今週は30日(火)に日銀金融政策決定会合、31日(水)にFOMC、8/1(木)にMPCと日米英の金融会合が続きます。 まずは昨日第1弾の日銀会合がありましたが、黒田総裁は必要であれば追加緩和を行うことを示唆したものの、市場は冷淡な反応となりました。物価予想が年後半から持ち直すとの見通しには疑問符がつき、10月に消費税が増税された後に物価が上昇するとは考えにくいです。消費が落ち込み、むしろ物価は下がるのでは?と考えますが、これまでの金融政策の失敗を認めるようなことは言えないのかも知れません。 他の本邦発の話題としては、先週末ですがGPIFが為替ヘッジに動き始めたというニュースがありました。こちらのニュースのほうが日銀の動向よりもよほど為替に対して影響力がありそうですが、ヘッジに動く=円高方向に作用するということであるため、この話題による為替の方向性はドル円売りとなります。ドル円、もしくはクロス円が上昇したときの売り材料の一つとして捉えておきたいと思います。 さて、本日は今週のメインイベントであるFOMCがあります。0.25%の利下げがコンセンサスとなっていますが、注目ポイントは利下げそのものよりも次回以降の利下げ時期と利下げ打ち止めまでの幅です。パウエルFRB議長の記者会見にてこれらのヒントが与えられると、程度によってドル売りかドル買いかが決まることになるのではないでしょうか。さらに米株価の動きにも影響を与えると思われるため、もし株価が下落することになれば為替的にも売り色の強い状況となりそうです。 明日のMPCについては政策金利の動きはなさそうですが、すでにボリス英首相の方針により合意なき離脱への準備が進み始めており、ポンドは軟調な展開となっています。また、先日のECBでのドラギ総裁のハト派な発言からユーロも弱い状態です。 現在の主要通貨の強弱関係をまとめると、ユーロとポンドは売り方向、円は買い方向、ドルは相対的に買い方向といえそうですが、FOMCにより売り方向にもなりえそうです。よってユーロ円やポンド円の売りが選択しやすく、ドル円は売りか買いはでたとこ勝負といったところでしょうか。ドルストレートで見てもユーロドルやポンドドルは売りが選択しやすいということになります。 本日の欧州タイムからNYタイム序盤にかけては、FOMC待ちとなり値動きが乏しくなることが予想されます。あれこれ考えて事前にポジションを仕込んでおくのもよいですが、為替相場はずっと続くので、明日の朝にFOMCの結果を見てからでも十分間に合うのではないかと思います。
29日の米国株はまちまち、NYダウ28ドル高(+0.11%)、ナスダック36ポイント安(-0.44%)でした。為替市場はポンド安。 ポンドはジョンソン首相誕生により、合意なき離脱懸念が高まって売りが加速しました。2年4ヶ月ぶり安値へ下落する一方、IMMポンドショートは78,583枚と溜まっています。 ポンドは合意なき離脱までは売りが溜まった状態が続きそうですが、離脱以降に買い場が来る可能性があると見ています。 将来的には巻き戻しのタイミングを狙いたい通貨です。 本日は日銀金融政策決定会合の結果、明日夜中にはFOMC結果が発表されます。FOMCは市場予想通り0.25%の予防的利下げが実施され、9月以降の利下げペースに注目です。 投資戦略は、ドル円もユーロドルも膠着状態です。動きが出てくるまで様子をみます。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
関東地方の正式な梅雨明けはまだのようですが、毎週のように週末を狙い撃ちした雨が終わり、本格的な夏の到来のようです。久々に感じる太陽と湿気のせいか、とにかく暑く感じます。なぜか身の回りでは蝉の声がさほど聞かれないのですが、徐々にその声も激しくなってくるものと期待しております。 【本日の指標】 本日の指標は特に目立ったものはなく、指標で動く相場とはならない見込みです。 【本日の戦略】 週の戦略でも書いておりますが、兎にも角にも今週はFOMC政策金利発表。これに尽きるところです。逆に言えば直前の本日は基本的に動く相場であるとは想像しにくく、嵐の前のなんとやらか。静かに見守るに限る一日となるでしょう。 ここ最近のドル円相場は107?108円をウロウロする相場が続き、どちらともつかない相場が長らく継続しておりますが、これは日経平均株価も同様で、伸び続ける米国株価とは対照的。ここのところの米国利下げ報道によって紆余曲折あれども米国の株価は伸び続けており、それに習う形で伸びが期待される場面ですが、円が強い状況では輸出企業業績を伸ばすことができず、そう簡単には上昇を期待できる状況とはならなそう。 米国のように利下げ方針をとれれば何らかの形で株価上昇を図ることができるのかもしれませんが、日銀は既にマイナス金利を長らく続けており、金利に関してはいかんともし難い模様。できるのは国際買い入れなどの方策か。幸いにして株価下落で閉塞感が出るという形ではありませんが、伸び続ける米国を追随しての株価上昇を期待します。 いつぞやの日米首脳会談では、参院選後に日米貿易協議を本格化させるという発言がありましたが、米国とどの国の交渉を見ても「米国寄り」の結果となることは避けられておらず、こちらもどちらかと言えば日本経済にとってはマイナス方面の施策となりそう。まずはFRBを待つべき相場となりそうです。
