マーケット・プレディクション(3/5〜 3/9)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 80.00 〜 83.00
ユーロ/円 ・・・ 105.00 〜 110.00
豪ドル/円 ・・・ 85.00 〜 89.00
ユーロ/ドル・・・ 1.300 〜 1.3500
先週もドル円は堅調な動きを見せました。
週初にいきなり81円67銭までドル高に振れたものの、7ヵ月ぶりの水準だったことで実需のドル売りも観測され、
さらに、これまでほとんど「調整」らしい動きが無かったこともあり、その日の海外市場では軟調な動きとなり、80円台
半ばまで下落しました。
ただそれでも80円台を維持できていたことで、週末には再び81円台を試す流れが加速し、月曜日に記録した水準を上回り
81円87銭までドル高円安が進行しています。
徐々に80円台を固めつつ、80−85円のレンジを作る動きのように思えます。
日経平均株価の上昇もドル円を押し上げる動きに一役買っているようで、「急激な円高の修正」が株価の上昇に繋がり、
日経平均株価も1万円の大台を伺う展開になっています。
ドル高の背景としては先週のバーナンキ議長の議会証言が大きかったと思います。
これまでの「米景気に対する慎重な姿勢」は崩してはいないものの、「QE3」に対する言及がなかったことで、
バーナンキ議長も「米経済指標の改善」を意識した上であえて、追加緩和には触れなかったものと推測できます。
FOMCのメンバーの中にもすでに5人ほど追加緩和は必要ない、という「ハト派」の地区連銀総裁もおります。
今週末発表の2月の雇用統計が一段と改善しているようなら、ゼロ金利解除の時期にさえ影響を与えるる可能性もでてきた
のではないでしょうか・・・・・。
今週は雇用統計に加え、水曜日にはADP雇用者の発表、さらに木曜日には新規失業保険申請件数があり、いずれも改善傾向を示している
ところです。
雇用に関する指標が一気に出てくることから、ドル円もさらに上の83円を目指すのか、あるいは改善傾向に頭打ち感が出て再びドル安
傾向に戻るのか重要な週になってくると思います。
また8日には日本の1月の貿易収支と経常収支が発表されます。
これまではほとんど注目されてこなかった日本の経済指標ですが、先月、2011年度の貿易収支が31年ぶりに赤字に転落したことをきっかけに
円売りが加速したことを考えると、今回もかなり注目度が高いはずです。
すでに貿易収支の赤字は確定的ですが、経常収支ベースでも「赤字に転落」との予想が出ています。
この数値に関しては、国内以上に海外の反応は大きく、予想以上の経常赤字が出た場合、円安が加速することも考えらえます。
もっとも、指標の発表が出る直前のドル円の水準にもよりますますが、すでに大きく買われていれば、そこからの上昇は
限定的かもしれません。
ユーロドルは明確な方向感がでないまま1.3150−1.3350でのもみ合いが続いています。
ギリシャ問題がひとまず片付き、材料不足の感は否めません。
ギリシャのデフォルトの可能性は未だ消えてはいないものの、それだけで1月に観られたようにユーロをガンガン売っていく
状況ではありません。
ECBによる2回の資金供給オペで1兆ドル規模の資金が市場に供給されたことで、一時7%を超える水準まで売り込まれた
イタリアやスペインの国債の価格が上昇に向かい、「危険水域」を脱しています。
やや平静を取り戻したユーロは、今後ユーロ圏の実体経済に目が移るのではないかと予想されます。
■ 今週の注目材料 ■
- 3/5 (月)
欧 ユーロ圏1月小売売上高
米 2月消費者信頼感指数
米 2月ISM非製造業景況指数
米 フィッシャー・ダラス連銀総裁講演
米 米・イスラエル首脳会談
- 3/6 (火)
豪 RBAキャッシュターゲト
豪 豪第4四半期経常収支
欧 ユーロ圏10ー12月GDP(改定値)
米 大統領選スーパーチューズデー
- 3/7 (水)
日 1月景気動向指数
豪 豪第4四半期GDP
英 ロンドン市場休場(国際婦人デー)
米 2月ADP雇用者数
加 カナダ1月住宅許可件数
- 3/8 (木)
豪 豪2月雇用統計
日 1月経常収支
日 1月貿易収支
日 2月景気ウォッチャー調査
中 中国2月消費者物価指数(CPI)
中 中国2月生産者物価指数(PPI)
独 独1月鉱工業生産
欧 ECB理事会
英 BOE政策金利発表
米 新規失業保険申請件数
- 3/9(金)
豪 豪1月貿易収支
独 独2月消費者物価指数(確報)
独 独1月経常収支
独 独1月貿易収支
英 英1月鉱工業生産
米 2月雇用統計
米 1月貿易収支
加 カナダ2月失業率
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