ドル円については、先週から130円前後で張り付いており、動きが少ない状態が続いております。今週は明日にADP雇用統計・ISM製造業景況指数からのFOMC、金曜に雇用統計・ISM非製造業景況指数と重要イベントを控えており、特にFOMCについては声明文やパウエル議長の会見で今後の利上げがどこまで続くのかといったあたりに注目が集まっていることから、さすがにそこでは動くとは思いますが、今日時点ではあまり大きな値動きは期待できなさそうな気配になっております。 明日のFOMCについては、利上げ幅は0.25%がほぼコンセンサスとなっており、Fedwatchを見るとその確率は99.1%と見込まれておりました。実は昨日見た時は99.9%だったので、若干下がった(0.5%利上げの可能性が若干高まった)とも言えますが、正直誤差の範囲かなと思いますし、FRBが利上げ幅でサプライズを出してくることはほぼないことから、利上げ幅自体は0.25%で固いと思っています。 とはいえ「じゃあ利上げをどこまで続けるのか」という点についてはコンセンサスはなく、今時点の市場の予想では3月はまだ利上げ継続・その後は一旦利上げ停止みたいな予想が多いように見受けられますが、インフレが収束しつつある点から今月で利上げ停止という予想もあれば、ここで一気に抑え込まないと長期的にインフレが抑制できなくなるということからまだタカ派姿勢を継続するとのどちらの予想もあり、どういう結果になるにしてもそれなりに値動きはしてくれそうです。 私がメインでやっている豪ドル/NZドルについては、先週は一時1.098まで上がったのが、執筆時点では1.089台まで落ちてきております。この通貨については、先週発表のあった豪消費者物価指数が予想前年比7.5%に対して7.8%というかなり強い結果を受けて、先週は豪ドル一強状態となって大きく上昇したのですが、今は調整モードに入ってきたかなという感じです。 この通貨ペアについては、一時的には資源価格と連動することもありますが、基本は金融政策の違いによって動く通貨ペアなので、来週2/7のRBA、2/22のRBNZから本番という感じで、来週のRBAについては0.25%利上げはほぼコンセンサス、問題は今後の利上げスケジュールということで、今回のFOMCとほぼ同様の注目ポイントとなっています。
先週金曜のニューヨーク市場は、今週に控えていたFOMCや雇用統計を前に様子見のムードが強い推移となり、ドル円は概ね129円台後半を軸とした動きになりました。 アメリカ商務省が発表した2022年12月の個人消費支出物価指数は前年同月比5.0%上昇となり、インフレ率の鈍化も確認されるなど、ほぼ市場予想通りのサプライズの薄い展開だったこともあり、市場の動意はあまりない展開で取引を終えています。 今週は重要イベントが目白押しです。 1日にFOMC、2日にはBOEとECB理事会が予定されています。各国の中央銀行の動向に対して市場の関心が集まっています。さらに、金曜日には1月のアメリカの雇用統計が発表される予定です。 前回は非農業部門雇用者数の増加が市場予想を上回ったこともあり、アメリカの雇用情勢の堅調さがポジティブに受け取られました。 また、同時に平均時給の伸びが事前予想及び前回を下回る弱い結果だったことで、更なる引き締めへの警戒感は必ずしも高まらない結果となり、実体経済の堅調さの確認と、利上げペース緩和期待が両立する内容でした。 今回も堅調な雇用情勢が続けば、今年前半のリセッション入りという市場コンセンサスを巡っての市場参加者のリスクセンチメントに大きな影響を与えそうです。 2月1日のFOMCは、利上げ継続と見られていますが、インフレのピークアウトを見越して、利上げ幅は縮小が見込まれます。前回の12月のFOMCではすでにFRBは利上げ幅を事前予想通りの0.5%に縮小しています。 これに続く今回の会合では、0.25%の利上げと、利上げ幅を一段と縮小すると見るのが市場の大方の見方です。 12日のCPIでは総合、コア共に市場の事前予想と一致したものの、市場の予想が11月と比べたインフレ率の鈍化を見越していたことから、市場の期待通りになった格好であり、GDPの堅調とあわせて目先では景気の先行きに対して楽観論すら持ち上がりつつあります。 FOMCの利上げ幅の見通しに関しては、市場参加者の間で意見の相違は少なく、焦点はFOMCでの声明とその後のパウエルFRB議長の会見であるといえます。FOMC及び雇用統計を見極めない限りは何とも動けません。 それゆえ、今日段階では、いずれの主要通貨も動意をもった展開になる可能性はあまり高くないといえます。 24:00 米12月景気先行指標総合指数 24:00 ユーロ圏1月消費者信頼感 26:45 ラガルドECB総裁発言
