引き続き海外におります。日本は相変わらず寒いとの連絡を受けておりますが、それをまったく感じさせない地域にいます。寒さから暖かくなる分は、まだ身体への影響はそんなに大きくはないものですが、逆に寒い地域に戻るのは身に応えそうだと今でも戦々恐々としています。 【本日の指標】 本日は米国において個人消費支出が発表予定。前月は0.7%増と比較的大きめの数値でしたが、今回は0.2%増予想と控えめな数値。ただし1月はトランプ大統領の就任があった月で、就任前後で関税付加による消費者行動の変化がどのように指標に表れてくるかがポイントとなりそう。予想値からの乖離がポイントとなりそうです。 【本日の戦略】 ドル円の下落が心配なところでしたが、週の戦略で述べたように148円台が底として機能しそうで、27日未明時点で150円台にもう少しといったところで、ウロウロしています。今日は動きやすい指標として、前述の通り米国の1月個人消費支出の発表予定。こちらの指標がドル円の底を確定させるのか、あるいは単純な踊り場として円高相場を継続させるのかのカギを握ることになりそうです。今回の円高の流れで年末には140円台まで下がるという予想が報道されているのを見かけましたが、もっと短いスパンで取引を考えていきたいところ。今週の消費者物価指数と来週の雇用統計が米国の今後の追加利下げを占う上で重要な指標となりそうです。継続してドル円の買いを狙っていきます。
昨日は、米1月新築住宅販売件数の弱い結果やトランプ米大統領がEUに対し関税を課す考えを示したこと等からリスク回避的な流れとなりました。 ドル円はNY時間149円台後半まで上昇も午後は148円台後半まで反落、ユーロドルは1.05ドル台前半では上値重い動きが続きました。クロス円も上値重い動きでユーロ円は156円台前半〜157円台前半、ポンド円は188円台中盤〜189円台後半で推移しました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 22:30:米・第4四半期GDP・改定値 22:30:米・1月耐久財受注 22:30:米・新規失業保険申請件数 24:00:米・1月住宅販売保留指数 昨日のドル円は東京時間149円台中盤に上昇し欧州時間は149円台前半〜中盤で推移、NY時間は149.89円まで上昇も午後は軟調な動きで148円台後半まで下落しました。今日堅調な動きとなると149円台中盤〜後半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると148円台中盤〜前半への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは1.04ドル台後半〜1.05ドル台前半での小動きでした。今日堅調な動きとなると1.05ドル台前半〜中盤まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.04ドル台中盤〜前半への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、NY時間前ぐらいからドルが売られる傾向が強まるとともに、前日一旦弱い位置に変化していた円が強い位置に来る力関係変化も見られ、大きなトレンドである円買いとドル売りに短期のトレンドも沿ったような相場となりましたね。 以前も書いたように日足レベルの中期トレンドでは円買い傾向、ドル売り傾向が明確になっていて、その一方で月足レベルの長期トレンドでは円は対ドルでギリギリ転換するかどうかの位置に、それ以外の通貨に対しては円買い方向へと転換しつつある状態に。ドルはまだ粘っているような状態。 そのため今後も日々の取引では5分足や15分足、1時間足等の短い時間軸で円軸、ドル軸の力関係変化に注意しつつ、日をまたぐポジション、週をまたぐポジションを持つ際には中長期のトレンドを意識していくようにしたいですね。 このような中で今日のイベントとしては日銀・基調的なインフレ率を捕捉するための指標発表、バーキン・リッチモンド連銀総裁講演、米新築住宅販売件数、ティングラ英中銀委員講演、ボスティック・アトランタ連銀総裁講演等、G20(植田日銀総裁も出席)等が予定されています。 またトランプ大統領の発言も日々市場に影響を与えているような現状も考えると、これらのイベントにも気を配りつつ、NY時間はトランプ大統領の発言にも気を付けながら注文管理・ポジション管理をするのが良さそうですね。 ではまず月曜から火曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、火曜はCHFが0.12%、EURが0.02%、GBPが-0.10%、USDが-0.41%、AUDが-0.46%、NZDが-0.47%、CADが-0.81%となっていて、力関係は【CHF>EUR>JPY>GBP>USD>AUD>NZD>CAD】という形に。 月曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【CHF>USD>EUR>GBP>NZD>CAD>AUD>JPY】でしたから、円が強い位置に変化したこと、スイスフランとユーロが強い位置を維持していること、ドルが弱い位置に変化したこと、オセアニアやカナダが弱い位置を維持していることなどがわかります。 続いて今朝9時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、円が強い位置に来たことで全体的にフラットから下向きになっており、現状は円買いの動きが加速すればショートのチャンスになりやすい状態。この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。 逆にここから円売りの動きが出て対円変動率が0.5%程度を超えてくると短期トレンドが上向きのものが出てきます。この場合はロングのチャンスに変わり、力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。 取引するうえでのポイントとしては、円軸ドル軸の動きは把握しやすい状態ですので、イベント前後を中心に力関係を見ておくと取引の可否、リスクの強弱が把握しやすくなると思います。その上で事前にシミュレーションができているか、資金管理ができているかという点が問題なければ取引する形が良いかと思います。 それでは、今日も一日頑張りましょう!
