兵ブロガーバックナンバー(2024年11月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2024年11月

2024/11/29

とあるエンジニアKさん

ドル円売りへ途転。

今日で11月も終わり、週明けからはいよいよ12月となります。郵便料金の値上げが久しく、今年こそやめ時かなと思いつつ気がつけば作らないと気が済まないのが年賀状です。メールなどで代行できるのでしょうが、やはり紙で書いたモノには勝てないなと思う次第。忙しい日々ですが、隙間時間で良いモノを作れればと考えています。

【本日の指標】
本日は日本の指標が多数。昨今盛り上がっている日銀の利上げに対して敏感な相場である為注意が必要な指標です。

【本日の戦略】
11月月初のトランプ前大統領の大統領選挙の報から始まった円安相場ですが、ここにきて円高方面に傾きつつあります。週初こそ154円台でしたが、週半ばに2円近く下落した日を経て150円台を切るラインまで下落を続けており、米国感謝祭前後の薄商いを突く形で大きく動いた相場です。行き過ぎた円安を修正しているようにも見受けられますが、背景にあるのは日米の金融政策のようです。

米国は利下げに向かっていますが、日本側は利上げ。特に12月半ばに開催される日銀政策決定会合においては追加利上げに踏み切るとの予想が相場参加者間で共有されているようで、日米金利差縮小という今までの逆の流れが円高方面に相場を傾けているようです。

29日の日本時間朝方に発表された東京都区部の消費者物価指数は物価高に対する証拠として発表直後に大きく相場が変動しました。実際の利上げまでは残り3週間ほど時間がある形ですが、普段はあまり気にしない日本側の指標に注意したい場面です。しばらく円安目論見でドル円買いですが、ここで途転のドル円売りとします。

また、相場に直接的な影響は及ぼす可能性は低いと考えていますが、本日は石破首相による所信表明演説が行われる予定。内閣組閣時点ではそこそこの支持率でしたが、ここに来て急激な支持率低下がニュースを騒がしており、弱い政治は先行き経済不安要因の一つ。年収103万円の壁問題が取り沙汰されておりますが、この扱い次第で今後も政治の不安定さが取り沙汰されるのではと考えています。

2024/11/28

しましまさん

感謝祭前の調整の動き等受けドル売り進む、ドル円150.46円まで下落 

昨日は感謝祭を前にしたポジション調整の動きや米長期金利の低下等を受け、ドル売りの動きが進みました。ドル円は欧州時間151円台前半まで下落し、NY時間は151円も割り込み150.46円の安値を付けました。ユーロドルは1.0588ドル、ポンドドルは1.2695ドルまで反発しました。クロス円は軟調な流れが続き、ユーロ円は159.10円、ポンド円は190.69円、豪ドル円は97.72円の安値を付けました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

19:00:欧州・11月消費者信頼感指数
22:00:独・11月消費者物価指数

今日は感謝祭のため米国市場は休場、明日はブラックフライデーで米株式・債権市場は短縮取引です。

昨日のドル円は東京時間153円付近から152円台前半へ下落、欧州時間は152円を割り込み151.20円台まで続落、NY時間は151円を割り込み150.46円の安値を付けるも午後は151円台前半まで反発しました。今日堅調な動きとなると151円台後半、まだ強い動きとなると152円台前半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると150円台中盤〜前半への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは東京時間は1.04ドル台後半で小動きも欧州時間は1.0540ドル付近まで上昇、NY時間は1.05ドル台後半まで続伸し1.0588ドルの高値を付けました。今日も堅調な動きとなると1.06ドル台前半〜中盤に上昇できるか見たいです。一方、反落の動きとなると1.05ドル付近〜1.04ドル台後半への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2024/11/27

為替見習さん

夜の米指標と円軸・ドル軸の力関係変化に注目。感謝祭前の調整にも配慮を

昨日の為替相場は全体的に円が力関係上強い位置に来て相場を引っ張る形となり、ドル円クロス円ともに短期トレンドが下向きで明確な形となりましたね。

ただ他の通貨ペアの動きや力関係の変化は小さめで、前日強かったスイスやドルは強めの位置を維持、前日弱かったオセアニアやカナダも弱い位置にあり、これらの傾向は典型的「リスク回避型」に近い形となっています。そのため今日はこれらの力関係変化がさらに加速するのか反転するのかというところを見ていきたいところ。

このような中で今日のイベントとしては米GDP改定値、耐久財受注、新規失業保険申請件数、シカゴ購買部協会景気指数、住宅販売保留指数、PCE・PCEデフレーター・コアデフレーターなど米国の指標が多く予定されているため、NY時間の円軸ドル軸の動き次第で取引機会がうまれる可能性もありますので、欧州時間までに資金管理やポジション管理、そして夕方までの力関係変化を確認しておき、夜の相場でチャンスがくれば動けるようにしておきたいですね。

ではまず月曜から火曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、火曜はCHFが-0.62%、USDが-0.70%、GBPが-0.71%、EURが-0.77%、NZDが-0.85%、AUDが-1.14%、CADが-1.19%となっていて、力関係は【JPY>CHF>USD>GBP>EUR>NZD>AUD>CAD】という形に。

月曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【CHF>EUR>USD>JPY>NZD>GBP>CAD>AUD】でしたから、円が強い位置に変化したこと、スイスフランやドルが強めの位置を維持していること、オセアニアやカナダが弱い位置を維持していることなどが見てとれます。

続いて9時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けてドル円クロス円ともに下向きとなっており、現状は円買いの動きが続けばショートのチャンスとなる状態。この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。

