兵ブロガーバックナンバー(2024年04月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2024年04月

2024/04/30

しましまさん

ドル円大荒れの動きに円買い介入観測広がる、今日も急変動注意

昨日は東京午前に円安が急速に進行しドル円は一時160円台に乗せる動きとなるも、東京午後には155円付近まで急落する大荒れの動きとなり、欧州序盤は154.50円台まで下落しその後は155円台前半〜156円台後半で不安定に上下しました。

この動きについて一部報道では介入を実施したとあり円買い介入があったとの見方が強まる中、神田財務官は「投機による激しい、異常とも言える変動が国民経済にもたらす悪影響は看過し難い」との認識を示し介入の有無についてはノーコメントでした。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

10:30:豪・3月小売売上高
15:00:独・3月小売売上高
16:55:独・4月失業者数/4月失業率
17:00:独・第1四半期GDP・速報値
18:00:欧州・4月消費者物価指数
18:00:欧州・第1四半期GDP・速報値
21:30:加・2月GDP
21:30:米・第1四半期雇用コスト指数
22:00:米・2月ケース・シラー米住宅価格指数
22:45:米・4月シカゴ購買部協会景気指数
23:00:米・4月消費者信頼感指数
   
昨日のドル円は東京午前に急伸し一時160円台へ乗せる動きとなるも東京午後は155円台前半まで大幅下落する荒れた動きに、欧州時間は序盤154.50円台まで下落もその後は156円台へ反発、NY時間は156円台後半から155.10円付近まで急落も再び156円台を回復する動きとなりました。今日堅調な動きとなると、157円台へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると155円台後半〜中盤への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは東京時間1.0734ドルまで上昇、欧州時間は1.07ドル付近まで下落後1.0720ドル台へ反発、NY時間は序盤1.0690ドルまで下落しましたがその後は1.0730ドル付近まで反発しました。今日堅調な動きとなると1.07ドル台中盤へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.06ドル台後半への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2024/04/29

為替見習さん

円、ドル軸の力関係変化と欧州市場オープン以降の短期トレンド変化に注目

先週金曜の為替相場は、日銀会合あたりから円が力関係上弱い位置で加速し、
ドル円クロス円ともに短期トレンドは明確な上向きとなって引けました。

中長期的なトレンドで見てもドルの強さ、円の弱さは相変わらずといったところで、
介入警戒があるなかでのこの円売りが今後も続くのか、自発的な調整が見られるのか、
それとも介入が実際に行われるのか、重要イベントが多く控える今週は緊張感のある相場となりそうです。

ではまず力関係について、週間予想で記載しましたので重複しますが、
先週金曜は【AUD>USD>CAD>GBP>NZD>CHF>EUR>JPY】という形になっていて、
先週木曜の【GBP>CAD>AUD>CHF>NZD>EUR>USD>JPY】から比べると、
ドルが強い位置に変化したことや、円が弱い位置で加速していることなどが見てとれます。

また短期トレンドはドル円クロス円ともに金曜の動きを受けて上向きとなっていますので、
現状は円売りの動きが出ればロングのチャンスとなりやすい状態です。
この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。

逆にここから円買いの動きが出てきて対円変動率が1%を超えてくる動きに発展すれば、
各通貨の短期トレンドは悪化して下向きとなるものが出てきます。
この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。

今日のイベントとしては独消費者物価指数程度で、日本市場も休場ということもあって、
基本は円やドルを軸とした力関係変化と、欧州時間以降の動きに注目しておきたいところ。

特に今週はFOMCや雇用統計が予定されており、それらのイベント前の力関係・短期トレンドが、
イベント後にどのように変化するかを見ておくと取引機会を見つけやすくなるかと思います。

また介入については全く予測ができないため、そこに合わせて取引というのは難易度が高いものの、
例えば現在持ち越しているポジションで少し気持ち悪いもの、計画にないものなどがある場合は、
一旦落としておいて相場が落ち着いたら再構築するという形をとるのも大事かと思います。

そして以前あったように介入のような急落があっても実際は介入ではなかったパターンもあり、
このような場合には相場の思惑で売りが売りを呼んで下落が加速するということも。

重要イベントが多く予定されているうえに、日本市場はGWで相場への注意が弱くなる方も多いと思いますので、
不測の事態が起こっても良いように資金管理やポジション管理はいつも以上に気を配っておくとともに、
取引する際には利益よりも安全重視で臨むようにしたいですね。

それでは、今日も一日頑張りましょう!

2024/04/26

斉藤学さん

日銀会合の結果を確認

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【前日の結果】
・ダウ平均    38085.80(-375.12 -0.98%)
・日経平均(CFD) 37843.30(+200.00 +0.53%)
・金・ゴールド  2333.18(+17.36 +0.74%)
・原油・WTI    83.77(+0.96 +1.16%)

【前日発表の経済指標】
★★★★
21:30(米)1-3月期GDP速報値(前期比年率) 前回:3.4% 予想:2.4% 結果:1.6%

【本日の戦略】

<ドル円は155円台半ばへ上昇>

昨日のドル円は上昇トレンドが続き、155円台半ばへ上値を伸ばしました。

米1-3月期GDP速報値が予想2.4%に対し結果1.6%と悪化していたことで、ドルは売られる場面もありました。しかし、GDPデフレータは前回値1.6%に対し結果+3.1%、PCEコアデフレータも前回値2.0%に対し+3.7%といずれも前回値より上昇していたことで、ドルはすぐに買戻しが入っています。

