており、相場にとっては格好の材料となり得ます。 一方の後者の方は既にニュースとなってから長く、毎度危機を煽られるもののなんとか経営破綻は免れているとの印象を受けます。来週週末には冬期オリンピックも開始されることから、その期間中はそのニュースを封じ込めるものと推察されますが、オリンピック前後にどうなるかが気になる点。オリンピック前に一気呵成に物事が進むとは考えにくく、邪推してしまうのはオリンピック後ですが、危機を繰り返し相場としてはインパクトを吸収してしまったようにも見受けられます。いずれにせよ急落などのショックには備える準備はしたいところです。
昨日は、NYダウが前日比-313.26ドルで引けたこと等を受けリスク回避的な流れとなりドル円は一時114円台を割り込み113.96円まで下落、ユーロドルも1.1303ドルまで下落しました。 クロス円も軟調でユーロ円は129.03円、ポンド円は155.13円、豪ドル円は82.42円の安値を付けました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 08:30:日・12月全国消費者物価指数 16:00:英・12月小売売上高 22:30:加・11月小売売上高 24:00:米・12月景気先行指標総合指数 24:00:欧州・1月消費者信頼感 昨日のドル円は東京・欧州時間は114円台前半〜中盤で推移、NY時間は一時114円を割り込む動きとなるも午後は114.20円付近まで反発しました。今日は再び114円を割り込む動きとなっていますが、ここからまだ軟調な動きとなると113円台中盤への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると114円台前半へ反発できるか見たいです。 昨日のユーロドルは東京・欧州時間は1.13ドル台中盤で推移もNY時間は午後1.13ドル手前まで下落する弱い動きとなりました。今日も軟調な動きとなると1.12ドル台後半〜1.1250ドル付近への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると1.13ドル台中盤へ上昇できるか見たいです。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、前日に続いて円が力関係上強い位置を維持し、上値が重い状態が続きましたね。また株も上値が重い状態ですし、今年に入って昨年までの円売りに対する反動のような動きもみられるので、 今日もまずは円高方向への意識をもって相場に臨みたいところ。 ただ各通貨の力関係を見ると後述するように豪ドルが強い状態であったり、ユーロやポンドが弱かったりと力関係を見ておくと攻める余地がかなりあるので、今日も各通貨の力関係、短期トレンドを軸に相場を見ていくと良いでしょう。 このような中で今日は独生産者物価指数、トルコ中銀政策金利発表、ECB議事録、米フィラデルフィア連銀景況指数、新規失業保険申請件数、中古住宅販売件数のほか、米企業決算も予定されていますので、夕方の欧州勢参入後からNY市場にかけての動きに注目。 またそろそろ週末ということを考えると無駄なポジションは極力減らしておくとともに、取引する際には注文を分散させて1注文あたりの数量を減らし弾幕を張るような取引方法を採用するなど、事前に自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで取引したいですね。 ではまず火曜から水曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、水曜はAUDが0.20%、NZDが0.05%、CHFが-0.03%、EURが-0.07%、GBPが-0.09%、CADが-0.22%、USDが-0.23%となっていて、力関係は【AUD>NZD>JPY>CHF>EUR>GBP>CAD>USD】という形に。 火曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【CAD>USD>JPY>AUD>CHF>NZD>GBP>EUR】でしたから、北米通貨が強い位置から弱い位置に変化したこと、円が強い位置を維持していること、オセアニアが位置を上げたことなどが見てとれます。 