マーケット・プレディクション(1/4〜 1/6)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 76.00 〜 78.00
ユーロ/円 ・・・ 98.00 〜 103.00
豪ドル/円 ・・・ 78.00 〜 81.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2800 〜 1.3200
2012年も「円高」の幕開けとなりました。
2007年8月の「パリバショック」以来、ドル円は124円から75円台まで一貫して円高傾向を継続しています。
この間の下落幅は率にして約38%も円が上昇したことになります。
約4年半の間、円は買われ続けて来たことになります。
東京市場の取引開始日となる今朝も三大通貨では、ユーロが最も弱く、次いでドル、円となっており、引き続き円が「最強通貨の地位」を
保って推移しています。
ユーロの下落は市場関係者のだれもが予想していたことで違和感はありません。
しかし、円の強さは意外感を持たれた人も多いのではないでしょうか。
昨年12月は77円50銭ー78円50銭のレンジ相場が続き、東京市場が「仕事納め」を終えた途端に、円高に振れるという皮肉な結果に
なりました。
ドル円は12月30日には一時76円30銭まで下落しています。
これは米財務省が「日本の市場介入は支持しない」という内容の報告書をまとめ上げたことで、仮に円高に振れても政府・日銀はこれまで通りに
ドル買い円売り介入に、簡単には踏み切れないのではないかとの連想から円買いが強まったものと思われます。
その後ドル円は77円台に戻すことも無く、新しいレンジの「75円ー78円」に入った可能性もあります。
それでは今年1年、これまでと同様に、さらに「円高ドル安」が続くのでしょうか・・・?
「日経ヴェリタス」紙の最新号によれば、市場関係者70人の今年の為替予想は円の高値を60円台と予想した人が4人いました。
70人の円高の平均値は73円68銭。一方90円以上の円安を予想している人は3人で、平均値は83円01銭でした。
個人的には年の前半は円高傾向が続き、後半にかけては緩やかな円安傾向を予想しています。
具体的には73−90円程度と観ています。
理由としては米景気の回復です。
昨年10月以降定着しつつある米経済指標の改善は、今年も継続され、これがドル買いに繋がると予想するからです。
米金利が引き上げられるのは早くても2013年と言われていますが、景気はその前に回復基調を鮮明にするものと思います。
リスクシナリオは欧州債務危機の一段の深刻化ですが、これもユーロ安ドル高に繋がることから、いずれ円売り圧力が強まるものと
思います。
一方、ユーロドルは依然として売り圧力にさらされていると観られます。
欧州債務問題が一向に解決に向かっていないことが最大の理由ですが、域内諸国は緊縮財政を実施していることから景気後退が
進んでいることも見逃せません。
さらに緊縮財政を実施しているものの、財政赤字削減を計画通りに行えるかどうかは不透明です。
既にスペインが計画通りに進んでいないことを明らかにしており、これがユーロ売りに繋がっている面もあります。
ユーロ下落を予想している中で、ユーロが仮に反発があるとすれば投機筋のポジションです。
昨年12月26日現在の建て玉が発表されましたが、ユーロ売りのポジションはさらに増加しており、約128千枚となっていました。
この規模は過去最高水準で、投機筋はユーロがさらに下落すると予想していることを表していますが、それにしても偏り過ぎていると考えます。
何らかのきっかけで、このポジションの巻き戻しが起こればかなりの反発が予想されますが、その可能性はそれ程高くはないでしょう。
ただ、この大規模なショートポジションは今後の相場展開に影響を与えることは間違いないと思います。
相場観の偏りとともに、このポジションの大きさも記憶には留めておくべきでしょう。
■ 今週の注目材料 ■
- 1/2 (月)
欧 12月ユーロ圏製造業PMI
- 1/3 (火)
中 中国12月非製造業PMI
米 11月建設支出
米 12月ISM製造業景況指数
米 FOMC議事録(12/13日分)
- 1/4 (水)
欧 12月ユーロ圏消費者物価指数(CPI,速報値)
欧 12月ユ−ロ圏サービス業PMI
英 12月英マネーサプライM4
- 1/5 (木)
豪 11月豪貿易収支
日 12月マネタリー・ベース
中 12月中国HSBCサービス業PMI
欧 11月ユーロ圏生産者物価指数(PPI)
欧 仏長期国債入札
米 12月ADP雇用者数
米 週間失業保険保険申請件数
米 12月ISM非製造業景況指数
- 1/6(金)
欧 12月ユーロ圏消費者信頼感(確報値)
欧 11月ユ−ロ圏小売売上高
欧 11月ユーロ圏失業率
米 12月雇用統計
加 12月カナダ失業率
米 ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演
米 デューク・FRB理事講演
米 ラスキン・FRB理事講演
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