こんにちは、ダメおやじです。 本日で6月も終わりです、早いもので今年も半分過ぎたのですね。 アベノミクスで連日、テレビなどマスコミで大騒ぎした前半でした。 今週はドル円は上下に振れましたがNYが終われば97.70円で終わり全く方向感が 見えない動きでした。昨日は98円越えで終わりましたが97円〜98.50円円のレンジ内の 動きに終始しています。 FOMCのバーナンキさんの発言から米QEの早期縮小が囃され米金利が上昇し株安となり リスク回避からドルと円が買われ欧州や資源国通貨が売られる展開でしたが、 新興国の混乱が続いたのでFRBも今はQEの早期縮小観測を打ち消す発言が続き、 株高となっています。 本日は4半期の締めですので日経平均は下げさせないという動きが働きそうで、 朝のロンドンFixで昨日に続き投信設定の買い観測も有るようなので東京では 売りにくいですね。 本日は昨日、98.30円を越えたので上値は98.80円、更に99.20円が考えられます。 下値は97.70円か97.50円と見ています。 指標はシカゴ購買部協会景気指数とミシガン消費者信頼感の改定値で動くか 知れませんが注目は 米金利動向とNY株価でしょうね。 今の98円台は25日、50日、75日移動平均線が入り組んでおり迷わす動きと思っており、 ドル円の方向が見えてくるのは来週と見ています。 今週始めに書いたように今はユーロドル、ポンドドルの戻り売りが良さそうです。 週末、月末、頑張りましょう。
今週のドル円は東京タイムの午前中に上昇し、午後から反落するという形をよく 見ますが、昨日も同じような展開となりました。 先週はドル円は陽線だらけで、週末の都議選の結果を受けて さらにドル円上昇か?と思われましたが、月曜日の午後から中国が 不安定となり、上昇に水を差した形になっています。 株が安定せずに下落リスクが高いため、ドル円は上昇したくてもできず 日足では50%ラインを越えられずにいますが、97円を大きく割れることもなく レンジ内におさまっています。 個人的にはQE3縮小や都議選や参院選によってドル買いだと判断し、 ドル円の買い回転をしていたところですが、ここにきて中国のリスクや 米GDP確報値の下方修正を受けた緩和継続観測、 ドラギ総裁の緩和姿勢継続を示唆など、各方面からの話題にあふれています。 これらの中で拠り所となる材料はこれだ、と限定するのは難しいですが、 方向的にはユーロは下向きで、中国はリスク満載という点は間違いないでしょう。 特に中国についてもしものことが起きた場合は、ドル円も煽りを受けるでしょうが、 クロス円はリスクオフとなって下落するのは必至。ユーロドルも安値を更新して いくことになるでしょう。対円では昨日ダウが反発した影響を受けて上昇する 可能性を考慮するとユーロドルのショートを狙うのがよさそうです。 本日のイベントとしては欧州タイムからNYタイムにかけて 万遍なく指標が発表されますが、いずれもそれほど注目度は高くないので 指標より株価とにらめっこしながらの展開となるのではないでしょうか。 ドル円は96円後半から97円でサポートされており、株価が大きく下落しない ようであれば97円前半からは買いで入ってもよいかも知れません。 ユーロドルは戻り売り狙いとして1.3100前後でのエントリして、 1.3000までに回転させたり、もう少し長めに見ると1.2800を目指したいと思います。
今週は上海総合指数の大幅下落によりこれに振り回される 金融市場となっています。 連日の大幅安を受け昨日は中国人民銀行などが対応を始めています。 本日も上海株が落ち着いてくるかに注目しています。 ドル円相場は日足チャートで75日線や一目均衡表雲の下限を上回って クローズできるかに注目が集まっています。 昨日は米経済指標が軒並み予想を上回ったことや米スプリントの 買収承認などドル円の買い材料が続いたとはいえ高く引けていますので 今日あたり上に抜けてきそうです。 上海株、日米株、米長期金利が材料になりそうです。 投資戦略はドル円買い。 ※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。
最近ジャカルタ、マニラと立て続けに訪れる機会がありました。 どちらも南国で、のんびりしたお国柄なのは間違いないのですが、 それでもそれぞれの首都は大変活気があり、あちこちでビルが建っています。 ただし肌で感じたのは渋滞がひどさ。 特にジャカルタは大きな公共交通機関がないことから、世界一の渋滞都市とも 言われているのだとか。マニラでもMRTなどが走っているのは見かけるのですが、 それでも中心部では渋滞にはまること多数。公共交通機関の重要性を肌身で感じた 両都市訪問でした。 【本日の指標】 本日はNY時間に住宅価格指数や消費者信頼感など、通常ならばさほど相場を 動かすことはない指標群の発表が予定されています。 