続いて9時半時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日から今朝の動きを受けて豪ドル円のみ上向きであとはフラットから下向きとなっており、通貨ペアによってリスクが低い方向が違います。(豪雇用統計でさらに豪ドルは上に強くなっている) そのため今後は円を軸とした動きを見ておくと取引機会を見つけやすく、ここから円買いの動きが出れば各通貨の短期トレンドは悪化してショートのチャンスに。この場合は力関係上弱いものを売って円を買う形が低リスク。逆に再び円が弱い位置に変化した場合には短期トレンドが改善して、豪ドル円はロングのチャンスになりますし、その他も上向きのものが出てきてロングのチャンスに変化します。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスクですね。 個人的には昨年から1年以上取引してきて利益を出し続けている豪ドル/米ドルロングを継続。今週はやや下落した後戻してきて新規→決済とバランスよく約定しているので、ポジション量はほぼ変わらないのに利益が増えてこの利益で証拠金が増えて安全性が増すという良い流れ。 戦略としてはこれまで通り0.74〜0.72、0.72〜0.70のように0.02幅でゾーンを決めていて、下は0.60までカバーできるように資金管理済み。基本この0.02刻みゾーンを基準にして、上げた場合下げた場合のシミュレーションをしておき、取引方法は弾幕を張るように、1回あたりの注文量は少な目に、その分注文箇所は多く配置。 ゾーン的には0.70を割ると安全性が高く稼ぎやすいのでそのゾーンでは注文量を増やせるよう、資金管理とピラミッディングを行っています。また決済はこれまで同様15pipsで高回転を継続です。 それでは、今日も一日頑張りましょう!
みなさんこんにちは、斉藤学です。 【前日の結果】 ・ダウ平均 35354.63(-558.17 -1.55%) ・日経平均 28030.00(-270.00 -0.95%) ・金・ゴールド 1812.40(-4.10 -0.23%) ・原油・WTI 85.43(+1.61 +1.92%) 【経済指標】 ★★★ 22:30 (米) 1月ニューヨーク連銀製造業景気指数 前回:31.9 予想:25.5 結果:-0.7 【本日の戦略】 <ドル高でクロス円が弱い> ドル円は買いが進み、一時115.06円と115円台を回復する場面もありました。年内に3〜4回の利上げが行われると見られていて、ドルに買いの入りやすい流れが続いています。早ければ、3月にも1回目の利上げが行われることになるでしょう。 しかし、日本株に続き欧米株とも売られたことで円高圧力がかかり、いったん114円台後半へ下落。米10年債利回りが1.866%へ上昇しているので下値は限定的ですが、円買いも強いため株安がおさまるまで上値は重いと予想します。 クロス円は全体的に下落、ドル高や円高に押されました。ユーロやポンドなど、欧州通貨への売りが続くと思われます。 <資源国通貨への買いに期待> ただ、原油高でオセアニア通貨は下げ渋り、カナダドルが逆行高。 年内の原油市場について、OPECの月報では旺盛な需要により十分に支えられる状況が続くとの見通しが示されていたことで、原油への買いが継続。+1.92%高となって一時85.93ドルまで上値を伸ばしており、資源国通貨への買いをサポートするでしょう。 【経済指標】 ★★★ 22:30 (米) 12月住宅着工件数(前月比) 前回:11.8% 予想:-1.7% ★★★ 22:30 (米) 12月建設許可件数(前月比) 前回:3.6%(3.9%) 予想:-0.8% 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 114.00〜115.20 ↑ ・ユーロ円 129.00〜130.50 ↓ ・ポンド円 155.00〜156.50 ↓ ・豪ドル円 81.60〜83.00 → ・ユーロドル 1.1250〜1.1360 ↓ ・ポンドドル 1.3520〜1.3650 ↓ ・ドルスイス 0.9120〜0.9250 ↑ 【通貨の強さ】 ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ 【注目通貨】 ・ドル(米利回りの大幅上昇)