逆にここから円売りに変化して対円変動率が1%を超えてくると短期トレンドが上向きの通貨ペアが出てきます。その場合はロングのチャンスに変わりますので、力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。

取引するうえでのポイントとしては、夜に米指標が多く予定されていることから、NY時間の円軸・ドル軸の力関係変化を見ておくと取引のチャンスが出てくるかもしれません。

また明日の米感謝祭から連休を取る市場参加者が多いことが考えられ調整が入る可能性もあるので、今のうちから無駄なポジションを作らないようにしたいところ。

すでに作ってしまった、あるいは資金管理上少し微妙なポジションがある場合は一旦落してリスクを軽くしておくなど、資金管理やポジション管理をしっかり行っていくことも大事かと思います。

それでは、今日も一日頑張りましょう!

2024/11/26

斉藤学さん

ドルは方向感なく推移と予想

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【前日の結果】
・ダウ平均    44736.57(+440.06 +0.99%)
・日経平均(CFD)38830.00(+49 +0.13%)
・金・ゴールド  2622.81(-89.74 -3.30%)
・原油・WTI   68.94(-2.30 -3.23%)

【本日の戦略】

<米次期政府人事でドルが動く>

週明けのドル円は売りに押され、一時153円台半ばまで下押ししました。トランプ米次期大統領が、米次期財務長官に財政規律重視派とされるスコット・ベッセント氏を指名し、米国のインフレが抑制されるとの見方から広がったことがドル売り材料に。

ただ、その後はベッセント氏が米紙のインタビューで「選挙公約である減税の実現を優先する方針」「ドルの基軸通貨としての維持に焦点」とコメントしたことを受けドル買い優勢となっています。

<材料難のなかユーロに買戻しが入る>

全体的にはやや材料難で、方向感に欠けた動きが継続中。ドル円は、今日もレンジ気味での動きが続くと予想します。NY時間に入ると、米住宅関連指標や消費者信頼感指数が発表されるので、結果を確認したいところ。翌早朝4時にはFOMC議事要旨が公表されます。

一方、ユーロは買戻し優勢。先週末のユーロドルは一時1.03ドル台へ下押ししていましたが、昨日は買戻し優勢に。1.05ドル台へ戻しており、本日も堅調な動きが続くと予想します。対照的に、資源安により豪ドルやカナダドルのような資源国通貨は売られやすいでしょう。

【経済指標】
★★★
24:00(米)10月新築住宅販売件数(年率換算件数) 前回:73.8万件 予想:72.5万件
★★★
24:00(米)10月新築住宅販売件数(前月比) 前回:4.1% 予想:-1.8%	
★★★
24:00(米)11月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 前回:108.7 予想:111.8	
★★★
24:00(米)11月リッチモンド連銀製造業指数 前回:-14 予想:-11
★★★★★
28:00(米)米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨	

【本日の予想レンジ】
・ドル円   153.40〜154.80→
・ユーロ円  161.30〜162.80↑
・ポンド円  193.20〜194.60↑
・豪ドル円  99.40〜100.80 ↓
・ユーロドル 1.0450〜1.0580↑
・ポンドドル 1.2520〜1.2650↑
・ドルスイス 0.8770〜0.8920→

【通貨の強さ】
ユーロ>ポンド>ドル>豪ドル

【注目通貨】
・ユーロ(売り一巡後の買戻し)

2024/11/25

為替研究所さん

豪ドル/NZドル2024/11/25時点短観 年内最後のRBNZ金融政策会合の予想も含め

今週は週間見通し記事とデイリー見通し記事が同日となったので、個人的にメインでやっている豪ドル/NZドルについて、最新見通しと、今週のRBNZについてレビューを書きたいと思います。

豪ドル/NZドルについては、先週大きく伸びて、週明け時点では1.104程度だったのが、一時1.118まで上がり、今も少し反落したとは言えまだ1.114と、かなりの高値圏にあります。先週伸びたのは、RBNZが0.5%利下げ濃厚、一部0.75%利下げの可能性も織り込まれた結果と言われますが、実はRBNZ0.5%利下げの見通しはもっと前から織り込まれており、2年債利回り等を見ていても特段大きな動きがあったわけでもなく、正直「何で今更」という感じでした。

2年債利回りについては、今年の10月までは一貫してNZ>豪の関係だったのが、10/18に逆転して以降は豪>NZの状態が続いており、先週その差が拡大したということも特になく、むしろ逆に「これまでなんで反応してなかったのが、急に反応したんだ」というのが感覚としては近いです。

2022年以降の豪ドル/NZドルの値動きと2年債利回りの差をプロットしてみると、今の金利差だと1.15チャレンジをしても全くおかしくない状況であり、高値圏への警戒感はまだまだ必要な一方、豪とNZの政策金利が逆転することが織り込まれたにもかかわらず1.12の上値はまだ突破できなかったと見ることもできて、トレードする上ではなかなか難しい環境だと思っています。

なお、今週のRBNZについては、ロイターのエコノミスト調査だと30人中27人が0.5%利下げ、2人が0.25%利下げ、1人が0.75%利下げという予想となっており、0.5%濃厚ながら、0.25%〜0.75%まで、予想にブレがあり、そして次回が来年2月と3か月も期間が空くこともあり、かなり注目度の高い会合となっております。

