兵ブロガーバックナンバー(2025年01月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2025年01月

2025/01/31

為替研究所さん

2025/1/31時点相場短観

今週はとにかくDeepSeekのAIの話題が相場の中心となっており、DeepSeekがたった2ヶ月・600万ドル(9億円)という超安価で高性能の生成AI(ChatGPT o1と同レベルと言われている)を制作したというニュースから、Nvidia等の高額なGPUが必ずしも必要ではないのではというのや、またこれまで巨額のAI投資をしようとしていた企業がいくつもあったのが、本当にそこまで金をかける必要があるのかといった懸念が生じたことで、AI銘柄を中心に株価が急落し、為替相場もそれへの巻き込まれという感じでの値動きとなっています。

DeepSeekについては、その後データ不正利用の疑念が出たり、中国政府へのデータ流出への懸念から使用制限の流れも出てくる等、様々な動きが出ておりますが、全体的な流れとしては今もリスクオフ方向での動きで、相場としてはまだ流れは変わっていないという感覚で、ただ個人的には「終わってみたらあまり大した話ではなかった」みたいになるのではないかと予想しています(割とこういうのでリスクオフから立ち直るのにはタイムラグがあるものなので。もちろんその後新材料が出て二段下落、三段下落となることもありますが)。

ドル円についても、これまで色々とありながらなかなか明確に破れなかった155円の下値を、このリスクオフの流れからあっさり突破し、一時153.8円まで落ちて、今も154円前後と、円高方向に動いており、「リスクオフの円高って、まだそういう概念あったんだな」と割とびっくりしていました(2020年くらいまでは明確にこの法則があったのが、ここ数年はそれを全然感じなくなっていたので)。

為替相場でいうと、円>ポンド>ドル>ユーロ>オセアニア通貨・新興国通貨という感じの強さになっており、ポンドがこの位置にあるのはともかく、それ以外は昔よく見たリスクオフの時の順番となっております。

なお、今週はFOMCとECBがありましたが、FOMCについては市場予想通り据え置き、コメントも従前どおりのタカ派的姿勢という感じで、久しぶりにほぼ無風通過となりました(割とそうなるんじゃないかと予想はしていましたが、案の定)。

ECBについても、市場予想通りの0.25%利下げで、声明でも今後については状況次第であることを強調しつつ、現在の金融政策は「依然として景気抑制的」として追加利下げの方向性を示すという従来通りのもので、こちらも無風通過で、2大イベントがあっさり流された結果となりました。

2025/01/30

為替太郎さん

FOMCを通過し、今夜はECB。欧州指標も多数。

昨日の為替市場は、昨夜のFOMC及び今夜のECB理事会を前にして、様子見及びポジション調整の色彩が強い展開になりました。

ドル円に関して言えば、東京時間には、ドルはやや軟化し一時155円79銭付近まで上昇する場面もありました。しかしながら、東京時間の午後は逆に155円付近まで円高が進みました。

続くロンドン市場では、再びドル買いが優勢となり、ドル円は155円台半ばまで値を戻す一方で、ユーロドルが一時1.04を割り込むなど、概ねドル高の流れが強い展開でした。

2月独GfK消費者信頼感の悪化がユーロ売りを招き、それに伴いドル買いが強まったことが、ロンドン市場でのドルの戻しの材料になりましたが、これらをより大きく見れば、FOMCの結果公表及びその後のパウエル議長の会見を前にして一進一退だったともいえます。

そのFOMCでは、政策金利は予想通りに据え置きになりました。しかし、声明の内容がタカ派的と受け取られたことで、発表後はドル高に進みました。声明とその後の会見で、3月利下げの可能性は大きく後退したと見られています。

引き続き堅調なアメリカ経済と、いまだ不透明感が漂うトランプ政権の経済政策を巡り、FRBも利下げを急がず、引き続き見極めスタンスを取る方向ということでしょう。

ただ、今日のドル円は、目先のドル関係で重要な材料が一巡もあってか、逆に政策金利発表前よりも円高方向に傾斜しており、154円台前半まで円高が進んでいます。

今夜は多数の欧州圏の経済指標に加えて、ECB理事会が予定されています。

このところ、ユーロの値動きが興味深い動きを示しており、ドルや円に注目するよりも、ユーロのほうが妙味のある値動きのようにも感じられます。ユーロ関連材料多数の局面ですので、慎重に見極めて流れに乗っていきましょう。

15:30 仏12月 消費支出
15:30 仏10-12月期GDP
16:00 独12月 輸入物価指数
17:00 スイス1月KOF景気先行指数
18:00 独10-12月期GDP
18:30 英12月 消費者信用残高
18:30 英12月 マネーサプライM4
18:30 南ア12月 卸売物価指数
19:00 ユーロ圏10-12月期 四半期GDP
19:00 ユーロ圏1月 消費者信頼感
19:00 ユーロ圏1月 経済信頼感
21:00 メキシコ10-12月期 四半期GDP
22:15 ECB政策金利
22:30 米10-12月期 四半期GDP
22:30 米10-12月期 四半期コアPCE
22:30 米週次新規失業保険申請件数
22:45 ラガルド総裁会見
24:00 米12月 住宅販売保留指数