今回は私のメイン通貨である豪ドル/NZドルの今年の見通しを書いていきたいと思います。この通貨ペアは豪とNZの金融政策の違いに反応しやすいもので、その金融政策については、豪は少しずつ強気化しているもののまだ金融緩和が続いている&利上げも先と言っている、NZはゴリゴリに強気化して既に利上げも始まっており、政策金利の差も0.65%とかなり広がっています。 このような通貨ペアの特徴と今の金融政策の差を考えると、これまでの推移も考えると、豪ドル/NZドルでみた場合には大体1.03-1.04あたりにいそうなものですが、最近は1.06前後でかなり小さく値動きを繰り返しており、「思ったより高い状態が続いている」という状況になっています。 この理由の1つには原油価格が上がっている中で資源国通貨の豪ドルの方が買われやすいとか、あるいは2021年末に上昇傾向にあったのはIMMポジションで見ても売られすぎ水準にあった豪ドルが買い戻されているといった要因があったと想像していますが、1月になってもこの辺りで小さく値動きしているのはいささか不思議なので色々と調べてみたところ、今は2年国債金利で、豪がかなり上昇している一方、NZは横ばいくらいで推移していました。 そして色々な英語のレポートとかを見ていると、年末以降に特に材料が出たわけでもない中で、「豪は今弱気だけど、おそらく2022年内に利上げするだろう」「NZは今は強気だけど、オミクロン等もあって不透明な中で言っていた程利上げを行わないとなると失望売りになるかも」というようなものが散見されるようになっており、全体的に「豪は今の予想よりは強気化しそう、NZは今の予想よりは弱気化しそう」みたいな予想が多い印象でした。 これについては、この見通し自体は私もそうだろうなと思う一方で、ただ「じゃあ1.06という、NZの方がほんのわずかに強気な状態での上限か、もしくは豪とNZがほぼ同じレベルの状態の下限くらいが正当化される程か」と考えた時に、「やっぱりさすがに高すぎでは」という気はするので、基本的には売り目線で考えています。 この辺りについては、豪やNZについてそもそも年末以降しばらく何もネタがないことも絡んできて、今週は木曜に豪雇用統計というそれなりの重要材料が、そして来月にはRBAもRBNZも2022年初の会合がいよいよ出てくるので、その辺りに向けてまた動いてくるのではないかと予想しています。
このところ、市場はFRBの利上げペースを巡る思惑を中心にして回っている状況です。 新型コロナウイルスの感染拡大により、先週は東京都の1日の感染者数が4000人を超えて来るなど、明らかに夏を上回る感染拡大へと向かっていますが、内外ともに市場は冷静で、いまのところほとんど市場の材料にはなっていません。 FRBを巡っては、今月の25日と26日にFOMCの開催が予定されています。 今の地合いでは、FOMCを通過するまで、なかなか値動きに動意は出てきにくいかもしれません。 ドル円は、年明けに一時116円台を付けた後、目先はやや下げてこう着状態となっています。先週金曜日は114円台前半となっています。 他方で今週は、日銀の日銀金融政策決定会合も、17日及び18日に開催されることが予定されています。輸入物価主導の物価上昇傾向が我が国でも見え始めている局面であり、今回は普段よりも遥かに注目度が高まっています。 先週、日銀は物価上昇の持続性についてより詳細な分析を行う方向で検討していると報じられました。 海外における原材料価格の高騰により、一時的な要因が主導して、物価の上昇率が日銀の目標である2%に接近する可能性が報じられています。こうしたなかで、日銀の政策変更可能性を指摘する声に対して、早期に牽制して日銀の立場を示すものとされています。 このところ物価もまた、市場の重要な関心事項になっています。先週発表された米12月の消費者物価指数は、市場の事前予測の範囲とはいえ、39年ぶりの伸び率を記録しました。 