昨日は、ECB声明が利下げを示唆するなど弱い内容となったことでユーロは売られユーロドルは1.1102ドルの安値を付けるも、その後ドラギECB総裁が会見で「本日は利下げの議論は無かった」等発言したことからユーロは買い戻されユーロドルは1.1188ドルまで大幅反発しました。ドルは米経済指標の強い結果や米長期金利の上昇等から円に対し強い動きとなり、ドル円は108.76円の高値を付けました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 21:30:米・第2四半期GDP・速報値 米第2四半期GDP・速報値の市場予想は前期比年率+1.8%です。 昨日のドル円は、東京・欧州時間は108円台前半で小動きもNY時間は大幅上昇し108.76円の高値を付けました。今日堅調な動きとなると109円〜109円台前半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると108円台前半への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは東京時間は1.1140ドル台から1.1130ドル付近へ小幅下落、欧州・NY時間はECB声明やドラギECB総裁の発言を受け大幅変動、1.1102ドルの安値を付けた後1.1188ドルまで大幅反発しNY終盤は1.1140ドル台で推移しました。今日堅調な動きとなると1.11ドル台後半〜1.12ドル付近まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.11ドル台を維持できるか注意したいです。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、朝から豪ドルが売られる動きが出たほか、午後にはユーロが売られてユーロ円は年初以来の安値圏で推移。さらにポンドが単独で買われる動きが出るなど、ここ最近の相場の中では軸となる通貨が比較的わかりやすい1日となりましたね。 またその他の通貨を見ていくと円との差が小さい状態で、かつ前日の力関係に似た位置での推移が目立っていますので、ECB理事会を見据えて大きな変化が出にくいのかなという印象でした。 このような中で今日のイベントとしては、そのECB理事会(政策金利発表)とドラギ総裁会見のほか、独IFO景況感指数やトルコ中銀政策金利発表、米耐久財受注などが予定されています。 ECB理事会は前回までのフォワードガイダンスが据え置きということで基本据え置きとなりそうですが、ガイダンスの中身や量的緩和あたりで何か情報が出ると大きな動きが出るかも知れませんね。 また中長期的な流れで見ると、円が強めの状態になることが多い中で日々の動きでは戻しが入っているという状況が多いことから、安易にロングにポジションを傾けすぎず、日々の力関係を見て1日単位で取引戦略を立てていくのが良さそうです。 ではまず火曜から水曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、水曜はGBPが0.34%、CHFが0.03%、USDが0.01%、NZDが-0.01%、CADが-0.04%、EURが-0.12%、AUDが-0.38%となっていて力関係は【GBP>CHF>USD>JPY>NZD>CAD>EUR>AUD】という形に。 火曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【USD>CAD>GBP>CHF≒JPY>AUD>EUR>NZD】でしたからポンドが強い位置で加速したこと、豪ドルが弱い位置で加速したこと、その他も前日に近い位置関係にあることなどがわかります。 続いて8時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、ドル円、ポンド円、スイス円が上向き、その他は下向きとなっていて通貨ペアによってリスクが低い方向が違います。 そのため今後は円を軸とした力関係変化が最大のポイントで、ここから円売りの動きが出れば各通貨の短期トレンドは改善し、ドル円、ポンド円、スイス円はロングのチャンスとなりますし、その他も勢い次第で上向きに変わりロングのチャンスとなります。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスクですね。 一方で円買いの動きが出た場合は各通貨の短期トレンドが悪化してユーロ円、豪ドル円、NZドル円、カナダドル円はショートのチャンスに。その他も勢いが強くなれば下向きに変化するものが出てきます。この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスクですね。 個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものをリスクの低い方向に攻めるという基本戦略。 また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは+17ドル高、日経平均株価は+204円高の21620円で引けました。ドル円は一時108.28円まで上昇、ドルストレートが売りに押されたことでクロス円は反落しています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 27349.19(+177.29 +0.65%) ・日経平均 21700(+100 +0.46%) ・NY金先物 1421.70(-5.20 -0.36%) ・NY原油先物 56.77(+0.55 +0.98%) 【経済指標】 ★★★ 23:00 (米) 6月中古住宅販売件数(前月比) 前回:2.5% 予想:-0.1% 結果:-1.7% 【本日の戦略】 <米中貿易協議進展期待でドル高に> 朝方から株高で円安が進んでいたところ、「ライトハイザーUSTR代表と数名の担当者が上海を訪問し対面での協議に臨む」と伝わったことで、リスクオンムードとなりました。