2025/01/29

しーさん

月曜日の波乱とFOMC

今週は月曜日からAI界隈にビッグニュースが飛び出しました。中国の企業DeepSeek社が、低コストの生成AIモデルを開発したことを発表し、最先端のGPUがなくても高度なAIが稼働できるということで、NVIDIAの株価が急落。一時18%安まで下落したことで株式市場が混乱し、為替市場にもリスク回避の動きが波及。ドル円は一時153円台まで下落する場面がありました。

筆者の本業はIT系のため、安くて高性能なAIが生まれてきたのは嬉しいことですし、今回のモデルDeepSeek-R1はOpenAIのo1モデルより良いベンチマークを記録しているとのこと。コストが5分の1から20分の1であり、競争原理が働くことでNVIDIA製品の販売価格が安くなってくれると消費者としてはさらに嬉しいです。

株式市場としては、NVIDIAの株価が頭打ちすることで米株全体の上昇に陰りがでてくるかも知れませんが、基本的には強気な目線を維持で良いと考えます。為替的には月曜日のドル円やクロス円の下落はびっくりしましたが、大きな方向感を変えることはないと見て、ちょうどよい押し目がやってきたということで買いポジションの構築が進んだと思っておきたいです。

本日は、明日の早朝にかけてFOMCがあるため、NYタイムは様子見相場となるかも知れません。とはいえ、金利据え置きがほぼほぼ織り込まれているので、いずれにせよ大きな値動きは期待できそうにありません。注目ポイントとしてはパウエルFRB議長の記者会見の内容となりますが、基本的にはデータ次第で利下げ時期を検討といった内容になるのではと思われます。次回の利下げ時期は5月から6月にかけてが有力となっており、もし前倒しにつながる発言がでればドル売りとなるでしょう。特に材料となる発言がなければドル買い基調は変わらずと見て、ドル円の155円近辺での押し目買い狙いを継続していきたいと思います。

2025/01/28

ZEROさん

ドル円乱高下続く→日足50日線の攻防へ

【HOT CURRENCY ドル円 154.00〜155.50】

27日の米国株はまちまち。NYダウは上昇、S&P500種88ポイント安(-1.46%)、ナスダック総合612ポイント安(-3.07%)でした。為替市場は円高。

中国DeepSeekが低コスト生成AIを発表し、エヌビディアなど半導体大手の株価が軒並み急落しました。為替市場ではリスク回避の動きで円高。米10年債利回り4.537%へ低下しました。

ドル円は一時153円後半まで急落し、日足50日線を割り込みました。一目の雲上限はサポートしています。ドル円は昨年9月安値139.57からの上昇トレンドが、完全に崩れたとは言えないチャート形状です。

急落したところでは、実需や新NISA絡みの買いがある程度は出て来そうです。

本日はFOMC1日目となります。明日夜中にFOMC結果発表、パウエル議長が会見を行う予定です。2/1からカナダ・メキシコなどへのトランプ関税が始まるか?2/7には米雇用統計の年次基準改定にも注目です。

投資戦略はドル円が急落したところは、短期的な戻りを狙って買って行く方針です。   
    
それでは本日も頑張りましょう!
   
※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2025/01/27

とあるエンジニアKさん

相場が動くまで様子見相場

インフルエンザだ、風邪だと寒さもピークで諸症状が気になる時期ですが、近しい人がそれをきっかけにして体調を崩して入院となりました。一週間ほどで退院できたのは幸いでしたが、その場所を訪問することで思ったことが。普段行く町医者と異なり、入院ができるような病院というのは立派なものなのですが、病室の雰囲気というのはどうしても慣れないもの。普段健康でいることが本当に大事なのだなと心から思った次第です。寒い毎日が続きますが、健康第一で日々を過ごしたいと思います。

【本日の指標】本日の指標はほぼなし。指標によって動かされる一日とはならない見込みです。

【本日の戦略】トランプ大統領による政権が開始されました。選挙への勝利から数ヶ月。いくつもの施策が打ち出され、前政権であるバイデン政権の施策からがらっと変わるような大統領令を発信すると恐れられておりましたが、サプライズを一通りこなすと今度は安定運営に傾くのか、それとも次なるサプライズにおびえるのか。奇妙な安定感がある状況に陥っているように見受けられます。

実際にはカナダ・パナマ運河・グリーンランドなどの領土問題、メキシコ湾の改名問題など、一国の大統領としてはなかなか過激な発言はあるものの、いったん大きくぶち上げて相手の反応や妥協を引き出すというやり方も見え隠れし、なんとも言えない状況。また、気になるのは中国との関係性ですが、早速の中国訪問について言及するなど、東アジア情勢を塗り替えるような動きを見せており、こちらは気になる点です。

気になるのは未だにドル円の歴史的な円安水準について言及されていない点で、自国の輸出が不利になるから円安、あるいはドルが強い点についてはなんらかの言及が為されていたのが四年前の前回政権時でしたが、今回はさほど目立った発言がない状況。ドル円は上下動のマグマが貯まりつつある為に、これらの発言にも戦々恐々としたいところです。相場が動くまでしばし様子見の相場です。

