みなさんこんにちは、斉藤学です。 【前日の結果】 ・ダウ平均 33852.53(+3.07 +0.01%) ・日経平均時間外 27990.00(-100.00 -0.36%) ・金・ゴールド 1763.70(+8.40 +0.48%) ・原油・WTI 78.20(+0.96 +1.24%) 【経済指標】 ★★★ 24:00(米)11月消費者信頼感指数 前回:102.5 予想:100.0 結果:100.2 【本日の戦略】 <ドルは下げ渋り、豪ドルに買戻し> 昨日もドル円は売りが継続し、一時137円台後半へ下押しする場面がありました。しかし、NY時間に入るとドルは買われはじめ、138円台半ばへ戻しています。直近で138円付近が強いサポートラインとなっており、しばらくは底堅い推移が続くと見ています。米10年債利回りは3.757%へ上昇、本日もドルへの買いが続き139円台へ乗せると予想します。 クロス円は小幅に下落、こちらはドル買戻しの反動で上値が重い様子。通貨別にはユーロがやや弱く、本日発表される欧11月消費者物価指数を前に調整が入っています。 一方、原油価格の反発で豪ドル円が前日終値と比べプラス圏へ上昇、昨日まで中国のゼロコロナ対策に対する抗議活動の拡大が警戒されていましたが、ワクチン接種の広がりや行動制限を緩めるのではないかとの期待で、安心感が広がりつつあります。とはいえ、しばらくは中国政府の動向に注意が必要でしょう。 <22時15分発表の米11月ADP雇用統計に注目> 週末金曜日に発表される米雇用統計は好調を維持するとの予想、まずは前哨戦となる今晩発表の米11月ADP雇用統計に注目です。前回23.9万人に対し予想20.0万人と減少予想ですが、20万人付近を維持していれば問題ないでしょう。 22時30分に発表される米7-9月期GDPは改定値なので、それほど影響はないと見ます。ただ、結果に関わらず月末のポジション調整で荒っぽい動きをする可能性もあるので、注意してください。 【経済指標】 ★★★ 22:15(米)11月ADP雇用統計(前月比) 前回:23.9万人 予想:20.0万人 ★★★★ 22:30(米)7-9月期GDP改定値(前期比年率) 前回:2.6% 予想:2.8% ★★★★★ 28:00(米)米地区連銀経済報告(ベージュブック) 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 138.00〜139.50↑ ・ユーロ円 142.50〜143.80→ ・ポンド円 165.00〜166.50→ ・豪ドル円 92.20〜93.80 ↑ ・ユーロドル 1.0250〜1.0380→ ・ポンドドル 1.1850〜1.2000→ ・ドルスイス 0.9450〜0.9600↑ 【通貨の強さ】 ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ 【注目通貨】 ・豪ドル(原油の買戻しや中国情勢改善への期待)
今週のドル円は139円くらいでスタートした後全体的に円高傾向の中で下落し、一時は137.48円までつけましたが、前回安値と大体同じくらいのところで止まり、今は138.7円くらいまで戻しています。この背景にはニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁・セントルイス連銀のブラード総裁・ブレイナードFRB副議長などが昨日相次いでタカ派的観測を出してきたことによるもので、株価指数は逆に昨日は下落基調にありました。 FRBとしては、依然インフレが続いている一方で、景気後退も見えてきて、ただし株価は割と高めで雇用も強い水準まで戻ってきている現状としては、まずはタカ的なスタンスを維持してインフレを抑制したいのかなと思いつつ、とはいえ難しいかじ取りを迫られているなという印象です。 ドル円については、この辺りが日足や週足で見ても「上昇継続か終了かの勝負所」という辺りであり、次の材料が出るまではしばらくこの辺りで争っている可能性もありそうだなと見ています。(抜ければ早いと思うのですが) また個人的にメインでやっている豪ドル/NZドルについては、先週のRBNZが0.75%の利上げで、しかも声明文の中で1%の利上げも検討していたことが書かれていたことから、全体的にNZドル高方向で豪ドル/NZドルとしては下落基調にあります。 1%の利上げも検討していたというのはかなりのポジティブサプライズではあるものの、RBNZは次回は2/22と約3か月後であり、その間にRBAが2回あることを考えると、そこまで大きくドカンと下げたわけではないというのも理解はできます。 この通貨にとっての次の山場が次回12/6の年内最後のRBAで、ここは0.25%利上げだろうと予想されており、この通りであればとりあえず年内は下目線で良いと思っていますが、もしここで0.5%利上げとかになってくるとまた豪ドル/NZドルも荒れてきそうだなと思っています。
先週は総じてドルが軟調な週でしたが、金曜日に限って言えば、東京市場で一時的にドル買い円売りが強まる場面もありました。 FOMC議事録等を受けて、木曜日の海外市場でかなりドル安が進んだので、その利益確定に押されたものと見られます。ドル円は138円台から値動きを切り上げ、139円台に乗せました。 続く金曜日のニューヨーク市場でも、ドル円は買い戻しが優勢となり、139円台で取引を終えています。 もっとも、ニューヨーク市場は感謝祭明けの金曜日だったこともあり、市場参加者も少なく、動意が出にくい地合いではありました。利益確定相場の範囲内といえば範囲内の値幅だったといえるでしょう。 実際、週明けの今日はリスクオフが強まり再び138円台に入っています。 ユーロドルについても、複雑な動きで金曜日に一時1.04を割り込む場面がありました。