個人的にも0.5%利下げが濃厚というのが非常に分かる反面、「さすがに豪との政策金利逆転を嫌って0.25%に留める(0.5%利下げだと逆転)」「3か月も期間が空くから前倒しで0.75%利下げ」のどちらの気持ちも理解できて、ただあるとしたら今の環境や、これまでのオア総裁コメント等を見ていると、0.75%利下げの可能性の方がまだありそうかなという気がしています。

個人的には、もし今後RBNZ前に1.11割れくらいまで落ちてきたら1.1ストップロスで買いを持ち、売りポジションのヘッジも含めたトレードをしようと考えています。

2024/11/22

為替太郎さん

円安進行に陰り。不透明要素の多さで先行きが読みにくい。

トランプ氏の当選前の段階では、いわゆるトランプトレードにより、当選後の市場ではドル高、株高が進むのではないかと思われていたわけですが、こと為替に関しては、実際の市場はそこまで単純でもありませんでした。確かに大きく見れば円安基調の推移ではあるものの、昨日の東京市場では、円が全面高の展開になりました。ドル円は一時154円台半ばまで急落する場面もありました。12月の利上げを巡って、植田日銀総裁が、その可能性が未定であることを示すことにより、市場で利上げ可能性が意識されたことが材料となっての動きです。市場は日銀の12月利上げの可能性を織り込みはじめており、利上げ観測が徐々に強まっています。

さらに、昨夜にはドル円の戻り売りにより、153円台に下落する場面もありました。ロシアが大陸間弾道ミサイルをウクライナに打ち込んだとの報道が、地政学リスクとして行視され、リスクオフが強まったことが要因です。総じて、中期的に円安方向に進んでいるものの、非常に慎重な、探りながらの為替相場の動きになっています。雰囲気的には円安がどこまでも進んでいくような、今年の前半に見られた相場とは、かなり違います。マクロに見ても、日銀の利上げ方向の金融政策が円高材料になる一方で、トランプ氏がドル高是正の意向も見せていることから、一方的なドル高、円安が構造的に長く持続しにくくなっています。

こうした動きの中で、対ドルに限らず、クロス円は主要通貨に対しても急落。ユーロ円は今朝には161円台まで売られています。これらもあり、円安ドル高の勢いは、目先で弱まっています。今日は欧米の経済指標が多数予定されていることから、これらの材料までは、様子見のような動きは継続しそうに思われます。とはいえ、トランプ氏の大統領就任までは、状況的に材料に一喜一憂するようなムードでもなく、全体的に見れば様子見の様相が強い局面になりそうです。

16:00 英10月小売売上高
16:00 独7-9月期GDP
17:15 仏11月製造業PMI
17:15 仏11月サービス業PMI
17:30 独11月製造業PMI
17:30 独11月サービス業PMI
17:30 ラガルド総裁発言
18:00 ユーロ圏11月製造業PMI
18:00 ユーロ圏11月サービスPMI
18:30 英11月製造業PMI
18:30 英11月サービス業PMI
22:30 カナダ9月小売売上高
23:45 米11月製造業PMI
23:45 米11月サービス業PMI
23:45 米11月総合PMI
24:00 米11月ミシガン大学消費者態度指数

2024/11/21

しーさん

中長期ポジションの構築に向けて

今週はウクライナがロシアに米国製のミサイルで攻撃したことからリスク回避で始まりました。バイデン米大統領がトランプ氏への嫌がらせのようなミサイル使用の承認を行い、当然ながらロシアは報復の動きを見せており、核使用基準を緩和しています。実際に核が使われることになればとんでもないことですが、今後のウクライナ情勢に目が離せません。

ドル円は一時153円前半まで下落していましたが、その後は買い戻されて155円台の後半まで上昇しています。今週注目していたユーロドルは、日足チャートの形状通り一旦戻りの動きを見せていますが、1.0600付近で頭打ちでしょうか。もう少し戻してもおかしくない形ではありますが、リスク回避が解消されていくにつれてドルが買われることで、再びユーロドルは下落していく可能性があります。昨日までの戻りは良い売り場となったのかも知れません。

本日は、NVIDIAの決算発表を受けて株価主導の値動きとなることを想定しておきたいと思います。また、NYタイム以降に米指標や欧州指標がちらほら発表されますが、これらはあまり気にせずに中長期ポジションの構築に向けたエントリチャンスを見つけていきたいところです。ドル円としては引き続き押し目買い、ユーロドルとしては戻り売りを狙っていきたいと思います。

もしドル円とユーロドルに動きがなく、手が出しづらい状況になった場合は、豪ドル円の買い狙いが良いかも知れません。豪ドル円は安定期に入っているようで1ヶ月以上レンジ相場が続いています。中国経済の失速による影響が気になりますが、中国は景気対策によりなんとか踏ん張ろうとしています。最近の豪ドルは中国の状況にそれほど左右されなくなってきているようにも見えるため、豪州単体での金利優位性を重視して、スワップ狙いで買いポジションを寝かせておくのもありではないかと思います。

2024/11/20

ZEROさん

ドル円クロス円底堅い

【HOT CURRENCY ドル円154.00〜155.50】

19日の米国株はまちまち。NYダウは下落、S&P500種23ポイント高(+0.40%)、ナスダック総合195ポイント高(+1.04%)でした。為替市場は一時円高。

ロシアが核兵器使用基準を引き下げたことを受け、一時リスク回避の円高となりました。

ドル円は一時153円前半まで下落後に全戻し、ユーロ円は161円半ばまで下落後に全戻しとなりました。ドル円日足21日線は153.51、200日線は151.90となっており、上昇トレンドが継続しています。