みなさんこんにちは、斉藤学です。 【前日の結果】 ・ダウ平均 43461.21(+33.19 +0.08%) ・日経平均(CFD)38130.00(-646 -1.67%) ・金・ゴールド 2948.67(+12.64 +0.43%) ・原油・WTI 70.66(+0.26 +0.37%) 【前日発表の経済指標】 ★★★ 19:00(欧)1月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比) 前回:2.5% 予想:2.5% 結果:2.5% ★★★ 19:00(欧)1月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比) 前回:2.7% 予想:2.7% 結果:2.7% 【本日の戦略】 <ドル円はやや上昇> 週明けのドル円は売り一巡後に買戻しが入り、ドル円は149円台後半へ上昇しました。一時148円台後半へ下げる場面があったものの、149円割れでは買い支えの動きに。ただ、米10年債利回りが4.4%台を割れ4.394%へ低下していることもあって、150円を試すには慎重になっています。 また、昨日は天皇誕生日の振替休日で休場だった東京市場が、本日まとまった売りでスタートすることが予想されるため、株安による円高でドル円の上値は重いと予想します。 <独総選挙で一時ユーロ高に> 一方、クロス円も連れ高となって全体的に上昇しました。通貨別にはユーロが強く、ユーロ円は一時157円台乗せ、ユーロドルも1.05ドル台へ乗せる場面が。 ドイツの総選挙で与党が大敗し保守系野党が勝利したことを受け、新政権による経済対策への期待が買い材料となっています。欧1月消費者物価指数が予想通りだったことでいったん買いの動きは落ち着いていますが、他通貨に比べユーロは強い地合いと見ます。 【経済指標】 ★★★ 24:00(米)2月リッチモンド連銀製造業指数 前回:-4 予想:-2 ★★★ 24:00(米)2月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 前回:104.1 予想:102.5 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 148.70〜150.20↓ ・ユーロ円 156.20〜157.70↑ ・ポンド円 188.50〜189.80↑ ・豪ドル円 94.30〜95.40 ↓ ・ユーロドル 1.0420〜1.0550↑ ・ポンドドル 1.2580〜1.2700↑ ・ドルスイス 0.8880〜0.9020↓ 【通貨の強さ】 ユーロ>ポンド>豪ドル>ドル 【注目通貨】 ・ユーロ(ドイツ総選挙で与党が大敗し、保守系野党が勝利)
今回は週間見通しとデイリー見通しが同日なので、デイリー見通しの方では個人的なメイン通貨であり、先週RBA・RBNZと重要イベントもあった豪ドル/NZドルについて解説したいと思います。 RBA、RBNZについては、 ・RBAは0.25%利下げがほぼコンセンサスな状況の中で実際に0.25%利下げ、ただし声明文が利下げしたにも関わらずほぼ前回コピペじゃないかというレベルで、相変わらずインフレを警戒し、「あまりに早く緩和するとインフレが続くリスクがあるため緩和の見通しは慎重」「今後はデータとリスク評価次第」という声明文で、発表時はほぼ無風通過 ・RBNZは0.5%利下げがコンセンサスな状況の中で実際に0.5%利下げ、声明文は「委員会は引き続き政策金利を引き下げる確信がある」「NZのインフレは為替レートの低下とガソリン価格の上昇で短期的には不安定だが、中期的には影響がなく、11月に予想したよりも政策金利を速いペースで引き下げる」「世界経済は引き続き低迷する」「雇用も低迷し、その影響で移民の数も減っている」というハト派を通り越して「大丈夫か?」というレベルの悲観的な内容で、発表直後はほぼ無風ながら徐々に上がり、一時1.117まで上昇 という感じでした。 その後発表の豪雇用統計も非常に強く、その結果を受けてブロック総裁も「雇用逼迫がコスト上昇を招いてインフレを警戒し、追加利下げに慎重」と発言する等、かなり対照的な状況となっていますが、何故か1.117から反落し、今は1.108辺りにおります。 正直に言うと、なんでこの環境で1.12を破れず、また1.117で反落したのか謎というレベルではありますが、2年債利回りの差で見るとRBA・RBNZ発表前の0.167から今は0.107とむしろ若干縮まっていることも考えると、市場としてはNZの弱気は大げさで、豪は強がりすぎと評価しているとしか解釈できない展開となっています。 これについても、今のNZの2年債利回りが今後利下げ宣言している政策金利を若干上回っているのも謎ではありますが、相場が実際にそう動いている以上はそれを受け入れるしかなく、2022年の前半に「なんでNZがこれだけ強気で、豪がこれだけ弱気なこの環境で豪ドル/NZドルが上がるの」と言ってたのと逆だなあと思いながら見ています。 前回の1.117チャレンジ後の下落も1.095くらいで止まったことを考えると、個人的には、1.1を割ったらそろそろ買いに転換していこうと考えており、今も何だかんだで売りポジションが自動売買の影響で大きいのもあり、下がって欲しいなと思いながら見ています。
