兵ブロガーバックナンバー(2023年11月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2023年11月

2023/11/30

斉藤学さん

円高ドル安が続くと予想

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【前日の結果】
・ダウ平均    35430.42(+13.44 +0.04%)
・日経平均(CFD) 33290.00(-31 -0.09%)
・金・ゴールド  2045.48(+4.59 +0.22%)
・原油・WTI    77.89(+1.48 +1.94%)

【経済指標】
★★★★
22:30(米)7-9月期GDP改定値(前期比年率) 前回:4.9% 予想:5.0% 結果:5.2%


【本日の戦略】

<ドル安の地合いが継続中>

昨日のドル円は上値の重い状態が続き、一時146円台半ばまで下押ししました。米7-9月期GDP改定値が、5.2%と予想5.0%より良かったことでドル買いの入る場面もありましたが、高値では戻り売りに押され147円台前半へ下落しています。米10年債利回りは4.280%へ低下していることから、本日もドルへの売りが続くと予想します。

今晩発表予定の米新規失業保険申請件数は、前回20.9万件に対し予想22.0万件と増加する予想になっているため、結果を受けたドル売りにも注意が必要です。

<金への買いもドル売り圧力に>

地政学的リスクの高まりにより、金(Gold)への買いが続いています。レジスタンスラインだった2000ドルを突破すると、一気に2040ドル台へ続伸。国際的な金の取引では米ドルが基軸となっているため、金が買われるとドルは売られる傾向にあり、金の上昇もドル売り圧力となるでしょう。

<クロス円の上昇に期待>

一方、クロス円も連れ安となって、全体的に下落しました。ただ、通貨別には欧州通貨が強く、ユーロドルは一時1.10ドル台乗せ、ポンドドルは1.27ドル台へ乗せています。ドル売りにより他通貨が買われていることから、クロス円の上昇に期待したいところ。

また、OPECプラスが最大で日量100万バレルの新たな減産措置を検討していることを受け、原油(WTI)が77ドル台へ続伸。原油高により、豪ドルやカナダドルなどの資源国通貨の上昇にも期待。


【経済指標】
★★★
22:30(米)前週分新規失業保険申請件数 前回:20.9万件 予想:22.0万件

【本日の予想レンジ】
・ドル円	146.00〜147.80	↓
・ユーロ円	160.50〜162.00	↓
・ポンド円	186.00〜187.50	↓
・豪ドル円	96.50〜98.00	↓
・ユーロドル	1.0920〜1.1050	↑
・ポンドドル	1.2650〜1.2800	↑
・ドルスイス	0.8600〜0.8800	↓

【通貨の強さ】
ポンド>ユーロ>豪ドル>ドル

【注目通貨】
・ドル(米利回りの低下や金の上昇)

2023/11/29

為替研究所さん

豪ドル/NZドル相場短観2023/11/29 RBNZサプライズの解説含む

元々は「最近のドル安傾向」について書こうと思っていたのですが(簡単に言うと昨日のウォラー理事の「インフレ率がさらに数カ月間低下し続ければ政策金利を引き下げる根拠は十分にある」というので利下げ観測が強まり、ドル円は146円台、ユーロドルは1.1台まで上がったという話。短期的にはロスカットもあってドル安が続くと思うが、この辺りからドル円を買い下がると良さそうと思っている)、今日のRBNZで大きなサプライズがあったので、今回はそのサプライズと、豪ドル/NZドルの見通しについて解説したいと思います。

RBNZは、政策金利自体は5.5%の据え置きと市場予想通り(ロイター調査だとエコノミスト全員が一致していたレベル)だったのですが、声明文で大きなサプライズがあり、NZドル高となって、豪ドル/NZドルは1.082→1.075とかなり大きく下げました。

RBNZの声明文のサプライズについて解説すると、先月までは「今後の利上げはデータ次第」というような文言すらなく、ただ「金利を制限的な水準に維持する必要がある」と書いてあるだけで、つまりはかなり強い据え置き姿勢を示していました。

しかし今月は冒頭から「インフレは低下しているが、依然として高すぎるため、継続的なインフレ圧力に引き続き警戒」というものからスタートし、声明文の中では「インフレ率が目標を上回って推移するリスクが高まっている」「インフレ圧力が予想よりも強ければ、金利をさらに引き上げる必要がある可能性が高い」というように、ついに「利上げ」が声明文の中で登場してきたことがあります。

この変更だけでも割とサプライズなのですが、実はNZについては、消費者物価指数が市場予想よりも落ちが早く、他国も「来年のどの時期に利下げするか」という流れになっている中で、来年の利下げが織り込まれ始めており、今月についてはむしろ「声明文がどれくらいハト派になってるかな」という感じだったのが、逆にタカ派的になっていたという文脈もあって、そのサプライズ度もより大きくなっております。

最近の豪とNZの2年債利回りを見ると、豪は今月の利上げ+来年の追加利上げも見込まれて上昇基調に対し、NZは上記のように利下げも織り込まれ始めて下落基調にあったのが、発表後にまた上昇してきました。

豪は本日9:30に発表された10月消費者物価指数も市場予想より低く(こちらはそこまで大きな動きはなし)、また豪ドル/NZドルは年末に下がりやすいアノマリーがあることも踏まえると、豪ドル/NZドルについては当面売り目線を継続し、売りポジションもしばらくホールド予定です。

2023/11/28

為替太郎さん

ドル円のピークアウト感がいっそう強まる相場

長らく続いたドル高ですが、このところ、ドル円をはじめとして主要通貨に対するドルの上昇は頭打ちになって来た感があります。

昨日は、先週の海外の流れを引き継いで、東京市場の朝方には149円台後半まで上昇する場面もあったものの、戻し局面は限定的で、節目の150円回復には距離がある印象です。