本日は米半導体大手エヌビディア決算に注目が集まっています。

米株式市場が大きな動きになれば、円相場もリスクオンかリスクオフで反応するかも知れません。

11月最終週〜12月初めあたりは、リスクオン(円安)に振れやすい季節と予想して、投資戦略はドル円押し目買いとします。

それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2024/11/19

とあるエンジニアKさん

ドル円売りのタイミングを待つ。

気がつけば季節も巡り、もうすぐ年末を迎えようとする11月後半に入りました。クリスマスは一ヶ月先ですが、それらの飾り付けが見られるなど、年末に向けて一直線な日々の到来ですね。

【本日の指標】
米国において住宅建設許可数などの指標発表が予定されておりますが、指標によって相場が動くとは考えにくい一日です。

【本日の戦略】
先週一週間で急激に進んだ円安に対して一応の牽制を放った財務省。週明け相場は様子見ということで、昨日は微妙な動きを見せた一日でした。過去の値動きを考えても、154円台というのも天井とも底とも考えることできなさそうで、このまま膠着するとは考えにくそうな水準にいます。

そのような中で、米国はトランプ次期大統領が着々と新政権に向けて準備を固めており、共和党が強くなった議会と共にかつての強権政権を再び発動させることは目に見えています。円安には進んではいるものの、各見識者の見方は為替相場に対しては具体的な方向感が見えないとという点で一致しているように見受けられます。かつては自国の通貨安に対して声高に叫び、安くなっていた他国の通貨を攻撃していたものですが、今回の大統領選挙を通じて明確な自国の通貨政策に対して言明が見られず、どちらかというと規制緩和や関税に目が行きがちです。従って円安に進む理由はトランプ大統領というよりは、規制緩和を進めることによって景気縮小が和らげられ、利上げの速度が鈍化し、日米金利差が縮まらないというのが流れなのでしょうか。

いずれにせよ今の状況は小康状態とも見て取れることができ、次なる動く外的要因を探している状況。円高への流れを期待してのドル円売りを仕掛けるタイミングを探していますが、もう少し待つべきかなとも考えています。

2024/11/18

しましまさん

ドル円156円台後半まで上昇もNY時間は153円台後半まで大幅反落の動きに

先週15日は米経済指標は概ね強い結果だったものの、株価の下落や調整の動き等から円買いが優勢となりました。ドル円は東京午前に156.75円の高値を付けるもそこからは上値重くNY時間は153円台後半まで大幅続落する動きとなり154.33円で引けました。クロス円も軟調でユーロ円は162.32円、ポンド円は194.30円、豪ドル円は99.42円の安値を付けました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

06:45:NZ・第3四半期卸売物価指数
24:00:米・11月NAHB住宅市場指数
30:00:米・9月対米証券投資

先週15日のドル円は東京午前に156.75円の高値を付けるもそこからは上値重く欧州時間は155.22円まで下落、NY時間は153円台後半まで大幅続落する動きとなり154.33円で引けました。今日堅調な動きとなると154円台後半、まだ強い動きとなると155円台前半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると153円台後半、まだ弱い動きとなると153円台前半への下落が考えられます。

先週15日のユーロドルは、東京・欧州時間は底堅く推移し1.0580ドル付近まで上昇、NY時間は序盤1.0593ドルまで上昇もその後は1.05ドル台前半〜中盤で上値重い動きとなり1.0538ドルで引けました。今日堅調な動きとなると1.05ドル台後半〜1.06ドル付近まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.05付近〜1.04ドル台後半への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2024/11/15

為替見習さん

円軸・ドル軸の力関係変化と夜の米指標に注目。週末調整にも注意

昨日の為替相場は全体的に円が力関係上弱い位置で加速したことでドル円クロス円ともに短期トレンドが上向きとなり、特に強い位置を維持したドル円は取引がしやすい状態となりましたね。

トランプ次期大統領の方向性として強いアメリカというものが相場でも強く意識されていることもあり、ある程度その影響もあるかと思いますが、過去の演説やインタビュー内容などをあらためてチェックしてみると、「ドル高は不利」とか「日本や中国の貿易黒字は意図的な自国通貨安のせい」と言っていたりしますし、前回の大統領就任直後も「ドルが強すぎる」という発言をしてドル売りが起こったりしているので、安易にドル買いと円安が続くと思わないように念のため警戒はしておきたいところです。

このような中で今日のイベントとしては英GDP速報、英鉱工業生産、米小売売上高、米NY連銀製造業景気指数、米鉱工業生産などが予定されていますが、週末ということもありイベントを意識しすぎず力関係の把握につとめ、極力無駄なポジションを作らないように、かつ現在持っているポジションで不安なものがあれば落とすなど、週をまたぐために必要な処置をしていくようにしたいところです。

ではまず水曜から木曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、木曜はUSDが0.57%、GBPが0.25%、EURが0.23%、CADが0.15%、AUDが0.12%、CHFが0.06%、NZDが0.04%となっていて、力関係は【USD>GBP>EUR>CAD>AUD>CHF>NZD>JPY】という形に。

水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【USD>GBP>CAD>CHF>EUR>JPY>AUD>NZD】でしたから、ドルやポンドが強い位置を維持していること、円やスイスフランが位置を下げたこと、オセアニアが弱い位置を維持していることなどがみてとれます。

続いて10時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けてドル円クロス円ともに上向きとなっており、現状は円売りの動きが続けばロングのチャンスとなる状態。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。

逆にここから再び円買いの動きが強まってくると短期トレンドが下向きの通貨ペアが出てきます。その場合はショートのチャンスに変わりますので、力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。

取引するうえでのポイントとしては、週末であることからなるべく週をまたぐポジションを作らないようにしたいところ。また現在持っているポジションの中で少し不安があるものがあれば、一旦落しておいて週明けに再構築するなど、資金管理と合わせてポジション管理を優先して取引を考えると良いかと思います。

また調整が入りやすいのも週末の特徴でもあるので、現在の円売りに対して戻しが入る可能性も考慮し、新規取引、ポジション整理どちらにしても週末の傾向を意識しながら行うと良いですね。

それでは、今日も一日頑張りましょう!

