兵ブロガーバックナンバー(2024年10月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2024年10月

2024/10/31

為替太郎さん

米大統領選挙迫る。嵐の前の静けさ?

昨日の東京市場ではドル円は153円台前半を軸として動きましたが、欧州市場では一時的に152円台まで下落する場面も見せています。

もっとも、ニューヨーク市場では153円台での推移に戻りました。

昨夜のADP雇用統計が、市場の予想以上に強い内容だったため、ニューヨークでドル買いが強まったことが要因です。とはいえ、それ以上の上値を追うような展開にはなりませんでした。

従来のレート水準と比べ、やや円安感のあるレベルではありますが、明確な円安動意があるというよりは、様子見の空気が強いように見受けられます。

本日は、日銀決定会合の結果発表が予定されていることもあり、その点も昨日の慎重な動きにつながりました。

続く今日は、PCE、明後日は米雇用統計と、アメリカで重要指標の発表が予定されています。

そしてなにより重大な材料ともいえるアメリカの大統領選挙が来週火曜日に迫ってきました。こうした状況では、売りにも買いにも積極的には動きにくいですね。

そうした中でも、株式市場は足元で好調であり、今週、ナスダック指数が最高値を更新するなど、リスクテイクの動きが広がっています。中東情勢も最悪期を脱したとの見方もあり、ひとまず地政学リスクも収まっています。

とはいえ、金曜日の雇用統計は懸念材料です。

先日の米JOLTS求人件数は3年半ぶりの低い水準となりましたが、これはハリケーンの影響が大きいとされています。翻って雇用統計、同様にハリケーンの影響が懸念されており、内容次第では市場の反応が大きくなる可能性もあります。

もっとも、アメリカの指標の堅調をベースに考えれば、多少の雇用ペースの減速がドルにどの程度の影響を与えるかは微妙な面もあるでしょう。

ひとまずは、米大統領選及び上下両院選挙が終わるまで、現在の水準を軸とした神経質な動きになりそうな予感がします。

09:30 豪 7-9月期 四半期輸入物価指数
09:30 豪 9月 住宅建設許可件数
09:30 豪 9月 小売売上高
10:30 中国 10月 製造業PMI
14:00 9月新設住宅着工戸数
15:30 植田総裁会見
16:00 独9月輸入物価指数
16:00 独 9月小売売上高
16:45 仏 10月消費者物価指数
16:45 仏 9月卸売物価指数19:00 ユーロ圏 10月消費者物価指数
19:00 ユーロ圏 9月失業率
20:30 米 10月 チャレンジャー人員削減数
21:30 カナダ 8月月次GDP
21:30 米 7-9月期 四半期単位労働コスト
21:30 米 9月 個人所得
21:30 米 9月 個人消費支出
21:30 米週次新規失業保険申請件数
22:45 米10月シカゴ購買部協会景気指数

2024/10/30

しーさん

ドル買い目線は変わらずも

今週のドル円は、月曜日に衆議院選挙の結果を受けて円安方向に窓を開けて始まり、月曜日にかろうじて窓を埋めたあとは153円台で底堅く推移しています。事前の予想では日本売りとなれば日経平均株価が下落し、ドル円は円安方向に動くのではと言われていましたが、株価はむしろ上昇している中でドル円が上昇しています。自公連立で過半数割れとなったものの、第1党は自民党となりました。もしこれが立憲民主党が第1党となっていれば、全く相場展開は変わっていたのかも知れません。

次の焦点は米大統領選挙に移っていきます。トランプ氏が優勢になるにつれて米債利回りが上昇しており、10年債利回りは7月中旬の水準を超えてきました。最近の米債利回りとドル円は相関関係が高くなっているため、米債を見ながらのドル円トレードがやりやすいと思います。ただしドル円はすでに高値圏で推移している印象が強く、先日までは152円が高値ラインと考えられており、次の高値は155円と言われています。残り1円少々の水準まできているので、一旦は155円をつけにいくだろうと考えてドル円買いでついていくのが良いでしょうが、米大統領選挙が終わった後は反落に警戒しておくのが良いかも知れません。また、ユーロドルやポンドドルの日足チャートを見ると、そろそろドル買いは一服しそうな形になってきています。ドルが強い状況が変わってくるかも知れないということを念頭に置いておくとよいかもです。

本日は月末も近く、欧米指標が多数発表されます。NYタイムにはADP全米雇用統計や米GDP速報値の発表があります。今回はハリケーンの影響で雇用関連指標は弱い数字がでることが予想されているため、大きなサプライズはないだろうと考えていますが、もしも強い数字がでたらさらにドル買い優勢となることも考えられます。弱い数字がでて押し目を形成してくれた方がエントリしやすいですが、どちらの結果になってもドル買い目線で見ていこうと思います。本日の戦略としてはNYタイムの米指標を待ってから、結果に応じてドル円の押し目買いかフォロー買いを狙っていきたいと思います。

2024/10/29

ZEROさん

ドル円は高止まりか

28日の米国株は上昇。S&P500種15ポイント高(+0.27%)、ナスダック総合48ポイント高(+0.26%)でした。為替市場は円安。衆議院議員選挙にて、与党が過半数割れとなったことを受け、円安となりました。

ドル円は153円台前半、日足200日線は151.47、米10年債利回りは4.28%で推移しています。中長期のドル円相場は、日本の政局よりも日米金利差に沿った値動きとなりそうです。

今週発表される米重要指標と、来週の米大統領選挙の結果によって、米長期金利がどう動くか注目しています。米大統領選挙では、トランプ氏の勝利を織り込む動きで、ドル高が進行して来ました。市場予想通りトランプ氏が当選すればドル買い、ハリス氏が当選すればドル売りとなりそうです。

本日は米9月JOLTS求人件数、米10月消費者信頼感指数が発表される予定です。大きなイベントを控えていることから、ドル円は日足200日線(151.47)から155円あたりで高止まりすると予想しています。投資戦略はユーロ円戻り売りとします。

それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2024/10/28

とあるエンジニアKさん

政治主導相場の終焉間近

日米で野球の頂上合戦が行われています。時差の違いはあれども日米ほぼ同じような日程で、長いシーズンにおける最後の負けられない戦いが続いています。これが終わると野球シーズンも終わり、次の春まで楽しみの一つが無くなってしまうのだな意気消沈してしまうのは私だけではないと思います。

【本日の指標】
本日の指標はほぼゼロで、指標によって動く相場とはならないでしょう。

【本日の戦略】
去る日曜日には衆議院選挙が行われました。月曜日の朝の時点で与党の敗北という結論がちらつく状況で、野党が過半数を占める結果に。今回の選挙は野党側の躍進という結果に終わってはいるものの、与党、すなわち自民側の政治と金問題による失策によって支持者場慣れが発生したと思う次第です。

こうなると自公では過半数を握ることはできず、野党に協力を求めて国会運営をすることになり、各種施策の拙速化などが予想され、相場参加者の判断はネガティブになるか。結果は週明けの東京市場がが示してくれることとなるでしょう。

連日政権の樹立という可能性も挙げられており、しばらくの間は選挙後の混乱が予想される状態です。ただしその混乱に拍車をかけるであろう米国大統領選挙がいよいよ来週に迫ってきており、こちらも共和党・民主党共に拮抗していることから相場の方向感というのは見えにくい状況が続き、じわじわと続く円安に歯止めがかかることがないかもしれません。

数値としてはいずれも拮抗しており、結果を見越してポジション取りをするのは難しいですし、そもそもどちらの党が勝ったとしてもドル円上昇、下落いずれも後付けで説明できてしまう恐ろしい相場が間近に近づいていることは間違いなさそうです。

2024/10/25

しましまさん

急速な円安ドル高から調整の動き、今日もドル売り継続となるか

昨日は米経済指標は強い結果だったものの、今週のドル上昇に対する調整の動き等を受けドル売りの流れが優勢となりました。

ドル円は23日には7月31日以来の153円台を付けるも、昨日は反落の動きとなりNY時間に151.55円の安値を付けました。ユーロドルは反発の動きとなり1.0830ドルの高値を付けました。

クロス円は反落の動きでユーロ円は163.81円、ポンド円は196.43円、豪ドル円は100.45円の安値を付けました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

08:30:日・10月東京都区部消費者物価指数
17:00:独・10月IFO企業景況感指数
21:30:加・8月小売売上高
21:30:米・9月耐久財受注
23:00:米・10月ミシガン大学消費者態度指数・確報値

昨日のドル円は東京時間は152円台後半から152円台前半まで下落し欧州時間は151円台後半まで続落、NY時間は序盤152.33円まで反発もその後は軟調な動きとなり151.55円の安値を付けました。今日軟調な動きとなると151円台前半、まだ下へ行くと150円台後半への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると152円台前半、まだ上へ行くと152円台後半へ上昇できるか見たいです。

昨日のユーロドルは東京時間は1.07ドル台後半、欧州時間は1.0770ドル〜1.0808ドルで推移、NY時間は底堅い動きで1.0830ドルまで上昇しました。今日堅調な動きとなると1.08ドル台後半〜1.09ドル付近へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.07ドル台後半〜中盤への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2024/10/24

為替見習さん

欧米各国製造業・非製造業PMI速報、米新築住宅販売件数に注目

昨日の為替相場は前日に続いて円が売られる展開が続くとともにドルが強い位置に変化し、取引するうえでは比較的優しい相場となりましたね。

夜に入って少しその勢いは鈍化したもののトレンドが反転するまでは至っておらず、引き続き円売りが続くなら順張りで攻めていくとリスクを抑えて取引できそうな状況。

あとは週末が近づいていることもあり、極力無駄なポジションは作りたくないのと、相場もある程度手仕舞いしてくるような動きが出てくる可能性も考慮して早い決済は心掛けたいところです。

このような中で今日のイベントとしては仏・独・ユーロ圏・英・米製造業・非製造業PMI速報値、米新規失業保険申請件数・新築住宅販売件数等が予定されていますので、欧州時間からNY市場にかけて強い動きが出る可能性も。

そのため今日もまずは資金管理をチェックし余裕があることを確認したうえで、必ず上下両方にシミュレーションしてリスクが低めでリターンが望めるときのみ取引するようにしたいですね。

ではまず火曜から水曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、水曜はUSDが1.14%、CHFが1.08%、EURが1.03%、CADが1.02%、GBPが0.69%、AUDが0.47%、NZDが0.45%となっていて、力関係は【USD>CHF>EUR>CAD>GBP>AUD>NZD>JPY】という形に。

火曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【AUD>NZD>CHF>CAD>USD>GBP>EUR>JPY】でしたから、円が弱い位置で加速していること、オセアニアが弱い位置に変化したこと、ドルが強い位置に変化したこと、スイスが強い位置を維持していることなどがわかります。

続いて6時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けてドル円クロス円ともに短期トレンドが上向きになっていますので、現状は円売りの動きが出ればロングのチャンスになりやすい状態。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。

逆にここから円買いの動きが強く出て対円変動率が1%を超えることになると、短期トレンドが下向きになるものが出てきてショートのチャンスに変わります。この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。

取引するうえでのポイントとしては、前述のように欧州時間以降の指標が多いことから、まず夕方までの力関係変化を見ておき、それが夜にかけてどのように変化するかを見ていくと良いでしょう。

特に円軸の動きでここ最近また円安傾向が続いていますので、円売りが続けば力関係で強い通貨を見る、という見方は比較的シンプルで狙いを絞りやすいのでオススメ。

また前述のように週末も近いので極力無駄なポジションを残さないようにしたいところ。すでに少し気になるポジションがあるという場合はあまり粘らず一旦落として資金管理を万全にするのも良いかと思います。

それでは、今日も一日頑張りましょう!