しかしながら、ユーロに関しては一転してニューヨーク市場で買いが強まったことにより、終値では、1.04台まで戻す形になって取引を終えています。 休みに挟まれた形になった金曜のニューヨーク市場は、様子見ムードが強く、ドルが戻したとみるよりは、あまり積極的な動意がない中で、既存レンジ内で動いたとみる方がいいかと思います。 とにもかくにも、今の市場の動きを主導しているのは、アメリカにおけるインフレピークアウト期待です。今週も、週後半に向けて雇用統計をはじめとして複数の重要指標が予定されていますので、値動きに動意が出てくるとすればそれを踏まえたものになるはずです。 それ以外の材料、例えば中国における新型コロナウイルスの感染拡大やウクライナ情勢等は、今の市場の状況では中期的な値動きの方向を決定づけるような要素にはなりえず、マイナー材料に過ぎません。 そう考えると、本日時点の為替市場の動きも、基本的には先週の木曜日及び金曜日の値動きを受けた需給相場色が強くなるものと思われます。 なお、直近の値動きを見る限り、ユーロの強さが目立っている気がします。 アメリカと異なり、ユーロ圏もイギリスもインフレ高止まりが継続していますので、徐々にユーロが買われやすいマクロな市場環境にシフトしています。今後しばらくはユーロの動きも注視したいところです。 21:00 メキシコ10月 貿易収支 22:30 カナダ7-9月期四半期経常収支 23:00 ラガルドECB総裁発言
おはようございます。ダメおやじです。 ブラックフライデーに入り、ネット商戦、各店催事など、一気にセール商品で盛り上がっていますが、昨日の相場は静かに上下して半値戻しです。 ドル円は139.63円から138.05円まで約1.6円下げて138.64円で終わり、ユーロドルは1.044から1.038まで約60pips下げて1.041、ポンド円は168.31円から167.16円まで約1円強下げて167.9円で終わりです。 昨夜はドル安相場は一休みの調整という感じでしたが、ポジション状況ではまだまだドル安相場は続きそうです。特に豪ドルが上げそうな気配ですが。 本日も調整で終わるか、来週に向けての動きが出るかです。 来週ですがドル円は戻り売り、ユーロとポンド、豪ドルは押し目買いになりそうです。 <本日の経済指標等>米国短縮取引ブラックフライデー、16:00独GDP <本日の相場の波動>波乱の日 前後場仕成りが変わる <本日の戦略レート> ・ドル円:売り方針138.8・139.35(損切り139.8)利食い137.85・137.45・137・136.7。買いなら(損切り137.7)。 ・ポンド円:売りなら168.25・168.45・168.7(損切り169.3)利食い166.2・165.4・164.85。買いなら167.55・67.3・167(損切り166.6)利食い168.45・169・169.8・170.6。 ・ユーロドル:買い方針1.03967(損切り1.038)利食い1.0453・1.0478・1.051。売りなら1.043・1.0453(損切り1.0463)。 ・豪ドル円:買い方針93.65・93.56・93.36(損切り92.9)利食い94・94.35・94.5・94.75。 本日の戦略レートについては、予想と違う動きの時にはノートレをお願いします。なお損切りや分割利食いは、各自でも設定をお願いします。
今週の市況を振り返ってみると、まずは米10年債利回りは大きな動きはなく、むしろ3.800を挟んでやや軟調な展開となっています。またドル円とより相関性の高かった米2年債利回りも4.500%付近でまごついている状況でした。 ドル円は月曜日に機関投資家の買いが入ったことで大きく反発したものの、142円台で失速してからは141円台で小幅な値動きとなっていました。昨夜のNYタイムでは、いくつかの米指標は強い数字がでたものの、PMIの結果が弱かったこともあってドル円が下落。今朝にかけて一時139円台前半まで下落しています。FRBの利上げの終焉が意識される状況になっており、FOMC議事要旨では改めて利上げペースを落としていくことが適切であると確認されたことでドル円の下落を誘ったようです。 本日は米国が感謝祭で休場となります。明日も債権市場や株式市場は短縮取引となるため、NYタイム以降のボラティリティは期待できそうにありません。欧州タイム終盤には10/27のECB理事会の議事要旨の発表がありますが、基本的には本日の夜はお休みと見ておいたほうがよいでしょう。 ドル円の140円以下は売られ過ぎ水準と考えて、買いポジションを構築してもよいかも知れませんが、ドル円が上昇トレンドに戻るとは考えにくいため、しばらくは138〜143円といった140円を中心としたレンジ相場となるか様子見しながら、短期での売り買いを繰り返すことになりそうです。 今週の相場は昨日までとして、来週以降の年末に向けた相場に備えて英気を養っておきたいと思います。
・22日の米国株は上昇、NYダウ397ドル高(+1.18%)、ナスダック149ポイント高(+1.36%)でした。為替市場はドル安。米感謝祭を控えて薄商いとなる中、リスクオンの株高+ドル安へ動きました。 今後FRBは「利上げペース減速+利上げ継続」がコンセンサスとなっており、利上げペース減速を背景とした、株買い+ドル売りへ動きやすい環境です。 WTI原油価格は80ドル前後で横這い。ドル相場は米金利動向に左右されています。 「利上げペース減速+利上げ継続」の組み合わせでは、買われ過ぎていたドルが整理されれば、その後はレンジ相場へ入っていくと考えられます。 本日は欧米PMI、FOMC議事録が発表されます。米10月CPI前の議事録であるため、市場の反応は小さいかも知れません。投資戦略は様子見とします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
