【HOT CURRENCY ドル円 125.50〜129.00】 30日のNY市場はメモリアルデーのため休場。為替市場は円安+ドル安、ユーロや豪ドルが堅調に推移しました。 WTI原油価格が117ドル台へ上昇しています。中国ロックダウン緩和やEUによるロシア産禁輸が価格を押し上げています。 本日はユーロ圏5月消費者物価指数・速報値、米3月ケースシラー米住宅価格指数、米5月CB消費者信頼感指数が発表されます。 FRBの利上げペースに関心が集まっており、米重要指標から米景気の強弱を探る1週間となりそうです。 ドル円は日足50日線をサポートしつつ、米重要指標の結果待ちとなっています。 米指標の結果、125円方向へ急落した場合には、週末終値でどのくらい戻せるのか注目しています。 投資戦略は中長期でドル円押し目買い継続とします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
早いもので5月も最後の数日。週半ばからは6月を迎えます。今年はさほど気温が高くない5月を迎えていましたが、この週末は全国的にぐっと気温が上がり、マスク着用の屋外は厳しい季節になってきた感がありますね。そんな中ではいよいよ屋外でのマスク着用なしを進めようとの政治的な動きもあり、国民性からも国からの大きな方向性が無い限りはなかなか難しいでマスクなし生活。今後議論の方向性に期待です。 【本日の指標】 本日はメモリアルデーで米国は休場。NY時間での値動きはほとんどないものと見込まれます。例年この時期から米国は夏休みシーズンとなりますが中期的にみた相場への影響はさほどない見込みです。 【本日の戦略】 原油価格、穀物価格など、相場に大きな影響を与えてきたウクライナ情勢ですが、ここ最近は停滞感と長期化の懸念が漂う状況です。ウクライナ東部では激しい戦闘が継続しているようですが、米国をはじめとする西側諸国からの武器などの供給まで時間を稼ぐことがウクライナ側の目的であり、時間が経過すると前述の理由でますます不利になるロシア側にとってはここが分水嶺になるとして攻勢を強めているようです。ロシア側も仏独との首脳会談において武器供与について名指しで批判するなど戦局悪化に対して懸念を持っている模様。トルコ大統領の仲介が期待されていますが、まだまだ先が見えない今の状況であることに変わりはありません。 中国によるロシア接近が気になるところではありますが、当の中国もゼロコロナを標榜して経済影響を無視しての非常に厳しい施策を継続中であり、貿易面での諸々の繋がりから関係を絶とうとも見受けられます。 安全保障の観点からも西側世界とロシア中国という新たな対立軸が徐々に見え隠れしており、今はその歴史的な転換点にいるのかもしれません。ドル円もかつての131円到達のような混乱相場からは抜け出しており、次なる材料を探す状況に入ってきているようです。こんな時は新たなポジションを仕掛けたいタイミングではありますが、まずは相場のトレンドを掴みたいと思います。
昨日は株価の大幅上昇等を受けリスク選好の流れとなり、ドル円は欧州時間に126.50円台まで下落する軟調な動きもNY時間は127.40円台まで反発、ユーロドルは1.0730ドル付近まで上昇しポンドドルも底堅い動きでした。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 10:30:豪・4月小売売上高 21:30:米・4月個人所得/4月個人消費支出 23:00:米・5月ミシガン大学消費者態度指数・確報値 昨日のドル円は東京時間は127円台前半〜中盤で推移も欧州時間は126.50円台まで下落する軟調な動き、NY時間は127.40円台まで反発し終盤は127円台前半での値動きでした。今日堅調な動きとなると127円台中盤〜後半へと上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると126円台中盤〜前半への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは東京時間は概ね1.06ドル台後半で推移し欧州時間は1.0723ドルまで上昇、NY時間は1.07ドル台前半での底堅い値動きでした。今日堅調な動きとなると1.07ドル台後半〜1.08ドル付近まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.06ドル台後半〜中盤への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、前日の力関係がほぼ逆転するような格好となりましたね。今週はまだこれが主役、と言えるような通貨が出てきていない印象で、円軸、ドル軸の動きを見ていくのが良いかなというところですが、変動率で飛びぬけてくるような通貨が出てくればそれと円、ドルの組み合わせで攻めたいところ。 少し時間軸を広げてみると、円を軸とした動きは以前のような強い円売りが影を潜め、やや中期的にも戻し傾向が続いているようなところがありますので、その点を意識しつつ週末の調整等も考慮していきたいですね。 このような中で今日はロシア中銀政策金利発表、シンガポールの鉱工業生産、香港の貿易収支、トルコ中銀政策金利発表、米国のGDP改定値、PCEデフレータ・コアデフレータ改定値、個人消費改定値、新規失業保険申請件数、中古住宅販売製薬指数、カナダの小売売上高など、夕方以降にイベントが予定されていますので、この時間帯の動きに注目したいところ。 また取引する際には注文を分散させて1注文あたりの数量を減らし弾幕を張るような取引方法を採用したり、取引する際には極力早い決済を心がけて無駄なポジションを残さないようにするなど、事前に自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで取引したいところです。 ではまず火曜から水曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、水曜はGBPが0.80%、NZDが0.70%、CADが0.40%、USDが0.39%、CHFが0.27%、AUDが0.13%、EURが-0.12%となっていて、力関係は【GBP>NZD>CAD>USD>CHF>AUD>JPY>EUR】という形に。 火曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【JPY>CHF>EUR>AUD>NZD>USD>GBP>CAD】でしたから、弱い位置にあったポンドやカナダ、ドルが強い位置に変化したこと、強い位置にあった円やユーロ、スイスが弱い位置に変化したことなど、全体的に前日の戻しになっていることが見てとれます。 続いて8時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日から今朝の動きを受けてドル円クロス円ともに上向きとなっていますので、現状は円売りの動きが出ればロングのチャンスになりやすい状態。この場合は力関係上強いものを買って円を売る形が低リスク。 逆に円が強い位置に変化した場合は各通貨の短期トレンドが下向きに変化しうる位置にあるので、その程度の動きが出た場合には力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスクですね。 個人的には2019年から取引してきて利益を出し続けている豪ドル/米ドルロングを継続。今週はまだ動きが弱くそれほど多く注文が約定していないもののこれまでの戦略は維持します。 戦略としてはこれまで通り0.72〜0.70、0.70〜0.68のように0.02幅でゾーンを決めていて、下は0.60までカバーできるように資金管理済み。基本この0.02刻みゾーンを基準にして、上げた場合下げた場合のシミュレーションをしておき、取引方法は弾幕を張るように、1回あたりの注文量は少な目に、その分注文箇所は多く配置。 先々週のように0.70を割ったゾーンは2020年春に最も稼げたゾーンでもあるので、このゾーンでは注文量を増やせるよう資金管理とピラミッディングを行っています。また決済はこれまで同様15pipsで高回転を継続です。 それでは、今日も一日頑張りましょう!
