こんにちはダメおやじです。 いよいよ夏相場も終わりです。 今年の夏の為替市場は、ドルが幾分か強含みでクロス円が軒並み安く、 ドルが一番強く次は円が強いという展開でした。 その他の主要通貨は、いずれも利下げ観測が強いため売られているようです。 そんな中で、昨日のポンド円は200円を割り込みました。大台割れは一度投げを 出して買い戻される場合が多いのですが、昨日の200円割れは淡々と予定のコー スのような感じで盛り上がりに欠けたような気がします。 日足チャートを見ても底打ち場面か、大きく戻す場面は大きな陰線を付けるか、 激しく乱高下するものですが、その気配もないため相変わらず戻り売りの展開 だと思っております。 週足チャートで見ると、昨年7月に付けた251円から今年3月の192円まで約60円 ほど下落しており、今年7月の戻り高値216円まで3分の1強の24円ほど上昇して からの今回の下落です。今年3月の安値192円を視野に入れそれを割り込めば ・・・と考えると、恐ろしい相場が待っているような感じです。当然大きな 戻りは入るでしょうが。また、ドル円安が必須条件となるのは当然です。 それだけ英経済状況は悪く、利下げ観測が強まっており、目先は来月4日の BOE政策金利決定で利下げをして売られても材料は一旦出尽くしで戻す可能 性もありそうです。 ただ、ドル円は方向感のない相場付きですので、ポンド円の参入のタイミン グが難しく上下のブレでストップを取られやすくなっておりますので注意が 必要です。本日の注目指標は米PCEコア・デフレーターがありますが、米イ ンフレ指標としてFRBも注目しているようです。 来週明けの米市場はレーバーデーで休場となっております。 特に来週は、英と欧の政策金利決定、週末には米雇用統計と重要イベントが 続きますので来週も波乱含みの展開となりそうです。
2008/08/27(水) 本日は、しーが担当させて頂きます。 オリンピックが終わり、ペナントレースが再び盛り上がるかというと 故障者続出の選手達。 阪神・新井選手は腰の疲労骨折での奮闘とは 尋常ではない精神力で戦ったのだと思います。 日本全国からの重圧。故障。結果を残せないジレンマ。 勝負の世界の厳しさを表しているようでした。 【本日の注目指標と戦略】 昨日はユーロ圏の指標が弱かったため、 ユーロが売られ、ドルが買われました。 ユーロ経済の要のドイツの状態が良くないということで、 ECBの利下げの必要性の話題が浮上し、ユーロは一気に下落しています。 またFOMC議事録では「次の一手は利上げ」というバイアスで一致しており、 据置き後は利上げとの見解が示され、ドルにとっては買い材料となっています。 そんな中、本日のNYタイムには米・耐久財受注があります。 予想値との乖離することが多いこの指標ですが、 グッドサプライズがでるとドル買いユーロ売りに拍車がかかる可能性もあります。 EUR/USDの節目、1.45を割れるようなことがありますと、 ストップを巻き込んだ急激な動きになることでしょう。 本日もドルを中心とした取引が利益を出しやすいと思います。 また本日は高金利で人気の南アフリカランド向け、CPIXの発表があります。 北京オリンピックが終わって、次の世界的なイベントは 南アフリカで開催されるサッカーワールドカップに移っていきます。 2年後の開催に向けて南アフリカ通貨の人気も高まっていくことでしょうから、 消費者物価指数による金利動向にも注目が集まりそうです。 今日の発表でも依然として物価上昇が止まらないようですので、 さらなる金利高に向けて14円台の底固めとなりそうです。 明日の担当はやまももさんです。 明日のコラムもお楽しみに♪ しー@たゆたいFX http://fx-theory.seesaa.net/
本日(8/26)はとあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。 50日を越える連続夏日が途絶えたと思いきや突然肌寒くなるような季節となった横浜です。 先日の日曜日はこの寒さの中で行われた遠泳大会に参加してきました。 オープンウォータースイムという競技で、もしかしたらオリンピックで見た人がいるかもしれません。 プールの中での戦いではなく、一斉に皆で泳いで一定の距離を泳ぐ競技。 まあ海のマラソンといったところで、波、クラゲ等の生物、他の参加者など、 様々な諸要因に揉まれつつゴールを目指す競技です。 当方も水泳歴はほとんどないに等しいのですが、 友人ら数名がでるのでちょっとトレーニングして出てみますかな。 ということで無謀にもチャレンジ。 1ヶ月程度激しく練習して泳力を向上させ、 見事に4kmを泳ぎ切ることができました。 疲れたという感想以外に、マラソンと違ってアップダウンがほぼなく、 自分のペースを守りさえすればなんとかなるんだなぁというのが正直なところです。 これを機会に更に水泳の世界にのめり込もうかと思います。 【本日の注目指標と対策】 もっとも注目すべき指標は明日朝未明に発表されるFOMC議事録。 