昨日の東京時間の前半は149円台の攻防が意識されたものの、その後再び149円を割り込む場面があるなど、ドルの弱さが目立ち始めています。

ニューヨークでも、148円台の推移。明けて東京時間は148円ちょうど付近まで弱含んでいます。

昨日は、こうしたなかで日経平均株価は下げ幅を拡大し、日経平均株価は前営業日比177円安の33,447円となり、軟調でした。アジア株も軒並み軟調な推移となっています。

もっとも、昨日の東京時間の動きは、株安を嫌気した円買いがメインであり、動きとしての自律性は高くありません。明瞭な材料なしでは、これ以上は、上にも下にも本格的な動きは生じにくい地合いでしょう。

いずれにせよ、少し前までトレンドを伴ってドルが継続して買われてきたこともあり、ポジション調整のドル売りにも押される格好になっています。

ドル円は、150円はおろか、目先では概ね149円70銭台が上値抵抗線となっていると見られます。アメリカの長期金利の再びの上昇がみられない限りは、円高基調のムードが継続しそうに思えます。

そうした中でもユーロは堅調な動きが継続。ユーロ円は162円半ばから163円台前半で推移になりました。さらにユーロドルでは1.09台半ばとなり、1.1も見えてきました。ここにきて、ユーロの強さは目立っています。

所用により現在、欧州にいる私にとっては困った局面です。

もっともこれも出口が見えているでしょう。ECBはFRBに続き引き締めを緩める方向が見込まれます。

ドルより遅れて引き締めを開始したわけですので、ユーロ圏で出口の時期が遅くなるのは当然でしょう。いつまでも続くユーロ高ではないように思います。引き続き欧米の経済慎重に指標を見極めていきたいところです。

16:00   独12月GFK消費者信頼感調査
16:45   仏11月消費者信頼感指数
23:00   米9月住宅価格指数
23:00   米7-9月期 四半期住宅価格指数
23:00   米9月ケース・シラー米住宅価格指数
24:00   米11月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
24:00   米11月リッチモンド連銀製造業指数

2023/11/27

ダメおやじさん

週明けはほんの少しドル買いでオープン!

皆さん、おはようございます。ダメおやじです。

週明けはほんのドル買いでオープンですが、静かです。

先週は前半がドル売り・後半がドル買い、最後はドル売り・円売りで終わり、全体的に調整の動きでした。

ドル円は149.9円から147.1円まで約2.8円下落後に149.7円まで約2.6円切り返し、ユーロドルは1.089から1.096まで上昇後に1.085まで下落して1.094まで切り返して行って来いでした。

今週は重要指標もなく、月末月初の調整的な動きか、または大きく動き出すかもで、特に月末月初要因の欧州通貨フローに注意です。

本日から日柄変化日に入る銘柄も多く要注意です。日柄変化日とはサイクル理論(ベンナー・一目均衡表・フィボナッチ)から算出し相場の転換や加速化を示唆しています。

楽しいクリスマスになるよう頑張りましょう。

<本日の経済指標等>24:00米新築住宅販売件数

<本日の相場の波動>初め高いと後安 戻り売り方針で駆引き

<本日の日柄変化日>ドル円・ポンド円・ユーロ円・ユーロドル・ポンドドル・豪ドルドル・日経先物

戦略レートドル円:1時間足売り・MA20横ばい。様子見。 上値149.88・150.28・150.53・151。下値149.2・148.95・148.76・148.45・148。

ポンド円:1時間足デットクロス仕掛中・MA20上向き。 上値188.9・189.1・189.9・190.6。下値187.8・187.6・187.3・186.95・186.6。

ユーロドル:1時間足買い・30分足デットクロス。 上値1.0963・1.0979・1.1005・1.103。下値1.093・1.0923・1.0912・1.09・1.0892・1.0883。

【免責事項】戦略レートについては、7時頃にチャートを見てグランビルの法則と値幅計算で予想して書いていますので、その後に予想と違う動きの時にはノートレをお願いします。特に損切りや分割利食いは、各自で設定をお願いします。

2023/11/24

しーさん

感謝祭で様子見ムード

昨日は勤労感謝の日と米感謝祭による休場のため、日中から夜にかけて大きな動きはありませんでした。先週の米CPIの結果を受けて、米国の政策金利の利上げサイクルは終了したとの見方が広がり、今週のドル円は147円台前半まで下落した場面がありました。積み上がっていたドル円買いポジションの調整が入ったものと思われますが、145円に向けて下落するのかと思いきや、切り替えして149円台まで戻しています。

米債利回りは2年債、10年債いずれも反発しているわけではないので、債券主導の値動きではないと思いますが、ポジション調整はそこまで大きく入らなかったのかなと考えます。今後の米政策金利の見通しとしては、3月に0.25%の利下げ確率が25%、5月は0.25〜0.50%の利下げが60%弱となっており、3ヶ月以上は現在の日米金利差が続くことになりそうなため、スワップ金利の魅力はまだ十分にあると考えているのかも知れません。

本日は午前中に本邦CPIの発表があります。総合CPIとしては14ヶ月連続で3%を超えていましたが、前回の発表にてコアCPIが3%を割り込んだことで物価上昇はやや落ち着き始めているようにも見えますが、今回の結果如何で日銀の金融政策がただちに変更になるとは考えにくいため、参考程度に見ておこうと思います。

NYタイムは債券市場などが短縮取引となるようなので、本日の値動きもそこまで大きくはないと見て様子見中心としておき、軽い押し目があればスキャルピングをする程度に留めておくのがよさそうです。来週以降、12月になってから2024年の見通しが出始めてくるでしょうから、大きな動きを期待するのは来週にとっておこうと思います。