こうした物価上昇への警戒の高まりの中で、引き締めに関するFRB当局者の発言もあり、株式市場がハイテク株中心に崩れる場面も生じています。 とはいえ、今日の日経平均株価も大きく上昇して始まるなど、リスクオフが継続的に進んでいくかは微妙です。 クロスユーロも目先で注目されます。ラガルドECB総裁は、同じく域内の物価上昇に対する懸念を示すなど、今まで米欧で温度差が目立っていた中央銀行の姿勢にも変化が出てきました。 ユーロ圏の金利先高観が強まれば、ドルや円を含む主要通貨に対して、ユーロ高傾向が強まる可能性もあります。 11:00 中国10-12月期四半期GDP 11:00 中国12月小売売上高 11:00 中国12月鉱工業生産 13:30 11月第三次産業活動指数 22:30 カナダ11月製造業出荷 22:30 カナダ11月対カナダ証券投資額
おはようございます。ダメおやじです。 昨日もドル安相場の継続でしたがNYでは少し調整が始まりました。 一昨日の米消費者物価指数CPIは予想以上で、インフレから金利高が懸念され、高金利を毛嫌いしてドルが売られ、低金利のユーロが買われる動きでした。企業も個人も安い金利で借りた方がいいですね。 昨夜は米生産者物価指数は予想を若干下回り、同時に発表された失業保険申請件数は予想より悪化となりましたが、米FRB高官はインフレ抑制への利上げに積極的な発言でした。 ドル安相場継続でドル円は114.7から113.99へ下落、ユーロドルは1.1435から1.1481へ上昇、ポンドドルも1.3696から1.3748へ上昇でしたが、ドル円の戻りは鈍いですが、ドルストは少し下落し始めました。 本日はゴトー日が週休で、相場の癖から日柄転換も始まるかもです。また、米国3連休前の調整になるかもです。 <本日の経済指標など>英貿易収支16:00・米小売り売上高22:30・米ミシガン大学消費者信頼感指数24:00 <本日の相場の波動>前日来の仕成りに変化をみせることもあり ・ドル円:上値115、下値113.8。売り114.38・114.65・114.97。 ・ポンド円:上値157.3、下値156・155.6。売り156.64・157.15。 ・ポンドドル:上値1.3755、下値1.3675・1.365。売り1.373・1.374。 ・ユーロドル:上値1.1488、下値1.142。売り1.1463。 ・ユーロ円:上値131.4、下値130.2。売り130.91・131.19・131.26。 上記のレートは、トレード手法「XP5.10とんがりハンター&まるがりハンター」を利用して提示していますが、業者間のレートやスプレッドが違います。また、相場が急変した時はレート通りにはならないのでご注意ください。特にストップは4時間足・日足など、また資金管理に応じて、各自で設定をお願いします。XP5.10とは、移動平均線5と10がクロスしたところが指値のポイントです。とんがりハンターとはボリンジャバンド5σ2のとんがったところで、ここも指値のポイントとなります。
昨日は為替も株も債券も値動きが少ない1日となりました。NYタイムに発表のあった米12月CPIの結果は、前月比+0.6%と予想より0.1ポイント強い結果となりましたが、発表直後のドル関連の通貨はそれほど動く気配がありませんでした。 その後、NYタイムが進むに連れてドル円は114円中盤まで下落して一旦下げ止まっています。株安が進んだわけでもなく、米債利回りが下落したわけでもないのになぜここまでドル円が下落するのか?という気持ちがありました。この動きについては、米債利回りが上昇するということは債券が売られるということになり、対円としては円買いになることでドル円は下落する、という考えもあるようです。 これについては普段の相関性が高いときの動きと異なるので、いまいち腑に落ちない気がしていますが、いずれ米債利回りに合わせてドル円は上昇するであろうと考え、今は押し目を待つ時期であると考えておきたいと思います。 本日はまだテクニカル的に下落するであろうドル円について、引き続き売り狙いで見ておきたいと思います。半値押しである114.50円程度までの下落を目処としておいたのですが、昨夜から今朝までに想定していた水準まで下落してきました。この後は状況次第で途転することも視野に入れておきたいところです。日足チャートとしてはまだ下落する可能性が十分あるため、引き続き売り目線でついていければと思います。