先日の据え置き分の発表がなされますが、上下どちらにも進まないドルは、 このような大きめの指標によって指針が示される可能性があります。 どちらかと言えば今ままで上昇機運だったドルですから、 売り方面の圧力が高まっているとも想像が可能です。 また、FOMC議事録の発表前にはいくつか米国指標が発表されますが、 後に控えた大きな指標の前には動きにくい展開となるのでは。 【本日の戦略】 依然として流れは円高方面へ傾いております。 円高方面に傾くということは言わずもがなボラティリティの上昇であり、 大きく動くジェットコースターのような相場が続いております。 ジェットコースターと言うより坂を転げ落ちるのみの相場といいますか・・・ 本日、指標以外に注目すべき点として、 昨日サマーバンクホリデーで休場だったロンドン相場。 このように動いている相場では、ロンドン時間に突入した直後に大きく動くことが予想されます。 特にポンドは怒濤の下落が続いておりますから、更に危険であると述べておきましょう。 そしてやっかいなのはクロス円。 ボチボチ買いを仕掛けたいというスワップ派の方もいますでしょうが、 自分としてはそれは危険な行為であると主張します。 クロス円の下落はまさに落ちてくるナイフであり、 それをつかもうとすると怪我をします。 格言の通り、「落ちるナイフは床に落ちてから・・・」が今はっきりと推奨できます。 長い下ヒゲ、MACDの反転、サポートライン等意識されることがありますでしょうが、 ここは我慢といった戦略を推奨したいと思います。 それでは次回担当のしーさんよろしくお願いします。
昨日の相場はオセアニア通貨が引き続き戻し反面欧州系は弱く推移、 ドルは前日の弱い位置から大きく戻す格好となったため、 欧州系ドルストレートなどは前日と全く逆の推移となりました。 昨日オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係は AUD>USD≒NZD≒CAD>JPY>EUR>GBP>CHFという形で 上記のように欧州系ドルストレートが前日と逆の形(ポンド除く)となっています。 今週は先週までの相場と比べて通貨間の力関係やテクニカル面がやや不透明となっていることもあって 週末にかけてはいつも以上に安全重視の姿勢で臨みたいところです。 【今日の重要指標】 17:30 (英) 7月小売売上高指数 20:00 (加) 7月消費者物価指数 23:00 (米) 7月景気先行指数 23:00 (米) 8月フィラデルフィア連銀景況指数 今日はそれぞれ重要な指標が続いているだけにチャンスは十分。 英小売売上高、米景気先行指数、Philly-Fed指数ともに注目度は高め。 特にフィラデルフィア連銀は、前回ベージュブックで「景況感が弱い」と報告されており
それが数値にどの程度表れるかといった点に注目が集まります。 ただし重要な指標だからといって準備が出来ていないのに無理するのは厳禁。 上記のようにテクニカル面や通貨間の力関係は先週までと比べて不透明感があるため、 動きが乏しかったり、事前にシミュレーションが出来ていない場合は様子見するのも良いでしょう。 短期的に動きが出るとつい予定外の取引をしたくなるかもしれませんが、 相場は今日明日でなくなるわけではありませんし、 翌日以降もチャンスはたくさんあると思いますので 無理してチャートに踊らされるのだけは避けておきたいですね。 今日も取引する際の基本姿勢としては、通貨間の力関係を見た上で 「同じ1ポジションを持つならどの通貨が最も低リスクか」ということを意識しながら、 順張りで値幅は小さくということをベースに取引されると良いと思います。
こんにちはダメおやじです。 お盆休みも終わり本日から仕事ですがミスのないよう頑張りましょう。 休み明けの為替市場ですが、東京市場ではドル円・クロス円ともに 売り優勢となっております。 先週末、ドル円は110.66円まで上昇し高値を更新しましたが、 上昇に対しての勢いはありませんでした。先週のNY株も金融不安から 弱含みでしたが、原油安とユーロ安から消極的なドル買いとなったようで、 今週は私はドル円は噴き値での売りが有利だと見ております。 しかし原油は、9月のOPEC総会で減産の話も出てきておりユーロ共々 先週の下落でかなりのポジション調整ができたような感じがしており、 目先的には反発もありそうです。 トリシェ総裁がユーロ圏の景気減速を認めたことや、GDPがマイナス成長 だったことで利下げ観測も浮上しドル買いが急速に進みましたが、 値段がかなりこの材料を織り込んできており逆にドル買いの ポジションの解消に繋がりそうです。 ただ依然としてドル買い意欲は強く、チャートも買い線となっているため 押し目は買われる展開だと思われます。しかし上値が重いようですと買い疲れて、 失望売りへと繋がりそうですので噴き値はストップを入れて売って いきたいところです。また、先週の安値108.34円を割り込んでくると106円台も考えられます。 本日は重要指標もありませんので、原油と株価の動向を見た動きとなりそうです。 頑張っていきましょう!