米10年債利回りは4.7%台へ上昇、強い地合いが続いていることからドル高の流れが続くと予想します。

<日銀会合の結果に注目>

本日は、日銀金融政策決定会合の結果が公表されます。時事通信社の報道によれば、2日目の日銀会合の議論では国債買い入れ縮小の方法を検討することが明らかになっています。

先月、日銀はマイナス金利政策の解除など大規模緩和の正常化に踏み出しましたが、国債買い入れについては減額を見送っていました。国債買い入れの縮小が決定すれば、事実上量的引き締め局面へ移行することになります。

一方で、日銀は今後買い入れを多少減らしても金利の急騰は避けられると判断しているようで、今回国債買い入れの縮小が決定してもマーケットへの影響は限定的な可能性があります。ひとまず、結果が出るまで様子見が無難でしょう。

【経済指標】
★★★★★
日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
★★★
21:30(米)3月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比) 前回:2.5% 予想:2.6%
★★★★
23:00(米)4月ミシガン大学消費者態度指数・確報値 前回:77.9 予想:77.9

【本日の予想レンジ】
・ドル円   154.50〜156.30↑
・ユーロ円  166.50〜167.80↑
・ポンド円  194.00〜195.50↑
・豪ドル円  101.00〜102.00↑
・ユーロドル 1.0650〜1.0780↓
・ポンドドル 1.2430〜1.2550↓
・ドルスイス 0.9150〜0.9200↑

【通貨の強さ】
ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ

【注目通貨】
・ドル(米利回りの上昇や日銀会合)

2024/04/25

為替研究所さん

2024/4/25時点相場短観

昨日はついにドル円が155円を超え、そしてそれも「勢い余って一瞬超えた」とかではなく、今も155.3円近辺にいるなど、かなりしっかりとした超え方をしました。

為替介入については、先週は神田財務官の発言も各国関係者と緊密に連絡を取り合っているという内容に変わってきたり、日米韓で「最近の急速な円安及びウォン安に関する日韓の深刻な懸念を認識」「外国為替市場の動向に関して引き続き緊密に協議する」という声明を共同で出すなど、為替介入に向けて一段階ギアは上がってきた感じはあり、今週も鈴木財務相が為替介入について「環境が整ったと捉えられても良い」と発言したように、介入が近いのは間違いないと思いますが、じゃあそれがいつなのかというと、若干悩ましいなと思っています。

個人的に持っていたドル円のショートについては、予定通り155円で一度損切し、そのあと7割くらいを持ち直しましたが、残り3割や、さらなる追加ショートについては、さすがに156円台では入れたいと思っているものの、155円台で行くかと言うと・・・・という感じで、若干迷っています。

他の材料としては、短期的な動きには全く影響を与えなかったものの、トランプ氏が「円安の影響でアメリカが壊滅的な打撃を受けている」と発言したことには結構注目しております。アメリカとしては、ドル高について、少し前は「インフレ抑制のためにはドル高は望ましい」というスタンスを示したこともありますが、今のように「ある程度インフレは落ち着いてきたが、かなりしつこい」という状況において、果たしてドル高をどう思っているのだろうというのはあり、もし「大統領選でキャスティングボートを握るスイングステートにおいて、ドル高がマイナス材料」というようなことがあれば、大統領選の中でバイデン陣営もドル高是正に変わってくる可能性も十分あり、今後数か月先とかの話だと思いますが、そのくらいの期間では注目すべき発言だったと考えています。

ちなみに、本日はトルコの政策金利発表ですが、本日のものについては市場ではほぼ据え置きが確実視されており、声明でどのくらい今後の利上げに前向きかが問われる展開になると思われます。

また昨日豪CPIで一時1.098まで跳ねた豪ドル/NZドルについては、確かにあれは上がる材料だなと思いつつ、とはいえ豪もNZもインフレ状況としては似たようなもので、想定レンジは1.07-1.1をメインとして、1.06-1.11くらいまではブレうる、という感じで変わらず予想しています。

2024/04/24

為替太郎さん

際限のない円安進行が続く。155円の攻防。

アメリカの経済指標の上振れが続き、FRBによる早期の利下げの開始は期待できないとの見方が広がってきました。ここにきて一段のドル高と円安が継続しています。

利下げが遠のいたことで、金利の上昇とともに、リスクオフの流れが強まり、ひところは4万円を超えていた日経平均株価は、昨日の終値では3万7000円台となっています。

ここにきて、明らかに少し前とは潮目が変わってきています。

ただし、目先では、リスクオフはやや弱まり、一昨日、22日の米国株式市場では、イランとイスラエルの対立に基づく中東情勢に対する警戒感がやや後退したこともあり、ダウが3日続伸。ナスダック総合指数も7日ぶりに上昇しました。

さらに、昨夜はNYダウが4日続伸、ナスダックも続伸となっています。これを受け、日経平均株価は昨日も上昇、今日も続伸で取引が始まっています。

一方で為替市場では、155円手前が定着してきた感があり、昨日の東京時間は154円後半の取引が中心となる展開でした。今日も154円台の半ばでの推移です。

現状のトレンドの推進力は、アメリカの経済指標の堅調に裏付けられたドル高であって、予定されている日銀会合での政策や発信が、トレンドに与える影響は限定的だと思います。