普段ならばさほど動かないのでしょうが、今は先週のバーナンキ議長による 金融緩和政策の出口を巡る話で緊張が高まっている時期。 ささいなきっかけでも相場を動かすことになればそれが波及して・・・という 安易なシナリオではありますが、可能性は否定できず。 念のため注意が必要な指標群です。 【本日の戦略】 米国のファンダメンタルが揺れていると書いたのが今週の戦略記事。 一方で昨日の相場を賑わしたのは中国でした。 きっかけは金融株の下落で、10%近い下落を見せた模様。 その結果、全体的に幅広く売られることとなり、上海総合株価指数は4年ぶりの 5%の下落。この流れは午後の東京市場に飛び火し、そのまま海を巡ってロンドン、 NYとダイレクトに響きました。 ただしNY株価は後半に盛り返したことから継続性はなさそう。 為替相場にも影響は限定的でした。 一方で気になるのはこの問題の根本的な点。 銀行間取引金利が10%を越える大幅上昇を迎え、政府あるいは党による直接的な 金融政策に期待がなされたものの、実際には「相場を注視」する発言。 また、中国では規模が小さい銀行において、集めた資金をシャドーバンキング とも言われる商品が足かせとなっている模様。高い金利でお金を集めたはずが、 利益に疑問符がつく公共事業に流れるという 不透明さが外国人投資家に懸念される要素。 上層部としてはこの流れを止めるべく、前述の銀行取引金利急上昇をあえて 無視を決め込んでいる模様。ただしこのままだと金融機関の破綻を招く恐れもあり、 このニュースの結果が上海株価指数の急落に直結したようです。 正直その国の外から眺めると疑問な部分が多いのですが、これらをどう コントロールするかで今後の相場展開が変わってくることでしょう。 また、本件によって具体的なポジションをとるつもりはありませんが、 為替相場への影響にも注目したいところです。
先週末21日は全体的にFOMC後のドル買いの流れが継続し、ドル円は98.13円まで 上昇し底堅い動きに、一方ユーロドルは1.3098ドル、ポンドドルは1.5368ドルの 安値を付け陰線引けとなりました。 本日発表が予定されている主な経済指標等は以下のとおりです。 17:00:独・6月IFO景気動向指数 先週末21日のドル円は、東京時間は97円をサポートに97円台中盤〜後半へ上昇、 欧州時間は序盤に98.13円まで上昇もその後は概ね97円台中盤での推移に、 NY時間は97円台中盤〜後半で底堅く推移し97.88円で引けました。 今日は97.90円でスタートし98円台へ乗せてきていますが、ここからも堅調な 流れとなると98円台中盤〜99円付近へと上昇できるか見たいです。 一方、98円〜97円台後半を割り込み軟調な動きとなると97円台前半〜97円付近への 下落が考えられます。 先週末21日のユーロドルは、東京時間1.32ドル台中盤まで上昇も欧州時間は 軟調な動きとなりNY時間には1.32ドルを大きく割り込み1.31ドル台前半へと下落、 一時1.31ドルを割り込み1.3098ドルの安値を付けるもその後は1.31ドル台反発し 1.3120ドルで引けました。 今日は1.3090ドルと1.31ドルを割り込んでのスタートとなりましたが、 ここからも軟調な動きとなると6月4日の安値1.3042ドル付近、まだ弱い動きと なると1.30ドル付近への下落が考えられます。 一方、ここから堅調な動きとなると1.31ドル台を維持し1.31ドル台後半〜 1.32ドル台前半まで上昇できるか見たいです。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、前日のFOMCとバーナンキFRB議長会見を受けて 欧州勢参入後から一段とドル高と円安が進む格好となり、 ドル円をはじめとして欧州系クロス円も上昇が続きましたね。 ただオセアニアやカナダなど資源国通貨は、商品相場の下落が影響して 他に比べると弱めですし、NY市場では米株式市場の急落によって 「リスク回避」の円買いの動きが一時的に見られていますから ドル高と同時に進行する米株安が、勢いを増した場合には注意が必要。 特にここ最近は株式市場と為替相場が連動していましたが、 それがFOMCによって一旦連動が解除されたような格好になっていますし、 FOMCやバーナンキ会見を受けて、QE縮小の9月開始シナリオが台頭しており、 これまでの見方で株式市場と為替相場を見るとリスクも出てきます。 そのため今日もまずは資金管理をいつも以上に万全にしておくことを前提に、 短期トレンドが明確な方向性を持つような場面では攻められるよう 上下両方にしっかりシミュレーションをしておきたいですね。 ではまず水曜から木曜までの対円変動率で相場を見てみると、 GBPが1.14%、CHFが1.05%、USDが0.93%、EURが0.39%、 AUDが0.06%、CADが-0.08%、NZDが-0.61%となっていて 力関係は【GBP>CHF>USD>EUR>AUD>JPY>CAD>NZD】という形に。 