2025/01/24

しましまさん

今日は日銀政策金利発表に注目、乱高下注意

昨日は、NY時間に米新規失業保険申請件数の予想より弱い結果やトランプ米大統領がリモート参加したダボス会議での演説で「政策金利を直ちに引き下げることを要請する」等述べたことを受けドル売りが優勢となりました。ドル円はNY時間は上値重い動きとなり156円を割り込み155.75円まで下落、ユーロドルは1.0438ドル、ポンドドルは1.2376ドルまで上昇しました。本日の日銀政策金利発表は0.25%の利上げはほぼ織り込まれていますが、サプライズからの乱高下に十分注意しておきたいです。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

08:30:日・12月全国消費者物価指数
日銀政策金利発表

23:45:米・1月製造業購買担当者景気指数

23:45:米・1月サービス部門購買担当者景気指数

23:45:米・1月総合購買担当者景気指数

24:00:米・1月ミシガン大学消費者態度指数・確報値

24:00:米・12月中古住宅販売件数

昨日のドル円は東京時間156.30円付近〜156.70円台、欧州時間は156.20円付近〜156.70円付近で推移、NY時間は上値重い動きで155.75円の安値を付けました。今日堅調な動きとなると156円台後半〜157円付近まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると155円台中盤、まだ下へ行くと155円付近への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは東京・欧州時間は1.0390ドル〜1.04ドル台前半、NY時間は1.0370ドル台〜1.0430ドル台で推移しました。今日堅調な動きとなると1.04ドル台後半〜1.05ドル付近まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.03ドル台後半〜中盤への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2025/01/23

為替見習さん

明日の日銀政策金利発表・植田総裁記者会見に備え円軸の力関係変化に注目

昨日の為替相場は、火曜後半からの円売り傾向が続く展開となり、ドル円クロス円ともに短期トレンドも明確で比較的攻めやすい相場となりましたね。

ただ明日に日銀会合を控えていることもあって円軸の力関係には神経質な動きが出ることも想定され、今日は極力取引は控えめにして相場の状況をしっかり把握することに集中すると良いかもしれません。

市場は利上げをほぼ織り込んでいるともいわれるので、円軸の動きとしてもどのような反応になるかは予測しにくく、その分現在の相場をちゃんと把握しておくことでチャンスを見つけやすくなると思いますので、取引せずとも相場把握はしっかりしておきたいですね。

今日のイベントとしては日銀金融政策決定会合(1日目)、ノルウェー中銀政策金利発表、トルコ中銀政策金利発表、カナダ小売売上高などが予定されていますが、明日の日銀会合終了後の政策金利発表と植田日銀総裁の会見が、市場における注目ポイントかと思いますので、あまり動きが出ない可能性も考慮して相場に臨むのが良さそうです。

また明日に備えて資金管理を万全にして相場状況を把握することにつとめ、明日に動きが出てもすぐに動けるような状態にしておきたいですね。

ではまず火曜から水曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、水曜はUSDが0.66%、AUDが0.64%、CHFが0.56%、EURが0.51%、NZDが0.41%、GBPが0.36%、CADが0.18%となっていて、力関係は【USD>AUD>CHF>EUR>NZD>GBP>CAD>JPY】という形に。

火曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【GBP>CHF>EUR>JPY>NZD>AUD>USD>CAD】でしたから、円やポンドが弱い位置に変化したこと、ドルや豪ドルが強い位置に変化したこと、スイスフランが強めの位置を維持していること、カナダドルが弱めの位置を維持していることなどがわかります。

続いて今朝6時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、ドル円クロス円ともに上向きとなっていて、現状は円売りの動きが続けばロングのチャンスになりやすい状態。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。

逆にここから円買いの動きが出て対円変動率が1%を超えてくると短期トレンドが下向きのものが出てきます。この場合はショートのチャンスとなり、力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。

取引するうえでのポイントとしては、明日の日銀政策金利発表や植田総裁会見に備えて円軸の力関係をよく見ておき、ある程度トレンドを形成するような動きが出れば早めの決済を意識して攻める程度にしておくのが良さそうです。

また明日の金利動向については金利が上がれば必ずこうなるというパターンはなく、市場は織り込み済みで思った方向とは逆に動くということも多く見られますので、パターンを決め込んで相場を見ないように心がけるのが良いかと思います。

それでは、今日も一日頑張りましょう!

2025/01/22

斉藤学さん

ややドル安の地合いと予想

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【前日の結果】
・ダウ平均    43982.83(+537.98 +1.24%)
・日経平均(CFD)39270.00(+242 +0.62%)
・金・ゴールド  2742.49(+34.34 +1.27%)
・原油・WTI   75.96(-1.43 -1.85%)

【本日の戦略】

<ドルは方向感なく推移>

昨日のドル円は方向感なく推移し、155円台半ばでのレンジ相場が続きました。155円台を割れたところでは買い支えが入っていますが、156円付近では戻り売りに押され上値は限定的。

米10年債利回りは4.574%へ低下しているため、本日のドル円も上値の重い状態が続くと予想します。

<ユーロドルに買戻しが入る>

クロス円はやや売りに押され、小幅に下落しました。通貨別にはユーロが強く、ユーロドルが1.03ドル台から1.04ドル台へ戻しています。

さらに一段高となって1.05ドル台を回復できれば、リバウンドの勢いは強まると見ます。しばらくは、米利回りの低下がユーロをサポートするでしょう。

<日銀の利上げの可能性が高まる>

ところで、昨日の共同通信で「日銀が現行の0.25%から0.5%程度への利上げを検討している」ことが報じられました。トランプ米大統領の就任に伴う金融市場の波乱が見られなかったため、利上げの環境が整ったとされています。