日銀は今週末の決定会合で現状維持を続けると見られていますので、おそらくは当面のところ現在の円安トレンドに逆らうような動きが生じる可能性は低いと言えます。

今週は、1〜3月期のアメリカのGDP速報値や、3月の米PCEも控えていますので、それらを見極めるまでは、いずれにせよ、身動きがとりにくいです。

さらにいえば、クロス円に関しては、もっとも注目されるのは介入でしょう。政府日銀からは、ドル円は150円前後の時期に比べて、ここにきて円安に関する警戒感がより明瞭に示されるようになっています。

介入があれば、一気に数円動くことが予想されます。レバレッジ管理には注意が必要です。

16:15 仏4月製造業PMI
16:15 仏4月サービス業PMI
16:30 独4月製造業PMI
16:30 独4月サービス業PMI
17:00 ユーロ圏4月製造業PMI
17:00 ユーロ圏4月サービス業PMI
17:30 香港3月消費者物価指数
17:30 英4月製造業PMI
17:30 英4月サービス業PMI
22:45 米4月製造業PMI
22:45 米4月サービス業PMI
22:45 米4月総合PMI
23:00 米4月リッチモンド連銀製造業指数
23:00 米3月新築住宅販売件数

2024/04/23

しーさん

ドル円ショートをする怖さ

昨日のドル円はオープン時こそやや下方向に窓を明けて始まりましたが、その後は大きく動くことなく緩やかな右肩上がりで155円を伺う展開でした。ボラティリティの低い状態が続いたため、まともにトレードできた方は少ないのではないでしょうか。

155円では介入への警戒感や期待感が渦巻いているように思われますが、IMMポジションを見るとドル円ロングの建玉数が非常に多い状態となっており、かなりドル買い円売りに傾いているようです。このような状況で「きっと介入があるだろう」と考えて短期的にでもドル円のショートポジションを構築してしまうのは悪手だと考えています(超短期でのスキャルピングは除きます)。

介入はいつ実施されるかわかりませんし、実施されないかも知れません。現在のドル円ショートポジションのスワップコストはとても高く、取引会社によっては1日に2.5pips分のコストが必要になります。仮にポジションを構築してから10日間放置することになった場合、25pips以上の利幅がとれないとマイナスとなってしまいます。その後も介入がなく、ずるずるとドル円が上昇してしまった場合は含み損とスワップコストのダブルパンチで考えたくもないポジション状況になってしまいます。

実施されるかどうかわからない介入を期待して高いスワップコストを払い続ける必要はなく、もし実施された場合はその後にショートエントリすれば十分利幅はとれるでしょう。タイミング的にトレードできる状況になければ、下落が落ち着いてから行って来いとなる可能性が高いと考え、押し目を拾ってロングエントリすれば十分利幅はとれるでしょう。多くの人がロング方向を向いているときに、あえて逆張りして苦しい思いをする必要は全くないと思います。

介入や地政学リスクによるリスク回避がないと下落しないという状況は正常な状況とは言えないのかも知れませんが、どんな状況でも為替市場は続くので、その時の状況に自分の考えを合わせて恩恵を受け続けられるようにしたいですね。

2024/04/22

ZEROさん

ドル円155円突破するか?介入の有無に注目

【HOT CURRENCY ドル円 154.00〜155.50】

先週末の円相場は、イスラエルがイランへ報復攻撃を行なったことを受け、大きく円高で反応する場面がありました。日経平均も急落しています。

ロンドン時間〜NY時間にかけては、ドル円クロス円が買い戻され、ドル円は154円後半へ全戻しとなって引けています。

今週はドル円が155円を突破するかどうか?仮に155円を突破した際に本邦当局による円買い介入が実施されるのか注目です。

国内ニュースでは過度な円安による物価高や飲食店の苦境が報道されています。世論としては、行き過ぎた円安是正を求める声が増えつつあります。

その他、17年ぶり水準まで積み上がっている投機筋IMM円ショートにも注目。仮に155円を突破しても、上昇は長続きしないと予想しています。

投資戦略は5月前半を目標にドル円戻り売りとします。

それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2024/04/19

とあるエンジニアKさん

155円手前、介入前夜か

関東地方の桜はほぼ終わり、いよいよゴールデンウィークの足音が聞こえ始める時期となりました。昨年もそうですが、今年も暑い夏のようで、春と秋がなくなって冬と長い夏しかないとも言われるようになりました。一年で最も好きな新緑の季節は短いようで、楽しんで過ごしたいと思います。

【本日の指標】
本日の指標は小粒。日本では消費者物価指数の発表が予定されておりますが、特段大きく動く相場とはならない見込みです。

【本日の戦略】
ついに臨界突破し、ドル円は154円半ばまで到達。155円の到達まであと一歩といったところですが、次なるイベント待ちで足踏みしています。時を同じくしてG7財務相階会議がワシントンで開催されておりますが、こちらでは金融政策の変更もありうる、といった程度の言及で、日本政府による直接介入の素振りも見せず、同じく日銀側も特段目立った発言は見られませんでした。

水準到達による介入というのは考えにくく、過度為替相場の変化が介入発動といった実行動に移るのでしょうが、現時点ではそのニュースを待っている状況でしょうか。非常にセンシティブな相場で、2023年に発生したような「実介入はなかったけども、介入見込みで一気に相場が動く」といった実例もありますので注意が必要な相場が続きます。また、今の相場は円安ドル高、というよりはドル独歩高の状況も強く見られており、そのあたりも介入を尻込みする原因の一つになっているのかもしれません。ドル円買いのチキンレース状態が続きますが、もう少し様子を見る相場です。