ドル円は一時108.28円まで上昇、米10年債利回りも2.081%へ上値を伸ばしており、そのまま108円台を維持しています。金の反落もドル買い材料、本日は108.50円付近を試せるか注目。ただ、序盤上昇していたクロス円が反落していて、ドルストレートへの売りが重しになりました。NYダウが史上最高値付近で推移するなど株高の地合いなので、株高による円安に期待したいところ。 <新首相誕生のポンドに注目> 通貨別には、ポンドの値動きにも注目。昨晩、党首選でボリス・ジョンソン前外相が勝利し、本日付けで正式にイギリスの首相となります。5月上旬からのポンド売りでポンド円は-12円も下落しており、このあたりでいったん買戻しの地合いになるのではないかと予想します。 【経済指標】 ★★★ 23:00 (米) 6月新築住宅販売件数(前月比) 前回:-7.8% 予想:5.1% 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 107.80〜108.70 ↑ ・ユーロ円 120.00〜121.50 → ・ポンド円 134.00〜135.50 → ・豪ドル円 75.20〜76.50 ↑ ・ユーロドル 1.1100〜1.1190 ↓ ・ポンドドル 1.2350〜1.2500 ↓ ・ドルスイス 0.9800〜0.9950 ↑【通貨の強さ】 ドル>ポンド>豪ドル>ユーロ 【注目通貨】 ・ドル(米利回りが上昇し金が売られる)
最近口を酸っぱくして「ドル円や株価の動向は、7月末のFOMCへの見通しが大きい」と言っておりますが、それについて、もう少し詳しく解説します。 まず、現在のドル円を取り巻く大きな流れとしては、 ・FRBは金融緩和路線がほぼ確定的、他の主要国も緩和に向かう一方、日銀の緩和は継続はされるものの、これ以上の緩和という点では限界が近づいている ・世界的に景気見通しの減速傾向が強まっている ・中東や香港、トルコ等、地政学リスクも高まっており、ヨーロッパも一時よりは落ち着いたとは言え、移民問題等、様々な爆弾を抱えている というように、金融政策の面でも、リスクオフの面でも、円高ドル安が進んでもおかしくない環境にあります。 一方で、ドル円はトランプ大統領就任後のコアレンジの下限である108円近辺でしぶとく粘っており、「上がるのも下がるのも難しい」状態にあります。 その背景には、株価や高金利通貨が比較的堅調で、「リスクオフの円高になりきれていない」ことがあり、何故そうなっているかというと、 ・世界的な金融緩和の流れで、株価が上がる ・ドルへの資金流出が収まることで高金利通貨も比較的堅調 というように、要は「アメリカの利下げ期待」がドル安要因になりながらも、本格的なリスクオフを防いで下値も支えている状況にあると見ております。 そして、この「アメリカの利下げ期待」については、いよいよ来週FOMCがあり、そこで実際に利下げがあれば、「期待」から「事実」へと変わります(利下げがあること自体は市場ではほぼ確実視され、また、これまでのFRB要人発言を見ていても、ここで利下げしないということはさすがにないと思われます) この下げ幅については、市場では現在50bpsの利下げも期待されていますが、「予防的な利下げ」でさすがに一気に50bps下げるのはなかなか考えづらく、こうなると仮に利下げがあっても、「予想ほどのものではなかった」となり、株価や新興国通貨は、「噂で買って、事実で売る」となり、そこから連鎖的に円高が進行する可能性も、割とあるのではないかと思っております(本当に50bps下げた場合、一時的にドル安・株高・新興国通貨高が大きく進むとは思うものの、その後どうなるかは全く読めません) このように、来週のFOMCは、ドル円だけでなく、高金利通貨にも、株価にも、また金や原油価格などにも大きく影響すると考えられるので、絶対に注目しないといけない大イベントだと考えております。
先週は108円台前半から107円台の動きでしたが、最終的に107円70銭付近で取引を終えています。トレンドがはっきりしないながらも、緩やかに円高方向です。週明けのドル円も、弱含みの展開が予想されます。このところ、利下げ幅をめぐって市場の関心の中心になっているFOMCですが、いよいよ開催が、来週7月30日及び31日に迫っています。 今週予定されている7月26日発表のアメリカの4-6月期GDPが、市場の予想を下回る数字だった場合には、0.5%の利下げ幅への期待感から、さらにドル売りが進む可能性があります。市場の事前予想では、アメリカのGDPは、1%台後半まで減速するものとみられています。先週発表された中国の4-6月期GDPが1992年以来の低さだったことも、世界経済の先行き不安を広げています。こうした材料を受け30日及び31日開催のFOMCについては、利下げ幅に関する市場の見方は分かれています。0.25%、0.5%、どちらともいえない雰囲気です。米中貿易摩擦もこのところ、再び為替市場の材料になっています。トランプ米大統領は米中協議が不調の場合には、制裁の実施を示唆。これに対して中国政府も反発したことで、先週半ばには株式市場も軟調な展開になりました。 また、ユーロをめぐっては、25日にECBの理事会の開催が予定されています。ECBも早期の利下げ観測をめぐり関心を集めており、今後の利下げなどについて議論される見込みです。さらには、イギリスでもブレグジットをめぐり強硬派の新政権の発足などが予定されており、新首相の動向も注目されるところ。目下の政治情勢も欧州通貨売りにつながります。材料次第では、週内にもユーロ売りが強まる展開も想定されますが、そもそもユーロの先行きをめぐるECBの緩和スタンスは市場参加者に共有されており、ここから本格的なユーロ売り、またそれをきっかけにした広汎なドル買いが広がる展開は想定しにくいでしょう。 また、今日の段階では、これといった重要な材料もありませんので、大きく動くことが見込まれる相場ではありません。勝負をしにいくような地合いもないでしょう。株式市場の動きなども注視しつつ、今後の相場の流れを見極めるべき時です。 17:30 香港6月消費者物価指数 21:30 カナダ5月卸売売上高 24:00 黒田日銀総裁発言