2023/11/23

ZEROさん

英国・欧州のPMI速報値に注目

・22日の米国株は上昇、S&P500種18ポイント高(+0.41%)、ナスダック総合65ポイント高(+0.46%)でした。為替市場はドル高。米新規失業保険申請件数は20.9万件(予想22.6万件)と、予想より良い結果となりました。
米ミシガン大学が発表した11月の1年先の期待インフレ率(確報値)は4.5%、速報値の4.4%、10月の4.2%から加速しました。米経済指標の結果を受けてドルが上昇。ドル円は一時149円台後半、ユーロドルは1.08台半ばまでドル高となる場面がありました。

ドル円は日足雲の上限を突破したものの、50日線に上値を抑え込まれています。本日は日米休場となります。英国・欧州のPMI・速報値が材料となりそうです。

投資戦略はドル円が急落したら中期で買って行きたいと考えております。
それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2023/11/22

とあるエンジニアKさん

急速な円高進む

OPEN AIの話題が最近ニュースを賑わせているようですね。私も結構ヘビーユースで、こんな素晴らしいサービスが無料で使えることに大変感激していたところでしたが、その裏ではこのような事態が進行していたとは驚きです。混乱に乗じて他のサービスもピックアップされてきており、この手のAI界隈は話題に事欠くことがなさそうです。完璧に当たる相場の予想がAIで出来る時代は実は来ているのかもしれません。

【本日の指標】
本日は米国でいくつか指標の発表が予定されておりますが、いずれも小粒であり、発表によって相場が動くことはないでしょう。

【本日の戦略】
ここ最近の円安状況に反して、先週から急激に円高傾向が強まったドル円相場ですが、昨日は147円台前半とピーク時の151円台半ばと比較すると4円近く急落したことになります。円安はじわじわ下がるが、円高になるときには一気にというのがセオリーですが、今回もまた同様の傾向が見られました。これは日米金利差を見込んでの円キャリートレードと、巻き戻しを図る投機勢の構図が主な背景にあるようですが、キャリートレードの構図が変わらないのであれば再びじわじわと上昇を続けるであろうというのが予想。

他方、先日発表された米国の消費者物価指数など、米国の指標は確実に利上げ時期の終わりを告げており、利上げの終わりと同時に利下げの足音も。そうなれば異常な円安は終わるというのが相場の期待か。昨日発表されたFOMC議事録によれば、9月、10月と連続で利上げを見送ったものの、インフレ率の高止まりについて警戒しているのは変わらず、今後も慎重に判断するというのがFRBの方針の模様。既に円高がどっと進み、ボラティリティが上昇した中での発表であった為、円高の追い風になったかは読み取れず。今後は各種指標によって金利動向と利下げの方向性を見てドル円の動きが定まることでしょう。レンジ相場を期待してのドル円買い戦略もありですが、ここはしばらく様子見とします。

2023/11/21

しましまさん

ドル売り継続、ドル円は148円台前半まで大幅続落

昨日は先週に続きドル売りが優勢な流れで、ドル円は149円を割り込む動きとなり欧州時間には148.10円の安値を付けNY時間も上値重く推移しました。ユーロドルは底堅く推移し1.0952ドルまで上昇、ポンドドルも1.2518ドルの高値を付けました。クロス円は軟調な流れとなり、ユーロ円は161.78円、ポンド円は184.64円、豪ドル円は97.02円の安値を付けました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

06:45:NZ・10月貿易収支
09:30:RBA議事録公表
22:30:加・10月消費者物価指数
24:00:米・10月中古住宅販売件数
28:00:FOMC議事録公表

昨日のドル円は東京時間149円を割り込む動きとなり欧州時間148.10円まで続落、NY時間も148円台前半〜中盤で上値重く推移しました。今日軟調な動きとなると148円付近、まだ下へ行くと147円台中盤への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると148円台後半〜149円付近へ上昇できるか見たいです。

昨日のユーロドルは東京・欧州時間は概ね1.09ドル台前半での推移、NY時間は底堅い動きで1.0952ドルの高値を付けました。今日堅調な動きとなると1.09ドル台後半〜1.10ドル付近へと上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.09ドル付近〜1.08ドル台後半への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2023/11/20

為替見習さん

円、ドル軸の力関係変化と欧州市場オープン以降の短期トレンド変化に注目

先週金曜の為替相場は、前日に続いて円が力関係で強めの位置で推移してスタート、その後はやや円売りへと戻って引ける形に。またドルは弱い位置で加速し続けて引けており、久しぶりに円買いとドル売りがセットで見られた格好となりましたね。

ただ大きな流れとしてのドルの強さ、円の弱さは相変わらずといった状況であり、その中での「戻し」といって良い程度の変動ですので、これがこのまま加速していくのか、再び元のドル買い・円売り傾向へと戻っていくのか、来年の相場に向けても注目したいところです。

また年末相場も近づいており、だんだんと市場参加者が減ってくる中において、力関係変化を見ておくことで無駄なリスクを取らず、かつ効率的に攻めやすい通貨ペアを見つけられるので、これまで以上に日々の力関係変化をしっかり見ていきたいところです。

ではまず力関係について、週間予想で記載しましたので重複しますが、先週金曜は【AUD>JPY>EUR>GBP>NZD>CHF>CAD>USD】という形になっていて、先週木曜の【JPY>EUR>GBP>USD>CHF>AUD>CAD>NZD】から比べると、円が強い位置を維持していること、豪ドルやNZドルが位置を戻したこと、ドルが弱い位置に変化したこと、カナダドルが弱い位置を維持していること、欧州系通貨は全体の中間の位置を維持していることなどがわかります。

