ジャクソンホールでのパウエル議長のタカ派的な発言を契機に株安、ドル高が先週末から急激に進んでいますが、そのペースは多少落ち着いてきました。 昨日、30日の日経平均は316円高の大幅反発となり、終値は28195円と、28000円台を回復して取引を終えています。前日のアメリカ株式は軟調でしたが、東証では早くも底打ちの動きを見せた格好です。 これに対して昨夜のニューヨーク市場は、米リッチモンド連銀総裁の発言と、ドイツのインフレ指標、8月米消費者信頼感指数やニューヨーク連銀総裁の講演が市場の関心事でした。 ニューヨーク株式市場は先週金曜日に1000ドルを超える下げとなり、週明け29日は180ドル程度の下げとなるなど下げが継続していました。 さらに、昨夜は米8月消費者信頼感指数が消費者信頼感指数は103.2に上昇するなど引き続き株安材料が出てくる中で、FRBによる引き締め強化への警戒感でダウは続落となっています。 ダウは、いよいよ3万2000ドルの大台を割り込んだほか、主要株価指数はいずれも3日続落し、約1カ月ぶりの安値になっています。ニューヨーク連銀総裁のタカ派的発言も嫌気されています。 これを受け、今日の日経平均株価は、下落して始まっています。 ジャクソンホールを契機とした株安の流れは根強いものがあります。昨日のドル円も日米金利差を意識しつつも、安定した推移でしたが、今日は138円台半ばで円安ドル高方向の動きになっています。 いずれにせよ、今週の金曜日には米8月雇用統計の発表を控えていますので、現時点では積極的な動きは手控えられています。きょうはADP雇用者数も予定されており、雇用統計を前にしつつも引き続き指標への注目が続きます。 欧州圏のインフレ指標にも関心が高まっており、昨日の8月独消費者物価指数に続いて、今日はフランスの消費者物価指数の発表も予定されています。 雇用統計を前にして動きにくい地合いではあるものの、内容次第では大きく反応する場面も想定可能です。 10:30 中国8月製造業PMI 14:00 7月新設住宅着工戸数 15:45 仏8月消費者物価指数 15:45 仏7月卸売物価指数 15:45 仏7月消費支出 15:45 仏4-6月期GDP 16:55 ドイツ雇用統計 18:00 ユーロ圏ユーロ圏8月消費者物価指数 20:00 MBA住宅ローン申請指数 21:15 米8月ADP雇用統計 21:30 カナダ6月月次GDP 21:30 カナダ4-6月期GDP 22:45 米8月シカゴ購買部協会景気指数
おはようございます。ダメおやじです。 週明けからドル買いスタートでドル円は139円にタッチしました。 各テレビニュースでも米FRBパウエル議長の利上げ話が出て、世界中が大きな話題です。 今までが超低金利だったので、利上げで正常化にしているのですが、正常になるのが異常すぎると感じているのでしょう。 今週はドル買い一辺倒で週末の米雇用統計までは進むかもです。 また、月末月初の欧州通貨買いまたは売りにも注意です。 <本日の経済指標等>23:00米消費者信頼感指数 <本日の相場の波動>初め高いと後安し 吹き値売り方針良し <本日の戦略レート> ・ドル円:買い方針2か所138.65・138.46(損切138.3)138.1(損切137.4)利食い139.3・139.5140・140.4。 ・ポンド円:買い方針162.17・161.91(損切161.65)利食い162.9・163.2・163.5。売りなら(損切162.77)。 ・ユーロドル:買い方針2か所0.999(損切0.9973)0.9965・0.9954・0.9937(損切0.9915)利食い1.00525・1.0075・1.0095。売りなら(損切1.0032)。 ・豪ドル円:買い方針95.46・95.4・95.25(損切94.9)利食い96.2・96.6・97。売りなら(損切96)。 本日の戦略レートについては、6時頃にチャートを見て予想して書いていますので、その後に予想と違う動きの時にはノートレをお願いします。なお、相場が急変した時はレート通りにはならないのでご注意ください。特に損切りや利食いは、各自でも設定をお願いします。
先週金曜日のドル円は、ジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演時に大きく動く展開となりました。講演前までに136.50円前後まで下落していましたが、講演が始まってからは136.15〜137.30円と短時間で1円以上の値動きがあり、デイトレをするには怖くもありつつ面白い展開だったのではと思います。 講演では、家計や企業に痛みをもたらすだろうがデータ次第でインフレと戦う姿勢を示しました。これにより、次回9月のFOMCで0.75%の利上げの織り込み度が61%まで上昇しています。現在のFRBの政策金利は2.50%ですが、年末までに3.50%の利上げ予想がありました。9月に0.75%の利上げを実施すると政策金利は3.25%となり、11月と12月のFOMCの2回のうち0.25%しか利上げしないのは考えにくい状況となります。 仮に11月の利上げが0.50%、12月の利上げが0.25%とすると、政策金利は4.00%となります。今後の利上げ幅を段階的に下げていくのかどうかは指標結果次第とのことなので、米国の経済指標、特にCPIやPCEコアデフレーターなどの結果には注目しておきたいところです。 8月の米CPIは前年比8.5%と先月よりは伸び率が鈍化していました。前年比は高い数字なのでインパクトがありますが、前月比を見ることで直近の物価高が抑制されつつあるかがわかりそうです。9月の米CPIの発表は9/13の予定ですが、CPIの結果を見て今後のFOMCでの利上げ動向を予測しつつ、ドル円がどのように動くだろうかを考えてみるのも面白いのではないでしょうか? 本日は英国が休場以外はこれといったイベントがありませんが、先週金曜日の流れを引き継いでドル買い目線で見ていきたいと思います。
