今週のレンジ予想[毎週月曜日 更新]

マーケット・プレディクション(8/1〜8/8)

夏休みシーズンに入ったせいなのか、売り買いとも精彩を
欠いているせいか、はたまた、明確な方向性が見えないのか、
先週のドル・円は約一円ほどの値動きでした。
米国の経済混迷を示す指標が発表される一方、円の金利の低さ、
景気の悪さも意識されてきています。上昇しても108円50-60を
なかなか抜け切れないが、7月半ばのファニーメイ、フレディマ
ックの破綻の噂から103円77まで急落しながら数日で急回復した
ドル。下値も堅いように見受けられます。

このように、どちらか一方へ大きくポジションを傾けにくい
相場が続いているなか明日は注目のFOMCがあります。現在のドルの
水準と景気状況を考えた場合、個人的には今回の利上げは無いと
観ていますが、仮に利上げが実施された場合には108円ミドルを
超え110円を伺うレベルがあるかもしれません。
ユーロについては「優等生」ドイツの先行きに黄色信号が点灯して
きたところでしょうか。ユーロ圏経済を牽引してきたドイツがやや
息切れしてきたようですが、一部にあるような利下げには至らないと
思います。ユーロ圏経済の減速が鮮明になり、通貨ユーロが1.5を
割り込むような状況が具体的に見えてこない限り、物価安定を最優先
課題に掲げているECBが利下げに動くとは思えません。
先日発表された7月のCPI速報値では4.1%と先月よりさらに
上昇しています。今週のECB理事会では政策金利は据え置かれる
可能性が高いと思われますが、年内の追加利上げを否定することは
できないと思います。  

■ 今週のレンジ予想 ■

ドル/円  ・・・ 105円 〜 108円
ユーロ/円 ・・・ 165円 〜 169円
ユーロ/ドル・・・ 1.5400 〜 1.5800


■ 今週の注目材料 ■
8/4
欧 英HSBC4−6月期決算発表
米 6月個人消費支出
8/5
欧 ユーロ圏7月小売売上高
米 FOMC政策金利発表
米 7月ISM非製造業景況指数
8/6
欧 BNPパリバ4−6月期決算発表
米 フレディマック4−6月期決算発表
8/7
欧 ECB政策金利発表 
8/8
米 卸売売上高

※尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。 本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。


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外為オンラインのシニアアナリスト 
佐藤正和

邦銀を経て、仏系パリバ銀行(現BNPパリバ銀行)入行。
インターバンクチーフディーラー、資金部長、シニアマネージャー等を歴任。
通算30年以上、為替の世界に携わっている。
・ラジオNIKKEI「株式完全実況解説!株チャン↑」出演中。
・STOCKVOICE TV「くりっく365マーケット情報」出演中。
・Yahoo!ファイナンスに相場情報を定期配信中。
・書籍「チャートがしっかり読めるようになるFX入門」(翔泳社)著書。