2024/10/23

斉藤学さん

ドル高ユーロ安と予想

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【前日の結果】
・ダウ平均    42924.89(-6.71 -0.02%)
・日経平均(CFD)38390.00(-21 -0.06%)
・金・ゴールド  2745.82(+26.17 +0.96%)
・原油・WTI   71.55(+1.51 +2.16%)

【前日発表の経済指標】
★★★★★
22:25(英)ベイリー英中銀総裁の発言
★★★
23:00(米)10月リッチモンド連銀製造業指数 前回:-21 予想:-17 結果:-14
★★★★★
28:15(欧)ラガルドECB総裁の発言

【本日の戦略】

<円安ドル高が継続>

ドル円は底堅い推移が続き、じり高となって151円台前半へ上値を伸ばしました。

上値の重くなる場面もありましたが、円安の流れが続いたほか、米10月リッチモンド連銀製造業指数が結果-14と予想-17よりは良かったことも買い材料に。

米10年債利回りは4.2%台へ上昇したこともあって、ドルへの買いが続くと予想します。

<ユーロ安継続か>

一方、クロス円もドル円に連れ高となって全体的に上昇しました。

通貨別には、ユーロが対ドルで弱い動きに。ラガルドECB総裁は「段階的な利下げが発信されている」、「金利が向かっている方向は明らか」、「インフレ目標は2025年のいつかに達成へ」などと発言しています。

ユーロ追加利下げへの期待が強まっており、8月2日以来となる1.08ドル台割れとなりました。しばらくは、他通貨に比べ弱い地合いが続くと見ます。

【経済指標】
★★★★★
23:00(欧)ラガルドECB総裁の発言
★★★★★
27:00(米)米地区連銀経済報告(ベージュブック)
★★★★★
29:30(英)ベイリー英中銀総裁の発言

【本日の予想レンジ】
・ドル円   150.50〜152.00↑
・ユーロ円  162.50〜163.80→
・ポンド円  195.70〜197.00↑
・豪ドル円  100.50〜101.50↑
・ユーロドル 1.0700〜1.0850↓
・ポンドドル 1.2900〜1.3050↓
・ドルスイス 0.8600〜0.8750↑

【通貨の強さ】
ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ

【注目通貨】
・ドル(米10年債利回りの上昇)

2024/10/22

為替研究所さん

大統領選挙の見通しと相場動向

今週の週間見通しは昨日書いたばかりで、特に新しい材料も昨日は出てこなかったので(ドル円が150円突破して150.8円くらいまで上がりましたが、何か材料があったというより、おそらくショートカバーと思われる)、今回は今誰もが注目している大統領選挙について解説したいと思います。

まず米大統領選挙の大前提として、「単純に全国で投票して、得票が多い人が勝ち」というルールではなく、州ごとに「選挙人数」というのが設定され、その州で多かった人がその選挙人数を総取りするという「選挙人投票」となっております。

そして今回の大統領選ではこの制度が非常に重要な役割を果たしそうで、RealClearPollingというアメリカの選挙サイトによると、現時点でハリスVSトランプの全体での支持率は49.2 VS 48.3と若干ハリス優位ながら、ある程度固い州での状況だと、270獲得で勝利の中、ハリスは215、トランプ219、Toss Up(接戦)が104と若干トランプリード、そしてこのToss Upを少しでも優勢な方に入るNo Toss up方式だとハリス226、トランプ312とトランプがリードしており、これがトランプ優勢と言われる理由です。

個人的にもトランプ勝利を予想しており、その理由としては、やはり上のNo Toss up方式でトランプがリードしていること、トランプには元々「隠れトランプ支持層」がおり、2016年の選挙ではそこで一気に盛り返し、前回2020年の選挙戦でもToss upについてはトランプはバイデンを上回ったこと、また全体の支持率の勢いを見ても、ハリスのリードが減少する方向にあること等があります。

トランプが当選する場合、短期的な方向は割と読みづらいのですが(今のところ関税などの政策でインフレ再燃→引き締め→ドル高と思われがちだが、トランプ自身は通貨安志向が強く、また良くも悪くも経済・株価最優先なので、状況によってやることが全く違ってくるため)、とりあえずメキシコペソにとっては一旦は悪材料として下方向に来るだろうと思っており、個人的にはドル/ペソで21-22くらいに来たら、メキシコペソ円を少し買いたいと思いながら見ています。

株価指数については、トランプでもハリスでも大きな流れは変わらないと思っていますが、トランプの方がより株価にダイレクトにリアクションするタイプなので、ガクンと下がった時には買いやすくなると個人的には思っています。

2024/10/21

為替太郎さん

ドル円150円台一時回復。選挙も控え、先行きが読みにくい状況。

先週の為替市場では、アメリカの経済指標の堅調を背景にして、ドル円が150円台を一時回復するなど、ドル高の流れの巻き戻しが継続しました。

雇用指標を含む各種指標でアメリカ経済の強さが際立っています。FRBの利下げペースが鈍化するのではないかとの期待に基づく金利の先高観がドル高相場の維持を支えています。

今週はこれといって大きな指標が予定されておらず、指標面からは、やや手がかり材料が少ない展開が予想されます。

とはいえ、いずれにせよ指標の堅調が相次いでいることで、既に、アメリカのFRBによる大幅利下げ期待は決定的に後退しています。

そのため、経済の弱さを示す多少のネガティブ材料程度では、短期間で急激に円高方向に戻る可能性は低いように思われます。

むしろ、先週いったんクリアした150円台に再び安定的に乗せていけるかがチャート的な節目として関心事になります。ドル円が150円を継続的に超えていくようだと、再び当局の介入への警戒感も漂ってきそうです。

長期で見れば、緩和サイクルに入っているFRB、利上げサイクルにある日銀のスタンス差から考えて、いずれは円高方向に戻っていく可能性は高いように思われますが、目先の動きに反映されるのはまだ先になるでしょう。