【HOT CURRENCY ドル円 114.50〜115.50】 11日の米国株は上昇、NYダウ183ドル高(+0.51%)、ナスダック210ポイント高(+1.41%)でした。為替市場はドル安。 パウエルFRB議長は、高インフレ抑制やバランスシートを早期縮小する姿勢を見せているものの、明言は避けた格好になりました。 パウエル議長の発言を受けて、米金利低下+株高+ドル安へ動きました。ドル円は115円前半、ユーロドルは1.13後半で推移しています。 ユーロドルは1.14を超えるとストップロスがつきそうです。 今晩は米12月消費者物価指数CPIが発表されます。1/25-26FOMCへ向け、ドル相場がどう反応するか注目です。 投資戦略はポンドドル押し目買いとします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
【本日の指標】 本日の指標は特に相場を動かすようなものはなく、指標によって動かされる一日ではないでしょう。 【本日の戦略】 ここ最近の円安ドル高の流れからはいっぺんしてドル円の下落が続いています。昨晩のNY時間終わり、すなわち日本時間早朝においては115円前半と、この3日間で1円近く下がったこととなります。 週の戦略でも述べましたが、昨年10月頃からレンジ相場であることをチャート概形から仮定した場合、115円の天井を突破した今、再びこの水準に戻った後が今後の相場の行方を占うこととなりそうです。米国の長期金利動向が相場参加者の注目を集めている場面ですが、雇用統計が終わった今、次なる大きなイベントは二週間後に開催されるFOMCか。それまでに各委員の言動・動向で相場が動くことになりそうです。 気の早いメディアでは今回の円安を見て、「日銀介入」のキーワードを使って読者の関心を仰いでいますが、今のようにじわじわと動く相場ではそう簡単にはそのような手段を取るとは思えず、まだまだ気が早いように思われます。 しばし様子見の相場とし、動向を見守ります。週の戦略のドル円買いはキープです。 足下の日本では英米などに引き続いてオミクロン株の市中感染が明らかになってきており、新規感染者も激増中。まん延防止法などの施策で再び経済活動と人の動きや流れを制限する施策をとりつつあり、なんとなくの先行き不安感がありますが、頭の片隅においやりつつ日々の相場と生活に取り組みたいと思います。
先週末7日に発表された米雇用統計は、12月非農業部門雇用者数が市場予想40.0万人に対し結果19.9万人と予想より弱い結果に、12月失業率が市場予想4.1%に対し結果3.9%と予想より強い結果でした。 米雇用統計発表後はドル売りが優勢となり、ドル円は115.52円まで下落しユーロドルは1.1365ドルまで反発、ポンドドルも1.1398ドルまで上昇しました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 09:30:豪・11月住宅建設許可件数 19:00:欧州・11月失業率 先週7日のドル円は東京・欧州時間は概ね115円台後半で推移、NY時間は軟調で115.50円台まで下落し115.54円で引けました。 今日堅調な動きとなると116円付近まで上昇できるか見たいです。 一方、軟調な動きとなると115円台前半〜115円付近への下落が考えられます。 先週7日のユーロドルは東京・欧州時間は1.12ドル台後半〜1.13ドル台前半で推移、NY時間は1.1364ドルまで上昇し1.1361ドルで引けました。 今日堅調な動きとなると1.13ドル台後半を上抜けできるかどうか見たいです。 一方、軟調な動きとなると1.13ドル台前半〜1.13ドル付近への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