気がつけば12月の足音が忍び寄る11月後半。今年は心なしか暖かい日が多く、本物の寒さを感じずにこの季節が到来したように感じています。先日発表された長期予報によると、今年の冬はラニーニャ現象が継続とのことで、平年並みか低い気温の冬になる見通しとのこと。長期予報は現時点での私の体感とは異なりますが、余力電力の問題も目の前にあることですし、厳冬は避けてもらいたいところです。 【本日の指標】 本日の指標は小粒。指標によって動かされる一日とはならない見込みです。 【本日の戦略】 いよいよ季節は冬に移りつつあり、インフルエンザ流行の兆しが見えるようですが、日本だけではなく、中国においてもコロナの猛威を振るっているようで、感染拡大が顕著に見られています。他国と異なり、発表数値そのものをそのまま信じることは難しいのですが、都市封鎖という形でその封じ込めに躍起になっている状況はより深刻さを物語っています。事業所の閉鎖や休業などによる経済活動への影響は避けがたく、株式市場や原油市場の影響が徐々に見られるようになりました。既に欧米など多くの国々ではコロナは過去の事のようにして扱っているようですが、まだまだ紙面を賑わし、相場を動かすことは続く見込みです。 昨晩はその中国コロナでダウ平均が盛り上がった一方で、注目のドル円は今週の相場が始まってから2円近くの上昇を見せての142円台で、若干相場が活発化しているようにも見受けられます。特段ニュースの材料となることはないので、一過性のものと推測しています。明日はFOMC議事録、来週は雇用統計と、気になる、そして相場が動くイベントを控えた一日。年末相場に向けての一段落というイメージでその相場の行方を見極めたいと考えています。
先週末18日はドル円は139.60円台〜140.50円で明確な方向はないもののNY午後はドル買い優勢に、ユーロドルもNY時間はドル買い優勢で終盤1.0314ドルの安値を付けました。 本日は注目すべき経済指標の発表はありません。 先週末のドル円は139.60円台〜140.50円での値動きとなり140.37円で引けました。今日堅調な動きとなると140円台後半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると139円台後半〜中盤への下落が考えられます。 先週末のユーロドルは1.03ドル台前半〜後半で推移し1.0324ドルで引けました。今日堅調な動きとなると1.03ドル台中盤へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.02ドル台後半への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、午後からドルが買い戻される動きが入るとともに円も売られ、円軸・ドル軸の動きが明確に出たため取引しやすい1日となりましたね。 ここ最近はようやく中長期的なドル買いの動きが終了してドル売り傾向になるなかで、短期的な戻しが入っているという形へと変わっており、来年に向けての長期的なトレンドを見る上で、今後1か月の値動きは特に注目したいところ。 特に12月に入ると海外勢が早い段階で休暇に入り、市場参加者が減って値動きが荒くなりますので、その点も考えて今からポジション整理をするなど年明けに向けての準備を始めておきたいですね。 今日のイベントとしては英小売売上高、カナダ鉱工業製品価格、米中古住宅販売件数・景気先行指数のほか、欧州銀行会議(ラガルドECB総裁等出席)やAPEC等も予定されており要人発言にも注目したいところ。 また今日もまずは資金管理を万全にしたうえで、取引する際には1注文あたりの数量を減らし、弾幕を張るような取引方法を採用したり、取引する際には極力早い決済を心がけるなど、事前に自分で消せるリスクは徹底的に消したうえで取引したいところです。ではまず水曜から木曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、木曜はCADが0.54%、USDが0.53%、NZDが0.34%、EURが0.28%、GBPが0.14%、AUDが-0.13%、CHFが-0.25%となっていて、力関係は【CAD>USD>NZD>EUR>GBP>JPY>AUD>CHF】という形に。 水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【GBP>EUR>USD>CHF>NZD>JPY>AUD>CAD】でしたから、NZドルやカナダドルが強い位置に変化したこと、欧州系通貨が位置を落としたこと、ドルが強い位置を維持していること、円が弱い位置を維持していることなどが見てとれます。 続いて9時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日から今朝の動きを受けてスイス円のみフラットでその他は上向きになっており、現状は円売りの動きが出ればロングのチャンスになりやすい状態。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形が低リスク。 逆にここから円が強い位置に来れば全体的に短期トレンドが悪化してショートのチャンスに。この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスクとなります。 取引するうえでのポイントとしては、今日は週末ということもあるので戻しが入る可能性があるため、あまり深く追っていくような取引は避けてなるべく早い決済を心がけたいところ。 もしある程度の利益をということであれば値幅ではなく回数で稼ぐような形がリスクが低いかと思います。また週をまたぐ無駄なポジションを作るのはリスクでしかないので、取引する際にはその点も気を付けること。さらに現在少し気持ち悪いポジションがあるようでしたら一旦落としておき、週明けに建て直すのが良いですね。 それでは、今日も一日頑張りましょう!