昨日のニューヨーク市場では、円高ドル安傾向の動きとなり、ドル円が150円割れする場面もあるなど、このところの円高傾向が継続する流れになりました。 底値では、一時的に149円台半ばまで下落するなど、ドル円は値動き水準がかなり切り下がってきた印象です。 トランプ政権の発足後、経済政策のみならず、地政学的状況も含めて大きく世界が変化しています。ウクライナ和平を巡っては、トランプ政権が従来の米国の政策を転換させ、ロシアとの間の和平を模索するなど、混迷が継続しています。 こうした中で、為替はじわじわと円高に傾いてきました。 この円高局面は、日銀の早期利上げ期待が主導するとされますが、同時に、世界情勢の混迷を嫌ったリスクオフの円買いの要素もあるように見受けられます。 とはいえ、金利の内外格差縮小が円高傾向をけん引しているであろうことは確かで、直近では日本の10-12月のGDPが予想を上回る内容となりました。これらの国内の経済指標もまた、国内金利の先高観を強めています。 とりわけ長期金利は、実に1.4%台まで上昇しています。経済環境が従来と大きく変質しつつあるようにも見受けられます。 さらに、昨日は、ウォルマートの決算をきっかけとして、アメリカ経済の先行き不安から株安とドル安傾向となったことも、円高ドル安を増幅しました。 当面は、円高方向への動きに備えたほうがよさそうです。 これに対し、同じ主要通貨でも、ユーロのドルに対する見通しは、円ほどは強気の見方はされていない印象です。 欧州経済の不振が継続しており、短期の変動はあれどもドルに対して大幅にユーロが値を上げていくような経済環境ではないと思われます。 トランプ大統領が、EUに対して新たな関税を課す方針を示していることも、経済の先行きへの不透明材料になっています。 目先は、ドル円が一番注目される通貨ペアであるように思われます。 16:00 英1月小売売上高 16:45 仏2月企業景況感指数 17:15 仏2月製造業PMI 17:15 仏2月サービス業PMI 17:30 独 2月製造業PMI 17:30 独2月サービス業PMI 18:00 ユーロ圏2月製造業PMI 18:00 ユーロ圏2月サービス業PMI 18:30 英2月製造業PMI18:30 英2月サービス業PMI 21:00 メキシコ10-12月期 四半期GDP 22:30 カナダ12月 小売売上高 23:45 米2月製造業PMI 23:45 米2月サービス業PMI 23:45 米2月総合PMI 24:00 米2月ミシガン大学消費者態度指数 24:00 米1月中古住宅販売件数
今週のドル円は、ここまで方向感なく安値圏で推移しています。トランプ大統領の関税に関するニュースが連日のように飛び交っており、どの材料が為替に影響を与えるかちょっとわからなくなってきたように思えます。個人的には、日本の消費税も関税とみなすと発言されたことで消費税率の行方がどうなるのか気になります。社会保険料など何かとサラリーマンから搾り取ろうとしている日本の官僚に対し、米国トップが圧力をかけてくれることで減税につながればいいなと願っていますが、長期的視点で見たらすぐに消費税を下げることにはならないだろうとも思います。 今週のここまでのイベントとして、18日の豪州RBAではコンセンサス通り0.25%の利下げが実際されましたが、豪ドル円は大きな動きはなし。昨日の19日にはRBNZが0.50%の利下げを実施しましたが、こちらもキウイ円は大きな動きにはつながっていません。豪州よりニュージーランドの方がハト派色が強いようですが、当面は利下げ方針のためオセアニア通貨は買いにくい状況が続くかも知れません。 本日はそこまで注目すべき指標イベントはありませんが、明日の日本のCPIの発表と、週末に実施されるドイツ総選挙に向けてリスク管理をしっかりしておきたいところです。CPIの予想値は前年比で+4.0%となっており、物価高が進んでいることが確認できるかも知れません。となれば次回の日銀の利上げ時期に対して影響がでてくることにつながり、今週は円高方向に動きやすい状況と言えそうです。ただし、ドル円は151円のレンジ下限にて下げ止まる可能性も考えられるため、今日と明日の動きは予想しづらいです。トランプ大統領の発言、ロシアとウクライナの戦争の行方など、色々な要因が絡まっている状況を考えると手が出しづらいので、もっとシンプルに考えられるようになるまで無理にリスクをとる必要はないかも知れません。
18日の米国株は下落。S&P500種14ポイント安(-0.24%)、ナスダック総合14ポイント安(-0.07%)でした。為替市場はドル高。日本の長期金利が急上昇しており、昨日は1.430%まで上昇しました。日銀のタカ派姿勢に加えて、3月期末を控えて買い控えが起きている模様です。 米10年債利回りも4.552%へ上昇。為替市場では小幅ドル高となりました。ドイツDAXやS&P500が最高値を更新しています。トランプ大統領とベッセント財務長官は、米10年債利回りを低下させたいとの思惑を持っています。現状は4.5%前後で下落が止まっており、新たなアイデアが出て来るか注目が集まっています。 トランプ大統領就任以降、関税政策が注目を集めてきましたが、調査や検討ばかりでなかなか発動されません。駆け引きとも受け取れますが、関税発動によるインフレ再燃+金利上昇を警戒しているのかも知れません。トランプ政権の動向は読みにくいため、日銀のタカ派姿勢を重視して戦略を立てたいところです。投資戦略はクロス円戻り売りとします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
