兵ブロガーバックナンバー(2022年04月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2022年04月

2022/04/29

斉藤学さん

ドル円中心に円安継続と予想

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【前日の結果】
・ダウ平均   33916.39(+614.46 +1.85%)
・日経平均   27235(+365 +1.34%)
・金・ゴールド 1891.30(+2.60 +0.14%)
・原油・WTI   105.36(+3.34 +3.27%)

【経済指標】
★★★
21:30 (米) 前週分新規失業保険申請件数 前回:18.4万件 予想:18.0万件 結果:18.0万件
★★★★
21:30 (米) 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率) 前回:6.9% 予想:1.0% 結果:-1.4%


【本日の戦略】

<ドル円は一時131円台乗せ>

昨日のドル円は買いが続き、日銀決定会合で大規模な金融緩和策の維持が決定されたことで一気に130円台を突破。黒田日銀総裁が「粘り強く金融緩和を続ける」と述べたことで、まとまった買いが入りました。NY時間も勢いが続き、一時131.25円まで上値を伸ばしています。

米1-3月GDP速報値が-1.4%と予想外のマイナスとなってしまったことで売りの出る場面もありましたが、日銀が直近の円安に対し懸念を示さなかったことの方が材料として強く、下値は限定的でした。欧米株高で地合いも良いので、引き続き円安の地合いが継続と予想。本日の東京市場は昭和の日で休場、薄商いで売りは出づらく、再び円安が進むと見ています。

<クロス円も連れ高と予想>

また、クロス円も全面高で、+1%超の上昇となりました。ユーロドルが1.0472と5年ぶりの安値水準となるなど、ドルストレードの下落で勢いの鈍る場面もありますが、基本的には円売り優勢で上昇継続と予想しています。


【経済指標】
★★★★
23:00 (米) 4月ミシガン大学消費者態度指数・確報値 前回:65.7 予想:65.7
(休場)東京市場 昭和の日

【本日の予想レンジ】
・ドル円	130.00〜132.00	↑
・ユーロ円	136.50〜139.00	↑
・ポンド円	162.40〜164.00	↑
・豪ドル円	93.50〜92.30	↑
・ユーロドル	1.0400〜1.0550	↓
・ポンドドル	1.2350〜1.2500	↓
・ドルスイス	0.9650〜0.9800	↑

【通貨の強さ】
ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ

【注目通貨】
・ドル(日銀緩和継続や米利回りの上昇)

2022/04/28

為替研究所さん

豪消費者物価指数を受けての豪ドル/NZドル短観

今週は豪消費者物価指数のある豪ドル/NZドルと、本日日銀政策金利・声明・黒田総裁会見等もあるクロス円全般に注目しておりましたが、まず豪ドル/NZドルについては、週明け謎に下落して1.082台まで落ちてから、ただその後はジワジワ戻し、豪消費者物価指数が前年比5.1%、トリム平均も3.7%の上昇となったことで1.09台まで戻しました。

この消費者物価指数を受けてやはり5月利上げの可能性が騒がれ始めましたが、ただ来月にはオーストラリアは総選挙を控えており、その中で本当に5月に利上げするのかについて市場は半信半疑という感じで、そこまでドカンとも上げない・・・・みたいな状態になっております。

そのため5月のRBAは久しぶりにかなり注目すべきものとなりますが、ただ5月に利上げを見送ったところで6月以降で調整するだけでしょうから、あまり大勢には影響はなく、豪がいよいよ実際の利上げモードに入ってくるのは間違いないと考えられます。

こういう豪利上げというのは本来であれば豪ドル/NZドルにとってさらなる上げ材料となるのですが、ただ今はNZだけが利上げモードで本来ならかなり低くなっていてもおかしくないにもかかわらず既に1.09台とかなりの高値圏に来ており、「セルザファクト」になるのか、やはりまだ上げ続けるのかいまいち読めないと思っています。

今の1.09台というのは、金融政策の差で言うと「豪とNZがほぼ同じくらいの温度感か、若干豪の方が強気くらい」という感じで、今だと豪が利上げモードに入ったところでNZは既に利上げ済で、今後についてもNZも利上げを続けると予想されていることから、決して「豪の方が強気」という状態ではなく、そういう状況でここまで上がっているのは正直不思議ではあります。

今後については、とりあえず豪が利上げするにしても、NZの方が金利が高い状況は続くと考えられ、今の水準は中長期で見ればさすがにまた落ちることもあるだろうと思い、スワップも売り方向で貰えていることから、当面気絶して下がるのを待とうと思っています。

なお本日は正午すぎくらいには日銀発表が控えており、これも非常に注目すべきものなので、お昼休みにはそこに注目しておいてください。

2022/04/27

為替太郎さん

円安に一服感が出てきた一方、ユーロ安が進む

昨日の直近の為替市場では、今まで進んできたドル円の急激な円安が踊り場に差し掛かる一方で、ユーロの軟調な動きが目立ちました。

昨日の17時時点ではユーロドルは、1.067付近、今日の昼には1.063付近までユーロ安が進行。ユーロは、2020年3月以来の安値を付けています。

昨日の日経平均株価は100円を超える上げ幅になり堅調だったものの、上海総合指数は引けにかけて下げ幅を拡大するなど、リスクオンが進むような地合いではなく、ユーロを押し上げる材料が不在の展開でした。

ユーロの軟調主導でユーロドルの弱含みが続くともに、昨夜のダウは中国での都市封鎖拡大を懸念して809ドル安の大幅下落、今日の日経平均株価も大幅安になるなど、市場全体でのリスクムードは盛り上がらない展開です。