みなさんこんにちは、斉藤学です。 【前日の結果】 ・ダウ平均 33556.60(-36.32 -0.11%) ・日経平均 27955.00(-30.00 -0.11%) ・金・ゴールド 1775.80(-1.00 -0.06%) ・原油・WTI 85.59(-1.33 -1.53%) 【経済指標】 ★★★★ 22:30(米)10月小売売上高(前月比) 前回:0.0% 予想:1.0% 結果:1.3% ★★★★ 22:30(米)10月小売売上高(除自動車)(前月比) 前回:0.1% 予想:0.5% 結果:1.3% 【本日の戦略】 <為替はやや上値が重い> ドル円はレンジ相場、138〜140円での推移が続き結局139円台前半へ戻しました。前日に発表された米10月PPIが、前月比で0.2%と予想0.4%を下回ったことでドル安の地合いとなっていましたが、昨晩発表の米10月小売売上高は前月比1.3%と予想1.0%を上回ったことが買い材料に。 売り買い交錯していますが、米10年債利回りは3.690%へ低下しており、しばらくは140円がレジスタンスラインとなるでしょう。また、NY時間にウォラーFRB理事が「12月かその後の会合で利上げ幅を0.50%へ減速へさせることはあり得る」と述べており、買戻しが強まったとしても上値は限定的と見ます。 一方、クロス円は欧州通貨が買われましたが、ECB理事会メンバーらが来月の理事会で0.75%ではなく0.50%の利上げを支持していると伝わったことで、後半にかけ失速。 また、原油安でオセアニア通貨が売りに押され始めました。ゼロコロナ政策を続ける中国で感染者が半年ぶりに2万人を超えており、中国情勢も気になるところ。NYダウの反落でやや円買いが出ており、全体的に上値は重いと予想します。 【経済指標】 ★★★ 22:30(米)前週分新規失業保険申請件数 前回:22.5万件 予想:22.2万件 ★★★ 22:30(米)11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 前回:-8.7 予想:-6.0 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 138.50〜140.50→ ・ユーロ円 144.00〜146.00→ ・ポンド円 165.30〜167.00→ ・豪ドル円 93.00〜94.50 ↓ ・ユーロドル 1.0300〜1.0460→ ・ポンドドル 1.1850〜1.2000→ ・ドルスイス 0.9360〜0.9500→ 【通貨の強さ】 ドル>ポンド>ユーロ>豪ドル 【注目通貨】 ・豪ドル(原油安)
今週のテーマは、昨日までは一番大きなものがドル円がCPIショックを徐々に立て直して140円台まで戻したと思えば、PPIでいきなり137.6円まで近くまで落ちたことだったのですが、今朝に「ポーランドにロシア製ミサイル着弾、死者2名も発生」というとてつもない事件も起きたので、この2つについて書きたいと思います。 まずPPI(生産者物価指数)については、予想8.3%、結果8.0%、コアで予想7.1%、結果6.7%と市場予想を大きく下回った結果、インフレ見通しが低下し、ドル円が大きく下落しました。ドル円は先週もCPI(消費者物価指数。一般的にはこちらの方が重要視される)も予想+7.9%、結果+7.7%、コアが予想+6.5%の中で結果+6.3%と低く、ドル円は138円台まで落ちたのですが、その後ドル円が徐々に戻した中で、PPIで予想より低いとは言えそこまで落ちるのは正直驚きでした。 ただし、執筆時現在は139.8円くらいまで戻しており、チャート的には「上昇トレンドのギリギリのところで反発した」可能性もあり、いまいちドル円がどちらに動きたいのか読みづらい状況にあります。 次に本日あったポーランドへのミサイルについては、今時点では情報が錯そうとしていますが、「ミサイルが着弾した」「ミサイルがロシア製のものである」までは事実の可能性が高そうで、ただし誰がどういう目的で撃ったのかについては現在調査中という感じのようです。 ロシアとしてもポーランドに2発だけミサイルを撃つというのはメリットが全くなく、誤射、ウクライナ側の地対空ミサイルの可能性から、その他陰謀論的なものまで様々な説が出ていますが、重要なのは「ポーランドやNATOが最終的にどういう結論を出すのか」という点で、今はポーランドやNATOが協議を行い、アメリカのバイデン大統領も調査支援を明言しており、不確実性が高い状況が高まっています。 相場はここまでの事態が起こっても「ちょっとポーランドズロチが下がった」くらいで、為替も株価も資源価格や金価格も平常運転という感じであり、また実際に第三次世界大戦に突入しかねないNATOによる参戦ということには十中八九ならないとは思いますが、事態が事態だけに、特に短期トレードではヘッドラインには注意する必要がありそうです。
