マーケット・プレディクション(2/27〜 3/2)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 79.00 〜 83.00
ユーロ/円 ・・・ 105.00 〜 111.00
豪ドル/円 ・・・ 85.00 〜 89.00
ユーロ/ドル・・・ 1.3200 〜 1.3700
先週ドル円は大きく反発して、NY市場では一時81円22銭まで、週明けのオセアニア市場では81円67銭まで
一気にドル高円安が進行しました。
正直、今回のドル反発は予想以上のものでした。
2月14日の日銀の追加緩和発表直後からドル高に振れましたが、ここまで「大幅な調整」もなく一本調子で上昇するとは予想
できませんでした。
2007年8月の「パリバショック」以来、ドル円の上昇局面で、このような押し目のない上昇は記憶にありません。
短期的には「ドル高への転換」が完成したものと認識していますが、問題は中長期的に「転換した」はどうかの判断だと思います。
専門家の見方については見事に割れています。
「まだ円高基調は終わっていない」とする人たちの多くは、「QE3」の可能性と、2014年後半まで現在の米低金利が継続する
ことを、その根拠にしています。
一方「ドル安基調は終わった」とする専門家は、どちらかといえば「テクニカル重視」で、「週足」までにチャートが「好転」を示している
ことを挙げています。
あるいは日本の貿易構造の変化に注目している方の多くいるようです。
私自身は後者に近い相場観ですが、ドル高への大転換はまだ自信が持てません。
米長期金利が未だに2%以下である点や、改善したとは言え失業率は8.3%という現状では、まだ本格的な米景気の回復は
ほど遠いと思います。
日銀の追加緩和と物価上昇率の「メド」を1%と、明確にしたことの影響が相当あったと考えられますし、
円の巻き戻しを引き起こしたものと思います。
短期的(2〜3ヵ月)に観れば75円台は底値を付けたと考えますが、中期的にはまだ「調整」が十分あると考えます。
そのため、80−85円のレンジに入ったと考えるよりは、80円を挟み78−83銭のレンジに入ったと考える方が良いのでは
ないでしょうか・・・。
ドル円が今後大きく上昇する前に、「調整」を経て、今度はドルの底値を確認するような動きになることを前提にすれば、
ユーロ円も110円を大幅に超えていく可能性は少ないと考えます。
ギリシャへの第2次支援が決まった以来、ユーロ圏の悪材料には反応しにくい展開が続いており、今朝の中国人民銀行総裁の
「中国はIMFの資金枠拡大に貢献する」といったコメントには、すぐ飛びつくといった展開に変わってきています。
ユーロの97円台は売ら過ぎだったということでしょうか。
豪ドル円も週明けには87円台半ばまで上伸し、こちらは予想通り、85−90円のレンジに入ったと思われます。
利下げも回避され、85円台がキープされると予想しますが、仮に割り込んでも深押しはないのでないでしょうか。
84円台では拾っておきたいと思います。
上述のようにドル円で大幅な円安が加速したことで、クロス円でも大幅な円安傾向を示現しています。
今週は、ドル円での調整が観測できると思いますが、特に3月1日のバーナンキ議長の証言には注意したいと思います。
議長が米景気の先行きに対する見方をそう簡単に「上昇修正」してくるとは思えません。
■ 今週の注目材料 ■
- 2/27 (月)
独 独連邦議会、第2次ギリシャ支援について採決
欧 ユーロ圏1月M3
欧 バローゾ欧州委員長講演
米 2月仮契約住宅販売指数
- 2/28 (火)
独 独3月GFK消費者信頼感調査
独 独2月消費者物価指数(CPI)
欧 ユーロ圏2月景況感指数
米 1月耐久財受注
米 12月ケース・シラー住宅価格指数
米 2月消費者信頼感指数
米 2月リッチモンド連銀製造業指数
米 ピアナルト・クリーブランド連銀総裁講演
- 2/29 (水)
日 1月鉱工業生産
豪 豪1月小売売上高
独 独2月失業率
欧 ユーロ圏1月消費者物価指数(CPI)
米 1−12月GDP(改定値)
米 2月シカゴ購買部協会景気指数
米 ベージュブック
米 フィッシャー・ダラス連銀総裁講演
米 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
- 3/1 (木)
豪 豪1月住宅建設許可件数
豪 豪第4四半期民間設備投資
中 中国2月HSBC製造業PMI
欧 ユーロ圏2月製造業PMI
欧 ユーロ圏2月消費者物価指数
欧 EU首脳会議(3/2まで)
欧 ユーロ圏1月失業率
欧 レーン欧州委員講演
英 英2月製造業PMI
米 週間失業保険申請件数
米 1月個人所得
米 1月個人支出
米 1月PCE・コアデフレーター
米 2月ISM製造業景況指数
米 バーナンキ・FRB議長、半期に一度の金融政策についての証言
米 ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
- 3/2(金)
日 1月失業率
日 1月消費者物価指数
欧 ユ−ロ圏1月生産者物価指数
米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
加 カナダ10−12月GDP
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。
本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。 |