2024/11/14

斉藤学さん

ドル高の地合い継続と予想

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【前日の結果】
・ダウ平均(CFD)43958.19(+47.21 +0.11%)
・日経平均    38930.00(+208 +0.54%)
・金・ゴールド  2580.72(-16.54 -0.63%)
・原油・WTI   68.36(+0.24 +0.35%)

【前日発表の経済指標】
★★★
22:30(米)10月消費者物価指数(CPI)(前月比) 前回:0.2% 予想:0.2% 結果:0.2%
★★★
22:30(米)10月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) 前回:2.4% 予想:2.6% 結果:2.6%
★★★
22:30(米)10月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比) 前回:0.3% 予想:0.3% 結果:0.3%
★★★
22:30(米)10月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比) 前回:3.3% 予想:3.3% 結果:3.3%

【本日の戦略】

<注目の米10月CPIは予想通り>

昨晩発表された米10月CPIは予想通り、発表直後のドル円は売りに押されました。ただ、売り一巡後は買戻しが入り、ドル円は155円半ばへ上昇しています。

12月のFOMCで追加利下げの可能性はあるものの、CPIが鈍化しているわけではなかったため、いったん安心感が広がった様子。直近で、金(Gold)が下落していることもドル高をサポート。

米10年債利回りは4.445%へ上昇、しばらくは155円台での値固めと見ますが、下値が固まってくれば次第にじり高になると予想します。

<欧州通貨が弱い>

通貨別にはユーロやポンドが弱く、ユーロドルは1.05ドル台半ばへ下落。ポンドドルも一時1.27ドル台を割れる場面がありました。本日も、対ドルで他通貨は弱いと予想します。

<米10月PPIに注目>

今晩は、昨晩に続き米インフレ指標である10月PPIが発表。前回値よりやや上昇する予想となっており、予想通りであればドルへの買いが強まることになるでしょう。

【経済指標】
★★★
22:30(米)10月卸売物価指数(PPI)(前月比) 前回:0.0% 予想:0.2%
★★★
22:30(米)10月卸売物価指数(PPI)(前年同月比) 前回:1.8% 予想:2.3%
★★★
22:30(米)10月卸売物価指数(PPIコア指数)(前月比) 前回:0.2% 予想:0.3%
★★★
22:30(米)10月卸売物価指数(PPIコア指数)(前年同月比) 前回:2.8% 予想:3.0%
★★★★★
29:00(米)パウエルFRB議長の発言				
★★★★★
30:00(英)ベイリー英中銀総裁の発言

【本日の予想レンジ】
・ドル円   155.00〜156.50↑
・ユーロ円  163.80〜165.00↑
・ポンド円  197.00〜198.50↑
・豪ドル円  100.30〜101.80↑
・ユーロドル 1.0450〜1.0600↓
・ポンドドル 1.2630〜1.2750↓
・ドルスイス 0.8800〜0.8950↑

【通貨の強さ】
ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ

【注目通貨】
・ドル(米利回りの上昇や金の下落)

2024/11/13

為替研究所さん

ドル/スイス、豪ドル/NZドルについての見通し24/11/13時点

今週の重要指標は本日の米消費者物価指数からスタートで、その辺りの結果がまだ出ていないので、今回は個人的にメインでやっているドル/スイスと豪ドル/NZドルについて簡単な見通しを書いていきたいと思います。

ドル/スイスについては、アメリカの利下げ見通しが強まっていた9月くらいは一時0.83台まで落ちる等、かなり下がっていたのですが、10月の雇用統計以降は基本的に上げ調子で、大統領選でもトランプ氏当選以降もドル高の流れの中で、ドル/スイスも上昇を続けています。

個人的には誰が大統領になっても、アメリカが利下げ目線なのは変わらないと思っており(実際パウエル議長もそのように発言しており、前回のトランプ大統領時代も割とトランプ大統領を上手いことあしらい、時に文句を言われまくりながら運営していた印象あり)、こんなに急激に強気になる理由があるかなと思っているのと、あとドル/スイスは年末に下がりやすいという割と強いアノマリーもあるので、0.9くらいで一部利確しようと思っています。

ただ中長期で考えると、むしろスイスの方がインフレの抑制が進んでいるというか、むしろ今は消費者物価指数上昇率が前年比0.6%と、デフレ一歩手前くらいになっていることも踏まえると、下値は相当固いと思っており、もしまた0.83とか0.84とかに来たら買いたいと思っています。

もう一つの豪ドル/NZドルについては、昨日一時1.1割れする等、相変わらず1.11手前がかなり重い展開が続いています。

この通貨ペアについては、11月、12月には下がりやすいアノマリーがあること、材料的にはかなり上方向なものが揃いながら、何故か1.11が非常に重いことから売り目線の人もいますが、11月のRBNZについては0.5%利下げが見込まれており(一部では0.75%利下げという説もあり)、そうなるとついにRBAとRBNZの金利が逆転することもあって、この状況で売るのはなかなか難しいと思っており、かといって上記のようなチャートやアノマリー的に買うのも難しく、裁量ではやりづらい展開だと思っています。

