今日のアナリストレポート[月〜金 毎日更新]

「新型ウイルス感染の拡大懸念広がる」

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場
  • 東京時間に110円台を回復したドル円は、NYではコロナウイルスの感染が拡大しているとの報道が重石となり109円83銭まで下落。
  • ユーロドルは1.10台後半で小動き。
  • 株式市場はまちまち。新型ウイルス拡大の影響からダウは引けにかけて売られ9ドル安。ナスダックとS&P500は小幅ながら反発。
  • 債券相場は横ばい。長期金利は1.77%をわずかに割り込む。
  • 金と原油は揃って続落。
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11月FHFA住宅価格指数 → 0.0%
12月中古住宅販売件数 → 554万戸
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ドル/円 109.83 〜 109.99
ユーロ/ドル 1.1071 〜 1.1098
ユーロ/円 121.61 〜 121.93
NYダウ −9.77 → 29,186.27ドル
GOLD −1.20 → 1,556.70ドル
WTI −1.64 → 56.74ドル
米10年国債 −0.005 → 1.769%

本日の注目イベント

  • 豪 豪12月雇用統計
  • 日 12月貿易収支
  • 日 11月景気先行指数(CI)・改定値
  • 日 11月景気一致指数
  • 欧 ユーロ圏1月消費者信頼感指数(速報値)
  • 欧 ECB政策金利発表
  • 欧 ラガルド・ECB総裁記者会見
  • 米 新規失業保険申請件数
  • 米 12月景気先行指標総合指数
  • 米 企業決算 → インテル、コムキャスト、P&G

ドル円は昨日の東京時間に底堅い動きを見せ110円台を回復し、110円09銭前後までドルが反発しましたが、予想した通り、110円台は重く、海外市場では再び前日の水準まで押し戻されています。中国で発生した新型コロナウイルスは、中国内での感染が拡大していることは確認されましたが、今のところ為替に与える影響は限られており、ドル円は110円を中心に鈍い動きが続いています。

感染が拡大している新型コロナウイルスを封じこめるため、発生地である湖北省武漢市は、現地時間23日午前10時(日本時間同11時)から航空機の出発便運航や、市外に向かう列車の運行を停止すると発表しました。中国中央テレビ(CCTV)が伝えていますが、新型ウイルスによる死者は少なくも17人に達していると報告されています。また、動向が注目されていた世界保健機関(WHO)は22日、新型コロナウイルスの感染拡大について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当するかどうかの判断を先送りしたことを明らかにしています。ジュネーブで会見したWHOの事務局長は、「状況は刻々と変化しており、複雑だ」とした上で、「事を進めるにはより多くの情報が必要だ」と述べており、本日にも会合を開いて戦略を決めるとしています。(ブルームバーグ)

トランプ大統領は訪問先のダボスでは講演を行った他、EU首脳との会談も積極的に行っていますが、EUとの自動車を巡る関税については、交渉がまとまらない場合には、現行20%を賦課しているEUからの自動車関税を25%に引き上げる考えを示しました。また、貿易協議で合意文書に署名した中国については、「習国家主席と共に取り組むのはすばらしい。彼は自分の国を本当に愛している人だ。これからもっと、ずっと多くのことが起こるだろう!」とツイートし、米中は他の非常に多くの面で一層近づけるとの見方を示しています。米通商代表部(USTR)は、第1段階の合意に基づき昨年9月に発動された1200億ドル(約12兆円)相当の輸入品に対する関税を、2月14日より現行の15%から7.5%に変更することを発表しています。

先週末に発表された住宅着工件数は13年ぶりの高水準でしたが、昨日発表された中古住宅販売件数も554万戸と2年ぶりの高水準でした。低金利を背景に米住宅市場は拡大を続けています。全米不動産協会のチーフアナリストは、「米国は深刻な住宅不足の状態に直面している。住宅建設を増やす必要がある」とのコメントを残しています。

ドル円は昨日と同じような水準です。上記新型コロナウイルスの感染が予想外に拡大している報道が重石になっており、本日は109円台半ばを試す展開かもしれません。昨日は、マイナスで始まった日本株が粘り腰を見せて160円高と健闘したことで110円台を回復しましたが、本日はその日本株も下げそうです。予想レンジは109円40銭〜110円10銭程度と見ます。

What's going on?