【HOT CURRENCY ユーロドル 0.9800〜1.0100】 25日の米国株は上昇、NYダウ322ドル高(+0.98%)、ナスダック207ポイント高(+1.67%)でした。為替市場は、様子見姿勢が強まり小動き。 独IFO企業景況感指数は88.5(予想86.8、前回88.6)へ低下し、2020年6月以来の低水準となりました。 米アトランタ連銀ボスティック総裁は、インフレがピークに達したとの判断は「時期尚早」、9月FOMCでの利上げ幅は「決定していない」と発言。 米セントルイス連銀ブラード総裁は、FF金利を年末までに「3.75%-4.00%」まで引き上げたいと発言しています。 最近のジャクソンホール公演では、市場にヒントを与える発言は出ていません。 今回は市場が来年の利下げに関して先走っており、これが利上げ効果を弱めてしまうことが懸念されます。 こうした状況を受け、パウエル議長が市場の利下げ観測を牽制する発言をするのか注目です。 タカ派発言ならドル買い、ハト派発言ならドル売り、データ次第などヒントを与えない発言なら、ドル売りで反応すると予想しています。 投資戦略はユーロドル戻り売りとします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
8月も後半となり、後半戦ともなると暑さが和らぐ前に日没の早さが意識されます。ついこの前まで18時を過ぎてもまだまだ明るいなと思っておりましたが、最近ではその18時ぐらいで大分日が傾いているように感じられる日々です。 【本日の指標】 本日は米国時間において第二四半期のGDP改定値の発表が予定されております。米国の景気動向について、相場はかなりセンシティブな状況にはなっています。成長はマイナス、雇用は好調、インフレはいったん足踏みしている状況で、果たして数値として示されるGDPは強弱どのようなものかに注目です。 【本日の戦略】 今週は米国のジャクソンホールにて国際経済シンポジウムが予定されており、本日より米国西部にて3日間の予定で開催されます。各国金融機関の顔が参加するこの会合で、基本的には学術的な項目を話す場とされていますが、昨今の金融情勢について協議され、なんらかの方向性が示されることを期待しています。 会議を前にしてなんらかの動きを期待していたドル円相場は、今週若干の変動幅は大きい場面はあったものの、大きな波乱もなく本日を迎えました。今回の会合、最大の注目すべき内容は明日26日に予定されているパウエルFRB議長の講演です。毎度FOMCにおいてセンシティブな発言を繰り返しており、その内容を巡っては毎度相場が動かされてきたのは周知の通りです。FRBとしては毎回大幅な利上げを進めていますが、ここ最近の各種経済指標から利上げの鈍化が取り沙汰されており、各種経済指標と綱引きの状況。市場の見立てとしては0.5%以上の利上げを確実なものとしておりますが、3度目の0.75%利上げの実施が焦点となります。 直接的な表現は当然避けるものと推測されますが、相場参加者は言葉の端端から判断して相場の流れを形成するのが常。ドル円は130円台半ばまで下げた後、再び140円台を目指して上昇を続けており、大きな流れとしてはドル円上昇中。利上げ幅が大きいのであれば日米金利差という観点から再び140円を目指すのが今後の流れと考えております。ドル円買い戦略は継続とし、今回の会合の行く末に注目したいと思います。
昨日はNY時間米経済指標の弱い結果を受け米長期金利が低下し一時ドルが売られましたが、その後は再びドル買いが優勢となりました。 ドル円は135.81円まで大幅下落後136円台後半まで反発、ユーロドルは1.0018ドルまで反発もその後0.99ドル台中盤まで下落、ポンドドルは1.1878ドルまで上昇後1.18ドル台前半まで下落しました。 クロス円はまちまちな動きでユーロ円は135.70円台〜137円付近で上値重く、ポンド円は160.80円付近〜162.30円付近で推移、豪ドル円は94円台前半〜後半で底堅く推移しました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 21:30:米・7月耐久財受注 23:00:米・7月住宅販売保留指数 米・7月耐久財受注は前月比+0.6%、米・7月住宅販売保留指数は前月比-2.8%の市場予想です。 昨日のドル円は東京時間137円台中盤から前半へ下落し欧州時間は137円台前半〜中盤で推移、NY時間は序盤137円台中盤から135.81円まで大幅下落するもその後は136円台後半まで反発しました。今日堅調な動きとなると137円台前半〜中盤へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると136円台前半〜136円付近への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは東京午後軟調な動きで欧州序盤0.99ドまで下落し欧州時間は0.99ドル台前半〜中盤で上値重い動き、NY時間は1.0018ドルまで反発するも1.00ドル台は維持できず終盤は0.99ドル台中盤での値動きでした。今日堅調な動きとなると1.00ドル〜1.00ドル台前半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると0.99ドル付近で下げ止まることができるか注意したいです。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、ドルが先週後半の勢いそのままに強い状態が加速するとともに、ユーロやスイスが位置を下げてポンドも弱い位置を維持するなど欧州系通貨が弱く、一方でオセアニアは強い位置に戻ってくるなど地域間としての力関係の傾向が明確に出ましたね。 また円は弱い位置を維持しており、今朝も少し弱い動きが加速していますので、一時的な戻しぐらいしか円が強くなる場面がないという状態も継続しています。 今後ジャクソンホール会合を見据えて神経質な展開になる可能性もありますが、円、ドル軸の動きが明確なときには円軸ドル軸の力関係変化を見ておくと取引しやすいので、昨日のような力関係が続くようなら取引のチャンスも増えそうですね。 このような中で今日はフランス・ドイツ・ユーロ圏・英国・米国の製造業・非製造業PMI、ユーロ圏消費者信頼感指数、米リッチモンド連銀製造業指数、新築住宅販売件数の発表が予定されており、夕方のヨーロッパ時間からNY時間にかけては取引機会が訪れる可能性も。 