先週のアメリカの消費者物価指数の下振れ、いわゆる逆CPIショックを背景にして、にわかに為替市場の時計の針が戻った格好です。ドル円は140円を割れる場面もありました。 また、株式市場もCPIから堅調な動きになっています。 昨日の日経平均株価は、前週末比300円10銭安の2万7963円47銭と、利益確定売りにも押されて反落し、昨夜のダウも軟調ではありました。 しかし、まだ総じてリスクオンムードが強い地合いであることに変わりはありません。 CPI以降、一気にドルが売られたことを背景にした円高ドル安の流れが昨日も続きました。FRBの利上げペースの緩和と日米の金利差縮小観測を背景として、東京時間は139円台後半で取引を開始し、取引時間中、138円台80銭付近まで下落する場面もありました。 前週末と比べて大幅ドル安・円高となっており、明らかに今までと流れが変わってきています。今のムードがどこまで継続するかは何とも言えない部分こそありますが、金曜の海外時間には、138円40銭台まで下落して、8月以来の水準まで弱含む局面もあるなど、下値の抵抗がかなり弱い印象で、ボラティリティも大きくなっています。 長期金利の反発を背景に、今日はドル円で140円台を回復してはいますが、地合い的にまだドルにこれ以上の積極的な買いは入りにくい状況です。 本日の材料として注目されるのは、米10月卸売物価指数、ドイツの10月卸売物価指数及びフランスの10月消費者物価指数となります。 米CPIと同じく予想を下振れしていくようであれば、世界的なインフレ沈静化傾向を示すシグナルです。 欧州通貨は、目先の局面におけるドルの急激な下落で相対的に非常に堅調な動きになっており、ひところ1ちょうど、すなわちパリティ水準を割り込んでいたユーロドルは1.03台まで値を戻しています。今日は仏独の指標を睨んでクロスユーロに注目したいところです。 11:00 中国10月小売売上高 11:00 中国10月鉱工業生産 13:30 9月 鉱工業生産 13:30 9月設備稼働率 16:00 英10月失業保険申請件数 16:00 英10月失業率 16:00 独10月卸売物価指数 16:45 仏10月消費者物価指数 19:00 独11月 ZEW景況感調 19:00 ユーロ圏11月ZEW景況感調査 19:00 ユーロ圏7-9月期四半期GDP 19:00 ユーロ圏9月貿易収支 22:30 カナダ9月製造業出荷 22:30 カナダ9月卸売売上高 22:30 米11月ニューヨーク連銀製造業景気指数 22:30 米10月卸売物価指数
おはようございます。ダメおやじです。 週明けはドル円は上窓、ユーロドルは下窓オープンで始まっています。 先週の米消費者物価指数CPIが予想以上の低下でインフレがピークアウトしたことで、過激なドル安(ドル売り)となり、ドル円は147.57円から138.46円の約9円大暴落、逆にユーロドルは前回安値0.973から1.0364まで630pips大暴騰でした。 ドルを主軸とした大暴落・大暴騰の後なので、週明けはダラダラ下げるか上げるかと思いますので様子見か、逆張りがいいかもですね。 <本日の相場の波動>前日が高かりし時は反落する日 <本日の戦略レート> ・ドル円:買い方針139.2・138.65(損切り137.75)利食い139.9・140.9・141.4。売りなら買いの利食いから。 ・ポンド円:買い方針164.05・163.55(損切り163.3)利食い164.9・165.4。売りなら買いの利食いから。 ・ユーロドル:売り方針1.033・1.0346(損切り1.039)利食い1.027・1.023。買いなら売りの利食いから。 ・豪ドル円:買い方針95.06・92.9(損切り92.7)利食い93.5・93.75。売りなら買いの利食いから。 本日のトレード戦略については予想と違う動きの時にはノートレをお願いします。なお損切りや利食いは各自でも設定をお願いします。
昨日は米CPIの結果が予想より悪かったことを受けて、ドル円は145円を大きく割り込み、140円台前半まで下落しました。介入以外でドル円が1日に600pips以上も動くのは稀に見る大相場だったと思います。米債利回りも急落してユーロドルやポンドドルなどのドルストレートでも大きくドル売りとなりました。 次回FOMCにて0.50%の利上げ確率が、前日の50%前後から85%に大きく伸びました。物価高が早期に収まれば、その分FRBの利上げの最終地点も低くなる可能性も浮上し、昨夜のCPIの結果は今後のドル円の上値を抑える要因の一つとなるのではと考えます。 また、今週はバイナンスがFTXの買収計画を撤回したことで仮想通貨が急落。連鎖的にテスラ株が下落するなどの影響があったようですが、NYダウ平均は大きく上昇しています。仮想通貨の要因はリスクオフにつながるものではなかったようですが、個人的には仮想通貨の旬は過ぎたと考えており、株や為替に与える影響は少なくなっているのかも知れません。 本日のNYタイムはベテランズデーのため債権市場が休場となります。欧州タイムには英GDPの発表がありますが、最近のポンドは読みづらい動きをする印象があるため、手を出しづらいです。ドル円の短期売りでエントリするか、パリティを越えてきた後の反落を狙ってユーロドルを売るか、いずれも短期目線でタイミングを見つけてエントリしてみたいと思います。