おはようございます。ダメおやじです。 一昨日のカナダ中銀の利上げ停止の可能性を受けて、来週の各国中央銀行への影響が浮上し、昨日はドル買いドル売りの抗戦で上下に揺れました。 ポジション状況ではドル円・クロス円・ドルスト全てが売玉が積み上がり、円安ドル安に向けてSTOP狩りでポジション調整されそうです。また、株高・ゴールド高・仮想通貨高と、リスクオンの動きも出ています。 昨日のドル円は129.02円から130.61円まで約1.6円上昇、ユーロドルは1.0929から1.085まで下落して1.089まで半値戻しです。 ポンド円は160.02円から161.73円まで約1.7円、豪ドル円は91.64円から92.81円まで約1.2円弱の上昇です。 来週の戦略も今週と同じ押目買いとなりそうです。 本日の戦略レートは下記の通りです。 <本日の経済指標等>9:30豪PPI・22:30米個人所得支出 <本日の相場の波動>不時の高下をみせる日 逆張り良し <本日の日柄変化日>ユーロ <本日の戦略レート> ・ドル円:買い130・129.8・129.5・129.3(損切り129)利食い130.75・131.1。売りなら130.37・130.5(損切り130.75)利食い129.5・128.8。 ・ポンド円:買い161.45・161.25・161・160.6(損切り160.4)利食い162.45・163.1・163.4。 ・ユーロドル:売りなら1.09・1.091・1.0919(損切り1.0932)利食い1.085・1.0833・1.082・1.08。買いなら1.0875・1.0865(損切り1.085)利食い1.092・1.095・1.097。 ・豪ドル円:買い92.4・92.15・91.9(損切り91.65)利食い93・93.5・93.9・94.3。 本日の戦略レートについては、予想と違う動きの時にはノートレをお願いします。特に損切りや分割利食いは、各自でも設定をお願いします。
今週のドル円はやや反発地合いとなってきましたが、日足チャートにて20日移動平均線で上値を抑えられている展開となっています。24日に131円台まで上昇していましたが、即座に売り込まれて130円を割り込んでいました。下落トレンドラインを明確に上抜いているわけではないため、買いポジションをホールドし続ける状況ではないようです。 さて、2023年はコモディティの年とも言われていますが、商品市場が盛況になると資源国通貨に勢いが出てくると思われます。直近では豪ドル円が数日で88円から92円まで上昇しており、25日発表のCPIが予想以上に強かったこともあって豪ドル買いにつながっているようです。 本日の豪州は建国記念日によって休場となりますが、93円前後のレジスタンスゾーンの上抜けを伺うような展開になれば、俄然豪ドル買いの意欲が湧いてきます。ドル円が軟調な展開となった場合は、豪ドル円の押し目買い狙いができるチャンスもやってくるでしょうから、90円前後での押し目買いも合わせて待ち構えておきたいと思います。 本日はNYタイムに米国のGDPや耐久材受注といった指標発表があります。ドル円は今週に入ってテクニカル的に買い目線でいますが、ファンダメンタルズ的には依然として売り目線で見ておきたいところです。もし指標で強い数字がでたとしても、上昇した後に急落する展開が続いているため、どこで買いエントリすれば良いのか?どこで売りエントリすれば良いのか?が判断しづらい状況ではあるものの、これ以上下がらないだろう、これ以上上がらないだろうという水準を見極めて、目をつぶって「えいやっ」でエントリしてみると案外うまくいったりするかも知れません。早すぎるエントリは危険ですが、じっくり待ってから飛び込んでみたいと思います。
【HOT CURRENCY ドル円 129.00〜131.50】 24日の米国株はS&P500種2ポイント安(-0.07%)、ナスダック総合30ポイント安(-0.27%)でした。為替市場はドルが小幅安。 ユーロ圏1月総合PMI・速報値は50.2(予想49.8、前回49.3)と、7ヶ月ぶりに50を上回りました。米1月総合PMI・速報値は46.6(予想46.4、前回45.0)と、4ヶ月ぶりに改善しています。 ドル円は130円を挟んで停滞気味。日銀会合とFOMCの谷間の1週間で、方向感が出にくくなっています。ユーロドルも底堅く、全体的なドル安の流れが継続しています。 本日も目立った材料はなく、明日以降に発表される米経済指標に注目です。特に米12月PCEデフレーターに注目しています。 今年ここまでの相場は、米早期利上げ停止期待を背景とした株高+ドル安の流れとなっています。投資戦略はドル戻り売りとします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
なんでも10年に一度の大寒波が迫ってきているようで、低温に対する注意喚起が為されています。普段首都圏に住んでいると雪が降らない限りは真冬の天気の恐ろしさが実感されることがないのですが、仮に大寒波で寒くなっても同じく雪さえ降らなければ・・・という思いです。 【本日の指標】 本日は米国発の指標がいくつかあるようですが、相場に対する影響は微々たるものが予想され、指標によって相場を動かすことはない見込みです。 【本日の戦略】 ドル円は一日毎に上下動方向感がない動きを繰り返していますが、それでも年始の激しい動きと比較すると徐々にそのボラティリティは低くなっていると感じています。昨年末の日銀ショックから1ヶ月、材料は出尽くし感があるのか、相場の軸足は再び米国側に戻ってきているようにも見受けられます。 市場参加者の次なる興味は2月1日に行われる予定のFOMCであり、つい先日にはとある理事からの発言として、「0.25%の利上げ」が言及されるなど、今回及び次回以降の利上げ幅がいくつになるのかにあるようです。利上げ幅は徐々に縮小しているようですが、その背景は米国の物価上昇率の鈍化、そして安定した雇用増数、失業率にある模様。FOMC前ということで、今週はFRB側の情報統制がなされることかと思いますが、市場はその発言を巡って深読みを開始する時期なのでしょう。 中期的に見ると、ドル円1月半ばにつけた127円を底として相場の反転によるドル円買いトレンドに移りつつあるようですが、円高に引っ張る日銀側が前述の通り材料出尽くしであるならばこのトレンドの移り変わりは本物となるかもしれません。今は過渡期として、次なる材料を待つ相場であると判断します。ドル円買い継続とし、FOMCとそれに続く雇用統計などのビッグイベントを待ちたいと思います。