2024/04/18

しましまさん

ドル円下落も154円台は維持、今日も154円台維持となるか注目

昨日はNY時間に日米韓財務相会合での「G20コミットメントに沿い為替動向に関し緊密に協議」等の共同声明を受けドル円は154.16円まで下落しました。また、米長期金利の低下等からドルは他通貨に対しやや軟調な動きでユーロドルは1.0680ドルまで上昇しました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

10:30:豪・3月新規雇用者数/3月失業率
21:30:米・4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
21:30:米・新規失業保険申請件数
23:00:米・3月景気先行指標総合指数
23:00:米・3月中古住宅販売件数

昨日のドル円は東京・欧州時間は154円台中盤〜後半で推移、NY時間は午後軟調な動きとなり154.16円まで下落しました。今日堅調な動きとなると154円台後半、まだ強い動きとなると155円台へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると153円台後半〜中盤への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは東京時間は1.06ドル台前半で推移し欧州時間は1.0650ドル付近まで上昇、NY時間は堅調な動きで1.0680ドルまで上昇しました。今日堅調な動きとなると1.07ドル〜1.07ドル台前半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.06ドル台前半への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2024/04/17

為替見習さん

夕方以降の欧米指標やベイリーBOE総裁発言に注目

昨日の為替相場は、夕方以降欧州系通貨の買いがやや強めに出るとともに円売りが加速。また夜の相場ではカナダドルが消費者物価指数の結果を受けて急落する場面が出たり、22時半ごろ急に円買いの動きが出るなど、少し怖さもある相場となりましたね。

ドル軸に関しては欧州系通貨に対して弱く、オセアニアや円とはほぼ同等といった力関係で推移した後、NY市場に入ってからは少し持ち直す動きも出ており全体的に神経質な印象を受けますので、今日の相場では改めて円軸ドル軸の動きとそれに伴う力関係変化を整理してから取引に臨みたいところ。特に円軸の動きは介入警戒や思惑などで動く可能性もあり、突発的な動きも想定内と言えるように準備しておきたいところです。

このような中で今日のイベントとしては英消費者物価指数・小売物価指数・生産者物価指数、ユーロ圏消費者物価指数確報、ベイリーBOE総裁発言、米週間石油在庫統計・ベージュブック、対米証券投資等が予定されていますので、夕方以降の値動きには特に注意したいですね。

ではまず月曜から火曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、火曜はUSDが0.28%、EURが0.25%、CHFが0.17%、GBPが0.13%、CADが-0.02%、NZDが-0.12%、AUDが-0.35%となっていて、力関係は【USD>EUR>CHF>GBP>JPY>CAD>NZD>AUD】という形に。

月曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【CHF>GBP>USD>EUR>CAD>AUD>NZD>JPY】でしたから、ドルと円がやや位置を上げたこと、欧州系通貨が強い位置を維持していること、オセアニアやカナダが弱い位置を維持していることなどが見てとれます。

続いて今朝6時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けて全体的にフラットに近い状態となっていますので、現状は上下どちらに攻めるにもややリスクが高い状態。

ただ逆に考えれば円を軸とした動きが明確に出れば上下どちらにもチャンスになりやすいといえます。そのためここから円が売られる展開が加速すればドル円クロス円ともにロングのチャンスに。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。

一方でここから円が買われる動きが出ればドル円クロス円ともにショートのチャンスに。この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。

取引するうえでのポイントとしては、夕方以降のイベントにおける力関係変化を見ることがまず第一。事前に取引対象通貨をある程度絞り込んでおき、その上で上下両方にシミュレーションしておけば、もし動きが強く出た場合でも最もリスクが低い選択肢を選ぶことができるようになりますので、事前の準備を大切にしたいですね。

また円売りの動きが加速した場合には介入警戒というところも意識しておく必要はありますので、円軸の取引が難しいと思ったらドルストレートを軸にするなどの工夫も良いかと思います。

それでは、今日も一日頑張りましょう!

2024/04/16

斉藤学さん

為替介入を気にしつつ円安継続と予想

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【前日の結果】
・ダウ平均     37735.11(-248.13 -0.65%)
・日経平均(CFD) 38687.40(-517.50 -1.32%)
・金・ゴールド  2384.25(+40.82 +1.74%)
・原油・WTI    85.53(-0.13 -0.15%)

【前日発表の経済指標】
★★★★
21:30(米)3月小売売上高(前月比) 前回:0.6% 予想:0.3% 結果:0.7%
★★★★
21:30(米)3月小売売上高(除自動車)(前月比)  前回:0.3% 予想:0.4% 結果:1.1%

【本日の戦略】

<ドル円は34年ぶりとなる高値へ上昇>

週明けのドル円は買いが続き、NY時間には154.40円台へ上値を伸ばし34年ぶりとなる高値へ上昇しました。米3月小売売上高(前月比)が0.7%と予想0.3%を上回ったほか、米3月小売売上高(除自動車)も1.1%と予想0.4%を上回っていたことが買い材料に。米10年債利回りは4.6%台へ続伸しており、本日もドル買いの流れが続くと予想します。一方、クロス円も円安優勢で上昇が続くでしょう。ただ、地政学的リスクの高まりから株安が進んでおり、円高には注意が必要です。

<為替介入の可能性は?>

円安が進むにつれ意識されるのが、日銀による為替介入です。市場では、「1ドル155円」が新たな防衛ラインと見る向きが強いようですが、市場の裏をかいてくる可能性もあるため正確な予想は難しいです。