報道通りであれば円売りは入りづらく、週末にかけボラティリティが高まる可能性があるため、今後の日銀の動向には注意が必要です。

【経済指標】
★★★★★
24:05(欧)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言

【本日の予想レンジ】
・ドル円   154.50〜156.50→
・ユーロ円  161.50〜163.00↑
・ポンド円  191.30〜193.00↑
・豪ドル円  97.00〜98.50 ↑
・ユーロドル 1.0380〜1.0530↑
・ポンドドル 1.2300〜1.2450↑
・ドルスイス 0.8950〜0.9100↓

【通貨の強さ】
ユーロ>ポンド>豪ドル>ドル

【注目通貨】
・ユーロ(対ドルで買戻しが入る)

2025/01/21

為替研究所さん

相場短観2025/1/21時点 トランプ大統領就任演説を中心に

1/20よりいよいよアメリカでトランプ大統領が就任し、その就任演説はかなり注目されたものとなっていましたが、大きな内容としては

・メキシコとの国境での国家非常事態宣言(不法移民の大量強制送還計画、国境への軍の派遣等)
・国家エネルギー非常事態宣言(「掘って掘って掘りまくれ」で、石油とガスの採掘・輸出の拡大、グリーン・ニューディール等の温暖化対策の終了)
・関税(関税で国内産業を守りつつ財政を潤すことでの繁栄)
・性別は男性と女性のみの2つとする
・メキシコ湾をアメリカ湾に、デナリ山をマッキンリー山に名称を戻し、パナマ運河の管理権を取り戻す
・領土拡大を含めて「成長国家」となる。また宇宙開発にも力を入れ、火星に星条旗を立てる

といったものでした。

また本日の現時点で、

・パリ協定からの脱退
・WHOからの脱退
・メキシコとカナダへの25%関税を2/1から発動
・米議会襲撃事件の服役囚1,500人を恩赦

等も報道されており、「初手から飛ばしてるなあ」という感覚です。

基本的には以前から主張していた内容ではありますが、仮想通貨界隈では仮想通貨への言及がなく、関連した大統領令への署名もなかったことへの失望感もあり、BTCは昨日は一時1,700万円まで行ったのが、今は1,580万円と、かなり下落しています。

為替相場は、昨日時点ではドル安が目立ち、ユーロやスイスフラン、メキシコペソ等は対ドルで上昇していましたが、今日はその流れが逆流し、ただ先週末時点に比べるとまだ若干のドル安の方向性という感じで、いまいち方向感が見えづらくなっています。

トランプ大統領は、前回も「はじめにふっかけて、そこから「ディール」によって落としどころを探る」というタイプなので、全部を額面通りに受け止める必要はないと思いますが、大きな方向性としては示した通りを目指すので、前回に比べてもより野心的で、特に領土拡大への野心を全く隠していないのはなかなか恐ろしいなと思っています。

とはいえ、基本的には株価・経済最優先の人であることは変わらず、急激な動きをした後には方向性をマイルドにしたフォローを入れてくるのは前回就任時もそうだったので、急激な値動きの後の反発を狙う逆張りトレードは、今までよりもやりやすくなるかなと思っています。

2025/01/20

為替太郎さん

内外材料でやや円高傾向も先行き不透明。

先週の為替市場では、一時的にドル売りが強まる場面があり、ドル円は155円台前半まで下落する場面もありました。

アメリカの労働省が15日に発表した12月の消費者物価指数(CPI)が、コア指数においてインフレの落ち着きを示していたこと等が要因です。

CPI自体は、前年比2.9%の上昇となり、前月の2.7%から加速。今年の米利下げ回数の見通しを押し下げる内容ではあったものの、コアCPI伸びが鈍化したことで、物価上昇圧力が緩和したと市場に受け取られました。

FRBのウォラー理事も、上半期の利下げ、とりわけ3月利下げの可能性や年内の複数回の追加緩和の見通しについても言及したことで、従来のドルが一方的に買われていた流れへの反動もあって、ドル安が進みました。

もっとも、金曜日のニューヨーク市場では、ドル円は156円台前半に戻しています。ドル高の流れは根強く、また、FRBの今後の政策の方向感の模索が続くほか、トランプ新政権の発足を控えて、様子見気分もまた強い地合いといえます。

FRBの利下げ期待は、材料としてどこまで継続するかは微妙な面があるでしょう。雇用の底堅さと、インフレ指標の高止まりを見るに、どこまでFRBの利下げ余地があるかは微妙です。

一般に、巡航速度の経済にとって、引き締め過ぎでも緩和し過ぎでもない中立的な金利を、英語でニュートラル・レートと呼びます。

アメリカでは、現在のニュートラル・レートがどこにあるかがよく議論されていますが、低金利が慢性化していたコロナ前の経済環境と異なり、現在ではこれが3%程度まで上がってきて来ているのではないかという議論も有力です。

そうなれば、ここからのFRBの利下げ余地は、まだあるものの、他方、市場が考えるほどには実は大きくないのではないかという指摘は、常に識者からなされています。

いずれにせよ直近の円高ドル安局面は、にわかに日銀の利上げ期待が高まってきたことも背景にあります。日銀が来週の決定会合で追加利上げを行うとの見方が以前よりも強まっており、これも円高を支えました。