先週20日は東京・欧州時間は円安の流れが優勢でドル円は東京時間は129円台、欧州時間は130円台まで上昇しクロス円も軒並み堅調な値動きとなりました。 NY時間は序盤にダボス会議で黒田日銀総裁が緩和的な金融政策を継続すると表明したこと等を受けドル円は130.61円まで上昇も、その後は反落の動きとなり129.63円で引けました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 24:00:米・12月景気先行指標総合指数 先週20日のドル円は東京時間128円台前半から129円前半へ上昇し欧州時間も堅調な値動きでNY序盤に130.61円まで上昇も、その後は反落の動きとなり129.63円で引けました。今日堅調な動きとなると130円付近、まだ上へ行くと130円台中盤へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると129円付近、まだ下へ行くと128円台中盤への下落が考えられます。 先週20日のユーロドルは東京時間は1.0820ドル台〜1.0840ドル台での値動き、欧州時間は1.0859ドルまで上昇もその後は上値重く推移、NY時間は1.08ドル付近まで下落後反発し1.0857ドルで引けました。今日堅調な動きとなると1.08ドル台後半、まだ上へ行くと1.09ドル台前半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.08ドル付近〜1.07ドル台後半への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、前日の力関係が反転するような動きが入り円が強い位置に来たものの、明確な方向性を持つほどの変動率にはならずやや方向性に欠ける展開となりましたね。 日銀会合が終わって材料的にも少し乏しい状態なので、次は再来週のFOMCあたりに向けて、どのような力関係変化やトレンドの変化が起きていくかがポイントとなりそうです。 今日のイベントとしては日本の消費者物価指数、英GfK消費者信頼感、中国最優遇貸出金利、英小売売上高、独生産者物価指数、カナダ小売売上高、米中古住宅販売件数のほか、ダボス会議にて黒田日銀総裁やラガルドECB総裁が討論会に参加する予定となっており、これらの要人発言等に注意しながら相場を見ていきたいところ。 また今日は週末ということもあり、ポジション調整の動きが出てくる可能性もあるので、取引する際には早めの決済を心がけて無駄なポジションを残さないようにしたいところです。 ではまず水曜から木曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、木曜はGBPが0.07%、EURが0.06%、CADが-0.09%、CHFが-0.26%、USDが-0.29%、AUDが-0.75%、NZDが-0.93%となっていて、力関係は【GBP>EUR>JPY>CAD>CHF>USD>AUD>NZD】という形に。 水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【CHF>GBP>NZD>EUR>USD>AUD≒JPY>CAD】でしたから、円やカナダが位置を上げたこと、ドルが弱い位置を維持していること、欧州系通貨やオセアニアが位置を落としたことなどが見てとれます。 続いて8時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けてユーロ円、ポンド円、カナダ円は弱いながらも上向き、その他はフラットとなっており、現状は円売りの動きが出ればロングで攻めやすい状態。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形が低リスク。 逆にここからさらに円が買われるような展開になれば各通貨の短期トレンドは悪化しショートのチャンスに。この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのがい低リスクとなります。 取引するうえでのポイントとしては、前述のように週末で調整が入りやすいことを意識しつつ、円軸、ドル軸の動きが明確なためそこを軸とした力関係を見ておき、それに対して強弱が明確についてた通貨を攻める、という形を徹底したいですね。また計画的に指値を入れているような方は、週明けの変化を考慮して一旦注文量を落とすなど、リスクを減らすようなことを心がけていくと良いと思います。 それでは、今日も一日頑張りましょう!