為替介入のヒントになることと言えば、日銀が常々「為替相場の過度な変動は望ましくない」と表明している件です。34年ぶりの円安水準とはいえ、それだけですぐ円買い介入してくるとは思えず、伸び幅が急激になって投機的な動きが見られた段階で判断すると思われます。

昨日のドル円は一気に上値を伸ばしているため、この動きが連続して続くようであれば「為替介入が近い」と警戒したほうが良いでしょう。

【経済指標】
★★★
21:30(米)3月住宅着工件数(年率換算件数)  前回:152.1万件 予想:148.0万件
★★★
21:30(米)3月住宅着工件数(前月比) 前回:10.7% 予想:-2.4%
★★★★★
26:15(米)パウエルFRB議長の発言

【本日の予想レンジ】
・ドル円   153.50〜155.00↑
・ユーロ円  163.30〜164.50↑
・ポンド円  191.30〜192.80↑
・豪ドル円   98.80〜100.00↑
・ユーロドル 1.0530〜1.0680↓
・ポンドドル 1.2350〜1.2500↓
・ドルスイス 0.9060〜0.9200↑

【通貨の強さ】
ドル>ポンド>ユーロ>豪ドル

【注目通貨】
・ドル(米利回りの上昇)

2024/04/15

為替研究所さん

2024/4/15時点相場短観

先週は米CPI予想比上振れによる全面的なドル高、週末のイランによるイスラエルへの報復攻撃等、色々と激動の週となり、ドル円もついに152円の壁を抜けて、そのままの勢いで153円もあっさり抜けて、執筆時点では153.6円まで来ております。

元々為替介入については、「152円を抜けて、悲鳴が上がってから、155円までに来るだろう」という予想で、ただ最近の財務相や日銀関係者の発言タイミングなどから、「さすがに152円台では来るかな」と若干前倒し修正していたのですが、実際には今時点でレートチェックという報道すらなく、鈴木財務相や神田財務官の発言も「いつもの」という感じで、全体的にも「本当に介入なんて来るのか」と不安がる声が増えてきています。

個人的にはこれまでのスタンスを考えると、介入が来るのは時間の問題だと思っていますが、ここまでだんまりが続くのは「やる時は徹底的に焼き尽くす」ためにあえて沈黙しているのではと言う気はしており、ドル円売りは含み損を抱えながらもホールドしています。

ドル円の介入は、2022年の時を見ると、5円くらい下落することが多いのですが、最近ここまで沈黙していることの反動なども含めると、もう少し下落してもおかしくないかなと思っており、また節目の150円は維持でも割らせてくるでしょうから、今のドル円売りポジションについては「若干不安だが、そこまで不安視もしていない」というくらいの感じです。

どちらかというと本当に気がかりなのはイラン・イスラエル情勢の方で、イラン側としては今回の攻撃で「手打ち」としようとしているのが明確で、攻撃事態も非常に抑制の効いたものでしたが、イスラエル側がこれにどう反応するかで、アメリカは報復攻撃を強く抑制しようとしているものの、「でもイスラエルってやる時はやるよなあ」というのもあり、今市場で思われている程楽観視もできないなと思っています。

仮にイラン・イスラエルが戦争状態になった場合、当然ながら原油高騰→インフレ再燃という流れになり、こうなってくると2022年と同様に色々と予想しづらい展開となってきて、個人的にメインでやっている豪ドル/NZドルもあの時と同様理不尽な上昇をするリスクもあり、その点が気がかりではあります。

ただ、逆にそれさえなければ、豪ドル/NZドルの今の上昇については心配はしておらず、基本的には売りで入って、ただ1.13を超えてくるときな臭さが一気に増すので、そのちょっと上の1.135くらいに損切を入れています。

2024/04/12

為替太郎さん

ついに1ドル153円到達。34年ぶり水準

一連の円安には、まるで手が付けられません。昨日にはついにドル円で153円台に到達しています。

一昨年、昨年あたりには、いつか円が戻るだろう、来年あたりには戻るだろうというなんとなくの感覚が市場には共有されていたと思いますが、最近はそれも怪しい雰囲気です。

2010年代初頭の止まらない円高局面においては、今とは逆に、留まるところを知らない円高を前にして、ドル円は60円になるだの、ここまでくれば戦前の1ドル2円を目指せとか、極論が飛び交っていたのを記憶しています。

市場の機能により、遠からずいつかは本来の経済力を反映した為替水準に戻る日が来ると思いますが、ここまでの円安が続くと極論を吐きたい気持ちにもなってきます。

目先の上昇の原因はCPIです。10日の3月消費者物価指数(CPI)が市場の予想を上回ったことで、アメリカでは長期金利が大きく上昇しました。

早期利下げに対する期待はますます後退して、ドル高と共に、株式市場はリスクオフ局面になりました。

米国の10年債利回りは4.5%台に到達しています。

ここからは、本格的に為替介入を警戒される水準ですので、市場では高値警戒感が強まっていますが、今のムードが続けばなし崩し的に円安がさらに続きかねません。

また、約34年ぶりの高値を更新したドル円に留まらず、ユーロ円も引き続きの円安傾向です。昨日の欧州市場では、ユーロ円は164円台となり、対ユーロでも円の弱さが目立ちます。