こうした円高のなかで、先週はユーロ円が一時159円台後半に下落と、久々の160円台割れを見せました。ユーロドルもダラダラ下げ基調であり、ユーロの弱さが目立ち始めていることが注目されます。

13:30 11月第三次産業活動指数
13:30 11月鉱工業生産
13:30 11月設備稼働率
16:00 独12月生産者物価指数
16:30 スイス12月生産者輸入価格
19:00 ユーロ圏11月建設支出

2025/01/17

しーさん

ドル円のチャンス到来か

今週の注目指標であった米CPIは、予想よりやや弱い結果となったためドル売りとなりました。さらに15日に植田日銀総裁が今月の日銀金融決定会合にて利上げを行うかどうか議論し判断すると発言したことで円買いが優勢となりました。ドル円は155円台まで下落しており、ユーロ円やポンド円などのクロス円も円高方向に動いています。

昨年12月に日銀の利上げが織り込まれて一時的に円高になった場面がありましたが、今回は会合1週間前という直前での利上げ発言ですし、来週の会合にて利上げが実施される可能性が高いのではと思います。ただしあくまで議論して判断すると発言されただけなので、議論の結果利上げしないという結論もあり得ると思っておいたほうがよいでしょう。個人的には日銀関連の事前リークに対しては不信感があるため、話半分で聞いておくくらいにしておく方がよいかも知れません。

来週日銀が利上げするにしろしないにしろ、ドル円の下落は押し目と捉えて良い買い場がやってきたと見ておきたいところです。とりあえず155円前後で打診買いを仕掛けていきたいと思いますが、もしさらに円高方向に動いたとしてもトランプ大統領が就任する影響でドルが買われることになる可能性が高いと見ます。上下に動いてくれればその分ポジションを回転させて利益を積み増しできそうですし、本日から来週にかけては結構面白い稼ぎ時になるのではと期待しています。

本日のイベントとしては、欧州タイムにユーロ圏消費者物価指数の改定値の発表があります。ドル円の動きが期待できるのでユーロドルについての興味は少々薄れてきていますが、ユーロドルの戻り売り狙いのきっかけになるか指標結果は抑えておこうと思います。

2025/01/16

ZEROさん

日銀利上げ観測高まる

HOT CURRENCYドル円155.00-156.50

15日の米国株は上昇。S&P500種107ポイント高(+1.83%)、ナスダック総合466ポイント高(+2.45%)でした。為替市場は円高。

日銀植田総裁は23-24日の会合で「利上げを行うか議論して判断する」と発言しました。「利上げを議論」との発言を受け、1月利上げ観測が高まり、為替市場は円高で反応しました。

米12月CPI前年同月比2.9%(予想2.9%)、コア前年同月比3.2%(予想3.3%)と、コア前年同月比が予想を下回りました。

米10年債利回りは4.652%へ下落。ドル円は一時155円台まで下落する場面がありました。ドル円は日足21日線を下回りました。50日線は154円後半、200日線は152円後半で推移しています。

投資戦略は円買いとします。

それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2025/01/15

とあるエンジニアKさん

ドル円下落きっかけを待つ相場

年が明け、既に半月が過ぎました。寒さは相変わらずですが、年末とは異なる雰囲気が寒さを一層厳しいものにしているように感じます。既に周りはバタバタとインフルエンザで倒れ、私も陽性とのことでしたが、ワクチンのおかげかさほど熱が上がらずに済んだのが今年のインフルでした。

【本日の指標】
本日は米国において12月の消費者物価指数の発表が予定されております。先日の雇用統計しかりで、利下げ曲面とは言われているにもかかわらず米国経済の衰えが各指標に見られず、トランプ新大統領の就任によってインフレ過熱の懸念があるという相場参加者の見方からか、年内利下げ予報に陰りが見え始めています。ここでまた好調な指標結果を見せるようならば、円安で推移しているドル円も変わらず今の水準で推移するであろうという図式が見えてくるでしょう。

【本日の戦略】
ドル円は158円前後で推移と、変わらず円安水準で少ない値動き。160円台までとはいかないまでも、これも歴史的な円安水準であることには変わりなく、また、非常に限られた値幅での推移というのも気になる点です。前述の通り米国の利下げ基調が後退している今、日米金利差縮小による円高シナリオが遠ざかっている点や、相場の急変がなくじわじわと動くことで日銀や政府による介入はないであろうという観測が今の水準をキープさせているものと推測されます。なんらかのきっかけでこのバランスが崩れてくれる事を期待しますが、先日の雇用統計は好調な米国基調を示すばかりで空振りに終わった感がありました。本日の消費者物価指数の次なるイベントはトランプ大統領就任で、就任直後に行うとされる各種の政策。特に米国が他国にかける関税については、米国第一主義を貫くことで様々な軋轢を及ぼすことが容易に予想され、それが中長期的に相場に対して影響を及ぼすものと考えております。サプライズも一巡りすれば相場への影響は少なくなるものですが、もう少しトランプ就任旋風というのは吹き荒れるものと見ております。ドル円売りはキープで、なんらかの相場に対するショックを期待する日々です。