水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が 【USD>CAD>EUR>CHF>GBP>JPY>NZD>AUD】でしたから ポンドやスイスが強い位置に変化したものの、ドルやユーロが強めの位置を維持し、 オセアニアや円が弱い位置を維持するなど、全体的にFOMC後に出来た流れが そのまま続いていることが見てとれます。 続いて10時時点の各通貨テクニカルをおさらいすると ドル円と欧州系クロス円、カナダ円の短期は弱いながらも上向き。 またオセアニアの短期は弱いながらも下向きで方向性がまちまち。 そのため今後のポイントは円を軸とした力関係変化で、 ここから円売りが加速すればドル円や欧州系クロス円は 明確な上向きとなるためロングには絶好のチャンスとなり この場合は力関係上強い通貨を買って円を売るという形が最も低リスク。 逆にここから円買いに変化すれば各通貨の短期は悪化し、 オセアニアは比較的早く明確な下向きとなるため この場合は先ほどとは逆にショートのチャンスとなり、 力関係上最も弱い通貨を売って円を買うのが低リスク。 個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して 力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。 また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て 「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」 ということを考えて最も低リスクなものを選択。 そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして 事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、 自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
こんにちは、斉藤学です。 【昨日の概要】 東京市場の出足はやや不安心理が強く、昼休みにはいつものように先物が 売られていたのですが、後場が始まると現物が買われ始め、13000円を割れていた 日経平均株価は反発して、なんとか13007円で引けました。 ドル円も、ロンドン時間に入って欧州株が上昇するとドルが買われ始め、95円台に。 その後、米CPIと米住宅関連指標が発表されると、予想通りのCPIに対して 米住宅関連指標はほどよく予想を下回ったため、QE3縮小懸念が後退して ドル円は一時95.80円まで上昇しました。 <昨日の終値(前日比)> ・ダウ平均 15318.23(+138.38 +0.91%) ・CME日経平均先物 13350(大証終比:+350 +2.64%) ・NY金先物12月限(COMEX) 1366.90(-16.20 -1.17%) ・NY原油先物11月限(WTI) 98.44(+0.67 +0.69%) 【重要経済指標】 ★★ 13:30(日)4月鉱工業生産指数<確報値>(前月比) 前回:速+1.7% 予想:- 結果:+0.9% ★★ 15:00(日)5月工作機械受注<確報値>(前年比) 前回:速-7.4% 予想:- 結果:-7.4% ★★★ 17:30(英)5月CPI(前年比) 前回:+2.4% 予想:+2.6% 結果:+2.7% ★★★ 17:30(英)5月CPIコア(前年比) 前回:+2.0% 予想:+2.1% 結果:+2.2% ★★★ 18:00(独)6月ZEW景況感調査 前回:+36.4 予想:+37.0 結果:+38.5 ★★★ 21:30(米)5月CPI(前年比) 前回:+1.1% 予想:+1.4% 結果:+1.4% ★★★ 21:30(米)5月CPIコア(除食品・エネ)(前年比) 前回:+1.7% 予想:+1.7% 結果:+1.7% ★★★ 21:30(米)5月住宅着工件数(季調済・年率) 前回:85.3万件 予想:95.0万件 結果:91.4万件 ★★★ 21:30(米)5月建設許可件数(季調済・年率) 前回:101.7万件 予想:97.8万件 結果:97.4万件 【その他】 15:00 ドラギECB総裁講演 【本日の戦略】 このところ、QE3縮小懸念で株価が急落することがよくありましたが、 昨晩のNYダウはFRBはQE縮小を急がないのではないかという見方が広がり、 株高・円安、債券安・ドル安となりました。 もともとFRBも雇用を重視する旨を伝えていましたから、住宅関連指標は別として、 通常の経済指標で縮小懸念が出るのはやや過剰反応だったように思われます。 