年始の為替相場は、昨年後半の流れを引き継いで円が弱い状態で推移していますが、今回のデイリーコメントでは年始ということもあって中長期目線の円、ドル軸の状況と、今日発表が予定されている雇用統計について書きたいと思います。 まず中長期的な円、ドル軸の流れとしては新型コロナ発生から円買いが始まり、2020年3月にピークを迎えた後は円が弱い状態へと変化。その後は勢いの波はあるもののずっと弱い状態でほぼ2年が経過しています。 一方でドル軸を見ると同じ2020年3月ごろからドルが売られる流れに変化。ただドルは1年ほど経過した2021年春ごろから買われる流れに変化しています。そのためドル円で見ると2020年3月から約1年ほど下落、その後強めの上昇となっているわけですね。クロス円で見ると2020年の夏ごろから上昇が続いており、これは円軸だけ見ればわかりやすいです。 またさらに少し長い目線で見ると、ドル円クロス円ともに2017年に推移していた高値圏と現在の位置が近く、この高値圏をさらに一段抜けて行けるかは今年の注目ポイントとなりそうです。 そんな中で今日の米雇用統計を迎えるわけですが、雇用統計は単発の指標としてはかなりインパクトが強く、市場予想と結果に乖離があるとかなり大きく動く可能性があります。 目安としては対円変動率が0.5%以上の動きが出るかどうかといったところで、1%程度動けば十分攻めるに適した相場に。年始の雇用統計はこれが2%程度になることもあり、資金管理が万全であれば取引のチャンス。 雇用統計の結果のみで中長期目線のトレンドが簡単に変化するわけではないものの、ここから円安方向に攻める際には先ほどの中長期目線でいう2017年の高値圏に位置していることを考え、明確に抜けるような動きが出るまでは早めの決済で当日決済を心掛けるようにすると良いですね。 また今回の雇用統計で取引するしないにかかわらず、必ず短期的な動きと中長期的な動き両方を頭に入れておき、適切な資金管理、ポジション管理、今後の取引ができるよう、年始のうちに考えを整えておきたいところです。 個人的には2020年頭から取引してきて好成績が続いている豪ドル/米ドルロングを継続。今週は下落、上昇、下落と良い感じで上下動しており、ポジション量はやや増えているものの利益によって証拠金が増して安全性が高まるという良い流れとなっています。 この取引方法は計画的取引なので雇用統計でも変わらず維持。戦略としてはこれまで通り0.74〜0.72、0.72〜0.70のように0.02幅でゾーンを決めていて、下は0.60までカバーできるように資金管理済み。基本この0.02刻みゾーンを基準にして、上げた場合下げた場合のシミュレーションをしておき、取引方法は弾幕を張るように、1回あたりの注文量は少な目に、その分注文箇所は多く配置。 ゾーン的には0.70を割ると安全性が高く稼ぎやすいのでそのゾーンでは注文量を増やせるよう、資金管理とピラミッディングを行っています。また決済はこれまで同様15pipsで高回転を継続です。 それでは、今日も一日頑張りましょう!
みなさんこんにちは、斉藤学です。 【前日の結果】 ・ダウ平均 36407.11(-392.54 -1.07%) ・日経平均 29015.00(-255.00 -0.87%) ・金・ゴールド 1825.10(+10.50 +0.58%) ・原油・WTI 77.85(+0.86 +1.12%) 【経済指標】 ★★★ 23:45 (米) 12月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値) 前回:56.9 予想:- 結果:57.0 ★★★★★ 28:00 (米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨 【本日の戦略】 <早ければ3月に1回目の米利上げか> ドル円はやや乱高下、FOMC議事録を前にドル売りが入り、115.62円まで下押ししました。しかし、FOMC議事録で「速いペースでの早期利上げの可能性を示唆」「従来より速いバランスシート縮小を想定」とあったことで急速に買いが入り、再び116円台へ戻しています。議事録内容はタカ派で、早ければ3月に1回目の米利上げを行うとも取れる内容でした。