円安には歯止めがかかっています。岸田総理が、急激な為替の変動は多くの関係者にとって好ましくないと発言するなど、ドル円の急激な円安がリスクとして認識されています。一方、目先では140円に迫りつつあったユーロ円が136円台割れの水準まで円高に進むなど、円に代わってユーロが売られる展開に転じた感すらあります。

これは、リスクオフの円買いが優勢となったことによる円高と見るべきでしょう。

こうしたなかで、ドル円は上値が重い展開になっています。昨日、日銀は連続指値オペ実施することを通知したことで、一時的にドル円が128円にのせる場面もありましたが、その反応は長続きせず、今日は127円台後半。ここから上を積極的に攻めるようなムードは希薄です。

ウクライナ戦争による過度のリスクオフは後退し、地政学リスクが正面から意識される展開は減少してきました。しかし依然として中国の厳しいコロナ対応によるサプライチェーンの乱れや資源価格の上昇による物価の上昇懸念は払しょくされておらず、世界経済の先行きの不透明要素になっています。

来週にはFOMCを控えています。それゆえ、株式、為替市場共にはっきりとしたトレンドが生じにくい地合いでもあり、今日も場合によっては様子見ムードが強まる可能性もありそうです。

15:00 独5月GFK消費者信頼感調査
15:45 仏4月消費者信頼感指数
20:00 メキシコ3月 貿易収支
20:00 米MBA住宅ローン申請指数
21:30 米3月卸売在庫
23:00 米3月住宅販売保留指数

2022/04/26

ダメおやじさん

リスクオフの円買い・ドル買い?! 本日から米企業決算ラッシュ!

おはようございます。ダメおやじです。

週明けは、オセアニア休場で早朝から中国コロナのロックダウンで株先物が売られ、恐怖指数が上昇、ドル円は東京仲値の128.86円まで買われましたが、一転して127.52円まで下落しました。

ドルストは早朝から戻し無く墜落、ユーロドルは1.0812から1.0696へ落ち込み、株安で資源や株価連動型の豪ドルは0.7242から0.7134、ポンドドルは1.2836から1.2696まで下落です。

クロス円はドルストの売りに追従して、ポンド円は165.3円から162.05円、豪ドル円も93.28円から91.11円まで大幅下落となりました。

NY市場では株価は下げ止まりましたが、月9(月曜日の9時頃という意味)は危ないですね。

セルインメイ(5月売りの相場格言)に向けてリスクオフの株安・原油安・円買い・ドル買いが始まったのでしょうか。

特に、来週の東京休場のゴールデンウィークには米FOMCがあり、0.5%利上げの議論を計画しており、リセッション(景気後退)懸念が強まっています。

本日から米主要企業(旧GAFMA)の決算も出てきます。リセッションになるのか、株価を眺めながら為替も動きそうです。

もし今週、このまま下落して、4時間足で直近安値(ポンド円なら3月30日)を更新すれば、来週は買い方の皆さんは、戻り売り態勢で臨んだ方が良いかもです。

<本日の経済指標など>米消費者信頼感指数23:00

<本日の相場の波動>不時の高下をみる日 押し目買い方針良し
 
・ドル円:上値128.8、下値127.3。売り128.787。買い127.8。
 
・ポンド円:上値164.3、下値162。売り163.25・163.9。買い162.5・162.25。
 
・ポンドドル:上値1.282、下値1.267。売り1.276・1.284。買い1.272。
 
・ユーロドル:上値1.0787、下値1.067。売り1.073。
 
・ユーロ円:上値138.3、下値136.4。売り137.4。買い136.85。
 
・豪ドル円:上値92.4・92.7、下値91。買い91.5・91.65。
 
・豪ドル:上値0.722、下値0.715。買い0.716。
 
上記の提示レートは、トレード手法「XP5.10とんがりハンター」を利用して提示していますが、業者間のレートやスプレッドが違います。また、相場が急変した時は提示レート通りにはならないのでご注意ください。特にストップは4時間足・日足など、また証拠金維持率など資金管理に応じて、各自で設定をお願いします。XP5.10とは、移動平均線5と10がクロス(X)したところが指値のポイント(P)です。とんがりハンターとはボリンジャバンド5σ2のとんがったところで(チャートの95%が収まる理論的高値や安値)、ここも指値のポイントとなります。

2022/04/25

しーさん

ユーロとドル

先週のユーロドルについて、21日(木)には一時1.0960付近まで買いが入って上昇しましたが、その日のうちに反落して上ヒゲ陰線となっていました。ECB副総裁の方が、7月に資産購入を終了して7月中に利上げも可能といったコメントをしたことで、ユーロの買い戻しが発生したようです。しかし結局行って来いとなってユーロドルは1.0800付近に落ち着いています。

この週末に、フランス大統領の決選投票がありました。ルペン氏が勝利すれば市場に大きな影響を与えかねないとしてリスクを警戒していましたが、マクロン氏が当選確実となり、ユーロドルは大きな窓を開けることなく今週のオープンを迎えています。

ユーロドルの今後の値動きについて、ECBによる資産購入の終了や利上げ時期など、緩和策の終了と引き締め路線への変更が確定的になったときに、本格的な買い戻しが発生するものと見て、もう少し様子を見ておきたいと思います。

本日はオセアニア市場が休場となっているため、NZDやAUDは除外しておきたいところですが、やはりドル円の動向に注目しておくべきでしょう。128円前後での押し目買いを狙っておきますが、調整による下落にも警戒が必要だと考え、ストップを浅めにしておくか、ストップを深めにするならポジション量を抑えておくことで、押し目後の上昇に備えておきたいと思います。