当初、FOMCを控え様子見ムードが広がるのではないかと言われていましたが、 逆に期待が強まって金(Gold)は1%下落、リスク選好の動きとなったため、 FOMCまでは株・為替は堅調に推移すると予想します。 また、先週の水曜日〜金曜日は日経平均株価が急落するなどかなり荒れた 展開となりましたが、問題となっていた日本国債のボラティリティはだいぶ下がり、 値動きも落ち着いてきています。 G8は無事閉幕、あとはFOMCを無事通過するかどうかだけになりました。 今はまだ期待だけでドル円が上昇していますが、FOMCを無事に通過すれば、 ドル円・クロス円ともに下降トレンドから反発して再度上昇トレンドとなるでしょう。 【注目経済指標】 ★★★ 07:45 (NZ)Q1経常収支 前回:-32.55億NZ$ 予想:-6.39億NZ$ ★★ 08:50 (日)5月貿易収支 前回:-8799億円 予想:-1兆2028億円 ★★ 08:50 (日)5月貿易収支<季調済> 前回:-7644億円 予想:-8928億円 ★★★ 17:00 (ア)5月CPI(前年比) 前回:+5.9% 予想:+5.9% ★★★★★ 27:00 (米)FOMC・政策金利発表 前回:0.25% 予想:0.25% 【その他】 25:40 (加)ポロズBOC総裁講演 27:30 (米)バーナンキFRB議長講演 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 94.95〜96.35 ↑ ・ユーロ円 127.20〜180.50 ↑ ・ポンド円 148.70〜150.20 ↑ ・豪ドル円 90.00〜91.20 ↑ ・ユーロドル 1.3300〜1.3450 ↑ ・ポンドドル 1.5550〜1.5680 ↓ ・ドルスイス 0.9120〜0.9250 → 【通貨の強さ】 ユーロ>ドル>豪ドル>ポンド 【注目通貨ペア】 ドル円(FOMC無事通過でトレンド転換)
先週の為替市場は、先々週の流れをそのまま受け継ぎ、ドル円、ユーロ円では円高進行、 ユーロドルではユーロ高という流れになりました。 先月の前半まで堅調だった株式市場の大規模な値崩れを経て、少し前までの ドル高一辺倒の流れが、現在では完全に逆流しています。 今週の18、19日には、FRBは金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)を 開催します。しかしながら、現在の情勢では、米国債などを購入する量的緩和の縮小を 打ち出すのは困難でしょう。FOMCでも、当面は緩和を継続する姿勢を示すとみられます。 先週の為替市場を観察し、徐々に明瞭になってきたのは、乱高下する株式市場に安定が 戻らない限りは、FRBは緩和政策を維持せざるを得ず、そうなれば、現在のドル安、 ユーロ高、そしてそれ以上の円高は、当面は継続的に続くという、循環構造です。 先週時点では93円台まで円高に進んだドル円ですが、今週も週明け早々94円付近での軟調な 動きが継続しています。短い時間足のチャートを見ても、トレンド的な軟調は明らかです。 今週も、基本的には円高基調の値動きが継続しそうです。 ドル円の関係イベントでは、今日はニューヨーク連銀製造業景気指数の重要性が 高いでしょう。内容次第では、海外市場時間には動いてきそうです。ただ、今週の早い 段階では、ドル円が本格的に上値を回復していくのは容易ではないと思います。 95円台程度までは調整の範囲ではありますが、そこから上は雲がかかっており、 何らかの勢いで上値抵抗帯を破らない限りは、本格上昇は困難です。 ユーロ円に関しては、こちらも中短期ではさえないトレンドになっています。 とりわけ、4時間足では、雲の沈み込みを原因として、ここからさらに継続的に 下げていきそうな雰囲気すらあります。さらに、より長い時間足で考えても、 日足チャートにおいて雲の下限になっている125円付近が維持できるかどうかは、 今後の値動きを占う上で非常に重要になってくるかと思います。 ユーロドルについては、今日も堅調な週明けになっており、FOMCまでは、 先週同様堅調な動きが予想されます。今日の段階では強気に見ておけばいいでしょう。 場合によっては買いも選択肢です。 最近のユーロドルは、株式市場の下落、ドル円の円高とまさに真逆の推移を見せています。 実際、現在のユーロ高相場は、5月の前半に目先の底値である1.27台からスタートして、 今ではほぼ1.34手前まで順調に上昇してきました。この間、日足チャートでは雲を上に 抜けることに成功しており、トレンドは,もともとの軟調から転じて、中長期でも上向きに なっています。 今週のFOMCでも緩和維持姿勢が打ち出される可能性が高まっており、イベント後も、 今のユーロ高、ドル安の流れはまだ続くとの見方が強いです。そのため、週明け時点では、 FOMCに向けて手控えが基調になると思います。 そのため、ユーロドルについては現在の高値水準を維持したうえで、ひとまず様子見の 気分が強い相場になりそうです。もし落ちてくれば、買いで入るのもありだと思います。 21:30 ニューヨーク連銀製造業景気指数 23:00 米NAHB住宅市場指数
