マーケット・プレディクション(10/3〜 10/7)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 76.00 〜 78.00
ユーロ/円 ・・・ 100.00 〜 106.00
豪ドル/円 ・・・ 73.00 〜 78.00
ユーロ/ドル・・・ 1.3000〜 1.3700
今週も引き続きユーロの行方が市場の最大の注目となりそうです。
週明けの3日、ユーロドルは1.33台前半までユーロ安が進みました。
先週にはドイツ、フィンランドなどの議会が欧州金融安定基金(EFSF)の機能強化案を承認し、ユーロがやや買い戻される
場面もあり1.36台後半まで反発しましたが、市場のユーロに対する見方は依然として弱気で、再び1.33台まで
売りこまれ、今年1月以来の水準にまで下落しています。
今回のユーロ下落の背景はこれまでの「ギリシャ問題一辺倒」とやや異なっているようです。
ギリシャ財務省の声明によると、ギリシャは追加緊縮策の実施により財政赤字は、今年の対GDP比8.5%から、
同6.8%に相当する147億ユーロ(約1兆5100億円)に抑制することに繋がる模様です。
これはIMF、EUが財政支援の条件として定めたGDP比6.5%に近い削減幅になります。
上記数値がはたして達成できるのかどうかの不安はありますが、この段階ではユ−ロがさらに売られる理由は見つかりません。
今回は欧州財政危機問題に加え、域内景気の減速懸念があります。
ユーロ圏の景気をけん引してきたドイツの景気減速が微妙な状況になってきたからです。
ドイツ経済はこれまで新興国の景気拡大を背景に順調に拡大してきましたが、ZEW景気予測指数の悪化に加え、先週末に
発表された8月の小売売上高は市場予想を大きく下回っています。ドイツの個人消費の行方に黄色信号がともったと言えそうです。
ユーロ圏では本日(10/3)と明日にユーロ圏財務相会合が開かれ、ギリシャに対する支援第6弾が話し合われる予定です。
ギリシャ支援が満場一致で決定されれば、ひとまずユーロが買い戻されることになりそうですが、ドイツがそう簡単に
支援に賛成するかどうか予断は許しません。
またECB理事会では「利上げ」の可能性も指摘されていましたが、先週末のユーロ圏CPIの3%台乗せで、ほぼその可能性は
消えたのではないかと思われます。
ドル円は今朝がた、約3週間ぶりに77台前半まで上昇しましたが、その後は相変わらず上値が重い展開が続いており、77円を挟む
動きになっています。
ただ、これまでの展開と違って、ずるずると76円台半ばに向かって下げていく展開ではなく、ややドルの下値を固めつつあるのかも
知れません。
しかし、現状ではここからドルの買い持ちを進めるわけにも行きません。
77円50銭を完璧に上抜けしたら「ストップ」を入れながら、買い持ちを試みてもいいと思いますが、まだその段階ではありません。
ここからは何度も押し戻された経験があるからです。
今週は重要な経済市場が目白押しです。
特に週末の「米9月雇用統計」が注目されます。
先月は「雇用者数±0」と市場予想を大きく下回りました。通信大手のベライゾンが4万5千人のストライキを行ったことが
「失業」と見做されカウントされたことが影響したと言われており、今回はその反動が数字にカウントされますが、それでも現時点での
市場予想は6万人前後の増加です。
仮にこの数字を下回るようなら、米雇用者数の減収傾向が確認され株価の下落に繋がり、市場は「QE3」を要求する相場展開に
なる可能性が高くなりそうです。
ドル円もさすがに今週は動きが活発になると予想します。
■ 今週の注目材料 ■
- 10/3 (月)
豪 シドニー市場休場(レイバーデー)
日 9月日銀短観
中 中国9月非製造業PMI
欧 ユーロ圏9月製造業PMI
欧 ユーロ圏とEU財務相会合
欧 ギリシャ2012年予算案を提出
英 英9月PMI製造業
米 9月ISM製造偉業景況指数
米 ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
- 10/4 (火)
豪 豪月貿易収支
豪 8月住宅建設許可件数
豪 RBAキャッシュターゲット
日 9月マネタリーベース
欧 ユーロ圏8月生産者物価指数(PPI)
欧 ユーロ圏とEU財務相会合
独 メルケル首相講演
米 バーナンキ・FRB議長議会証言
- 10/5 (水)
豪 豪8月小売売上高
欧 ユーロ圏8月小売売上高
欧 独・メルケル首相、バローゾ欧州委員長と会談
英 英第2四半期GDP(確報値)
米 9月チャンレンジャー人員削減数
米 9月ADP雇用者数
米 9月ISM非製造業景況指数
- 10/6 (木)
日 日銀金融政策決定会
英 BOE政策金利発表
欧 ECB理事会
欧 トリシェ・ECB総裁記者会見
米 週間失業保険申請件数
- 10/7(金)
日 日銀金融政策決定会合
日 白川日銀総裁記者会見
日 8月景気動向指数
独 独8月鉱工業生産
米 9月雇用統計
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
加 カナダ9月失業率
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