さらにいえば、11月5日にアメリカ大統領選が迫っています。トランプ氏が若干優勢と報じられていますが、トランプ氏が選出されることになれば、株も為替も大きな反応が出てくる可能性は極めて高いと思われます。

トランプ氏は、ドル高を非難してドル安政策を標榜しているものの、実際の政策はむしろドル高に繋がる内容が多いとされ、市場が実際にどのような反応を見せるか予想が難しい面があります。

こうした状況では、円高、円安、どちらの方向にも決定的なトレンドは生じにくいと思われ、ひとまずは今の水準を軸とした様子見相場を見越しておくのが無難であるように思われます。

また、今週は国内にもいくつか材料があります。

東京都の消費者物価指数が予定されているほか、衆院選の投開票を控えています。今のところ今回の衆院選は市場に大きな影響を与える決定的な材料とは認識されていない感じがしますが、情勢次第でクロス円に動きが出て来る可能性もあります。

15:00 独 9月生産者物価指数
23:00 米 9月景気先行指標総合指数

2024/10/18

しーさん

小銭を稼ぐ日

昨日までのドル円は、149円台で底堅く推移していましたが150円ラインが妙に重くなっていました。昨夜の米小売売上高の結果が強い値となると、直後にドル買いとなってようやく150円台に乗せてきました。一旦は149円台に落ち込んでいましたが、じわじわと上昇して150円台で本日を迎えています。

ブルームバーグの記事に150円手前にて円買いポジションが積み上がっているという記事がありましたが、日足チャートで見るとまだ下げる形ではなく、この状態でドル円のショートを持つのはややリスキーだと感じます。152円のラインは、以前から神田シーリングと呼ばれており、元財務官である神田氏が超えさせないラインとして意識されていた水準です。今回のドル円の上昇でも152円を超えることはないだろうという意見が大半だと思われ、ドル円の上値余地はそれほど大きくありません。昨夜の150円を超えてからの値動きを見ていると、ストップを巻き込んだ上昇があるわけでもなく、比較的落ち着いた値動きとなっていました。ショートから入るのであれば、150円台中盤から後半で入るのが良いかも知れません。

本日は、午前中にGDPなどの中国関連指標の発表があり、午後からは英国の小売売上高、NYタイムには小粒の米指標の発表がある程度です。11月のFOMCでの利下げ織り込み度も大きな動きはなく、ドル円としてもしばらくボラティリティが上がらない状況になるのかも知れません。

本日の狙い目としては、150円台の中盤以降まで上昇した後に一服してから戻り売り的に売りを狙うか、149円台で押し目があれば短めのスパンで10〜20pipsを期待した買い回転を狙う程度でしょうか。今日は小銭を稼ぐ日という位置づけで、適度な利益を出せれば御の字と思って見ていきたいと思います。

2024/10/17

ZEROさん

米小売売上高、ECB金融政策に注目

【HOT CURRENCY ユーロ円 161.50〜163.50】

16日の米国株は上昇。S&P500種27ポイント高(+0.47%)、ナスダック総合51ポイント高(+0.28%)でした。為替市場はドル高+ポンド安。

英9月CPIは前年同月比1.7%(予想1.9%)、コア前年同月比3.2%(予想3.4%)と、予想を下回り、前月から大幅に低下しました。

ドルは堅調に推移し、ドル円は149円台後半まで上昇。ポンドは利下げ観測が強まり下落しました。

ユーロドルは小幅に下落し、ユーロ円はほぼ変わらずでした。

今晩は米9月小売売上高、ECB金融政策+ラガルド総裁会見が予定されています。

その他、米企業決算にも注目です。米国株が堅調に推移している間は、大幅に円高へ振れる可能性は低いでしょう。

投資戦略はユーロ円、ユーロドルの戻り売りとします。

それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2024/10/16

とあるエンジニアKさん

150円突破には「なにか」が足りない相場

時折日中25℃を越えるような日がありますが、朝晩大分涼しくなり衣替えの季節がやって参りました。年のせいか、気温差による体調がなんかおかしいな?という感覚が年々増加しているようです。風邪もあちこちで流行しているようで、私もご多分に漏れず病院に行くと大繁盛していました。健康第一に限るなと思う日々です。

【本日の指標】
本日の指標は小粒。指標によって動かされる相場とはならない見込みです。

【本日の戦略】
週明け月曜日NY時間、ドル円は一時的に150円へ迫る場面もありましたが、そこで折り返して持ち直した模様。150円を超すにはファンダメンタルが足りないようで、次なるニュースを待ち望む状況ですが、単純にテクニカルで円高方面への反発が近いかもしれません。

明日は米国において小売売上高の発表があり、こちらも米国経済動向を占う上で重要な指標の一つではあり、方向感が定まらない今の相場にあっては相場を動かす材料となり得ることは十分に考えられます。円安の頭打ちが見えている今、指標結果が米国経済の軟着陸に結びつくようなドル買い要因であったとしても150円突破は難しく、逆の結果がでれば円高方向には動きやすいのかなとみております。週の戦略で述べたように、円高を狙ったポジションを仕掛けたい時期が近づいているなと思う次第です。

さて、昨日は衆院選の公示が行われました。すぐに相場に直結するようなものではなく、投開票が行われ、情勢が判明する28日に結果次第で動くことになるでしょう。日銀による利上げフェーズにいることは間違いないのですが、現時点では政治と金の問題に対して各党重きを置いているようで、各党失策さえなければ大きな変動はないのかと見ております。改革を訴えたとて、やはり米国の大統領選挙に比べると盛り上がりはさほどないなというのが改めての印象です。