もっとも、昨日に発表された米生産者物価指数(PPI)は市場の事前予想を下回る内容でした。PPIは総合指数の前年比で2.1%の上昇に留まっています。

そのため、昨夜のニューヨーク市場でも一時的にドル円は152円台に戻す場面もありました。

しかし、同コア指数はむしろ市場の予想よりも強いなど、ドル高の流れを変えるような内容ではなく、今朝も153円台の動きです。

ひとまずは今の水準が続きそうですが、いずれにせよ円安の流れには逆らわないほうがよさそうです。

13:30 2月鉱工業生産
13:30 2月設備稼働率
15:00 3月消費者物価指数
15:00 英2月月次GDP
15:00 英2月鉱工業生産
15:00 英2月製造業生産指数
15:00 英2月商品貿易収支
15:00 英2月貿易収支
15:45 仏3月消費者物価指数
21:30 米3月輸出物価指数
23:00 米4月ミシガン大学消費者態度指数

2024/04/11

しーさん

ドル円は153円台へ

最近のドル円は152円の介入警戒ラインが意識されて膠着状態となっており、介入待ちの状態になっていました。昨日もNYタイム開始までは20pipsほどしか動いておらず、ほぼトレードできる状態ではありませんでした。

そんな中で発表された注目の米CPIの結果は、前年比の予想値+3.4%に対して+3.5%の結果となり、前月比やコアの結果もいずれも強い結果がでたため152円を突破して152.50円付近まで上昇。152.50円を超えた直後に151.97円まで急落した動きは、介入が実施されたときのような動きかと思われましたがどうやら違ったようです。その後もじわじわと上昇し、今朝までに153円台に到達しています。

ドル円の152円の壁は突破しましたが、引き続き介入警戒感は残ると思われます。現在岸田首相が訪米中であり、この状況での介入実施の可能性は低いであろうとの報道が多いですが、2022年9月には岸田首相が訪米中に介入を実施した実績があるため、絶対ないとは言い切れません。昨夜の値動きを「急激な変動」と捉えるなら、本日の東京タイムに介入が実施される可能性もありそうです。

本日のイベントとしては、21時15分にECB定例理事会と政策金利の発表、21時30分には米PPIの指標発表、21時45分にラガルドECB総裁の記者会見があります。ECBの金利動向についても気にはなりますが、やはり昨夜の米国指標を受けてのドルの行方が気になってしまいます。6月の利下げ確率は今朝時点で16%程度まで下がっており、年内3回と言われていた利下げ回数は2回が有力になりつつあります。ドルが強い状況が続きそうな中で、ドル円は155円に向けて上昇を続けるのか、当局が介入を強行してブレーキをかけるのか、引き続き注視していきたいと思います。

2024/04/10

ZEROさん

米3月CPIとドル円に注目

9日のNYダウは下落、S&P500種7ポイント高(+0.14%)、ナスダック総合52ポイント高(+0.32%)でした。為替市場は小動き。

東京からロンドン時間にはドル円以外のクロス円が上昇。NY時間に入ると米国株の下落に合わせて、一時円が買われる場面がありました。

ドル円は151円台後半で膠着状態。狭い持ち合いが約3週間も継続しています。

今晩21:30に発表される米3月CPIは、前年同月比3.4%、コア前年同月比3.7%の予想となっています。

米3月CPIの結果次第では、狭い持ち合いを放れる可能性があります。

ドル円は長い持ち合いによりエネルギーが溜まっているものの、152円を大きく超えれば為替介入の可能性が高まることや、既に投機筋の円ショートが限界に近いことから、155円まで攻めきれないと予想しています。

投資戦略はドル円153円前後からは売って行きたいと考えております。

それでは本日も頑張りましょう!


※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2024/04/08

しましまさん

米雇用統計は強い結果もドル円152円を前に上値重い動き続く

先週5日は米雇用統計の強い結果を受けドルが買われドル円は151.75円まで上昇しユーロドルは1.0791ドルまで下落も、その後は株価の上昇等を受けリスク選好的な流れとなりドル反落の流れとなりドル円は151円台中盤でやや上値重く推移しユーロドルは1.0840ドル台まで反発しました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

15:00:独・2月鉱工業生産

先週5日のドル円は東京午前に151円を割り込み150.81円まで下落もすぐ151円台へ反発し午後は151円台前半で推移、欧州時間は151.10円台〜151.40円台で推移、NY時間は151.75円まで上昇後151.40円台〜151.60円台で底堅くも上値重く推移し151.63円で引けました。今日堅調な動きとなると151円台後半、強い動きとなると先月27日の高値151.97円を超え152円台を付けることができるかどうか見たいです。一方、軟調な動きとなると151円台前半への下落が考えられます。

先週5日のユーロドルは東京・欧州時間は1.0820ドル台〜1.0840ドル台で推移、NY時間は序盤1.08ドルを割り込み1.0791ドルまで下落もその後は1.0840ドル台まで反発し1.0837ドルで引けました。今日堅調な動きとなると1.08ドル台後半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.07ドル台後半への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2024/04/05

為替見習さん

米雇用統計と円軸ドル軸の力関係に注目

昨日の為替相場は、朝から円が力関係上弱い位置で推移する展開となりましたが、NY後半に株安、原油高とともに円買いの動きが強く出てリスク回避的な動きが発生。1日トータルで見るといってこいの展開となりましたね。

雇用統計前ということもあって調整気味のような印象も受けましたので、今日の雇用統計でどのように円軸ドル軸の力関係が変化するか、それに伴う短期トレンドの変化でチャンスが生まれるかに注目したいところ。