みなさんこんにちは、斉藤学です。 【前日の結果】 ・ダウ平均 31928.62(+48.38 +0.15%) ・日経平均 26720(-20 -0.07%) ・金・ゴールド 1871.40(+17.50 +0.94%) ・原油・WTI 109.77(-0.52 -0.47%) 【経済指標】 ★★★ 22:45 (米) 5月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 前回:59.2 予想:57.8 結果:57.5 ★★★ 23:00 (米) 5月リッチモンド連銀製造業指数 前回:14 予想:12 結果:-9 【本日の戦略】 <ドル円は下値模索> ドル円は調整売りが続き、127.00円のサポートを割れたことで一時126.36円まで下押ししました。昨晩発表された米5月製造業PMIが57.5と予想57.8を下回ったほか、米5月リッチモンド連銀製造業指数が-9と予想外のマイナスになったことも重しに。130円の節目を割れて以降は下降トレンドとなっており、米10年債利回りが2.761%へ続落していることから、本日も下値模索と予想します。また、直近のドル売りで金への買いが続いており、昨晩は日足ベースで5連騰。再度1,900ドル台へ乗せるのは難しいと見ますが、再び上昇傾向にある金の動きにも注目。直近1カ月のNY金とユーロドルの相関係数は+0.47、ユーロと正の相関が確認でき、金が買われるとユーロも連れ高になりやすいことを示しています。 <ユーロがやや強い> クロス円も連れ安、全体的に下落しました。ただ、ユーロドルが上昇したことでユーロ円はやや下げ渋り、135.55円の安値を付けたあと136円台へ戻しています。前日に、ラガルドECB総裁が早ければ7月に金利を引き上げることが可能で、7月、9月と利上げして現行の-0.5%から0%へ戻す可能性を示唆したうえ、昨晩はラトビア中銀総裁が「ユーロの0.5%利上げを排除すべきではない」と発言したことで、他通貨に比べ強い地合いに。 ユーロへの買いが強まったことで、通貨別にはポンドが下落。対ユーロでのポンド売りが圧力となり、対ドルで再び1.2500台を割れる場面もありました。対円は、しばらく160円の節目がレジスタンスラインとなるでしょう。 全体的には、ドル安によりクロス円が買われやすいと予想します。 【経済指標】 ★★★ 21:30 (米) 4月耐久財受注(前月比) 前回:0.8% 予想:0.6% ★★★★★ 27:00 (米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 126.00〜127.50↓ ・ユーロ円 135.60〜137.00↑ ・ポンド円 158.00〜160.00→ ・豪ドル円 89.80〜91.00 ↑ ・ユーロドル 1.0660〜1.0850↑ ・ポンドドル 1.2450〜1.2630→ ・ドルスイス 0.9500〜0.9650↓ 【通貨の強さ】 ユーロ>豪ドル>ドル>ポンド 【注目通貨】 ・ユーロ(利上げ示唆による買い)
先週は90年ぶりのダウ8週連続下落というのが話題になりましたが、昨日今日の段階では、若干反発しております。とはいえ、「若干反発」という程度で、日足で見ても下落のトレンドラインを超えておらず、移動平均線へのタッチもまだまだ遠いというように、今時点では全く下落トレンドが終わったとは言い難いと思います。(終わっていないという意味ではなく、トレンド転換を示唆する材料が出ていないという意味です) 最近の下落については、「景気見通しは悪化している」「ロシア・ウクライナ戦争もあって、食糧や資源等についてリスクが高まっている」「その中でインフレがやばいことになっていて、中銀としては引き締めをせざるをえない」ということで、いわゆる「スタグフレーション」のリスクが意識され始めたというのが最大の要因です。 これについては、正直「そんなもん去年の段階から誰でも予想できたことだし、少なくともロシアがウクライナ侵攻した時点でその流れは確定しただろうに、何をいまさら」感はありますが、相場とは得てしてそういうものというか、ある程度短期トレードの集合体としての相場のトレンド形勢なので、こうした材料が織り込まれるのも結局「相場がその辺りを気にし始めたから」としか言いようがなく、ではいつ終わるのかと言われると、「相場がその辺りを気にしなくなった時」としか言いようがないのが難しさです。 トレード戦略としては、米株などは当面下がるにしても、あまり難しく考えず積立買いとかをしていれば何も問題はないと思っておりますが、為替については今は相当難しいというか、「リスクオン・オフでどの通貨があがるか」の法則性もその時の相場の気分で動いているとしか思えず、あえていうなら「日足のトレンドラインを見ながら短期トレードをして、ロスカットもしっかり入れるようにしましょう」とかいう誰でも言えるようなことしか言えない状態です。 逆に言えばそのくらい今の相場は読みづらいので、あまり大きなロットでやらない方が良いというのが今時点の見通しです。 ちなみに余談ですが、最近「下がったのでインデックス積立やめた」みたいなのもたまに聞きますが、インデックス積立は「下がったからやめる」ものでは全くなく、むしろ「下がったから始めた」の方が理解できるようなものなので、その辺りはコツコツと継続した方が良いと思います。