久々に長い期間海外に出ております。感じることはひどい物価高と円安のダブルパンチで、日本人渡航者にとってはツライ日々です。この水準はまだまだ続きそうですから、おとなしく過ごす他なさそうです。 【本日の指標】 本日はさほど大きな指標発表は予定されておらず、イベントによって動く相場とはならない見込みです。 【本日の戦略】 昨日米国の休場とあってNY時間は静かな相場。ドル円はもう一段階円高が進んで151円半ば。先週の最安値まで到達して下ヒゲを見せたところといったところでしょうか。前回の安値から一週間とちょっとですが、その間の急激な円安がなかったかのような水準に落ち着いた昨日でした。 今週からドル円の買いを仕掛け始めていますが、12月初旬に見せた150円台を切るラインもトレンドとして意識されるポイントです。また、テクニカルも気になるところですが、今の相場は日米両国の金利動向に左右される訳で、次なる両国の金融政策決定会合は3月半ばとあと一か月あります。日本は次なる利上げは夏頃、米国は様子見であろうという相場参加者の見立てもあり、それらから乖離した各種指標が相場を動かす要因となりそうです。 今週は金曜日に日本側で消費者物価指数の発表が予定されており、普段は動かない指標だけにサプライズが怖いところ。149円ぐらいにストップを置いて相場を見守る日々です。また、米国大統領の動向、発言も相場に影響を与える場面ですが、ウクライナ情勢が停戦の方向性で大きな動きがあるようで、政府高官の動きが報道されています。こちらは直接的に相場に与える影響はさほどないのですが、間接的な影響を確認したい場面です。
週末14日に発表された米1月小売売上高は市場予想前月比-0.1%に対し結果前月比-0.9%と予想を大きく下回る弱い結果となり、米長期金利が低下しドル売りが進みました。 ドル円はNY時間152.03円まで下落し、ユーロドルは1.0514ドル、ポンドドルは1.2630ドルの高値を付けました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 08:50:日・第4四半期GDP・速報値 22:15:加・1月住宅着工件数 先週14日のドル円は、東京時間152円台中盤〜153円台前半で上値重い動き、欧州時間は152円台中盤〜後半で推移、NY時間は152.03円まで下落し152.35円で引けました。今日も軟調な動きとなると151円台中盤、まだ下へ行くと151円付近への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると152円台後半、まだ強い動きとなると153円台前半へ上昇できるか見たいです。 先週14日のユーロドルは、東京時間1.04ドル台中盤、欧州時間は1.04ドル台中盤〜後半で推移、NY時間は1.0510ドル台まで上昇し1.0492ドルで引けました。今日堅調な動きとなると1.05ドル台前半〜中盤へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.04ドル台中盤〜前半への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、全体的にドルが売られたことに加えて円も午後から力関係上強い位置に変化し、円軸ドル軸ともに動きが明確で比較的取引しやすい相場となりましたね。 前日には弱い位置にあった円が再び強い位置にきたわけですが、ここ数週間の動きを振り返ってみると、昨年中盤あたりと比べて円が強い位置に来る回数が増えてきていることもあって、中長期的なトレンドもやや円買い方向の圧力が強まりつつある印象。 週間予想でも書いたように月足レベルの長期トレンドにおいても円買い方向に転換するかどうかという微妙な位置にあるので、今後数カ月は取引するしないにかかわらず、日々の円軸の力関係変化には注意を払っておき、大きな流れには逆らわないような形で自分の取引戦略を組んでいくようにしたいですね。 このような中で今日のイベントとしてはロシア中銀政策金利発表、米小売売上高・鉱工業生産等が予定されていますが、週末ということもあって動きが強く出たとしても調整が入りやすいことなどを考慮して相場に臨むと良さそうです。 ではまず水曜から木曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、木曜はCHFが0.16%、GBPが-0.06%、CADが-0.19%、EURが-0.26%、NZDが-0.36%、AUDが-0.39%、USDが-1.00%となっていて、力関係は【CHF>JPY>GBP>CAD>EUR>NZD>AUD>USD】という形に。 水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【EUR>CHF>GBP>USD>CAD>AUD>NZD>JPY】でしたから、円が弱い位置から強い位置に変化したこと、スイスフランが強い位置を維持していること、ドルが弱い位置に変化したことなどが見てとれます。 続いて今朝9時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、円が強い位置に来たことで全体的にフラットから下向きになっており、現状は円買いの動きが加速すればショートのチャンスになりやすい状態。この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。 逆にここから円売りの動きが出て対円変動率が0.5%程度を超えてくると短期トレンドが上向きのものが出てきます。この場合はロングのチャンスに変わり、力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。 取引するうえでのポイントとしては、週末ということで動きが収束しやすいことも考慮して、決済はなるべく早めにしたり、現状不安なポジションがある場合は一旦落しておくなど、週をまたぐリスクをまず考えて行動したいところ。 その上で円軸、ドル軸で明確な動きが出れば取引するも良いかと思いますが、数量が多くなるような取引は極力避け、まずは安全第一で相場を見ていくような意識を持っておくと良いかと思います。 それでは、今日も一日頑張りましょう!
