マーケット・プレディクション(4/9〜 4/13)
■ 今週のレンジ予想 ■
ドル/円 ・・・ 80.50 〜 83.50
ユーロ/円 ・・・ 105.00 〜 110.00
豪ドル/円 ・・・ 82.00 〜 86.00
ユーロ/ドル・・・ 1.2800 〜 1.3400
先週のドル円は週初から軟調な地合いが続き、3日(火曜日)には、日本のマネタリー・ベースの発表を契機に
82円台を割り込み一気に81円55銭まで下落し、約4週間ぶりの「円高水準」を記録しました。
また、株式市場が世界的に軟調に推移し、リスク回避の流れが勝った展開でしたが、そんな流れを決定的にしたのが
週末に発表された3月米雇用統計でした。
3月の雇用統計の結果は市場関係者を驚かしました。
事前予想では非農業部門雇用者数をプラス20万人以上としていましたが、結果はプラス12万人で、この数字は先月の
半分と散々な内容でした。
失業率は0.1ポイント改善していましたが、順調に改善傾向を見せてきた米雇用に対する不安が急速に広がった
と言えそうです。
雇用統計の結果を受け、FRBが追加緩和を実施する可能性が高まり、ドルは主要通貨に対して売られ、特に円に対しては
急速にドル安円高が加速し、2月半ばからの円高修正を再び修正するような懸念も出てきました。
ドル円は1月の76円02銭を底値に2月から米景気の回復基調と、日銀の追加緩和を背景に急速にドル高が進み、
3月には84円18銭まで円高修正が観られました。
わずか1ヵ月での8円強の円安は「短期的には行き過ぎ」と観られ、その後は調整が続いていましたが、FRB議長の
米景気に対する楽観論への牽制や、株式市場の停滞にともない「リスク回避」の流れに傾いてきたことから、ドル円は
ジリ安の展開をたどってきました。
週明けのアジア市場では円は81円20銭まで買い進まれ、約1ヵ月ぶりの水準を示現しました。
ここまで来るとさすがに市場は「80円割れを試す」と言う声が高ってきました。
重要なことは米労働市場がこのまま失速していくのかどうかとうことですが、個人的には米雇用の回復基調は変わらない、と
考えています。
つまり今回の雇用者数の急減は一時的なものとみております。
その理由の一つが、毎週発表される新規失業保険申請件数の改善傾向です。
既にの35万件程度まで減少しており、今年1月の40万人前後から大幅に改善しています。
米労働市場がりーマンョック後の時の様に急速に縮小する可能性は低いと思います。
バーナンキ議長が指摘しているように、リスクは原油高です。
原油価格が110ドル台に載せるようだと、米景気、とりわけ個人消費には大きな影響を与えそうです。
今はまだその行方を見極める段階かと思われます。
また、本日から2日間に渡って開催される日銀の金融決定会合の結果も重要です。
追加緩和のカードは温存されると観られていましたが、ここにきて株価の下落とドル円相場が81円台前半まで円が買われている
状況を考えると「追加緩和」の可能性も否定できません。
決定会合は今月27日にも開かれます。
今日明日の会合では追加緩和は見送られて、その間為替と株価を睨みながら27日に実施する可能性もあるかもしれません。
■ 今週の注目材料 ■
- 4/9 (月)
日 3月景気ウオッチャー調査
日 2月国際収支
中 中国3月生産者物価指数
中 中国3月消費者物価指数
欧 主要株式、債券市場休場(イースター・マンデー)
米 バーナンキ・FRB議長講演
- 4/10 (火)
日 白川日銀総裁記者会見
中 中国3月貿易収支
独 独2月貿易収支
米 フィッシャー・ダラス連銀総裁講演
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
米 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
- 4/11 (水)
米 ベージュブック(地区連銀経済報告)
米 3月財政収支
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
米 ホーニング・カンザスシティー連銀総裁講演
米 ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演
米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
加 カナダ3月住宅着工件数
- 4/12 (木)
豪 豪3月雇用統計
日 日銀支店長会議
日 3月マネーストック
欧 ECB月例報告
欧 ユーロ圏2月鉱工業生産
米 2月貿易収支
米 3月生産者物価指数
加 新規失業保険申請件数
米 コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演
米 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演
- 4/13(金)
日 日銀政策員会議事録要旨(3/12.13日分)
中 中国1−3月期GDP
中 中国3月鉱工業生産
中 中国3月小売売上高
独 独3月消費者物価指数(改定値)
英 英3月生産者物価指数
米 3月消費者物価指数
米 4月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
米 決算発表 → JPモルガン・チェース
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