今の為替市場は非常に先行きを読むのが難しい展開です。 アメリカの金利先高観から上値を伸ばしてきたドル円ですが、先週は127円台後半で取引を終えており、目先で上値を追う動きは弱まっています。 直近で、アメリカ株のボラティリティが非常に高まっており、金利の先高観と景気失速への警戒感のせめぎあいでなかなか市場が安定しません。当面は、現在の流れでの神経質な動きが続きそうに思えます。 物価上昇への懸念が高まるアメリカだけではなく、上海ロックダウンの影響が長引いている中国もまた世界経済の下押しリスクになっており、現在株式市場ではリスクオフムードが急激に高まっています。 実際に、5月のミシガン大学消費者態度指数は、2011年8月以来の低いレベルでした。NY連銀景気指数、フィラデルフィア連銀景気指数も含め、指標の悪化が目立っており、先行きへの悲観的な見方も広がってきました。 こうしたなかでも、景気への配慮よりは物価上昇の抑制に動かざるを得ないFRBは非常に難しい立場に追い込まれています。今月のFOMCは2会合連続の利上げを決定。 さらに、今月のFOMCは利上げ幅も0.5%ポイントに拡大するとともに、バランスシートの縮小も決定しています。 目下の物価情勢を見ればこうした厳しい引き締め策はやむを得ないのだと思いますが、こうした状況は急激に世界経済のリスクとして受け止められており、報道によると、ニューヨークダウは、実に90年ぶり8週連続下落となったとされます。 これは、つまり実に世界恐慌期と同レベルの株価の下落ペースであって、さらにこうした中でも、FOMC後の会見では、パウエル議長は、6月と7月のFOMCでの0.5%ポイントの利上げ継続を示唆しています。 これは、現在の外部環境や供給制約が主導する悪性インフレの深刻性へのFRBの認識を示すものであって、目先の景気後退と引き換えにしても、物価上昇を抑制しなければいないという問題意識を持っているということを示すものでもあります。 米利上げの円安と、リスクオフの円高のバランスがどちらに傾くか見えにくくなってきました。 今日の株は高く始まっていますので、為替も動きが安定していますが、いずれにせよ方向感の出にくい様子見が続く可能性が高い気がします。 14:00 シンガポール4月消費者物価指数 17:00 独5月IFO企業景況感指数 17:30 香港4月消費者物価指数 23:15 英ベイリー英中銀総裁発言
おはようございます。ダメおやじです。 米株組さん達がSNSで地獄になると叫んでいました。2年前の3月、コロナによる大暴落相場から、米株は2倍返しで上昇してきました。そして新型コロナや戦争によりスタグフレーション(インフレによる経済停滞)に入り、顧客離れ、買い渋り、赤字決算となり、高配当株は減配、株価は下落一途で、今週はドル高からドル安の動きです。今までドル買いでドルが高すぎましたね。昨日はドル円は128.94円から127.02円の2円幅、逆にユーロドルは1.0459から1.0607まで上昇です。 本日はゴトー日、日柄変化日でもあり、日経も先週安値25500円を下抜けするとドル円クロス円は下落の感じです。ドルストは4時間足移動平均線20に乗って上昇中ですが、本日の動きで来週の戦略が戻り売りになるのか、それとも・・・という感じです。 <本日の相場の波動>案外高き日なり 逆に安き時は週明け高し ■本日の戦略レート ・ドル円: 売り方針 128.05・128.24・128.57 損切りレート 129.1 利食いレート 127・126.45 ※買いの場合 127.6・127.45 ※損切りレート 127.06 ※利食いレート 129 ・ポンド円: 買い方針 158009・158.64 損切りレート 158.15 利食いレート 160.1・160.7 ・ポンドドル: 買い方針 1.2445・1.2407 損切りレート 1.2376 利食いレート 1.2623・1.27 売りなら1.2495(1.253) ・ユーロドル: 買い方針 1.0555・1.0532 損切りレート 1.0491 利食いレート 1.0624・1.0682 ※売りの場合 1.059 ※損切りレート 1.061 ・ユーロ円: 買い方針 134.75・134.45 損切りレート 133.95 利食いレート 136.4・137。 ・豪ドル: 買い方針 0.7025・0.7 損切りレート 0.698 利食いレート 0.7095・0.7129 ※売りの場合 0.706 ※損切りレート 0.7074 本日のトレード戦略については、トレード手法「XP5.10とんがりハンター&まるがりハンター」を利用して提示しています。レートに来たらエントリーします。予め指値・損切り・利食いを設定しておいても良いですが、ナンピンとなるので資金管理にご配慮下さい。また6時頃にチャートを見て予想して書いていますので、その後に予想と違う動きの時には、ノートレをお願いします。なお、業者間で提示するレートやスプレッドの違い、相場が急変した時はレート通りにはならないのでご注意ください。特に損切りや利食いは、各自で設定をお願いします。
