マーケット・プレディクション(5/16〜 5/20)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 79.00 〜 83.00
ユーロ/円 ・・・ 112.00 〜 117.00
豪ドル/円 ・・・ 83.00 〜 87.00
ユーロ/ドル・・・ 1.3800 〜 1.4400
先週のドル円は値幅が限られ、基本的には80円台半ばから81円台半ばのレンジ内取引でした。
その前の週では一時80円台を割り込むなど、ドル安の流れに引っ張られる場面もありましたが、
先週は下値不安もやや後退した格好になりました。
しかし一方では上値も重く、81円台半ばから上ではドル売り意欲が強いのも確認されています。
特に、毎回指摘しているように「週足」の雲を完全に抜け切るまでは、ドルの反転はまだまだ先のことと
認識せざるをえません。
今週も引き続き、特段の情報でもない限り値幅は限定的と思われます。
足元での81円を挟む動きを「ドルは底堅い」と読むのか、あるいは「ドルの上値が重い」と読むのか、
保有しているポジションがロングかショートかで違ってくるものと思われますが、個人的にはこれまで通り
「徐々に底堅くなってきている」と思っています。
米出口戦略が遠のいたことから「異例な低金利」がまだしばらく続く、との見方からドルの反発は
見られません。
ただ、あえてドル買い材料を探せば、
米株式市場が一進一退を繰り返してはいますが、株価の大崩れは今のところありません。
株高に伴う「資産効果」もまだ期待でき、個人消費も底堅さを見せています。
ドル安が長く続いていることから、輸出企業にも「ドル安効果が」出ていることもあります。
今後も緩やかなながら景気回復が続いていくものと思います。
さらにドル円から目を離し、ユーロ、豪ドルを対ドルでみた場合、ドルは目先の底を打って上昇しています。
ドルは対ユーロでは約900ポイント、対豪ドルでは約600ポイント、それぞれ底値から上昇しています。
円については「逃避通貨」あるいは「避難通貨」として買われていますが、円そのものに買い材料はなく、
結局ユーロなど、これまで買われていた通貨が下落したことで相対的に買われたと言えます。
つまり、ドル円でも、通貨ユーロや、金、原油など商品相場の行方に左右されるということです。
今夜、欧州ではユーロ圏財務相会合が開かれギリシャの財政問題が議論されるものと思われます。
ギリシャはさらなる金融支援をIMFとEUに要請するものと思われますが、すんなり決まるかどうかは予断を
許しません。
金融支援を実施する条件としてさらなる財政赤字削減が求められるからです。
ただ、金融支援が実施されるならば、悪材料出尽くしでユーロが買いもされる可能性もありそうです。
今週は重要な経済指標はそれほどありませんが、バーナンキ議長とトリシェ総裁の講演が予定されています。
バーナンキ議長からは雇用に関する発言があるかもしれません。
また、トリシェ総裁はインフレ圧力に関する認識を示すことも考えれます。
つい先日6月の追加利上げの可能性がないことを示唆したばかりのため、利上げにつながる発言はないもと思われますが、
このところ市場への影響力も大きいことから注意は必要です。
週明けのアジア市場ではユーロドルはやや反発して始まっています。
投機筋のユーロ買い持ちポジションもピークから4割ほど整理されてきました。
1.40を割り込むともう一段の下落があるかもしれません。
すでに重要なテクニカルである一目均衡表の「遅行スパン」は「逆転」を示現しており、「週足」での「逆転」が見られるようなら
長期間の下落は避けれないように思います。
「日足」の雲の下限である1.3973がサポートになるのかどうかに注目しています。
■ 今週の注目材料 ■
- 5/16 (月)
中 胡錦濤主席、ファンロンパイ・EU大統領と会談
欧 4月ユーロ圏消費者物価指数(CPI・確報))
欧 3月ユーロ圏貿易収支
欧 ユーロ圏非公式財務相会合
米 5月NY連銀製造業景気指数
米 5月NAHB住宅市場指数
米 バーナンキ・FRB議長講演
- 5/17 (火)
豪 RBA議事録
中 温家宝首相、ファンロンパイ・EU大統領と会談
独 5月独ZEW景気予測指数
英 4月英消費者物価指数
米 4月住宅着工件数
米 4月建設許可件数
米 4月鉱工業生産
- 5/18 (水)
英 BOE金融政策委員会議事録
英 4月英失業率
米 FOMC議事録(4/26.27日分)
米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
- 5/19(木)
日 1−3月期GDP(第1次速報)
日 日銀金融政策決定会合(5/20まで)
欧 トリシェ・ECB総裁講演
米 4月中古住宅販売
米 週間失業保険申請件数
米 4月コンファレンス・ボード景気先行指数
米 5月フィラデルフィア連銀製造業指数
- 5/20(金)
日 白川・日銀総裁記者会見
欧 5月ユーロ圏消費者信頼感
独 4月独生産者物価指数
加 4月カナダ消費者物価指数
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