そのため今日もまずは資金管理を万全にしたうえで、取引する際には1注文あたりの数量を減らし、弾幕を張るような取引方法を採用したり、取引する際には極力早い決済を心がけるなど、事前に自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで取引したいところです。 ではまず先週金曜から月曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、月曜はAUDが0.63%、USDが0.54%、NZDが0.39%、CADが0.05%、GBPが0.02%、CHFが-0.06%、EURが-0.46%となっていて、力関係は【AUD>USD>NZD>CAD>GBP>JPY>CHF>EUR】という形に。 先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【USD>CHF>CAD>EUR>AUD>JPY>GBP>NZD】でしたから、オセアニアが強い位置に変化したこと、ドルが強い位置を維持していること、ユーロ、スイスが弱い位置に変化したこと、ポンドと円が弱い位置を維持していることなどがわかります。 続いて9時半時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日から今朝の動きを受けてユーロ円が下向き、スイス円がフラット、その他は上向きとなっていて、通貨ペアによってリスクが低い方向が違います。 そのため今後は円を軸とした力関係変化を見ておくと取引機会をつかみやすく、ここから円売りの動きが強めに出た場合にはドル円クロス円ともにロングのチャンスに。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。 逆にここから円買いの動きが出て1%程度の変動率となった場合には、各通貨の短期トレンドが悪化してショートのチャンスに。この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスクとなります。 個人的には2019年から取引してきて利益を出し続けている豪ドル/米ドルロングを継続。昨日は上昇したあと下落の行ってこいという展開でポジション量は増えずに利益が少し増え、この利益で証拠金が増強されて安全性が増すという好循環が続いています。 戦略としてはこれまで通り0.70〜0.68、0.68〜0.66のように0.02幅でゾーンを決めていて、下は0.60までカバーできるように資金管理済み。基本この0.02刻みゾーンを基準にして、上げた場合下げた場合のシミュレーションをしておき、取引方法は弾幕を張るように、1回あたりの注文量は少な目に、その分注文箇所は多く配置。 現在のように0.70より下のゾーンは2020年春に最も稼げたゾーンでもあるので、このゾーンでは注文量を増やせるよう資金管理とピラミッディングを行っています。また決済はこれまで同様15pipsで高回転を継続します。 それでは、今日も一日頑張りましょう!
みなさんこんにちは、斉藤学です。 【先週末の結果】 ・ダウ平均 33706.74(-292.30 -0.86%) ・日経平均 28730(-200 -0.70%) ・金・ゴールド 1762.90(-8.30 -0.47%) ・原油・WTI 90.77(+0.27 +0.30%) 【本日の戦略】 <ドル円は再度137円台乗せと予想> 先週末のドル円は前日からの買いが続き、一時137.24円の高値を付けました。引けにかけ137円を若干割れて週末を迎えましたが、上昇トレンドは継続中。米10年債利回りは2.976%へ上昇し3%台へ迫る勢いのため、再びドル買いが入ると予想しています。 さらに、欧州通貨が下落したこともドル買いをサポート。欧州の景気減速懸念でユーロドルは一時1.0032まで下押し、そのまま安値引けとなったことで再度パリティ割れを試すと見ています。 <ガスプロム問題に注意> そんな中、週末の間にロシアの国営ガス会社ガスプロムが、ヨーロッパ向けの天然ガスを3日間停止すると発表しました。期間は8月31日から9月2日で、欧州向けガスパイプライン「ノルドストリーム」での供給を停止します。これにより、欧州でガスの供給不安が一段と広がり、週明けのユーロに悪影響を及ぼす可能性が出てきました。 仮にガス価格が急騰した場合、同じエネルギー資源である原油価格も連れ高となる可能性があり、そうなれば豪ドルやカナダドルなどの資源国通貨は買いが入りやすくなるでしょう。資源高となれば、しばらくの間は買いが続く可能性もあります。 【経済指標】 特になし 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 136.30〜137.80↑ ・ユーロ円 136.50〜138.00→ ・ポンド円 161.20〜163.00↑ ・豪ドル円 93.50〜95.00 ↑ ・ユーロドル 0.9950〜1.0100↓ ・ポンドドル 1.1750〜1.1900↑ ・ドルスイス 0.9550〜0.9680↑ 【通貨の強さ】 ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ 【注目通貨】 ・ドル(米利回りの上昇)
今週は、全体的にはドル高、資源国通貨高となっていますが、ドル高になっている割に株価指数もそこまで落ちていないという、これまでのパターンと少し違った動きを見せております。 冷静に考えると、良い経済指標結果→金融引き締め見通し→ドル高・株安というこれまでの値動きの方がおかしかったといえばそれまでなのですが、例えば今週の米小売売上高などもコア指標の方が強く(全体で見ると自動車とガソリンが足を引っ張って前月比横ばい)、この前の雇用統計と合わせて見ても「アメリカはまだ強いなあ」という印象があります(GDPこそ2四半期連続マイナスでしたが、これは供給網混乱を背景とした在庫積み増しの影響や、政府支出がコロナ対策支出の減少で減った影響等もありました) とはいえ、他の国で見ると、例えば今週発表の豪雇用統計では、失業率こそ予想より低い3.4%となったものの、雇用者数は+2.5万人予想が実際は-4.9万人とまさかのマイナス、労働参加率も前月より低下ということもあり、また欧州もリセッション懸念がかなり強いように、世界的な「スタグフレーションリスク」は依然として高く、その中で「どの国がまだ相対的に強いか」というような観点にシフトしていく可能性は割とあります。 