また短期トレンドはドル円クロス円ともに木曜金曜の動きでフラットからやや下向きといったところで、現状は円買いの動きが続けばショートのチャンスになりやすい状態と言えます。この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。

逆にここから円売りの動きが出てきて対円変動率1%を超えるような動きになれば、短期トレンドが上向きのものが増えてきてロングのチャンスになる通貨ペアが出てきます。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。

ただ前述したように先週後半の円買いやドル売りといった円軸、ドル軸の動きは、大きなトレンドである円売り・ドル買いの中での「戻し」の範疇を超えていませんので、週明けは再び元の大きなトレンドに戻る動きが出てくるかもしれないと警戒したいところ。

そうなると今日は一旦力関係や短期トレンドに一定の流れや傾向が見えてくるかを確かめて、その上で円買いが続けばショート、円売りに変化するようであればしばらく様子見したうえで、強い動きに発展した場合にロング、という形で相場を見ていくのが良さそうです。

イベントとしてはベイリーBOE総裁の記念講演会が予定されている程度で、指標は小粒ですので、基本は力関係と短期トレンド変化を見ていくと良いでしょう。また年末が近いことも考えてくれぐれも無理な取引はしないようにしたいですね。

それでは、今日も一日頑張りましょう!

2023/11/17

斉藤学さん

ドルと資源国通貨が弱いと予想

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【前日の結果】
・ダウ平均   34946.00(-45.21 -0.13%)
・日経平均(CFD) 33402.90(-5.00 -0.01%)
・金・ゴールド 1983.17(+24.08 +1.22%)
・原油・WTI   72.94(-3.72 -4.85%)


【経済指標】
★★★
22:30(米)10月輸入物価指数(前月比) 前回:0.1%(0.4%) 予想:-0.3% 結果:-0.8%
★★★
22:30(米)前週分新規失業保険申請件数 前回:21.7万件 予想:22.0万件 結果:


【本日の戦略】

<米経済指標の悪化でドル安に>

昨日のドル円は買戻しが続き、一時151円台半ばへ上昇しました。しかし、22時30分に発表された米経済指標が悪化していたことで急反落。米10月輸入物価指数は-0.8%と予想-0.3%より大幅に低下、さらに米新規失業保険申請件数も23.1万件と予想22.0万件より悪化していたことが売り材料に。

ドル円は150円台半ばへ下落、対照的に金(Gold)が+20ドル超急伸し米10年債利回りは4.4%台へ低下していることから、ドルへの売りが続くと予想します。

<ドルは調整が続くと予想>

今週は、火曜日に発表された米10月CPIに続き、水曜日の米10月PPIも予想を下回っていました。利上げ確率を示すCME FedWatchによる来月の利上げ確率は0.2%しかかなく、ドルはポジション解消の出やすい流れが続くと予想します。

<原油安で資源国通貨が弱いと予想>

イスラエルとパレスチナによる地政学的リスクの高まりによりしばらく80ドル台で推移していた原油(WTI)ですが、買いは長続きせず先週には80ドル台割れ。その後も売りが続き、昨日は-4.85%安と大幅下落し72ドル台へ下げました。供給不安よりも弱い需要が重しとなっており、当面は80ドルが強いレジスタンスラインとなるでしょう。この影響で、豪ドルやカナダドルなどの資源国通貨は売られやすいと見ます。


【経済指標】
★★★
22:30(米)10月住宅着工件数(年率換算件数) 前回:135.8万件 予想:135.0万件
★★★
22:30(米)10月建設許可件数(年率換算件数) 前回:147.3万件(147.1万件) 予想:145.0万件


【本日の予想レンジ】
・ドル円	149.70〜151.20	↓
・ユーロ円	162.50〜164.00	↓
・ポンド円	186.00〜187.50	↓
・豪ドル円	96.50〜98.00	↓
・ユーロドル	1.0800〜1.0930 ↑
・ポンドドル	1.2360〜1.2500	↑
・ドルスイス	0.8800〜0.8950	↓


【通貨の強さ】
ユーロ>ポンド>豪ドル>ドル


【注目通貨】
・ドル(米経済指標の悪化や米利回りの低下)

2023/11/16

為替研究所さん

相場短観2023/11/16時点 ドル・円・ユーロを中心に

今週のドル円は月曜に151.9円を付けるなど、「そろそろ152円行って、そこでしばらく悲鳴が上がってから介入かなあ」とか思いながら見ていましたが、さすがにその辺りで上値が重くなっていたところ、米消費者物価指数が前年比3.2%(予想3.3%)、コアCPIで4.0%(予想4.1%)と予想を下回ったことから大きくドル安が進み、ドル円は150.1円くらいまで、ユーロドルは1.089近くまでいきました。

この「CPIショック」の時には、ドル円は上記の通り大きく落ちたものの、それ以外のクロス円は軒並み上昇し、ユーロ円等は今も164円近くと、直近高値を大きく更新しており、いかに円が弱くなっているかがよく分かる動きをしていました。

日本人の多くが今期待している「為替介入」については、多少持ち直してきたとはいえドルが他の通貨に比べて弱く、米当局としては強いドルを望んでいる中で本当にそんなことができるのかという点もあって、今までの予想に比べると介入の時期も遅れるんじゃないかという気もしており、ドル円以外のクロス円をショートしている人にとっては、難しい時期が続きそうだなと思って見ています。(実は個人的にも少しユーロ円ショートを入れており、ロットも小さいのでまだ切っていませんが、どうしようかなあと思っているところです。)