米10年債利回りは1.703%へ続伸、年内に計4回の利上げを行う見通しも出ていますが、さすがにペースが速すぎると思われ、ひとまず年3回と見た方が無難です。 ドル高となったことで、クロス円はまちまちの動き。ユーロとポンドは下げ渋ったものの、豪ドルやカナダドルなどの資源国通貨とトルコリラなど新興国通貨が売りに押されました。しばらくはドル高が続き、他通貨は上昇しづらい地合いが続くでしょう。 とはいえ、急激な米利回りの上昇を受け株式市場が売りに押されているため円買いも入りやすく、本日のドル円は116円付近での値固めが続くと思われます。 【経済指標】 ★★★ 22:30 (米) 前週分新規失業保険申請件数 前回:19.8万件 予想:- ★★★★ 24:00 (米) 12月ISM非製造業景況指数(総合) 前回:69.1 予想:67.1 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 115.50〜116.60↑ ・ユーロ円 130.00〜132.00→ ・ポンド円 156.50〜158.50→ ・豪ドル円 83.00〜84.50 ↓ ・ユーロドル 1.1200〜1.1350↓ ・ポンドドル 1.3450〜1.3600↓ ・ドルスイス 0.9100〜0.9250↑ 【通貨の強さ】 ドル>>ポンド>ユーロ>豪ドル 【注目通貨】 ・ドル(早ければ3月に1回目の利上げ)
為替相場が開いてから今日で3日目ですが、昨日はドル円が年明け早々いきなり116円を突破するという大きな出来事もありました。115円台は、トランプ政権時代も、2021年も何度もはじき返されてきた水準で、「超えるのか落ちるのか半信半疑」くらいの気持ちで見ていましたが、ついにそこも超えてきたということで、ドル円は今時点ではやはり上目線でいるしかないかなと考えています。 また通貨ごとの動きを見ていても、ドルやユーロや円といった通貨が弱く、逆にポンド、メキシコペソ、オセアニア通貨等が強いというように、為替市場としてはリスクオンの展開となっています。 ただし他の市場を見てみると、 ・ダウや日経や原油は上げているがそこまで強い上げではない ・去年のけん引役であったナスダックは若干下落、S&P500もほぼ横ばい というように、そこまでリスクオンの空気感もなく、今時点では短期トレードとしてリスクオン方向のポジションを持つのは良いと思うものの、スイング以上の時間軸でどうすべきかは、まだ見えてこないなあという印象があります。 また個人的に注目している豪ドル/NZドルは1.06台での小動きが年末から続いており、これも方向感が出ずに動きが煮詰まってきたなという印象があります。 この通貨ペアは基本的には豪とNZの金融政策の違いで動くもので、これまでも何度も書いてきたように、今時点ではNZの方が圧倒的に強気なことから、この1.06台の動きは「謎に強いけど、とりあえず売っておけば数か月以内には報われるだろう」と考えており、引き続き売り目線を継続しています。 2022年は各国のテーパリングからの利上げがいよいよ本格化してきて、また2020年、2021年とゴリゴリの金融緩和を背景に株式市場もかなりの強気相場が続いていたことから、さすがにそろそろ相場も息切れしてきて、何度か「プチショック」のようなことが起こるのではないかと思っていますが、そこで振り落とされないようなリスク管理を意識してトレードをしていくと良いかなと思います。(逆に「高いから売る」というようなことはおすすめしがたく、ロットと資金の管理で「振り落とされないようにする」という方針が良いかと思います)
東京市場では昨日で正月が終わり、今日から株式市場もスタートしました。 一昨年に引き続き、新型コロナウイルスが市場の関心事項として常に材料になり続けていた昨年でしたが、欧米を中心に経済の正常化が進んでおり、今年のマーケットは去年までとはやや様相が変わってきそうです。 昨日の国内の新型コロナウイルスの感染者数は、沖縄と東京で100人を超えるなど、オミクロン株の感染拡大もあって、再び感染者数の増加を示していますが、市場の受け止め方は冷静です。 今のところ、内外ともに市場のリスクオフが強まる展開ではありません。昨夜のダウも最高値を更新しています。