こんにちは、ダメおやじです。 昨日のドル円は東京で日経平均の大幅安、ダウ先安から107.61円まで下落もジリジリと買われNYでは指標も良かった事で108.01円まで反発しました。しかし、連銀総裁の利下げ示唆発言に反応し50p利下げを織り込む動きとなり米金利低下からドル円は107.21円まで下落しました。 ドル円は前回安値の107.79円を割り込む動きでした。流れが下に向いており戻り売り有利と見ています。戻りは107.70円台、下値は106.80円で売り有利とみています。 私が密かに狙っているのはポンド円の買いです。売り方としては、上げてくれないと売れませんので。17日の134円付近で投げ売りがでたと思われ目先、押し目買いと思われました。その後は134.61円、134.85円まで戻すも売り圧力の強さやドル円安からNYで売られています。しかし、下値は切り下げ、上値は切り上げており、突っ込みは買ってもよいのではないでしょうか。上値は135.20円、135.80円で、下値は134円までと見ています。 週末、頑張りましょう。
昨日は米小売売上高の好結果を受けてドルの買い戻しが継続するかと思われましたが、108円台で上げ渋る展開となりました。トランプ大統領は依然として中国に対して追加関税を匂わせており、リスク選好相場にはなりにくい状況が続いています。 17日に発表のあったベージュブックでは全般的な見通しは明るいとしながらも、利下げについての必要性を示唆する内容となりました。直近の米経済指標が好調を確認できたといっても米利下げ観測はさほど後退しておらず、引き続きパウエルFRB議長は利下げスタンスを崩してはいません。昨日の値動きは戻り売りを狙っている方にとっては格好の売り場だったと思われますが、108円台では売り参入して107円後半割れを狙っていくのがよさそうです。 また米債利回りは2.141%を上値として今朝の時点で2.050%付近まで下落しています。こちらもドルの頭を重くする要因の一つであるため、本日はドル売りをベースに見ていくのがよいかも知れません。 本日の経済指標イベントとしては、英国の小売売上高の発表があります。ボリス・ジョンソン氏が次期首相に当確になるに連れ、合意なき離脱を警戒してポンドは軟調に推移している状態です。指標結果で流れが大きく変わるとは思えませんが、予想値は良い結果が期待されているため一時的なポンドの買い戻しの動きには注意が必要でしょう。 米株価が小幅反落となっていますが、株価下落によって為替も軟調展開となれば売り回転させやすくなります。本日の値動きとしてはそれほど大きな変動は期待できないかも知れませんが、ドル売り方向でのポジションを回転させることで利益を積み増していければと思います。
16日の米国株は小幅下落、NYダウ23ドル安(-0.09%)、ナスダック35ポイント安(-0.43%)でした。 前日のシティGに続き、米銀大手の決算発表が相次ぎました。金利低下の悪影響に懸念が高まりました。 為替市場はポンド売りが継続、23日に英保守党党首選を控え、合意なき離脱懸念が高まっています。 ポンドは投機筋のショートポジションが積み上がっている中でチキンレースへ。 経済指標は、米6月小売売上高0.4%(予想0.1%)、除く輸送機器0.4%(予想0.1%)と強い結果でした。 それでも7月末FOMCでの予防的利下げに変更なさそうです。 投資戦略は、ドル円もユーロドルも膠着状態です。動きが出てくるまで様子をみます。新しい材料やテーマが出て欲しいところです。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
7月も半ばを過ぎたというのに、今年の梅雨は強力で、晴れらしい晴れもみないままに日々を過ごしております。実感としても毎日雨ですが、天気予報でも記録的な日照時間の少なさが取り沙汰されており、農作物への影響が懸念されるところ。 【本日の指標】 本日の指標は小粒。英国における失業率の発表、そして米国において小売り売り上げ高など、さほど目立たない指標が予定されております。英国では来週に迫った新首相選出が取りざたされてもおかしくないタイミング。忘れていけないところでは、主要米国企業の決算が今週予定されているようで、株式相場は利下げの追い風もありますが、なかなか騒がしい相場となることが想像されます。 【本日の戦略】 昨日発表された国内GDPは前年と比較して成長率が記録的な低さとなるなど、米中貿易問題で揺れる中国の実体経済を鮮明に写す形となりました。経済成長に対する失速は明らかに数値という形で示され、今後懸念されるのはそれが日本だけではなく、どこまで世界中に影響するかという点。早急に相場に対して影響を与えるものではなかった模様ですが、株式相場全体を押し下げる可能性もあるため、注意が必要。 かたや米国では3日連続でのダウ平均最高値更新がニュースとなるなど、相変わらず景気は良い模様。日本はそれに追随すべき場面なのでしょうが、追いかけ切れていない印象を受けます。市場参加者は次なるFOMCの利下げ、そしてその利下げ幅について思惑を巡らせております。さらなる追い風としてトランプ大統領によるドル安戦略も報道されているなか、難しい戦略策定が要求されるここ最近のドル円相場。気持ちドル安は変わらなく、さらなる変化を待つ相場とします。