昨晩は月食と惑星食が重なったとのことで、久々に空を見上げて天体ショーを堪能しました。天気も良く、適度に暖かく気持ちの良い観測でした。かつては天体望遠鏡も持っていて、よく空を眺めていたのですが、年を重ねると忙しくなってその時間がとれないものです。 【本日の指標】 本日の指標は小粒。指標によって動く相場とはならない見込みです。 【本日の戦略】 本日のイベントとして大きいのは米国の中間選挙。与党の民主党と野党の共和党が上院下院での議席獲得を目指して火花を散らすこととなります。バイデン政権に対する審判の位置づけとなりますが、ご存じの通り米国は激しいインフレの真っ最中であり、その理由はさておいて、投票権を持つ有権者の実生活がそのインフレで脅かされているのであれば現政権に対しては厳しい評価が下されるのが自明。仮に与党である民主党が議会における多数派を失うこととなれば、当然政権運営としては厳しいものとなり得ます。結果は日本時間の昼以降に判明してくるものと思われ、状況が明らかになるにつれて相場が動くこととなりそうです。その相場ですが、先週のFOMCと雇用統計という大きなイベントをこなしてドル円の高値が非常に意識される中、145円半ばで推移しているのが今の状況。前述の選挙の行方で相場が動くことは自明ですが、その上下どちらに動くというのがなんとも予想し難いのが選挙です。ここでは選挙後の相場の状況を見守ることとします。
昨日は注目材料に乏しい中、株価の堅調推移等を受けリスク選好のドル売りが強まりドル円は146円台前半まで下落、ユーロドルは1.0030ドル台まで上昇しパリティ回復、ポンドドルは1.1540ドル台まで上昇しました。 クロス円は底堅い動きでユーロ円は147円、ポンド円は169.09円、豪ドル円は95.03円の高値を付けました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 19:00:欧州・9月小売売上高 昨日のドル円は東京時間は146円台後半〜147円台前半で推移、欧州時間は147.50円台まで上昇もその後146円台中盤まで下落、NY時間は概ね146円台前半〜中盤で上値の重い動きでした。今日堅調な動きとなると146円台後半〜147円台前半まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると146円付近〜145円台後半への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは、東京時間は0.99ドル台前半〜中盤で推移し欧州時間は堅調な動きで1.0007ドルまで上昇、NY時間も底堅い動きで1.0034ドルの高値を付けました。今日も堅調な動きとなると1.00ドル台中盤〜後半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると0.99ドル台後半〜中盤への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
先週金曜の為替相場は、雇用統計後にドルが売られて引ける形となっており、前週に続いて2週連続でドルが弱い状態で引ける形となりましたね。 介入によって重くなった上値を何度かトライする動きが続いたものの、そのたびに介入と思われる動きが出て頭打ちが続いており、それが続いたことで少しドル円の雰囲気が変わってきた印象もあります。 また例年年末は円高になりやすいということもありますし、海外勢は日本よりも早く休暇に入るということも考えると11月の相場はかなり重要。特に来年にかけては中期トレンドが変化する可能性も出てきていますので、今日もまずは円、ドルを軸とした力関係変化をしっかり見ておきたいですね。 イベントとしては中国貿易統計やラガルドECB総裁講演、ボストン連銀・リッチモンド連銀総裁講演、ユーロ圏財務相会合等が予定されているので、ラガルド総裁発言には特に注目したいところです。 ではまず力関係についてですが、こちらは週間予想で記載しましたので詳細はそちらを確認していただくとして、ポイントは円、ドルがともに弱く、オセアニアが強い位置にあること、つまり「リスク選好型」に近い位置関係となっています。 また短期トレンドはドル円が下向き、クロス円は上向きとなっていてリスクが低い方向が違うので、円軸の力関係変化を見ておき、円に強弱が明確に出た場合に他の通貨で円と逆の強弱が出たものを攻めれば、最もリスクが低い通貨ペアを選択できるかと思います。 目安としては対円変動率が0.5%以上の動きが出るかどうかといったところで、1%程度動けば十分攻めるに適した相場になりますし、短期トレンドも1%程度の変動で反転するので、そのあたりも意識しておくと良いでしょう。 それでは、今日も一日頑張りましょう!