2022/04/22

ZEROさん

本邦当局に手詰まり感

【HOT CURRENCY ドル円 127.50〜129.00】

21日の米国株は下落、NYダウ368ドル安(-1.05%)、ナスダック278ポイント安(-2.07%)でした。為替市場はドル高。

ユーロ圏3月消費者物価指数・前年同月比は+7.4%(予想+7.5%、前回+7.5%)、コア前年同月比は+2.9%(予想+3.0%、前回+3.0%)と、予想・前回を下回りました。

パウエル議長やFRB当局者は、高インフレに対応するため、積極的な金融引き締めをアピール。5月6月FOMCでの0.5%利上げは織り込み済み。7月の0.5%利上げも織り込みに行っています。

円相場は「円安→高止まり→円安→高止まり」のスパイラルが長期的に継続しそうです。ドル円は125円前後までの調整はあり得るものの、長期的には135円へ向かうでしょう。

本邦当局の手詰まり感から、安心して円を売れる(大幅な円高無しという)環境です。

来週は日銀会合、GW連休、FOMCなどイベントが目白押しです。円売り+ドル買いが溜まっており、少し大きめの調整が入るかも知れません。

投資戦略はドル円・クロス円押し目買いとします。

それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2022/04/21

とあるエンジニアKさん

いよいよ130円の大台直前

4月も後半。ゴールデンウィークの足音が聞こえてくる季節となりました。コロナ禍ではありますが、徐々に緩くなる活動制限。観光地などは今後は更に混雑することになりそうですね。いずれにせよ季節の良さも相まって楽しみな時期です。

【本日の指標】
欧州では消費者物価指数が発表予定。日米で中止されているインフレ指数だけに当然欧州においてもその数値の行方が気になるところ。当然相場の反応も大きなものとなるでしょう。また、ワシントンではパウエルFRB議長による発言も予定されており、来月初旬に開催されるFRBでの利上げ数値についても言及するものと思われます。既に大幅な円安ドル高が進んでいる事から、噂で買って事実で売るの領域、すなわち下落ターンの可能性もありえるだけに注意が必要です。

【本日の戦略】
G20が閉幕しました。ロシアによるウクライナ侵攻を機に始まった資源高、米国利上げによる金融ブレーキ、コロナ禍による混乱からの脱却など、国際会議の場でなんらかの合意や共同声明が期待される場面でしたが、ロシアへの非難が相次ぎ、アメリカや英国などの西欧諸国とロシアおよびロシア締め出しに反対する中国で各国の対立姿勢がより鮮明化がより目立つ形となりました。今後もその流れは継続するものと容易に想像され、国際会議や国連などの価値が問われることとなるでしょう。

そのG20の裏で一段と進んでいたのが円安。次の円安の目安は130円であると週の戦略では述べておりましたが、本当に130円まで迫ろうかという勢いで更なる上昇を続けたドル円。昨日は東京市場での激しい上昇があったもののNY相場にて一服する形で128円台での取引を終えました。米国の金利低下がその理由とされていますが、あくまで一時的なもので円安自体の勢いは変わらず。ドル円買いはまだまだホールドとします。

2022/04/20

しましまさん

円売りの流れ更に進む、ドル円は129円台へ上昇

昨日はまた円売りが加速しドル円は128.98円と129円手前まで上昇、クロス円も軒並み上昇し、ユーロ円は139.10円、ポンド円は167.62円、豪ドル円は95.14円の高値を付けました。今日も円売りの流れは継続、ドル円は129.40円まで高値を更新しています。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

18:00:欧州・2月鉱工業生産
21:30:加・3月消費者物価指数
23:00:米・3月中古住宅販売件数
27:00:ベージュブック

昨日のドル円は、東京時間127円付近から128円台前半まで上昇し欧州時間は128円台前半〜中盤で推移、NY時間も堅調に推移し129円手前まで続伸しました。今日も円売りの流れは継続し129.40円の高値を付けていますが、ここからも堅調に推移すると130円を目指す動きとなるか見たいです。一方、軟調な動きとなると128円台中盤〜前半への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは、東京時間は1.07ドル台後半、欧州時間は1.07ドル台後半〜1.0810ドル台、NY時間も1.07ドル台後半〜1.08ドル付近での上値重い動きでした。今日軟調な動きとなると1.07ドル台中盤〜前半への下落が考えられます。一方、堅調な動きとなると1.08ドル台前半〜中盤へ上昇できるか見たいです。

では、今日も頑張りましょう!

2022/04/19

為替見習さん

欧州市場からNY市場にかけての円・ドル軸の力関係、短期トレンドに注目

昨日の為替相場は、先週末に続いて円やオセアニアが力関係上弱い位置で加速。そしてドルやカナダが強い位置で推移するなど力関係が継続した結果、ドル円は127円台に乗せるなど相変わらず円の弱さとドルの強さが目立った1日でしたね。

現在の相場は各国の金融政策の差が顕著に出てきている状況で、ウクライナ情勢はどこへやらといった印象を受ける方が多いかもしれませんが、この金融政策の影響というのは中長期トレンドを見る上ではとても重要。過去20年程度取引してきて経験したのは、突発的なリスク要因が出てきたとしても、ベースにあるのは各国の金利差ということが多かったです。

そのため今後も単発の事象で相場が動いたとしても、金融政策に変更がない場合は、大きなトレンドは変わりにくいということを頭に入れておき、短期的な目線での相場、中長期的な目線での相場を意識しておくと良いですね。