基本的には1.07-1.13くらいの広めのレンジを想定しながら、上がっても下がっても利益が出るような自動売買設定を組みつつ、上にぶち抜いた際には損切という感じで今のところは考えています。

2024/11/12

為替太郎さん

トランプ相場、ジワジワ円安が進む

第一次トランプ政権の誕生の際には、株式の上昇をはじめとするリスクオンが進んだトランプ相場のようなものがありました。今回も比較的似た推移です。

第二次トランプ政権の確定後の相場の動きは、事前にある程度織り込まれていたこともあり、比較的穏やかにも思えますが、まだ序の口でしょう。

これからどうなるかはわからないですね。慎重にトレードする必要があります。

トランプ氏から、ドル高を是正するとの発言と、ドル高圧力になる関税引き上げや移民制限等の相矛盾する政策が掲げられていることもあり、中期的に、思いもよらない波乱があるマーケットの展開になる可能性は十分あるように思えます。

ともあれ、先週はアメリカの大統領選及びFOMCを通過し、昨日はアメリカが退役軍人の日のために債券市場が休場でした。そのため市場の取引自体は低調でした。

そうしたなかでも、引き続きのリスクオン基調になっているアメリカの株式市場の動向は注目です。先週の後半からは、アメリカの主要3指数はいずれも大きく上昇。NYダウ、S&P500、ナスダック総合ともに、史上最高値を更新する展開を見せています。

こうしたアクティブな株式市場の動きは、為替市場の資金の流れに影響を及ぼしており、株高からの円安というテクニカルな動きを誘発しています。

これらの動きもあって、昨夜のニューヨーク市場では、ドル円は再びのドル高に見舞われました。ドル円は154円手前まで上昇する場面もあり、その後も153円台後半を維持して、今日に至っています。

ユーロドルも、ドルの強さとユーロの弱さが重なって軟調になっています。週明けは、1.07台前半での推移になったものの、先週の後半に一時1.06台に到達したことに続き、今日も再び1.06台に突入しています。

ユーロは、上値の重い展開になりがちの状況です。

ドイツをはじめとする域内経済の低迷もあり、ユーロはパフォーマンスが冴えない印象です。ユーロは、ファンダメンタルズの面からも、ある意味で円以上に、当面はドルに対して厳しいのではないかという印象もあります。

16:00 トルコ9月経常収支
16:00 独10月消費者物価指数
16:00 英10月失業保険申請件数
16:00 英10月失業率
16:00 英9月失業率(ILO方式)
18:30 南ア7-9月期 四半期失業率
19:00 独11月ZEW景況感調査
19:00 ユーロ圏11月ZEW景況感調査
22:30 カナダ9月 住宅建設許可件数

2024/11/11

しーさん

当面はドル高目線か

注目の米大統領選挙では、接戦が予想されていましたが終わってみればトランプ氏の圧勝となりました。トランプ氏の勝利に賭けていれば、ドル高円安のポジションで利益を得られたのかも知れませんが、識者によれば理解しがたい値動きという意見もあり、今回のトランプ劇場による相場展開を予想できた人は多くないのかも知れません。

トランプ氏の掲げる政策の一つに関税を上げることがありますが、これにより再びインフレの波がやってくるかも知れないということで、FRBとしては利下げを急がない姿勢となるかも知れません。先日8日のFOMCでは0.25%の利下げを実施しましたが、パウエル議長は「(利下げについて)引き続き会合ごとに判断していく」という発言をされており、今後の経済指標の結果次第という姿勢を示しました。市場としては利下げを急ぐ必要はなくなったと判断する人が増えており、次回12月のFOMCでの利下げ確率は前週の80%から65%に低下しています。今週13日の米CPIの結果にも注目が集まるでしょうが、利下げペースが緩やかになるであろうことと、米国経済が盛況するであろうことを踏まえると、ドルが弱くなることは考えにくいです。よって当面はドル買いベースで考えていこうと思います。

本日は米国の債権市場が休場となっており、米指標の発表もないため、きっかけを掴みづらい相場展開となるかも知れません。ドル円としては150〜151円台は買い場と見て、152円割れの水準からは買っていきたいところですが、そこまでの押し目がなくとも買いエントリしておくのもありかも知れません。今週はユーロドルの売り狙いも合わせて見ていきたいと考えており、ユーロドルの1.0800付近は売り場とみて売りエントリしていければと思います。

2024/11/08

ZEROさん

今後は米利下げペースが鍵

【HOT CURRENCY ドル円 152.50〜153.50】

7日の米国株はまちまち。NYダウは下落、S&P500種44ポイント高(+0.74%)、ナスダック総合286ポイント高(+1.51%)でした。為替市場はドル安。

FOMCは市場予想通り0.25%の利下げを決定。パウエル議長は12月利下げについて肯定も否定もしないと発言しています。

声明では「雇用とインフレ率の目標達成に対するリスクがほぼ均衡」「労働市場の状況は全般的に緩和している」としました。

今後はインフレ再燃があるかに注目しています。FRBが利下げを継続できなくなると、ドル高圧力となるでしょう。

FRBは労働市場とインフレ率を天秤にかけながら、0.25%づつ緩やかに利下げを継続する見通しです。

投資戦略は中期でユーロドル・ユーロ円の戻り売りとします。

それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2024/11/07

とあるエンジニアKさん

祭りの後相場

こどもの頃と比較すると秋がなくなったなと感じる次第ですが、それでも日本シリーズが終わったぐらいからはめっきり寒くなったなと感じる次第です。もう少しすればクリスマスの飾りも見え始め、一年の経過は本当に早いものだなと思う日々が待っています。