先週12日は、東京時間は11日の米6月消費者物価指数の強い結果を受けドル高で始まるも次第にドルは軟調に推移、欧州時間は円高の流れに、NY時間は米長期金利の低下等受けドルが他通貨に対し弱い動きとなりドル円は107.80円付近まで下落、ユーロドルは1.1270ドル台まで反発しました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 11:00:中国・第2四半期GDP 21:30:米・7月NY連銀製造業景気指数 先週12日のドル円は、東京時間108円台中盤から108円台前半へ下落、欧州時間は概ね108円前半での推移、NY時間は108円を割り込む軟調な動きとなり終盤107.81円の安値を付け107.92円で引けました。今日軟調な流れとなると107円台中盤への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると108円台前半〜中盤へ上昇できるか見たいです。 先週12日のユーロドルは、東京時間は1.12ドル台中盤から後半へ上昇、欧州時間は1.12ドル台中盤へ下落もNY時間は1.1270ドル台まで反発し1.1270ドルで引けました。今日堅調な動きとなると1.13ドル〜1.13ドル台前半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.1240ドル付近への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、前日単独で売られていたドルが昼頃から回復し、夜の米CPIを受けてさらに上昇する形でドルの回復が目立ちましたね。 ただ力関係で見るとオセアニアやカナダが強い位置を維持していますし、円やスイスが弱く、ドルも回復したとはいえ弱い位置を維持しているので典型的「リスク選好型」の状態が続いている状況。 この状況だとオセアニアやカナダのロングが有効なわけですが、今日は週末ということもありポジション調整も考えられますので、安易な取引はさけて、無駄なポジションがある場合は決済していくなど来週を見据えた行動をとっていきたいですね。 今日のイベントとしてはユーロ圏鉱工業生産や米生産者物価指数の他ブリハ英中銀委員講演、ビスコ伊中銀総裁講演、エバンス・シカゴ連銀総裁講演といったところが予定されていますので、夕方の欧州勢参入後は特に注意しつつポジション調整主体に行動したいところ。 さらに大きな流れを見ると、ここ数ヶ月リスク回避の円買いがあり、その中で今週はどちらかというと戻している状況ですので、さらに戻しても本格的に流れを変えるには至るまでは、下がっても上がるだろうといった希望的観測はせず日々の力関係を見て極力無駄なポジションを無くしたいところです。 ではまず水曜から木曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、木曜はNZDが0.36%、AUDが0.22%、CADが0.17%、GBPが0.16%、EURが0.06%、USDが0.02%、CHFが0.04%となっていて、力関係は【NZD>AUD>CAD>GBP>EUR>USD>JPY>CHF】という形に。 水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【NZD>AUD>CAD>GBP>EUR>CHF>JPY>USD】でしたからオセアニアやカナダが強い位置を維持していること、ドルが水曜の単独売り状態から少し回復していること、円やスイスが弱い位置を維持していることなどがわかります。 続いて10時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、ドル円、スイス円がフラットでその他は弱いながらも上向きで現状は円売りの動きが出ればロングのチャンスになりやすい状況。そのため今後は円を軸とした力関係変化が最大のポイントで、ここから円売りの動きが続けば各通貨の短期トレンドは改善し、ロングのチャンスとなりますので、この場合は力関係上強い通貨を買って、円を売るという形で攻めるのが低リスクですね。 一方で円買いの動きが出た場合は各通貨の短期トレンドが悪化して勢いが強くなれば下向きに変化するものが出てきます。こうなった場合はショートのチャンスに変わりますので、力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスクですね。 個人的にはこれまでと同じく短期軸で攻める予定ですので短期的トレンドを見てリスクが低くなっているものをリスクの低い方向に攻めるという基本戦略。 また取引をする前には必ず「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」ということを考えて力関係をしっかり見ていく考えです。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