みなさんこんにちは、斉藤学です。 【前日の結果】 ・ダウ平均 44368.56(-225.09 -0.50%) ・日経平均(CDF)39175.00(+211 +0.54%) ・金・ゴールド 2898.12(-0.21 -0.01%) ・原油・WTI 71.36(-1.96 -2.67%) 【前日発表の経済指標】 ★★★ 22:30(米)1月消費者物価指数(CPI)(前月比) 前回:0.4% 予想:0.3% 結果:0.5% ★★★ 22:30(米)1月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) 前回:2.9% 予想:2.9% 結果:3.0% ★★★ 22:30(米)1月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比) 前回:0.2% 予想:0.3% 結果:0.4% ★★★ 22:30(米)1月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比) 前回:3.2% 予想:3.1% 結果:3.3% ★★★★★ 24:00(米)パウエルFRB議長の発言 【本日の戦略】 <ドル円は一気に154円台を回復> 前日のドル円はじり高が続き、米1月CPIの結果を受け一気に154円台を回復しました。米1月CPI(前月比)は結果0.5%と予想0.3%を上回ったうえ、米1月CPIコア指数(前月比)も結果0.4%と予想0.3%を上回っていたことで、154円台後半へ上値を伸ばす場面も。 米10年債利回りは4.6%台へ上昇、FRBによるドル利下げの可能性は低下しており、ドルへの買いが続くと予想します。 今晩は22時30分に米1月PPIが発表、こちらも予想を上回る結果となればドル円は155円付近へ一段高となるでしょう。 <クロス円も買われる> 一方、クロス円も連れ高となって+1%超の上昇となりました。ドル円以外のドルストレートが比較的堅調だったことにより、クロス円も買いの勢いが続いています。 ただ、ドル中心の上昇となっているため、全体的にはドル高の地合いになると予想します。 【経済指標】 ★★★ 22:30(米)1月卸売物価指数(PPI)(前月比) 前回:0.2% 予想:0.3% ★★★ 22:30(米)1月卸売物価指数(PPI)(前年同月比) 前回:3.3% 予想:3.2% ★★★ 22:30(米)1月卸売物価指数(PPIコア指数)(前月比) 前回:0.0% 予想:0.3% ★★★ 22:30(米)1月卸売物価指数(PPIコア指数)(前年同月比) 前回:3.5% 予想:3.3% ★★★ 22:30(米)前週分新規失業保険申請件数 前回:21.9万件 予想:21.5万件 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 154.00〜155.20↑ ・ユーロ円 160.00〜161.50↑ ・ポンド円 191.70〜193.00↑ ・豪ドル円 96.40〜97.80 → ・ユーロドル 1.0320〜1.0480→ ・ポンドドル 1.2350〜1.2550→ ・ドルスイス 0.9080〜0.9200↑ 【通貨の強さ】 ドル>ユーロ>ポンド>豪ドル 【注目通貨】 ・ドル(予想を上回った米1月CPI)
週間見通し記事では今週の相場の注目ポイントとして、トランプ大統領の動向、関税周り、パウエル議長証言、米消費者物価指数をあげておりましたが、そのアップデートとしては、 ・中国からの報復関税については、石炭や液化天然ガスに15%、原油や自動車に10%の報復関税措置を発表 ・アメリカの鉄鋼・アルミ関税については、25%の追加関税を課し、例外措置を廃止し、基本的には全ての国を対象とするが、ただしオーストラリアだけは航空機の輸入があることや貿易黒字があることから対象外とすることを検討中 ・パウエル議長の上院での議会証言はFOMCでの声明文を踏襲しており、「政策スタンスの調整を急ぐ必要はない」「米経済は総じて好調」とし、関税政策については「貿易政策についてコメントすることはFRBの役割ではない」として言及を拒否 という感じで、本日は米消費者物価指数が22:30に、パウエル議長の下院での議会証言が24:00に予定されております。 ニュースでは「貿易戦争か」というようなヘッドラインも多くみられますが、相場自体は割と落ち着いており、株価指数の値動きを見ているとむしろかなり平和な動きをしており、VIXを見ても通常運行、ただし金は大きく上昇、仮想通貨は下落と、「大きなリスクオフではないが、リスクオフの兆しもなくはない」というくらいの状態です。 為替の動向としては、関税の対象外とされた影響もあるのか豪ドルが比較的堅調で、豪ドル円は週末94.9円程度だったのが、今は96.551円で、豪ドル/NZドルで見ても、1.108→1.113と、かなり強く推移しており、この通貨ペアとしては12月以降ではじめて1.11を明確に上抜けしました。 この通貨ペアについては、次は1.12を前に下1.117が上値抵抗帯で、来週は2025年初のRBA・RBNZ会合もあり、特にRBAについては、利下げか据え置きか見解が分かれていることから、この辺りで大きく値動きが来そうだなと思いながら見ています(最新の動向については週明けの見通し記事でまとめる予定です)。