ユーロについては、リセッションはギリギリで回避したものの、本来的には強くなる要素がないと思っていますが、ただ短期的にはドルが弱くなり、円はもっと買えないということで、今は消去法的に選択されている感じもあり、チャートを見ていると、ユーロドルの下降トレンドラインや90日移動平均線も超えており、少なくとも「下降トレンドではなくなっている」と見るのが妥当だと思っています。

ただとはいえ、景気がまだまだ強いアメリカに比べて欧州を買う理由も特にないよなと思っており、ユーロドルだとショートの方にスワップが付くこともあって、ユーロドルはまあ気長に待つかと思って保持予定です。(ユーロ円は上でも書いたようにどうしようかなあと思ってます。)

2023/11/15

為替太郎さん

CPIの下振れで金利低下と円高

数年前まで、為替を見るうえでもっとも重要な経済指標と言えばまっさきに雇用統計が挙げられていたように思います。

もちろん今も雇用統計が重要情報であることは変わりません。雇用情勢のひっ迫度は、インフレ率の重要な形成要素です。

しかし、インフレと金利動向が市場の関心の中心となっている今では、雇用統計と並んでCPIもまた、指標として、直接的に為替市場に大きな影響を与えるようになっています。

昨夜は、そのCPIの発表がありました。アメリカの労働省によれば、10月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で3.2%上昇であったとのことです。

これは市場の事前予想3.3%を下回る数値です。伸び率は、前月の3.7%からも縮小しています。このところ、アメリカ経済のスローダウンを背景として、FRBの一連の利上げサイクルの終了が意識されていますが、CPIもまたこれを裏付ける結果となりました。

CPIを受けた、アメリカの金利の先高観の低下により、発表後、ドル円は急速な円高になりました。

また、CPIを好感した株式市場はリスクオンムードになっています。日経平均株価は、前日に比べて大幅高で取引が始まっており、寄り付きから3万3000円台を回復しています。

これに対しドル円は150円台半ばでの推移になっており、為替市場ではCPIを受けた動きは一服している格好です。

またCPIを受けてユーロドルもまた急速に上昇。概ね1.09ドル手前の水準まで上昇してこれを維持しており、総じてユーロの強さが目立っています。ユーロ円もまた、CPI後に163円台後半まで急上昇しています。

今更ですが、アメリカのCPIの結果が、なぜ関係のないユーロと円に影響するするのか理不尽な気もします。とはいえ、為替市場はユーロドルを軸としつつ、全体の資金フローで動いているので当然の動きではあります。

今日も、欧米圏の物価指標をはじめとする重要指標が複数予定されています。欧米時間に入れば、ドルストレート・クロスユーロ共に大きく動く局面も想定されますので、引き続き注意して取引しましょう。

11:00 中国10月 小売売上高
11:00 中国10月 鉱工業生産
13:30 9月鉱工業生産
16:00 英10月消費者物価指数
16:00 英10月小売物価指数
16:00 独10月卸売物価指数
16:45 仏10月消費者物価指数
19:00 ユーロ圏9月鉱工業生産
19:00 ユーロ圏 9月 貿易収支
22:30 米10月小売売上高
22:30 米10月卸売物価指数
22:30 米1月ニューヨーク連銀製造業景気指数
24:00 米 9月企業在庫

2023/11/14

ダメおやじさん

ドル円151.9円で年初来高値更新後に急落、本日は如何に?

皆さん、こんにちは。ダメおやじです。

週明けはドル買いで始まり、ドル円は151.4円から151.9円まで約0.5円上昇で年初来高値を更新した後、海外勢がロンドンFixから売り戻し(高値更新のオプション取引)を誘い151.1円まで約0.8円急落後にフィボナッチ約62%戻しでした。

ポンド円は185.2円から185.9円まで約0.7円上昇後に184.9円まで約1円下落した後高値更新、豪ドル円は96.2円から96.8円まで約0.6円上昇後に96.3円まで約0.5円下落してほぼ全戻しで終えました。

ユーロドルも1.068から1.07まで小幅高から1.066まで約40pips下落後にほぼ全戻し、先週に続伸後に一服していた株価は上昇、米金利は高止まりからやや低下、総じて株高・米金利安・ドル安・円安傾向です。

週明けから日柄変化日に入り、不安定な相場が続きそうで、本日も米CPIがあり海外で揺れそうです。

<本日の経済指標等>16:00英雇用統計・22:30米CPI

<本日の相場の波動>目先の天底をつくる注意日

<本日の日柄変化日>ドル円・ユーロドル・ユーロ円・ポンド円・ポンドドル・豪ドル円・豪ドルドル

<戦略レート>

・ドル円:1時間売り、15分買い 上値151.97・152.13・152.41、下値151.45・151.25・151・150.7

・ポンド円:買い 上値186.6・186.93・187.24・187.42・187.7、下値186・185.78・185.5・185.2

・ユーロドル:買い 上値1.071・1.0724・1.0733・1.0745、下値1.0682・1.0678・1.0662・1.0645

・豪ドル円:1時間足買い・30分足売り 上値96.9・97.15・97.24・97.31、下値96.62・96.51・96.27

本日の戦略レートについては、7時頃にチャートを見てグランビルの法則と値幅計算で予想して書いていますので、その後に予想と違う動きの時にはノートレをお願いします。特に損切りや分割利食いは、各自で設定をお願いします。

2023/11/13

しーさん

介入警戒のためトレードしづらい

先週の金曜日は米国がベテランズデーによって債券市場が休場だったこともあり、ドル円は大きな動きがなかったものの、じわじわと上昇して151円台中盤まで上昇しました。先週のドル円は5日連続の陽線を示現しており、4時間足を見るとほとんど押し目らしい押し目がなく、右肩上がりに上昇していたという印象です。個人的には3日(金)の米指標結果と値動きを見て先週は円高目線に切り替えていたため、週初から思惑と異なる値動きとなり、頭の切り替えがうまくできなかった一週間でした。