2024/10/15

しましまさん

株価の堅調推移等受けリスク選好的流れ続く

昨日は特段目立った材料のない中、株価の堅調推移等を受け円安ドル高の流れが継続しました。ドル円は底堅い値動きで149円台後半へ上昇し149.98円の高値を付けました。ユーロドルは上値重い動きで、NY時間は1.09ドルを割り込み1.0888ドルの安値を付けました。クロス円は底堅い流れが続き、ユーロ円は163.60円、ポンド円は195.72円、豪ドル円は100.95円の高値を付けました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

15:00:英・9月失業保険申請件数/9月失業率
18:00:独・10月ZEW景況感調査
18:00:欧州・10月ZEW景況感調査
18:00:欧州・8月鉱工業生産
21:30:米・10月NY連銀製造業景気指数
21:30:加・9月消費者物価指数

昨日のドル円は、東京時間は149.10円台〜149.40円で推移し欧州時間は149円台中盤へ上昇、NY時間は149円台後半へ続伸し149.98円の高値を付けました。今日堅調な動きとなると150円台前半〜中盤へと上昇できるか見たいです。一方、反落の動きとなると149円台前半〜149円付近への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは、東京・欧州時間は1.09ドル台前半で上値重く推移、NY時間は午後1.09ドルを割り込む動きとなり1.0888ドルの安値を付けました。今日軟調な動きとなると1.08ドル台中盤への下落が考えられます。一方、堅調な動きとなると1.09ドル台中盤へと上昇できるか見たいです。

では、今日も頑張りましょう!

2024/10/14

為替見習さん

日米休場のため円、ドル軸の力関係変化と欧州市場の力関係変化に注目

先週金曜の為替相場は、前日木曜の力関係から円軸の動きが逆転するような形となり、
円が強くドルが弱い形となって引けました。またドルは前日木曜の時点から弱い状態が続いており、
今週のスタートとなる今日はまずこの円軸ドル軸の動きを見ていくことが重要となりそうです。

また以前から書いているように7月から9月にかけての円買いで月足レベルの長期トレンドが円買い方向に転換するか、
という瀬戸際まで来ていましたが、ここ2週間ほどの動きでこれが一旦上方向へと戻して円売り傾向のトレンドに戻っており、
長期トレンドにおいては先日の円買いがとりあえずは「戻し」になった形です。

この形は2022年の秋から2023年のはじめにかけての動きに似ているので、
その時の傾向を見るとこのまま再び円売りが続くかと思いがちなところではあるものの、
毎年年末年始で相場がかなり荒れることもありますので、その点を今から意識して資金管理はポジション調整を行い、
再び円買い方向へ強い動きが出ても良いように準備をしておくと良さそうですね。

ではまず力関係について、週間予想で記載しましたので重複しますが、先週金曜は【AUD>NZD>GBP>EUR>USD>CHF>CAD>JPY】という形になっていて、
先週木曜の【CHF>NZD>JPY>AUD>USD>EUR>GBP>CAD】から比べると、
円やスイスフランが弱い位置に変化したこと、豪ドルやポンドが強い位置に変化したこと、
北米通貨が弱めの位置を維持していることがわかります。

また短期トレンドはドル円クロス円ともに金曜の動きを受けて上向き。
現状は円売りの動きが続けばロングのチャンスになりやすい状態。
この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。

逆にここから再び円買いに変化して対円変動率が1%を超えてくれば、
短期トレンドが下向きの通貨ペアが出てきてショートのチャンスに変わります。
この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。

今日のイベントとしては中国貿易収支があるものの日米が休場ということもあって、
基本は欧州時間の円やドルを軸とした力関係変化と、短期トレンド変化に注目すると良いでしょう。

もしあまり動きが出なければ無理に取引することはない1日だといえますので、
祝日ということもあり様子見と決め込むのもありかと思います。

もしどうしても取引したいのであれば、まず資金管理を万全にしたうえで取引は必ず当日決済にしたいところ。
上記のように先週も木曜と金曜で円軸の動きは真逆になっているわけですから、
翌日まで持ち越すして反転して結局利益が出ないで撤退ということになるのはもったいないので、
そういったことにならないよう、欲張らずにこまめに取っていくぐらいの意識で取引するなら良いかと思います。

それでは、今日も一日頑張りましょう!

2024/10/11

斉藤学さん

ドルはやや調整の地合いと予想

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【前日の結果】

・ダウ平均    42454.12(-57.88 -0.14%)
・日経平均(CFD)39370.00(-10 -0.03%)
・金・ゴールド  2628.69(+20.91 +0.80%)
・原油・WTI   75.96(+2.72 +3.71%)

【前日発表の経済指標】
★★★
21:30(米)9月消費者物価指数(CPI)(前月比)  前回:0.2% 予想:0.1% 結果:0.2%
★★★
21:30(米)9月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) 前回:2.5% 予想:2.3% 結果:2.4%
★★★
21:30(米)9月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)  前回:0.3% 予想:0.2% 結果:0.3%
★★★
21:30(米)9月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)  前回:3.2% 予想:3.2% 結果:3.3%
★★★
21:30(米)前週分新規失業保険申請件数 前回:22.5万件 予想:23.0万件 結果:25.8万件

【本日の戦略】

<利下げサイクルは変わらずか>

注目の集まっていた米9月CPIは、コア指数ともに予想を上回っていました。しかし、同時に発表された米新規失業保険申請件数は、結果25.8万件と予想23.0万件より悪化。発表後のドル円は粗っぽい動きとなり、一時149円台半ばへ上値を伸ばしたあとは148円台半ばへ下落。インフレの低下には一服感が出たものの、FRBの利下げサイクルに影響を及ぼすほどではなく、むしろ雇用の冷え込みが目立ったようです。ドル円はいったん調整すると予想しますが、米10年債利回りが4%台を維持していることから、大きく下落することはないと予想します。

<米9月PPIに注目>

今晩も引き続き、米インフレ指標である米9月PPIが発表。CPIに比べるとインパクトは薄いですが、注目が集まっています。米9月PPIは、コア指数(前年同月比)以外が鈍化予想となっており、予想通りであればドル安の地合いで週末を迎えることになりそうです。