みなさんこんにちは、斉藤学です。 【昨日の経済指標結果】 ★★★★ 22:30(米)12月小売売上高(前月比) 前回:-0.6% 予想:-0.8% 結果:-1.1% ★★★★ 22:30(米)12月卸売物価指数(PPI)(前月比) 前回:0.3%(0.2%) 予想:-0.1% 結果:-0.5% 【本日の戦略】 <日銀会合後に急騰するも次第に失速> 昨日の日銀会合では、長期金利の許容変動幅が0.5%に据え置かれたことを受け、ドル円は一時131円台半ばまで急騰する場面がありました。一部で追加緩和修正の動きが強まるとの期待もあったことから、急速に修正の入る形となりましたが、上昇一服後はじり安。次第に戻り売りが強まり、NY時間に入ると米経済指標の悪化も加わって行って来いの動きとなっています。 米12月小売売上高は前月比で-1.1%と予想-0.8%より一段と悪化していたほか、米12月PPIも前月比-0.5%とインフレ鈍化を示していました。日銀会合によりせっかく円安が入ったところ、肝心の米10年債利回りが3.373%へ低下したことで地合いが悪くなってしまいました。 本日のドル円は127〜129円での推移と予想、やや下向きの流れと見ています。今晩発表の米新規失業保険申請件数は、前回20.5万件に対し予想21.4万件と申請件数が増加予想、予想通りであればさらにドル安が進むことになるでしょう。 <クロス円も次第に軟調に> 一方、クロス円も日銀会合後に急騰したものの、買い一巡後は失速。日足ベースで長めの上ヒゲを残す形となっています。通貨別には特にカナダドルが弱く、直近1カ月の相関係数が+0.75と連動性の強い豪ドルが連れ安に。 カナダドルに関しては、来週のカナダ中銀政策委員会で0.25%の利上げが見込まれているものの、据え置き予想やその後の利上げ休止見通しが悪材料となりました。 【経済指標】 ★★★ 22:30(米)前週分新規失業保険申請件数 前回:20.5万件 予想:21.4万件 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 127.80〜129.50↓ ・ユーロ円 138.00〜139.50↓ ・ポンド円 157.80〜159.50↓ ・豪ドル円 88.50〜90.00 ↓ ・ユーロドル 1.0720〜1.0880↑ ・ポンドドル 1.2300〜1.2400↑ ・ドルスイス 0.9050〜0.9200↓ 【通貨の強さ】 ポンド>ユーロ>ドル>豪ドル 【注目通貨】 ・ドル(米経済指標悪化と米利回りの低下)
今週はドル円が127円台でスタートしましたが、現在までは緩やかに円安ドル高方向で進み、執筆時点で128.8円程度にあります。ドル円については、過去に黒田総裁が円安けん制をしてドル円を落とした125円の「黒田ライン」がありますが、この当時の高値ラインが重要な節目として意識されていると考えられ、ここに近づくとやはり市場も反応するようです。 ただ本日は日銀会合があり、この結果次第では125円割れも、130円超えもどちらもありうるくらいの位置におり、本日の12時前後は非常に注目すべき時間帯となっております。 今月の日銀会合については市場予想は基本的に無風というものが多いですが、ただ先月にはYCCの拡大というサプライズがあったこと、今月に既に長期金利が上限突破したこともあって今の0.5%の許容変動幅から3月に1.0%まで再拡大させるのではないかという報道もある中で注目度が高くなっております。 今は日銀のタカ派転向をかなり強く意識した相場となっているので、市場予想通り無風であればおそらく円安方向に動くとは思うものの、ただこういう時は一時的に円安に振れても「そうは言っても来月以降で変わるんでしょ?」というような期待感からジワジワと戻す展開になることが多く、もし指標前に買いポジションを持つ場合は、「利食い千人力」を意識してもいいかもしれません。 また私のメイン通貨である豪ドル/NZドルは高値の1.094台から1.085台まで落ちていますが、このくらいの値幅の動きであれば単なる調整の可能性もあり、また一度トレンドが出ると3か月くらいは継続することが多いことも踏まえると、下落展開に戻ったと期待するのはまだ早いかなと思っています。 RBA、RBNZともに1月は会合がなく、今年初の会合はRBAが2/7、RBNZが2/22となっているので、この辺りで方向性が決まれば3か月と待たずにトレンド転換する可能性ももちろんありますが、ただそれまでは上昇トレンド終了というのは考えづらく、あっても「1.075-1.1の中でレンジの動き」みたいな感じかなと思っています。
日銀会合を控えて円高ペースが速まっています。 今日は円高が一服して128円台後半まで戻しているとはいえ、昨日までは総じて急な円高を嫌気した日本株はリスクオフに傾いていました。 昨日の日経平均株価は、前週末比で297円20銭安の2万5822円32銭となり、2万6000円割れとなる大幅続落でした。 日銀の緩和修正思惑を背景にドル円は127円台まで円高方向に進む場面もあり、国内経済への悪影響も懸念されるなど、昨日の株式市場はリスクオフムードだったといえます。 もっとも、この程度の為替水準であれば、まだ本格的に輸出企業に打撃を与えるようなレベルではあるとは考え難く、どちらかといえば円高に機械的に反応しただけのテクニカルな動きであるようにも感じます。 実際、昨夜は米国市場が休みであったため、海外時間もさほど大きな材料がなかったなかながら、欧州の株高もあり、今日の日経平均株価は大幅反発になっています。 今週は日本銀行による金融政策決定会合が予定されており、従来の大規模金融緩和策のさらなる修正に関する市場の思惑もあって、なかなかこれ以上円を売りにくいムードがあります。 