ドル円が介入警戒ラインに近づいているため、今週は介入があるのかないのかを気にしながらのトレードとなりそうです。これまでの神田財務官の発言を振り返ると、為替介入に対してスタンバイ状態であると発言しており、過度な変動として説明ができるような値動きがあればいつ実施してもおかしくない状況にあると思われます。しかし植田日銀総裁は、先日の日銀会合後の記者会見では緩和を継続によって円安を容認する発言をされており、円安を止めたいのか推奨したいのか、財務省と日銀で方針が異なっているようなちぐはぐな印象が拭えません。

パウエルFRB議長は9日、「さらなる利上げを躊躇しない」「インフレ率の抑え込みが達成できたとは確信していない」と発言されており、データに対して一貫性のある判断や発言をされているように感じます。一方で日銀は、物価上昇見通しに誤りがあったことを認めてもすぐに手を打とうとしている感はなく、緩和終了や利上げ実施による影響を恐れて決断を先延ばしにしているとも受け取られかねない決定をしているように見受けられます。これらの状況からさらなる円安が進行することを想定するとドルを持っていたいところですが、介入の可能性を考えると今すぐは買いにくい。なんとも難しい1日になりそうですが、本日はドル円が一旦下落するまでは様子見しておきたいと思います。

2023/11/10

ZEROさん

今年も実弾介入あるか?

【HOT CURRENCY ドル円 150.50〜152.00】

9日の米国株は下落、S&P500種35ポイント安(-0.81%)、ナスダック総合128ポイント安(-0.94%)でした。為替市場はドル高。

米10年債利回りは4.63%へ上昇。冴えない30年債入札結果と、パウエル議長のタカ派発言を受けて金利が上昇しました。

パウエルFRB議長は、金利がインフレとの戦いを終わらせれるのに十分に高いか「確信していない」と発言。

追加利上げの可能性を残す発言がタカ派的と受け止められました。

ドル円は4日続伸し、151.38まで上昇。昨年高値151.96突破なら介入の可能性が高まると見ています。

投資戦略はドル円152円前後を介入期待で売りたいところです。

それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2023/11/09

とあるエンジニアKさん

円安続く

11月になっても夏日。普段ならばもう少し寒くなってもおかしくない時期ですが、今年はもはや定番の言葉となったエルニーニョ現象によって不思議な天候が続きますね。突然寒くなったりすると気温差で喉がやられるのが毎年のパターンです。

【本日の指標】
本日のNY時間にはパウエル米連邦準備理事会議長発言予定。国際通貨基金での討論会において発言が予定されています。年内利上げなしというのが昨今の相場参加者の思惑であり、次なるFOMCも気になるところではありますが、徐々に米国側施策の相場に対する影響は相対的に低くなってくるものと推測されます。

【本日の戦略】
雇用統計をきっかけにして一時は円高方向に傾きましたが、今週に入ってから再び円安方向に傾きつつある相場です。

昨晩は一時的ではあるものの、ドル円は151円台に突入。先週の「日銀による介入の事実はなかった」という発表が円安方面への圧力を増しているように見受けられます。円高方面は一瞬で、円安方面へはじわじわ延びるというのがドル円の定説ですが、今回もまたその流れとなりそう。次なる天井はどのラインにあるのか?というのが目下の気になるポイントではありますが、151円94銭という昨年10月末最高点が心理的な分水嶺となるのではと見ております。

米国側の施策が比較的ハッキリとしている今、日銀側の動きが気になるところではありますが、先月末に行われた日銀金融政策決定会合では、イールドカーブコントロール運用見直しについて「賛成」との意見が挙げられたようですが、具体的な施策実行、すなわち運用見直しにはついてはこれからの模様。また介入も気になるところですが、最近ではなかなか話題にも挙がらない模様。オオカミ少年を避けたい気持ちはわかりますが、具体的な動きなくしては相場を動かすのも難しいでしょう。週の戦略であるドル円買いは継続とします。

2023/11/08

しましまさん

ドル買いの流れ受けドル円150円台で底堅く推移

昨日はドル買いが優勢となりドル円はNY時間150.69円まで上昇しましたが、米長期金利の低下等を受け午後は上値重い動きでした。

ユーロドルは1.07ドルを割り込み1.0664ドルまで下落、ポンドドルも軟調で1.2263ドルの安値を付けました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

16:00:独・10月消費者物価指数
19:00:欧州・9月小売売上高

昨日のドル円は東京時間は150円台前半、欧州時間は150円台前半〜中盤で推移、NY時間は150.69円まで上昇も午後は上値重く150.30円台まで下落しました。今日堅調な動きとなると150円台後半〜151円付近へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると150円付近〜149円台後半への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは東京時間は1.07ドル台前半での値動き、欧州時間は軟調で1.0660ドル台まで下落、NY時間は概ね1.06ドル台後半で推移し午後1.0705ドルまで反発しました。今日堅調な動きとなると1.07ドル台中盤へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.06ドル台中盤への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2023/11/07

為替見習さん

豪RBA政策金利発表、米貿易収支や要人発言に注目

昨日の為替相場は、先週後半の力関係がしっかり変化する形となり、ドルが強い位置に来ましたが、円は相変わらず弱い位置を維持するなど、中長期的な傾向に近い力関係へと戻りましたね。

そろそろ年末相場が近づいていることもあり、ある程度中長期的なトレンドと、目先の短期的なトレンドを冷静に見ていく必要があるかなと感じていますが、今のところは中長期の流れと短期の流れが揃っているので比較的優しい相場となっています。