そしてその豪雇用統計の結果については、今の市場予想では基本的に9月の0.5%利上げ予想は変わっていないものの、一部では0.25%や0.4%という予想も出てき始めて、この辺りで来月のRBAの注目度もまた上がって来そうです。 他に個人的に一番注目していたRBNZについては、利上げ幅自体は予想通り0.5%利上げでしたが、2023年末のOCRの見通しが3.9%→4.1%と金利のピークが上がっており、その点やインフレ抑制を優先する姿勢がタカ派的と受け止められて発表直後はNZドル高で豪ドル/NZドルが下がったものの、その後徐々に戻しており、今は大体全戻しされてます。 豪ドル/NZドルはその後の豪雇用統計での下げもまた戻しており、まだ下げる流れにはなっていないなあという感想ですが、ただ上昇というような感じでもなく、この辺りをしばらくウロウロしてるのかなと個人的には予想しています。
夏休みシーズンも終わりに近づき、東京市場にも動意が出てきました。 昨日の株式市場ではリスクオンの動きが強まり、これを受けて為替もドル買い円売りの動きが強まりました。 昨日の日経平均は、節目となっていた2万9000円を超えて、2万9222円で取引を終えています。直近の底値からは、上昇幅がだいぶ大きくなってきました。 一昨日のニューヨーク市場でも、決算発表などを材料に株式に買いが集まり、ダウ平均は239ドル高と5日続伸となるなど、こちらも一時的に3万4000ドル台を回復する場面もありました。 さらに、昨夜の7月の米小売売上高は横ばいでしたが、市場の予想よりは強かったこともありドル買いは継続。ニューヨーク株式市場は下落しましたがその値幅は限定的でした。 こうした株高傾向は為替市場の円安も要因になっており、昨日の東京時間の終わりのドル円は、134円40銭、今日は134円80銭付近と、円安ドル高傾向となっています。 リスクオンの円売りが主導する動きであるため、対ユーロでも円の軟調は同じで、ユーロ円は、137円半ばまで円安が進んでおり、前日比で大幅な円安ユーロ高になっています。 ひとまず、目先の株式市場の堅調が継続する限りは、円の上値余地はまだありそうな雰囲気です。今日の日経平均株価は軟調ではあるものの、下落幅は小幅であり、調整の範囲内だと思います。 もっとも、どこまで今のトレンドが継続するかは、今後の指標次第の面もあり、読めない部分が大きいです。 なお、昨日発表された7月英消費者物価指数は、前年比+10.1%となり、二ケタ台の伸びとなりました。これにより市場では一時的にポンド買いが強まる局面もありました。 とりわけ、ポンド円は、一時的に163円台まで上昇しています。 テクニカル的に、このところの頭打ち感を破るほどの伸びではないとはいえ、しっかりとしたチャートです。 もっとも、同時に発表された生産者物価の伸びが前月よりもやや鈍化したこともあり、市場の反応は長続きしませんでした。 18:00 ユーロ圏6月建設支出 18:00 ユーロ圏7月消費者物価指数 20:00 トルコ中銀政策金利 21:30 カナダ7月鉱工業製品価 21:30 カナダ7月原料価格指数 21:30 米8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 21:30 米週次新規失業保険申請件数 23:00 米7月中古住宅販売件数 23:00 米7月景気先行指標総合指数
おはようございます。ダメおやじです。 これほどまで、ドル円が動いた夏もないでしょう。ドル円は今週安値132.55円から昨夜高値134.68円の2円幅を毎日往復です。 昨日の動いた理由はポジション変動と思います。 投機筋(ヘッジファンド)や機関投資家のショート(売り越し)解消でロングに持ち替えたところを個人投資家が売って来て、大きく上昇したのでしょう。 昨日は買い方も損切に遭い、反転上昇して、売り方も損切になるという結果でした。 STOP(損切)の取り合いならば、直ぐに手仕舞いなので、元に収まります。 また、深夜はFOMC議事録もあるので、明日からがトレンドに向かうのではとも思っています。 損切になれば再度挑戦、または3日ルールもありますので、マイルールを確りして資金管理しながら頑張りましょう。 3日ルールというのは、株式のBOS方式の事で、1日目買うbuy・2日目継続on・3日目売るsellのデイトレです。ポジションを3日キープして利が出なければ切る、利が出ていれば乗っていくです。 <本日の経済指標等>11:00NZ政策金利・15:00英消費者物価指数・21:30米小売売上高・18日3:00FOMC議事録 <本日の相場の波動>前日の相場に反して動く日 <本日の戦略レート> ・ドル円:売り134.35(損切134.7)利食い133・132.7・132.12。買いなら134.04・33.87・13.74・133.45・133.3・133.15(損切133)利食い135・135.5・135.7。 ・ポンド円:買い2か所161.95・161.75・161.35・161.15(損切161)16075(損切160.35)利食い162.9・163.3・164。 ・ユーロドル:売り1.0174・1.01889(損切1.02)利食い1.01302・1.0101。買いなら1.0151・1.0136・1.01163(損切1.0107)。 ・豪ドル円:買い94.05・93.95・93.8・93.66(損切93.4)利食い94.6・95.05・95.3・95.6。売りなら94.3(損切94.55)。 本日の戦略レートについては、予想と違う動きの時にはノートレをお願いします。なお、相場が急変した時はレート通りにはならないのでご注意ください。