みなさん、こんにちは。 斉藤学です。 【前日の概要】 NYダウは-22ドル安、日経平均株価も-31円安の21533円と小幅に下落して引けました。ドル円は108円台後半から半ばへ下落しましたが、クロス円は小幅に買われています。 【前日の結果】 ・ダウ平均 26860.20(+76.71 +0.29%) ・日経平均 21535(+35 +0.16%) ・NY金先物 1412.50(+12.00 +0.86%) ・NY原油先物 60.43(+2.60 +4.50%) 【経済指標】 ★★★★★ 23:00 (米) パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 【本日の戦略】 <いったんドルが売られる> 昨日のドル円は、先週末の良好な米雇用統計の影響が続き、一時109.00円の高値を付けました。しかし、その後パウエルFRB議長が議会証言で利下げを示唆したことで、108.50円付近へ戻しています。その利下げ予定のFOMCは今月末となる7/31(水)、その後再び利下げされる可能性は今のところ少ないため、悪材料出尽くしでの反発に期待したいところ。とはいえ、そのFOMCまではまだ3週間ほどあり、その間のドルは軟調に推移すると予想します。 <商品高で資源国通貨に期待> 米利下げの可能性を受け、原油が+4%超急騰し60ドル台乗せ、金も1410ドルを回復しました。このところ原油への買いが続いているので、資源国通貨の上昇に期待。今月上旬に豪ドルは利下げしましたが、それ以降は下げ渋っており、いったん買戻しが強まるのではないかと予想しています。全体的には、昨晩のNYダウが4日ぶりに反発したことを受け、底堅く推移すると思われます。 【経済指標】 ★★★ 21:30 (米) 6月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比) 前回:2.0% 予想:2.0% ★★★★★ 23:00 (米) パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 108.00〜109.00 → ・ユーロ円 121.50〜123.00 ↑ ・ポンド円 135.00〜136.50 ↑ ・豪ドル円 75.00〜76.00 ↑ ・ユーロドル 1.1200〜1.1320 ↑ ・ポンドドル 1.2450〜1.2600 ↑ ・ドルスイス 0.9800〜0.9940 → 【通貨の強さ】 ドル>ポンド>豪ドル>ユーロ 【注目通貨】 ・豪ドル(原油高がサポートと予想)
今回は、昨夜急落したメキシコペソについて書きたいと思います。 昨夜は5.76付近でかなり堅調に推移していたメキシコペソが、本日の深夜に一時5.61近くまで急落しました(執筆時現在は5.68近辺で、少しは戻したものの、まだ十分な戻りとは言えない状態)。これは、メキシコのウルスア財務相が突然オブラドール大統領の経済運営に不満を示して辞任したことが原因でした。これに対して、世界開発センターはこの辞任が財政改革の遅れや投資家信頼感の悪化につながりかねず、格付の引き下げの可能性もあるとの見方を示しております。 メキシコは、元々ぺメックス問題(メキシコの国営石油会社が2018年の業績が約64億ドルの純損失、格付もジャンク債寸前まで落ち込んでおり、こうした財政状態の悪化が原因で、新しい油田開発ができず、生産量も減少しており、ここにどの程度公的資金を入れて救済するかという問題)や、GDPの低迷もあって、年内格下げの可能性が噂されておりましたが、その中でこうした新しい材料が出てきたのは、メキシコペソにとってなかなかのネガティブ材料となると考えられます。 また、メキシコは消費者物価指数も4%まで下がってきており、上記GDPの低迷も考えると、年内の利下げの可能性もありうるのではないかと考えております。 さらにいうと、クロス円で考えると、「世界的な緩和傾向の中で、日本はこれ以上の緩和が難しく、さらに消費税の増税まで控えている」という要因からの円高も考えられ、メキシコペソ円については、割とネガティブな材料が目立つ印象です。 これまで、メキシコペソについては、 ・失業率、債務、インフレと言った新興国でありがちなリスク要因が少ない ・世界最強国のアメリカの隣国で関係が深く、アメリカの成長に伴って成長すると考えらえる ・資源国でもある ・経済成長も期待されている といったことから、私も割と強気な見方をしており、昨年末の価格が低い時には積極的に買っていたのですが、こうした状況を踏まえて、今のメキシコペソのレートを見ると、個人的には今時点で買っていくのはなかなか怖いなと考えております。 ある程度長期保有を前提とする場合には、史上最安値を下限くらいで見ていると、痛い目にあう可能性も高いのではないかと思っており、個人的には最低でも4円くらいまでの下落は覚悟したうえでゆっくり買い下がりたいと思っております。