このような中で今日はRBA議事録、インドネシア中銀政策金利発表、カナダ住宅着工件数、米住宅建築許可件数、住宅着工件数、ジョルダン・スイス中銀総裁講演等のほか、米国の企業決算も予定されていますので、欧州時間以降の動きには特に注意したいところ。

また取引する際には注文を分散させて1注文あたりの数量を減らし弾幕を張るような取引方法を採用したり、取引する際には極力早い決済を心がけて無駄なポジションを残さないようにするなど、事前に自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで取引したいところです。

ではまず先週金曜から月曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、月曜はUSDが0.48%、CADが0.47%、CHFが0.26%、EURが0.22%、GBPが0.13%、AUDが-0.08%、NZDが-0.15%となっていて、力関係は【USD>CAD>CHF>EUR>GBP>JPY>AUD>NZD】という形に。

先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【USD>CAD>GBP>CHF>EUR>NZD>AUD>JPY】でしたから、北米通貨が強い位置を維持していること、円やオセアニアが弱い位置を維持していること、欧州系通貨がその中間にあることなど概ね金曜の位置関係を維持していることがわかります。

続いて8時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日から今朝の動きを受けてオセアニアがフラットでその他は上向きなので、現状は円売りの動きが出ればロングのチャンスになりやすい状態。この場合は力関係上強いものを買って円を売る形が低リスク。

逆に円が強い位置に変化した場合はオセアニアが早い段階でショートのチャンスに。その他も変動率が1%を超えてくると短期トレンドが下向きになる通貨ペアが増えます。この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスクですね。

個人的には2019年から取引してきて利益を出し続けている豪ドル/米ドルロングを継続。今週は豪ドルが弱くドルが強いため少し下げてスタートしておりポジションがやや増えています。

戦略としてはこれまで通り0.74〜0.72、0.72〜0.70のように0.02幅でゾーンを決めていて、下は0.60までカバーできるように資金管理済み。基本この0.02刻みゾーンを基準にして、上げた場合下げた場合のシミュレーションをしておき、取引方法は弾幕を張るように、1回あたりの注文量は少な目に、その分注文箇所は多く配置。

ゾーン的には0.70を割ると安全性が高く稼ぎやすいのでそのゾーンでは注文量を増やせるよう、資金管理とピラミッディングを行っています。また決済はこれまで同様15pipsで高回転を継続です。

それでは、今日も一日頑張りましょう!

2022/04/18

斉藤学さん

ドルと豪ドルが強いと予想

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【先週末の概要】
NY市場は聖金曜日で休場、日経平均株価は-78円安の27093円と下落しました。ドル円は一時126.68円まで上昇、クロス円も連れ高となっています。

【経済指標】
★★★
21:30 (米) 4月ニューヨーク連銀製造業景気指数 前回:-11.8 予想:1.0 結果:24.6
★★★
22:15 (米) 3月鉱工業生産(前月比) 前回:0.5% 予想:0.4% 結果:0.9%

【本日の戦略】

<ドル円は高値更新が続く>

ドル円は11連騰、一時126.68円まで上値を伸ばしました。米4月ニューヨーク連銀製造業景気指数は24.6と予想1.0を大きく上回り、米3月鉱工業生産も0.9%と予想0.4%を上回っています。直近の良好な米経済指標を背景に20年ぶりとなる126円台を維持しており、本日も上値追いが続くと予想しています。とはいえ、一気に130円台に達するのは難しく、高くても128円あたりが強い抵抗になると見ます。

<原油高で豪ドルが強いと予想>

クロス円も連れ高、ドルストレートの下落によりドル円ほど強くはありませんが、円安が下値をサポート。原油が100ドル台を回復したことで、豪ドルやNZドル、カナダドルなど資源国通貨も強いでしょう。

ただ、先週末は欧米市場が聖金曜日で休場、本日も独・英市場が休場のため、NY時間まで値動きは小さいと予想します。

【経済指標】
特になし
(独)(英)休場 イースター・マンデー

【本日の予想レンジ】
・ドル円   125.50〜127.00↑
・ユーロ円  135.50〜137.50→
・ポンド円  164.00〜166.00↑
・豪ドル円  92.60〜94.20 ↑
・ユーロドル 1.0700〜1.0880↓
・ポンドドル 1.2950〜1.3150↑
・ドルスイス 0.9280〜0.9500↑

【通貨の強さ】
ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ

【注目通貨】
・ドル(米利回りの上昇とユーロ売り)

2022/04/15

為替研究所さん

RBNZ結果とその後の動きを踏まえた豪ドル/NZドル短観

今週はRBNZがあり、週間見通しでも書いたように豪ドル/NZドルのトレードをしている身としては非常に注目していたので、今回はその結果と、それを受けての値動きについて解説したいと思います。

今回のRBNZは事前予想では利上げは確実、問題は0.25%か0.5%かという感じで、事前予想ではロイターの調査だとエコノミスト21名中15名が0.25%、6名が0.5%だというのや、金利市場ではRBNZの利上げ織り込みは153%(0.25%は100%、残り53%分が0.5%予想)という感じで、こうした事前状況から構図としては非常に単純で「0.5%利上げならNZドル上げ、0.25%利上げならNZドル下げ」という感じでした。

そんな中でRBNZは0.5%の利上げをして、豪ドル/NZドルで見ても1.087近辺だったのが一気に1.082台まで急落し、「良かった良かった」と思いながら見ていたところ、あれよあれよという間に上昇(NZドルで言うと下落)し、一時1.097まで上昇しました。