市場の最大の関心は、イールドカーブコントロールの撤廃の有無になっていますが、基本的にはそこまで踏み込むことはないだろうとみるのが一般的です。 他方で、2022-2024年度の物価見通しの上方修正に関しては市場に既に織り込まれています。 アメリカの金利の先高観が後退していることもあわせて、日銀金融政策決定会合を通過するまで今の値動きレンジ延長の動きとなる可能性が高いでしょう。 ドル円は128円台後半からさらに上昇していくような材料は今日時点では必ずしも大きくないような気がします。一方的にどちらかに進んでいくような地合いではないでしょう。 今日は、今日明日と実施されて明日に結果が発表される、日銀の金融政策決定会合待ちの手控え相場となる可能性が高いでしょう。日銀から新たな政策の修正があれば、また値幅を伴う市場の反応が呼び起こされる可能性もあります。 13:30 11月 第三次産業活動指数 16:00 独12月消費者物価指数 16:00 英12月失業保険申請件数 16:00 英12月失業率 19:00 独1月ZEW景況感調査 22:15 加12月住宅着工件数 22:30 米1月 ニューヨーク連銀製造業景気指数 22:30 カナダ11月対カナダ証券投資額 22:30 カナダ12月消費者物価指数
おはようございます。ダメおやじです。 先週は日銀が未曾有の金融緩和に対する副作用を点検するとの報道で日本株安・円買いとなり、ドル円は132.87円から127.45円まで約5.4円の暴落、クロス円も追従でした。また、米CPIが市場の予想通りの6.5%でインフレが落ち着き、FRBの利上げも0.5%から0.25%へ縮小との見方からドル安にも拍車がかかっています。 本日もドル円・クロス円の戻り売り狙いがいいでしょう。 <本日の経済指標等> 米国休場・8:50日企業物価指数 <本日の相場の波動> 戻り売り方針の日 逆に高いと翌日安し本日の日柄変化日は豪ドル・ポンドとなっています。 <本日の戦略レート> ・ドル円:売り128.1・128.7・129.1(損切り129.6)利食い126.6・125.6・124.5とみています。買いなら(損切り127)でしょう。 ・ポンド円:売り156.9・157.4・157.75(損切り158.4)利食い154.5・153.85・152.75。買いなら(損切り155.4)でしょう。 ・豪ドル円:売り89.7・90・90.25・90.5(損切り90.2)利食い88.2・87.8。買いなら88.9(損切り88.4)ですね。 ・ユーロ円:売り138.75・139.65(損切り140.5)利食い136.85・135.9。買いなら(損切り137.6)。 本日の戦略レートについては、予想と違う動きの時にはノートレをお願いします。特に損切りや分割利食いは、各自でも設定をお願いします。
昨日のドル円は、欧州タイムに入ってから円高方向に動きがありました。日銀によるYCC(イールドカーブコントロール)の追加修正が早い時期にあるのではという観測が強まったことで、130円台まで下落。先週の時点では効果を見極めるために修正は急がないという報道がありましたが、ここに来て来週18日の日銀金融政策決定会合で金融政策を修正する可能性が浮上してきました。 仮に今月追加修正を行わないとしても、早晩せざるを得ない状況にあるのでしょうから、ドル円としては当面は円高方向への動きを警戒しておいたほうが良いのかも知れません。 さて、昨夜は注目の米CPIの発表がありました。結果は事前予想通りとなりましたが、発表直後は一時ドル買いとなり、すぐにドル売りへと傾斜して129円台まで下落。さらに元の水準に戻って上へ下への行って来い状態となりました。予想通りの物価高をどう見るのか分かれた値動きだったのか、指標イベントを機に仕掛けが入ったのか、よくわからない動きだったという印象です。 CPIの結果を受けて、2月と3月のFOMCにて0.25%ずつの利上げにより5.00%になった後は、様子見期間に入る可能性が高まったと思われます。米金利の高さは魅力ですが、為替的には金利の先行き次第でその通貨が買われることが多いため、ドル安目線で見ていくことになりそうです。日銀の金融政策修正懸念が加わることで円高目線にもなるため、ドル円としては下方向を警戒しておきたいところです。もしかすると早い時期に125円くらいまで下落するのかも知れません。ドル円売りのスイングポジションはあまり長い期間持ちたくないですが、マイナススワップを十分賄える値幅がとれることを期待したいと思います。
【HOT CURRENCY ドル円 129.00〜134.00) 11日の米国株は上昇、S&P500指数50ポイント高(+1.28%)、ナスダック総合指数189ポイント高(+1.76%)でした。為替市場は円安+ドル安。 ドル円は132円半ばで推移していたものの、日銀による副作用点検報道を受けて急落しています。 本日は米12月消費者物価指数(CPI)に注目が集まっています。市場予想をやや下回る見通しが大勢。米12月CPIの結果を受けて、次回FOMCでの利上げ幅が0.25%か、0.5%かの見通しが変化します。 FRBによる利上げ幅縮小→停止への思惑が高まればドル安が加速する一方、予想外にCPIが強ければドル高での反応も大きくなりそうです。 投資戦略は米CPIの発表までは様子見とします。中長期ではドル円120円台は買いたいと考えております。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