会社勤めの方は本日からお仕事か、本日までお盆休みの方もいるかも知れませんが、長期の休みが終わって一区切りということで2022年の相場を振り返ってみます。 年初のドル円は115円前後で方向感がない状態でしたが、3月から円安トレンドが形成されて7月までに139円台まで上昇しました。近年のドル円にしては稀に見る大きな値動きとなっていますが、このドル円の上昇のきっかけとなったのはFRBの利上げとバランスシートの縮小による引き締め政策の実行でした。 今年の3月ごろの米国のCPIは、40年ぶりに7.9%の物価高となったこともあって利上げを開始し、年内には3.50%程度まで利上げする見通しがでていました。その後、CPIの結果を見ながら順当に利上げが実施されることで、ドル円は右肩上がりに上昇してきます。7月になり139円台で上昇が頭打ちとなると、ようやく調整期間となって130円付近まで下落。直近は一旦底打ちして130〜135円のレンジでの値動きとなっています。 さて、ここからのドル円が再び上昇トレンドとなって140円を越えるためには、米国の物価高がさらに進行して年内の利上げ見込みが上方修正されるなどのドル買い材料が発生するか、日銀によるさらなる追加緩和策が出るなどの円売り材料が出てこないと難しいのではないかと思います。 となると今後のドル円は買われても135〜138円程度と考えられ、かといって当面日米の金利差が縮まることもないので大きな下落トレンドが発生することも考えにくいです。米国のCPIは先日8.5%(前年比)と出ましたが、FRBはデフレになるよりインフレの方がコントロールしやすいとして、3.50〜4.00%程度の金利水準で数年かけてインフレを退治するという考えです。ここからのドル円は3〜7月のようなわかりやすい上昇相場ではなく、短期的な思惑に左右されて行ったり来たりするレンジ相場になっていくのではと考えています。 本日は主要な経済指標の発表はありませんが、ドル円をトレードするのであればしっかりと押し目を待ち、思わぬ下落に巻き込まれないようにしたいと思います。
【HOT CURRENCY ドル円 132.00〜134.00】 12日の米国株は上昇、NYダウ424ドル高(+1.27%)、ナスダック267ポイント高(+2.09%)でした。為替市場はドル高。 直近のドル円相場は、強い米雇用統計で急騰→米CPI鈍化で急落と、重要指標の結果に反応するだけの動きでした。 先週は米7月消費者物価指数CPIや米7月卸売物価指数PPIがピークアウトしたとの見方から、9月FOMCでの0.75%利上げ観測が後退しました。 為替市場ではドルが売られ、株式市場は堅調に推移しました。FRBバランスシートはまだ大きく、本格的な株安は2023年頃からと予想しています。 本日は米8月NY連銀製造業景気指数が発表されます。株式市場が堅調に推移しており、為替市場でも大きな波乱は無さそうです。 投資戦略は長期でユーロドル戻り売りとします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
昨日は山の日でお休みでしたが、明日も土曜日でお休み。休みの谷間、かつ、お盆休みの時期と重なり、半ば公休のような金曜日を迎えています。夏の甲子園も真っ盛りで、子供らも夏休み後半ともなると真夏のピークを感じる日々です。 【本日の指標】 FRBの政策に影響を与え得る米国の指標は連日注目されておりますが、本日は国は変わって英国のGDP等の発表が予定されております。予想としてはマイナスの数値が掲げられており、コロナ禍からの復帰で世界同時的に発生した経済復調に見事に飲み込まれています。英国はつい先日の金融政策決定会合において、政策金利を0.5%引き上げたばかり。この利上げ幅は30年ぶりの大幅利上げとのことで、米国以上に物価上昇が激しい英国における景気対策はひたすらの利上げの模様。ポンドを絡めた相場の状況としては、ボラティリティは高いものの、大きく変動することはなく持ちこたえたようですが、本日の指標発表次第では相場に変動の種を与える事になりかねません。 【本日の戦略】 先日の雇用統計で好況な雇用概況を示したことから、まだまだ高い利上げ状況は続くとして急激な円安ドル高が発生したのが先週末の相場。ドル円は135円のラインで週の取引を終えました。今後の金利動向は今後の米国指標次第で決まるとされており、その第一波となった水曜日の米国消費者物価指数。結果として多くの項目において前月からの価格が下がる結果となり、ピークアウト観測からの円高ドル安の流れとなりました。今朝時点では132円台で推移する相場です。結果的にこの一週間でドル円は綱引き状態で、いずれの方向性に対しても説明がつく形で引っ張り合うことになりました。今後も指標発表次第で同様に上下動する傾向は続くと推測され、FRBの高官発言によって更にその流れが加速することとなるでしょう。 次なるFOMCは9月の20日頃を予定しており、その1、2週間前までは今回のように引っ張りあうことを想定しています。こうなると相場の流れに身を任せつつ、?@短期で取引を重ねる、?Aある程度のラインで上下動が収まると仮定し、そこから外れる際には取引を控える。この戦略でしばらくは進めたいと考えています。132円から135円がそのラインであることが想定されますが、ボラティリティが高い状態が続いていることは間違いなく、無理な取引は基本避けることも忘れないようにしたいと考えています。
昨日は米・7月消費者物価指数の予想を下回る結果を受け米長期金利が低下、ドルは発表後急落しました。 ドル円は132.03円の安値を付けましたがNY終盤は133円付近まで反発しました。 ユーロドルは米7月消費者物価指数発表後急伸し1.0368ドルの高値を付けるも午後は1.03ドル付近まで反落、ポンドドルも1.2277ドルの高値を付けるもその後は反落し1.22ドル台前半で推移しました。 ユーロ円は138.40円から136.62円まで下落、ポンド円は161.69円まで下落する軟調な動き、豪ドル円はNY序盤93.49円まで下落もその後は94円台へ反発しました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 21:30:米・7月卸売物価指数 21:30:米・新規失業保険申請件数 昨日のドル円は東京・欧州時間は134円台後半〜135円台前半で推移、NY時間は米7月消費者物価指数の予想を下回る結果を受け132円手前まで急落、終盤は133円付近まで反発しました。 今日堅調な動きとなると133円台中盤〜後半へ上昇できるか見たいです。 