今週に入ってそれほど大きな動きのなかったドル円でしたが、昨日は売り方向で動いてくれました。NYダウが1100ドル以上の大幅下落となり、リスク回避的にドル円やクロス円が売られる展開となりました。ドル円と相関性の高い米債利回りは一時3.000%まで上昇していましたが、その後は大きく下落して2.884%で引けています。 今週序盤から値動きが大きかったのはユーロやポンドでした。ユーロドルの日足を見ると1.0350を下値として反発しかかっているように見えます。ユーロドルの1.0350は2017年1月の安値とほぼ同じ水準でもあり、ここにきてフランス中銀の方やECB委員会メンバーがタカ派的な発言をしていることを受けて、一旦底打ちして反発する可能性が高まってきていると思われます。 直近の日足トレンドラインを上抜けることはできていませんが、1.0550〜1.0600がネックラインだとしてここを上抜けるとユーロドルの上昇トレンド入りを期待したくなります。ただし欧州はロシアとの関係で難題がたくさんある状態なため、すぐに上昇トレンドとなるかは難しい状況。テクニカル的な底打ち後の反発確認と、ファンダメンタル的な物価上昇と利上げ期待により、ユーロが買われるようになる日が近い将来ありそうだという考えを持っておきたいところです。 本日のイベントとしては、4/14のECB理事会の議事録の発表と、NYタイムに米指標がいくつか発表されます。ECBの議事録は4月時点のものなので、あまり直近の相場に影響はないかも知れませんが、ユーロドルの動きにつながるかどうかは気にしておきたいと思います。 また、引き続きドル円の押し目買いも狙っていきたいところなので、直近安値の128円前後でダブルボトムとなるかに注目しておき、昨日の下落を押し目ととらえて買いポジションを構築していきたいと思います。
【HOT CURRENCY ドル円 128.70〜130.00】 17日の米国株は上昇、NYダウ431ドル高(+1.34%)、ナスダック321ポイント高(+2.76%)でした。為替市場は円安+ドル安。 米4月小売売上高は+0.9%(予想+0.9%)、除自動車+0.6%(予想+0.4%)と、値上げによる嵩上げかもしれませんが、堅調な結果でした。 リスクオンムードが広がり、NYダウは3日続伸、ドルは3日続落しています。ドルインデックスは103.41へ低下。 ドル安でもドル円は底堅く129円前半で推移、ユーロやポンドの上昇が目立つ1日でした。 本日は英国・ユーロ圏・カナダで消費者物価指数が発表されます。インフレ指標の結果と今後の金融政策に注目です。 投資戦略は中長期でドル円押し目買いとします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
【本日の指標】 本日は米国において小売売上高などの経済系指標がちらほら。しかしながら大きく相場を動かすような指標とはならない見込みです。英国では失業率の発表があり、多少なりともポンドを動かす力となるでしょう。 【本日の戦略】 ロシアによるウクライナ侵攻からはや3ヶ月が経過しようとしています。その間様々なニュースが流れ、当初は短期決戦でロシアの軍事的有利が伝えられておりましたが、西側諸国によるウクライナの支援が活発化してからは代理戦争の様相を示しています。結果として短期決戦では片付きそうにはなく、停戦の目さえ見えない混沌とした状況が続きます。 いずれの国も小麦の輸出大国ですので小麦の供給に対して先行き不透明感が漂っており、つい先日には同じく小麦輸出大国であるインドが輸出の一時停止を発表し、小麦の先物価格が急騰したばかり。また、ロシア側は石油や天然なガスなどの鉱物資源の輸出国であり、西側諸国による禁輸処置がエネルギー価格の急騰を招き、コロナ禍での金融緩和政策の副産物として生まれた物価上昇速度を余計に速める結果となって昨今の急激な金利上昇を生むことになりました。 この20年間においては米国の金利上昇局面においては0.25%ずつの利上げが定常化しており、0.5%幅での金利上昇、そして次回も同等の数値を利上げすることが見込まれており、歴史的な金利上昇局面に立っているのは間違いありません。 そんな局面を見越しての今回の130円まで上昇したドル円ですが、ここのところは131円台をトップとして頭が抑えられているように見受けられます。この山を越えるにはもう一息ファンダメンタルズが必要なのでしょうが、既に利上げの影響は相場を一巡りしており、ドル円の売りを狙っても面白いタイミングかなとも考えています。急上昇からの急降下は考えにくく、ここから以前のようなレンジ相場に戻ることを期待してのドル円売りタイミングを探りたいと考えています。