これは完全にNZドル要因の値動きで、実際この日は為替市場全体を見ていても明確に円安傾向があり、先進国通貨どころか新興国通貨も対円で上がっていた中で、NZドル円だけが下落するというなかなかの異常事態となりました。

何故0.5%利上げでNZドルが下がったのか個人的には全く納得がいかないのですが、調べている感じだとどうも「一気に利上げしたことで今後の利上げ打ち止め感が出た」みたいなのや、「今回の大きな動きは、より不確実性が高まる世界経済環境に照らし、政策に柔軟性を事前に与えてくれる」を「将来的な緩和の可能性に言及した」と解釈したといった、「さすがに言いがかりでは」と言いたくなるような分析が多かったです。

「言いがかりでは」と思ったところで相場の世界では相場が全て正しいので何とも言えないのですが、たださすがにこの値動きは「結構無理やり投機筋が動かして、それでロスカットが誘発されて一気に動いたのでは」としか思えず、数か月単位で見ればさすがにこうした値動きは是正されるのではないかと今時点では思っています。

豪ドル/NZドルという通貨ペアだと、この後は1.1がかなり重要な節目なのですが、そこを超えると次は1.125という感じで、しばらくは気絶モードで耐えていようと思っています。

2022/04/14

為替太郎さん

ドル円20年ぶり高値の衝撃。円安局面続く

ペースダウンが見えるかに見えたドル円の上昇ですが、昨日の欧州時間になって一段と上値が伸びて一時的に126円台に乗せる場面もありました。

従来のドル円は、2015年高値になる125円86銭が意識され、月曜日、火曜日と125円70銭台が上値のフタとして機能していたこともあり、昨日の日中は買い上がる雰囲気ではありませんでした。

しかしこうした流れが昨日の欧州時間に入って一気にひっくり返った格好です。ドル円は、一時、2002年以来の高値となりました。

昨日は株式の堅調も、円安を支えました。日経平均株価は前日比508円51銭高の2万6843円49銭となり、大幅反発で取引を終えています。

12日火曜日のアメリカ株式は下落でしたが、一昨日の大幅続落への反動もあって昨日の日経は大きく上昇した格好です。

こうした日中のリスク地合いの良さがドル円の一段の高値の後押しをして夕方の126円到達の基礎となりました。

もっとも、材料的にドルを強く買い上がる要素があったかというとそうでもなく、一昨日の3月の米消費者物価指数も、市場予想の範囲内であり、サプライズを伴うものではありませんでした。

今のドル円の上昇局面は、日米の金融政策に対する格差を背景として大きなトレンドが形成されており、個別の材料に敏感に反応しているというよりはトレンド主導で円安が進んでいるような感じを受けます。

これに対して今日の東京時間は、株高の下でもドル円は再び125円台の前半まで下落して推移しています。ひとまず、円安の動きは落ち着いています。

ユーロドルもドルの全面高のなかでまた急速にドル高が続いており、昨日は1.08割れ意識される水準に近づいていました。

もっとも、今日は、ECBの政策発表とECBのラガルド総裁の定例会見を控えて、1.09を回復するなど、ドル円と同じくドル高の調整局面です。

いずれにせよ、こうした目先の動きに関わらず、今の段階ではドル高の流れに逆らうことはリスクが高すぎてできません。

テクニカルな上値目途もなかなか機能しない状況が続いており、逆張りは通用しない局面であるように思います。

10:30 豪3月新規雇用者数
10:30 豪3月失業率
20:00 トルコ中銀
20:45 ECB政策金利
21:30 ラガルド総裁会見
21:30 カナダ2月製造業出荷
21:30 カナダ2月卸売売上高
21:30 米3月小売売上高
21:30 米週次新規失業保険申請件数
21:30 米3月輸入物価指数
23:00 米2月企業在庫
23:00 米4月ミシガン大学消費者態度指数

2022/04/13

ダメおやじさん

米インフレ圧力止まらず!株価下落、為替は?

おはようございます。ダメおやじです。
 
昨夜の米消費者物価指数は前年比8.5%上昇し、約40年ぶりの高水準でインフレ圧力が止まらない事が確認されました。
 
また、コロナによって高インフレが起こり、対策として、利上げやバランスシート縮小の要人発言が相次ぎ過ぎて、市場も楽観的見方で織り込んでいましたが、懸念を示し、株価は続落、そして為替も同じような動きになるかどうか。
 
ドル安・円安は最高のリスクオン、ドル高・円高は最高のリスクオフです。
 
本日もドル円・クロス円は昨日の高値を上抜けるかどうか、見ていくことになります。
 
<本日の経済指標など>NZ政策金利11:00・英消費者物価指数15:00・黒田日銀総裁講演15:15・カナダ政策金利23:00
 
<本日の相場の波動>前場安いと後場引き返す日
 
・ドル円:上値126.15、下値124.5。買い125.22・124.79。売りなら125.61。
 
・ポンド円:上値163.9、下値162.2。売り163.26・163.44・163.6。
 
・ポンドドル:上値1.3088、下値1.2955。売り1.3021・1.3035。
 
・ユーロドル:上値1.0911、下値1.078。売り1.08501・1.08636・1.08781。
 
・ユーロ円:上値136.55、下値135.15。売り135.98・136.216・136.288。
 
・豪ドル円:上値94、下値92.7。買い93.4・93.27・93.13。売り93.76・93.88。
 
・豪ドル:上値0.756、下値0.743・0.738。買い0.7446・0.7432・0.7415。売り0.7476・0.75。
 
上記の提示レートは、トレード手法「XP5.10とんがりハンター」を利用して提示していますが、業者間のレートやスプレッドが違います。また、相場が急変した時は提示レート通りにはならないのでご注意ください。特にストップは4時間足・日足など、また証拠金維持率など資金管理に応じて、各自で設定をお願いします。XP5.10とは、移動平均線5と10がクロス(X)したところが指値のポイント(P)です。とんがりハンターとはボリンジャバンド5σ2のとんがったところで(チャートの95%が収まる理論的高値や安値)、ここも指値のポイントとなります。