【経済指標】
★★★
21:30(米)9月卸売物価指数(PPI)(前月比)  前回:0.2% 予想:0.1%
★★★
21:30(米)9月卸売物価指数(PPI)(前年同月比) 前回:1.7% 予想:1.6%
★★★
21:30(米)9月卸売物価指数(PPIコア指数)(前月比) 前回:0.3% 予想:0.2%
★★★
21:30(米)9月卸売物価指数(PPIコア指数)(前年同月比)  前回:2.4% 予想:2.7%

【本日の予想レンジ】
・ドル円	147.50〜149.00	↓
・ユーロ円	161.50〜163.00	↓
・ポンド円	193.00〜194.50	↓
・豪ドル円	99.50〜100.60	→
・ユーロドル	1.0900〜1.1000	↑
・ポンドドル	1.3000〜1.3150	↑
・ドルスイス	0.8450〜0.8600	↓

【通貨の強さ】
豪ドル>ユーロ>ポンド>ドル

【注目通貨】
・ドル(米インフレ指標の発表が続く)

2024/10/10

為替研究所さん

2024/10/10相場短観 石破ショック+RNBZ結果も踏まえた豪ドル/NZドルの見通し

先週は、ドル円は週明けこそ石破ショックの余波が続いて141.6円台まで落ちたものの、その後は日本側のハト派発言、アメリカ側のタカ派発言が相次ぎ、さらに金曜の雇用統計では非農業部門雇用者数・失業率・平均時給全てが市場予想を上回る満額回答だったこともあって、一時149円超えまでいき、執筆時点でも149円台にあります。

石破ショックと言われても、こういう勝ち方で自民党を支配できるとも思えず、結局は戻すだろうと思っていましたが、案の定そんな感じになりました。

今後については、日銀関係者や財務省関係者の発言を見ている限り、日本としては140円だと円高すぎるというのが分かったので、おそらく145円くらいが心地よく、150円だとちょっと高い、それ以上だと高すぎるみたいな感じでしょうから、今売るかどうかはともかく、安く買えたならもうそろそろ利確しても良いかなと個人的には思っています(個人的には利確しました)。

もう一つのテーマであるRBNZについては、0.5%利下げがメジャー予想ながら、0.25%予想もそれなりにある中で、結果は0.5%利下げ、ただし声明文の中で0.25%か0.5%かを検討したという文言があったり、今後の利下げについてはデータ次第といったりと、強弱入り乱れる展開で、発表直後は1.1→1.105まで上がり、その後しばらく上値が重かったのが、夕方くらいに一気に抜けて、今は1.108近辺にあります。

豪ドル/NZドルについては、基本的には金利差連動の通貨ペアで、今の環境はRBAはやせ我慢であるのは間違いないもののまだまだ強気、RBNZは完全にハト化しており、その中でトータルどうなるかという感じですが、今回は1.105の辺りで8月RBNZの後も止まっていたことから、買いポジションは利確し、あとは元々持っていた売りがどうなるか、みたいな感じになっています。

この通貨ペアだと、RBNZは今月も見ても分かる通り完全にハト化しており、あとは「RBAがいつハト転するか」みたいな感じで、なんというか2年債利回りの差異ほどにも上がってないなというのが正直な感想ですが、今回のRBNZでもこの程度となると、やはり上値はかなり重いと思われて、短期的には1.1上値勝負、次点が1.12ちょっと超えた辺り、その次が1.15ちょっと超えた辺りとなり、ロスカットも入れつつ、勝負していくのが面白いかなと個人的には思っています。

2024/10/09

為替太郎さん

ドル円の上値を追う展開も、148円台で小休止感。

先週金曜日の雇用統計が堅調だったことでドルは急激な買戻しが継続しています。

一時はドル円で149円まで上昇する場面も見られました。目先ではやや値動きが緩んでいますが、市場の心理としては、引き続き150円台回復が意識されます。

雇用統計が想定外の強い内容であったことで、円高目線であった相場は、目下のところ逆方向に流れが転換しています。

11月FOMCでの0.5%の大幅利下げの可能性が極めて低くなったとの理解のもと、今週は長期金利の上昇とドル高の局面になっています。

ドル円は先月一時139円台まで下げた円高ムードからかなり乖離した戻り相場になっています。日銀の早期利上げ観測の後退に伴う日米金利差の縮小期待の後退も材料です。

石破政権の日銀の急速な利上げへの否定的見解も円安を後押ししていますが、実際のところ、新政権の金融政策を巡る考え方は未知数の部分が大きいといえます。

目先のドル高傾向がどの程度の期間継続するかは慎重に見極める必要があるでしょう。

いずれにせよ、FRBは既に緩和サイクルに入っており、150円、160円と上値を積み上げるような極度の円安局面は構造的に以前よりも生じにくくなっているはずです。

昨日の東京市場は、雇用統計後の高値である149円台からはやや後退して、調整的な動きに終始しました。147円台後半まで押し目を見せたのちに、148円台を回復しています。

また、ユーロドルでも、目先はドル高基調で推移しています。10月の理事会でECBは利下げに踏み切る可能性が高いと見られていることから、現在の状況では、どちらかといえばユーロ安で推移しやすい局面だといえます。

今日の為替市場も、同水準であり、今日もドルの底堅い動きは続く可能性が高いでしょう。経済指標にも大きな材料がないため、相場のムードの面でも、先週の流れを引き継いだ相場になりやすい面もあります。

あわせて、地政学リスクにも目配りをしたいところです。

中東情勢は引き続き緊迫した状況が続いています。イランによるミサイル攻撃に対するイスラエルの措置次第で、資源価格の上昇などの反応とあわせて、リスクオフの円買いが広がる可能性もあります。

15:00 独8月 貿易収支
20:00 米MBA住宅ローン申請指数
21:00 メキシコ9月 消費者物価指数
23:00 米8月 卸売売上高
27:00 FOMC議事要旨