この数か月で、為替市場の関心事項は、従来のFRBの利下げペースから、すっかりトランプ大統領の次なる政策の動きへとシフトしました。関税、中東政策等、次から次へと目まぐるしい展開が続いており、国際情勢についていくだけで一苦労です。先週は、いわゆる相互関税を巡るリスクオフもあり円高に大きく傾く場面もあり、一時ドル円は150円台に達しました。今日は152円付近での動きです。 今週も、引き続きトランプ大統領の動きを横目で見ながらの取引にならざるを得ないでしょう。いわゆる相互関税に関しても、今週の発表が予定されています。相互関税に関しては、日米首脳会談でも話題となりましたが、これも内容次第でドル円の先行きに影響を与えると思われます。さらに、予定されている電話での米中首脳会談に関連して地政学リスクが意識される局面も想定可能となっており、市場は極めて政治色の強い展開になっています。 これだけ政治主導の相場は、かなり久しぶりな感じがします。まあ、逆にいえば、民主党政権は政策の予想可能性が高かったということなのでしょう。それがいいことなのか悪いことなのか、私には判断はつきません。しかし、現状は、少なくとも、市場にボラティリティと不確実性を与えています。見ようによってはトレードのチャンスとも言えます。また、今週は12日に米消費者物価指数(CPI)が予定されているほか、14日には米小売売上高が予定されています。 インフレ指標への注目はひところより後退しており、先週の雇用統計も市場の反応はイマイチでしたが、上下にブレればさらなる相場の攪乱要素になります。ドル円が、150円台を上に戻していくのか、それとも150円台を割り込む方向に動いていくのか、判断がなかなか難しいと思えます。 これに対し、ユーロは弱さが続いています。目先のユーロドルは鉄鋼、アルミへの関税報道もあり1.03付近に下げています。ユーロ円もまた、リスクオフにより円高に傾いていましたが、目先は156円台でひとまず下げ止まりです。156円台半ばが下値メドとして機能しているように見受けられます。 09:01 英1月英小売連合小売売上高調査 09:30 豪1月NAB企業景況感指数 16:00 ノルウェーGDP 21:00 メキシコ12月 鉱工業生産 21:15 英ベイリーBOE総裁発言 22:30 カナダ12月住宅建設許可件数 24:00 パウエル議長発言
先週金曜日は米雇用統計の発表がありました。雇用者数は予想よりやや弱い結果となりましたが、失業率は0.1ポイントの低下、11〜12月の結果が大幅な上方修正がされたことで強弱混在の結果となりました。指標発表直後は上下に100pips以上の激しい動きがありましたが、発表前の水準に戻した後はやや軟調に推移して、日足チャートとしてはほぼ十字線の151.39円で引けています。 先週の週初のドル円は155円前後で始まっていましたが、あれよあれよという間に150円が目の前の水準まで下落してきました。主な要因は日銀の利上げ時期が前倒しになったことがあげられます。植田日銀総裁や赤沢再生相が「現在はインフレの状態」と認めたことで、追加利上げに支障がなくなったと判断され、次回利上げ時期が7月頃から5月頃に前倒しになるのではという予想が台頭。これにより円高が進んだものと思われます。 米国は緩やかな利下げの方針であり、日本は利上げの方針ということで日米金利差が縮小するのは以前から言われていましたが、先週のように利上げ時期が前倒しになったことで1週間で5円近く円高になるのは少々驚きでした。153円台では機関投資家のドル買いが並んでいるという話もあったため、そこまで円高にはならいのではと考えていましたが、少しでも安く買いたい人たちは先週の高官発言を受けて買い水準を下げたのかも知れません。 ドル円の下落の煽りを受けたのがユーロ円などのクロス円でした。ユーロ円は160円付近から156円前後まで下落しており、昨年12月の安値を一時下抜けた場面もあり、昨年9月の安値155.13円や8月の安値154.39円が下落の目安となってくると思われます。日銀の利上げ前倒しによる下落要因はそこまで長続きしないだろうと考えると、ドル円が150円を割り込む可能性は低いのではと考えます。ドル円の下落が落ち着けばクロス円の下落も一服するでしょうから、今週以降買い戻しの局面があるかも知れませんので、押し目買いとしてドル円やクロス円の買いを待ち構えておくと良いかも知れません。