2022/04/12

しーさん

米CPIに注目

昨日のドル円は、1時間足で見ると早朝からNYタイムまでほぼ1日中陽線を示現して上昇し、125円の大台に到達しました。NYタイムに入ってからは上げ渋り始めましたが、押し目らしい押し目がほとんどなかったのと、高値圏なのでなかなか買いエントリしづらい状況だったように思われます。

昨日のドル円上昇の背景には、日本の実需による買いと米系による買いがあったようでしたが、どうやら本日のNYタイムに発表のある米CPIの結果が予想値より強い数字になるのでは?というのを見越した買いではないかとの話があるようです。

本日の米CPIは事前予想+8.5%となっており、前月の+7.9%より強い数字が予想されています。その予想値よりさらに強い数字を想定しているとは、さすがに考えすぎではとの感覚にもなってしまいますが、逆に予想より弱いと、期待外れでややドル売りになる可能性もありそうです。いずれにせよFRBとしてはインフレを抑え込むために早めの利上げが必要な状況となりつつあります。

5月のFOMCにて0.5%の利上げがされたとして、その次の会合でも2連続で0.5%の利上げもあり得るのでは?との思惑から、ドルが非常に強い状況となっているとも考えられます。

また、昨日はユーロ円も大きく上昇しました。今週のオープン時には窓を開けての開始となっていましたが、こちらは14日(木)のECB理事会にてタカ派な姿勢となるかも知れないとのことで、ユーロ買いにつながっているものと思われます。

ドル円、ユーロ円、ポンド円など、対円通貨ペアが大きく上昇しており、世界的に引き締め路線になりつつある中で、依然として緩和路線を貫く日銀の姿勢を見る限り、この状況でドル円やクロス円を売りでエントリする考えは全くないと思います。本日もドル円やクロス円の買い狙いを継続したいと思いますが、21時30分の米CPIの発表直後の値動きには注意したいと思います。

2022/04/11

ZEROさん

ユーロドル下げ止まりか

【HOT CURRENCY ユーロドル 1.08〜1.10】

8日の米国株はまちまち、NYダウ137ドル高(+0.40%)、ナスダック186ポイント安(-1.34%)でした。為替市場はドル高。

仏大統領選挙はマクロン現大統領がやや優勢。ルペン氏との決選投票となりそうです。マクロン氏勝利ならユーロ買い要因、ルペン氏勝利ならユーロ売り要因です。

今週は12日(火)米3月消費者物価指数CPIと、FRB当局者発言に注目が集まりそうです。その他、米大手金融の決算発表がスタートします。

投資戦略は、そろそろドル高一服とみて、ドル買いポジションは決済します。ドル円124円台、ユーロドル1.08台は上下どちらにでも動きそうな難しい水準です。

それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2022/04/08

とあるエンジニアKさん

本日の指標は小粒。特に指標発表によって動く相場ではない見込みです。

一時期小康状態にあったドル円ではありますが、今週はじわじわと上昇を繰り返し、前回高値である124円台に乗せようとしています。意識されるのは日米間の金利差が広がる事によるドル円キャリートレード。ドル円の行方を握るのは米国FRBによる量的引き締め政策ですが、今週半ばに公表された3月のFOMC議事録によるとその引き締めのペースが明らかとなり、急速に進もうとしているインフレを如何にして押さえ込むかが焦点となっています。

2022年のインフレ率が3%だ4%だと言われている昨今の状況ならばやむを得ない事情なのかもしれません。次なる利上げ時期は5月とされていますが、その上げ幅については0.25%か0.5%か今後明らかになることでしょうが、結果次第では130円台という大台も見えてくるでしょう。

ここ数年はドル円は年間10円以内の小幅な値動きに落ち着いていましたが、金利が動けばドル円が動きやすいのは自明の理のようです。戦略としてはドル円買いに変わりはありません。

もう一つの相場を動かす主要因であるはずのウクライナ情勢は好転が見られず、ロシアの追加制裁などが発動される見込みですが、具体的な停戦などの合意にはほど遠い状況にあるようです。こちらは年単位で長引くであろうとの予想もあり、国際社会の分断化と新たな秩序が加速することとなるでしょう。

2022/04/07

しましまさん

ドル堅調推移継続、ドル円は再び124円台付ける

昨日もドルは堅調に推移しドル円は一時124円台を付け、123円台中盤〜124円付近での底堅い動きとなりました。

ユーロドルは軟調な流れが続き1.08ドル台後半まで下落、ポンドドルも上値重く1.3046ドルの安値を付けました。

クロス円は底堅い動きでユーロ円は135.47円、ポンド円は162.28円まで上昇も、豪ドル円は94.14円の高値から92.72円まで下落する軟調な流れとなりました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

10:30:豪・2月貿易収支
15:00:独・2月鉱工業生産
18:00:欧州・2月小売売上高
21:30:米・新規失業保険申請件数

昨日のドル円は、東京・欧州時間は123円台中盤〜124円付近、NY時間は123円台中盤〜後半で推移しました。今日堅調に推移すると124円付近〜124円台前半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると123円台前半〜123円付近への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは、東京時間1.08ドル台後半〜1.09ドル付近で上値重い動き、欧州・NY時間は1.0938ドルまで上昇もその後は反落し1.08ドル台後半〜1.09ドル台前半で推移しました。今日軟調な動きとなると1.08ドル台後半〜中盤への下落が考えられます。一方、堅調な動きとなると1.09ドル台中盤へ上昇できるか見たいです。

では、今日も頑張りましょう!