こんにちは、ダメおやじです。 ドル円は相変わらず日経平均の動きを睨んで乱高下を繰り返す動きが続いていますが、 昨日の日経平均の843円の大幅安から94円を割り込んで93.79円まで下げた時は流石に 投売りも相当でたと思われます。 前日のNY株安や円高から昨日は売られると思ってましたが95円付近では下げに対して 相当抵抗が有ると思いましたがスンナリと下に抜けました。 やはり週明けから日銀、黒田さんの会見期待で99円台に値を上げて相当買われていた 咎めが一気に出たのでしょうね。 昨日のNY株が180ドルの大幅高となったことから本日は日経平均も大幅反発となりそう なので、昨日の安値売りの買戻しを誘い東京ではドル円は切り返すでしょうが、 NYは戻りを売られる可能性は有りそうです。 ドル円は昨日の93.79円は目先は割れないと思いますが割れても93円割れまでと 見ています。ただ上値も100円越えの高値買いが相当残っており、目先は97.20円台の 戻りが一杯と思いますが、越えても75日移動平均線の有る98円までと見ています。 本日は本日の上値は96円、96.20円と見ています。 下値は94.50円、94.20円では買われそうですね。 東京では日経平均の動きに連動しNYは指標は鉱工業生産、ミシガン大景気指数で 動きそうです。 また米金利、NY株動向でも動きそうで昨日に続いて波乱の週末になりそうです。
今週に入り日経平均株価は相変わらずの乱高下。 為替市場も振り回されている状態が続いています。 先週の米雇用統計からの流れをまとめてみますと、 雇用者数は予想よりよかったものの失業率は0.1ポイントの悪化。 発表直後のドル円は上下に大きく振れました。 一時は95円割れとなりましたが、その後は怒濤の反発を受けて97円台へ。 今週はその流れを受けて99円前半まで上昇しましたが、 火曜日の日銀政策決定会合は無策に終わり、ヘッジファンドの失望売りにより 95円台まで下落。そして昨日は下げ止まったあと一旦落ち着いて96円台での 推移となりました。 日経平均株価はどうやら13,000円が1つのポイントと確認されてきましたが 今日以降の明日のメジャーSQにむけて乱高下が続くのかに注目です。 14日は一部では値幅1000円にもなるほどの動きが予想されており、 本日はその前哨戦的な動きになるかも知れません。 また安倍内閣による5月の月例経済報告があり、 明日は成長戦略の閣議決定があります。 これらはすでに終わったイベントなので、新たな材料というわけではありませんが、 肩透かしを食らわせて市場の反応を理解した上で、何かの材料をチラ見せ的な 発言があれば、円安方向への反応に注意したいところです。 NYタイムには失業保険申請件数と小売、堅調になり始めた住宅指標があります。 継続的に雇用情勢は良いのでサプライズさえなければスルーされるでしょう。 小売りや住宅指標は結果に素直に従えばよいと思います。 米株の動向にも気をつけておき、引き続き株価連動によるドル円の値動きに 注目して、95円付近では買い目線で見ていきたいと思います。 ただし95円を割れることがあると下げが加速する可能性が高まるため、 逃げ足は早めに用意しておこうと思います。
11日の金融市場は、東京時間に注目された日銀金融政策決定会合で期待された 「長期金利上昇抑制策」はなく会見でも配慮なし。 会合直後→会見と売り込まれ「円高+株安」、東京→ロンドン→NYと主要3市場 すべてで売られるという厳しい相場になりました。 直近の重要イベントであったアベノミクス成長戦略第3弾でも期待が高まっていた 「GPIF運用方針見直し」に触れず肩すかし→失望となりました。 注目された重要イベントの両方で失望を誘ったことから、本邦当局に対する 投資家の期待感もゼロになったと考えています。 ヘッジファンドの中間決算に向け地合いも悪い中での失望で個人的には悪材料 出尽くしと見ています。ドル円は95円を割り込むとストップロスが94円台後半、 豪ドル円は89円台後半〜半ばに集中していると予想しています。 目先は下げてもこのストップロスをつけるところまでで売り一服となるのでは ないでしょうか?かなり円高+株安が進んだことで目先は売りが有利か? 買いが有利か?難しい相場です。 投資戦略は様子見で考えています。 ※最終的な投資判断は必ずご自身でお願いいたします。