【HOT CURRENCY ドル円 149.50〜152.50】 6日の米国株はまちまち。NYダウは下落、S&P500種22ポイント高(+0.36%)、ナスダック総合99ポイント高(+0.51%)でした。為替市場は円高+ポンド安。 日銀田村審議委員は「25年度後半に少なくとも1.0%」と発言。市場は来年1月くらいまでに、2回の利上げを織り込みに行っています。 日銀のタカ派スタンスと日米首脳会談への警戒感から円高が進行しました。今週に入ってドル円チャートが崩れたことも円買いを加速させました。 ドル円は日足200日線を割り込み下げが加速。昨年9月からの上昇トレンドが崩れています。 BOEは金融政策を発表し、市場予想通り政策金利を0.25%引き下げました。2人の委員が0.5%大幅利下げを主張していたことがサプライズとなり、ポンド売りで反応しました。 本日は米1月雇用統計と過去分の雇用者数の年次改定が発表される予定です。 投資戦略は、米雇用統計が予想を下回り、ドル円が150円を割り込む場面があれば、そろそろ買ってみたいとことろです。 日銀の利上げをあと2回分織り込めば、円高は止まってくると予想しています。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
最強寒波襲来中とのことで、かなりの冷え込みが続いています。幸いにもただ寒いだけで、雪国のように生活に支障がでるほどの大雪が降ることはないのですが、それでも朝起きる時、屋外へ出るとき、寒さを想像するだけで人間的活動が制約されるのを感じます。 【本日の指標】 日米両国における大きな指標はなし。英国では金利発表が行われる予定ですが、後述するドル円の動きにはさほど影響を与えないものと推測されます。 【本日の戦略】 ドル円が大きく動きました。朝の時点で152円台。一目均衡の雲を突き破っての下落で、ここ最近のウロウロで、MACDのゴールデンクロスが見られるかと思いきや、今回の大幅な下落。日米の金利差が遠因とされる形での下落で、普段はさほど相場動向のネタにもなりにくい「毎月勤労統計調査」が国内における賃金上昇を顕著に表したのがきっかけでした。なかなか下落が進まないドル円で相場急変のきっかけを探している中での今回の発表がその円高への流れを作ったものと推測されます。 前述の指標もそうですが、利上げを後押しするような指標がちらほら見られるだけに、今後も日銀の追加利上げというキーワードで円高が進むことが懸念される場面です。円高が進む際には電光石火というのが相場の常ですが、気になるのはどこで押しとどめられるか。まず第一の到達点として期待されるのは12月初旬に見られた150円台で、ドル円売りはまずそのラインまでは継続したいところ。150円も歴史的円安水準にあることは理解ができますが、その後についてはその円安の潮目が変わるかにあり、こちらは現時点では判断できないと考える次第です。 まずは円高の波におとなしく乗り続けたいと思います。
昨日は、米12月JOLTS求人件数や米12月製造業新規受注の予想より弱い結果を受け米長期金利が低下し、ドル売りが優勢となりました。 ドル円はNY時間軟調な動きで154円台前半まで下落し、ユーロドルは1.03ドル台後半、ポンドドルは1.24ドル台後半まで上昇しました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 06:45:NZ・第4四半期失業率 19:00:欧州・12月卸売物価指数 22:15:米・1月ADP雇用統計 22:30:加・12月貿易収支 22:30:米・12月貿易収支 24:00:米・1月ISM非製造業景況指数 昨日のドル円は東京時間は154円台後半〜155円台前半、欧州時間は155円台前半〜中盤で推移、NY時間は軟調な流れになり154.17円まで下落しました。今日も軟調な動きとなると153円台後半、まだ下へ行くと153円台前半への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると154円台後半、まだ上へ行くと155円台前半へ上昇できるか見たいです。 昨日のユーロドルは東京時間は1.02ドル台後半まで下落も欧州時間は1.03ドル台中盤まで反発、NY時間も底堅い動きで1.0387ドルまで上昇しました。今日堅調な動きとなると1.04ドル台前半、まだ上へ行くと1.04ドル台後半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.03ドル台前半、まだ下へ行くと1.02ドル台後半への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、夕方のヨーロッパ市場以降円買いの動きが出てきましたが、24時過ぎには米国とメキシコの関税発動について30日先送り、という情報が出たところから急変。円、ドルともに売られる展開へと変化しましたね。さらに今朝がたカナダも同様に30日先送りと決まりカナダドルが伸びています。 トランプ大統領の発言は読めないだけにこういった場面で取引するのは控えたほうが良いかとは思いますが、円軸ドル軸の動きが明確なだけに相場の状況としては比較的把握しやすい状態ですので、通常時に狙うにはある程度難易度が下がってきている印象です。 このような中で今日のイベントとしては米雇用動態調査・製造業新規受注の発表が予定されていますが、今日もトランプ大統領は中国習近平国家主席と、そしてイスラエルのネタニヤフ首相との会談が予定されており、急な変動には注意しておきたいところ。 