2023年が始まりました。この時期は一年で最も寒い時期を迎えており、節電の観点からあまり暖房を使わない自宅での仕事よりも、しっかり暖房の効いたオフィスでの仕事の方が快適です。コロナもインフルも流行期を迎えている今、体調管理だけはしっかりと気を遣いたいと思います。 【本日の指標】 金融緩和政策の見直しでその行く末に注目が集まる日本ですが、本日はその日本において景気一致指数の発表が予定されております。普段は相場には影響は与えない指標ですが、昨今の状況からなんらかの影響を与えることが期待されます。念のため注意が必要。その他には相場を動かすことになる指標はありません。 【本日の戦略】 2023年に入ってから、今年一年間の相場を占った記事が各種のメディアから発表されていますが、概ね円高はなく、ドル高に進む、120円を大きく割りこむことはないであろう。というのが大方の数値でしょうか。去年の今頃も同様に2022年の相場予想として広く喧伝されていましたが、150円台まで上がるとは誰一人予想しない世界でした。あくまで参考に…ですね。 さて昨日はストックホルムで開催された「中銀の独立性」フォーラムにおいてFRBパウエル議長による発言。パウエル議長の発言とあって事前の注目度は高かったのですが、発言内容は昨今各国で話題に挙がっている気候変動と、FRBの関連性。FRBの独立性、中立性について述べ、インフレ退治など自身に与えられた任務を果たすのが責務であり、気候変動など議会が果たすべき役割については非常に限定的であると述べる程度。これは従来からのFRBの立場を述べ、欧州中央銀行などのように気候変動に熱心に取り組む金融機関とは一線を引く役割を明確にしたものでした。 この内容では相場の反応は非常に乏しいもので、本発言をベースとした値動きはほとんど見られませんでした。その後も相場の方向性を決定づけるような指標やニュースはなく、132円台で取引を終えたドル円。明日12日(木)には今や雇用統計に次ぐ大きな指標イベントとなっている消費者物価指数(CPI)の発表を控えており、本日は様子見の相場となるかもしれません。
昨日はFRBの利上げペース縮小観測等を受けドル売りが優勢となり、ドル円は131.30円〜132.60円台で上値の重い動き、ユーロドルは1.0760ドル付近まで上昇、ポンドドルも堅調な動きとなりました。 今日は主な経済指標の発表はありませんが、パウエルFRB議長がスウェーデン中銀主催の国際シンポジウムでの討論会に参加予定です。 昨日のドル円は、東京時間131.30円付近まで下落も、欧州時間は堅調な動きで132.60円台まで上昇、NY時間は再び132円を割り込み131.50円台まで下落し131円台中盤〜後半で推移しました。今日堅調な動きとなると132円台前半〜中盤へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると131円台前半〜131円付近への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは、東京時間は1.0650ドル台〜1.0680ドル台、欧州時間は1.0660ドル〜1.07ドルで推移、NY時間は堅調な動きで1.0760ドルまで上昇しました。今日堅調な動きとなると1.07ドル台後半、まだ強い動きとなると1.08ドル台へと上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.06ドル台後半〜中盤への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
先週金曜の為替相場は、雇用統計前後でドルを軸とした動きが明確に出て、 発表後はドル売りが強まるとともに円は買われる動きとなりましたね。 終値ベースでみると円は弱めの位置なので、雇用統計後の買いが印象としては強いですが、 一週間を通してみるとそこまで円売り傾向が強かったためその点は頭に入れておきたいところ。 またオセアニアやポンドが強めの位置で引けていることからリスク選好気味とも言えるので、 今週はまず前半でこの力関係がどのように変化していくかを見ておくと良いでしょう。 今日は特に重要度が高い指標もなく、ドイツの鉱工業生産やユーロ圏雇用統計、 カナダ住宅建設許可等の発表がある程度なので、基本は各国オープン前後の力関係変化と、 それに伴う短期トレンド変化に注目したいところです。 ではまず力関係についてですが、こちらは週間予想で記載しましたので 詳細はそちらを確認していただくとして、ポイントはオセアニアやポンドが強く、 円、ドル、スイスあたりが弱い位置で引けた金曜だったというところ。 また短期トレンドはオセアニアが上向きでその他は下向きとなっていますので、 通貨によってリスクが低い方向が違うということも把握したうえで、今日の変化を見ていきたいですね。 動きが出やすい時間帯は各国市場オープン後あたりで、短期トレンドの変化が出るのは対円変動率で0.5〜1%程度。 そのぐらい動くようなら取引する余地がありますが、そこまで大きくならない場合は様子見しておき、 火曜以降に備えるのが良さそうです。 その火曜にはスウェーデン中銀主催の国際シンポジウムがあり、パウエルFRB議長のほかBOE総裁、 BOC総裁、キング元BOE総裁等の参加が予定されていますし、その中でもパウエル議長の討論会・質疑応答は、 内容次第で強い動きが出る可能性もありますのでそこに備えておきたいところ。 特にデイトレにおいては一夜にしてリスク選好・回避が反転することもありますから、 今日はまず力関係、短期トレンド変化をしっかり把握しておくとともに、 不要なポジションがあれば整理しておき、次の動きで取引チャンスをつかめるよう準備しておくと良いでしょう。 また取引する際には極力無駄なポジションを残したくない場面だと思うので、 決済は当日決済にして寝ている間の変動リスクを消すなど工夫すると良いと思います。 それでは、今日も一日頑張りましょう!