2025/01/14

しましまさん

株価の下落等受けリスク回避の動きも持ち直す、今日は米12月卸売物価指

昨日は株価の下落を受けリスク回避の流れが優勢となるも、NYダウがプラスに転じたこと等を受けリスク回避の流れも一服しました。

ドル円はNY序盤に157円を割り込む動きとなるもその後は反発の流れとなり157円台後半まで上昇しました。

ユーロドルは軟調な動きで欧州・NY時間は1.02ドルを割り込み1.01ドル台後半まで下落、ポンドドルも軟調な流れとなり1.21ドル付近まで下落しました。

クロス円も軟調でユーロ円は160.04円、ポンド円は190.08円の安値を付けましたが、NY時間は反発の動きとなりました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

22:30:米・12月卸売物価指数

昨日のドル円は東京時間157.20円台まで下落し欧州時間も157円付近まで続落、NY時間は序盤156.92円まで下落もその後は反発の動きとなり157.82円まで上昇しました。今日堅調な動きとなると158円〜158円台前半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると157円付近〜156円台後半への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは東京時間1.02ドル台前半へ下落し欧州時間は1.01ドル台後半へと続落、NY時間は1.01ドル台後半〜1.02ドル台前半で推移しました。今日堅調な動きとなると1.02ドル台後半〜1.03ドル付近へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.02ドル付近〜1.01ドル台後半への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2025/01/13

為替見習さん

日本休場のため円、ドル軸の力関係変化と欧州市場以降の力関係変化に注目

先週金曜の為替相場は、前日木曜の力関係を引き継いで円、ドルともに強い位置で引けており、
雇用統計でも前日木曜の力関係を変化させるほどの動きには至りませんでしたね。

発表直後こそ一旦円とドルが逆転したものの最終的には再び円のほうがドルより強くなっていて、
ドル円だけ見ている方は少し難しかったかもしれませんが、それ以外のドルストレートやクロス円では動きが把握しやすく、
ある程度取引するには難易度が下がっている状態といえます。

週明けは日本が祝日でおやすみの方も多いと思いますが、相場としては比較的攻めやすい状態なので、
もし時間がある方は円軸ドル軸の動きをしっかり見ておきチャンスをつかみたいですね。

ではまず力関係について、週間予想で記載しましたので重複しますが、
先週金曜は【JPY>USD>CAD>CHF>EUR>NZD>GBP>AUD】という形になっていて、
先週木曜の【JPY>USD>CAD>CHF>NZD>EUR>AUD>GBP】から比べると、
ほぼ前日の力関係を引き継いでいることがわかります。

また短期トレンドはドル円クロス円ともに金曜の動きを受けて下向きですので、
現状は円買いの動きが続けばショートのチャンスになりやすい状態。
この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。

逆にここから再び円売りに変化して対円変動率が1%を超えてくれば、
短期トレンドが上向きの通貨ペアが出てきてロングのチャンスに変わります。
この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。

これはドル軸でも同じことが言えるので、ドルストレートは現状ドル買い方向が攻めやすく、
弱い通貨を売ってドルを買うのが低リスク。反対にドルが力関係上弱い位置に変化する展開となれば、
強い通貨を買ってドルを売るのが低リスクとなります。

今日のイベントとしては中国貿易収支があるものの日本が休場ということもあって、
基本は欧州時間の円やドルを軸とした力関係変化と、短期トレンド変化に注目すると良いでしょう。

もしあまり動きが出なければ無理に取引することはない1日だといえますので、
祝日ということもあり様子見と決め込むのもありかと思います。

もし取引するのであれば、先週末の雇用統計を受けた欧州市場あたりは動きが出たり力関係が変化する可能性もあるので、
まずは資金管理を万全にしたうえで取引は必ず当日決済にしたいところ。

上記のように先週木曜金曜の力関係がほぼ引き継いでいる形で相場の状態は把握しやすいですから、
ここからの変化を見て難しい状況に変われば無理せず様子見するぐらいのつもりでいたいですね。

それでは、今日も一日頑張りましょう!

2025/01/10

斉藤学さん

米雇用統計の発表を前に様子見ムードと予想

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【前日の結果】
・ダウ平均 -
・日経平均(CFD)39520.00(-85 -0.21%)
・金・ゴールド  2691.6(+19.2 +0.72%)
・原油・WTI   74.25(+0.93 +1.27%)

(臨時休場)NY市場

【本日の戦略】

<昨晩のNY市場は臨時休場>

昨晩のNY市場は、カーター元大統領の国葬・追悼により臨時休場、米債券市場は短縮取引でした。

次第に薄商いとなるなか、ドル円は一時157円台半ばへ下げる場面もありましたが、売り一巡後は買戻しが入り158円付近へ上昇。ただ、米10年債利回りは4.6%台と小幅に低下しているため、米雇用統計の発表を前にドルは積極的な買いが入りづらいと予想します。

<22時30分に米12月雇用統計が発表>

今晩は、22時30分に米12月雇用統計が発表されます。

前哨戦となる米12月ADP雇用統計は、結果12.2万人と予想14.0万人を下回っていました。今晩発表の米12月非農業部門雇用者数変化は、前回22.7万人に対し予想16.0万人と減少予想、予想通りであればドルは売られる可能性が高く、注意が必要でしょう。

