マーケット・プレディクション(12/19〜 12/23)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 77.00 〜 79.00
ユーロ/円 ・・・ 100.00 〜 105.00
豪ドル/円 ・・・ 76.00 〜 81.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2800 〜 1.3300
先週ユーロドルは心理的な節目であった1.30台を一時割り込み、1.2945まで下落する場面がありました。
先週末のNY引け値では1.30台前半と、若干反発して引けてはいますが引き続き上値は重いものと思われます。
最大の注目イベントであったEU首脳会議では結局ドイツ主導の財政規律の強化で合意し、欧州債務危機に対する決定的な
解決策は見い出せないまま越年しそうな気配です。
ファンロンパイ・EU大統領は「次のEU首脳会議は1月中に行いたい」としていましたが、まだ具体的な日程は決まっていません。
ブルームバーグでは今朝、EU財務相がブリュッセル時間19日午後3時半(日本時間同日午後11時半)から、IMFへの
2000億ユーロ(約20兆3000億円)の拠出や、今月9日に合意した財政協定について協議するため電話会合を開催すると報じています。
このように、ユーロ圏ではセーフティネットを構築し、財政再建に苦しむ高債務国を救済するために一歩踏み出してはいますが、欧州債務危機への
懸念を市場から払拭するには至っていません。
欧州安定メカニズム(EMS)を1年前倒しで創設することで合意し、それまでのつなぎとしてIMFへ資金拠出を行い、「万が一」に
備えようとしたユーロ圏ですが、イタリア国債などが再び危険水域である7%を超えるなど、危機は治まりそうにありません。
先週末に発表されたシカゴ通貨先物市場では建て玉は、ユーロドルが1.30台を割り込んだことから、減少しているのではと予想していましたが、
ネットのユーロ売り持ち枚数は11万6457枚で、先週より大幅に増加していました。
投機筋は、まだユーロは下げると観ていることになります。
今週は欧米のクリスマス休暇が本格化することから、相場は動かないと予想されます。
しかし、フランスなど欧州国の国債の入札が控えていることや、週後半には米国で重要指標の発表もあることから、そう安心もしていられません。
特にドイツの景気指標には注意が必要です。
景気後退が続くユーロ圏ですが、ドイツが市場全体をけん引していることから、そのドイツの景気後退が鮮明になればユーロ売りに繋がりかねない
からです。
ドル円は膠着状態が続き、大きな値動きはないものと思われますが、今朝北朝鮮の金総書記が死亡したとのニュースで、朝鮮半島の緊張が高まり地政学的な
理由からウォンと円が売られています。
「有事のドル買い」が全面的に進み、ドルはユーロなどに対しても買われています。
今後は息子の金正恩氏が後継者になることは既定路線ですが、強い北朝鮮の軍部をうまく統制できるかどうか、また南北朝鮮の統合の可能性などが
あるのか注目されます。
突然の金総書記の死去で、円は売られ易い状況が続く可能性はありますが、78円台半ばを抜けきれるかどうかがポイントになります。
この水準を明確に上抜けすれば「レンジ相場」終了の可能性もでてきて、ドル円のボラも大きく上昇するものと思われます。
■ 今週の注目材料 ■
- 12/19 (月)
欧 ユーロ圏10月経常収支
欧 ラホイ・スペイン次期首相議会で演説
欧 フランス短期国債入札(計70億ユ−ロ)
欧 ドラギ・ECB総裁欧州議会で証言
米 12月NAHB住宅市場指数
米 ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演
- 12/20 (火)
豪 RBA議事録
日 日銀金融政策決定会合(12/21まで)
独 独1月GFK消費者信頼感
独 独12月ifo景況感指数
欧 スペイン、ギリシャ国債入札
欧 欧州議会、ユ−ロ債に関する決議投票を実施
米 11月住宅着工件数
米 11月建設許可件数
加 カナダ11月消費者物価指数(CPI)
- 12/21 (水)
日 11月貿易統計
日 白川・日銀総裁記者会見
欧 ユーロ圏12月消費者信頼感
英 BOE政策金融委員会議事録
米 11月中古住宅販売件数
加 カナダ10月小売売上高
- 12/22 (木)
英 英7−9月期GDP(確定値)
米 7−9月期GDP(確定値)
米 週間失業保険申請件数
米 12月ミシガン大学消費者信頼感指数
米 10月住宅価格指数
米 11月景気先行指標
- 12/23(金)
日 東京市場休場(天皇誕生日)
米 11月耐久材受注
米 11月個人所得
米 11月個人支出
米 11月PCEコア・デフレーター
米 11月新築住宅販売件数
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