一方、反落の動きとなると132円台中盤、まだ下へ行くと132円付近への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは東京時間は1.02ドル台前半で小動き、欧州時間は1.02ドル台中盤へ上昇、NY時間は急伸し1.0368ドルの高値を付けるも午後は1.03ドル付近まで反落しました。 今日堅調な動きとなると1.03ドル台中盤〜後半へ上昇できるか見たいです。 一方、軟調な動きとなると1.02ドル台中盤〜前半への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、ユーロやドルが力関係上強い位置に変化する動きがあったものの、高安の変動率も終値ベースの変動率もやや小さめで少し神経質な展開となりましたね。 後述するようにドル円クロス円ともに短期トレンドも膠着状態となっていてリスクが高めなので、円やドルを軸とする明確な動きが出るまで少し待ちたい相場。 今夜発表される米消費者物価指数は市場からも注目されていると思いますし、前回は前年比9%超と約40年ぶりの数字となって強い動きが出たこともあって、今日もNY時間の指標発表前後の動きには注目したいところ。 そのため今日もまずは資金管理を万全にしたうえで、取引する際には1注文あたりの数量を減らし、弾幕を張るような取引方法を採用したり、取引する際には極力早い決済を心がけるなど、事前に自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで取引したいところです。 ではまず月曜から火曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、火曜はEURが0.35%、CHFが0.33%、USDが0.16%、NZDが0.13%、GBPが0.07%、AUDが-0.06%、CADが-0.08%となっていて、力関係は【EUR>CHF>USD>NZD>GBP>JPY>AUD>CAD】という形に。 月曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【AUD>CHF>CAD>NZD>EUR>GBP>JPY>USD】でしたから、豪ドルとカナダドルが強い位置から弱い位置に変化したこと、ユーロとドルが位置を上げたこと、スイスが強い位置を、円が弱い位置を維持していることなどが見てとれます。 続いて10時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の対円変動率が低かったこともあって現状ほぼフラットという状況で、上下どちらに攻めるにもリスクがあるといえます。 しかし逆に考えるとここから円軸の動きが明確に出たり変動率が高くなれば、上下どちらにもチャンスが生まれやすい状態とも言えますね。 そのため今後は円を軸とした力関係変化を見ておくと取引機会をつかみやすく、ここから円売りの動きが強めに出た場合にはドル円クロス円ともにロングのチャンスに。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。 逆にここから円買いの動きが出て1%程度の変動率となった場合には、各通貨の短期トレンドが悪化してショートのチャンスに。この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスクとなります。 個人的には2019年から取引してきて利益を出し続けている豪ドル/米ドルロングを継続。今週は月曜に上昇、火曜はやや下落で利益が出た後仕込みができているので、ポジションはやや減、利益は増えて証拠金も増強されて安全性が増すという好循環が続いています。 戦略としてはこれまで通り0.70〜0.68、0.68〜0.66のように0.02幅でゾーンを決めていて、下は0.60までカバーできるように資金管理済み。基本この0.02刻みゾーンを基準にして、上げた場合下げた場合のシミュレーションをしておき、取引方法は弾幕を張るように、1回あたりの注文量は少な目に、その分注文箇所は多く配置。 現在のように0.70より下のゾーンは2020年春に最も稼げたゾーンでもあるので、このゾーンでは注文量を増やせるよう資金管理とピラミッディングを行っています。また決済はこれまで同様15pipsで高回転を継続します。 それでは、今日も一日頑張りましょう!
みなさんこんにちは、斉藤学です。 【前日の結果】 ・ダウ平均 32832.54(+29.07 +0.09%) ・日経平均 28150(-90 -0.32%) ・金・ゴールド 1805.20(+14.00 +0.78%) ・原油・WTI 90.76(+1.75 +1.97%) 【本日の戦略】 <ドル円はやや上値が重い> 昨日のドル円は買いが続き、一時135.55円まで上値を伸ばしました。先週末に発表された米雇用統計は、52.8万人と予想25.0万人を大きく上回っており、週明けも買い材料に。ただ、東京市場が終了すると失速し、一時134.37円と135円台割れ。NY時間に入り、今後は成長が減速し雇用も弱くなっていくとの見通しが出たことで、戻り売りが出たようです。 その後135円台へ戻しましたが、米10年債利回りは2.748%へ低下していることから、本日のドル円は上値の重い状態が続くと予想します。しばらくは、135円付近での値固めとなるでしょう。 <原油高で資源国通貨が強い> ドル安によりドルストレートが買われたことで、クロス円は底堅く推移。特に、豪ドルやカナダドルなど資源国通貨への買いが目立ちました。原油の反発が続き、90ドル台を回復したことが買い材料になっています。米利回りの低下もあって、資源国通貨は対ドル中心に本日も強いと予想します。 全体的に上昇しているなか、ポンドが一時逆行安。英経済見通しの悪化で戻り売り優勢となっており、他通貨に比べ伸び悩みました。対ユーロでのポンド売りも進んでいることから、ポンドの上値は重いと見ます。 【経済指標】 特になし 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 134.00〜135.80→ ・ユーロ円 137.00〜138.50↑ ・ポンド円 162.20〜164.00→ ・豪ドル円 93.50〜95.00 ↑ ・ユーロドル 1.0150〜1.0250↑ ・ポンドドル 1.1980〜1.2150→ ・ドルスイス 0.9500〜0.9600→ 【通貨の強さ】 豪ドル>ユーロ>ドル>ポンド 【注目通貨】 ・豪ドル(原油価格の反発)