【本日の指標】
本日はFOMCとパウエルFRB議長による会見が予定されております。既に相場は0.25%の利下げを見込んでいるとされており、サプライズの可能性は低いとされています。一方で議長発言には深読みも含めてブレも予想される場面であり、更には新たな大統領に対する発言もあるのではと期待しています。昨日からボラティリティが高い相場となっており、注意が必要な指標です。

【本日の戦略】
言わずもがな、昨日は米国大統領選挙の開票があり、ニュース、相場いずれもお祭り騒ぎの一日でした。トランプ前大統領の再選、二者択一とは言え、支持率が拮抗している状況での選挙戦でしたが、結果だけ見るとトランプ陣営の勝利はかなり固いものであったと振り返ることができそうです。日本時間での開票と大勢判明、そして米国時間と相場は一巡りしており、トランプトレードなる言葉で各相場の濃淡が色濃くでた状況となりました。目立つ上昇、あるいは後押しを受けるとして活気づいたのが、規制緩和を行うとされる金融業界、自動車関連、製造業等々で、その反面は関税によって欧州、更には中国らの下落や先行き不安が明確に出た形となっております。円も弱くなったものの一つで、ドル円は円安方向に一気に傾いています。

また、各地の紛争についても今回の選挙結果が大きく影響されることが推測され、特にウクライナ情勢は以前よりトランプ氏による和平交渉参画が明言されており、ロシア側へ働きかけることによって早期の決着を目指すものと推測されます。以前のバイデン大統領時代の米国、そして欧州側とは異なる政策を打ち出すことは明確。その他相場に与える影響というのは直接間接多方面に渡ることができ、この騒動は2,3日程度は続くものと見ております。そんな状況では静観というのが有力な選択肢の一つであり、方向性が作られるまで見守りたいと思います。

2024/11/06

しましまさん

昨日はドル売り優勢の流れ、今日は米大統領選開票経過を受けての急変動に注意

昨日は米長期金利の低下やポジション調整の動きを受け、ドル売りが優勢の流れとなりました。ドル円は東京・欧州時間は152円台を維持するもNY時間はドル売りが優勢で151.34円の安値を付けました。ユーロドルは底堅い動きでNY時間は1.0937ドルまで上昇しました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

06:45:NZ・第3四半期就業者数増減
06:45:NZ・第3四半期失業率
16:00:独・9月製造業新規受注
19:00:欧州・9月卸売物価指数

昨日のドル円は東京・欧州時間は152円台前半〜中盤で推移も、NY時間は軟調な流れとなり151.34円の安値を付けました。今日も軟調な動きとなると151円付近、まだ下へ行くと150円台中盤への下落が考えられます。また、反発の動きとなると152円台前半〜中盤、まだ上へ行くと153円付近へ上昇できるか見たいです。

昨日のユーロドルは東京時間は1.08ドル台後半での小動きで欧州時間は1.08ドル台後半〜1.09ドル付近で推移、NY時間は底堅い動きで1.0937ドルまで上昇しました。今日堅調な動きとなると1.09ドル台後半〜1.10ドル付近まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.08ドル台中盤、まだ下へ行くと1.08ドル付近への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2024/11/05

為替見習さん

米大統領選前後に無理は禁物。資金管理・ポジション管理を万全に

昨日の為替相場は円が力関係上強い位置に戻ってきたもののNY後半には戻しが入り、一日のクローズベースで見るとそれほど大きな変動差は出ず大統領選挙前で動きにくそうな印象でしたね。ただNY後半の円売りの影響で今朝の短期トレンドはドル円クロス円ともに上向きになっているので、この傾向が続くかどうかというところに注目すると良さそうです。

このような中で今日のイベントとしては豪中銀政策金利発表、米貿易収支・ISM非製造業景況指数、そして米大統領選挙が予定されており、特に大統領選では報道や憶測などでどのような動きが出るか読めないうえ、結果が出るまで日数を要することもあって不要なポジションを持っておくのはリスクが高いです。

そのため取引する場合は早い決済で無駄なポジションを残さないように、かつ今不安なポジションがある場合は、一旦落しておいて相場が安定してから再構築するような工夫をしたいところです。

ではまず先週金曜から月曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、月曜はCHFが0.32%、CADが0.11%、USDが-0.06%、EURが-0.07%、GBPが-0.14%、AUDが-0.42%、NZDが-0.44%となっていて、
力関係は【CHF>CAD>JPY>USD>EUR>GBP>AUD>NZD】という形に。

先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【GBP>USD>CAD>NZD>AUD>EUR>JPY>CHF】でしたから、弱い位置にあった円やスイスフランが強い位置に変化したこと、強い位置にあったポンドやドルが位置を落としたこと、全体的に変動率が低く様子見ムードであることなどが見てとれます。

続いて10時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日NY後半からの円売りの動きを受けてドル円クロス円ともに弱いながらも上向きで、現状は円売りの動きが続けばロングのチャンスとなる状態。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。

逆にここから再び円買いの動きが強まってくると短期トレンドが下向きの通貨ペアが出てきます。その場合はショートのチャンスに変わりますので、力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。

取引するうえでのポイントとしては、前述のように大統領選後の動きが全く読めないことから、まず資金管理を万全にしたうえで取引するとしても早い決済、かつ注文量は控えめに。

また取引しない場合でも資金管理はしっかり見直しておき、不要なポジションや少し気になるポジションがあれば、一旦決済して落としておいて後日再構築するという方法も良いと思います。資金管理上問題がなければホールドも良いので、大前提としての資金管理をまず万全にしておくと色々とやるべきことが見えてくるかと思います。

それでは、今日も一日頑張りましょう!