2024/10/08

しーさん

豪ドルの戦略

昨日のドル円は、週初のオープン直後に149円台をつけましたが、その後はやや落ち着きを取り戻して148円台での推移となりました。149円中盤には日足チャートにて75日移動平均線があり、150円の大台手前ということもあって頭が抑えられやすい水準だと思われます。次回11月のFOMCにて利下げ確率が20%程度まで上昇しているようですが、昨日の値動きを見る限り150円を超えるには新たなドル買い(または円売り)材料が必要になってくるかも知れません。

9月下旬から中国の景気対策が話題になっていましたが、中国の株価は20%ほど上昇して爆上げ状態です。歴史的な値動きとなっているものの、中国経済と関連のある豪ドルを見てみると、それほど強い上昇をしているわけではありません。豪ドル円としては石破ショックの後はそれなりに上昇しており、中国株の流れに乗って豪ドルを買うのもありかと思っていましたが、AUD/USDを見るとむしろ豪ドル売りとなって下落しています。豪ドル円の日足チャートではとあるインディケーターでは下落してもおかしくないサインがでているため、一旦押し目を待ちたいところです。ただし、もし下落することになったとしても、豪州の金利の利下げはまだ当面は先だと思われるため、相対的に買われやすい状況にあると考えます。よって少額でのロングポジションを持っておくとして、下げたときに買い増しできる余裕を持たせたポジション管理をすると良いかも知れません。

本日は午前中に豪RBA理事会議事要旨の発表があり、改めて金利の先行き見通しを確認しておきたいと思います。他はNYタイムにかけてそれほど重要な指標イベントはなく、10日(木)の米CPIに向けて様子を見ながら軽くトレードするくらいでしょうか。今週の本番は週の後半と考えて、重要指標に備えておきたいと思います。

2024/10/07

ZEROさん

強い米雇用統計→大幅利下げ観測消滅

【HOT CURRENCYドル円147.50-149.50】

4日の米国株は上昇。S&P500種41ポイント高(+0.77%)、ナスダック総合168ポイント高(+0.95%)でした。為替市場は円安+ドル高。

米9月雇用統計は、非農業部門雇用者数25.4万人(予想14.0万人)、失業率4.1%(予想4.2%)、平均時給・前年同月比4.0%(予想3.8%)と、いずれも予想を上回りました。

強い米雇用統計を受け、11月FOMCでの0.5%大幅利下げ観測は消滅しました。

今週は10日(木)米9月CPIが発表される予定です。向こう半年くらいはインフレ再燃の有無にも注目です。

一方、11月FOMCでの0.5%大幅利下げ観測は消滅しました。一時期は0.25%より0.5%の織り込みのが大きくなっていたことから、著しいコンセンサスの変化です。

11月FOMCまであと1回雇用統計を確認することが出来ますが、0.25%利下げが濃厚でしょう。

米株式市場は最高値、米雇用は堅調、原油価格も上昇となれば、インフレ再燃が懸念される段階へ入って行きます。

ドルが強含むとユーロドルが下落します。ユーロ円は方向感が出にくく、レンジ相場が続きやすい環境です。

投資戦略はユーロ円戻り売りとします。

それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2024/10/04

とあるエンジニアKさん

雇用統計待ちの一日

やたら朝晩寒い日が続くと、寝具の調整で苦労します。最悪は風邪をひくというパターンに陥るのですが、既に最悪のパターンに陥っている日々です。

【本日の指標】
本日はNY時間開始直後に雇用統計の発表が予定されています。ADP雇用統計では予想を上回る数値が発表されていましたが、まずは得られた数値による相場の反応を素直に待ちたい指標です。

【本日の戦略】
先週末から今週初めにかけては自民党総裁選挙による日本側要因での相場変動。新首相就任で、円高に傾いたと思いきや、日銀追加利上げに対して否定的な見解の発動が新首相から飛び出た模様で、一気に円安が進む形となりました。一時期147円という、実に1ヶ月半ぶりの円安水準に相場参加者が騒然となった週半ば。その後は円安水準で落ち着き、146円後半で週の最後の日を迎えています。

新総裁ショックの影響は一巡したと理解でき、今日午後には新首相の所信表明演説が行われる予定ですが、相場がセンシティブな今は為替相場に対する発言は極力丁寧な発言を心がけるのではないかなと予想しています。

そうなると動くタイミングは日本時間ではなく、NY時間。雇用統計の結果次第でしょう。指標を待つ相場です。次なるFOMCでの金利動向変化は11月。米国の利下げについては、既に想定されていることであり、変動要因になる可能性は低いのではと見ています。

そうなると次なる要因は大統領選挙で、二人の候補者の優劣が相場を動かす主役となることでしょう。

2024/10/03

しましまさん

円安の流れ進みドル円146円台へ上昇、今日は米新規失業保険申請件数や米9月ISM非製造業景況指数等に注目

昨日は米・9月ADP雇用統計の予想より強い結果や石破首相が植田日銀総裁との会談後「追加の利上げをするような環境にあるとは考えていない」と述べたこと、また、30日にパウエルFRB議長にが講演で今後の利下げペースについて急ぐ必要はないと述べていたこと等を受け円安の流れが強まりました。ドル円はNY時間大幅上昇し146円台へ乗せ終盤146.52円の高値を付け、クロス円も堅調な動きでユーロ円は161.88円、ポンド円は194.43円、豪ドル円は100.90円の高値を付けました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

18:00:欧州・8月卸売物価指数
21:30:米・新規失業保険申請件数
23:00:米・9月ISM非製造業景況指数
23:00:米・8月製造業新規受注

昨日のドル円は東京時間143円台中盤〜144円台前半で推移し欧州時間は144円台後半まで上昇、NY時間は大幅上昇し146円台へ乗せ終盤146.52円の高値を付けました。今日堅調な動きとなると147円台前半、まだ上へ行くと148円付近まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると145円台後半、まだ下へ行くと145円付近への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは東京・欧州時間は1.1050ドル台〜1.1080ドル台で推移もNY時間は1.1030ドル台まで下落しました。今日軟調な動きとなると1.10ドル付近〜1.09ドル台後半への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると1.10ドル台後半〜1.11ドル付近へ上昇できるか見たいです。

では、今日も頑張りましょう!