2022/04/06

為替見習さん

欧州市場からNY市場にかけての力関係、短期トレンドとウクライナ追加制裁の反応に注目

昨日の為替相場は、前日に続いて円やユーロ、スイスが力関係上弱い位置で加速。そして豪ドルやカナダドルが強い位置で推移するなど概ね「リスク選好型」に近い形が継続。短期トレンドはドル円クロス円ともに上向きのままで攻めやすい相場となりましたね。

ウクライナ情勢に関しては単発の事象への反応がある程度で相場への影響が弱くなる一方で、中長期目線での商品相場への影響などが為替にかなり影響してきている印象ですし、また各国の金融政策も相場への影響度が増してきている印象ですので、相場変動を見る際もそのあたりを主軸にしていくと良さそうです。

このような中で今日はスウェーデン中銀経済見通し公表、デギンドスECB副総裁講演、独製造業受注、ユーロ圏生産者物価指数、米MBA住宅ローン申請指数、加Ivey購買担当者景況感指数、米FOMC議事録等が予定されているほか、西側諸国の対ロシア追加制裁発表も予定されており、この辺りの要因で動きが出るかには注意しておきたいところ。

また取引する際には注文を分散させて1注文あたりの数量を減らし弾幕を張るような取引方法を採用したり、取引する際には極力早い決済を心がけて無駄なポジションを残さないようにするなど、事前に自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで取引したいところです。

ではまず月曜から火曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、火曜はAUDが1.17%、USDが0.70%、CADが0.66%、NZDが0.62%、GBPが0.38%、CHFが0.35%、EURが0.07%となっていて、力関係は【AUD>USD>CAD>NZD>GBP>CHF>EUR>JPY】という形に。

月曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【AUD>NZD>CAD>GBP>USD>CHF>JPY>EUR】でしたから、豪ドルやカナダが強い位置を維持していること、ドルがやや位置を上げたこと、円やユーロ、スイスが弱い位置を維持していること、NZドルがやや位置を下げたこと、概ね前日の位置関係に近い形で継続していることなどが見てとれます。

続いて9時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日から今朝の動きを受けて全体的に上向きとなっていますので、現状は円売りの動きが出ればロングのチャンスになりやすい状態。この場合は力関係上強いものを買って円を売る形が低リスク。

逆に円が強い位置に変化した場合はユーロやスイスが早い段階でショートのチャンスに。その他も変動率が1%を超えてくると短期トレンドが下向きになる通貨ペアが増えます。この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスクですね。

個人的には2019年から取引してきて利益を出し続けている豪ドル/米ドルロングを継続。今週は豪ドルの強さで決済が続いていてしっかり利益が出ています。

戦略としてはこれまで通り0.74〜0.72、0.72〜0.70のように0.02幅でゾーンを決めていて、下は0.60までカバーできるように資金管理済み。基本この0.02刻みゾーンを基準にして、上げた場合下げた場合のシミュレーションをしておき、取引方法は弾幕を張るように、1回あたりの注文量は少な目に、その分注文箇所は多く配置。

ゾーン的には0.70を割ると安全性が高く稼ぎやすいのでそのゾーンでは注文量を増やせるよう、資金管理とピラミッディングを行っています。また決済はこれまで同様15pipsで高回転を継続です。

それでは、今日も一日頑張りましょう!

2022/04/05

斉藤学さん

ドルとオセアニア通貨が上昇と予想

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【前日の結果】
・ダウ平均   34921.88(+103.61 +0.30%)
・日経平均   28015(+225 +0.80%)
・金・ゴールド 1934.00(+10.30 +0.54%)
・原油・WTI   103.28(+4.01 +4.04%)

【経済指標】
★★★★★
18:05 (英) ベイリー英中銀(BOE)総裁、発言
★★★
23:00 (米) 2月製造業新規受注(前月比) 前回:1.4% 予想:-0.6% 結果:-0.5%

【本日の戦略】

<ユーロ以外買われる>

週明けのドル円は堅調な推移が続いてじり高、122円台半ばから後半へ上昇しました。米10年債利回りは2.410%へ上昇、ユーロ安の反動でドルや他通貨が買われており、本日もこの動きが続くと予想しています。

ユーロに関しては、ユーロドルが再び1.1000ドル台を割れ、ユーロ円も134円台へ連れ安でユーロ独歩安に。ウクライナのブチャで民間人の遺体が多数見つかったことを受け、ドイツをはじめとしたEU諸国が追加制裁を実施する構えを示したことが悪材料となりました。追加制裁が実施されれば、ロシアもより強い制裁で対抗してくる可能性があることから、ユーロ安の地合い継続と見ています。

また、この件に関し、ロシアが原油や天然ガスに対して供給を絞る可能性が出てきており、昨日の原油価格は+4%超上昇して100ドル台を回復しました。これにより、原油高で資源国通貨も強いと予想、豪ドル円やカナダドル円の動きにも注目です。

【経済指標】

★★★
22:45 (米) 3月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値) 前回:58.5 予想:58.5
★★★★
23:00 (米) 3月ISM非製造業景況指数(総合) 前回:56.5 予想:58.4