週明け昨夜のニューヨーク株式相場は、先週の流れを引き継ぎ続落となりました。 先週金曜日の雇用統計の結果を受け、FRBよる早期かつ大幅な利下げ期待が後退したことを受けて、ダウは115.98ドル安、ナスダックは63.41ポイント安で取引を終えています。為替市場も、ニューヨーク時間はドルがまたもや小幅高の展開に。ドル指数は約3週間ぶりのドル高水準になっています。 ユーロドルは先週5日には1月以来のドル高水準を記録しているほか、ドル円も、昨夜には108円台後半まで上昇しており、ドルの強さが印象です。6月のアメリカの雇用統計が堅調だったことで、目先の数日のトレンドの流れとしては明らかに株安・ドル高の潮目が継続しているとみてよさそうです。円安もあり、今日の日経平均はやや反発して始まっていますが、昨日は3日営業日ぶりの反落でした。 前述のように、先週金曜日のニューヨークでは雇用統計を受けてドル高、株安に傾いたため、昨日の東京市場もその流れを受けたものです。5日のNYダウは5日ぶりに反落。6月雇用統計では、雇用者数の伸びが市場予想を大きく上回って22万4000人となったことで、コンセンサスになっていた7月の利下げ期待が後退する結果になりました。 昨日は日経平均が軟調だったことで、東京時間のドル円は108円30銭台付近とやや円高方向に戻したものの、昨夜のニューヨーク市場からは再び108円70銭台まで円安が進んでいます。今回の雇用統計を受けて、FRBが7月のFOMCで、0.5ポイントの大幅利下げを実施する可能性は低下しました。とはいえ、中期的には現在のFRBが緩和基調にあり、7月のFOMCでも0.25ポイントと小幅ながら利下げがあるとみるのが一般的です。やはりドル円が109円を超えて、さらに上昇していくようなエネルギーは欠く展開とみたほうがいい気がします。今日の時点の戦略としては、まだドル高の流れに逆らう状況にはないと思います。ドル円が109円付近まで接近すれば目先での天井感はありますが、慎重に取引したいところです。 14:45 スイス6月失業率 21:15 カナダ6月住宅着工件数 21:30 カナダ5月住宅建設許可件数 22:00 メキシコ6月消費者物価指数
こんにちは、ダメおやじです。 週明けはドル円は小幅安でスタートですが、これからの株価動向や実需の動向に注目です。 世界は通貨安競争になってきており、逆に日銀はこれ以上金利安が続くと、地方銀行などの運営が怪しくなるので、日銀からは手が打てない状況です。また、トランプさんはドル高牽制しており、週末にドル円が米雇用統計で買われたことにはびっくりでしたが、米利下げ観測から売り人気が強く、相当に売りが溜まっていたことで買戻しだったと思われます。 本日は、ドル円は上値108.70円台、109円には届かないとみています。下値も108円は割らない小動きですが、米金利動向をみながらしっかりと対策していきたいです。 今、標的にされているのはユーロですが、ユーロドルは利下げ観測の強まりからも週末は売られましたが、ドル高なら下げて、ドル安なら反発という展開が予想されます。本日は上値は1.125、下値1.12までと考えられますが、1.1170付近までくればチャートの形的には目先は買いたい感じです。 今週は動いて欲しいですね。頑張りましょう。
今週はG20にて米中貿易協議が良い方向へと運び、上方向へ窓を開けてスタートしました。しかし次の日には窓埋めを達成。米金利が2.000%を割り込んだことでドルの上値が抑えられた形となっています。 次期ECB総裁がハト派のラガルド氏に確定したことでユーロがネガティブになると、間接的にドル高となってしまうのを防ぐためもあってか、トランプ大統領からドル高牽制ツイートがあり、ドル円の反発はあっという間に終了してしまった感があります。 昨日は米国の独立記念日により市場は稀に見る閑散相場となり、ドル円は1日でわずか14pipsしか動きませんでした。本日は昨日の反動もありボラティリティはあがると思われますが、NYタイムには米雇用統計の発表があるので、NYタイム序盤はやや様子見相場となるかも知れません。 昨今は米雇用統計の結果にはあまり左右されないイメージがありますが、雇用者数の増減や平均時給の伸び率の結果については瞬間的な値動きにつながるので注目はしておいた方が良いでしょう。 米雇用統計の結果が重要視されないのはすでにFRBが利下げ路線にシフトしたことが大きな要因の一つです。月末の7/31(水)のFOMCでは利下げがほぼ100%織り込まれており、続く9/18(水)の会合でも80%弱の確率で2回連続の利下げが予想されています。 米債利回りが2.000%を割り込み、再び催促相場となりつつありますが、本日の雇用統計が予想外に良い結果となって利下げ不要へのくさびを打つのか、結果を楽しみにしておきたいと思います。個人的には戻り売り目線で見ていきたいですが、今夜の結果如何では短期的なロングも視野に入れつつ、大波に備えておきたいと思います。
3日の米国株は上昇、NYダウ179ドル高(+0.67%)、ナスダック61ポイント高(+0.75%)でした。3指数揃って史上最高値を更新しました。 経済指標は、米6月ADP雇用統計10.2万人増(予想14.0万人増)、米6月ISM非製造業景況指数55.1(予想55.9、前回56.9)と予想を下回りました。 経済指標の悪化が利下げ期待を高め、7月FOMCでの0.25%利下げ確率は100%、0.50%の利下げ確率も上昇しました。 FRBは株価が史上最高値にある中でも、0.25%の予防的利下げに踏み切ると予想しています。 これにより米株式市場がバブル化するか? 週末の米6月雇用統計、7月半ば以降の米企業決算に注目です。 投資戦略は、ドル円戻り売りです。大幅な円安・円高どちらも期待しづらい環境と見ています。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