2024/11/04

斉藤学さん

小動きだが底堅く推移すると予想

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【先週末の結果】
・ダウ平均    42052.19(+288.73 +0.69%)
・日経平均(CFD)38565.00(+511 +1.34%)
・金・ゴールド  2735.99(-7.81 -0.28%)
・原油・WTI   69.36(+0.10 +0.14%)

【先週末発表の経済指標】
★★★★★
21:30(米)10月非農業部門雇用者数変化(前月比) 前回:25.4万人 予想:11.3万人 結果:1.2万人
★★★★★
21:30(米)10月失業率 前回:4.1% 予想:4.1% 結果:4.1%


【本日の戦略】

<米10月雇用統計の影響は限定的>

先週末に発表された米10月雇用統計は、予想11.3万人に対し結果1.2万人と、2020年12月以来となる最小の伸びでした。ただ、今回はハリケーンによる混乱や航空機大手ボーイングのストライキが影響していると思われ、ドル円は売り一巡後急速に買戻し。

米10月雇用統計の内容を見ると、天候の影響を受けやすい人材派遣サービスの就業者数は、4万9000人減少。製造業の就業者数は4万6000人減少、そのうち4万4000人が輸送機器製造業で、ボーイングのストライキとの関連が示唆されています。このようなことから、一見すると非常に悪い雇用結果が今回は無難に通過することになりました。

ドル円は151円台後半から153円付近へ戻して週末を迎えており、底堅さを確認。米10年債利回りが4.2%台から4.3%台後半へ上昇していることから、本日もドルは堅調な推移が続くと予想します。

<当面は様子見が無難か>

本日の東京市場は文化の日の振替休日で休場となっており、為替は薄商いが続くでしょう。明日11/5(火)は米大統領選挙が実施、日本時間では11/6(水)に投開票の状況が伝わるほか、激戦州などで両候補の得票が接戦となった場合は、どちらが勝利したか判明するまで数日を要する可能性があります。

週後半にはFOMCを控えているため、当面は無理にトレードせず、結果がはっきりした時点で普段のトレードに戻った方が良いでしょう。


【経済指標】
(休場)東京市場 文化の日の振替休日

【本日の予想レンジ】
・ドル円	152.50〜153.80	↑
・ユーロ円	165.20〜166.50	↑
・ポンド円	197.20〜198.50	↑
・豪ドル円	100.00〜101.00	↑
・ユーロドル	1.0750〜1.0870	↓
・ポンドドル	1.2850〜1.2960	↓
・ドルスイス	0.8650〜0.8770	↑

【通貨の強さ】
ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ

【注目通貨】
・ドル(米利回りの上昇)

2024/11/01

為替研究所さん

米大統領選情勢のアップデート11/1時点

今の相場の関心毎としては、やはりついに来週に控えた米大統領選だと思いますので、10/22のデイリー記事で書いたものから、今どのように変わっているかについて、11/1時点の最新情報にアップデートしたいと思います。なお、現時点の支持率や賭けサイト動向等は、RealclearPollingというアメリカの選挙速報サイトが出典となります。

まず前回のおさらいとしては、

・米大統領選は、全体での得票数で勝負するのではなく、州ごとに選挙人数が設定され、州を獲った方がその選挙人数を総取り(100 VS 99でも100で勝った方が総取り)
・10/22時点では、全体での支持率はハリス49.2 VS トランプ48.3でハリス優勢ながら、ある程度固い州だとハリス215、トランプ219、Toss up(接戦104)とトランプ若干優勢
・Toss upを少しでも優勢な方に入れたNo Toss up方式だと、ハリス226、トランプ312と、やはりトランプ優勢

という感じでしたが、11/1時点の最新情報だと、

・全体での支持率はトランプ48.4、ハリス48とトランプが逆転した
・ある程度固い州だと、ハリス211、トランプ219、Toss up108と、大勢は変わらないが若干ハリスが固い州を減らした
・No Toss up方式だと、ハリス251、トランプ287と、トランプのリードが縮まった(選挙人数15のミシガンと、10のウィスコンシンでハリスが若干リードした影響。ただ前回も今回も本当にわずかなリードなので、どちらとも言えない)

という感じで、結局激戦州をどちらが取れるか勝負というのは変わっておらず、相場の世界で言われている程トランプリードが広がっているとは思えず、実際賭けサイトの勝敗オッズを見ていても、今時点ではトランプ勝利61.1%、ハリス勝利37.6%ですが、10/22時点でも60.9 VS 37.9と、ほぼ変わってはいません(個人的には前回時点でトランプ勝利を予想していましたが、あれから優勢が広がってるとは特に思ってない)。

トレード戦略としてもあまり大きくは変わらず、

・トランプ当選でメキシコペソが下がったら、ドル/ペソ21-22辺りの時にメキシコペソ円をちょっと買いたい
・ドル円が150円台後半まで来たら少しショートして見たい
・株価指数についてはトランプでもハリスでも大きな流れは変わらないとは思うものの、トランプの方がより株価を意識しているため、大きく下げた時には買いやすくなりそうと思っている

という感じです。

尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。