【本日の予想レンジ】
・ドル円   122.20〜123.50↑
・ユーロ円  133.50〜135.50→
・ポンド円  160.30〜162.00↑
・豪ドル円  92.00〜93.50 ↑
・ユーロドル 1.0850〜1.1020↓
・ポンドドル 1.3050〜1.3200↑
・ドルスイス 0.9200〜0.9350↑

【通貨の強さ】
ドル>豪ドル>ポンド>>ユーロ

【注目通貨】
・ドル(米利回り上昇やユーロへの売り)

2022/04/04

為替研究所さん

相場全体と豪ドル/NZドル短観

最近の相場は、ここ1か月くらいはメキシコペソや豪ドル、カナダドルといった資源国通貨が強く、円が最弱(しかも割と圧倒的に弱い)という状態が続いております。先週もドル円が125円を一時超えたこともありましたが、これも決してドルが強いわけではなく、それ以上に円が弱すぎるがゆえの上昇という展開でした。

「資源国通貨というなら、何で原油と天然ガス世界最大の産出国のアメリカのドルが強くならないんだ」という気持ちや、豪ドル/NZドルという通貨ペアと原油や天然ガスとの短期的な相関性のなさ(全体的に上げ方向なのは一致しているものの、原油が下げている時間に上がったり、逆に原油が上げている時間に下げたりしており、相関性があまりないこと)から「本当に資源が原因で買われているのか?」という疑問はあるものの、ただ通貨の強弱を見ていると、「リスクオンか、資源でしか説明がつかず、かといって株価やVIXを見ているとリスクオンとも言い難い」という感じから、消去法的に資源が原因と考えざるを得ないのかなと見ております。

資源価格については、原油は落ち着いてきたものの天然ガスはいまだに上昇基調が続いているという状況で、この中で今後もこうした資源国通貨が上昇するのかは注目すべきと考えており、少なくとも「上がってるから買う」みたいなのは今の環境だと危ないかなと思っています。

私がメインでやっている豪ドル/NZドルについては、こういう資源国通貨高の環境の中で上昇しており、先週は1.09にあわや行くのではというくらいまで上昇しました。この通貨ペアは本来金融政策に相関し、資源価格とはあまり連動しない通貨ペアで、今の金融政策を考えると本来はかなり低いレートにありそうなものですが(1.03を割っていてもおかしくないくらい金利差は開いた)、上昇基調が続いております。

1.08を上抜けた以上は、今度は1.1の辺りに重い抵抗線があり、それ以外だと「1.08台や1.09で落ちることもあるが、どこで落ちるかは一貫性がない」みたいな状態で、チャート的には上方向で見るしかなさそうです。

ただし、やはり中長期では金融政策連動の通貨で、RBAが強気化するとはいってもRBNZと既に0.9%金利差がついた状態スタート、RBAはいつ利上げスタートするか分からないのに対し、RBNZは既に完全に利上げモードで、しかもまだまだ利上げが続くことを考えると、どこかでは落ちてくると考えて、半分気絶しながらの売りを継続しています。

2022/04/01

為替太郎さん

株式市場の戻しは一服も円安は続く

株式市場も為替市場も、このところやや動きが大きくなっていましたが、今日の雇用統計を控えて、目先ではひとまずリスク回避色が強い動きになっています。

30日のニューヨークでは、ダウは65ドル安の35228ドルと、小幅な反落。原油価格が大きく上昇したことに加え、ロシアとウクライナの間の停戦交渉の進展が伝えられないことが売りに繋がったとされています。さらに、昨夜のダウは550ドル安。

こうした流れを受け継いだ日経平均も今日で3日連続の下げになりそうで、軟調な展開となっています。

昨日は、原油先物相場の急落を材料に、市場が押し上げられる場面もありましたが、いずれにせよ上昇への決定力に欠く軟調な推移に終始しています。

株式市場でのリスク回避の強まりの中で、東京市場のドル円は121円台後半から122円半ばの動きの場面が長くなっています。もっとも、今日は122円台後半までの上昇を見せており、今までの流れからやや上に抜けたような感覚もあります。

ここからは雇用統計を控えてある程度は手控えによる小動きになることが予想されるものの、雇用統計の内容次第では、再び本格的な値動き再開となる場面も想定されます。

いずれにせよ、今日の値動きは雇用統計待ちでしょう。市場の事前予想では、ISM製造業景況指数とあわせて強い結果も想定されているようです。これに先立つ、30日に発表されたアメリカの3月ADP雇用統計は前月比+45.5万人となっています。

伸びは2月よりも鈍化したものの、市場の事前予想を小幅上回る展開であり、アメリカの雇用情勢の堅調さが維持されていることが確認されています。これにより長期金利も上昇の動きを見せました。

金利の先高観が強まる中で、FRBによる追加利上げペースは、ウクライナとロシアの停戦協議と並ぶ現在の市場の中心的な関心事です。雇用統計が引き続き雇用情勢の堅調さを示すものになるのか注目されます。

10:45 中国3月Caixin製造業PMI
15:30 スイス3月消費者物価指数
16:00 トルコ3月製造業PMI
16:30 スイス3月製造業PMI
16:50 仏3月製造業PMI
16:55 独3月製造業PMI
17:00 ユーロ圏3月製造業PMI
17:30 英3月製造業PMI
18:00 欧3月消費者物価指数21:30 米3月雇用統計
22:45 米3月製造業PMI
23:00 米3月ISM製造業景況指数
23:00 米2月建設支出
24:30 メキシコ3月 製造業PMI

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