7月に入りましたが、日本全国梅雨まっしぐらで、全国ニュースの週間予報は傘ばかりで沖縄の晴れが目立つ毎日です。既に災害レベルの豪雨が発生している地域もあり、極端な天気が自分が子どもの頃と比較して増えたなと思うのは自分だけではないはず。夏の到来が待たれます。 【本日の指標】 今週末は雇用統計。本日はその前哨戦であるADP雇用統計。前回はしばらく続いていた米国経済の好調さに水を差す形で、ネガティブサプライズとなりましたが、今回も予想数値としては10万人雇用増を超えてのある程度良い数値。悪い数値ならば利下げ圧力構造でわかりやすい相場となりますが、逆にプラスの場合はどう相場がとらえるか。更には悪い数値を出した前回数値の訂正も静かに控えており、非常に注目されている雇用統計の前哨戦です。 【本日の戦略】 米中貿易戦争のある意味停戦合意から週明け、ドル円は窓を開けてのスタートの今週でしたが、108円台半ばを天井として反転して窓締め。本日の時点では108円を切る水準で推移中。108円半ばというのは6月に入ってから半月間程度低いボラティリティの中で細かく上下動した値であるため、今後の節目として機能しそうなラインです。 一方で前回安値である107円というのも108円半ばからしてみれば一またぎできる距離であり、今後も貿易戦争やFOMCによる金利動向によって一喜一憂することになりそう。短期的には下値をさぐる動きに乗る形でドル円の売りを狙いますが、前述の108円の上値ラインをしっかり意識してポジションを調整したいと考えています。好調な株式相場に対して静かな為替相場が続く展開、しばし様子見です。
昨日は、先週末の米中首脳会談での米中貿易交渉再開や中国への追加関税の先送りの合意が好感されリスクオンでのスタートとなりドル円は上に窓を空け108円台前半で推移しました。ユーロドルはNY時間に1.13ドルを割り込み1.1280ドル台まで下落する弱い動きに、ユーロ円も122.30円台まで下落しました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 13:30:RBA政策金利発表 15:00:独・5月小売売上高指数 17:30:英・6月建設業購買担当者景気指数 今日の政策金利関連はRBA政策金利発表が予定されています。 昨日のドル円は上窓をあけて108.20円台でスタートし東京時間は108.10円〜108.40円台で推移、欧州時間は序盤108.53円の高値を付けるもその後は108.20円台〜108.30円台で推移、NY時間は108.20円台〜108.40円台での値動きでした。今日堅調な動きとなると108円台後半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると108円台前半〜108円付近への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは東京時間1.13ドル台中盤から1.13ドル台前半へ下落、欧州時間は1.1320ドル付近から1.1360ドル付近まで反発、NY時間は1.13ドルを割り込み1.1280ドル台へと下落しました。今日軟調な動きとなると1.12ドル台中盤、まだ下へ行くと1.12ドル付近への下落も考えられます。一方、反発の動きとなると1.13ドル台前半〜中盤へ上昇できるか見たいです。 では、今日も頑張りましょう!
先週金曜の為替相場は、G20を意識した小動きに終始し、全体的に変動率が低く膠着感が出た状態で引けましたね。先週1週間を通して見ると前週までとは逆にリスク選好気味の相場で、オセアニアやカナダといった資源国通貨が強い位置に来る場面が多く見られました。 一方でドルや欧州系通貨、円が弱い位置に来て引けていますので、まずはG20明けとなる今日の各国市場初動で、力関係がどう変化するか、それに伴う短期トレンド変化はどうかというところに注目。 また短期トレンドはオセアニアやカナダが上向きですが、その他はフラットですから、今日の動き次第でなんとでも変化するので、週末に予定されている雇用統計を見据える上でも今日の動きは重要となりそうです。 イベントとしては日銀短観や中国財新製造業PMI、米ISM製造業景気指数、OPEC総会といったところが重要度の高いイベントとなりますので、株式市場と為替との連動にも目を向けつつ、イベントでの変化を見たいですね。 ではまず力関係についてですが、こちらは週間予想で記載しましたので詳細はそちらを確認していただくとして、ポイントはカナダドルや豪ドル、NZドルが強く、円、ドル、ユーロ等が弱いということ。 また短期トレンドについても週間予想で記載しましたので、詳細はそちらを確認していただくとして、ポイントはフラット主体で、オセアニアやカナダが上向きとなっているということ。 そのため今後のポイントは円を軸とした力関係変化で、ここから円売りの動きが出れば各通貨の短期トレンドは改善してロングのチャンスとなるため、力関係上強い通貨かつ値幅が出やすい通貨を買い、円を売るという形で攻めるのが低リスクとなります。 逆に円買いの動きが出てきた場合には各通貨の短期トレンドが悪化し、明確な下向きのものが出てきてショートのチャンスに変わります。 この場合には力関係上弱い通貨かつ値幅が出やすい通貨を売って円を買う形で攻めるのが最も低リスクかつ高リターンを狙える方法となりますね。 個人的な基本戦略はこれまでと同じく短期だけの動きを重視して力関係、テクニカル両面で低リスクになれば順張りで攻める予定。 また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」ということを考えて最も低リスクなものを選択。 そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いて、自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。 それでは、今日も一日頑張ってまいりましょう!
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