先週13日は株価の反発等を受けリスク回避の巻き戻しの動きとなりドル円は129.46円まで反発、クロス円も反発しユーロ円は133.14円、ポンド円は158.51円、豪ドル円は89.72円の高値を付けました。 ユーロドルはNY序盤に1.0350ドルと2017年1月以来の安値を付けるも、その後は1.0410ドル台まで反発しました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 21:30:米・5月NY連銀製造業景気指数 29:00:米・3月対米証券投資 先週13日のドル円は、東京・欧州時間は128円台中盤〜129円台前半で推移、NY時間も128円台後半〜129.40円台で底堅く推移し129.24円で引けました。今日堅調な動きとなると129円台中盤〜後半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると128円台後半〜中盤への下落が考えられます。 先週13日のユーロドルは、東京時間は1.03ドル台後半〜1.04ドル付近、欧州時間は序盤1.0420ドル付近まで上昇も再び1.03ドル台後半へ下落、NY時間は1.0350ドルの安値を付けた後1.0410ドル台まで反発し1.0412ドルで引けました。今日堅調な動きとなると1.04ドル台中盤へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.03ドル台中盤で止まることができるか注意したいです。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、前日に続いて円が力関係上強い位置で加速したため、ドル円クロス円ともに明確な下落となり短期トレンドも久々に強い下向きとなりましたね。一応今日は戻しが入っているものの、後述するように昨日はある程度の変動率も伴って下落しており、再び短期トレンドが上向きになるには2%程度の値動きが必要となりそうです。 また今日は週末ということもあり戻しが入りやすい傾向にありますから、無駄なポジションは極力作らないようにしつつ、戻しが入りやすい相場を利用して、新たな取引やポジション整理など週をまたぐ準備をしていきたいですね。 今回のように単発の大きな動きが出たとしても、中期的なトレンドに変化は起こっておらず、それが起こるには時間的な要素(横軸)も必要となるので、今後は円を軸とした力関係変化を意識しつつ、仮に円が強い状態が続いた場合、その期間がどの程度になるかを意識しておくと良いでしょう。 このような中で今日は黒田日銀総裁講演、ユーロ圏鉱工業生産指数、米輸入物価指数、ミシガン大消費者信頼感指数速報などが予定されていますので、これらのイベント前後の動きにも注意。 また取引する際には注文を分散させて1注文あたりの数量を減らし弾幕を張るような取引方法を採用したり、取引する際には極力早い決済を心がけて無駄なポジションを残さないようにするなど、事前に自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで取引したいところです。 ではまず水曜から木曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、木曜はUSDが-1.24%、CADが-1.66%、GBPが-1.67%、CHFが-2.09%、NZDが-2.10%、AUDが-2.34%、EURが-2.52%となっていて、力関係は【JPY>USD>CAD>GBP>CHF>NZD>AUD>EUR】という形に。 水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【JPY>CAD>CHF>NZD>AUD>USD>EUR>GBP】でしたから、円が強い位置で加速していること、ドルが位置を上げたこと、オセアニアが位置を落としたこと、ユーロが弱い位置を維持していることなどが見てとれます。 続いて9時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日から今朝の動きを受けてドル円クロス円ともに明確な下向きとなっていますので、現状は円買いの動きが出ればロングのチャンスになりやすい状態。この場合は力関係上弱いものを売って円を買う形が低リスク。 逆に円が弱い位置に変化した場合は各通貨の短期トレンドが回復することになりますが、木曜にある程度の変動率を伴って下げているため、反転して上向きになるには2%程度の値動きが必要。その程度の動きが出た場合には力関係上強い通貨を買って円を売る形が低リスクですね。 個人的には2019年から取引してきて利益を出し続けている豪ドル/米ドルロングを継続。今週は豪ドルが弱くドルが強いため下落が続いておりしっかりポジションが仕込めています。 戦略としてはこれまで通り0.72〜0.70、0.70〜0.68のように0.02幅でゾーンを決めていて、下は0.60までカバーできるように資金管理済み。基本この0.02刻みゾーンを基準にして、上げた場合下げた場合のシミュレーションをしておき、取引方法は弾幕を張るように、1回あたりの注文量は少な目に、その分注文箇所は多く配置。 現在のように0.70を割ったところは2020年春に最も稼げたゾーンでもあるので、このゾーンでは注文量を増やせるよう資金管理とピラミッディングを行っています。また決済はこれまで同様15pipsで高回転を継続です。 それでは、今日も一日頑張りましょう!