みなさんこんにちは、斉藤学です。 【前日の結果】 ・ダウ平均 32930.08(-339.69 -1.02%) ・日経平均(CME) 25695.00(-130 -0.50%) ・金・ゴールド 1840.60(-18.40 -0.99%) ・原油・WTI 73.67(+0.83 +1.14%) 【経済指標】 ★★★ 22:15(米)12月ADP雇用統計(前月比) 前回:12.7万人 予想:15.0万人 結果:23.5万人 ★★★ 22:30(米)前週分新規失業保険申請件数 前回:22.5万件 予想:22.5万件 結果:20.4万件 【本日の戦略】 <良好な米経済指標でドル独歩高に> ドル円は買いが継続し、良好な米経済指標を受け一時134円台へ乗せる場面もありました。米12月サービス部門購買担当者景気指数は44.7と予想44.4を上回っていたほか、米新規失業保険申請件数は20.4万件と予想22.5万件よりも申請件数が減少していました。 さらに、米雇用統計の前哨戦となる米12月ADP雇用統計は、23.5万人と予想15.0万人を大きく上回る結果に。今晩発表の米12月非農業部門雇用者数は前回26.3万人に対し予想20.0万人と減少予想ですが、ADP雇用統計が予想を上回ったことで期待が持てるほか、予想通り20万人付近であっても平時の雇用者数並みなので問題ないでしょう。 <クロス円は弱いと予想> 対照的に、クロス円はドル円に連れ高とならず、全体的に下落しました。各通貨とも対ドルで売り、ユーロドルは1.0500台を維持して下げ渋ったものの、ポンドドルと豪ドルドルは-1%超の下落となっています。 昨年末から新年にかけ日足ベースで4連騰していた金(Gold)も昨日は反落、ドル買いの影響で上昇にストップがかかりました。 以上のことや米雇用統計への期待感から、本日もドル買いが続くと予想します。 【経済指標】 ★★★★★ 22:30(米)12月非農業部門雇用者数変化(前月比) 前回:26.3万人 予想:20.0万人 ★★★★★ 22:30(米)12月失業率 前回:3.7% 予想:3.7% 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 133.00〜134.50↑ ・ユーロ円 139.50〜140.80↓ ・ポンド円 157.80〜159.50↓ ・豪ドル円 89.20〜90.80 ↓ ・ユーロドル 1.0420〜1.0560↓ ・ポンドドル 1.1840〜1.1950↓ ・ドルスイス 0.9300〜0.9450↑ 【通貨の強さ】 ドル>ユーロ>豪ドル>ポンド 【注目通貨】 ・ドル(米雇用統計の発表)
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 年明けの相場では円高が進み、開始早々いきなり130円割れという展開になりました。昨年12月にはサプライズのYCC修正が「実質利上げ」と見られて円高になったものの、昨年のうちにはまだ130円はギリギリで耐えており、ただ年明けはすんなりと130円割れすることが複数回あったというのは、なかなか象徴的だなと思っています。 そもそも去年の円相場については、「インフレ見通しが強まる中で各国が利上げに踏み切る中、日銀だけが緩和を強調し続けた」という点から起こったもので、ドル円150円とかもさることながら、個人的には「年間のほとんどの期間を通して、あのトルコリラとどっこいどっこいのレベルで売られ続けていた」というのが、いかに円が売られすぎていたかを端的に示していると思っています。 ただし、今年も年明け早々日銀が国債買いオペを行ったとの報道もあり、また以前から書いているように「日本の国債残高的に金利上昇の利払いに耐えられないから、金利上昇を無理やり抑えている」といった話もあることから、必ずしも日銀が引き締めに向かうかは不確定で、この辺りは今年も注目されるのだろうなと思っています。 また個人的にメインでやっている豪ドル/NZドルについては、昨日には1.08をすんなりと抜けて上昇しました。この通貨ペアについては、300pips以上高値・安値から逆行した時はトレンド転換の可能性が高く、安値が1.047くらいであったことも踏まえると、とりあえず下落トレンドは終了と見てよいかと思っており、私も1.07で売っていたポジションは残念ながら損切に終わりました。 ただし、じゃあ何故上がっているのかと考えても、2年債利回りもそこまで大きな変動はなく、RBAやRBNZ関係者の発言も特になく、資源価格もどちらかと言えば落ち気味な中での上昇であり、いまいち理由がよく分からない気持ち悪い上昇という感じで、また買いにはマイナススワップが付くことも踏まえると、積極的に買いたい状況とも思えず、一旦裁量的には様子見か、あるいは広いレンジを取っての売りの方が分が良さそうだとは思っています。
正月明けの今日から東京市場も本格的動き出します。年明け以降、ドル円は軟調推移でした。 131円台からはじまって昨日の東京時間の午後の取引では一時的に129円台半ばまで下落する場面もありました。年末には一時133円台まで戻す場面もあったものの、新年の為替市場は再び円高傾向が強まってきました。 心理的にドル円が130円を割り込み120円台となると、少し前の「どこまでも進む円安相場」の重苦しいような不安感は薄らぐように思います。 市場では、長期金利の許容変動幅の拡大に続き、日銀が次はイールドカーブコントロールの修正やマイナス金利の終了を始めとする次なる金融緩和策の修正を打ち出すのではないかという見方が強まっています。 日米金利差を要因として一方的な円安が続いていた相場環境は今や昔です。円相場は引き続き円の過小評価の修正、すなわち円高方向に目線が向かっています。 ちなみに、昨年後半の急激な円安の進行で、140円台半ばから150円付近に塩漬けポジションを持っている場合、短期間にこれが解消される可能性は、ここにきてかなり下がってきたように思います。 もっとも、期待が高まる市場の思惑に日銀がどこまで応じるかは疑問です。 