また中長期的なトレンドにおいて、昨年11月か頭から2カ月ほど円買い傾向が続き、下向きで定着するかどうかというところで今年に入って2カ月ほど円売り傾向に戻り、その後円安圏でやや膠着状態になっているので、この中長期のトレンドに変化が出てくるか、という点においても今日の雇用統計後の動きは重要になりそうです。

このような中で今日のイベントとしては豪貿易収支、インド中銀政策金利発表、ユーロ圏小売売上高、カナダ雇用統計、そして米雇用統計が予定されており、市場の注目は夜の米雇用統計ですので、雇用統計前までに力関係や短期トレンドの把握、取引シミュレーションを済ませておきたいですね。ではまず水曜から木曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、木曜はAUDが0.20%、NZDが0.10%、CHFが0.00%、EURが-0.18%、USDが-0.20%、GBPが-0.26%、CADが-0.32%となっていて、力関係は【AUD>NZD>CHF≒JPY>EUR>USD>GBP>CAD】という形に。

水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【AUD>EUR>NZD>GBP>CHF>CAD>USD>JPY】でしたから、オセアニアが強い位置を維持していること、円が位置を上げたこと、ユーロが位置を下げたこと、北米通貨が弱い位置を維持していることなどがわかります。

続いて今朝8時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日夜中の円買いを受けてドル円クロス円ともに下向きとなっていますので、現状は円買いの動きが続けばショートのチャンスになりやすい状態。この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。

逆にここから円売りの動きが戻ってきた場合には各通貨の短期トレンドが改善し、上向きのものが増えてきてロングのチャンスに変わります。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。

取引するうえでのポイントとしては、米雇用統計が最大のポイントとなるため、そこまでの相場における力関係や短期トレンドの変化をしっかり把握しておくこと。

それと同時に上下両方にシミュレーションすることや、取引対象通貨を絞っておくこと、さらに「こういう場合は取引しない」という選択肢も必ず持っておき、雇用統計だからといって飛びつかないようにしたいですね。

また雇用統計の内容が好結果であっても、思惑ですでに動いていて結果が出て相場は落ちる、というパターンもあるので「雇用統計の結果が良いから必ず」という考え方に頼り過ぎないようにすると良いでしょう。

それでは、今日も一日頑張りましょう!

2024/04/04

斉藤学さん

クロス円中心に買われると予想

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【前日の結果】
・ダウ平均    39127.14(-43.10 -0.11%)
・日経平均(CFD) 40008.90(+532.50 +1.35%)
・金・ゴールド  2298.33(+18.23 +0.79%)
・原油・WTI   85.57(+0.42 +0.49%)

【経済指標】
★★★
21:15(米)3月ADP雇用統計(前月比) 前回:14.0万人 予想:15.0万人 結果:18.4万人
★★★★
23:00(米)3月ISM非製造業景況指数(総合) 前回:52.6 予想:52.7 結果:51.4

【本日の戦略】

<ドル円は難しい動き>

昨日のドル円はじり高が続き、151円台後半へ上昇しました。米3月ADP雇用統計が、18.4万人と予想15.0万人を上回ったことが買い材料となっています。

しかし、その後発表された米3月ISM非製造業景況指数が、51.4と予想52.7を下回ったことで上昇は一服。米10年債利回りも4.350%と小幅に低下していることから、本日のドルはやや上値が重いと予想します。

<クロス円中心に上昇>

一方、クロス円は全体的に上昇しました。米利回りの上昇一服で、ドル円以外のドルストレートが買われたことが後押し。全体的には、株高による円安でクロス円中心に買われると予想します。

【経済指標】
★★★
21:30(米)前週分新規失業保険申請件数 前回:21.0万件 予想:21.4万件

【本日の予想レンジ】
・ドル円	151.00〜152.20	→
・ユーロ円	164.00〜165.20	↑
・ポンド円	191.50〜192.50	↑
・豪ドル円	99.50〜100.50	↑
・ユーロドル	1.0800〜1.0900	↑
・ポンドドル	1.2600〜1.2730	↑
・ドルスイス	0.8960〜0.9060	→

【通貨の強さ】
豪ドル>ユーロ>ポンド>ドル

【注目通貨】
・豪ドル(原油や金など資源価格の上昇)

2024/04/03

為替研究所さん

今の相場全般見通しと投資戦略

今週は今のところドルも円も比較的強めで、ドル円で見るとかなり拮抗した動きを続け、151円台で非常に小さな値動きとなっております。

ドル円については、先週の神田財務官の「三者会合を開く予定はない」「為替について声明を出す予定はない」からの、わずか数時間後に三者会合を開催し、円安に対して「あらゆる手段排除せず対応」と発言する等のドタバタ劇を見ているに、152円を超えて上げてきたら介入はほぼ確実に来るだろうと見ており、日銀の介入については、3〜5円前後は下げることが多く、少なくとも150円の大台は割らないと何の意味もないことから、今の151円台ならもう売っても良いかなと思っており、個人的にはショートを持ち、152円を超えてきた辺りでさらに追加しようと思っています(逆に153円超えてまだ来てないと怪しいので、遅くとも155円までには損切予定)