今回のデイリー記事では、相場の全体的なレビューと、私のメイン通貨である豪ドル/NZドルについて書きたいと思います。 まず相場の全体的な流れとしては、今のテーマは「金融政策がどうなるか」についてはコロナ以降ずっと共通のテーマではありますが、それ以外にも「大きな不況が来るのではないか」「資源はどうなるのか」「地政学リスク」等、様々なものが複雑に絡まっており、とはいえ今時点での株式市場の大きなテーマはやはり金融政策のようで、その象徴的な出来事としては、アメリカのGDPが悪かった時には上げて、逆に雇用統計が良かった時には下げる、ということもありました。(一般的なセオリーは当然逆です) ただし、相場のテーマというのはいきなり変わることも多く、今は徐々に実態経済の状態にも注目が集まりつつあるので、今後もこの流れが続くかについては引き続き見ていく必要がありそうです。 私のメイン通貨の豪ドル/NZドルについては、豪の利上げはさすがに織り込まれつつあり、8月のRBAでも0.5%の利上げであったものの、声明文での「あらかじめ決まった利上げの道筋があるわけではない」の追加がハト派的と解釈されたようで、これで豪ドルが下げるという展開もありました。 ただその一方で、NZについて失業率が予想3.1%に対して、結果3.3%となってNZドルが下げて、結果として豪ドル/NZドルが上がる展開もありました。NZについては、他の経済指標で見ても景気の鈍化傾向は見えており、何故失業率が元々史上最低であった3.2%からさらに改善するという予想だったのかはいまいち謎ではあるものの、ただ普通に結果を見ても3.2%から3.3%になっており、経済の遅行指標である雇用でもマイナスの状態が出てきたことに対して心配はしております。 とはいえ、NZの場合去年から利上げを他の先進国に先んじて実施しており、このくらいの時期に経済に悪影響が出るのはある意味で「それはそう」という感じでもあり、その中でNZとしてはまずインフレの抑制を第一目標としているので、その点で金融政策については引き続き引き締め傾向が続くと予想し、豪ドル/NZドルの売り方向でのトレードを続けようと考えています。(豪もNZも引き締め傾向と予想するものの、さすがに1.1台の今は高いという判断)
今週は3日にアメリカのペロシ下院議長が台湾を訪問したことで、米中関係悪化への警戒感が広がる場面もあったものの、その後の市場への影響は限定的でした。 昨日の東京市場では、中国が台湾周辺で開始した軍事演習に伴い、台湾の東の海域に向けて弾道ミサイルを発射したと報じられると、米長期金利の利回りが低下すとともに、ドル円もリスクオフの円買いが進む場面もありました。もっとも、これは長続きする展開ではなく、昨日のドル円は早期に134円台を回復。ドル円の底堅い動きは、欧州時間にも引き継がれ、円売り先行の展開でした。 リスクテイクの動きは継続しており、日経平均株価は、昨日は、前日比190円30銭高と続伸。終値では2万7932円20銭。ニューヨークダウは反落だったものの、今日の東京市場も日経平均株価は高く始まっています。とはいえ、為替市場ではニューヨーク時間以降のドル円は上げ渋りでした。今朝は132円台までドル円が下落する場面もありました。 直近では、ISM非製造業景況感指数や製造業新規受注が予想を上回るなど、米国経済は堅調です。FRBによる引き締め強化観測を背景して、基調としてはドルが強い地合いではあります。しかしながら、直近のテクニカル的なドル円の上げ足の踊り場感に、中国の対米報復措置への警戒感も加わり、円売り一辺倒にはなりにくい雰囲気であるといえます。 なお米中関係は、地政学リスクの高まりではありますが、数年前のように、米中貿易戦争が為替市場の大きなかく乱要因になる雰囲気からは、まだだいぶ距離があると思います。FRB当局者からは、インフレ高進の抑止のために、9月以降も速いペースでの引き締めを継続する姿勢が示されており、引き続きFRBの動向が為替市場のメインテーマです。 今日は、この後雇用統計が予定されており、海外市場での関心事は米中関係から再びアメリカの金融政策へと目線が戻ることになります。今日の東京時間は、基本的に雇用統計待ちの相場になるはずで、動意が出にくい状況だと思います。 14:00 6月景気先行指数 14:00 6月景気一致指数 15:00 独6月鉱工業生産 15:45 仏6月貿易収支 15:45 仏6月経常収支 15:45 仏6月鉱工業生産 21:30 カナダ7月雇用統計 21:30 米7月雇用統計 23:00 カナダ7月Ivey購買部協会指数 28:00 米6月消費者信用残高
おはようございます。ダメおやじです。 夏枯れ相場と言われますが、今年の夏は気温も40度と高く、相場も熱戦です。 月曜の朝からドル円クロス円ともに連動して売り込まれ、火曜のNY市場からショートカバーで倍返しで戻るなど、約3円以上の値幅で上下しています。 相場全体が金利で動いており、高金利になれば株安・為替高、低金利になれば株高・為替安という感じです。 昨夜は米ISM非製造業景況指数が良好で米金利が低下し、株高・ドル安になりました。 相場が日替わりに上下しており、本日もこの流れを東京市場が引き継ぐか、どうかです。 また欧州市場では英政策金利があります。先日の豪政策金利では予想通りの利上げでしたが、今年後半にはピークアウトするとの豪中央銀行の声明で売られました。 イギリスはインフレが止まらず、27年ぶりの0.5%大幅利上げも観測され(2023年には3%台)、また資産売却(約145兆円)で金融緩和に終止符を打つなど、大きな転換を迎えています。 一段高のポンド高になれば、金利高によるスタグフレーション懸念も出て、豪政策金利のように売られるかもです。狙いたいですね。 <本日の経済指標など>20:00英政策金利・21:30米貿易収支 <本日の相場の波動>後場高の日なれど、上放れた時は売り狙え <本日の戦略レート> ・ドル円:売り方針134・134.3(損切134.75)利食い133・132.7。買いなら133.5(損切133.15)。 ・ポンド円:売り方針163・163.5・164(損切164.4)利食い162・162.25・161.7。 ・ユーロドル:買い方針1.01515・1.01417・1.0124(損切1.01117)利食い1.0214・1.0237。売りなら1.01745・1.01851(損切1.02075)。 ・豪ドル円:売り方針93.05・93.2(損切93.4)利食い92.5・92.2。買いなら92.8・92.6(損切92.15)。 本日の戦略レートについては6時頃にチャートを見て予想して書いていますので、その後に予想と違う動きの時にはノートレをお願いします。なお、相場が急変した時はレート通りにはならないのでご注意ください。特に損切りや利食いは、各自でも設定をお願いします。