みなさんこんにちは、斉藤学です。 【前日の結果】 ・ダウ平均 31834.11(-326.63 -1.02%) ・日経平均 25880(-370 -1.43%) ・金・ゴールド 1853.70(+12.70 +0.69%) ・原油・WTI 105.71(+5.95 +5.96%) 【経済指標】 ★★★ 21:30 (米) 4月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比) 前回:0.3% 予想:0.4% 結果:0.6% ★★★ 21:30 (米) 4月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比) 前回:6.5% 予想:6.0% 結果:6.2% 【本日の戦略】 <各通貨とも米CPI発表後に下落> 昨晩発表された米4月CPIは予想を上回っており、インフレの進んでいることが確認されました。ドル円は発表後に一時130.82円まで上昇、その後は利食い売りや米国株安に連れ安となって一時129.46円まで下押ししましたが、売り一巡後には130円付近へ戻しています。FRBは9月まで追加利上げを示唆しており、それが裏付けされた結果となりました。中長期的には、ドル高の地合いが続くと予想しています。 また、クロス円もドル円と似たような動きとなっており、米4月CPIが発表された21時30分にピークを付けたのち、-0.5%ほど反落。通貨別にはポンドが弱く、対ドルで1.2237まで売られたことが重しに。トラス英外相が、ブレグジット協定に関するEUとの協議を断念、北アイルランド議定書の大部分を破棄する見通しと伝わったことが悪材料となりました。協議を再開する用意はあるものの、他通貨に比べ売りに押されやすいでしょう。 <原油高で資源国通貨に期待> 一方、原油が100ドル台を回復したことで、豪ドルやカナダドルなどの資源国通貨が買われると予想。豪ドル円は90円台、カナダドル円は100ドル台での動きが続くでしょう。 【経済指標】 ★★★ 21:30 (米) 4月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比) 前回:1.0% 予想:0.6% ★★★ 21:30 (米) 4月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比) 前回:9.2% 予想:8.9% 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 129.20〜130.50↓ ・ユーロ円 135.50〜137.20↓ ・ポンド円 158.00〜159.80↓ ・豪ドル円 89.50〜91.00 → ・ユーロドル 1.0450〜1.0600→ ・ポンドドル 1.2150〜1.2300↓ ・ドルスイス 0.9850〜1.9980↓ 【通貨の強さ】 ドル>豪ドル>ユーロ>ポンド 【注目通貨】 ・豪ドル(原油価格の100ドル台回復)
今週は週頭から今時点では一番重要な材料はロシアの対独戦勝記念日でロシアが何をしてくるかという感じだったのですが、実際にはプーチン大統領も特に大したことを言わず、事前に報道で言われていた「戦争宣言」「勝利宣言」「週末の日の飛行機のパレード」もなく、相場も完全スルーみたいな感じで終わりました。 これについては、「ウクライナでの戦果が少なすぎて言えることがない」「戦闘機がパレード参加しなかったのは悪天候の影響」「空軍の反発もあってできなかった」等、色々と言われていますが、ただ少なくとも「やばいことが起こりかねなかった日」を無事スルーで終えられたということは間違いないと思います。 とはいえ、相場は全く平和ではなく、株価も商品も全体的に下落基調にあり、S&P500も一時4,000ポイント割れまでいきました。これについては何か新しい材料が出たというよりは、「今後不況になりそう」「一方でインフレもやばいレベルまで来ていて、その上で中銀が引き締めモードに入っている」という点を懸念し始めたという感じだと見ております。 正直に言えば「何でそんなずっと前から分かりきっていたことをいまさら取り込み始めたんだ」とは思うものの、ただ元々相場の世界では"Sell in May"と言われるように、5月は基本的に株価が下がりやすい月なので、まあそういうこともあるのかなくらいで見ています。 個人的にメインでやっている豪ドル/NZドルについては、一時1.1割れをしたものの執筆時現在また1.1を超えており、これが継続的に1.1を割って下落していくのか、またここで反発して上昇を続けるのか、いまいち読めないと見ています。 少し前まではRBAが現状維持、RBNZが利上げモードということで、基本的に下目線だった(ただし現実は上げていた)のが、今はRBAも利上げモードに入ったことで、金融政策の差は埋まりつつもRBNZが先行している状態で、普通であれば「そろそろ豪ドル/NZドルも上昇基調に入るかな」と思うところなのですが、ただRBAとRBNZのスタンスが同じくらいの時は大体1.06-1.08くらいをメインに、1.04-1.1くらいのレンジを形成することが多いので、今の1.1台が「高い水準」であることは間違いなく、そう考えるとこの政策変更による上昇というのは懐疑的で、個人的には売り目線を継続しています。
先週末に発表された4月の米雇用統計では、非農業部門就業者数が前月比42万8000人増化し、労働市場のひっ迫が懸念されています。 これを受けて、長期金利は、2018年11月中旬以来の水準となる3.14%台まで上昇する場面もあるなど、長期金利の上昇も目立ってきています。 FRBのさらなる金融引き締めへの懸念が広がる中で、雇用統計をはじめとして、現在、経済指標が強いほど、経済への先行きへの不安感が広がるという特殊な状況になっています。 昨日の日経平均株価は、先週末の欧米市場の軟調を受けて大幅下落の展開になりました。ウクライナ情勢もあり、リスクムードは盛り上がらず、上値が重く、さえない相場展開が継続しています。 週末のG7首脳会談で、ロシア産原油輸入の段階的廃止等が打ち出されたことも先行きへの警戒感を高めました。 こうした中で、為替市場では、円安傾向が継続しています。昨日の東京市場は130円70銭台で始まったあとに、午後には130円95銭前後に上昇するなど、ドル円にして再び131円目前に。 