とはいえ、アメリカでも、直近で、最多レベルの感染者が確認されており警戒は続きます。 為替市場では、FRBの今年の複数回の利上げを見込んでドルが堅調に推移しています。ドル円でも底堅い展開が昨年末から継続しています。 ドル円は昨日概ね115円30銭付近の推移となり、節目となる115円台半ばが見えて来る水準になりました。 11月に記録した、115円52銭が当面の上値の目標であって、日米の中央銀行のスタンス差が意識されている今の地合いでは、引き続きトレンドが上方向にあるのは明らかです。 一方で、昨日の為替市場では、ユーロ・ドルがもみ合いとなりました、昨日はロンドン市場が休場だったこともあり、本格的な売買は手控えされた格好です。 ユーロ円もユーロ・ドルと同じく売りは一服し、130円80銭付近での小動きになりました。総じて、本格的な動意が出て来るような状況ではなかったと言えるでしょう。 今日からは、東京市場に加えて、中国大陸の株式市場の取引も再開されるなど、いよいよ新年相場が本格的にスタートです。金曜には、雇用統計が予定されているなど、週後半に向けては、動意を伴った本格的な動きが生じて来る可能性が高いでしょう。 ホリデーシーズンも終わりです。今日は欧州時間に複数の経済指標が予定されていることから、内容次第ではクロスユーロを中心に動く可能性もあります。 10:45 中国12月 Caixin製造業PMI 16:00 独11月小売売上高 16:30 スイス12月消費者物価指数 16:45 仏12月消費者物価指数 17:55 独12月雇用統計 18:30 英11月消費者信用残高18:30 英11月マネーサプライM4 18:30 英12月製造業購PMI 22:30 カナダ11月鉱工業製品価格 22:30 カナダ11月原料価格指数 24:00 米12月ISM製造業景況指数
新年あけましておめでとうございます。ダメおやじです。 昨年を振り返ると、ドル円は5年間下落した相場を8割以上戻す強い上昇相場でした。変動率は約12円、過去20年間平均では約14円、今年も10円以上の動きとなるでしょう。 コロナの変異種デルタ株やオミクロン株の発生、中国不動産大手恒大集団の崩壊などのショックもありましたが、ワクチンの普及、中国懸念もどこかに消え去り、ショックが起こる度に株価上昇という不思議な現象でした。 2008年リーマンショック後に各国中央銀行の未曾有の金融緩和で、市場にはお金が出回り、ドルが買われて米国へ流れ、世界トップ企業は米国企業ばかりとなりました。以前は日本企業が世界トップでしたが^^; また有り余るお金は、2010年仮想通貨など新たな金融商品を生み出し、賑わうようになりました。新物好きの方には良かったですね。 昨年後半から金融緩和の脱却でテーパリングと利上げが出され、最高値更新状態の米株も伸び悩み、また、利上げではインフレが伴い、原油高にもなっています。 さて、日本では2019年に老後2000万円問題が噴出し、投資に関わる人が多くなりました。 リーマンショック以降から投資している方は大きく資産を増やしましたが、最近から始めた方は増やせず、「株つらい」「FXつらい」など有るのでは無いでしょうか。 最初は上手くいかないものですが、諦めずに少しずつ勉強して経験を積めば、何かしら光が見えてきます。 まずは、到達目標2000万円(問題)よりも、行動するプロセスを目標にして下さい。 例えば、損を無くすためには、損切りの徹底。何故、それが出来なかったのか、出来るようにするための行動目標を立ててみましょう。 そして、どういう根拠でエントリーして、どこで分割利確するのか、どこで損切るのか、この一連の行動が出来れば、後は機械的に自動売買のように仕組んでいくだけです。 行動目標が出来るようになるまで約1ヶ月、行動が習慣になるまで約2ヶ月、行動したことを自分の体験として身につけて思考が変わるようになるまで約半年かかるそうです。 今年一年、相場という「大きな山」を楽しく登って(買い)、明るく下山(売り)して行きましょう(下山ばかりの山もあるかも知れませんが)。今年も何卒宜しくお願い申し上げます。
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