2024/10/02

為替見習さん

植田日銀総裁発言、米ADP雇用者数に注目。円軸ドル軸ともに明確な動き

昨日の為替相場は円が力関係上強い位置に戻ってきて前日とは逆の展開となりましたね。また北米通貨も強い位置に来ているため週末の雇用統計を見据えてドル軸の動きがどうなるか、というところも注目していきたいところです。

一応円軸、ドル軸ともに明確に動きが出ているだけに相場の傾向はつかみやすいといえますが、これから雇用統計に向けて複雑に力関係が変化していく可能性がありますので、円軸ドル軸の動きが明確な場合は攻め、そうでなければ無理をしないのが第一。

このような中で今日のイベントとしては植田日銀総裁発言(全国証券大会)、デギンドスECB副総裁講演、BOE議事録、ユーロ圏8月失業率、米ADP全国雇用者数などが予定されていますが、週末に米雇用統計が予定されていることもあり動きが予測しにくくなったり、動いても収束が早い可能性もあるため、基本は資金管理が万全にできていればこまめに取っていくようなイメージで十分といったところです。

ではまず月曜から火曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、火曜はCADが0.21%、USDが-0.05%、CHFが-0.10%、AUDが-0.45%、EURが-0.65%、GBPが-0.70%、NZDが-1.07%となっていて、力関係は【CAD>JPY>USD>CHF>AUD>EUR>GBP>NZD】という形に。

月曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【NZD>AUD>GBP>USD>CHF>EUR>CAD>JPY】でしたから、強い位置にあったオセアニアやポンドが弱い位置に変化したこと、弱い位置にあったカナダドルや円が強い位置に変化したことなどが見てとれます。

続いて9時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日から今朝の動きを受けて全体的にフラットからやや下向きとなっていて、現状は円買いの動きが出ればショートのチャンスになりやすい状態。この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。

逆にここから再び円売りの動きが強まってくると短期トレンドが上向きの通貨ペアが出てきます。その場合はロングのチャンスに変わりますので、力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。

取引するうえでのポイントとしては、前述のように週末の雇用統計を見据えた動きを取りたいというのが第一。そのためまずは資金管理が万全かどうかのチェック、それに伴いポジション調整が必要なら今のうちにやっておく。それも必要なければ普段取引している通貨において小さく早い決済で利益が取れたら十分という考え方で臨むのが良さそうです。

また雇用統計当日においても、大きく動く可能性はあるものの週末をまたぐようなポジションを作りたくないので、そのためにも今から資金管理やポジションが増えたときの資金状態のシミュレーションなどもしておくと良いですね。

それでは、今日も一日頑張りましょう!

2024/10/01

斉藤学さん

買戻し優勢の地合いと予想

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【前日の結果】
・ダウ平均    42330.15(+17.15 +0.04%)
・日経平均(CFD)38095.00(+175 +0.46%)
・金・ゴールド  2628.10(29.86 -1.12%)
・原油・WTI   68.33(+0.15 +0.22%)

【前日発表の経済指標】
★★
21:00(独)9月CPI速報値(前月比)	 前回:-0.1% 予想:0.0% 結果:0.0%
★★
21:00(独)9月CPI速報値(前年同月比) 前回:1.9% 予想:1.7% 結果:1.6%
★★★★★
26:55(米)パウエルFRB議長の発言

【本日の戦略】

<ドル円は一時141円台半ばまで下押し>

週明けのドル円は先週末からの円高の流れが続き、一時141円台半ばまで下押ししました。自民党の石破茂総裁は「諸条件が整えば10月27日に解散総選挙を行いたい」と発言、まだ正式には首相に就任していない中で異例ともいえる衆院解散・総選挙表明に踏み切ったことで、混乱が続いています。

ただ、直近でかなり売り込まれていたこともあって、売り一巡後は次第に買戻し優勢に。NY時間に入ると143円台後半まで戻しており、本日も買戻しが続くと予想します。

<ドル高の地合いと予想>

通貨別には、今月追加利下げの可能性が出ているユーロが軟調に。独9月CPI速報値(前年同月比)が結果1.6%と予想1.7%を下回ったことも重しとなっており、ユーロドルは1.11ドル台前半へ下落しました。

一方、米10年債利回りは3.8%台へ上昇。パウエルFRB議長が「2%のインフレ目標達成に労働市場のさらなる軟化は必要なく、インフレと雇用は概ね均衡している」と発言、大幅利下げへの言及はなかったことから、ドルへ買いが入ると予想します。

<米経済指標発表に注目>

今週は、週末に米9月雇用統計が発表、それまでに発表される米経済指標への注目度は高まるでしょう。

今晩発表される米9月製造業PMI改定値は、前回値・予想値ともに47.0と変わらず、米9月ISM製造業景況指数の方は、前回値47.2に対し予想値47.5と上昇予想なので、予想通りであればドル買いに期待が持てそうです。

【経済指標】
★★★22:45(米)9月製造業PMI改定値 前回:47.0 予想:47.0
★★★★
23:00(米)9月ISM製造業景況指数 前回:47.2 予想:47.5

【本日の予想レンジ】
・ドル円	143.20〜144.50	↑
・ユーロ円	159.50〜160.80	↑
・ポンド円	191.50〜193.00	↑
・豪ドル円	99.00〜100.20	↑
・ユーロドル	1.1030〜1.1180	↓
・ポンドドル	1.3250〜1.3420	↓
・ドルスイス	0.8420〜0.8550	↑

【通貨の強さ】
ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ

【注目通貨】
・ドル(米利回りの上昇)

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