先月、日銀が金融政策決定会合で大規模緩和策を維持した直後の131円台の高値が節目として機能し、131円手前がいったんの上値のフタとなりましたが、それも長く続きませんでした。 金利の先高観は払しょくしがたく、日米の金融当局のスタンス差も鮮明になっています。 その後、ドル円は、131円手前の攻防は上にクリアされ、ドル円は昨日の東京時間終盤に131円34銭と、ここまで節目と意識されてきた20年ぶりの高値を更新しています。日米の金融政策の違いが鮮明となり、円安ドル高の流れは明らかです。 もっとも、今日のドル円の相場は、アメリカの株安と米長期金利の低下などを材料として、やや軟化して130円台前半での動きになっています。 今日の日経平均株価も大幅安で、ひとまず従来の円安の流れは小休止、といった格好でしょう。 ドル円の強さに比べると、ユーロ円は昨日の日中の上値はさほど伸びない展開でした。とはいえ、昨夜は一時138円台に届いています。今日は、137円台半ばと、このところの値動きレンジ内で動いており、目先は上昇の踊り場の展開です。とはいえ、こちらも目線は円安方向と思われます。 10:30 豪4月 NAB企業景況感指数 16:00 トルコ3月失業率 18:00 独5月ZEW景況感調査 18:00 ユーロ圏5月 ZEW景況感調査
おはようございます。ダメおやじです。 2008年リーマンショック以来、各国が未曾有の金融緩和政策を打ち出し、今年2022年から緩和終息に向かいます。 たった14年間、バブルに沸いたネオン街、すれ違いも出来ないほど街角は人が溢れ、昨夜のことのように蘇るのですが、そんなに昔ではないのに何故か遠い昔に思えます。 さて、株式もゴールドも、為替も金利高で動いおり、世界基軸通貨のドルが最強のパフォーマンスを見せて、ドルストは月足及び週足のサポートラインを割ろうとしています。 ユーロドルは1.04、豪ドルは0.7、ポンドドルは1.215に差し迫っています。 月足チャートを見ると、このサポートラインから上はたくさんのチャートが描かれていますが、下は白紙です。 チャートは今まで描かれていない白紙の方へ動いていく習性を持ち(株式も同じですが)、どんな形になるのか、検討もつきません。 今まで描かれた過去チャートを見て、ここまで上がるなど言えましたが、これからはどこまで下がる???おそらく、大きなパフォーマンスを見せるかもしれません、ドルスト売りが楽しいかもです。さて、相場には聖杯もなく、勝率100%のトレード方法もありません。如何に勝率を高め損失を少なくするか、これに限ります。勝率を高めるためには、沢山の情報がネット上では出ていますから、自分なりの勝てるトレードロジック(手法)を持つことです。 例えば、週足・日足・4時間足が同じ方向に向いている、エントリーできるパターン(Wボトム、三尊、フラッグなどの形は重要)が現れそうだ、私ならデットクロスやゴールデンクロスなどですが、ご自身の得意とする手法を究めることですね。 損失を少なくするについては、損切り、むやみなロットを張らずに証拠金維持率を抑える、一定の利益が出たら出金して同額の証拠金で再開です。 100万円の証拠金では10万までのロットしか張れませんが、めいいっぱい張ると負けた時が悔しくて悔しくて、パソコンをぶん投げて、それこそ大変になりますので、証拠金の5%までです。 利益が確定したらどんどん出金して、楽しみに使ってもいいですし、負けた時の入金のために貯めておく、または、余裕が出来たらロットを上げるために使うなど、次会につながるようにしておきます。 最後に自分のトレードスタイルは何かを明確にしておくことも大事です。 1つは、トレード方法は、スキャルピング、デイトレ、スイングのどれなのかです。5分足しか見ていないスキャルピング主体の人が、日足や週足しか見ないスイング派の人と話が合わないのは、スタイルが違うからですね。 2つめは、分析方法は、ファンダ派、テクニカル派、センチメント派のどれなのかです。テクニカル派の人とセンチメント派の人が話しても分析方法が違うので話になりません^^; 3つめは、順張り派、逆張り派のどれなのかです。 以上、今週も頑張っていきましょう。
昨日のドル円はFOMCの影響で128円台まで下落してから買い戻される展開となりました。FOMCでは事前のコンセンサス通りに0.5%の利上げが実施されましたが、その後のパウエルFRB議長の会見にて0.75%の利上げ幅について積極的に検討していないとのコメントにより米債利回りが下落。連動してドル円が下落した形となりました。 このコメントは次回の会合にて0.75%の利上げがあるのではと市場が期待していたことに対して、それはないと否定したことで過熱していた期待を落ち着かせた狙いがあるように見えます。ドル円は128.63円付近まで急落後、じわじわと戻してNYタイムには130円中盤まで上昇しています。 今後も0.5%の利上げが数回実施される可能性が高く、米債利回りは3.000%を突破しており、ドル円は引き続き買い狙いで問題はないと考えます。今週の東京タイムはゴールデンウィークによる薄商いによってボラティリティが低かったですが、本日は平日であるため東京タイムからの動きを期待したいところです。 本日は午前中にRBA四半期金融政策レポートの発表があり、NYタイムには米雇用統計があります。RBAでは先日予想以上の利上げが実施され、下落トレンドになりかけていた豪ドル人気が再浮上しています。先週の下落は中国のロックダウンに関連した株安やリスク回避による豪ドル安だったと思われますが、オーストラリアの経済状況は良好なため、豪ドルについても押し目買い狙いで問題ないのではと考えます。 ドル円については引き続き押し目買いを狙いたいと思います。Sell in Mayには注意したいところですが、昨日の下落後からの買い戻し感を見る限り、押したところで買いたい需要が高いと見て、129円台では買いを狙い、130円台で徐々に手仕舞いを検討といった買い回転でのトレードを狙いたいと思います。 中期的には135円を伺う展開も想定しておきたいため、直近高値の131円を越えてくるようであればフォロー買いも視野に入れておきたいと思います。