最近いい天気が続くなと思っていたらいつの間にか梅雨入りしていたのですね。 雨らしい雨も降らないままに日々が過ぎており、水不足も心配なのだとか。 土日の晴れも非常に重要なことではありますが、水はもっと重要か。 これから雨がたくさん降ることを祈るばかりです。 【本日の指標】 本日は昨日から続いている日銀金融政策決定会合の二日目。 終了次第、内容発表が予定されております。 ここ最近は日銀が示す政策によって大きく左右される相場。 急落があり、巻き戻しの上昇を見せ始めた今の相場。 相場は再びカンフル剤のようなものを期待しておりますが、 なにもなければ失望感と材料出尽くし感という二つの感が相場に 流れるものと推測されます。 【本日の戦略】 大荒れ相場が継続しています。 昨日は日経平均が一日の上昇額としては今年一番の数値。 それを受けて、ドル円も大きく上昇し、NY相場においては99円と100円を伺う値。 つい金曜日には94円などというとんでもない数値が見られたものですが、 その2営業日後には100円に迫るという今の相場を確実に表しています。
この急上昇、今までの下落一辺倒からの巻き戻し上昇というのもあるのでしょうが、 米国長期国債の格付けの引き上げも影響を与えている模様。 前述の日銀政策金融決定会合しかり、米国の動向しかり、 ファンダメンタルによって動かされる相場が続いていることもあり、 ニュースの発信を注意深く見守りたいところ。 週の戦略でも述べましたが、スイスフランが上昇中。 昨日の、スイス中央銀行の副総裁による1ユーロ1.20スイスフランの上限は、 当面主要な政策手段である旨が発表されました。 この発表に対して特段大きな動きはありませんでしたが、依然としては強いのは 間違いなし。現実的に1.20には遠い水準にありますが、突如として為替相場を 操作するかの国の事ですからら念のためこういった発言には注意が必要。 ストップ、リミットしっかりと戦略を持って設定したいところ。 ここしばらく狙っていたAUDCHFの買いどころはまだまだ先にあるようです。 このような相場はやはり待つのが一番。 素直に決定会合の結果を待ちたいと思います。
先週末発表された注目の米雇用統計は、5月非農業部門雇用者数が市場予想 +16.3万人に対し結果+17.5万人、5月民間部門雇用者数が市場予想+17.5万人に対し 結果+17.8万人と予想より強い結果に、一方5月失業率は市場予想7.5%に対し結果 7.6%と予想より弱い結果となりました。 米雇用統計直後は乱高下の相場となりましたが、NYダウの200ドル超の 上昇等を受けリスク回避の巻き戻しの動きとなり、ドル円・クロス円とも 安値から大幅反発して引けました。 本日は重要な経済指標の発表はありませんが、株価の推移には引き続き十分に 注意を払い、急変動を警戒しながら取引したいです。 先週末7日のドル円は、東京時間から軟調に推移し東京午後に95.55円の安値を、 そして米雇用統計発表直後には95円を割り込み94.99円の安値を付ける場面も ありましたが、乱高下しながら急反発し97.79円の高値を付け、その後も97円台を 維持し97.55円で引けました。 今日は97.86円でスタートし98円台へ乗せてきていますが、ここからも堅調な 流れとなると98円台中盤〜99円付近へと上昇できるか見たいです。 一方、98円を割り込み軟調な動きとなると97円台中盤〜97円、 まだ弱い動きとなると96円付近値への下落も考えられます。 先週末7日のユーロドルは、上値重い動きも1.32ドル付近では底堅く、 1.32ドル〜1.32ドル台中盤での推移で1.3218ドルで引けました。 今日は1.3197ドルでのスタートとなりましたが現在は先週終値付近まで反発しており、 ここから堅調な動きとなると1.32ドル台中盤を超え先週末7日の高値1.3283ドル〜 先週6日の高値1.3305ドル付近へと上昇できるか見たいです。 一方、1.31ドル台後半を割り込む動きとなると1.31ドル付近への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、前半は全体的に動きが乏しい状況でしたが ECB理事会後のドラギ総裁会見から急落してドル円は95円台、 ユーロ円も一時127.50付近、豪ドル円は92.60付近をつけるなど 非常に荒い相場となりました。 ドラギ総裁講演では、以前から何度か出てきていたマイナス金利に関して、 技術的な準備は出来ているが直ちに行動する理由はないと述べるなど、 含みを残しながら早期実施ではないというニュアンス。 これを受けたこと、さらに雇用統計を前にしたポジション整理で ドルロングが解消されていくと、前日安値を割り込んだあたりから 一気にストップを巻き込むような形で95円台に突入。 その後NY市場後半では97円付近まで戻す格好となっていますが、 終値ベースでもドルの下落が目立つ格好となっていますので 今日の雇用統計前後の相場には注目したいところ。 そのため今日もまずは資金管理をいつも以上に万全にしておくことを前提に、 短期トレンドが明確な方向性を持つような場面では攻められるよう 上下両方にしっかりシミュレーションをしておきたいですね。 