マーケット・プレディクション(3/19〜 3/23)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 82.00 〜 85.00
ユーロ/円 ・・・ 106.00 〜 112.00
豪ドル/円 ・・・ 85.00 〜 90.00
ユーロ/ドル・・・ 1.300 〜 1.3500
先週もドル買い円売りの流れは止まらず、週央には84円18銭まで円安が進みました。
さらに円はその他主要通貨に対しても売られ、ユーロ円は109円台後半、豪ドル円は88円台半ばまで
円が弱含んでおり、円の全面安の展開でした。
米国では相次ぐ経済指標の改善に、「QE3」(追加緩和第3弾)の実施観測が急速に後退し、一方日本では
日銀が1%をインフレ率のメドとしたことで、「今後も追加緩和を積極的に行う」といった期待感が高まっており、
「日米の金融政策の取り組み姿勢の差」がそのままドル買い円売りの流れに繋がっていると観られます。
確かに、FRBは「QE3」の可能性は否定してはいませんが、米景気の順調な回復を目の前にして「判断に迷っている」
状況かと思います。
失業率は改善したとは言え8.3%で高止まりしており、住宅市場の回復が最も遅れています。
欧州債務問題もヒト山超えたとは言え、ポルトガルなどの債券利回りは依然低下しておらず、債務問題は小康状態といった
ところです。このような状況のなか、FRBとしても景気の先行きに対して慎重姿勢を解除するわけにはいきません。
一方「QE3」を実施すれば、原油高などに繋がり個人消費への悪影響が懸念され、実施することを正当化
することはそう簡単ではありません。
少なくとも4月25−26日に予定されている次回のFOMCまでは、経済指標の結果を確認しながら徐々に
「景気の底入れ」を探っていくのだろうと予想されます。
今回の円急落の背景にはヘッジファンドなど、投機筋がポジションを円買いから円売りに転換したとも言われています。
事実、2月の最終火曜日には、それまでの「円買い」から若干ではありますが「円売り」に転換し、それが3月6日には
1万9358枚の円売り(1枚は1250万円)に拡大させました。
そして、先週末発表の3月13日時点でのポジションは4万2380枚の円売りと、さらに倍以上の円売りを積みあげています。
このポジションは昨年1年間を観ても、ピークの8割ほどの「円売り」に傾いており、足元の急激な円安の動きと合致しています。
上記ポジションの積み上がりを考えても、いったんドルが調整する場面があると思われます。
今週は住宅関連の指標が多く発表されます。
改善傾向を示せば、さらにドル円が上昇し85円を試す場面もあるかもしれませんが、そのあたりは上記投機筋などが、売った円を
買い戻してくることも考えられ、注意が必要かと思います。
80円割れがかなり遠くなってきましたが、まだ本格的なドル上昇局面に入ったとは言えません。
米金利のさらなる上昇と、FOMCメンバーの中の「ハト派」の景気認識の転換が前提条件となります。
22日(木)には2月の日本の貿易収支が発表されます。
1月には過去最大の赤字幅が確認されたことで円売りのきっかけにもなりました。
今回も注目度は高いと思われますが、前回ほど赤字幅は大きくないと予想されていますが、現在の予想は1兆2000億円の赤字
となっています。
この数字がさらに拡大していれば円売りで反応しそうですが、さてそれでも85円台が維持されるでしょうか・・・?
■ 今週の注目材料 ■
- 3/19 (月)
欧 ユーロ圏1月経常収支
欧 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
米 3月NAHB住宅市場指数
米 ダドリー・NY連銀総裁講演
- 3/20 (火)
日 東京市場休場(春分の日)
豪 RBA議事録
独 独2月生産者物価指数
英 英2月消費者物価指数
米 2月住宅着工件数
米 2月建設許可件数
米 バーナンキ・FRB議長講演
米 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
- 3/21 (水)
独 独2年債入札
英 BOE疑義録
米 2月中古住宅販売件数
- 3/22 (木)
日 2月貿易収支
独 独3月製造業PMI
独 独3月サービス業PMI
欧 ユーロ圏3月製造業PMI
欧 ユーロ圏3月サービス業PMI
欧 ユーロ圏3月消費者信頼感(速報値)
欧 ECB理事会
英 英2月小売売上高
米 新規失業保険申請件数
米 2月景気先行指数
米 バーナンキ・FRB議長講演
米 エバンス・シカゴ連銀総裁講演
米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
- 3/23(金)
米 2月新築住宅販売件数
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
加 カナダ2月消費者物価指数
※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。
本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。 |