2008/08/14(木) 本日は、しーが担当させて頂きます。 前回の記事のときは、「お盆休みはゆったりとスワップを貰おう」 などと書きましたが、当時からは予想外な展開となっています。 これでは毎日目が離せません。 【本日の注目指標と戦略】 全体のセンチメントとして、インフレ懸念よりも景気後退に注目が集まっています。 昨日の英BOEインフレ報告後、ポンドは大幅に下落しました。 あと一押しほどありそうですので、安易なポジションメイクには注意しましょう。 本日の注目指標はこちらです。 18:00 ユーロ・第2四半期GDP(速報値) 21:30 米・CPI 21:30 米・新規失業保険申請数 ユーロ圏も景気後退懸念が高まっています。 今回のGDPの予想は前回よりも-0.2%となっており、 成長の頭打ちが予測されています。 予想通りマイナス値となりますと、 ユーロの弱さは継続するでしょう。 素直にEUR/USD売りでついていきましょう。 逆に予想が外れてプラス値となれば、 幾分のユーロ買い戻しが入ることが予想されます。短期で逆張りという手もありますが、 その後戻り売りの的となりますので欲張らずにいったほうが良いでしょう。 またNYタイムには米CPIがあります。 こちらはFRBの利上げ時期を占う材料となりますので、 サプライズに注意しておきたいと思います。 さらに地味に新規失業保険申請数にも注目しています。 アメリカの雇用状況の回復はまだ期待できませんが、 先行指標である新規失業保険申請数が減少してきますと、 雇用統計への期待が高まりますので、こちらもサプライズに注意しておきましょう。 明日の担当はやまももさんです。 明日のコラムもお楽しみに♪
本日(8/13)はとあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。 8月も半ばにさしかかり、暑い毎日が続きます。 先日仕事でこんなことがありました。 ある平日に休暇をとりたかったので、その前日には休みに向けてばっちりな体勢にしなくてはいけません。 大量の仕事を抱えていたので、朝から全力仕事。 午後から夕方にかけても効率が一切落ちることなく全力で仕事仕事・・・ 今までにない勢いで仕事をこなしておりました。 しかし終わらない・・・ 結局選択したのは明日は予定通り仕事に来ること。 少々ため息なことでしたが、どうしてもな用事があるわけでもなく、 仕方がないこと・・・ そこでめげずに発見したのが、締め切り前のがんばりをいつも適用したら?です。 人間だから仕方がないと言えばそうですが、やはり締め切り前は頑張れます。 しかしその気持ちを常に持ち続ければ普段の仕事がもっとらくになるはず。 ん、そいやこれって学生の時でも同じ事を思っていたような。 成長しているようないような。 そしてお盆も関係なく頑張って働きます。 【本日の注目指標と対策】 本日は東京時間、ロンドン時間、NY時間それぞれに注目すべき指標が。 日本:実質GDP 英国:インフレレポート 米国:小売売上高 それぞれになんらかの相場を動かすパワーを秘めております。 特に自分は英国発のインフレレポートに注目。 なかなか利上げ下げに動けないでいる英国に渇を与えるものかと思われます。 【本日の戦略】 怒濤の円高が続いております。 まるで昨年の8月に始まったサブプライム的なナイアガラ下落。 昨晩はNY時間が始まって落ち着いたと思いきや、 NY時間午後にも大きく相場が動きました。 どうやらミネアポリス連銀総裁の発言がきっかけとなったようで、 それぞれクロス円は大きく値を落とすこととなりました。 これだけ落とすと迷うのは本日の相場。 クロス円は軒並みサポートラインをブレイクしての下落中。 これに追撃しての売りを仕掛けてもおもしろいところでしょうが、 連日の下落となるか怪しいところでしょう。 迷うときは両建て。 最近の相場のような大きく上下するときは短期狙いで仕掛け、 利益が見えたら早急に離脱する。 それが本日の戦略と言ったところです。 それでは次回担当のしーさんよろしくお願いします。
昨日のFOMCは予想通り金利は据え置きでしたが、 声明文でインフレリスクの発言をしたものの失業問題や 金融不安を強調し年内の利上げは困難と観測され、 それを好感してNY株価は331ドル高と急伸しました。 ドル円は逆に利上げが遠のいたとの観測で、原油安や 経済指標が予想より良かった割には伸び悩んでおります。 これで俄然注目を浴びるのが明日のECBの声明文です。 欧州の景気減速が顕著になっており、ユーロドルは ポジション調整でかなり下げてきております。 しかし明日の声明文でインフレを強調すれば欧米の金利差拡大観測で ユーロドルは巻き返し、逆に景気に配慮して利下げを示唆すれば もう一段のユーロドル安となりそうです。 私は今のドル高は、原油などの商品相場の急落による ドルの買い戻しとユーロ圏の経済減速のよるドルの買い戻しで、 ドルが強いから買うのではなく買う商品や通貨がないため ドルを買うという消極的な買いだと思っており、ドルの買いは そう長くは続かないと思っております。 原油もユーロドルもこの下げで調整安も終盤と思われ、 もう一度大きな反発もあると見ています。 チャートを見ても過去三度ユーロドルの1.53台は下げ止まって 買われていますので、買い狙っても面白いと思います。 当然ストップは忘れないように!