今週のドル円は週初から円高継続ということで、あっという間に130円台まで下落しました。先月までの円安論はなんだったのかというほどするすると下落しており、少々拍子抜けしている方も多いのではないでしょうか?先日のFRBの0.75%の利上げ実施後、9月のFOMCでは0.75%の利上げの織り込み度はわずか1%まで下がっており、早くも次回は0.50%の利上げの可能性が濃厚となっています。 とはいえFRBの利上げペースが落ち込むのは予定通りであり、年内に3.50%程度まで段階的に利上げを実施していくことになるでしょう。利上げをすれば景気が減速するのはある意味当然なため、リセッションへの警戒によるリスク回避というのは不思議な論調のように思えます。ドル円としては円安すぎて買えない状態だったのが、大きな押し目となってようやく買える状態になってきたと考えておくのが良いでしょう。 一方で欧州は秋から冬にかけて厳しい状況になることがわかっています。ロシアからドイツ向けに供給を再開した天然ガスは、8月からは当初の20%の量に限定されています。このままでは9月までしかエネルギー需要を賄えず、秋以降の生活や企業活動に大きな支障をきたす状況となってしまいます。大きなエネルギー問題により景気が減速する未来が見えているのに、CPIは8.9%と右肩上がりで上昇しており、ECBは利上げをせざる得ない状況でした。ECBは最大でも1.00%までしか利上げしないのでは?という話もあるようですが、ユーロについては利上げ期待によるユーロ買いの考えはほとんどなく、エネルギー問題によるユーロ売りの方が優勢な状況が続くのではないかと思います。 本日はNYタイムにISM非製造業指数の指標発表があります。ドル円は朝の時点で130円台から2円以上反発して133円台まで買い戻されていますが、38.2%戻しの133.77円か、50%戻しの134.86円をターゲットとして注目しておこうと思います。またユーロ円も同様に買い戻されていますが、ユーロ円は戻り売りを狙いたいところなので、買い戻し目処を想定してエントリチャンスを探したいと思います。
【HOT CURRENCY ドル円 129.00〜132.00】 1日の米国株は下落、NYダウ46ドル安(-0.14%)、ナスダック21ポイント安(-0.18%)でした。為替市場はドル安。 米7月ISM製造業景況指数は52.8(予想52.0、前回53.0)と、予想を上回ったものの、2020年6月以来の低水準。 米10年債権利回りは2.586%まで下落。ドル円は2日東京時間には、130円台まで下落しています。 ドル円は完全に短期下落トレンドに入っており、3月の115円→高値139円の1/3押しが131円、半値押しが127円となります。 投資戦略は時間をかけて少しづつドル円を買って行く方針です。ボラティリティが高まっているため、オーバーシュートに警戒すべきです。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
今日から8月を迎えます。来年こそはマスクなしの楽しい夏をと祈った昨年の夏。あれから一年経過しました。行動制限こそない夏を迎えましたが、マスクは相変わらず。患者数も増え続け、医療態勢も逼迫し・・・といういつもの第XX波を迎えるというなかなか厳しい夏を迎えています。これで3度目のコロナ禍最中の夏を迎えますが、いよいよコロナを2類から引き下げる議論が始まるなど、本格的なwith コロナの時代を迎えようとしているのか。人々の生活様式を変えた今回のコロナ禍ですが、来年こそはと祈るばかりです。 【本日の指標】 8月1日は、カナダやスイス、オーストラリアなどの国々が休場。こちらは相場に与える影響はさほど大きいものではないでしょう。NY時間にはISM製造業景況指数が発表される予定であり、米国における急激な利上げによる反動がどう指数となって表れてくるかが注目される昨今の相場においては注目される指標です。 【本日の戦略】 金曜日の東京市場で大きく動いたドル円相場。その後も若干動いて132円台で終わった先週一週間でした。ここのところ1ヶ月間はボラティリティが高く、変動幅が大きい相場が続いていますが、今回の1日に2円も動くような状況はその余波が続いていると考える事ができそうです。週の戦略で述べたように、今週は雇用統計ウィーク。その発表に向けて思惑が交差する静かな相場が続いてくれることを期待しますが、本日はISM製造業景況指数の発表が予定されており、こちらも相場に影響を与えることとなるでしょう。 一方で動きはあるものの、相場に対して影響を与えないだろうというのが最近のコロナ情勢。既に東京だけで連日4万人近い感染者を出し、世界で最もコロナ感染者の数をカウントしているとも。医療機関も逼迫しているとの報道がなされますが、東京株式さえ反応材料とせず。政府側も行動制限などを打ち出すことはなく、むしろ海外と比較して未だに制限している入国などを如何にして撤廃していくかに軸足を移している模様。その為には政令で第2類に指定されている新型コロナウィルスを季節性インフルエンザと同等の第5種まで下げようとするのが第一歩か。今の蔓延が落ち着いたらこの動きを加速させるものとの報道がありますが、むしろ相場は連想でポジティブに反応するのではと考えています。いずれにせよ為替相場に与える影響というのはさほど大きなものではないと考えています。
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