ではまず水曜から木曜までの対円変動率で相場を見てみると、 CHFが-0.82%、GBPが-0.92%、EURが-0.99%、CADが-1.41%、 AUDが-1.52%、NZDが-1.55%、USDが-2.14%となっていて 力関係は【JPY>CHF>GBP>EUR>CAD>AUD>NZD>USD】という形に。 水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が 【JPY>GBP>CHF>EUR>CAD>USD>NZD>AUD】でしたから 円が強い位置で加速して単独で買われ続けていることや、 ドルが最も弱い位置に変化したこと、オセアニアやカナダが弱い位置を維持し、 欧州系通貨が強めの位置を維持していることなどが見てとれます。 続いて10時時点の各通貨テクニカルをおさらいすると 各通貨の短期は昨日の下落を受けて下向きで加速していますので ここから円買いが加速すればショートには絶好のチャンスとなり この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買うという形が最も低リスク。 逆にここから円売りに変化すれば各通貨の短期は回復してフラット化しますし、 勢い次第では明確な上向きとなる通貨も出てきますので、この場合は先ほどとは逆に ロングのチャンスとなり、力関係上最も強い通貨を買って円を売るのが低リスク。 個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して 力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。 また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て 「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」 ということを考えて最も低リスクなものを選択。 そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして 事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、 自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
こんにちは、斉藤学です。 【昨日の概要】 ドル円は99円台からスタートだったのですが、NYダウが138ドル高となっていたため、 本日の東京市場は売り買いが交錯、午前中は売られたものの徐々に買いが入り、 後場になると270円上昇して引けました。 ロンドン時間に入ると欧州株も上昇した影響でドル買いが活発になり、 一時100.40円付近まで上昇しました。ただ、その後は徐々に下落し、NYダウが マイナス圏へ下落するとドル円も100円を何度か割れました。 <昨日の終値(前日比)> ・ダウ平均 15177.54(-76.49 -0.50%) ・CME日経平均先物 13565(大証終比:-85 -0.63%) ・NY金先物12月限(COMEX) 1397.20(-14.70 -1.04%) ・NY原油先物11月限(WTI) 93.31(-0.14 -0.15%) 【重要経済指標】 ★★★ 10:30(豪)Q1経常収支 前回:-146.78億豪$ 予想:-90.00億豪$ 結果:-85.00億豪$ ★★★★★ 13:30(豪)RBA・政策金利発表 前回:2.75% 予想:2.75% 結果:2.75% ★★ 21:30(米)4月貿易収支 前回:-388億$ 予想:-410億$ 結果:-403億$ 【その他】 26:30 (米)ジョージ・カンザスシティ連銀総裁講演 【本日の戦略】 本日は、午前中に豪・中国経済指標発表ののち、11時からアベノミクス第3段として 経済政策が発表されます。 第1弾、第2弾と比べると株価全体ではなく個別に影響を与える感じになりそうですが、 材料が出れば株価が大きく動く半面、真新しいものがなければ失望売りにつながる 可能性もあります。為替への影響は、日経平均と同じ方向となるでしょう。 一方、夜は週末の米雇用統計を占う米ADP雇用統計と、非製造業の景気動向を探る ISM非製造業総合景況指数が発表されます。予想はどちらも前回に比べてよいものに なっていますが、今日から雇用統計までの3日間に発表される経済指標には神経質に 反応しますので、急騰や急落に注意しましょう。 ドル円は、100.40円がレジスタンスライン、サポートラインは9.80円、99.45円、 99.10円となっています。為替は円ショートが積み上がり、株は貸借倍率が 6倍となっていることから、仮に上値を追うとしても限定的となりそうです。 昨晩はNYダウが下落したため、11時までは円高ドル安で推移すると予想、 その後はアベノミクス第3段の内容に左右されるでしょう。 