みなさんこんにちは、斉藤学です。 【前日の結果】 ・ダウ平均 32001.25(-146.51 -0.46%) ・日経平均 27275(-365 -1.34%) ・金・ゴールド 1630.90(-19.10 -1.16%) ・原油・WTI 88.17(-1.83 -2.03%) ★★★★ 23:00(米)10月ISM非製造業景況指数(総合) 前回:56.7 予想:55.1 結果:54.4 【本日の戦略】 <ドル高の地合いが続く> 昨日の東京市場は文化の日で休場でしたが、薄商いのなかドル円は堅調な推移が続きました。147円台から148円台前半へ上昇しており、下がっても買い支えの入る流れとなっています。150円付近では日銀による為替介入が警戒されるものの、まだ2円ほど上値余地はあると見ています。米10年債利回りは4.134%へ上昇、米雇用統計を前に高止まりと予想します。 <ポンドにまとまった売り> 対照的に、ドル以外の通貨は弱く、ドル/円以外のドルストレートが売られクロス円も連れ安になるなど、ドル買いに押されました。通貨別にはポンドへまとまった売りが入っており、ポンド円は一時165円台前半、ポンドドルも1.1100台半ばまで下押ししています。昨日は、英中銀が2.25%から3.00%へ利上げを行ったものの、英金融政策委員会(MPC)の2委員が小幅利上げを主張していました。さらに、ベイリー英中銀総裁が「金利は市場の想定よりも低い水準で上昇せざるを得ないと考えている」との認識を示したことも悪材料に。 全体的にはドル買いの強さが目立っており、クロス円は上値の重い状態が続くでしょう。 <21時30分に米10月雇用統計が発表> 今晩は、21時30分に米10月雇用統計が発表されます。前哨戦となる米10月ADP雇用統計は、23.9万人と予想19.5万人を大きく上回っていました。今晩発表される米10月非農業部門雇用者数は、前回26.3万人に対し予想19.0万人と減少予想ですが、20万人付近であれば問題ないでしょう。 【経済指標】 ★★★★★ 21:30(米)10月非農業部門雇用者数変化(前月比) 前回:26.3万人 予想:19.0万人 ★★★★★ 21:30(米)10月失業率 前回:3.5% 予想:3.6% 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 147.50〜149.20 ↑ ・ユーロ円 143.50〜145.30 ↓ ・ポンド円 163.50〜166.00 ↓ ・豪ドル円 92.20〜94.00 ↓ ・ユーロドル 0.9650〜0.9800 ↓ ・ポンドドル 1.1000〜1.1250 ↓↓ ・ドルスイス 1.0050〜1.0200 ↑ 【通貨の強さ】 ドル>豪ドル>ユーロ>>ポンド 【注目通貨】 ・ポンド(今後の利上げ期待の減速)
今週の注目材料で一番大きかったFOMCについては、金利は0.75%の利上げという市場コンセンサス通りの内容だったのですが、「将来の利上げペースを決めるにあたり、累積した金融引き締め、金融政策が経済活動やインフレに影響を与える時間差、経済・金融情勢を考慮する」というのがハト派的な一方で、パウエル議長は「経済データは最終的な金利水準が従来の想定よりも高くなることを示唆」「利上げ停止を考えるのは非常に時期尚早」と言ったこともあってドル円は乱高下し、最終的には「利上げペースは落ちるだろうが、利上げ継続」と見られて最終的にはドル高・株安の方向になりました。 昨年末くらいから「スタグフレーション」のリスクは色々と言われていましたが、今年はこれまでは強いペースで引き締めてインフレをまず退治、そしてその効果が出てインフレが落ちてくるあたりで利上げペースを緩め、最終的には利下げ・緩和という順番で対応していく感じで、今のところ日銀を除いた主要な中銀は大体その方向性に感じられます。 また個人的に注目していた豪ドル/NZドルについては、RBAが市場予想は0.25%の利上げながらも先日発表の消費者物価指数が非常に高かったことから0.5%利上げの可能性も考えられていた中で、実際には0.25%の利上げであり、その結果豪ドル/NZドルも下落し、今は1.09辺りまで下がってきました。 5月以降破れなかった1.092の下値は一旦破り、一時的とは言え1.09も破り、またRBAのハト転もある程度明確になって、RBNZはまだタカ派スタンスは残しているので、さすがに上昇トレンドは終了したと思って良いと思っており、あとは11月のRBNZが予想外のハト転とかそういう事態でもない限り・・・・と今時点では思っております。 豪ドル/NZドルについては、2014年以降を見ていると、1.1を超えて急上昇したトレンドが終了すると、そう遠からず1.05までは落ちており、また金融政策の違いが出てトレンド転換した場合は数か月くらいはその傾向が続くことも踏まえると、残っている売りポジションにもある程度希望が見えてきたのではないかと思っています。