この短期と中期が揃っている状態が崩れていくような形になってくると、年末から年始にかけて強い変化が出る可能性もあるのでその点に注目したいところ。

今日のイベントとしてはRBA政策金利発表、独鉱工業生産指数、ユーロ圏生産者物価指数、米貿易収支、バーFRB副議長や米地区連銀総裁の発言などが予定されていますので、まずは午後のRBA政策金利発表前後のオセアニア系の力関係変化をチェックしたいところ。

またNY市場では午後からの力関係にさらに変化が出てくる可能性がありますので、今日もまずは資金管理を万全にしたうえで、事前に上下にシミュレーションしておき、取引できそうな機会が来れば的確にとっていくようにしたいですね。

ではまず先週金曜から月曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、月曜はUSDが0.50%、CHFが0.48%、EURが0.39%、GBPが0.36%、AUDが0.26%、CADが0.22%、NZDが0.09%となっていて、力関係は【USD>CHF>EUR>GBP>AUD>CAD>NZD>JPY】という形に。

先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【NZD>GBP>AUD>EUR>CHF>JPY>CAD>USD】でしたから、ドルが弱い位置から強い位置に変化したこと、円とカナダドルが弱い位置を維持していること、オセアニアが強い位置から弱い位置に変化したこと、欧州系がやや位置を落としたことなどがわかります。

続いて今朝時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日から今朝の動きを受けてカナダドルが弱いながらも下向き、その他は上向きとなっていて、通貨ペアによってリスクが低い方向が違います。

そのため今後は円を軸とした動きを見ておくと取引機会を見つけやすく、ここから円が弱い位置で加速すれば各通貨の短期トレンドは上向きのものが増えてロングのチャンスに。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。

逆にここから円買いの動きが強くなってくると短期トレンドが下向きになるものが増えてショートのチャンスに。この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。

取引するうえでのポイントとしては一旦昨日に力関係がしっかり変化していますので、今日もまずはその把握からスタートしたいところ。

その上でRBA政策金利発表前後や夜のNY市場での力関係変化を見ていけば、取引の機会を見つけやすいかと思います。その際には円軸、ドル軸の動きをメインに見ておき、イベントの対象通貨を見ていくという形がベストですね。

それでは、今日も一日頑張りましょう!

2023/11/06

斉藤学さん

ドル安の地合いと予想

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【先週末の結果】
・ダウ平均    34061.32(+222.24 +0.66%)
・日経平均(CFD)32720(+770 +2.41%)
・金・ゴールド  1992.26(+6.76 +0.33%)
・原油・WTI   80.89(-1.57 -1.90%)

【経済指標】
★★★★★
22:30 (米) 10月非農業部門雇用者数変化(前月比) 前回:33.6万人 予想:18.0万人 結果:15.0万人
★★★★★
22:30 (米) 10月失業率 前回:3.8% 予想:3.8% 結果:3.9%
★★★★
23:00 (米) 10月ISM非製造業景況指数(総合) 前回:53.6 予想:53.0 結果:51.8

【本日の戦略】

<ドル円は149円台前半へ急落>

ドル円は150円台で堅調に推移していましたが、米10月雇用統計受け149円台前半へ急落。米10月非農業部門雇用者数は予想18.0万人に対し結果15.0万人、米10月失業率も予想3.8%に対し結果3.9%と悪化していました。さらに、米10月ISM非製造業景況指数も結果51.8と予想53.0を下回っていたことから、米10年債利回りは4.576%へ低下。ドル円は、しばらく150円の節目がレジスタンスラインとなるでしょう。

さらに、米利上げ織り込み度を算出するCME FedWatchによれば、今月の利上げ確率は4.8%、来月の利上げ予想も8.6%となっているため、年内の米利上げの可能性は薄くなっています。弱い米経済指標を受け、週明けもドルへの売りが続くと予想します。

<株高による円安に期待>

対照的に、ドル円以外のドルストレートが前日比+1%超となったことで、クロス円はやや上昇して週末を迎えました。また、11/3(金)が文化の日で休場だった東京市場ですが、日経平均株価は時間外のCFDで+770円高の32720円と一気に32000円を突破。現物も買い優勢で上窓スタートすると思われ、為替は株高による円安に期待が持てます。

【本日の予想レンジ】
・ドル円	148.00〜150.00	↓
・ユーロ円	159.80〜161.00	↑
・ポンド円	184.20〜186.00	↑
・豪ドル円	96.80〜98.00↑
・ユーロドル	1.0680〜1.0800	↑
・ポンドドル	1.2330〜1.2500	↑
・ドルスイス	0.8900〜0.9050	↓

【通貨の強さ】
豪ドル>ポンド>ユーロ>ドル

【注目通貨】
・ドル(米10月雇用統計の悪化と米利回りの低下)

2023/11/03

為替研究所さん

クロス円と豪ドル/NZドルを中心に

今週は日銀会合の前日に日経がYCC修正観測記事を出し、それに対して実際には「YCCの上限を1%を「目途」とする」ということで、一時的な1%の超過を容認するという「変えたような、変えてないような」というレベルだったため、大きく円安が進み、ドル円は一時151.7円、ユーロ円も160.8円まで上昇する局面もありました。

ただその後神田財務官が為替介入について「スタンバイです」と言ったこと等もあって少しだけ戻し、今はドル円150.3円程度、ユーロ円159.7円程度と、何というか非常に微妙なところにおります。

あのまま去年の高値を超えていけば為替介入もあるだろうなと個人的には思っていたのですが、何というか「介入するにもしないにも微妙な水準」に留まっており、折角でた値動きがまた膠着しそうな雰囲気も感じております。

とはいえ、ここから大きく円安が進んだ場合にはさすがに介入も現実的に来そうではあるので、クロス円については今時点だと売り目線、ただしマイナススワップには注意という感じかなと思っています。