また明日以降米ADP雇用者数や英中銀政策金利発表、米雇用統計などが予定されていることを考えると、相場の状況を把握することを最優先とし、リスクが低い状態になった場合のみ攻める程度にしたいですね。 ではまず先週金曜から月曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、月曜はCADが2.29%、GBPが1.33%、AUDが1.22%、EURが1.04%、NZDが0.80%、CHFが0.65%、USDが0.08%となっていて、力関係は【CAD>GBP>AUD>EUR>NZD>CHF>USD>JPY】という形に。 先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【NZD>AUD>USD>CHF>GBP>EUR>CAD>JPY】でしたから、円が弱い位置を維持していること、ドルが弱い位置に変化したこと、カナダドルやポンドが強い位置に変化したことなどがわかります。 続いて今朝7時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けてドル円がフラット、クロス円は上向きとなっており、現状は円売りの動きが続けばロングのチャンスになりやすい状態。そのため円売りが続く場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。 逆にここから円買いの動きが出て対円変動率が1%を超えてくると短期トレンドが下向きのものが出てきます。この場合はショートのチャンスとなり、力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。 取引するうえでのポイントとしては、前述のように木曜金曜の重要イベントを前にしていることを考慮し、極力無駄な取引は避けて円軸ドル軸の動きを見るようにすると良いでしょう。 その上で比較的明確な動きが出れば取引すると良いと思いますが、その際も決済は早めにしたり、翌日にまたぐような持ち方をしないなど自分で消せるリスクは消すようにしておきたいですね。 それでは、今日も一日頑張りましょう!
みなさんこんにちは、斉藤学です。 【先週末の結果】 ・ダウ平均 44544.66(-337.47 -0.75%) ・日経平均(CFD)39305.00(-267 -0.68%) ・金・ゴールド 2801.00(+7.12 +0.25%) ・原油・WTI 73.81(+1.08 +1.48%) 【先週末発表の経済指標】 ★★★ 22:30(米)12月個人消費支出(PCE)(前月比) 前回:0.4% 予想:0.5% 結果:0.7% ★★★ 22:30(米)12月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比) 前回:2.4% 予想:2.6% 結果:2.6% ★★★ 22:30(米)12月個人消費支出(PCEコア・デフレーター)(前月比) 前回:0.1% 予想:0.2% 結果:0.2% ★★★ 22:30(米)12月個人消費支出(PCEコア・デフレーター)(前年同月比) 前回:2.8% 予想:2.8% 結果:2.8% 【本日の戦略】 <ややドル買い優勢に> 先週末のドル円は下がったところで買いが入り、155円台前半へ上昇しました。米12月PCEデフレーターは結果2.6%と予想通りで、ドルは底堅く推移しています。米10年債利回りは4.543%へ上昇、米トランプ政権による関税を織り込むかたちでドル高となりました。 ただ、週明けの株式市場がネガティブな反応を示せば、株安による円高が進むことになるため注意が必要です。 <ドル以外の通貨は弱いと予想> 一方、クロス円も連れ高となって全体的に上昇しました。通貨別には、ドルが買われたことで欧州通貨がやや軟調。 また、2月1日からカナダ、メキシコ、中国に対する関税を開始するとの報道がなされているため、ドル以外の通貨は弱くなると思われます。特に、新興国通貨はボラティリティが高くなる可能性があるため、落ち着くまでは様子見が無難でしょう。 【経済指標】 ★★★ 23:45(米)1月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 前回:50.1 予想:50.1 ★★★★ 24:00(米)1月ISM製造業景況指数 前回:49.3(49.2) 予想:49.6 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 154.50〜156.00↑ ・ユーロ円 160.30〜161.80↑ ・ポンド円 191.70〜193.00↑ ・豪ドル円 95.60〜97.00 ↑ ・ユーロドル 1.0260〜1.0450↓ ・ポンドドル 1.2300〜1.2450↓ ・ドルスイス 0.9050〜0.9200↑ 【通貨の強さ】 ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ 【注目通貨】 ・ドル(米トランプ政権による他国への関税)
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