マーケット・プレディクション(7/7〜7/11)
先週金曜日はアメリカが独立記念日のため休みで、前日木曜日の二大イベントが焦点でした。
米失業率は予想通りでしたが、非農業部門の雇用者数(Non farm payroll)はマイナス62,000人と年初からの
減少が止まりませんでした。同時に、4月、5月の雇用者数も下方修正され、このままでは年間100万人近い減少に
なりそうな勢いです。依然として米雇用環境の悪化が続いているようです。自動車、金融、航空などが大幅な雇用調整を
発表しています。加えて、先週145ドル台で越週した原油価格が更に上昇しそうな勢いです。
いずれ「調整」があると市場関係者は観ていたようですが、高止まりしては新値を更新し、再び高止まりして高値をとりに
そして、ドルの上昇も限定的です。
今日から行われる洞爺湖サミットでは先進主要国だけでなくBRICKS やアフリカ諸国の首脳も参加します。
原油高は非産油国だけでなく、産油国にとっても将来マイナスだという議論を中心にどれだけ具体的な対策を立てられるかに
かかっています。
ECBが利上げに踏み切ったことで、対ドル、対円で金利差が拡大しました。
どこかのタイミングで市場は次の利上げの時機を探ることになると思いますが、そうなると益々ドルにとって不利になります。
利上げをするということは、経済成長を止めてまで物価安定を図ることに他なりません。現状を見た場合、米国には利上げの
余地は限られています。もし利上げに動けば最悪の事態である「スタグフレーション」に陥るリスクがあるからです。
企業の資金調達コストは上昇し、個人消費は停滞してしまいます。結局、今できることは「口先介入」しかないのではないでしょうか。
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 105.00 〜 108.00
ユーロ/円 ・・・ 165.00〜 169.00
ユーロ/ドル・・・ 1.5550〜 1.5950
■ 今週の注目材料 ■
- 7/7
- 日 主要国首脳会議(洞爺湖サミット)
- 日 日銀支店長会議
- 欧 ユーロ圏財務相会合
- 7/8
- 日 日銀先行き判断DI
- 米 5月消費者信用残高
- 米 バーナンキFRB議長講演「住宅ローン融資に関して」
- 米 5月卸売売上高
- 7/9
- 欧 ユーロ圏第一四半期GDP
- 7/10
- 欧 ECB月例報告
- 米 バーナンキFRB議長・ポールソン財務長官が金融市場の監督見直しについて議会証言
- 米 6月主要小売売上高
- 7/11
- 米 5月貿易収支
- 米 6月財政収支
- 米 7月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値
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