また私がメインでやっている豪ドル/NZドルについてもジワジワ上げてきており、今も1.091の辺りにおります。

この通貨ペア、一度方向性が出ると数か月は続く傾向があり、また上げる時はとりあえずのような感じで1.1は超えることが多いのですが、実はここ半年くらいはこの1.09台で反落しており、そして今回の上げ方についても「ここ数か月のような割と早い値動きでの上昇」なので、ここで反落するのか、1.1台まで上がるのか、どっちだろうなと思いながら見ており、そろそろ売ろうかなと思い始めています。

豪ドル/NZドルについては、豪もNZも経済指標で上下していますが、中銀動向としてはどちらもしばらくは据え置き濃厚、あとは利下げをいつ始めるかという感じで、今時点で大きく動く要因はないと思っていますが、この通貨ペアが1.11を超えることは少ないので、その辺りまで上がったら少し警戒し、1.13を超えると大分警戒が必要で、1.15を超えたら一旦仕切り直しかなと思っています。

逆に下値としては、2023年以降1.06がかなり固くなっており、その次が1.05、さらに次が1.03で、ここを明確に割り込むと、過去のケースでは1.0まで落ちることが多いので、自動売買などで下で買う設定を入れている場合は、1.06、1.03、1.0辺りは意識しておいた方が良いかなと思っています。

2024/04/02

為替太郎さん

新年度相場。方向感を模索する展開か。

今週から新年度、今日で2日目です。1年の節目に新しい気持ちでと言いたいところですが、市場の値動きは明確な方向感を欠き、株式、為替共に少し前と比べてテーマがつかみにくい状況になっています。

これをマクロに見るとリスクオンの巻き戻しでもあります。

具体的には、パウエル議長をはじめとする要人発言もあり、FRBの早期利下げ期待が盛り上がり、今年に入っての株高局面を後押ししたものの、その後のアメリカの指標が、引き続き、インフレ傾向を示すとともに雇用情勢も堅調であることが改めて確認されたことで、早期利下げ期待が萎み、様子見相場色が強まっています

株式市場もひところの上昇一辺倒の相場は過去のものになっています。

昨日の日経平均株価は、前週末比566円35銭安の3万9803円09銭で取引を終えました。3月18日以来、2週間ぶりの安値水準とのことです。

取引時間中には同662円99銭安まで下落する場面もありました。今日は上昇して始まっているものの、4万円付近での値動きになっており反発も限定的です。

こうしたなかでドル円はもみ合いになっています。株式や債券の動きで小さく上下動するものの、151円そこそこでの値動きが長期化しています。

いわば、値動きが煮詰まった状態です。

イースター休暇で市場参加者が極端に少ない状況でもボラティリティが低い状況が続きました。今日はやや上昇して151円台後半になっています。今の値動きと市場の雰囲気においては、政府日銀の早期の介入もあるかは微妙だと思います。

確かに、前回介入水準にあるのですが、市場にこれ以上円を売って行こうという積極的なムードもまたあまり感じられないからです。

ユーロ円もまた方向感が出ていません。ユーロ圏は、スイスの利下げに代表されるように、経済の減速と利下げムードが、アメリカよりもはっきりと表れていますので、ドル円以上に積極的に円を売っていく流れにはなりにくくなっています。

15:00 英3月ネーションワイド住宅価格
15:30 スイス2月実質小売売上高
16:30 スイス3月製造業PMI
16:50 仏3月製造業PMI
16:55 独3月製造業PMI
17:00 ユーロ圏3月製造業PMI
17:30 英3月製造業PMI
17:30 英2月消費者信用残高
17:30 英2月マネーサプライM4
21:00 独3月消費者物価指数
23:00 米2月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
23:00 米2月製造業新規受注

2024/04/01

しーさん

動かないなりにトレードしてみる

本日は、先週金曜日に続いてイースター関連の休日により海外市場のほとんどは休場となります。東京市場やNY市場はオープンしているので、日中や夜の値動きはそれなりに期待できるでしょう。東京タイムとしては、新年度に入り賃上げや株価上昇などの話題からご祝儀的にドル円の上昇を期待したいところですが、152円には強力なレジスタンスラインが控えており、何らかのきっかけがないと152円を超えるのは難しいかも知れません。

かといってドル円が下落し続けるイメージは全く沸いてきませんので、ドル円は高値圏である151円台で揉み合いとなるか、下落しても押し目買いを待ち構えている人達に拾われてすぐに戻してくるかも知れません。欧州市場が休場となっている本日は、大きな値動きは期待せずに明日以降、もしくは膠着状態が解消するようなきっかけがあるまでは、少額でも良いのでドル円の買いポジションを持っておき、スワップ金利をもらっておくのがよいかもです。

本日は23時に米ISM製造業景気指数の指標発表があります。予想では前回よりやや強い数字となっており、ドル円にとっては下支えにつながる可能性がありそうです。個人的には指標結果を期待した指標トレードはあまりしませんが、悪い結果がでてもいずれ吸収されて元の水準に戻ってくるだろうと考え、事前にドル円の買いポジションを仕込んでおくのもありかも知れません。もちろん良い結果となれば上昇分の利益を狙えることになります。

短期的なトレードとして数十pipsの利益を狙うか、中期目線でスワップ金利をもらいつつ152円超えを待つか、各自のトレードスタイル次第だとは思いますが、狭い範囲でのレンジ相場であれば、可能性の高いであろう方向(現在であれば上方向)でのポジションで回転させるトレードによって、意外と利益を積み増せる場合もあります。超短期でレバレッジをきかせた数pipsをゲットするトレードも含めて、スキャルピングやデイトレードを切り替えつつ見ていきたいと思います。

尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。