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外為経済アカデミー

初心者でもわかる!実戦チャート術 連載開始! 初心者でもわかる!実戦チャート術 連載開始!

2017年6月23日(金)


本日のアナリストレポートは執筆者の都合により休載させて頂きます。
読者の皆様には申し訳ございませんが、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。






2017年6月22日(木) 「ドル円上昇するも112円に届かず」

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は111円台で一進一退。住宅関連指標が良好だったことで111円74銭までドル高が進んだものの、そこを天井に反落。111円24銭まで売られる。
  • ユーロドルも1.11台でもみ合い。値幅も40ポイント程で取引も閑散。
  • 原油価格の下落を受け、株式市場ではエネルギー株が続落。ダウは57ドル下げたが、ナスダックは45ポイント上昇。
  • 債券市場では30年債が小幅に続伸したが、10年債は小幅安。長期金利は前日とほぼ変わらず。
  • 金は反発。原油価格は3日続落。供給過剰の見方は変わらず、「弱気な見方があふれている」といった声も。原油価格は前日比98セント下げ、10カ月ぶりに42ドル台に。
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 5月中古住宅販売件数 → 562万件
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ドル/円 111.24 〜 111.74
ユーロ/ドル 1.1130 〜 1.1169
ユーロ/円 124.10 〜 124.46
NYダウ −57.11 → 21,410.03
GOLD +2.30 → 1,245.80ドル
WTI −0.98 → 42.53ドル
米10年国債 +0.007 → 2.163%

本日の注目イベント

  • 欧 ユーロ圏6月消費者信頼感(速報値)
  • 欧 ECB経済報告
  • 米 新規失業保険申請件数
  • 米 4月FHFA住宅価格指数
  • 米 5月景気先行指標総合指数
  • 米 パウエルFRB理事が上院銀行委員会の公聴会で証言
  • 加 カナダ4月小売売上高

原油価格の下落が止まりません。WTI原油価格は昨日も1ドル近く下げ、昨年8月以来となる42ドル台まで売られて来ました。昨日もこの欄で書きましたが、原油価格の下落は、エネルギー株の下落につながり、株式市場全体のセンチメントを悪化させることになります。資金が株式から債券に向かうことで金利の低下を促し、これがドルの上値を抑えることになります。さらに、原油価格の下落は消費者物価の下げ圧力となり、FRBが目標としている2%の物価上昇にも悪影響を与え、年内3回と予想されている利上げにも関係してきます。従って、ドル円に少なからず影響を与えることになるわけです。ここからさらに下落するようだと、ドル円にも売り圧力が増して来るものと思います。

ドル円は5月の中古住宅販売件数が予想を上回る562万件だったことで上値を試し、111円74銭までドル高が進んだものの、この水準は前日の高値であることが意識され、結局ここを天井に反落しています。ドルの高値を試す動きが続いているものの、112円台はやや遠いイメージです。同時にここ最近の動きは、米経済指標の良し悪しに素直に反応しておりそれでも方向を決める決定打には至っていません。

ポンド円が上下に大きく振れています。利上げ観測の高まりから142円台まで上昇したポンド円は、カーニーBOE総裁の利上げを急ぐ必要はないという発言に140円を割り込みました。昨日はBOEのチーフエコノミストが政策引き締めを遅らせ過ぎることのリスクが高まっているとの認識を示したことで141円台後半まで値を戻し、「往って来い」の相場展開を見せています。ドル円やユーロ円の値動きが鈍い中、ボラティリティーも高まっており、安易なポジションメイクは避けたいところです。

本日はパウエルFRB理事が公聴会で証言を行います。通常の講演とは異なり、公聴会での証言ですから注目度も高いと思われます。本日の予想レンジは110円80銭〜111円80銭程度と、昨日と同様の展開とみますが、パウエル理事の証言内容次第ではどちらにも勢いが増す可能性はあります。


都合により、明日(23日)のアナリスト・レポートはお休みとさせていただきます。読者の皆様にはご迷惑をお掛けしますが、ご理解の程宜しくお願い申し上げます。

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What's going on?

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時     発言者     内容   市場への影響   
5/4 FOMC声明文 「1−3月の減速は一時的な可能性が高い」 ドル円112円台から113円台に
5/8 メスター・クリーブランド連銀総裁 「当局が目標に向かって前進し続けている今の環境では、金利を引き上げる必要がある。そうしなければ後れをとることになり、その結果は決して良いとはいえないものとなる」ブルームバーグとのインタビューで。 --------
5/10 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「経済が私の予測通りに進展するとの想定で、バランスシートの規模は緩やかな縮小とともに、年内残り3回政策金利を引き上げるのはなお妥当だ」講演で。 ドル円上昇し、114円台に
5/11 コンスタンシオ・ECB副総裁 「拙速な金融緩和の縮小よりも、緩和的な政策を長く続ける方がリスクが少ない」インタビューで。 --------
5/22 メルケル・独首相 「ユーロは弱すぎる。これはECBの政策が理由だ。これによってドイツ製品が相対的に安くなっている。従って、ドイツ製品はよく売れている」 ユーロドル1.11台後半から1.1264まで上昇
5/29 ドラギ・ECB総裁 「ユーロ圏はフォワードガイダンスを含め金融政策による異例な規模の支援がなお必要だ」 --------
5/30 ブレーナード・FRB理事 「インフレ率の進展不足が続けば、私としては将来のFF金利に関して予想される道筋を見直すことになる可能性があるが、現時点でその判断を下すのは時期尚早だ」 --------
5/31 バイトマン・ドイツ連銀総裁 「現在の景気見通しとリスクバランスの改善は、ECBのフォワードガイダンスを調整すべきなのかどうか、その時期はいつかについて政策委員会で議論が始まることを示唆している」 ユーロドル1.11台から1.1252まで上昇
6/8 ドラギ・ECB総裁 「忍耐が必要だ。引き続き、われわれの金融政策で回復を支えていかなければならない」理事会後の記者会見で。 ユーロドル1.125近辺から1.12割れに
6/14 FOMC声明文 「委員会は現在、経済が概ね予想通りに進展するとの想定で、バランスシート正常化プログラムの年内開始を見込んでいる」 ドル円108円台から109円台に
6/14 イエレン・FRB議長 「経済が予想通り進展すれば、年内のプロセス開始に向けた環境は整うはずだ」利上げ後の記者会見で。 ドル円108円台から109円台に
6/19 ダドリー・NY連銀総裁 「(米景気は)実際のところまだ長く継続すると強く確信している」講演で。 ドル円111円から111円台半ばまで上昇
6/20 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「長期にわたる低金利は将来の金融ショックやリセッションへの金融政策の対応能力を低下させる」講演で。 --------
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものではございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。
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外為オンラインのシニアアナリスト 佐藤正和

邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
通算20年以上、為替の世界に携わっている。

・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。


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2017年6月1日更新