マーケット・プレディクション(12/26〜 12/30)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 77.50 〜 78.50
ユーロ/円 ・・・ 100.00 〜 103.00
豪ドル/円 ・・・ 78.00 〜 81.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2800 〜 1.3200
今年最後の「マーケット・プレディクション」になります。
2011年は、結局「1年を通じて円高傾向」が進んだ年でした。
ドル円では10月31日の早朝に記録した75円32銭が、歴史的な円高水準でした。
そしてこの日に、政府・日銀が過去最大規模の「ドル買い円売り介入」を実施したことはまだ記憶に新しいところです。
この日だけで、ドル円は約4円も「円安方向」に押し上げられましたが、今年3回にわたる介入以外にドルが大きく上昇する場面が
なかったことは、ドルの上値の重さを表すには十分な現象でした。
政府・日銀は昨年から4回の市場介入を実施し、円高を阻止してきましたが、それでも現在78円前後で推移しています。
円は対ドルだけではなく、対ユーロやポンドでも大きく買われています。
「安全通貨」「避難通貨」としての円ががぜん見直されたと言う言い方もできますが、
裏側から見れば、欧州債務危機や景気減速による米追加緩和から、
ユーロもドルも買えない結果、円に資金が集まったと観られます。
今週は火曜日まで世界の主要市場は休暇です。
基本的には週後半から動きだすものと思いますが、欧州債務危機は依然として解決への道筋が見えていないことから、
緩やかなユーロ安が進むものと予想しています。
対照的に米国では経済指標の好転が続き、特に住宅関連指標にも改善を示す数字が出始めてきたことから、
米景気は緩やかに回復に向かい、この点からも「ドル高ユーロ安」が進み易い流れが続きそうです。
ユーロドルでは1.29台半ばが節目となっており、
投機筋のユーロ売り持ち額(先週火曜日時点で約11.4万枚)が減少していないため、
1.30に近づくと買い戻される展開が続いてます。
ただ上値が重い展開は不変のため、来年には1.25を目指すと予想しています。
ショートカバーが持ちこまれたとしても1.33には届かないのではないかと思われます。
ドル円は今年の秋口から値幅の出ない、動きの鈍い展開が続いていますが、今月に入りさらに値幅が縮小し、
78円を挟む展開に終始しています。
上述の介入以来、下値も介入警戒感があり積極的には円買いを進められないと同時に、根強い円高感もあり上値も重い展開です。
年内はおそらく、この水準で推移すると観られ、もしユーロが一段と下落するようなら78円30−50銭をテストする可能性もあります。
また、反対にユーロ買い戻しが進めば、ドル円も下値を試し77円50銭を試すことも考えられそうです。
週後半から動きが出てくれば、来年の相場を先取りする動きになりそうですが、その際ポイントになるのは欧州債務危機の行方と、
やはり米景気の回復度合いということになります。
いずれも来年春先辺りまでにはある程度のメドが付き、相場の行方を決定していると思います。
ユーロ危機がさらに拡大し、「リスク回避」が進めば、ドル高に振れ、円も売られ易い地合いが予想されますが、
その際に米景気の回復力が鈍いようだと、相対的に円が買われ「円独歩高」の展開があるかもしれません。
いずれにしても、ユーロ円などのクロス円は下落する流れになるのではないかと予想します。
新年は1月9日から配信を開始いたします。
それではよいお年を・・・・。
■ 今週の注目材料 ■
- 12/26 (月)
日 日中首脳会談
休場 → シドニー、香港、チューリッヒ、パリ、ロンドン、NY
- 12/27 (火)
休場 → シドニー、香港、ロンドン、トロント
欧 フランス・短期債入札
米 10月ケースシラー住宅価格指数
米 12月消費者信頼感指数
米 12月リッチモンド連銀製造業指数
- 12/28 (水)
日 野田首相訪印
日 11月失業率
日 11月鉱工業生産
欧 イタリア・短期債、ゼロクーポン債入札
- 12/29 (木)
欧 11月ユーロ圏M3
欧 イタリア・10年債入札
独 独12月消費者物価指数指数
米 週間失業保険申請件数
米 12月シカゴ購買部協会景気指数
米 11月仮契約住宅販売指数
米 12月カンザスシティー連銀製造業活動
- 12/30(金)
日 東京株式市場・大納会
中 12月中国HSBC製造業PMI
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