また個人的にメインで運用している豪ドル/NZドルについては、先月の豪の消費者物価指数が市場予想より強く、反面NZの消費者物価指数が市場予想より弱かった影響で上昇し、今も1.09台の前後をフラフラとしています。

この通貨ペアについては基本的に豪とNZの金融政策の差に反応しやすい通貨で、豪については今月あと1回利上げという予想がメイン(ロイター調査によると、エコノミスト39人中34人が0.25%利上げと予想、1人は0.15%利上げ、残り4人は据え置きという状態)、NZについては利上げ打ち止めという見方が多そうです。

来週11/7のRBA利上げについてはほぼ市場で織り込まれており、実際に利上げがあってもそこまで大きくは反応しないと考えており、今年については1.1を少し超えたくらいで1.11手前で反落することが多いので、もし今まだポジションがないのであれば、売りを持つのも面白いかもしれません(私は既にかなり売りを持っているので追加はしません)

豪ドル/NZドルについては、当面は1.07-1.1をメインとしたレンジ相場が継続すると個人的には予想しています。

2023/11/02

為替太郎さん

FOMCを順当に通過。市場に落ち着き戻る

今週はドル円が一時151円を超えるなどさらなる円安方向に向けて為替相場が進んでいきそうな雰囲気がありましたが、FOMCを挟んで落ち着きを取り戻しています。

そこまで円売りが進んだ背景には、日銀が先月31日まで開催した金融政策決定会合がありました。

今回の金融政策決定会合を巡っては、一部で政策の修正期待が広がっていました。

しかしながら日銀が、短期金利のマイナス金利政策を維持したことで、政策修正期待を裏切る格好となったことで、主要通貨に対して円が売られました。

さらに150円を超えても政府日銀が依然円買いの為替介入を実施していないことで、介入警戒感が先行していた従来と異なり、心理的に円売りをしやすい地合いが形成されました。

これらが今週151円台まで円安が進んだ要素でしょう。もっとも、こうした流れは目下のところ落ち着いています。

FRBはFOMCにおいて事前予想通り、政策金利の据え置きを決定しました。12月の会合でも利上げの可能性は低いのではないかとの見方も強まっています。

これに加えて昨夜のニューヨーク市場では、10月ISM製造業PMIが悪化したことや、パウエル議長が追加利上げに積極的ではない発言をしたことなどを材料として、長期金利が軟調な動きとなりました。

ドル円も150円半ばまで弱含む場面もありました。さらに今日の東京市場では、150円台前半まで円高に進んでおり、流れが巻き戻った感があります。

株式市場も急激な反発局面になっています。昨日の日経平均株価は、前日比742円80銭高の大幅高。今日の日経平均株価も続伸でスタートしています。

金曜日には米10月雇用統計の発表を控えていますので、流れはまた変わる可能性があるものの、今日のところ、市場は円安の落ち着きと株高で、小康状態のような印象です。

今日ここからは、短期間で大きく動くというよりは、雇用統計待ちの様子見相場になる可能性が大きいように思います。

16:30 スイス10月 消費者物価指数
17:00 スイス消費者信頼感指数
17:50 仏10月製造業PMI
17:55 独10月雇用統計
17:55 独10月製造業PMI
18:00 ユーロ圏10月製造業PMI
20:30 米10月チャレンジャー人員削減数
21:00 BOE金利発表
21:00 英中銀金融政策委員会議事要旨
21:30 米7-9月期 四半期非農業部門労働生産性
21:30 米7-9月期 四半期単位労働コスト
21:30 米週次新規失業保険申請件数
21:30 英ベイリーBOE総裁発言
23:00 米9月製造業新規受注

2023/11/01

ダメおやじさん

日銀の長期金利の上限1%へ修正、それでも米金利には負ける、円安突進!

皆さん、おはようございます。ダメおやじです。

日銀金融政策は前夜に日経新聞が「長期金利の上限1%へ修正」報道をリーク、当日はリーク通りとなり安心感、それでも日米金利差から円安、またスワップデーとオプション、更に売り方のSTOPも巻き込み、ドル円は148.8円から151.7円まで約2.9円、ポンド円も180.7円から184.2円まで約3.5円、豪ドル円も94.8円から96.1円まで約1.3円の大幅上昇でした。

ユーロドルは1.067から1.055まで約120pips下落、日経先物やNYダウ先物も安値から切り返し、株高・ドル高・円安です。

本日からドルストが週末まで日柄変化日に入ります、昨日の高値安値に注目です。

11月に入り、師走も近づき忙しくなるので、気を引き締めスタートしましょう。

<本日の経済指標等>21:15米ADP雇用統計・23:00米ISM・2日3:00米FOMC

<本日の相場の波動>高下して結局安い

<本日の日柄変化日>ポンドドル・豪ドルドル・ゴールド

#戦略レート

#ドル円:買い 上値152・152.55・152.85・153.85・154.55、下値151.2・150.95・150.75・150.55

#ポンド円:買い 上値184.4・184.85・185・185.2・185.45・185.6・186.9、下値183.8・183.4・182.9・182.6

#ユーロドル:売り 上値1.0604・1.0616・1.063・1.0636・1.0651・1.0687・1.0726、下値1.0536・1.052・1.05・1.048・1.0455

#豪ドル円:売り15分足買い1時間足 上値96.08・96.38・95.57・96.95、下値96.63・95.8・95.4

本日の戦略レートについては、6時頃にチャートを見てグランビルの法則と値幅計算で予想して書いていますので、その後に予想と違う動きの時にはノートレをお願いします。特に損切りや分割利食いは、各自でも設定をお願いします。

尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。