物価の上昇幅は欧米よりも抑制されており、また、物価上昇のなかでもなかなか賃金の上がらない国内経済へ利上げが与える打撃を考えれば、日銀が諸外国並みの引き締めに転じることも、考えにくいと思います。 そう考えるとこのまま120円、110円とコロナ前のドル円水準を回復する方向にどこまでも円高が進むような展開もまた想定しにくくどこかで頭打ちになるはずです。 マクロ的に見れば上記のような背景でクロス円は価格修正が進んでいるのだと思いますが、この年末年始は市場参加者が減少したことで、上下に値幅が大きくなっていた印象です。 欧米の株安で今日は日経平均株価が大きく下げて始まるなど株も不安定です。 もっとも、今日から東京市場も本格的に動き出しますので、指標前後を除き、そこまで大きな値幅を伴う動きが生じる可能性は下がってきたはずです。 16:00 独11月 輸入物価指 16:30 スイス12月 消費者物価指数 16:45 仏12月消費者信頼感指数 16:45 仏12月消費者物価指数 17:50 仏12月サービス業PMI 18:30 英11月消費者信用残高 18:30 英11月マネーサプライM4 21:00 MBA住宅ローン申請指数 24:00 米12月ISM製造業景況指数 28:00 FOMC議事要旨
新年2023あけましておめでとうございます。ダメおやじです。 新年早々の相場はドル高・円高の下窓で始まりましたが、スプレッドが広すぎてトレードになりません。 さて、年明けの相場はその年の動きを占うとも言われており、今年はリスク回避かもです。逆に言えば、株組さんにとっては仕入れの年かもです。 本日は海外も開場で動きが出るでしょうが本番は米雇用統計でしょう。 今年も焦らずコツコツと利を積み重ねていきましょう。 <本日の経済指標等>22:00独消費者物価指数 <本日の相場の波動>特になし <本日の日柄変化日>特になし <本日の戦略レート> ・ドル円:売り131・131.21・131.47・131.93(損切り132.4)利食い130.15・129.95・129.5・129。買いなら(損切り130.4)。 ・ポンド円:売り157.8・158.2・158.35(損切り159)利食い156.95・156.65・156.4・156.07。買いなら(損切り157)。 ・ユーロドル:売り1.06758・1.06892・1.06929(損切り1.071)利食い1.06338・1.062・1.061・1.0606 ・豪ドル円:売り89.1・89.27(損切り89.5)利食い88.5・88.25・88・87.6。買いなら(損切り88.5)。 本日の戦略レートについては、7時頃にチャートを見て予想して書いていますので、予想と違う動きの時にはノートレをお願いします。なお損切りや分割利食いは、各自でも設定をお願いします。
明けましておめでとうございます。2011年からお世話になっている兵ブロガーの週刊相場予想ですが、年初の初日に記事を書くのは初めてとなります。2023年の最初の記事担当として身が引き締まる思いですが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。 さて、本日の各国市場はいずれもニューイヤー休場となりますのでほとんど相場は動きません。本日の相場予想は何もなし、では身も蓋もありませんので、2022年の振り返りと2023年の相場観を考えてみたいと思います。 まず、2022年のドル円は115.06円で始まり、高値151.93円まで36円以上上昇したあと、2ヶ月で131.05円の約20円下落するという大きな相場でした。過去のチャートを見返してみると、1年で30円以上動いたのは1998年のアジア通貨危機以来となります。ちなみに2008年のリーマンショック時のドル円は110円から87円に下落して23円の値幅でしたので、昨年の相場が稀に見る状況だったことがわかるのではないでしょうか。また、昨年の2ヶ月間の下落幅がリーマンショックの時とほぼ同じであるというのも驚きでした。 要因としては、新型コロナウイルスに端を発してエネルギー価格が上昇し、ロシアによるウクライナ侵攻で追い打ちをかけたインフレが進んだことで日米の金利差が拡大し、ドル円は大きく円安となりました。その後FRBの利上げペースの減速開始や日銀による円買い介入、さらにサプライズとしてYCCの変動幅の拡大による実質利上げによって大きく円高となりました。 ここまでの状況を踏まえて2023年の相場観を考えていきます。まずはFRBの利上げについて、ターミナルレートの中央値は5.125%となっており、現在の金利4.50%から考えると少なくとも0.25%の利上げが2回は実施されると思われます。またパウエルFRB議長はターミナルレートが引き上げられる可能性を示唆しており、2023年のFRBは緩やかな利上げ継続の金融政策となりそうです。 日銀としては先日事実上の利上げを実施したものの、黒田総裁退任後の新体制に向けて柔軟性を持たせたと言われており、継続的な利上げの実施は現時点では考えにくいです。4月に新体制となってからの金融政策がどうなるか次第ではありますが、日米金利差や日本の貿易赤字の拡大予想を鑑みると、円高が長い期間継続することはないのではと考えます。 テクニカル的に見ると、2021年の安値102.59円から2022年の高値151.93円の半値ラインが127.26円。2022年5月の安値が126.35円。週足の75週移動平均線が125.50円付近から上昇傾向にあり、125円〜127円の水準が下値となるのではと考えます。上値については140円を試す時期があってもおかしくないのではと思いますので、2023年のドル円は125円〜140円の値幅と予想します。 中国のコロナ感染者の爆発的な増加に関連したネガティブ要因などが考えられますが、まずは軸となる相場観を持っておいて状況に応じて調整していきたいと思います。
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