マーケット・プレディクション(1/16〜 1/20)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 76.00 〜 78.00
ユーロ/円 ・・・ 95.00 〜 100.00
豪ドル/円 ・・・ 77.00 〜 80.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2300 〜 1.2900
先週も引き続きユ−ロ中心の相場展開でした。
特に週前半は、昨年末からのユーロ売り圧力が加速し、一時1.26台半ばまでユーロ安が進み、対円でも97円28銭を
記録しています。
その後神経質なもみ合いが続きましたが週後半には、イタリア、スペインの国債入札が成功裏り終わったため買い戻しが活発となり
1.28台半ばまで反発しましたが、その後格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が欧州9ヵ国の格下げを発表した
ことを受けて急落。一時は1.2624まで下落しています。
また対円でも約11年ぶりの安値となる97円20銭まで売られ、今朝のオセアニア市場ではその水準を若干下回る場面もありました。
ユーロに比べドル円は相変わらず「蚊帳の外」です。ユーロ円の影響を受けて多少値動きはあるものの、77円台でさえ上値の重さを感じる
展開です。
機関投資家による欧州債売りが断続的に持ち込まれていることから、為替ではユーロ円の売りが発生し、これがドル円でも「ドル売り円買い」に繋がっているbr>
面もあろうかと思います。
欧州9カ国の格下げを行われ、欧州の盟主ドイツも、もはやこれまでのように「時間稼ぎ」をしている余裕はありません。
早急に効果的な対策を講じないと、ユーロ圏の銀行の破たん、あるいはギリシャなどのデフォルトに繋がり、ユーロがさらに売られることに
なります。
それ以外にも格下げにより、各国の資金調達コストが上昇し、さらに景気後退にともなう歳入の減少から財政改善が遅れることになり、
欧州債務危機解消の足を引っ張ることのにも繋がります。
ドイツにとってもさらなるユーロ圏の混乱は決してプラスにはならないことは、メルケル首相自身よく理解していることと思います。
その意味から30日に行われるEU首脳会議に先立ち、20日に行われる独仏伊首脳会談が注目されます。
この会談でこれまでのように新鮮味のない会談内容に終わるようだと、市場は失望感からさらにユーロ売るに走る可能性があり、その行方が
今まで以上に注目されそうです。
ユーロの先安観が支配的な中、ヘッジファンドなどの投機筋のユーロ売りポジションはさらに拡大しています。
先週末に発表された1月10日時点のポジションは、約155千枚のネット売りポジションでした。
その前の週と比較してさらに1万8千枚ほど増加しており、もちろん過去最大規模の売り持ちを更新しています。
投機筋ユ−ロ売りポジションが10万枚を超えたころから「ショートカバーには注意」と警告してきましたが、それが執行されることは無く、
さらに売り持ちを増やしています。
しかし、ここはいやでも注意が必要です。
買い持ちにする必要はないものの、売り持ちにする場合には慎重さが求められます。
ただ、それでもユーロドルの戻りは1.28に届くかどうかと言ったところかと思います。
ショートでエントリーするのであれば相当引きつけることが必要です。
特に欧州時間に入ってからはどんな情報が出てくるか分かりません。「順張り」を基本にしたいと思います。。
■ 今週の注目材料 ■
- 1/16 (月)
日 日銀支店長会議
米 NY市場休場(キング牧師誕生日)
- 1/17 (火)
中 中国10−12月GDP
独 独1月ZEW景況感調査
欧 ユーロ圏12月景況感調査
欧 ユーロ圏12月消費者物価指数(確報)
欧 スペイン国債入札
英 英12月消費者物価指数(CPI)
米 1月NY連銀製造業景気指数
加 BOC(カナダ中銀)政策委員会
- 1/18 (水)
日 11月鉱工業生産
欧 ドイツ国債入札
英 英12月失業率
米 12月生産者物価指数
米 12月設備稼働率
米 1月NAHB住宅市場指数
米 10ー12月決算発表 → ゴールドマン・サックス
- 1/19 (木)
豪 豪12月雇用統計
欧 ユーロ圏12月経常収支
欧 ECB月例報告
欧 スペイン国債入札
欧 フランス国債入札
米 12月消費者物価指数(CPI)
米 12月住宅着工件数
米 12月建設許可件数
米 週間失業保険保険申請件数
米 1月フィラデルフィア連銀景況調査
米 10ー12月決算発表 → バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレー
- 1/20(金)
日 景気動向指数(改定値)
欧 独仏首脳会談(ローマ)
英 12月小売売上高
米 12月中古住宅販売件数
加 カナダ12月消費者物価指数
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