【本日の指標】 本日はFOMC二日目。最も注目される米国の金利政策が発表されます。本日NY時間後半には利上げ幅とFRB議長による記者会見が予定されており、様子見相場が広がっている模様。同じくNY時間にはADP雇用統計も予定されており、今週末の雇用統計の前哨戦。同じくNY時間昼前にはISM非製造業景況指数も予定されておりますが、FOMCの前には値動きの原因とはならないか。東京市場は祝日で休みとなり、静かな日本時間となるでしょう。 【本日の指標】 本日米国において政策金利が発表されます。ドル円は130円をまたいでウロウロ。今回のFOMCは利上げが既定路線とされており、注目すべきはその利上げ幅について。0.25か0.50どちらとなるかが相場参加者の焦点でした。FRB高官によるなんらかの発言でその利上げ幅が予想されるものかと思いきや、結局のところ今日の今日まで目立った発言はなく、0.5利上げが既定路線のように報道されております。日本側の政府や日銀の動き・方針が大きく変わらず、今の金融緩和を継続することから、日米金利差を背景とした円安基調というのはわかりますが、130円は既に歴史的な到達点であり、相場はここからの動くきっかけを探しているように見受けられます。その第一段階としては本日のFOMC、第二弾は週末の雇用統計ではないかなと。この2ヶ月の急激な円安の流れを見てもわかるとおり、一度動き出せば再度急激な相場の動きになることも容易に想像され、その動向には注意をしたいところ。「噂で買って事実で売る」を体現するか。円安を見越してのドル円買いは継続としていますが、円高への揺り戻しも期待される昨今の相場です。
昨日は米長期金利の上昇等を受けドルは底堅い動きとなりドル円はNY時間は130円台前半で推移、ユーロドルは1.0490ドルまで下落し上値も重い動きでした。クロス円はドル買いの動きやNYダウの大幅下落等を受け軟調な流れとなるもNY終盤は反発しました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 07:45:NZ・3月住宅建設許可件数 13:30:RBA政策金利発表 16:55:独・4月失業者数/4月失業率 17:30:英・4月製造業購買担当者景気指数 18:00:欧州・3月卸売物価指数 18:00:欧州・3月失業率 昨日のドル円は東京時間は129円台後半から130.40円台まで上昇も欧州時間は129円台後半まで下落、NY時間は130円付近〜130.30円付近での推移でした。今日堅調に推移すると、130円台中盤上昇できるか見たいです。 一方、軟調な動きとなると129円台中盤への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは東京時間は1.05ドル台中盤から前半に下落し欧州序盤は1.0570ドル付近まで反発も再び1.05ドル台前半へ下落、NY時間も上値重く推移し1.0490ドルの安値を付けました。 今日も軟調な動きとなると1.04ドル台後半は維持できるか見たいです。 一方、反発の動きとなると1.05ドル台中盤〜後半へ上昇できるか見たいです。 では、今日も頑張りましょう!
先週金曜の為替相場は、ここ最近の円売り・ドル買いの流れに対して戻しが入り、力関係だけ見ると「リスク回避型」に近い状態となって引けましたね。オセアニアやカナダが弱く、円が強い位置に来ているわけですが、週末ということもあって「戻し」の印象が強いです。 そのため今日はまず各国市場オープン前後の力関係変化、特に円、ドル軸の変化を見ておき、中盤以降予定されている重要イベントに備えて取引の準備を整えるのが良いでしょう。 以前から書いているように円軸、ドル軸の動きを見ておくと取引機会が見つけやすく、なおかつ力関係の強弱を見ておけば低リスク高リターンの通貨ペアが判別できるので、現在のように円軸、ドル軸の動きがかなり明確な相場では取引難易度も下がります。 さらに今週は豪州・英国・米国の政策金利発表や米雇用統計が予定されており、円軸、ドル軸に対して、RBA政策金利発表時は豪ドルの、BOE政策金利発表時はポンドの動きを見ておけば、豪ドル円、豪ドル米ドル、ポンド円、ポンドドルの取引ができるかどうかの判断もしやすいので、週明けの力関係と各国オープン前後の動きには注目したいですね。 ではまず力関係についてですが、こちらは週間予想で記載しましたので詳細はそちらを確認していただくとして、ポイントは中期的には円が弱くドルが強いこと。そして金曜NY終値時点では、円やポンドが強く、オセアニア、カナダが弱いこと。つまり中長期的リスク選好型に対して、金曜は戻しが入ってリスク回避型に近い状態で引けたという感じですね。 また短期トレンドはポンド円がフラット、その他は下向きとなっていますので、これだけ見るとショートで攻めやすい状態になっているわけですが、あくまでも中期的な円売りに対する戻して円買いの動きが出て引けただけなので、今週前半は再び円売りに戻るかどうかというところを見ておくと良いでしょう。 目安としては対円変動率が0.5%以上の動きが出るかどうかといったところで、これで円売りに反転した場合はロングで攻めるのに適した相場になりますし、その際には力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスクになります。 また先週木曜から金曜にかけて相場が反転していることからもわかるように、デイトレにおいては一夜にしてリスク選好・回避が反転することもありますから、決済は当日決済にして寝ている間の変動リスクを消すなど工夫はしたいですね。 個人的にはこの2年半ほど取引してきて利益を出し続けている豪ドル/米ドルロングを継続。戦略としてはこれまで通り0.76〜0.74、0.74〜0.72のように0.02幅でゾーンを決めていて、下は0.60までカバーできるように資金管理済み。基本この0.02刻みゾーンを基準にして、上げた場合下げた場合のシミュレーションをしておき、取引方法は弾幕を張るように、1回あたりの注文量は少な目に、その分注文箇所は多く配置。 ゾーン的には0.70を割る直前まで来ていますが、ここは2020年春に最も稼げたゾーンであり、資金管理を万全にしたうえで0.70より下は注文量を増やすピラミッディングを行っています。また決済はこれまで同様15pipsで高回転を継続。この取引方法は計画的にやっているものなので、円やドルの力関係に関係なく淡々と継続していきたいと考えています。 それでは、今日も一日頑張りましょう!
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