昨日の為替市場は、FOMCを控えての様子見基調となりました。昨日のドル円は、東京市場では148円台後半から、147円台半ばまで下落、欧米市場では146円台を覗く場面も見せています。それなりの値幅を伴う円高の動きです。 もっとも、その後は148円台に乗せてニューヨーク市場の取引を終えており、あくまで既存の値動きレンジの範囲内での上下動ではあります。 これに続く本日の東京市場では、再び147円台前半まで下げています。今まで、政府日銀が介入をちらつかせつつ抑え込んできた円安圧力が、以前に比べてだいぶ緩和されている雰囲気があります。 日本時間の3日未明にFOMCの会合結果が発表されることが市場での取引手控えの材料になっています。急速に進められてきた利上げですが、一部指標の落ち着きを踏まえて、11月FOMCが最後の0.75%利上げとなるのではないかと指摘されています。 FOMC後の会見も含めて、利上げペースの減速に向けて市場のコンセンサスが強まれば、ドルの独歩高の様相も弱まると思われます。その次となる12月と来年1月のFOMC会合でも利上げ自体は継続するとみられますが、来年前半のリセッション入りを予想する声が強く、利上げペースの山は越えつつあるのかもしれません。 実際、アメリカの債券市場でもインフレ期待の低下を背景に、2年-10年債のイールドカーブの平坦化が観測されたと報じられています。 こうした状況を受けて、株式市場もまた動意が小さくなっています。昨日のダウは小幅に下落しました。今日の日経平均株価も売りが先行する展開になっています。取引開始後、一時的に、2万7500円台まで下げる場面もありました。 為替市場と同じく、FOMCとその後のパウエル議長の会見を見極めるまでは、株式もまた、積極的に買っていく雰囲気でありません。 このように全体的に、様子見相場になっているもかかわらず、目先でドル円がそれなりの値幅を伴って下がってきているのは、FOMCを前にしての今まで一方的に進んだ円売りドル買いの利益確定による巻き戻しの面もあるのかもしれません。 16:00 独9月貿易収支 17:50 仏10月製造業PMI 17:55 独10月雇用統計 17:55 独10月製造業PMI 18:00 ユーロ圏10月製造業PMI 20:00米MBA住宅ローン申請指数 21:15 米10月ADP雇用統計 27:00 FOMC終了後政策金利発表 27:30 パウエル議長定例記者会見
おはようございます。ダメおやじです。 先週までドル安方向でしたが、週明けからユーロドルなどドルスト下落でドル高に戻りつつあります。 今週のメインは米FOMCです。米経済指標が予想に届かず弱いことから大幅利上げが遠のく観測でドル安でしたが、それでも米金利0.5%利上げは大きく、FOMCに向けてドル高へ傾斜しているのか、それとも週明けのドル高の流れは調整範囲でドル安を継続するのか、という感じです。 ドル円は先週安値145.11円から148.84円まで上昇。ユーロドルはCPIで高インフレが確認され景気悪化懸念、また米金利も4%台へ戻るなど、ユーロ安ドル高で先週高値1.0093から0.987まで下落です。 本日は東京市場では豪金融政策で豪ドルの動き、海外ではドル主体の動きでしょう。今朝はドル円は押し目、クロス円・ドルストは戻り売り状態です。 <本日の経済指標等>12:30豪政策金利、23:00米ISM製造業景況指数 <本日の相場の波動>上放れ売り突込み買いの逆張り方針で駆引きせよ <本日の戦略レート> ・ドル円:買い方針148.36・148.08・147.85(損切り147.5)利食い149.2・149.55・149.85・150.3。売りなら(損切り149)。 ・ポンド円:売り方針170.77・171・171.15・171.48(損切り172)利食い169.8・169.1・168.8・168.5。 ・ユーロドル:売り方針0.9906・0.9935・0.9953(損切り0.9985)利食い0.984・0.981・0.978。買いなら(損切り0.9852)。 ・豪ドル円:買い方針94.87・94.48・94.56(損切り94.15)利食い95.6・95.8・96・96.3。 本日の戦略レートについては、予想と違う動きの時にはノートレをお願いします。特に損切りや分割利食いは、各自でも設定をお願いします。
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