今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(1/23〜 1/27)


■ 今週のレンジ予想 ■


ドル/円  ・・・ 76.00 〜 78.00
ユーロ/円 ・・・ 96.00 〜 101.00
豪ドル/円 ・・・ 78.00 〜 82.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2500 〜 1.3000





先週はユーロが大きく売られた後、週末にかけては買い戻しが活発となり、1週間で約350ポイントもの値動きを見せ、依然ユーロ


中心の相場展開であることをが確認されました。


欧州9ヵ国の一斉格下げや、それに続く欧州金融安定基金(EFSF)の格下げなどの「悪材料」にユーロドルは1.26台前半まで


下げましたが、昨年末からの下落スピードの速さもあり、週後半に向けては「好材料」にはすぐ反応する動きに転じました。


フランス、スペインなどの国債入札が好調だったことや、IMFが危機に陥った国を支援のため基金を1兆ドルにまで拡大することを


検討しているとの報道などが好感された格好です。





結局、欧州からの情報に踊らされたことにもなりますが、根幹にはユーロショートが積み上がり過ぎてたというのが最大の理由です。


過去3週連続で最大規模のユーロ売りポジションを更新していましたが、先週末に発表になった1月17日時点のポジションでは


わずかですが、さら売り持ちが積み上がっており約16万枚に達していました。


ユーロが買い戻された割には、ユーロ売りのポジションが減少していなかったわけですが、これは、ユーロの反転が17日から始まった


ことを考えると、当然のことと言えます。


今週末に発表される24日時点のポジションは、さすがに減少していると予想します。





さて、1.26台前半から1.30目前反発し、その再び下落傾向を見せているユーロドルですが、基本的には上値が重い展開が続くと


思われます。


上値は先週失敗した1.30台に乗せられるかどうか、さらに1.30台に乗せても1.3030近辺の120日移動平均線(8時間足)


を抜けるかどうかといったところです。


一方下値では、1.28台半ばが目先のサポートで、その下は1.2816(1時間足)で、その水準が抜ければ再び1.26台を目指す


展開があるものと思います。





ユーロについては、ギリシャの債務減免問題が焦点で、最終的に交渉が合意に達すればユーロが上昇するきっかけにはなりますが、


ギリシャに対する融資資金の実施が決まるのかどうか、あるいは欧州銀行の資本不足問題など、次から次へと「悪材料」が出てくる状況です。


また、今週もイタリアやスペインでは国債に入札が実施され、こちらもからも目が離せません。





ドル円は相変わらず値幅の少ない、方向感の出ない展開が続いています。


上値が重く、78円台乗せがかなり厄介な状況ですが、逆に75円台も昨年10月末の介入直前以来観測されていません。


今週も取引レンジとしては76円50銭−77円50銭内に収まりそうな気配ですが、そのどちらかをブレイクするとすれば、私は77円50銭の


方の可能性に期待したいと思います。


米景気回復基調が鮮明なことがその理由ですが、雇用だけではなく、最近は住宅市場にもその傾向が出つつあります。


本格的な回復にはまだまだ時間がかかるとしても、出てくる指標を観る限り改善傾向はしっかりと確認できます。


ただ、今週には今年初めてのFOMCが24−25日に開催され、そのなかで利上げのタイミングがされに遅れると言った見方が示されると


円買いに繋がるため、76円50銭をの方を試すことも考えられますが、経済指標の改善傾向が大きく崩れないという前提にたてば、


下値も限定的と考えています。





今週は欧州から少し米国に目を向けるきっかになりそうな週です。






■ 今週の注目材料 ■



1/23 (月)

  • 豪   豪第4四半期生産者物価指数
  • 日   日銀金融政策決定会合(1/24まで)
  • 欧   ユーロ圏1月消費者信頼感
  • 欧   メルケル・独首相講演



  • 1/24 (火)

  • 独   独1月製造業PMI
  • 独   独1月非製造業PMI
  • 欧   ユーロ圏1月製造業PMI
  • 欧   ユーロ圏1月非製造業PMI
  • 欧   スペイン国債入札
  • 米   1月リッチモンド連銀製造業指数
  • 加   カナダ11月小売売上高


    1/25 (水)

  • 豪   豪第4四半期消費者物価指数
  • 日   12月貿易統計
  • 独   独1月ifo景況指数
  • 独   ドイツ30年債入札
  • 英   英10−12月GDP
  • 英   BOE議事録
  • 米   11月住宅価格指数
  • 米   12月仮契約住宅販売指数
  • 米   FOMC


    1/26 (木)

  • 豪   シドニー市場休場(オーストラリアデー)
  • 独   独2月GFK消費者信頼感調査
  • 欧   イタリア国債入札
  • 米   12月シカゴ連銀全米活動指数
  • 米   12月耐久財受注
  • 米   12月景気先行指標総合指数
  • 米   週間失業保険申請件数
  • 米   12月新築住宅販売件数
  • 米   1月カンザスシティ連銀製造業指数


    1/27(金)

  • 日   日銀金融政策決定会合議事要旨(12/20,21日分)
  • 日   12月消費者物価指数(CPI)
  • 欧   ユーロ圏12月M3
  • 欧   イタリア国債入札
  • 米   10−12月GDP(速報値)
  • 米   1月ミシガン大学消費者信頼感指数



    ※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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    外為オンラインのシニアアナリスト 
    佐藤正和

    邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
    インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
    通算30年以上、為替の世界に携わっている。
    ・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
    ・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
    ・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
    ・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。