<資源国通貨に注目>

昨日の金は買いが続き、+19ドル高と3日続伸しました。トランプ次期米大統領の政策を巡り景気やインフレへの影響が警戒されるなか、安全資産としての金需要が活発化しています。一方、原油も上昇基調が続き74ドル台乗せ。

資源高により、しばらくは豪ドルやカナダドルなどの資源国通貨が買われやすいと予想します。

【経済指標】
★★★★★
22:30(米)12月非農業部門雇用者数変化(前月比)  前回:22.7万人 予想:16.0万人
★★★★★
22:30(米)12月失業率 前回:4.2% 予想:4.2%
★★★★
24:00(米)1月ミシガン大学消費者態度指数 前回:74.0 予想:73.8

【本日の予想レンジ】
・ドル円   157.30〜158.60↓
・ユーロ円  162.00〜163.30↓
・ポンド円  193.70〜195.00↓
・豪ドル円  97.50〜98.70 →
・ユーロドル 1.0230〜1.0350↓
・ポンドドル 1.2230〜1.2350↓
・ドルスイス 0.9050〜0.9170↓

【通貨の強さ】
豪ドル>ドル>ユーロ>ポンド

【注目通貨】
・ドル(米12月雇用統計が発表)

2025/01/09

為替研究所さん

2025/1/9時点相場短観

今週は今のところ先週大幅安となった欧州通貨が一時盛り返す(ユーロ/ドルでいうと、1.04台まで上昇、ドル/スイスフランで言うと一時0.9に迫るレベルに下落)も、結局元に戻ってユーロ/ドルが今1.0317、ドル/スイスフランが0.911というくらいで、それ以外については値動きが小さく、ドル円は158円前後を行ったり来たりしているくらいとなっています。

今月に就任するトランプ新大統領は、今週もカナダのトルドー首相辞任表明の際に「関税が嫌ならばアメリカの51番目の州となればいい」という以前も大問題になりかけた発言を繰り返したり、パナマ運河やグリーンランドを獲得するための軍事力や経済力の行使について「どちらも否定しない」と発言する等「舌好調」で、前回就任時も敵対国以外に対してそこまで過激な発言はなかったので一抹の不安は感じつつも、市場はそこまで大きく反応せず、「まあいつものパフォーマンスだろう」くらいの受け止め方となっているようです。

また個人的に注目していた指標としては、

・欧州消費者物価指数:市場予想通り前年比2.4%、コアで2.7%。これ自体にはそこまで大きな反応なし・JOLTS求人:予想774万人に対して809万人。発表後一瞬上昇するがすぐ戻し、ただある程度上昇基調がその後も継続

・豪消費者物価指数:市場予想2.2%に対して結果2.3%、ただしRBAが重視するトリム平均は前月3.5%から3.2%になったことで豪ドル安で反応、市場は2月の利下げ確率を64%と見始める(ロイター情報)

・ADP雇用統計:予想14.6万人に対し、結果12.2万人、あまり大きな反応はなし

・FOMC議事録:「ほとんど全員がインフレリスクが上昇したと認識」「時間をかけて中立に向かう」「多くが今後の新著なアプローチの必要性を認識」というように、利下げペースの鈍化を示唆するも、12月の声明文の時点で既に出た内容のため、大きく反応せず、むしろ若干下落

・豪小売売上高:予想1.0%に対して結果0.8%、市場はそんなに反応せず

という感じで、本番は明日の雇用統計ですが、実際これでどれくらい動くかと言われると、今の値動きの硬直っぷりを見ると、ちょっとよく分からないなという感覚です(今の相場が嵐の前の静けさというより、なんか反応ないなあという感じなので)。

2025/01/08

為替太郎さん

ドル高・円安。内外政策見極め相場。

現在の為替市場の主要な関心のひとつに、トランプ新政権の発足及びその後の関税をはじめとする各種政策の方向性があります。

一昨日の海外市場では、関税に関する報道をきっかけにドル相場が大きく動く場面もありました。限定的な関税導入を検討するとの一部報道で、ドルが急落したのち、トランプ次期大統領が打消し発言をしたことでボラティリティの大きい相場になりました。

このあおりで、ドル円は、一時156円20銭台まで急落したのちに、157円台半ばまで戻して、昨日の東京時間となりました。

昨日の東京時間の半ばには、ドル円は抵抗ラインとして意識されていた158円の節目をクリアすると、一時的に158円42銭まで上昇し、昨年夏の円安ドル高水準を付けています。

今日の東京市場では158円付近での推移になっています。ここからは節目となる160円がさらに強く意識されるところです。

現状は、FRBの追加利下げ・日銀の追加利上げの先行き不透明感に並んで、トランプ新政権の様子見という3つの要素が主導して、円安圧力が非常に強い中での材料待ち相場とでもいうべき状況になっています。

こうした状況の前提が変わらない限り、円が短期間で値を戻すことは期待しにくいでしょう。

ユーロ円でも円売りが優勢となり、売られる展開になっています。今日の東京時間には、ユーロ円が164円後半まで上昇してきています。

他方、ドル円でのドル高と歩調を合わせて、ユーロドルをはじめとする主要通貨でもドル高傾向が続いていましたが、直近では欧州通貨では、この動きはやや緩和されている感があります。