【注目経済指標】 ★★★★ 10:30 (豪)Q1GDP(前期比) 前回:+0.6% 予想:+0.8% ★★★★ 10:30 (豪)Q1GDP(前年同期比) 前回:+3.1% 予想:+2.7% ★★ 10:45 (中)5月HSBCサービス業PMI 前回:51.1 予想:- ★★★ 18:00 (欧)Q1GDP<速報値>(前期比) 前回:速-0.2% 予想:-0.2% ★★★ 21:15 (米)5月ADP雇用統計(前月比) 前回:+11.9万人 予想:+17.0万人 ★★★★ 23:00 (米)5月ISM非製造業総合景況指数 前回:53.1 予想:53.5 【その他】 09:00 (米)フィッシャー・ダラス連銀総裁講演 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 99.30〜100.40 ↓ ・ユーロ円 129.40〜131.90 → ・ポンド円 151.60〜154.50 → ・豪ドル円 995.80〜96.85 ↓ ・ユーロドル 1.2970〜1.3150 ↑ ・ポンドドル 1.5200〜1.5420 ↑ ・ドルスイス 0.9340〜0.9560 ↓ 【通貨の強さ】 ポンド、ユーロ>ドル円>豪ドル 【注目通貨ペア】 豪ドル円(下降トレンド)
先週の為替市場は、引き続き過度のドル高への調整色の強い展開となりました。 既に、高値調整の範囲を超えて、資金の流れの巻き戻しが起きていると考えても いいかもしれません。 ドル円では100円台までの円高を記録する一方で、ユーロドルでは一時1.3台までの 回復を見せています。 少し前まで、株式市場の株高と為替市場のドル高のペースがあまりに激しかったので、 現在の動きに不思議はないといえます。焦点となるのは、現在が踊り場なのか、 それとも調整は長期化して、ズルズルとドルが沈んでいくのかでしょう。 とりわけ、ユーロドルでは流れがユーロ高に傾いているのが顕著になってきました。 もっとも、先週の金曜日には、欧州指標が冴えなかったことにより、ややユーロ高に 歯止めがかかりました。ドイツの小売売上高指数の低下と、ユーロ圏の失業率の 過去最高水準への上昇が合わさったため、終値ベースでは1.3を再び割り込んでいます。 今日は再度1.3を回復していますが、現段階で、一気に1.31、1.32と上値を攻めていく ような地合いではないような気がします。攻めるとすれば、材料にあわせてでしょう。 今週後半には雇用統計をはじめとする大型イベントが控え、経済指標の面では山場に 近い週ですので、今日の時点では様子見の気分が強くなりそうな予感がします。 一方、ドル円ですが、こちらの状況はもっと微妙なところにあります。 先週は、ほぼ100円台の推移となり、上値が非常に重い展開でした。とりわけ、 金曜日には100円割れすら視野に入る水準まで落ちてくる場面もありました。 今日も、寄り付きは100円台の半ばと代わり映えのしない水準です。 トレンドとしてはかなり軟調になっており、1時間足チャート、2時間足チャート、 4時間足チャートともに、いずれも継続的に下げていきそうな雰囲気の配置になって います。短期、中期の動きが相当に下方向に傾いてきているのは間違いなさそうです。 とはいえ、100円という節目は心理的にも大きく、短時間であっさりと割り込むとも 思いません。100円は、ある意味で今の長期の円安相場の心理的象徴ともいえますので、 これを破るにはそれなりの勢いが必要でしょう。 それゆえ、私は、ドル円に関しても今のところ今日は様子見だと考えています。 現在の価格水準からであれば、上にも下にも妙味は薄そうに思えます。 ユーロ円に関しても、先週からイマイチさえない動きが継続していますが、ドル円、 ユーロドルなどのドルストレートほどわかりやすいトレンドがあるわけではありません。 実際、金曜日の引けこそ130円割れも視野に入り始めるところまで弱含んだものの、 先週の半ばのピークでは一時的に132円を付けるなど、流れとしては決して弱気 一辺倒ではありませんでした。 円安傾向は、この1、2週間ほど、多少怪しくなってきているとはいえ、ユーロ高の 流れでこれを補い、130円から132円の価格レンジとしてみると、かなり長期化しています。 よく考えると、かなりの安定性ですね。 調整相場を前提にすれば、本日のユーロ円は、横ばいから斜め上位を予想します。 どちらかといえば買い戦略でいいのだと思います。 イベントとしては、米ISM製造業が重要でしょう。月曜としては、比較的重要な材料です。 基本は様子見相場だとはいえ、海外時間以降は多少動いてくるかもしれません。 17:30 英PMI製造業 23:00 米ISM製造業景況指数 23:00 米建設支出
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