2008/08/04(月) 本日は、しーが担当させて頂きます。 今週はお盆休み前のラストスパートの週です。 私の会社では今年の夏休みは13日(水)からですが、 今週末から夏休みに入るという方もいらっしゃるのではないでしょうか? 週末には連休前のポジション整理の動きもあるかと思いますので、 週の前半で流れを見極めて、休み中にはゆったりスワップをいただきたいですね。 【本日の注目指標と戦略】 本日の注目指標は以下の2点をあげてみます。 18:00 ユーロ圏PPI 21:30 米PCEコアデフレータ 先週の流れから、EUR/USDはかなり軟調に推移しています。 ユーロ圏の経済指標を見ても、いずれもネガティブ方向の数値ばかりであり、 この下落も納得といったところです。 今日のPPIでも前回より数値は鈍化することが予想されていますが、 これを受けてEUR/USD、EUR/JPYの下落の流れがどうなるかに注目です。 NYタイムに入ってからPCEコアデフレータの発表があります。 インフレを気にしている中での個人消費に関する指標ですので、 この数値が上がってくると、FOMCの利上げ時期にも影響を及ぼしてくるでしょう。 いずれも数値次第の順反応で待ち構えて 流れに乗るのが良いでしょう。 明日の担当はやまももさんです。 明日のコラムもお楽しみに♪
本日(8/1)はとあるエンジニアKが執筆を担当させていただきます。 今日から8月です。 といっても自分のようなサラリーマンは相変わらず会社に通います。 ほんの少しの夏休みをもらえるだけで兎に角仕事に邁進します。 比べるのも変な話なのでしょうが、ヨーロッパ諸国では夏休みは3週間・・・ なんて会社も多いようです。 自分の仕事はヨーロッパの会社と共同で仕事をする機会が多いのですが、 彼らの休みっぷりには本当に驚かされるもの。 日本でマネを使用のものならば、机こそなくならないものの、 周りから「アイツは・・・」と誤解を受けそうな、そんな休み具合です。 正直言って・・・うらやましいです。 まあ彼らとは文化が違うものだと割り切ってあきらめるしかないですがね。 さて今月も仕事頑張りますか! 【本日の注目指標と対策】 夏には地域で夏祭りがあるように、 今日は月に一度のお祭り、雇用統計の日です。 相場を確実に動かすパワーを持つ雇用統計です。 雇用統計は21:30に発表されますが、 その後の23時にもISM製造業景況指数があるのも忘れてはいけません。 雇用統計でボラティリティが上昇した相場にとどめを刺すであろう指標です。 【本日の戦略】 先に述べたように本日は雇用統計の日。 相場は様子見となり、NY時間まではあまり動くことはないでしょう。 先日発表されたADP雇用統計は予想に反しての良い数値が発表され、 前後して発表された他指標によって押せ押せ状況のドル。 ユーロドル、ポンドルなどでは顕著にドル買いの様子が見られます。 一方でドル円は未だ108円半ばの壁を越えられないでおります。 このラインは過去にも越えられることができなかったラインであり、 強いレジスタンスラインとして意識されます。 今夜はADP雇用統計から予想し、若干良い数値が期待されます。 それによって素直にドル買いになった場合、 108円半ばが勝負の分かれ目となりそう。 それを越すか越さないかで来週の戦略が異なります。 雇用統計は大きく動く故非常に難しい相場。 できるのならば発表直後はPCから離れている気概でいてほしいところ。 無理な取引はしないよう、お祭りに参加してください。 それでは週明け月曜日はしーさんよろしくお願いします。
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