What's going on ?」とは・・・
会話でよく使われる砕けた言い方で「何があったんだ?」「どうなっているんだ?」というような意味。為替はさまざま事が原因で動きます。その動いた要因を確認する意味で「What's going on ?」というタイトルを付けました。
日時 発言者 内容 市場への影響
1/17 トランプ大統領 「イランのいわゆる『最高指導』は最近あまり最高ではなく、米国と欧州に関して幾つかの不快な発意をした。イランの経済は崩壊しつつあり、国民は苦しんでいる」、「彼は、言葉に十分気を付けるべきだ」 --------
1/15 トランプ大統領 (署名を終え)「非常に重要で特別な機会だ。これが発効し次第、われわれは第2段階を開始する」、「交渉材料を失わないよう、第2段階が可能になった場合のみ私は関税を撤廃することに合意するつもりだ。われわれが第2段階を終えれば、関税は直ちに撤廃されるだろう」 --------
1/13 ローゼングレン:ボストン連銀総裁 「インフレ高進と金融不安定化のリスクに注視するが、これらのリスクが抑制され続ければ、今年も良好な経済的成果が得られるというのが、私の見方だ」 --------
1/13 ボステック:アトランタ連銀総裁 「景気を刺激したり減速させたりする必要はあまりない。私見では、経済の成り行きを静観し、いずれかの方向への次の動きに備える」 --------
1/8 ザリフ・イラン外相 「国連憲法51条の下で自衛のための相応の対応を実行、完遂した。われわれはエスカレートや戦争を求めていないが、いかなる武力攻撃に対しても自衛する。」イラクの米軍駐留基地を攻撃後に。 --------
12/17 トランプ大統領 「連邦準備制度が金利をさらに引き下げ、量的緩和を行えばどんなにすばらしいだろう。ドルは他の通貨に対して非常に強く、インフレはほとんどない。今がそうすべき時だ。輸出は急増するだろう」 --------
12/17 ローゼングレン・ボストン連銀総裁 「米景気は来年に向けて良好な位置にある。見通しに大幅な変化が見られない限り、政策当局は金利を動かすべきではない」 --------
12/17 カプラン・ダラス連銀総裁 「今年の早い段階ではリスクは下方向だと考えていたが、現時点では比較的均衡が取れていると言えだろう」 --------
12/13 トランプ大統領 「中国と取引が成立したため、15日の関税は発動されない。第2段階の取引を巡る交渉は2020年の選挙を待たずに直ぐに始める」 --------
12/13 ライトハイザー・USTR代表 「米国と中国が第2段階の貿易交渉を開始する日程は今のところ決まっていない」 ドル円、109円台半ばから109円台前半に下落
12/11 パウエル・FRB議長 「金融政策の現在のスタンスは今後も適切である公算が大きい。経済と金融政策は現在、両方とも良好だ」 --------
12/3 トランプ大統領 (中国との合意に)「期限はない」、中国との合意を大統領選挙後まで待つのは良い考えだと思う。しかし、中国はいま合意することを望んでいる。合意が適切なものになるかどうか見てみよう」 ドル円109円台前半から108円台半ばまで下落。NYダウは一時450ドルを超える下落。
12/2 ロス・米商務長官 「論理的な期限は12月15日だ。現在とその日までの間に何も起きなければ、トランプ大統領は関税を引き上げる考えであることをかなり明確に示している」 --------
12/2 トランプ大統領 「甚だしい規模で自国通貨の切り下げを行ってきた。これは米国の農民にとって不利だ。従って、両国から出荷される全ての鉄鋼とアルミニウムに対する関税を直ちに復活させる」 株価の大幅下落と、ドル円は109円台後半から108円台後半まで売られる。
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