ユーロドルは底値からいくらか戻りを見せています。今日は再び1.03台半ばまで下げているものの、昨日は、1.04台を回復する場面もありました。

やはり直近では、円の弱さが目立ちます。とくにドル円は高値チャレンジ局面でもあり、足踏みすることはあっても、すぐに反転する可能性は高くないように思われます。流れに逆らわずに取引したほうがいい局面でしょう。

14:00 12月消費者態度指数
16:00 独11月製造業新規受注
16:00 独11月小売売上高
16:45 仏12月消費者信頼感指数
16:45 仏11月貿易収支
16:45 仏11月経常収支
19:00 ユーロ圏12月経済信頼感19:00 ユーロ圏12月消費者信頼感
19:00 ユーロ圏11月卸売物価指数
21:00 MBA住宅ローン申請指数
22:15 米12月ADP雇用統計
22:30 米週次新規失業保険申請件数
28:00 FOMC議事要旨
29:00 米11月消費者信用残高

2025/01/07

しーさん

しぶといユーロドル

昨日はクロス円で円が売られてユーロ円は安値から一時2円以上も上昇しました。ドル円はそれほど円安になったとまでは言えず、158円の手前で失速しています。ユーロ円が上昇した背景にはユーロドルが持ち直したこともありそうです。ユーロドルは先週レンジを下方ブレイクして下落が加速する可能性がありましたが、一旦買い戻しが優勢となりました。昨日の欧州タイムに発表のあったユーロ圏の指標がやや強い数字が出たことが一因かも知れません。ユーロ円はドル円が下落する影響を受けて162円台まで下落していましたが、NYタイム以降再び円が売られると163円台まで再浮上し、上下に動きのある状況でした。

さて、1月20日はトランプ大統領が就任する日となりますが、就任した直後に大統領令を出して関税の引き上げや不法移民の排除を行うことが予想されています。これらはどちらもドル高要因と言われてきましたが、昨日のロイターの記事ではそれほどインフレを招かない可能性を指摘しています。政府債務が増大している中での減税は限定的になるだろうという点と、移民が減ることで労働コストが上昇するだろうが、消費者も減るため物価上昇にはつながらない可能性があるとのこと。いずれもなるほどという印象ですが、ドルの見通しとしては不透明になりつつあるといったところでしょうか。となるとドル円は大きな円安を期待しづらくなるものの、円高になる可能性は低いでしょうから、しばらく高値圏で揉み合うことになるのかも知れません。

ユーロドルについて、ユーロの下落は今後も利下げが継続的に行われる見通しに基づいているものと考え、利下げ期待が後退するようなデータがでればユーロ売りは一旦撤退しておきたいところです。しかし中長期的にはユーロ安ドル高目線は変わらずで良いと考え、ユーロドルがさらに戻した場合は戻り売りの好機と見ておきたいと思います。

本日は欧州タイムにユーロ圏の物価指数(HICP)と、NYタイムにISM非製造業指数の指標発表があります。これらの結果を見てユーロドルを売るタイミングを見つけていきたいと思います。

2025/01/06

ZEROさん

ドル堅調+ユーロ軟調

【HOT CURRENCY ユーロドル1.0200〜1.0400】

3日の米国株は上昇。S&P500種73ポイント高(+1.26%)、ナスダック総合340ポイント高(+1.77%)でした。為替市場は円安+ドル安。

米12月ISM製造業景況指数は49.3(予想48.4、前回48.4)と、予想・前回ともに上回りました。

クリスマス休暇明けは、ドルが堅調に推移し、ユーロやポンドが下落しました。

1月前半は新NISAに絡む円売りが出るかも知れません。ドル円は底堅く推移し、上値を試す展開を予想しています。

今週は米重要指標、来週以降は1/20にスタートするトランプ新政権の話題、今月後半は日米欧主要3中銀の金融政策に注目です。

投資戦略はドル円押し目買い、ユーロドル戻り売りとします。

それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2025/01/02

しましまさん

様子見ムード強い中、ドル円157円台中盤まで反発

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様にとって今年が幸多きものになりますようお祈り申し上げます。


一昨日31日は引き続き様子見ムードの中、前日30日のリスク回避の流れを巻き戻しドルが上昇しました。
ドル円は欧州序盤156円付近まで下落も、NY時間は157円台へ上昇し157.55円の高値を付けました。
ユーロドル・ポンドドルは軟調な値動きに、クロス円は上値重い動きとなりました。


今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

22:30:米・新規失業保険申請件数
23:45:米・12月製造業購買担当者景気指数


一昨日31日は東京時間156.10円台まで下落し欧州序盤156.02円の安値を付けるもその後156.90円台まで反発、NY時間は底堅い動きで157.55円まで上昇しました。
今日堅調な動きとなると158円〜158円台前半まで上昇できるか見たいです。
一方、軟調な動きとなると157円付近〜156円台後半への下落が考えられます。

一昨日31日は東京・欧州時間は1.0390ドル台〜1.04ドル台前半で推移するもNY時間は軟調な動きで1.0344ドルまで下落しました。
今日軟調な動きとなると1.03ドル台前半〜1.03ドル付近への下落が考えられます。
一方、反発の動きとなると1.03ドル台後半〜1.04ドル付近へ上昇できるか見たいです。

では、今日も頑張りましょう!

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